JP3466046B2 - 電子測定システムの省電力方法及び装置 - Google Patents

電子測定システムの省電力方法及び装置

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル表示式ノ
ギス等の電子測定システムにおける消費電力を最小限に
するための方法と装置に関する。
【0002】
【背景技術】デジタル表示式ノギス、リニアエンコーダ
等の電子測定システムが周知であって、例えば米国特許
明細書4,420,754 、4,870,013 、4,879,508 、5,023,55
9 に記述されている。このような電子測定システムは、
従来の機械式ノギスと違って電力を必要とし、手持ち可
能なノギスまたは電源コードに接続できないようなタイ
プの測定機に組み込まれた場合は、一般に電池から電力
が供給される。しかし電池は供給できる電力に限りがあ
るので、それらの消費電力は最小限になるように電子測
定システムが設計されなくてはならない。米国特許明細
書4,586,260 と4,974,164 には、消費電力を最小限にす
るための方法と装置を備えた電子測定システムが記述さ
れている。例えば4,586,260 の特許明細書には3種のパ
ワーモードを備えた電子測定システムが開示されてい
る。消費電力の多い順序で列挙する。
【0003】1) アウェイクモード 2) アイドルモード 3) アスリープモード
【0004】アウェイクモードでは、電子測定システム
は測定可能な状態で、表示部も動作可能で操作モードお
よびそのモードでの位置の値を表示する。電子測定シス
テムは、最後の動作から15分間このアウェイクモードを
維持する。この動作には、測定、0 位置の設定および限
界値または読み取り単位の設定が含まれている。
【0005】電子測定システムが15分間動作しなかった
(例えば、全く測定されなかった)時には、アイドルモ
ードに移る。アウェイクモードからアイドルモードへ切
り換わると表示部の表示は消える。しかし、電子測定シ
ステムに事前に設定された”0”の位置の記憶は維持さ
れる。もしもどれかのボタンが押されるか、あるいはス
ライドが動かされると、アイドルモードからアウェイク
モードへ移る。
【0006】さらに電子測定システムが30分間アイドル
モードの状態を続けると、自動的にアスリープモードに
移る。このアスリープモードでは、表示部の表示は消え
たままでなおかつ電子測定システムに前もって設定され
ていた”0”の位置の記憶も消える。ただし限界値とイ
ンチまたはミリメートルの読み取り単位は記憶されてい
る。もしもどれかのボタンが押されるとアスリープモー
ドからアウェイクモードへ移る。
【0007】上記と同様に、4,974,164 の特許明細書の
電子測定システムは、例えば事前に決められた非動作時
間5分を検出すると、消費電力が高いアウェイクモード
から消費電力が低いスタンバイモードへ切り換えられ
る。加えて、この特許の電子測定システムは消費電力が
高い光電変換方式を使っている。このためこの特許では
光電変換方式における光源の点灯時間を各測定サイクル
において限られた短い時間だけ点灯させて消費電力を最
小限にしている。さらに、この特許の電子測定システム
では、測定サンプリングレートも制御している。特に、
予め設定された測定周期の間にスケールに対するスライ
ドの相対位置が変化しなかったら、予め設定された最小
のサンプリングレートに達するまでサンプリングレート
を減少させ続ける。最小のサンプリングレートで、光電
変換部の光源は各サンプリングサイクルにおいて約1%-2
% の時間だけ点灯する。
【0008】スライドとスケールの相対的な位置が正常
な割合で変化する時には、予め設定された最大のサンプ
リングレートに達するまで、サンプリングレートを増加
させ続ける。最大のサンプリングレートで、光電変換部
の光源は各測定周期の約12%の時間だけ点灯する。最終
的には、予め設定された測定周期の間にスライドとスケ
ールの相対的な位置が正常な割合を超えて変化すると、
サンプリングレートは二倍にされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電子測定
システムにおける制御装置は、静電容量式または磁気式
のトランスデューサ部分より20〜25倍の電力を消費
する。従って、4,586,260 と4,974,164 の特許明細書に
おいて開示された電子測定システムは、アウェイクモー
ドにおける制御装置の動作を相対的に時間延長させてい
るにすぎないので省電力の効果には限りがあり、これら
の先行技術ではいまだに実用的な電池寿命は得られてい
ないという問題がある。
【0010】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、より消費電力を低減して実用的な電池
寿命得ることができる電子測定システムを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明により制御装置
が完全なアウェイクモード時に電子測定システムの電力
消費量を減らす電子測定システムが提供される。すなわ
ち、制御装置110 における完全なアウェイクモードとセ
ミアウェイクモードの間の切り替えを高い周波数で行う
方法と装置が提供される。
【0012】またこの発明により、制御装置110 を操作
するための低周波のクロック信号を供給するクロック回
路と、測定周期中に高周波のクロック信号を生成して信
号生成処理回路に供給するためのバーストクロック回路
を備えている電子測定システムが提供される。
【0013】つまりこの発明により、制御装置110 に接
続された低周波のクロック回路とは独立してクロック信
号を信号生成処理回路に供給する、バーストクロック回
路210 が提供される。
【0014】この発明の電子測定システム100 の制御装
置110 はCMOS技術により構成される。従って、制御
装置110 により消費される電流の量は、秒あたり制御装
置110 で実行されるインストラクション数と比例してい
る。従って、可能な範囲で秒あたりのインストラクショ
ン数を減らすことによって、たとえそれが、アイドルモ
ード、スタンバイモードまたはアスリープモードになっ
ていなくても、正確な位置測定を維持するとともに制御
装置110 の消費電力を最小限にすることができる。
【0015】さらに、この発明の電子測定システム10
0は、制御装置110および信号生成処理回路120を
備える。第1のクロック信号を出力する低周波のクロッ
ク回路150は制御装置110に接続される。第2のク
ロック信号を出力する高周波のバーストクロック回路
は、信号生成処理回路120に接続される。高周波のバ
ーストクロック回路210は信号生成処理回路120に
だけ、および測定周期の間にだけクロック信号を供給す
る。すなわち、各測定動作周期を第1区間と第2区間と
に分け、この第1区間において信号生成処理回路の動作
を一旦停止させると共に第1のクロック信号で制御装置
を動作させ、第2区間において制御装置の動作を一旦停
止させるとともに第2のクロック信号で信号生成処理回
路を動作させることを特徴とする。従って、制御装置1
10がずっと低い周波数で動かされている間、信号生成
処理回路120は高周波で電子測定システムのトランス
デューサから出力される出力信号をサンプリングするこ
とができる。
【0016】この発明の電子測定システムのバーストク
ロック回路210 は、1対の電流源を必要とする。シュミ
ットトリガ素子、コンデンサおよび切替え可能なバイパ
スシュミットトリガ素子とコンデンサの回路パスは、電
流源の間で並行して接続される。シュミットトリガ素子
の出力により2MHz の方形波が供給される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を用いた好適な実施
の形態について図面を用いて説明する。なお、全図中に
おいて同一符号を付したものは同一構成要素を表わして
いる。図1に、制御装置110 、信号生成処理回路120 、
トランスデューサ130 、表示部140 、クロック回路150
、RCタイミング回路160 、シリアルデータポート170
およびボタンパッド180 を含んだ電子測定システム100
を示す。クロック回路150 は信号ライン152 を介して
制御装置110 へクロック信号を出力する。このクロック
回路150 は異なる周波数のクロック信号を多数出力でき
る。特に800kHz 発振器を使って遅いクロック信号を
出力して、さらに32kHz 発振器を使って極めて遅いク
ロック信号を出力可能である。一般に極めて遅いクロッ
ク信号の周波数は10kHz から100kHz までの範囲か
ら選ばれる。遅いクロック信号の周波数は最低500kH
z である。
【0018】制御装置110 は、信号ライン112 を介して
信号生成処理回路120 へコントロール信号を出力する。
信号生成処理回路120 が生成するトランスデューサ130
への多数の駆動信号は、制御装置110 から供給されたコ
ントロール信号に基づいている。次にトランスデューサ
130 は位置を示す多数の信号を信号生成処理回路120へ
返す。
【0019】信号生成処理回路120 は、RCタイミング
回路160 に基づいてトランスデューサ130 からの信号出
力をサンプリングする。この信号に基づいて信号生成処
理回路120 はデジタルの位置を示す信号を生成する。さ
らにこの信号は信号生成処理回路120 から信号ライン29
2 を介して制御装置110 へ出力される。次に制御装置11
0 はこのデジタル信号を処理すると共に信号ライン114
を介して表示部140 へ位置信号を出力してオペレータへ
表示される。
【0020】制御装置110 は多数のデータ入力ライン11
6 を介してボタンパッド180 と接続されている。ボタン
パッド180 は8つのボタンを含み、「ON」、「OF
F」、「0セット」、「限界セット」、「MM」、「INC
H」、「MODE」および「オートON/OFF」ボタンを
備える。制御装置110 は入出力データライン118 を介し
てシリアルデータポート170 と接続される。シリアルデ
ータポート170 は電子測定システム100 が外部の制御装
置または記憶装置と接続されることを可能にする。
【0021】好ましくは図1において示された制御装置
110 が、プログラムされたマイクロプロセッサーまたは
マイクロコントローラを使って実施される、あるいは1
つ以上の集積回路要素により構成される。また、制御装
置110 はプログラムされた汎用コンピュータ、専用コン
ピュータおよびASIC、他の集積回路、またはPLD 、PLA
、PAL 、または同類の離散的な回路要素またはプログ
ラムされた論理素子などのハードワイヤード電子回路に
おいて実施できる。一般に、ここに記述されたコントロ
ール信号を生成することができるどのような機器でも、
制御装置110 を実施するために使われうる。
【0022】表示部140 は、どのような標準のCRT 、LC
D またはLED 、視覚的表示であるかもしれない。外部制
御装置は、数値制御工作機械または汎用コンピュータの
制御装置でもかまわない。一般にシリアルデータ位置信
号を入力可能な機器であれば何でも、出力ライン118 に
出力された信号を外部の制御または記憶装置へ使われう
るようにできる。
【0023】図1に例示するように信号生成処理回路12
0 は、制御装置110 によってコントロール信号を信号ラ
イン112 から入力する制御/タイミング回路200 を含ん
でいる。制御/タイミング回路200 は、制御装置110 か
ら受け取られたコントロール信号を処理して信号生成処
理回路120 の様々な回路要素にコントロール信号を出力
する。
【0024】特に、バーストクロック回路210 は、制御
/タイミング回路200 の信号ライン201 からコントロー
ル信号を受け取る。バーストクロック回路210 が動作す
る時には高周波のクロック信号は、バーストクロック回
路210 により生成されて、信号ライン211 を経て制御/
タイミング回路200 に出力される。バーストクロック回
路210 の周波数は最低1MHz であり、好ましくは2MHz
である。
【0025】制御/タイミング回路200 は、トランスミ
ッターパルス生成回路220 へつながる信号ライン209 へ
パルス出力する。トランスミッターパルス生成回路220
は、信号ライン209 に入力されるパルスデータに基づい
て信号ライン221a−221hへドライバー信号を出力する。
信号ライン221a−221hのそれぞれは、多数のトランスミ
ッタードライバー222a−222hのそれぞれと接続されてい
る。
【0026】また、制御/タイミング回路200 からの信
号ライン202 とトランスミッタードライバー222a-222h
のそれぞれが接続される。信号ライン202 はまた、信号
生成処理回路120 のサンプルホールドディレイ回路250
と接続される。信号ライン202 の同期信号出力は、トラ
ンスデューサ130 と接続された信号ライン224a−224hに
おいて適当な変調信号を提供するためにトランスミッタ
ードライバー222a−222hをコントロールするために使用
される。
【0027】図1では8つの変調信号が信号ライン224a
−224hからトランスデューサ130 に入力されているが、
変調信号の数はこれに限られることはない。同様に、図
1に示された数より多いまたは少ないトランスミッター
ドライバー222 でも本発明は構成可能である。例えば、
トランスデューサ130 が16種の変調信号を入力するよう
になっていても構わない。
【0028】一般に、上記のようにトランスデューサ13
0 は、測定軸に沿ったスケール部材と相対運動可動なス
ライド部材を備える。信号ライン224 は、スライド部材
またはスケール部材のどちらかに形成された1つ以上の
静電容量または電磁誘導の電極と接続される。トランス
デューサ130 のスライド部材とスケール部材の間の静電
容量または電磁誘導の伝達関数は、スケール部材に対す
るスライド部材の相対または絶対位置に基づく信号ライ
ン224a−224h上の信号を変調させる。
【0029】図1において示されたトランスデューサ13
0 は、ピッチの異なる複数のスケールにそれぞれ対向す
る複数の電極が信号出力ライン132 −138 のどれかに接
続されている絶対位置の検出が可能なタイプのトランス
デューサである。信号出力ライン132 −138 は、スライ
ド部材の静電容量または電磁誘導のレシーバー電極また
はトランスデューサ130 のスケール部材と接続される。
一般に、相対的な位置検出器の方が絶対的な位置検出器
より少ない信号出力ラインで済むことは周知である。
【0030】トランスデューサ130 からの出力信号ライ
ン132 −138 は、信号生成処理回路120 の入力マルチプ
レクサー230 と接続される。入力マルチプレクサー230
は、入力信号ライン132 −138 のうちの2本と、プリア
ンプ240 と接続された出力信号ライン232 および234 と
を選択的に接続する。プリアンプ240 は制御/タイミン
グ回路200 から信号ライン204 と信号ライン205 上に出
力されるコントロール信号出力に基づいて入力マルチプ
レクサー230 から信号ライン2 32と234 上に出力される
信号出力を増幅する。次にプリアンプ240 は信号ライン
242 と信号ライン244 上にこれらの増幅された信号を出
力してサンプルホールド回路260 に入力する。
【0031】サンプルホールド回路260 は、サンプルホ
ールドディレイ回路250 から信号ライン254 上に出力さ
れたコントロール信号に基づいて、信号ライン242 と24
4 上の増幅された出力信号をサンプリングする。
【0032】制御/タイミング回路200 からサンプルホ
ールドディレイ回路250 に出力されたコントロール信号
に基づき、サンプルホールドディレイ回路250 は、信号
ライン252 を経てRCタイミング回路160 へコントロー
ル信号を出力する。RCタイミング回路160 は、信号ラ
イン252 上のコントロール信号出力に対応している遅延
されたコントロール信号を信号ライン162 を経てサンプ
ルホールドディレイ回路250 に帰還出力する。
【0033】サンプルホールドディレイ回路250 は、制
御/タイミング回路200 から信号ライン202 上に出力さ
れた同期信号と、RCタイミング回路160 から信号ライ
ン162 上に出力された遅延されたコントロール信号と、
に基づいて信号ライン254 上にコントロール信号を出力
する。サンプルホールドディレイ回路250 は、さらに制
御/タイミング回路200 から信号ライン203 上に出力さ
れる第2のコントロール信号に基づいて、信号ライン25
4 上にコントロール信号を生成する。
【0034】いったんサンプルホールド回路260 が、プ
リアンプ240 から信号ライン242 と244 上の増幅された
出力信号をサンプリングしたら、保持された信号は復調
器270 への信号ライン262 と信号ライン264 上に出力さ
れる。制御/タイミング回路200 はまた復調器270 への
信号ライン206 上に多数のコントロール信号を出力す
る。復調器270 はサンプルホールド回路260 から入力さ
れた信号を復調し、インテグレータ280 への信号ライン
272 上に復調された信号を出力する。
【0035】インテグレータ280 は復調器270 から信号
ライン272 上に出力された多くの復調された信号を制御
/タイミング回路200 から制御ライン207 上に出力され
た複数のコントロール信号に基づいて積分して信号ライ
ン282 上に出力する。制御/タイミング回路200 から信
号ライン208 上へ出力されたコントロール信号に基づ
き、A/Dコンバータ290 はインテグレータ280 から信
号ライン282 上に出力された信号をディジタル信号へ変
換して、このディジタル信号は信号ライン292 上に出力
され制御装置110 に入力される。
【0036】図2はプリアンプ240 、サンプルホールド
ディレイ回路250 、RCタイミング回路160 およびサン
プルホールド回路260 を詳細に示す。特にプリアンプ24
0 は、2種の電源を使った増幅回路である。図2にでは
1段の増幅回路が示されているが複数段でも使われう
る。信号ライン232 はプリアンプ240 のIN+ ターミナル
を通って最初のPMOSトランジスタ320 のゲートに接
続される。他方の信号ライン234 は第2のPMOSトラ
ンジスタ330 のゲートへのターミナルであるIN-を通っ
て接続される。第1および第2のPMOSトランジスタ
320 と330 のソースは共通な電流源310 と接続される。
共通な電流源310 は電流Ibを出力する。
【0037】第1のPMOSトランジスタ320 のドレイ
ンは、第1のNMOSトランジスタ340のゲートとソースと
の両方に接続される。同様に第2のPMOSトランジス
タ330 のドレインは、第2のNMOSトランジスタ350
のゲートとソースとの両方に接続される。第2のNMO
Sトランジスタ350 のゲートはまた第3のNMOSトラ
ンジスタ360 のゲートと接続される一方、第1のNMO
Sトランジスタ340 のゲートはまた第4のNMOSトラ
ンジスタ370 のゲートと接続される。第4のNMOSト
ランジスタ370 のソースは、プリアンプ240 のOUT+ター
ミナルを通って信号ライン244 と接続される。同様に第
3のNMOSトランジスタ360 のソースはプリアンプ24
0 のターミナルであるOUT-を通って出力信号ライン242
と接続される。第1と第4のNMOSトランジスタ340-
370 のドレインは、グラウンドと接続される。
【0038】第3のNMOSトランジスタ360 のソース
は、また、第3のPMOSトランジスタ380 のゲートと
ドレインとに接続される。同様に、第4のNMOSトラ
ンジスタ370 のソースは、また、第4のPMOSトラン
ジスタ390 のゲートとドレインと接続される。第3のP
MOSトランジスタ380 および第4のPMOSトランジ
スタ390 のソースは、共通な電圧VCOM と接続される。
【0039】従って、第1および第2のPMOSトラン
ジスタ320 と330 は、ソース共通差動増幅部を構成す
る。第1と第4のNMOSトランジスタ340 −370 は電
流のミラー成形する。第3と第4のPMOSトランジス
タ380 と390 は、第1と第2のPMOSトランジスタ32
0 と330 と同じトランジスタタイプで構成され、ソース
共通差動増幅部を構成する。
【0040】プリアンプ240 の入力を形作る第1と第2
のPMOSトランジスタ320 と330は、古典的なPMO
Sトランジスタのペアである。トランジスタ320 と330
の出力電流I320とI330は、第1−第4のNMOSトラン
ジスタ340 −370 により負荷部側へ映されている。従っ
て、トランジスタ320 と330 により形成される差動入力
段における電流は下記の通りである。
【0041】I330− I320 = G320 * ( VIN+ - VIN- )
【0042】G320は、第1のPMOSトランスデューサ
320 および第2のPMOSトランスデューサ330 の相互コン
ダクタンスである。上述のように第1および第2のPM
OSトランジスタ320 と330 が両方がPタイプトランジ
スタであるため、それらの相互コンダクタンスは略同じ
である。このようにした理由は、相互コンダクタンスが
制御不可能な製造工程変数に大きく依存するためであ
り、トランジスタ320 と330 の両方がPMOSトランジ
スタであれば、同じ製造工程の間に成形されるので相互
コンダクタンスは同じになるであろう。特に、PMOS
トランジスタ320と330 の相互コンダクタンスパラメー
ターK'Pに影響している製造工程変数は制御不可能では
あるが両方のトランジスタにおいて略同じとなることが
期待される。
【0043】すなわち、PMOSトランジスタ320 と33
0 が同じ製造行程を経ているので、PMOSトランジス
タ320 と330 のそれぞれの相互コンダクタンスパラメー
ターK'Pは、同じ程度に影響されている。従って、PM
OSトランジスタ320 と330の相互コンダクタンスパラ
メーターは略同じとなる。同じ理由により、第1および
第2のNMOSトランジスタ340 と350 の相互コンダク
タンスgが略同じとなる。その上第3と第4のNMOS
トランジスタ360 と370 の相互コンダクタンスgも略同
じとなる。同様に第3と第4のPMOSトランジスタ38
0 と390 の相互コンダクタンスgも略同じとなる。
【0044】さらに、電流ミラー部の第1と第4のNM
OSトランジスタ340 −370 の相互コンダクタンスは、
回路のゲインを増大させるために比例させられる。特
に、第3と第4のNMOSトランジスタ360 と370 の相互コ
ンダクタンスは、それぞれ第2と第1のNMOSトラン
ジスタ350 と340 の相互コンダクタンスの倍数となる。
好ましくは、トランジスタ360 と370 で同じ倍数であ
る。従って、
【0045】I360=K * I330 および I370 =K*
I320
【0046】負荷部の出力PMOSトランジスタ380 と
390 は、ソース共通でそれぞれのゲートとドレインが接
続されていて、差動出力は下記の通りである。
【0047】 VOUT+ - VOUT- =( I360 - I370 ) /g380
【0048】G380は、第3のPMOSトランジスタ380
および第4のPMOSトランジスタ390 の相互コンダク
タンスである。従って、プリアンプ240 の電圧ゲインAV
は下記の通りである。
【0049】AV = ( VOUT+ - VOUT- ) / ( VIN+ - VIN-
) = k * (g320 / g380 )
【0050】その上に、PMOSトランジスタの相互コ
ンダクタンスgは、幅Wと長さl、バイアス電流Iによ
り下記のように表せられる。
【0051】g=( 2 * K'P* I * ( W/ l) )1/2
【0052】K'Pは、PMOSトランジスタ320 、330
、380 および390 における製造工程依存の相互コンダ
クタンスパラメーターである。最後に、第1および第2
のPMOSトランジスタ320 と330 のためのプリアンプ
240 のバイアス電流は、Ib /2である。第3と第4の
PMOSトランジスタ380 と390 のための、共通な電圧
ターミナルを通って供給されるプリアンプ240 のバイア
ス電流は、K* Ib /2である。従って、プリアンプ24
0 のゲインAV は下記の通りである。
【0053】 AV =K * [ (22 * K'P* Ib * (W320 / l320 ) ) / (2* K'P* K* ( Ib /2 ) * (W380 / l380 ) ) ]1/2 = [ (2 *K * (W320 / l320 ) ) / (W380 / l380 ) ]1/2
【0054】従って、プリアンプ240 のゲインAV は、
相互コンダクタンスパラメーターK'Pから独立で、PM
OSトランジスタ320 、330 、380 および390 の製造の
際に起こる制御不可能な製造工程変数に高く依存する。
第1および第2のPMOSトランジスタ320 と330 が、
様々なゲイン設定できるようにプリアンプ240 を構成し
ている。
【0055】サンプルホールドディレイ回路250 は、D
タイプフリップフロップ253 、ドライバー256 およびシ
ュミットトリガ素子258 を含んでいる。Dタイプフリッ
プフロップ253 のD入力は、制御/タイミング回路200
から出ているコントロール信号ライン203 に接続されて
いる。Dタイプフリップフロップ253 のためのクロック
信号入力は、信号ライン202 に接続され、制御/タイミ
ング回路200 から同期信号を入力する。ドライバー256
は、Dタイプフリップフロップ253 のQ出力と信号ライ
ン252 の間に接続される。シュミットトリガ素子258 の
入力は入力信号ライン162 と接続される一方、シュミッ
トトリガ素子258 の出力は信号ライン254 と接続され
る。
【0056】RCタイミング回路160 は抵抗器164 とコ
ンデンサ166 を含んでいる。抵抗器164 は、ドライバー
256 からの入力信号ライン252 と出力信号ライン162 の
間で接続されて、それはシュミットトリガ素子258 と接
続される。コンデンサ166 は出力信号ライン162 とグラ
ウンドの間で接続される。従って、ドライバー256 から
出力信号が信号ライン252 上に出力されRCタイミング
回路160 に入力されると、RCタイミング回路160 から
出力信号ライン162 上に出力された信号は、抵抗器164
の抵抗値に基づいて指数関数的な減少に伴い、コンデン
サ166 の容量を上昇させる。特に、抵抗器164 の抵抗と
コンデンサ166 の容量を適当に選択することにより、駆
動信号がドライバーからトランスデューサ130 に入力さ
れる時間の予め設定された間隔以内に、RCタイミング
回路160 により生成されたディレイを生成することがで
きる。
【0057】信号ライン254 上のシュミットトリガ素子
258 からの出力は、コントロール信号としてサンプルホ
ールド回路260 に使われる。特に、信号ライン254 はサ
ンプルホールド回路260 のスイッチ265 と266 と接続さ
れる。サンプルホールド回路260 のスイッチ265 の1つ
の極が、入力ライン242 と接続される。スイッチ265の
他の極は出力ライン262 と接続される。同様に、スイッ
チ266 の一方の極は入力信号ライン244 と接続される一
方、スイッチ266 の他の極は出力信号ライン264 と接続
される。最初のコンデンサ267 は出力信号ライン262 と
グラウンドとの間で接続される一方、信号ライン264 と
グラウンドとの間で第2のコンデンサ268 が接続され
る。
【0058】サンプルホールド回路260 のスイッチ265
と266 が閉じられる時には、入力信号ライン242 と244
から入力された入力信号は、スイッチ265 と266 を通っ
て出力ライン262 と264 に出力される。同時に、コンデ
ンサ267 と268 がチャージされる。次に、スイッチ265
と266 が開かれる時には、信号ライン264 と266 の電圧
振幅は、コンデンサ267 と268 にそれぞれ蓄えられた電
圧が保持される。次に、コンデンサ267 と268 により保
持された電圧は、復調器270 に入力されて復調される。
【0059】図3は、復調器270 と積分回路280 を詳細
に示す。復調器270 は2セットのスイッチ271a、271b、
273aおよび273bをそれぞれ含んでいる。入力信号ライン
262は、スイッチ271aおよび273bのうちのそれぞれの1
つの極と接続される。入力信号ライン264 は同様にスイ
ッチ273aおよび271bのうちのそれぞれの1つの極と接続
される。制御/タイミング回路200 からの最初のコント
ロール信号ライン206aは、スイッチ271aおよび271bをコ
ントロールするために使用される。スイッチ273aおよび
273bをコントロールするために、制御/タイミング回路
200 からの第2のコントロール信号ライン206bが使用さ
れる。
【0060】スイッチ271aと273aのそれぞれの他の極
は、オペアンプ274 の反転入力と接続される。同様に、
スイッチ271bおよび273bの他の極のそれぞれは、オペア
ンプ274 の非反転入力と接続される。オペアンプ274 の
反転入力は、並行して接続されたコンデンサ277 とスイ
ッチ275aによりオペアンプ274 の出力信号ライン272 と
接続される。同様にオペアンプ274 の非反転入力は、並
行して接続されたコンデンサ276 とスイッチ275bにより
基準電圧Vrefに接続される。スイッチ275aおよび275bを
コントロールするために、制御/タイミング回路200 か
らの第3のコントロール信号ライン206cが使用される。
【0061】信号ライン272 上の復調器270 のオペアン
プ274 からの復調された信号は、積分回路280 のコンデ
ンサ281 に入力される。コンデンサ281 は、最初のスイ
ッチ283 と第2のスイッチ284 を通るオペアンプ285 の
反転および非反転入力とそれぞれ接続される。最初のス
イッチ283 は、最初の信号ライン207a上の制御/タイミ
ング回路200 から出力されたコントロール信号によりコ
ントロールされる。第2のスイッチ284 は、同様に、第
2のコントロール信号ライン207b上の制御/タイミング
回路200 から出力された第2のコントロール信号により
コントロールされる。
【0062】インテグレータ280 の出力信号ライン282
はオペアンプ285 の出力と接続される。オペアンプ285
の出力は、並行して接続されるコンデンサ287 とスイッ
チ286 を通って、オペアンプ285 の反転入力にフィード
バックされる。スイッチ286のためのコントロール信号
は、第3のコントロール信号ライン207c上の制御/タイ
ミング回路200 から入力される。
【0063】図4は、バーストクロック回路210 を詳細
に示す。バーストクロック回路210は電圧源VDD と接続
された最初の電流源212 を含んでいる。最初の電流源21
2 は電流I210を出力する。最初の電流源212 は、制御ラ
イン201 の上の制御/タイミング回路200 からのLow レ
ベル信号によりイネーブル状態となり電流源212 はI210
を出力する。
【0064】最初の電流源212 の出力は、シュミットト
リガ素子213 の入力と、コンデンサ214 と、スイッチ21
6 の第1極の間で並列接続される。スイッチ216 の第1
極は、コンデンサ214 の入力とシュミットトリガ素子21
3 への入力との間の結節点215 に接続される。シュミッ
トトリガ素子213 の出力とコンデンサ214 の出力が一緒
に接続され、結節点218 の出力信号ライン211 となる。
また、スイッチ216 の第2の極がコンデンサ214 とシュ
ミットトリガ素子213 の出力と接続される。
【0065】スイッチ216 の第3の極が第2の電流源21
7 の入力と接続されている。電流源217 の出力はグラウ
ンドと接続される。電流源は、最初の電流源212 から出
力される電流I210より2倍大きい電流I を出力する。電
流源217 は、電流源212 と同様、制御/タイミング回路
200 からの信号ライン201 を通って入力されるLow レベ
ル信号によりイネーブルとなる。スイッチ216 は、スイ
ッチ216 の第1の極と第2の極のどちらかを選択的に第
3の極と接続する。
【0066】図5は、信号ライン201 のイネーブル信号
がLow の時に結節点215 および結節点218 (つまり、出
力ライン211 )における波形を表している。図5に例示
するように、信号ライン201 のイネーブル信号がHighレ
ベルの時、結節点215 および出力信号ライン211 の電圧
は、Low レベルの電圧である。時間t0 に信号ライン20
1 のイネーブル信号がLow になると、結節点215 の波形
はぎざぎざの波形となる。出力ライン211 の波形はデュ
ーティー比50%の方形波である。結節点215および出
力ライン211 の両方の波形は、約2MHz の周波数である
(従って周期は約0.5μs )。バイアス回路を安定さ
せるのに適正な時間を提供するために、トランスデュー
サが作動した後に制御/タイミング回路200 はイネーブ
ル信号を出力ライン201 上に約5.5μs の間Low レベ
ルにセットする。
【0067】この発明により達成された主要な省電力
が、図6−図10について概説されるように信号生成処
理回路120 を下記3種のモードにおいて操作することで
実質的な省電力が達成される。
【0068】1) シャットダウンモード 2) スタンバイモード 3) サンプリングモード
【0069】シャットダウンモードにおいて、信号生成
処理回路120 の機能のすべてがディスエイブルにされ
る。すなわち信号生成処理回路120 の回路すべては機能
上OFF状態になる。この回路には、バイアス電流生成
回路(図示せず)と基準電圧生成回路(図示せず)が含
まれている。シャットダウンモードにおいて、信号生成
処理回路120 は本質的に消費電流は”0”になる。従っ
て以下に記述されるように、制御装置110 だけがスリー
プモードになり、信号生成と処理回路120 はシャットダ
ウンモードになる。
【0070】待機状態モードでは、バイアス電流発生回
路と基準電圧生成回路がイネーブルである。従って、バ
イアス電流と基準電圧は、信号生成処理回路120 の様々
なブロックに利用可能で動作待機状態である。これらの
回路ブロックは、フロントエンドブロックであるマルチ
プレクサー230 、プリアンプ240 、サンプルホールドデ
ィレイ回路250 、サンプルホールド回路260 、復調器27
0 、インテグレータ280 、コンバータブロックを構成す
るA/Dコンバータ290 および電池チェック回路を構成
する電池チェックブロック(図示せず)を備える。一般
に、いったんバイアス電流発生回路と基準電圧生成回路
がイネーブルになると、バイアス電流発生回路と基準電
圧生成回路が完全作動するようになるには約1msが必要
である。バイアス電流発生回路と基準電圧生成回路が動
作可能な時には、これらは最大5μAの電流を吸い込
む。
【0071】バイアス電流発生回路と基準電圧生成回路
が可能な時には、信号生成処理回路120 はサンプリング
モードの準備ができている。サンプリングモードにおい
て、別々に様々な回路ブロックがイネーブルにされる。
この方法では、様々な回路ブロックはそれぞれお互いに
独立してイネーブルとなることが可能である。従って、
個々のブロックをちょうど信号を受信する間だけイネー
ブルにすることができて、入力信号を処理して次のブロ
ックまたは信号生成処理回路120 の他の部分へ出力する
ようにできる。個々の回路ブロックが必要な時だけイネ
ーブルになるので、信号生成処理回路120 による全体の
消費電力が最小になる。また、個々の測定周期はほんの
約30μs で、そのうちそれぞれのブロックが実際イネ
ーブルとなる時間は、この時間のほんの一部にすぎな
い。従って、信号生成処理回路120は、全ての時間でサ
ンプリングモードである必要はないので、時間平均する
とパワーをほとんど消費しない。また、この短いサンプ
リング時間が、信号生成処理回路120 がシャットダウン
モードの時だけそれらを閉じるよりも、測定動作の間に
様々な回路ブロックにバイアス電流と基準電圧を供給す
るのを閉鎖することを可能にするのでより効率良く消費
電力を抑えることができる。
【0072】図6は、電子測定システム100 を操作する
ための制御装置110 における制御プログラムを概説して
いるフローチャートである。図6に例示するように、ス
テップS1000において制御プログラムがスタートし、ス
テップS1010において電源が入る。いったんステップS
1010において電源が入ると、制御は初期設定するための
初期設定ルーチンおよび制御装置110 、電子測定システ
ム100 の制御/タイミング回路200 が設定されるステッ
プS1020まで続けられる。次に制御はステップS1030に
続く。
【0073】ステップS1030において、制御装置110 は
消費電力の高い高速処理モードにおいて操作される。こ
のモードにおいて、図7に詳細に例示するように制御装
置110 は、測定の全て及びステータスチェックルーチン
全てに渡って動作する。
【0074】高速処理モードにおいて制御装置110 は、
2つの方法で割り込み可能である。第1のシリアルデー
タポート割り込みは、データ要求に呼応してシリアルデ
ータポート170 と接続された外部の機器によってあるい
はシリアルデータポート170によって生成される。シリ
アルデータポート割り込みが発生すると、制御は高速処
理モードステップS1030からステップS1040に跳ぶ。ス
テップS1040において、現在の位置データはシリアルデ
ータとしてシリアルデータポート170 を通って外部の機
器に出力される。次に制御は、ステップS1040からステ
ップS1030に戻る。同様に、制御プログラムがステップ
S1030の時ボタン180 のうちの1つが押されると、制御
はステップS1030からステップS1050に跳ぶ。ステップ
S1050において制御プログラムは押されたボタンパッド
スイッチに対応して適切な処理を実行する。次に制御は
ステップS1030へ戻る。
【0075】いったんステップS1030のすべての処理が
実行されたら制御はステップS1060に進む。ステップS
1060において、トランスデューサ130 のスライドとスケ
ールの間に相対運動が起こったかを判断する。もし相対
運動が全然起こらなかったならば制御はステップS1070
に続く。さもなければ制御はステップS1030に戻る。
【0076】ステップS1070において、消費電力の低い
低速処理モードに入る。次に制御はステップS1075に続
く。ステップS1075において、トランスデューサ130 の
スライドとスケールの間の相対運動が再びあったかどう
かを判断する。もしも相対運動があったら制御はステッ
プS1030に戻る。さもなければ制御はステップS1080に
跳ぶ。
【0077】ステップS1080において、トランスデュー
サ130 のスライドとスケール間の最後に検出された相対
運動以来の経過時間が、20分以上であるかどうかを判
断する。もしまだ20分経過していなければ制御はステ
ップS1030に戻る。さもなければ制御はステップS1090
に続く。ステップS1090において、制御装置110 はスリ
ープモードにされる。次に制御はステップS1095に続
く。ステップS1095において、ONボタンが押されたか
どうかを判断する。もしONボタンが押されなかったな
らば制御はステップS1095に戻る。さもなければ制御は
ステップS1050に跳ぶ。
【0078】図7は、ステップS1030の消費電力の高い
高速処理モードを詳細に示す。このモードにおいて本発
明の絶対位置電子測定システム100 は、正しい絶対位置
へできる限り速く復帰することができる。本発明の電子
測定システムの方法と装置が、相対的な位置エンコーダ
で使われるならば、スライドとスケールの間の正しい相
対的な位置をできる限り迅速に測定することができる。
【0079】測定サンプルが得られるたびに、表示部14
0 は新しい計算された絶対的または相対的な位置によっ
て更新される。表示を更新しているときはまさしく電力
を消費している時間であり、まさしく消費行為である。
これは下記に概説されるように、2進のコード化された
デジタルのデータへの波長変換、2進のデータおよびミ
リメートルからインチなど必要なデータ変換の大きさに
起因する。制御装置110 は、スライドとスケール間の相
対運動が停止するまで、ステップS1030の消費電力の高
い高速処理モードを通って動作し続ける。
【0080】図7に例示するように、ステップS1030の
高速処理モードに入る時は制御はステップS1100に跳
ぶ。ステップS1100において、コントロールシステムは
低速処理モードが選ばれたかどうかを判断する。もしそ
うなら、制御はステップS1060に跳ぶ。さもなければ、
制御はステップS1110に続く。ステップS1110におい
て、コントロールシステムは、絶対位置電子測定システ
ムが粗い位置測定モードにあるかどうかを判断する。も
しそうなら、制御はステップS1120に続く。ステップS
1120において、粗い位置測定が実行される。次に制御は
ステップS1170に跳ぶ。
【0081】もしステップS1110において、coarse(粗
い)位置測定モードでないと判断すると制御はステップ
S1130に跳ぶ。ステップS1130において、medium(中間
の細かさ)位置測定モードにあるかどうかを判断する。
もしそうなら制御はステップS1140に続く。ステップS
1140において、medium位置測定が実行される。次に制御
はステップS1170に跳ぶ。
【0082】もしステップS1130において、電子測定シ
ステム100 がmedium位置測定モードにないと判断する
と、制御はステップS1150に跳ぶ。ステップS1150にお
いて、電子測定システムがfine(細かい)位置測定モー
ドにあるかどうかを判断する。もしそうなら、制御はス
テップS1160に続く。ステップS1160において、fine
(細かい)位置測定が実行される。次に制御はステップ
S1170に続く。しかしステップS1150において、電子測
定システムがfine(細かい)位置測定モードにないと判
断すると、ステップS1030に制御が戻る。
【0083】ステップS1170において、もしゲインサー
ボが使用可能ならば、信号の強度が測定されて、ゲイン
調節される。次に制御はステップS1180に続く。ステッ
プS1180において、絶対位置レジスタがオフセット設定
されて、結果は表示のために蓄えられる。次に制御はス
テップS1190に続く。ステップS1190において、もし波
長変換が必要ならば、アブソリュート位置検出器130 の
coarseスケール、mediumスケール、fineスケールのうち
のそれぞれの波長の間で変換が実行される。次に制御は
ステップS1200へ続く。
【0084】ステップS1200において、5桁の小数の数
字は、16ビットの2進数データから計算される。すな
わち、2進数の2進化コード小数(BCD )への変換が実
行される。次に制御はステップS1210に続く。ステップ
S1210において、もし表示にインチモードが選ばれてい
るならば、ミリメートル単位の位置測定がインチ単位に
変換される。次に制御はステップS1220に続く。ステッ
プS1220において原点設定チェックルーチンが実行され
る。このルーチンにおいて、最低1秒間ユーザーが原点
キーを押したかどうかを判断する。もしそうなら、原点
セットチェックルーチンがコールされて、原点はトラン
スデューサ130 のスケールにおけるスライドの現在位置
にリセットされる。次に制御はステップS1230に続く。
【0085】ステップS1230において、LCD の表示部14
0 は最新の位置データによって更新される。また表示部
140 において「MM」、「INCH」、「B」(電池消耗)、
「H」および「INC 」(インクリメンタル測定)などの
表示が更新される。次にステップS1240 において、シリ
アルデータポートのステータスがチェックされる。もし
シリアルデータポートが、外部の機器がシリアルデータ
を要求したことを示すならば、制御はステップS1040に
跳ぶ。制御がステップS1040から戻される。そうでない
ときは、処理はステップS1250に続く。
【0086】ステップS1250において、省電力ディレイ
を消費電力の高い高速処理モードに挿入する。ステップ
S1250において、図8に詳細に例示するように、制御が
ステップS1070の消費電力の低い低速処理モードに跳ぶ
べきかどうかをさらに判断する。もしステップS1070に
跳ぶのが適切でないならば、制御はステップS1260に続
く。
【0087】ステップS1260において、ユーザーがトラ
ンスミッターパルス生成回路220 を形作るEEPROMを再プ
ログラムするのを要求したかどうかを判断する。次に制
御はステップS1270に続く。ステップS1270において、
外部のボタン入力のステータスをチェックする。もしボ
タンのうちのどれかが押されたならば制御は上記ステッ
プS1050に跳ぶ。いったん外部のボタンを反応させたら
制御はステップS1050からステップS1270に戻る。ステ
ップS1270から制御はステップS1030に戻る。
【0088】上で示されるように、図8はステップS12
50のパワーモードチェックルーチンを詳細に示す。図8
に例示するようにステップS1250のパワーモードチェッ
クルーチンに入る時には、制御はステップS1400に跳
ぶ。ステップS1400において、現在シリアルデータポー
トを通るシリアルデータポートがアクティブであるかど
うかを判断する。もしそうなら、制御はステップS1495
に跳ぶ。さもなければ制御はステップS1410に続く。ス
テップS1410において、ボタンパッド180 のどれかの外
部ボタンが押されたかを判断する。もしそうなら、次に
制御はステップS1495に跳ぶ。もしそうでなければ制御
はステップS1420に続く。ステップS1420において、O
FFボタンが押されたかどうかを判断する。もしそうな
ら、制御はステップS1420からステップS1090に跳ぶ。
さもなければ制御はステップS1430に続く。
【0089】ステップS1430において、fineモード高分
解能処理がアクティブであるかどうかを判断する。もし
そうでないならば制御はステップS1470に跳ぶ。さもな
ければ制御はステップS1450に続く。ステップS1450に
おいて、ステップS1250のパワーモードチェックルーチ
ンの15回の連続的な実行のためにfineモード高分解能
処理がアクティブであったかどうかを判断する。もしス
テップS1250のパワーモードチェックルーチンの15回
の連続的な実行のためにfineモード高分解能処理がアク
ティブではなかったならば、制御はまたステップS1470
に跳ぶ。さもなければ、制御はステップS1460に続く。
ステップS1460には、ステップS1070の消費電力の低い
低速処理モードに入る。次に制御はステップS1470に続
く。
【0090】ステップS1470で、クロック回路150 は極
めて遅い32kHz のクロック信号を出力するようにセッ
トされる。次に制御はステップS1480に続く。ステップ
S1480において、20msの間制御装置110 によるすべて
の処理が割り込みまたは停止される。次に制御はステッ
プS1490に続く。一旦ステップS1480で20msの一時停
止が終わると、クロック回路150 は遅い800kHz のク
ロック信号を出力するようにセットされる。制御は次に
ステップS1495に続く。ステップS1495は制御をステッ
プS1260に戻す。
【0091】図9は、ステップS1070の消費電力の低い
低速処理モードを詳細に示す。このモードにおいて、制
御装置110 は極めて遅いクロックモードになる。これは
クロック回路150 の800kHz 発振器を止めるが、クロ
ック回路150 の32kHz 発振器はつけたままにしてクロ
ック信号生成する。これは結果としてパワー消費量を減
らすことができる。一旦、制御はステップS1070におい
て低速処理モードに完全に移り、制御はステップS1500
に続く。
【0092】ステップS1500において、3つのスケー
ル、coarse(粗い)スケール、medium(中間の細かさ)
スケール、fine(細かい)スケールのそれぞれが測定さ
れる。この測定は比較測定であると考えられる。A/D
コンバータ290 からの3個のデジタル値出力は後で比較
するために蓄えられるが計算は全くされない。すなわち
生のデジタル値だけが蓄えられる。次に制御はステップ
S1510に続く。
【0093】ステップS1510において、消費電力の低い
ループに入る。次に制御はこのループ内のステップS15
20に続く。ステップS1520において、シリアルデータポ
ートがアクティブかまたはどれかのボタンが押されたか
を判断する。もしそうならこの低速処理モードルーチン
から抜け出さなければならない。従って制御はステップ
S1660に跳ぶ。さもなければ制御はステップS1520から
ステップS1530に続く。ステップS1530はステップS15
00と同一である。次に制御はステップS1540に続く。
【0094】ステップS1540において、トランスデュー
サ130 のスライドとスケールの間に何らかの相対的運動
が検出されたかを判断する。もしそうなら、制御はま
た、ステップS1660に跳ぶ。さもなければ、制御はステ
ップS1550に続く。ステップS1550において低消費電力
チェック処理が図10で詳細に例示するように実行され
る。次に制御はステップS1560に続く。ステップS1560
において、自動ON/OFFモードが動作可能かどうかを判断
する。もし可能なら制御はステップS1580に跳ぶ。さも
なければ制御はステップS1570に続く。ステップS1570
において、バッテリーレベルをチェックするルーチンが
実行される。次に制御はステップS1510に戻る。
【0095】ステップS1580において自動ON/OFFモード
に入る。次に制御はステップS1590に続く。ステップS
1590において表示部140 は消される。次に制御はステッ
プS1600に続く。ステップS1600においてタイマが40
0msに設定されてONボタンは使用可能になる。次に制
御はステップS1610に続く。ステップS1610においてマ
イクロプロセッサの一時停止は、図11に示された消費
電力の高い高速処理モードのタイミング周期では20m
s、または図12に示された消費電力の低い低速処理モ
ードのタイミング周期では85ms、の状態から400ms
へセットされる。400ms一時停止が完了した後に、制
御はステップS1620に続く。ステップS1620において、
制御装置110 は動作を再開する。次に制御はステップS
1630に続く。
【0096】ステップS1630において、ONボタンが押
されたかどうかを判断する。もしそうなら、制御はま
た、ステップS1660に跳ぶ。さもなければ、制御はステ
ップS1640に続く。ステップS1640において、またステ
ップS1500に記述された測定が繰り返される。次に制御
はステップS1650に続く。ステップS1650において、ト
ランスデューサ130 のスライドとスケールに何らかの相
対運動があったかどうかを判断する。もしそうなら制御
はステップS1660に続く。さもなければ制御はステップ
S1600に戻る。ステップS1660においてステップS1070
にどのように達したかに依存して制御はステップS1030
またはステップS1460に戻る。
【0097】図10は、低消費電力チェック処理S1550
をより詳細に示す。図10に例示するようにこの処理に
入ると制御はステップS1700に続く。ステップS1700に
おいて、自動OFFモードが可能であるかどうかを判断
する。もしそうなら制御はステップS1710に続く。さも
なければ制御はステップS1720に跳ぶ。ステップS1710
において、最後に消費電力の低い低速処理モードに入っ
て以来20分が経過したかどうかを判断する。もし20
分が経過したと判断するならば制御はステップS1730に
跳ぶ。さもなければ制御はステップS1720に続く。
【0098】ステップS1720において、図12に例示す
るように125msタイミング周期が開始される。この1
25msタイミング周期において、40msの低速処理区間
の後に85msの低速一時停止区間が続いている。次に、
85msの低速一時停止区間の間は、制御装置110 は命令
の実行を行わない。次に制御はステップS1780に跳ぶ。
【0099】上記のように、もしもステップS1710で消
費電力の低い低速処理モードが20分間アクティブであ
ったら、制御はステップS1730へ跳ぶ。ステップS1730
において、自動ONスリープモードが動作可能かどうか
を判断する。もしそうなら制御はステップS1770に跳
ぶ。さもなければ制御はステップS1740に続く。ステッ
プS1740においてスリープモードが開始される。次に制
御はステップS1750に続く。ステップS1750においてO
Nボタンが押されたかどうかを判断する。もしなければ
制御はステップS1750に戻る。さもなければ制御はステ
ップS1760に続く。ステップS1760において制御装置11
0 は動作を再開する。次に制御はステップS1780に跳
ぶ。
【0100】もし自動ONスリープモードが可能なら
ば、制御はステップS1730からステップS1770に跳ぶ。
ステップS1770において、自動ONスリープモードのた
めのフラグが設定される。次に制御はステップS1780に
続く。ステップS1780において、制御はステップS1560
に戻る。
【0101】図11は消費電力が高い高速処理モードに
おけるタイミング周期を示す。図12は消費電力が低い
低速処理モードにおけるタイミング周期を示す。図11
に例示するように、システムがそれぞれcoarse(粗い)
測定モード、medium(中間の細かさ)測定モード、fine
(細かい)測定モードにあるとき、20msの低速一時停
止ディレイがタイミング周期に挿入される。これは制御
装置110 がクロック回路150 の遅い発振器をOFFし
て、極めて遅い発振器をONすることを意味している。
次に、制御装置110 は20msの間一時停止する。一時停
止の間に制御装置110 による電力消費はほんの7μAで
ある。
【0102】次に、制御装置110 を停止させて消費電力
が低い低速処理モードでは、ステップS1030の消費電力
が高い高速処理モードの秒あたり実行回数を制限するこ
とであり、過剰時間をできる限り低いパワーモード内で
消費するためである。図11に例示するように、電子測
定システムがミリメートル測定モードにある時に約8m
s、および電子測定システム100 がインチ測定モードに
ある時に約12ms、消費電力が高い高速処理モードで実
行する。
【0103】電子測定システムが常に測定を行うよう使
用されている時には、これは強力な電力保存機能であ
る。図11に例示するように、消費電力が高い高速処理
の間に、制御装置110 は消費電力が高い高速処理モード
タイミングの個々の8ms(または、12ms)高速処理部
分の間に約300μAを消費する。従って、個々の32
ms周期の62%(インチモード)、または28ms周期の
71%(ミリメートルモード)においてほんの7μAが
消費される。
【0104】従って、インチモードにおける個々の32
ms周期の間に、ほんの307μAが消費されるのに対し
て、もしも全て高速処理モードで制御装置110 を動作さ
せると800 μAが消費される。同様に、ミリメートルモ
ードでは1050μAが消費される。
【0105】従って、図11に例示するように、タイミ
ング周期の速い区間で消費される電流が300μA、お
よびタイミング周期の遅い一時停止区間で消費される電
流が7μA、電子測定システムがミリメートルモードに
ある時は遅い一時停止ディレイ区間の追加により平均電
流消費量を117μAに、またインチモードの時は約9
1μAに減らすことができる。
【0106】図12は消費電力が低い低速処理モードに
おけるタイミング周期を示す。図12に例示するよう
に、125msタイミング周期の40msにおける低速動作
の区間で、ステップS1070の消費電力が低い低速処理モ
ードのステップが図9に例示するように実行される。消
費電力が低い低速処理モードにおけるクロック回路150
の32kHz 発振器だけがアクティブである。従って40
msについて低速動作の区間で消費電力は約15μAであ
る。
【0107】次に、一時停止は上記のように消費電力が
低い低速処理モードS1070におけるタイミング周期の8
5msについて一時停止区間で作動する。この一時停止区
間では命令は全く実行されず、電流は再度7μAまで低
下する。従って、消費電力が低い低速処理モードの平均
的な電流消費量は約10μAである。断続的な測定(例
えば、1 分あたり1または2回の測定)を得るためにこ
の発明の電子測定システムが断続的に使われ、この発明
の電子測定システムを使う上で、消費電力が低い低速処
理モードにより多量のパワー保存を提供できる。まれに
消費電力が高い高速処理モードが相対的に使われるの
で、このモードにおいてステップS1030で消費される約
100μAは大部分無視できる。従って、この発明の電
子測定システムのおおよその電池寿命は消費電力が低い
低速処理モードの間に消費される10μA操作電流に基
づいて決定される。
【0108】上記ではこの発明が特定の実施例に基づい
て記述されているが、多くの置換、変更およびバリエー
ションが技術的に可能であることが明らかである。従っ
て、本発明は前記好適な実施例により制限されない。発
明の要旨を逸脱しない範囲で下記の実施例が得られる。
【0109】特に、この発明は、制御装置、信号生成処
理回路およびトランスデューサを備えた電子測定システ
ムの電力を保存する方法である。この方法には以下のも
のが備えられる。 1)第1のクロック信号で制御装置を操作する。 2)信号生成を制御して測定値を取得するときだけ信号生
成処理回路を動作させる。 3)信号生成処理回路は第2のクロック信号(第1のクロ
ック信号よりも周波数が高い)で動作する。
【0110】第1のクロック信号は最低500kHz であ
り、第2のクロック信号は最低1MHz である。より特殊
な場合、第1のクロック信号は800kHz 、第2のクロ
ック信号は2MHz である。制御装置は第1のクロック信
号で動作させる。
【0111】4)第1のクロック信号を出力するために、
電子測定システムのクロック回路をセットする。 5)トランスデューサのスライド部材がスケール部材に相
対的に移動したかどうか判断する。 6)もしもスライド部材がスケール部材に対して相対的に
動いている時には、第3のクロック信号を用いて消費電
力が高い高速処理モードで制御装置を動作させる。 7)スライド部材がスケール部材に対して相対的に動いて
いない時には、第3のクロック信号を用いて消費電力が
低い低速処理モードで制御装置を動作させる。
【0112】前記第3のクロック信号の周波数は、最大
100kHz あるいは32kHz である。
【0113】その上に、消費電力が高い高速処理モード
において制御装置を動作させているステップは以下のよ
うに構成される
【0114】 8)タイミング周期の第1区間において、第1のクロック
信号で制御装置を動作させる。 9)第1のクロック信号よりも周波数が低い第3のクロッ
ク信号において、タイミング周期の第2区間において、
第3のクロック信号で制御装置を動作させる。
【0115】より特殊な場合、タイミング周期の第1区
間は、タイミング周期の第2区間より短い。明確に、タ
イミング周期の第1区間は、最大12msであり、タイミ
ング周期の第2区間は、最低20msである。
【0116】付加的にタイミング周期の第2区間に第2
の周波数で制御装置を動作させているステップは以下の
ように構成する。
【0117】10) 第3のクロック信号を出力するため
に、電子測定システムのクロック回路をセットする。 11) 制御装置のタイマを、予め設定された時限にセット
する。 12) 制御装置の停止処理操作。 13) 予め設定された時限が経過したかどうかの判断。 14) 最初の周波数でクロック信号を出力するために、ク
ロック回路をセットする。 15) 制御装置の処理操作を再スタートする。
【0118】その上に、タイミング周期の第1区間に第
1の周波数で制御装置を動作させているステップが以下
のように構成される。
【0119】8)信号生成を可能にし、回路を処理する。 9)トランスデューサを使って最低1つの位置測定信号を
生成する。 10) 信号生成処理回路から最低1つの位置測定信号を入
力する。 11) トランスデューサのスケール部材とスライド部材の
相対的な位置を規定するために、最低1回の位置測定を
処理する。
【0120】より特殊な場合、トランスデューサを使い
最低1つの位置測定信号を生成するステップは以下のよ
うに構成される。
【0121】12) 信号生成処理回路から最低1つの信号
をトランスデューサへ出力する。 13) トランスデューサから最低1つの出力信号を信号生
成処理回路に入力する。 14) 最低1つの位置測定信号を生成するために、最低1
つの出力信号を処理する。
【0122】加えて、出力、入力および生成ステップは
トランスデューサのスケール部材上のそれぞれの電極で
繰り返される。
【0123】その上に、消費電力が低い低速処理モード
において制御装置を動作させているステップは以下のよ
うに構成される。
【0124】8)第2のタイミング周期の第1区間に、第
1の周波数より低い第3の周波数で制御装置を動作させ
る 9)第2のタイミング周期の第2区間において制御装置を
停止操作する。
【0125】より特殊な場合、第2のタイミング周期の
第1区間は、第2のタイミング周期の第2区間より短
い。明確にタイミング周期の第1区間は、最大40msで
あり、タイミング周期の第2区間は、最低85msであ
る。
【0126】同様に、この発明は電子測定システムの電
力を保存する方法、制御装置、信号生成処理回路および
トランスデューサを含んでいて、この方法は以下のよう
に構成される。
【0127】1)高速処理モードにおいてトランスデュー
サを使った測定をするために、第1のタイミング周期を
使用して制御装置を動作させる。 2)第1のタイミング周期の第1区間において、第1の周
波数で制御装置を動作させる。 3)第1のタイミング周期の第1区間で測定する。 4)第1のタイミング周期の第2区間において第2の周波
数で制御装置を動作させる。 5)第1のタイミング周期の第2区間において制御装置の
処理操作を停止する。 6)測定が得られない時に低速処理モードの第2のタイミ
ング周期を使って制御装置を動作させる。 7)第2のタイミング周期の第1区間において、第2の周
波数で制御装置を動作させる。 8)第2のタイミング周期の第2区間において制御装置の
処理操作を停止する。
【0128】この発明の方法、第1のクロック信号は最
低500kHz であり、第2のクロック信号は最大100
kHz である。より明確にには第1のクロック信号は80
0kHz であり、第2のクロック信号は32kHz である。
【0129】この発明の方法において、第1のタイミン
グ周期の第1区間に第1のクロック信号で制御装置を動
作させているステップは以下のように構成される。
【0130】9)第1のクロック信号を出力するように、
電子測定システムのクロック回路をセットする。 10) 信号生成処理回路を測定する時だけ動作可能にす
る。 11) 信号生成処理回路が動作可能な時だけ、第1のクロ
ック信号よりも周波数の高い第3のクロック信号で回路
を動作させる。
【0131】一般に、第3のクロック信号は最低1MHz
である。より明確には2MHz である。この発明の方法で
は、第1のタイミング周期の第1区間は、第1のタイミ
ング周期の第2区間より短い。さらに、第2のタイミン
グ周期の第1区間は、第2のタイミング周期の第2区間
より短い。明確に第1のタイミング周期の第1区間は最
大12msであり、第1のタイミング周期の第2区間は最
低20msである。代わりに、第1のタイミング周期の第
1区間は、最大40msであり、第1のタイミング周期の
第2区間は最低85msである。
【0132】この発明の方法において、第1のタイミン
グ周期の第1区間に行う測定ステップは以下のように構
成される。
【0133】9)信号生成を動作可能にし、回路を処理す
る。 10) トランスデューサを使って最低1つの位置測定信号
を生成する。 11) 信号生成処理回路から最低1つの位置測定信号を入
力する。 12) トランスデューサのスケール部材とスライド部材の
相対位置を規定するために、最低1回の位置測定を処理
する。
【0134】その上に、トランスデューサを使って最低
1つの位置測定信号を生成するステップは以下のように
構成される。
【0135】13) 信号生成処理回路から最低1つの信号
をトランスデューサへ出力する。 14) トランスデューサから最低1つの出力信号を信号生
成処理回路に入力する。 15) 最低1つの位置測定信号を生成するために、最低1
つの出力信号を処理する。
【0136】付加的に、出力、入力および生成ステップ
はトランスデューサのスケール部材のスケール電極のそ
れぞれについて繰り返される。
【0137】この発明の方法において、第1のタイミン
グ周期の第2区間に第2のクロック信号で制御装置を動
作させているステップは以下のように構成される。
【0138】 9)第2のクロック信号を出力するために、電子測定シス
テムのクロック回路をセットする。 10) 制御装置のタイマを、予め設定された時限にセット
する。 11) 制御装置の処理操作を停止する。 12) 予め設定された時限が経過したかどうかの判断す
る。 13) 第1のクロック信号を出力するために、クロック回
路をセットする。 14) 制御装置の処理操作を再スタートする。
【0139】特にこの発明の電子測定システムは以下の
ように構成される。
【0140】1)制御装置。 2)少なくとも第1のクロック信号を出力可能なクロック
回路。 3)制御装置によりコントロールされる信号生成処理回
路。 4)信号生成処理回路に接続されたトランスデューサ。
【0141】信号生成処理回路は、制御可能なで、第1
のクロック信号よりも周波数の高い第2のクロック信号
を出力する内部クロック回路を持っていて、この内部ク
ロック回路は測定操作の時だけ第2のクロック信号を出
力可能。
【0142】この発明の電子測定システムでは、第1の
クロック信号は最低500kHz であり、好ましくは、8
00kHz である。
【0143】この発明の電子測定システムでは、第2の
クロック信号は最低1MHz であり、好ましくは、2MHz
である。
【0144】この発明の電子測定システムでは、クロッ
ク回路は第1のクロック信号よりも低い周波数の第3の
クロック信号を第1のクロック信号として出力すること
ができる。一般にこの第3のクロック信号は最大100
kHz であり、好ましくは32kHz である。加えて、制御
装置は測定の時は第1のクロック信号で、非測定の時は
第3のクロック信号で動作する。
【0145】同様にこの発明の電子測定システムは以下
のように構成される。
【0146】1)制御装置。 2)第1のクロック信号および第2のクロック信号のうち
の1つを制御装置に選択的に出力可能なクロック回路。 3)制御装置によりコントロールされる信号生成処理回
路。 4)信号生成処理回路に接続されたトランスデューサ。
【0147】クロック回路は、測定動作の時は第1のク
ロック信号で、非測定動作の時は第3のクロック信号で
制御装置にクロック信号を出力する。
【0148】この発明の電子測定システムでは、第1の
クロック信号は最低500kHz であり、好ましくは、8
00kHz である。同様に、第2のクロック信号は最大1
00kHz であり、好ましくは、32kHz である。
【0149】この発明の電子測定システムにおいて、信
号生成処理回路は、動作/非動作を制御可能で、第1の
クロック信号よりも周波数が高い第3のクロック信号に
よる第2のクロック信号を出力する内部クロック回路を
持っていて、この内部クロック回路は測定操作の時だけ
第2のクロック信号を出力可能である。
【0150】
【発明の効果】本発明により、消費電力低減して実用的
な電池寿命得ることができる電子測定システムを提供可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子測定システムの好適な1実施
例における回路ブロック図である。
【図2】図1のプリアンプ240 、サンプルホールドディ
レイ回路250 、RCタイミング回路160 およびサンプルホ
ールド回路260 を詳細に示す。
【図3】図1の復調器270 とインテグレータ280 を詳細
に示す。
【図4】図1のバーストクロック回路210 を詳細に示
す。
【図5】図4のバーストクロック回路210 の入出力信号
を示す。
【図6】図1の電子測定システム100 の操作を概説する
フローチャートである。
【図7】図6の高速処理モードを詳細に示す。
【図8】図7の省電力ディレイ挿入処理を詳細に示す。
【図9】低速処理モードを詳細に示す。
【図10】図9の低消費電力チェック処理を詳細に示
す。
【図11】高速処理モードにおけるタイミング周期を示
す。
【図12】低速処理モードにおけるタイミング周期を示
す。
【符号の説明】
100 電子測定システム 110 制御装置 120 信号生成処理回路 130 トランスデューサ 140 表示部 150 クロック回路 160 RCタイミング回路 170 シリアルデータポート 180 ボタンパッド 200 制御/タイミング回路 210 バーストクロック回路 220 トランスミッターパルス生成回路 230 入力マルチプレクサー 240 プリアンプ 250 サンプルホールドディレイ回路 260 サンプルホールド回路 270 復調器 280 インテグレータ 290 A/D コンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド スカーニック アメリカ合衆国 ワシントン州 カーク ランド ワンハンドレッドサーティフィ フス レーン ノースイースト 10523 (56)参考文献 特開 平4−320913(JP,A) 特開 平9−46316(JP,A) 特開 平5−274055(JP,A) 特開 昭63−282511(JP,A) 特開 平5−340797(JP,A) 特開 平6−11304(JP,A) 特開 平6−26850(JP,A) 特開 昭62−287116(JP,A) 特開 平6−51862(JP,A) 特開 平7−334266(JP,A) 特表 平6−502264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/02 G01B 7/02 G01D 5/245

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置と、この制御装置によって制御
    される信号生成処理回路と、スケール部材およびこのス
    ケール部材に対して相対運動可能なスライド部材を備え
    ると共に前記信号生成処理回路から出力される信号を入
    力して前記スケールと前記スライドの相対位置に基づい
    た変調信号を出力するトランスデューサと、を備えた電
    子測定システムの省電力方法であって、 第1のクロック信号で前記制御装置を動作させ、 前記第1のクロック信号よりも周波数が高い第2のクロ
    ック信号で前記トランスデューサから出力される出力信
    号をサンプリングするように前記信号生成処理回路を動
    作させることを特徴とする電子測定システムの省電力方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、各測定動作周期を第
    1区間と第2区間とに分け、この第1区間において前記
    信号生成処理回路の動作を一旦停止させると共に前記第
    1のクロック信号で前記制御装置を動作させ、 前記第2区間において前記制御装置の動作を一旦停止さ
    せると共に前記第2のクロック信号で前記信号生成処理
    回路を動作させることを特徴とする電子測定システムの
    省電力方法。
  3. 【請求項3】 請求項1および2において、前記スライ
    ド部材が前記スケール部材に対して相対的に動いている
    かどうかを判断し、 相対的に動いていると判断した時は前記第1のクロック
    信号の周波数を上げたクロック信号で前記制御装置を動
    作させ、 もしくは相対的に動いていないと判断した時は前記第1
    のクロック信号の周波数を下げたクロック信号で前記制
    御装置を動作させることを特徴とする電子測定システム
    の省電力方法。
  4. 【請求項4】制御装置と、この制御装置によって制御さ
    れる信号生成処理回路と、スケール部材およびこのスケ
    ール部材に対して相対運動可能なスライド部材を備える
    と共に前記信号生成処理回路から出力される信号を入力
    して前記スケールと前記スライドの相対位置に基づいた
    変調信号を出力するトランスデューサと、を備えた電子
    測定システムの省電力装置において、 前記制御装置を動作させるための第1のクロック信号を
    生成出力するクロック回路と、前記信号生成処理回路内
    部の各回路ブロックの動作タイミングを制御する制御/
    タイミング回路と、 前記制御/タイミング回路からの制御信号に基づいて前
    記第1のクロック信号よりも周波数が高い第2のクロッ
    ク信号を生成出力するバーストクロック回路と、を備
    え、この第2のクロック信号で前記トランスデューサか
    ら出力される出力信号をサンプリングするように前記信
    号生成処理回路を動作させることを特徴とする電子測定
    システムの省電力装置。
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