JP3466216B2 - パーキングブレーキ操作装置 - Google Patents

パーキングブレーキ操作装置

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JP3466216B2
JP3466216B2 JP32256692A JP32256692A JP3466216B2 JP 3466216 B2 JP3466216 B2 JP 3466216B2 JP 32256692 A JP32256692 A JP 32256692A JP 32256692 A JP32256692 A JP 32256692A JP 3466216 B2 JP3466216 B2 JP 3466216B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーキングブレーキ操作
装置に関するものであり、特に、動力操作装置を備えた
パーキングブレーキ操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーキングブレーキ操作装置の一種に、
(イ)動力源を有し、その動力源の動力に基づいてパー
キングブレーキを作動させる動力操作装置と、(ロ)そ
の動力操作装置を制御する動力操作装置制御装置とを含
むように構成されたものがある。
【0003】例えば、実開昭61−100658号の装
置は、スティック状のパーキングブレーキ操作レバーを
備え、その操作レバーの下端に、ブレーキケーブルを介
して各車輪に設けられたパーキングブレーキが接続され
ている。操作レバーが軸方向に上昇させられることによ
りブレーキケーブルを介して操作力が伝達され、パーキ
ングブレーキが作動させられる。
【0004】操作レバーは、電動モータを動力源とする
動力操作装置によって上下動させられる。動力操作装置
は、電動モータの回転軸に固定されたピニオン,操作レ
バーの下面に形成されたラック部,電動モータと電源と
の導通・遮断を制御する制御装置等から成っており、運
転者が車両を停止させてイグニッションスイッチをOF
Fとすること等所定の動作を行うことによって、電動モ
ータに電流が供給されるようになっている。電動モータ
が駆動されればピニオンが一体的に回転し、ピニオンと
ラック部との噛合いにより操作レバーが上昇させられて
パーキングブレーキに操作力が加えられ、パーキングブ
レーキが作用状態とされる。操作レバーが所定の操作位
置に達したことがリミットスイッチにより検出されれ
ば、電動モータへの電流の供給が断たれ、パーキングブ
レーキが作用状態に保たれる。
【0005】上記装置においては、運転者が所定のスイ
ッチ操作を行うことにより発せられる作動指令信号によ
って動力操作装置が作動し、パーキングブレーキが作動
させられるようになっているのである。
【0006】また、実開昭63−159370号に記載
された装置においては、運転者によりパーキングブレー
キ操作レバーが引き上げられた後、エアシリンダを動力
源とする動力操作装置によって操作レバーが上昇させら
れるようになっている。動力操作装置は、一端において
操作レバーに形成されたラチェット歯と噛み合う爪を回
動可能に保持し、一軸線のまわりに回動可能な回動部材
と、その回動部材の他端とエアシリンダのピストンとを
連結するケーブルとを備えており、エアシリンダの作動
によりケーブルを介して回動部材が回動させられること
により、操作レバーが上昇させられる。
【0007】運転者により操作レバーが所定の操作位置
以上に引き上げられている場合には、動力操作装置が作
動しないが、操作レバーが操作位置に達していない場合
には、動力操作装置が作動して操作レバーが上昇させら
れ、パーキングブレーキの操作力が増大させられる。操
作レバーが所定の操作位置に達すればリミットスイッチ
によりエアシリンダの作動が停止させられる。この装置
においては、操作レバーの引き上げ不足によりパーキン
グブレーキの操作力が不十分となっても、動力操作装置
により操作レバーが上昇させられることによりパーキン
グブレーキ操作力が増大させられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
つの装置においては、動力操作装置の操作力が操作レバ
ーの作動位置により規定されていたため、パーキングブ
レーキ操作力にばらつきが生じ、十分な操作力が得られ
ないことがあるという問題があった。例えば、操作レバ
ーとパーキングブレーキとの間に配設されるブレーキケ
ーブルが使用するうちに伸びて長くなった場合には、操
作レバーが動力操作装置により設定位置まで作動させら
れても、ブレーキケーブルの伸び分だけパーキングブレ
ーキ操作力が減少し、パーキングブレーキを十分に作動
させることができないのである。
【0009】本発明はこの問題に鑑み、常に、予め設定
された一定の操作力でパーキングブレーキを作動させ得
る動力操作装置を備えたパーキングブレーキ操作装置を
得ることを課題として為されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして、本発明の一態様
であるパーキングブレーキ操作装置は、(a)運転者によ
って操作され、ブレーキケーブルを介して前記パーキン
グブレーキを作動させるパーキングブレーキ操作部材
と、(b)動力源を有し、その動力源の動力に基づいて前
記ブレーキケーブルを介して前記パーキングブレーキを
作動させる動力操作装置と、(c)操作力を検出する操作
力センサと、(d)前記ブレーキ操作部材に対して相対運
動可能に設けられた可動部材と、(e)それらブレーキ操
作部材と可動部材との一方に設けられたラチェット歯お
よび他方に設けられたラチェット爪を備え、ブレーキ操
作部材と可動部材との一方向の相対運動は許容するが逆
方向の相対運動は阻止するラチェット機構と、(f)前記
動力操作装置の作動力を前記可動部材に前記逆方向に伝
達する作動力伝達装置と、(g)前記ブレーキケーブルか
ら前記可動部材に加えられる前記操作力の反力を前記操
作力センサに伝達する反力伝達装置と、(h)前記操作力
センサにより検出された操作力が予め定められている設
定操作力未満である場合に前記動力操作装置を作動さ
せ、設定操作力に達した場合に動力操作装置を停止させ
る動力操作装置制御装置とを含むように構成される。パ
ーキングブレーキ操作部材が軸方向に操作されるスティ
ック状レバーである場合には、前記可動部材がそのステ
ィック状レバーの軸方向に相対移動可能なスライダとさ
れることが望ましく、かつ、そのスライダに、スティッ
ク状レバーの軸方向に直角な回転軸線まわりに回転可能
にプーリが取り付けられ、そのプーリに巻き掛けられた
前記ブレーキケーブルとは別のケーブルの一端が前記動
力作動装置に接続され、他端が前記操作力センサに接続
されて、それらプーリおよび別のケーブルが、前記作動
力伝達装置および前記反力伝達装置を構成するようにさ
れることが望ましい。一方、パーキングブレーキ操作部
材が一軸線まわりに回動操作される回動式レバーである
場合には、前記可動部材が、その回動式レバーに対して
前記一軸線まわりに相対回動可能な回動部材とされるこ
とが望ましく、かつ、その回動部材に前記一軸線を中心
とする円弧状をなして設けられた2つのケーブルガイド
に前記ブレーキケーブルと別のケーブルとの各一端部が
それぞれ巻き掛けられるとともに、それら両ケーブルの
各一端が回動部材に固定され、前記別のケーブルが前記
動力作動装置と前記操作力センサとの両方に接続される
ことによって、その別のケーブルが前記作動力伝達装置
および前記反力伝達装置を構成するようにされることが
望ましい。
【0011】
【作用】上記のように構成されたパーキングブレーキ操
作装置において、パーキングブレーキ操作部材が運転者
によって操作されれば、ブレーキケーブルを介してパー
キングブレーキが作用状態とされる。その状態でブレー
キ操作部材に加えられていた操作力が消滅させられる
と、パーキングブレーキからブレーキケーブルを介して
ブレーキ操作部材に加えられる反力が、ラチェット機構
を介して可動部材に伝達され、さらに反力伝達装置によ
り操作力センサに伝達される。この操作力センサに伝達
される反力、すなわちパーキングブレーキ操作部材の手
動操作力およびパーキングブレーキの作動力(作用力)
が予め設定された大きさより小さい場合には、動力操作
装置制御装置が動力操作装置を作動させる。その結果、
作動力伝達装置,可動部材,ラチェット機構,ブレーキ
操作部材およびブレーキケーブルを介してパーキングブ
レーキの作動力が増大させられ、反力伝達装置により操
作力センサに伝達される反力が増大する。そして、反力
が予め設定された大きさに達すると、動力操作装置制御
装置が動力操作装置の作動を停止させる。 そのため、パ
ーキングブレーキ操作部材の手動操作によりパーキング
ブレーキが作用状態とされた場合に、ブレーキケーブル
が伸びていても、パーキングブレーキ操作力が設定値に
達するまでブレーキケーブルが引き締められる。すなわ
ち、操作力センサにより検出された操作力が設定操作力
未満である場合に、動力操作装置制御装置により動力
操作装置が作動させられて、ブレーキケーブルの伸び分
だけブレーキ操作部材が通常の作動位置を超えて移動さ
せられ、パーキングブレーキが設定操作力で作動させら
れる(作用状態とされる)のである。また、ブレーキケ
ーブルが動力操作装置によって直接引き締められること
により、パーキングブレーキに予め設定された大きさの
適正な操作力が加えられるようにすることも可能であ
る。
【0012】
【発明の効果】したがって、パーキングブレーキ操作部
材とパーキングブレーキとの間に配設されるブレーキケ
ーブルが使用するうちに伸びて長くなる等によって、パ
ーキングブレーキ操作部材の操作力が不十分となった場
合にも、パーキングブレーキは設定操作力で操作される
ため、パーキングブレーキが確実に作動させられ、車両
駐停車時の安全性が向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において、10はパーキングブレー
キ操作レバー(以下、単に操作レバーという)である。
操作レバー10はスティック状を成し、円筒状の保持部
材12内に軸方向に移動可能かつ軸心まわりに90度回
転可能に保持されている。保持部材12は、ブラケット
14,16により車体18に固定されている。
【0014】操作レバー10の保持部材12からの突出
端部にはグリップ22が設けられる一方、反対側の端部
にはブレーキケーブル24の一端が連結されている。ブ
レーキケーブル24はアウタチューブ25に案内されて
延び、ブラケット26により車体18に回動可能に取り
付けられたインタミディエイトレバー28の自由端部に
連結されている。インタミディエイトレバー28の中間
部には、ロッド30,イコライザ32およびブレーキケ
ーブル34を介して、車輪36,38に設けられたパー
キングブレーキ40,42が連結されている。操作レバ
ー10がグリップ22側へ軸方向に移動させられること
によりブレーキケーブル24が引き締められ、その力が
インタミディエイトレバー28により倍力されるととも
に、イコライザ32により等分され、ブレーキケーブル
34を経てパーキングブレーキ40,42に伝達され、
パーキングブレーキ40,42が作用状態とされる。
【0015】操作レバー10の外周面の一部には、軸方
向に多数のラチェット歯50が形成されており、保持部
材12の長手方向に延びる開口52からラチェット歯5
0の一部が露出させられている。開口52はガイド部5
4に連なっている。
【0016】一方、操作レバー10の外周面からはピン
56が直角方向に突出させられている。ピン56は、操
作レバー10が図1の原位置にある状態では、ガイド部
54の溝62内に位置し、操作レバー10の軸方向移動
を許容するとともに回転を阻止する一方、操作レバー1
0が図2,図3に示す操作位置にある状態ではガイド部
54の幅の広い部分内に位置し、操作レバー10の90
度の回転を許容する。操作レバー10が操作位置におい
て軸心まわりに90度回転させられた後保持部材12内
を下降させられれば、ピン56がガイド部54の斜面6
4に係合し、操作レバー10が時計方向に90度回転さ
せられ、ピン56が溝62に嵌入して操作レバー10が
原位置に復帰させられる。
【0017】操作レバー10が図1に示す原位置にある
状態では、ピン56が保持部材12に固定されたブレー
キスイッチ58の接触子に当接し、ブレーキスイッチ5
8がOFF状態にあるが、操作レバー10が少し引き出
されればピン56が接触子から離間し、ブレーキスイッ
チ58がON状態となる。ブレーキスイッチ58は制御
回路60に接続されており、ブレーキスイッチ58の出
力信号が制御回路60に入力される。
【0018】保持部材12には、スライダ66が軸方向
に摺動可能に取り付けられている。スライダ66はラチ
ェット歯50と噛合可能なラチェット爪68を備えてい
る。ラチェット爪68は図示しない弾性部材によりラチ
ェット歯50と噛み合う方向に付勢されており、ラチェ
ット爪68がラチェット歯50と噛み合わされることに
より、操作レバー10が任意の位置に保持される。操作
レバー10がパーキングブレーキ40,42のリターン
スプリングの付勢力に抗して操作位置に引き上げられた
状態では、操作レバー10にかかるパーキングブレーキ
40,42からの反力がラチェット歯50からラチェッ
ト爪68を経てスライダ66に伝達される。スライダ6
6は、保持部材12に固定されたリテーナ70との間に
配設されたリターンスプリング72の付勢力により、常
には図1および図2に示す原位置に保持されている。こ
の状態では、スライダ66に固定された接触片74が保
持部材12に固定された原点スイッチ76に作用し、原
点スイッチ76がON状態にある。原点スイッチ76は
制御回路60に接続されており、原点スイッチ76の出
力信号が制御回路60に入力される。
【0019】車体18にはまた、正逆両方向に回転可能
な電動モータ(以下、単にモータという)80が配設さ
れている。モータ80の出力軸には、減速装置82を介
してプーリ84が相対回転不能に取り付けられている。
減速装置82は、出力軸の回転を減速してプーリ84に
伝達するとともに、プーリ84に加えられる回転力によ
りモータ80が回転させられることを防止するものであ
り、例えば、うち歯揺動装置やうち歯車差動装置等によ
り構成される。モータ80は制御回路60に接続されて
いる。制御回路60は、ブレーキスイッチ58,原点ス
イッチ76および次に述べる圧力センサ96からそれぞ
れ入力される各信号に基づいて、モータ80を正方向ま
たは逆方向に駆動し、あるいは停止させる。
【0020】ブラケット14およびスライダ66には、
それぞれプーリ86,88が回転可能に取り付けられて
おり、これらプーリ86,88間にケーブル90が巻き
掛けられている。ケーブル90の一端は、ブラケット1
4に回動可能に取り付けられたアーム92に固定されて
いる。アーム92には接触片94が一体的に形成されて
おり、保持部材12に固定された圧力センサ96の接触
子に接触させられている。圧力センサ96は制御回路6
0に接続されており、検出圧力に対応する信号が制御回
路60に入力されるようになっている。また、ケーブル
90の他端は、連結部材98によって、プーリ84に巻
き掛けられたケーブル100の一端と接続されている。
モータ80の停止状態において、ケーブル90,100
には一定の張力が生じさせられており、この張力がプー
リ88,ケーブル90およびアーム92を介して圧力セ
ンサ96により検出されるようになっている。
【0021】以上のように構成されたパーキングブレー
キ操作装置において、パーキングブレーキ40,42の
非作用時には、操作レバー10が原位置にあり、ブレー
キスイッチ58からOFF信号が発せられるとともに、
スライダ66がリターンスプリング72の付勢力により
原位置に保持されて、原点スイッチ76からもOFF信
号が発せられる。したがって、スライダ66にかかるス
プリング72の付勢力が圧力センサ96により検出さ
れ、それに対応する検出信号が制御回路60に入力され
る。これらの入力信号に基づいて制御回路60がモータ
80を停止状態に保つ。
【0022】一方、運転者によりグリップ22が握られ
て操作レバー10が引き上げられれば、ブレーキケーブ
ル24が引き締められ、インタミディエイトレバー28
等を介してパーキングブレーキ40,42が作用状態と
される。引き上げられた操作レバー10は、ラチェット
歯50とラチェット爪68との噛合いによって操作位置
に保持され、スライダ66にかかるパーキングブレーキ
反力がプーリ88からケーブル90に伝達され、その1
/2の力がプーリ86に、残りの1/2の力がアーム9
2を介して圧力センサ96により伝達される。また、操
作レバー10の引上げに伴ってピン56がブレーキスイ
ッチ58の接触子から離間するため、ブレーキスイッチ
58からON信号が発せられ、制御回路60に入力され
る。
【0023】圧力センサ96により検出されたパーキン
グブレーキ反力が設定値以上であれば、パーキングブレ
ーキ操作力も設定値以上であるから、制御回路60がモ
ータ80を停止状態に保ち、図2に示すようにスライダ
66も原位置に保持される。
【0024】それに対して、運転者による操作レバー1
0の引上げが不十分で、圧力センサ96により検出され
たパーキングブレーキ反力が設定値に満たない場合に
は、圧力センサ96からの入力信号に基づいて制御回路
60がモータ80を正方向に駆動し、プーリ84が回転
してケーブル100の巻取りが開始される。それに伴っ
てケーブル90が引っ張られ、図3に示すように、スラ
イダ66がプーリ88と共に保持部材12の軸方向に沿
って上昇させられる。スライダ66のラチェット爪68
が操作レバー10のラチェット歯50と噛み合っている
ため、スライダ66の移動に伴って操作レバー10が上
昇させられる。したがって、ブレーキケーブル24が引
き締められ、パーキングブレーキ操作力が増大する。な
お、スライダ66の移動に伴って、接触片74が原点ス
イッチ76の接触子から離間するため、原点スイッチ7
6からON信号が発せられ、制御回路60に入力され
る。
【0025】操作レバー10の上昇に伴って圧力センサ
96により検出されるパーキングブレーキ反力が設定値
に達すれば、その出力信号により制御回路60がモータ
80を停止させる。したがって、プーリ88,スライダ
66および操作レバー10の上昇が停止させられ、パー
キングブレーキ40,42が、予め定められたパーキン
グブレーキ操作力で作用状態に保持される。
【0026】車両を発進させる際には、運転者が操作レ
バー10のグリップ22を把持して操作レバー10をわ
ずかに引き上げ、操作レバー10をその軸心まわりに9
0度回転させることにより、ラチェット歯50とラチェ
ット爪68との噛合いが外れるため、パーキングブレー
キ反力により操作レバー10が保持部材12内へ引き戻
され、パーキングブレーキ40,42が解除される。操
作レバー10が原位置に戻されれば、ピン56がブレー
キスイッチ58の接触子に当接し、ブレーキスイッチ5
8からOFF信号が発せられる。
【0027】図3に示すように、パーキングブレーキ操
作時にスライダ66が上昇させられた場合には、ブレー
キスイッチ58からのOFF信号が発せられる状態にな
っても、原点スイッチ76からはON信号が発せられた
ままであるため、制御回路60がモータ80を逆方向に
回転駆動する。それによりプーリ84からケーブル10
0が延び出させられ、ケーブル90の張力が緩められて
プーリ88およびスライダ66の移動が許容されるた
め、リターンスプリング72の付勢力によりスライダ6
6が保持部材12に沿って下降させられ、原位置に戻さ
れる。そして、接触片74が原点スイッチ76の接触子
に接触すれば、原点スイッチ76からOFF信号が発せ
られ、それに応じて制御回路60がモータ80を停止さ
せる。この状態では、スライダ66はさらに下降可能な
状態にあるが、モータ80の停止に伴ってスライダ66
も原位置に停止する。
【0028】本実施例においては、操作レバー10がパ
ーキングブレーキ操作部材の一種であるスティック状レ
バーに相当し、スライダ66が可動部材に相当する。ま
た、ラチェット歯50およびラチェット爪68がラチェ
ット機構を構成し、動力源たる電動モータ80がプーリ
84と共に動力操作装置を構成している。圧力センサ9
6が操作力センサを構成し、制御回路60が動力操作装
置制御装置を構成している。
【0029】なお、本実施例において、制御回路60,
モータ80等が故障して作動しなくなった場合にも、通
常のパーキングブレーキ操作装置としては支障なく使用
することができる。また、制御回路60等に異常が生じ
てモータ80が異常に作動する場合には、連結部材98
によるケーブル90とケーブル100との連結を断て
ば、通常のパーキングブレーキ操作装置として使用する
ことができる。
【0030】本実施例においては、運転者により操作レ
バー10が引き上げられた後、そのパーキングブレーキ
操作力が予め設定された操作力未満であったときに、動
力操作装置が作動してパーキングブレーキ操作力を増大
させるようになっているが、運転者による操作レバー1
0の引上げ力が大き過ぎて、パーキングブレーキ操作力
が設定操作力を超えた場合に、動力操作装置の作動によ
り操作力を減少させるようにすることも可能である。例
えば、原点スイッチ76を接触片74の通過を許容する
形式のスイッチ手段(リミットスイッチでも光電スイッ
チでも可)とし、制御回路を、スライダ66が原点位置
のどちら側にあるかを記憶する手段を有するものとし
て、運転者による操作レバー10の引上げ終了後、スラ
イダ66を正逆いずれの方向にも移動させ得るようにす
るのである。このようにすれば、ブレーキケーブル2
4,34等の伸びや劣化を低減し得、寿命を向上させる
ことができる。
【0031】また、本実施例においては、運転者により
操作レバー10が引き上げられた後、制御回路60から
作動指令が発せられて動力操作装置が作動させられるよ
うになっていたが、さらに、パーキングブレーキ作動ス
イッチやイグニッションスイッチ等のスイッチと制御回
路とを含む構成とし、運転者によりこれらのスイッチ操
作が行われることにより作動指令信号が発せられ、動力
操作装置により操作レバーの引き上げが行われ、パーキ
ングブレーキが作動させられるようにすることも可能で
ある。
【0032】さらに、制御回路60に代えてマイクロコ
ンピュータを備えた制御装置を作動指令手段として設
け、例えば、車両が停止してから数秒後に自動的に動力
操作装置に作動指令信号を発するようにすれば、運転者
が何ら手動操作を行うことなく、パーキングブレーキを
作動させることができる。
【0033】なお、本実施例においては、スティック状
の操作レバー10の引上げによりパーキングブレーキが
作動させられるようになっていたが、手動回動式の操作
レバーや足踏み式の操作レバーによりパーキングブレー
キが作動させられる形式のパーキングブレーキ操作装置
に本発明を適用することも可能である。
【0034】また、動力操作装置を、操作レバーを移動
させることなく、直接パーキングブレーキケーブルを引
き締めることによりパーキングブレーキを作動させる形
式のものとすることも可能である。
【0035】本発明の更に別の実施例を図4ないし図6
に示す。本実施例のパーキングブレーキ操作装置は、自
動変速機付車両に設けられ、シフトレバーの操作に応じ
て動力操作装置がパーキングブレーキを作用させるもの
である。
【0036】図4および図5において180は車体であ
り、車体180には図6に示すように一対のブラケット
182,184が間隔を隔てて固定されている。これら
ブラケット182,184に支持された軸186には手
動操作レバー188がブッシュ190および一対のプレ
ート192を介して回動可能に取り付けられている。手
動操作レバー188は断面形状がコの字形を成し、その
外側面にはブレーキケーブル194の一端部がケーブル
リテーナ196によって連結されている。ブレーキケー
ブル194は、図4に示すようにアウタチューブ198
に案内されて延び、他端はイコライザ200に連結され
ており、手動操作レバー188が回動させられてブレー
キケーブル194が引き締められるとき、その力はイコ
ライザ200により等分され、ブレーキケーブル202
を経てパーキングブレーキ204,206に伝達され、
パーキングブレーキ204,206が作用状態とされ
る。その際、手動操作レバー188の操作力が不足であ
った場合には、前記実施例におけると同様にして操作力
の不足が補われる。
【0037】手動操作レバー188の軸186から延び
出させられた端部には、図5に示すようにグリップ21
0が取り付けられている。また、手動操作レバー188
内にはブレーキ解除ボタン212が軸方向に摺動可能に
嵌合されるとともに、解除ロッド214の一端が連結さ
れており、解除ロッド214の他端にはラチェット爪2
16がピン218により回動可能に連結されている。ラ
チェット爪216は手動操作レバー188に軸220に
より回動可能に取り付けられており、解除ロッド214
が手動操作レバー188との間に配設されたスプリング
224によって付勢されることにより、ラチェット爪2
16はラチェットホイール226のラチェット歯228
に噛み合わされている。230は、ラチェット爪222
のラチェット歯228との噛合いから外れる向きの回動
を規制するストッパである。
【0038】ラチェットホイール226は、図6に示す
ように、前記軸186に一対のブッシュ231およびス
ペーサ232を介して回動可能に取り付けられている。
ラチェットホイール226には、図5に示すように、引
張ケーブル234の一端がケーブルリテーナ236によ
って連結されるとともに、部分円環状のケーブルガイド
237に案内されている。引張ケーブル234はプーリ
238に巻き掛けられて反転させられ、その他端は張力
センサ240に連結されている。プーリ238は、プー
リサポート242に回動可能に取り付けられており、ま
た、プーリサポート242には駆動ケーブル244の一
端が連結されている。
【0039】駆動ケーブル244の他端は、電動モータ
246により回転させられるプーリ248に連結されて
いる。プーリ248は、減速装置250を介して電動モ
ータ246に取り付けられている。減速装置250は前
記減速装置82と同様にうち歯揺動装置やうち歯差動装
置等により構成され、電動モータ246の出力軸の回転
を減速してプーリ248に伝達するとともに、プーリ2
48に加えられる回転力により電動モータ246が回転
させられることを防止する。
【0040】また、ラチェットホイール226とブラケ
ット182との間にはねじりばね252が配設され、ラ
チェットホイール226を図5において反時計方向に付
勢している。なお、ラチェットホイール226には検出
片254が取り付けられており、前記ブラケット182
に取付部材255によって取り付けられたラチェットホ
イールセンサ256が検出片254を検出することによ
り、パーキングブレーキ204,206の非作用状態に
おけるラチェットホイール226の位置、すなわち原位
置を検出するようにされている。ラチェットホイールセ
ンサ256は原位置の検出時にOFF信号を発する。
【0041】上記電動モータ246は、パーキングブレ
ーキコントローラ260によって制御される。パーキン
グブレーキコントローラ260には、前記張力センサ2
40およびラチェットホイールセンサ256の各信号が
供給されるとともに、手動操作レバー作動検出スイッチ
264,シートセンサ266,ブレーキペダル踏込み検
出スイッチ268およびパーキングレンジ検出スイッチ
270の各信号が供給される。
【0042】手動操作レバー回動検出スイッチ264は
前記ブラケット184に取り付けられており、図5に示
すように、手動操作レバー188の外側面に取り付けら
れたプレート272の検出子への接触,離間により、手
動操作レバー188が回動させられているか否か、すな
わちパーキングブレーキ204,206が作用状態とさ
れているか否かを検出するものであって、手動操作レバ
ー188の非回動時にOFF信号を発し、回動時にON
信号を発するものとされている。また、シートセンサ2
66は、運転者が運転席に座っているか否かを検出する
センサであり、運転者が運転席に座っているときにON
信号を発し、座っていないときにOFF信号を発するも
のとされている。ブレーキペダル踏込み検出スイッチ2
68は、サービスブレーキを作用させるブレーキペダル
274の踏込みを検出するスイッチであり、非踏込み時
にOFF信号を発し、踏込み時にON信号を発する。
【0043】パーキングレンジ検出スイッチ270は、
図4に示すシフトレバー装置278に設けられている。
シフトレバー装置278は、シフトレバー280を操作
することにより自動変速機の変速を制御する装置であ
り、パーキングレンジ検出スイッチ270はシフトレバ
ー280がパーキングレンジにあり、パーキングレンジ
が選択されていることを検出する。シフトレバー装置2
78にはシフトロック機構が設けられ、パーキングレン
ジが選択された状態ではサービスブレーキが作用させら
れない限り他のレンジを選択することができず、運転者
がアクセルペダルとブレーキペダル274とを踏み間違
えても差支えないようにされている。このようなシフト
ロック機構のために、本パーキングブレーキ操作装置が
設けられた車両には、ブレーキペダル踏込み検出スイッ
チ268およびパーキングレンジ検出スイッチ270が
設けられており、それらスイッチ268,270の信号
がパーキングブレーキコントローラ260に供給される
のである。このパーキングレンジ検出スイッチ270
は、パーキングレンジが選択されたときにON信号を発
し、パーキングレンジ以外のレンジの選択時にはOFF
信号を発するものとされている。
【0044】本実施例のパーキングブレーキ操作装置に
おいては、車両が停止し、手動操作レバー回動検出スイ
ッチ264により手動操作レバー188が回動させられ
ていないことが検出されている状態で、ブレーキペダル
274の踏込みが解除されるとともに、パーキングレン
ジが選択されたことが検出されれば、電動モータ246
が駆動される。それにより駆動ケーブル244がプーリ
248によって巻き取られれば、プーリ238が図5に
おいて左方へ移動させられるとともに引張ケーブル23
4が引っ張られ、ラチェットホイール226が同図にお
いて時計方向に回動させられる。それに伴ってラチェッ
ト爪216とラチェット歯228との噛合いによりラチ
ェットホイール226に係合させられている手動操作レ
バー188が時計方向に回動させられ、ブレーキケーブ
ル194が引き締められ、パーキングブレーキ204,
206が作用状態とされる。
【0045】引張ケーブル234が引っ張られるとき、
ブレーキケーブル194に加えられる張力が張力センサ
240により検出され、その張力が設定値に達したなら
ば電動モータ246への電流の供給が断たれ、パーキン
グブレーキ204,206が作用状態に保たれる。この
ように張力が設定値に達するまでブレーキケーブル19
4が引き締められることにより、パーキングブレーキ2
04,206の摩擦材が摩耗していてブレーキクリアラ
ンスが増大しており、あるいはブレーキケーブル194
に伸びが生じていても常に一定の制動力を得ることがで
きる。
【0046】このようにして作用させられたパーキング
ブレーキ204,206は、シートセンサ266により
運転者が運転席に座ったことが検出され、ブレーキペダ
ル踏込み検出スイッチ268によりサービスブレーキが
操作されたことが検出されるとともに、パーキングレン
ジ検出スイッチ270によりシフトレバー装置278に
おいてパーキングレンジ以外のレンジが選択されたこと
が検出されれば、電動モータ246がパーキングブレー
キ作用時とは逆向きに回転させられる。そのためラチェ
ットホイール226がねじりばね252により付勢され
て図5において反時計方向に回動させられるとともに手
動操作レバー188が同方向に回動させられ、ブレーキ
ケーブル194が緩められてパーキングブレーキ20
4,206が解除される。そして、ラチェットホイール
226が原位置に戻り、ラチェットホイールセンサ25
6からOFF信号が発せられれば電動モータ246が停
止させられる。
【0047】本実施例において、パーキングブレーキコ
ントローラ260や電動モータ246の故障等によりラ
チェットホイール226を回動させることができない場
合には、運転者により手動でパーキングブレーキを作用
状態とし、あるいは解除することができる。運転者が手
動操作レバー188のグリップ210を握って引き起こ
し、手動操作レバー188を軸186のまわりに回動さ
せれば、ラチェット爪216がラチェット歯228を乗
り越えて手動操作レバー188の回動が許容され、ブレ
ーキケーブル194が引き締められてパーキングブレー
キ204,206が作用させられるのである。
【0048】また、パーキングブレーキ204,206
を解除する場合には、手動操作レバー188をやや引き
起こした状態で、ブレーキ解除ボタン212を押す。そ
れによりラチェット爪216が回動させられてラチェッ
ト歯228との係合が外れ、運転者は手動操作レバー1
88を回動させてブレーキケーブル194を緩め、パー
キングブレーキ204,206を解除状態とすることが
できる。
【0049】このように本実施例のパーキングブレーキ
操作装置は、電気系,制御系に故障が生じない限り、手
動操作レバー188を操作しなくてもパーキングブレー
キ204,206を作動させることができ、運転者の負
担を軽減することができ、特に、本パーキングブレーキ
操作装置を身体障害者用車両に設けた場合に有効であ
る。
【0050】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては手動操作レバー188がブレーキ操作部材の
一種である回動式レバーを構成し、ラチェットホイール
226が可動部材の一種である回動部材を構成してい
る。また、電動モータ246が動力源および動力操作装
置を構成し、ラチェット爪216およびラチェット歯2
28がラチェット機構を構成し、張力センサ240が操
作力センサを構成し、パーキングブレーキコントローラ
260が動力操作装置制御装置を構成している。
【0051】なお、図4ないし図6に示す実施例の態様
は、回動式の手動操作レバーを有するものに限らず、ス
テッキ式あるいは足踏み式のパーキングブレーキ操作装
置にも適用することができる。
【0052】以上、本発明の2実施例について説明した
が、その他にも、当業者の知識に基づいて種々の変形,
改良を施した態様で、本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパーキングブレーキ操
作装置を示す正面図である。
【図2】上記パーキングブレーキ操作装置の要部の、図
1とは別の作動状態を示す拡大正面図である。
【図3】上記パーキングブレーキ操作装置の要部の、図
1および図2とは別の作動状態を示す拡大正面図であ
る。
【図4】本発明の別の実施例であるパーキングブレーキ
操作装置の外観を示す正面図である。
【図5】図4に示すパーキングブレーキ操作装置の要部
を示す正面断面図である。
【図6】図5におけるVI-VI 断面図である。
【符号の説明】
10 パーキングブレーキ操作レバー 12 保持部材 24 ブレーキケーブル 40,42 パーキングブレーキ 50 ラチェット歯 58 ブレーキスイッチ 60 制御回路 66 スライダ 68 ラチェット爪 72 リターンスプリング 76 原点スイッチ 80 電動モータ 84,86,88 プーリ 90 ケーブル 96 圧力センサ 100 ケーブル 188 手動操作レバー 194 ブレーキケーブル 204,206 パーキングブレーキ 216 ラチェット爪 228 ラチェット歯 234 引張ケーブル 240 張力センサ 244 駆動ケーブル 246 電動モータ 256 ラチェットホイールセンサ 260 パーキングブレーキコントローラ 266 シートセンサ 268 ブレーキペダル踏込み検出スイッチ 270 パーキングレンジ検出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮城 淳一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 島津 勲 愛知県安城市今本町4丁目14番24号 万 能工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−145658(JP,A) 特開 平2−270667(JP,A) 特開 昭59−11935(JP,A) 実開 平3−82257(JP,U) 実開 平2−13859(JP,U) 実開 昭63−159370(JP,U) 実開 平1−142363(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーキングブレーキを作動させるパーキ
    ングブレーキ操作装置であって、 運転者によって操作され、ブレーキケーブルを介して前
    記パーキングブレーキを作動させるパーキングブレーキ
    操作部材と、 動力源を有し、その動力源の動力に基づいて前記ブレー
    キケーブルを介して前記パーキングブレーキを作動させ
    る動力操作装置と、 操作力を検出する操作力センサと、 前記ブレーキ操作部材に対して相対運動可能に設けられ
    た可動部材と、 それらブレーキ操作部材と可動部材との一方に設けられ
    たラチェット歯および他方に設けられたラチェット爪を
    備え、ブレーキ操作部材と可動部材との一方向の相対運
    動は許容するが逆方向の相対運動は阻止するラチェット
    機構と、 前記動力操作装置の作動力を前記可動部材に前記逆方向
    に伝達する作動力伝達装置と、 前記ブレーキケーブルから前記可動部材に加えられる前
    記操作力の反力を前記操作力センサに伝達する反力伝達
    装置と、 前記操作力センサにより検出された操作力が予め定めら
    れている設定操作力未満である場合に前記動力操作装置
    を作動させ、設定操作力に達した場合に動力操作装置を
    停止させる動力操作装置制御装置とを含むことを特徴と
    するパーキングブレーキ操作装置。
  2. 【請求項2】 前記パーキングブレーキ操作部材が軸方
    向に操作されるスティック状レバーであり、 前記可動部材がそのスティック状レバーの軸方向に相対
    移動可能なスライダであり、 前記スライダに、前記スティック状レバーの軸方向に直
    角な回転軸線まわりに回転可能にプーリが取り付けら
    れ、そのプーリに巻き掛けられた前記ブレーキケーブル
    とは別のケーブル一端が前記動力作動装置に接続され、
    他端が前記操作力センサに接続されて、それらプーリお
    よび別のケーブルが、前記作動力伝達装置および前記反
    力伝達装置を構成している請求項1に記載のパーキング
    ブレーキ操作装置。
  3. 【請求項3】 前記パーキングブレーキ操作部材が一軸
    線まわりに回動操作される回動式レバーであり、 前記可動部材が、その回動式レバーに対して前記一軸線
    まわりに相対回動可能な回動部材であり、 その回動部材に前記一軸線を中心とする円弧状をなして
    設けられた2つのケーブルガイドに前記ブレーキケーブ
    ルと別のケーブルとの各一端部がそれぞれ巻き掛けられ
    るとともに、それら両ケーブルの各一端が回動部材に固
    定され、前記別のケーブルが前記動力作動装置と前記操
    作力センサとの両方に接続されることによって、その別
    のケーブルが前記作動力伝達装置および前記反力伝達装
    置を構成している請求項1に記載のパーキングブレーキ
    操作装置。
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