JP2000305670A - 省電力制御装置、省電力制御方法及び情報処理装置 - Google Patents

省電力制御装置、省電力制御方法及び情報処理装置

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JP2000305670A
JP2000305670A JP11110332A JP11033299A JP2000305670A JP 2000305670 A JP2000305670 A JP 2000305670A JP 11110332 A JP11110332 A JP 11110332A JP 11033299 A JP11033299 A JP 11033299A JP 2000305670 A JP2000305670 A JP 2000305670A
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power saving
saving control
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Ryoji Ninomiya
良次 二宮
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の情報処理装置における省電力制御は、
入力デバイスからの入力が所定時間ない場合に省電力モ
ードに移行する、といったように装置の消費電力を間接
的にとらえた方式で行っていた。しかし、この方式は必
ずしも装置の消費電力を直接的に反映した省電力制御で
はなかった。 【解決手段】 電源コントローラ5が測定した情報処理
装置の消費電力を所定時間おきに、ユーティリティソフ
トがEC7から取得する。ユーティリティソフトは、こ
の消費電力と、所定の基準値との差を積算する。積算さ
れた値が所定値を超えた場合、ユーティリティソフトは
当該情報処理装置を省電力モードに移行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報処理機器の
電源制御技術に係わり、特に省電力制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理機器の小型化、薄型化に
より、いわゆるノート型コンピュータのようにユーザが
持ち運び可能な情報処理機器の普及が著しい。このよう
なノート型コンピュータに代表される情報処理機器を駆
動する場合、AC電源が使用できない環境においては、
バッテリーを用いて駆動することになる。情報処理機器
のユーザにとって、バッテリーの駆動時間はできるだけ
長いことが望ましい。
【0003】バッテリーの駆動時間を長くするために、
情報処理機器の表示装置の消費電力を細かく省電力制御
することが行われている。従来のこのような省電力制御
の一つが特表平8−508831号公報に開示される。
この公報に開示された省電力制御は、情報処理装置にお
ける入力デバイスの動作が所定時間無い場合に表示装置
を省電力モードに設定するというものである。具体的に
は、入力デバイスの動作状態をモニタするタイマを用
い、入力デバイスの非動作状態が所定時間続いた場合、
表示装置を省電力モードに移行させる、という方式を用
いている。
【0004】しかし、この方法では情報処理装置の消費
電力状態を直接モニタしているわけではなく、入力デバ
イスの非動作時間が所定時間続いた場合に表示装置を省
電力モードに設定する、という間接的な省電力制御にと
どまっていた。このような間接的な省電力制御では、必
ずしも消費電力を反映した制御が行えるとは限らない。
【0005】例えば、コンピュータの画面上でワードプ
ロセッサのソフトウェア(以下ワープロソフトと称す)
を起動し、文書処理を行う場合を考える。この場合、ユ
ーザはキーボードやマウスなどの入力デバイスを用いて
入力を行うだけでなく、入力を行わないでディスプレイ
上に表示された文書を目で追いながら作成文書の案を考
えることもある。ユーザからの入力が行われない場合で
も、コンピュータ側では、文書を表示するためにCPU
が計算を行っており、表示装置は画像表示を行ってい
る。入力デバイスの動作と、情報処理装置の処理状態に
依存する電力消費量との関係が必ずしも一定ではない。
また、従来の省電力制御ではこのような場合、ユーザが
表示装置上の文書を読んでいるにもかかわらず、所定時
間だけ入力デバイスからの入力が無い、という判断に従
って表示装置の表示を消してしまう、ということが起こ
ってしまう。
【0006】この他にも、DVDドライブを内蔵したタ
イプのコンピュータで、DVDタイトルを再生し、それ
を鑑賞するような場合も、同様の問題が起る。すなわ
ち、DVDタイトルを鑑賞する場合は、ユーザは画面を
見ているが、入力デバイスを使用しない状況である。従
来の省電力制御ではこのような場合、ユーザが表示装置
上の画像を見ているにもかかわらず、所定時間だけ入力
デバイスからの入力が無い、という判断に従って表示装
置の表示を消してしまう。DVDタイトルを鑑賞してい
る最中に表示が消されてしまうのは非常に具合が悪い。
【0007】これらの問題は全て、省電力制御を入力デ
バイスの非動作時間の長さという間接的な尺度で行って
いたために生じていた。情報処理装置が使用状態にある
にも関わらず、入力デバイスの動作がなされないため省
電力モードに移行する事態が頻繁に発生し、その都度ユ
ーザが通常モードへ復帰させなければならないという面
倒を強いることになっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
情報処理装置の消費電力状態を直接モニタしているわけ
ではなく、入力デバイスの動作をモニタする、という間
接的な省電力制御にとどまっていた。そのため、入力デ
バイスの動作と、情報処理装置の処理状態に依存する電
力消費量との関係が必ずしも一定ではない場合、効果的
な省電力制御が行えなかった。
【0009】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めになされたものであり、入力デバイス動作のみに依存
しない情報処理装置の非使用状態を反映した、省電力制
御を行う装置、及び方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、消費電力の
異なる複数の動作モードを持つ電子機器の省電力制御装
置であって、この電子機器の消費電力を測定する消費電
力測定手段と、この消費電力測定手段により測定された
消費電力に基づき、消費電力に関する所定条件を満たす
かどうか判定する判定部と、この判定部の判定に従っ
て、前記複数の動作モードを切り替える切り替え手段と
を具備し、前記判定部が所定条件を満たしたと判定した
場合、前記切り替え手段は消費電力の少ない動作モード
へ、動作モードを切り替えることを特徴とする。
【0011】このような構成によれば、情報処理装置の
消費電力を直接反映した、省電力制御を行うことが可能
となる。また、この発明は、消費電力の異なる複数の動
作モードを持つ電子機器の省電力制御方法であって、消
費電力を測定する測定ステップと、入力デバイスからの
入力を検知する検知ステップと、入力の検知が無い場
合、前記測定ステップで測定された消費電力値に基づ
き、所定条件を満たしているかどうかを判定する判定ス
テップと、この判定ステップで所定条件が満たされてい
ると判定された場合、動作モードを変更する変更ステッ
プとからなることを特徴とする。
【0012】このような構成によれば、情報処理装置の
消費電力を直接反映した、省電力制御を行うことが可能
となる。また、この発明は、消費電力の異なる複数の動
作モードを有する情報処理装置であって、この情報処理
装置の消費電力を測定する消費電力測定手段と、この消
費電力測定手段により測定された消費電力に基づき、消
費電力に関する所定条件を満たすかどうか判定する判定
部と、この判定部の判定に従って、前記複数の動作モー
ドを切り替える切り替え手段とを具備し、前記判定部が
所定条件を満たしたと判定した場合、前記切り替え手段
は消費電力の少ない動作モードへ、動作モードを切り替
えることを特徴とする。このような構成によれば、情報
処理装置の消費電力を直接反映した、省電力制御を行う
ことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の各実施形態に関わ
るコンピュータシステムの一例である、ノート型コンピ
ュータシステムの構成を示すブロック図である。本コン
ピュータシステムを交流電源で駆動しようとする際には
ACアダプタ1を用いる。このコンピュータを屋外で使
用する場合などの、ACアダプタ1で交流電源を使用で
きないような場合にはバッテリ2を電源として用いる。
これらの電源からシステムへ供給される電流を検出する
ために電流検出抵抗3を用いる。この電流検出抵抗3の
両端に生じる電圧を電流アンプ4が増幅して、電源コン
トローラ5に送信する。
【0014】電源コントローラ5はADコンバータ(図
示せず)を内蔵し、電流アンプ4から出力される電流や
分圧抵抗18で生じる電圧をADコンバータで読み取
る。また、この電源コントローラ5は読み取った電圧・
電流を定期的にエンベデッドコントローラ(以下ECと
称す)7に送信する。電源コントローラ5とEC7との
間のデータのやり取りはI2 Cバスと呼ばれるバスを介
して行われる。
【0015】ACアダプタ1やバッテリ2から供給され
る電圧から、このコンピュータシステムを駆動するため
の5Vや3.3Vといった電圧を生成するためにPow
erSupply(以下PSと称す)6を用いる。な
お、PS6の電源オン・オフの制御は電源コントローラ
5が行う。
【0016】この電源コントローラ5から送られたシス
テムの電圧・電流に関するデータはEC7が格納する。
ホストCPU8に対してはシステム管理割込み(Sys
tem Management Interrupt、
以下SMIと称す)信号を発生し、システム電圧や電流
のデータ電源コントローラ5から送信されたことを通知
する。このEC7は、ISAバスに接続され、8のホス
トCPUとのデータのやり取りが可能である。また、こ
のEC7はキーボードコントローラ(以下KBCと称
す)としての機能も有し、後述するマウス/キーボード
(以下KBと称す)19といった入力デバイスからの入
力データをホストCPU8へ受け渡すインタフェースの
役割も果たしている。
【0017】このシステム全体の動作の制御やデータ処
理はホストCPU8が実行する。このホストCPU8と
後述するDRAM10やPCIバスとの間を双方向で接
続するブリッジ機能を果たすのがNorth Brid
ge9である。このNorth Bridge9はゲー
トアレイで構成される。また、このシステムは主メモリ
としてDRAM10を使用する。また、このDRAM1
0は後述するユーティリティソフトにも使用される。S
ystem Management RAM(以下SM
RAMと称す)もこのDRAM10の中にある。
【0018】このシステムにおいて、画像データを表示
するために用いられるのがグラフィクスコントローラ1
1であり、画像データを本コンピュータシステムの表示
装置として用いるCRT12や液晶ディスプレイ(以下
LCDと称す)13に送信する。本コンピュータシステ
ムに標準の表示装置としてはLCD13を用いる。ま
た、グラフィクスコントローラ11はCRT12の省電
力制御を行う機能を有する。LCD13を使用するには
バックライト14を用いる。このバックライト14はL
CD13の背後からLCD13を照らすことでLCD1
3の視認性を向上させるようにするための装置である。
LCD13を表示装置として用いる場合の省電力制御は
このバックライト14の消費電力を制御することにより
実行される。
【0019】本コンピュータシステムのBasic I
/O System(以下BIOSと称す)や、本発明
の機能を実現するためのユーティリティソフトを格納す
るためにROM15を用いる。これら各種デバイス間の
バスとなるPCIバスとISAバスとの間を双方向で接
続するブリッジ機能を実現するのがSouth Bri
dge16である。このSouth Bridge16
は、ゲートアレイで構成されており、データの記憶再生
装置として用いられるHDD17の制御を行うIDEコ
ントローラも内蔵される。また、時間計測用クロックも
内蔵されている。データや、ワープロソフトなどのアプ
リケーションプログラム等の記憶再生装置として用いら
れるのがHDD17である。また、ワープロソフトなど
を使用するときなど、ユーザがコンピュータシステムに
対して入力を行う際に入力デバイスとして使用されるの
がマウスやキーボード(KB)19である。
【0020】ユーザがワープロソフトなどを起動する場
合、マウスなどから所定の入力を行い、ホストCPU8
がHDD17からワープロソフトのプログラムを読み出
し、DRAM10を用いて処理を行う。
【0021】これらの装置を具備したシステムの消費電
力について図2を参照して以下の通り説明する。図2は
システムの構成要素のうち、電源ON状態になっている
要素の組み合わせや、システムの使用状況により消費電
力がどのように変化するかを示したものである。
【0022】CPUやHDD、バックライトがOFFの
状態での消費電力は5Wである。この状態でバックライ
トをONにすると、消費電力は9.1Wとなる(バック
ライト単体の消費電力は4W程度である)。これらの状
態はそれぞれの構成要素がそれほど使用されていない状
態といえる。一方、CPUがフル稼動に近い状況にな
り、バックライトもONになると、消費電力は18.0
Wとなる。CPUがフル稼動するとその消費電力は約7
Wに達し、周辺回路の動作も行われるので、これほどの
消費電力となる。さらにHDDへのアクセスが行われる
と消費電力は18.1Wとなる。DVDドライブを内蔵
したタイプにおいて、DVDドライブを使用し、画像を
再生するような場合の消費電力は20Wを超えることが
ある。これらの状態はそれぞれの構成要素において、消
費電力も多くなっている状態といえる。
【0023】比較的消費電力の少ない状態と、多い状態
との間に、例えばバックライトを使用せずにCRTのよ
うな外部表示装置に表示を行う場合や、ワープロソフト
を使用する場合などが挙げられる。バックライトをOF
FにしてCRTに表示を行うような場合は、消費電力は
14.0Wとなる。ワープロソフトを通常使用する場
合、表示を行うためにバックライトはONの状態である
が、CPUにはそれほど負荷がかからないため、消費電
力は12W程度になる。
【0024】ユーザがシステムを使用している場合、こ
れらの状態を行き来することになるので、その都度消費
電力も変化する。本発明は、そのような消費電力の変化
にも対応可能である。上記の値を基に、各実施形態につ
いて説明する。
【0025】第一の実施形態について以下の通り説明す
る。第一の実施形態は、消費電力の値を所定の基準値か
ら引いた差を計算し、この差を積算カウンタを用いて積
算する。積算カウンタはDRAM10内に設けられる。
積算したこの値が所定のしきい値を超えた場合、条件を
満たしたと判定して、システムを省電力モードへと移行
させる。これらの差の計算や、積算、条件判定はユーテ
ィリティソフトにより行われる。消費電力が小さいほ
ど、基準値との差も大きくなり、積算した値がしきい値
を越えるのも早くなる。
【0026】本実施形態は、ユーザがあまり情報処理装
置を使用していない状況であれば消費電力も低くなり、
このような消費電力が低い状態で省電力モードへ移行す
るのはユーザにとっても影響が少ないという考えを背景
に持つ、ユーザフレンドリーな省電力制御である。ま
た、消費電力量を直接反映した省電力制御が可能とな
る。
【0027】第一の実施形態の動作について、図3のフ
ローチャート図を参照して以下の通り説明する。まず、
ユーティリティソフトがSouth Bridge16
内の時間計測用クロックを用いて、32秒時間が経過し
たかどうか判定する(S31)。この32秒という値は
ユーザなどが適宜変更することが可能である。時間的に
きめ細かい制御を行うのであれば、この時間を短くすれ
ば良いし、できるだけシステムへの負荷を減らしたいの
であれば、この時間を長くして計算の頻度を落とせば良
い。
【0028】32秒経過していなければ、再びこの時間
経過に関する判断ステップへと進む(S31のNo)。
32秒経過していれば、続いてユーティリティソフトは
BIOSの機能を呼び出し、EC7からシステムの電流
・電圧の情報を取得する(S31のYesからS3
2)。前述のように、これらシステムの電流・電圧の情
報は、電流検出抵抗3や、電流アンプ4、分圧抵抗18
から電源コントローラ5が読み取ったものをEC7が受
けている。ユーティリティソフトはS32でBIOSの
機能が呼び出された時点でEC7が保持している情報を
取得することになる。
【0029】続いてユーティリティソフトがS32で得
た電流・電圧に関する情報からシステムの消費電力を計
算する(S33)。ユーティリティソフトはこの計算し
た消費電力の値が15Wを超えているかどうか判定する
(S34)。ここで消費電力が15Wを超えていた場
合、ユーティリティソフトは積算カウンタをクリアする
(S34のYesからS35)。クリアした後は再びは
じめのS31へと進む。
【0030】消費電力が15Wを下回っていた場合、ユ
ーティリティソフトは、積算カウンタに新しい値を代入
する(S34のNoからS36)。新しい値は現在の積
算カウンタの保持する値に、15から消費電力の値を引
いたものを加えた値である。なお、これらS34やS3
6で15Wという数値を基準として用いているが、シス
テムの消費電力量や、ユーザの希望に応じて適宜他の値
に設定することも可能である。本実施形態では、ワープ
ロソフト使用時の省電力制御を想定しているので基準値
を15Wとしている。
【0031】続いて、ユーティリティソフトは、マウス
/KB19といった入力デバイスからの入力の有無につ
いて判定する(S37)。入力デバイスからの入力があ
った場合、EC7からの割込みがかかるので、ユーティ
リティソフトはシステムを省電力モードへは移行させる
べきではないと判断して、積算カウンタをクリアする
(S37のYesからS35)。積算カウンタをクリア
した後は再びはじめのS31へ進む。入力デバイスから
の入力がない場合、ユーティリティソフトは、積算カウ
ンタの値が30を超えたかどうか判定する(S38)。
【0032】積算カウンタの値が30を超えていない場
合(S38のNo)、ユーティリティソフトはまだ省電
力モードへ移行すべきではないとして、そのままはじめ
のS31へ進む。積算カウンタの値が30を超えている
場合、ユーティリティソフトはシステムを省電力モード
へと移行させる(S38のYesからS39)。この省
電力モードへの移行は、例えばCRT12やバックライ
ト14といった表示装置関係のパワーを落としたり、H
DDの回転モードを変化させたり、CPUの動作モード
を変えることで実現される。
【0033】なお、省電力モードへの移行条件となる、
積算カウンタの値が30を超えたかどうかという条件は
システムの消費電力量やユーザの希望に応じて適宜変更
することが可能である。この値を大きくすれば、省電力
モードへ移行し難くなる。
【0034】本実施形態によれば、例に挙げたシステム
において、アイドル状態が続くとすれば、32秒毎に積
算カウンタに約3ずつ加算され、積算カウンタが30を
超えるのは約320秒後、つまり約5分20秒後に省電
力モードに移行することになる(ただし、この値は時間
の計測開始時点により増減する)。途中、入力デバイス
からの入力がなくても、システムの消費電力量が変化す
ると、この時間も変化することになり、消費電力を直接
反映した省電力制御が可能となる。
【0035】第二の実施形態について以下の通り説明す
る。第二の実施形態は、電源コントローラ5が測定した
消費電力の値を、ユーティリティソフトがそのまま積算
カウンタを用いて積算する。積算カウンタはDRAM1
0内に設けられる。積算した値が所定のしきい値を超え
た場合、ユーティリティソフトは条件を満たしたと判定
して、システムを省電力モードへと移行させる。消費電
力が大きいほど、積算した値がしきい値を越えるのも早
くなる。第一の実施形態とは逆に、消費電力が大きいほ
ど早く省電力モードへと移行することになる。
【0036】本実施形態は、屋外等のACアダプタが使
用できないような環境において、できるだけバッテリー
による使用時間を長くしたい場合の対策の一つとして用
いることができる。この第二の実施形態も消費電力量を
直接反映した省電力制御であり、ユーザの好みに応じ第
一の実施形態と使い分けることが可能である。
【0037】第二の実施形態について、図4のフローチ
ャート図を参照して以下の通り説明する。まず、ユーテ
ィリティソフトがSouth Bridge16内の時
間計測用クロックを用いて、32秒時間が経過したかど
うか判定する(S41)。この32秒という値は第一の
実施形態と同様に、ユーザなどが適宜変更することが可
能である。時間的にきめ細かい制御を行うのであれば、
この時間を短くすれば良いし、できるだけシステムへの
負荷を減らしたいのであれば、この時間を長くして計算
の頻度を落とせば良い。
【0038】32秒経過していなければ、再びこの時間
経過に関する判断ステップへと進む(S41のNo)。
32秒経過していれば、続いてユーティリティソフトは
BIOSの機能を呼び出し、EC7からシステムの電流
・電圧の情報を取得する(S41のYesからS4
2)。前述のように、これらシステムの電流・電圧の情
報は、電流検出抵抗3や、電流アンプ4、分圧抵抗18
から電源コントローラ5が読み取ったものをEC7が受
けている。ユーティリティソフトはBIOSの機能が呼
び出された時点でEC7が保持している情報を取得する
ことになる。
【0039】続いてユーティリティソフトがS42で得
た電流・電圧に関する情報からシステムの消費電力を計
算する(S43)。続いてユーティリティソフトは、積
算カウンタに新しい値を代入する(S44)。新しい値
は現在の積算カウンタの保持する値に、消費電力の値を
加えた値である。
【0040】続いて、ユーティリティソフトは、マウス
/KB19といった入力デバイスからの入力の有無につ
いて判定する(S45)。入力デバイスからの入力があ
った場合、EC7からの割込みがかかるので、ユーティ
リティソフトはシステムを省電力モードへは移行させる
べきではないと判断して、積算カウンタをクリアする
(S45のYesからS46)。積算カウンタをクリア
した後は再びはじめのS41へ進む。入力デバイスから
の入力がない場合、ユーティリティソフトは、積算カウ
ンタの値が45を超えたかどうか判定する(S45のN
oからS47)。
【0041】積算カウンタの値が45を超えていない場
合(S47のNo)、ユーティリティソフトはまだ省電
力モードへ移行すべきではないとして、そのままはじめ
のS41へ進む。積算カウンタの値が45を超えている
場合、ユーティリティソフトはシステムを省電力モード
へと移行させる(S47のYesからS48)。この省
電力モードへの移行は、第一の実施形態と同様に、例え
ばCRT12やバックライト14といった表示装置関係
のパワーを落としたり、HDDの回転モードを変化させ
たり、CPUの動作モードを変えることで実現される。
【0042】なお、省電力モードへの移行条件となる、
積算カウンタの値が45を超えたかどうかという条件は
システムの消費電力量やユーザの希望に応じて適宜変更
することが可能である。この値を大きくすれば、省電力
モードへ移行し難くなる。
【0043】本実施形態によれば、例に挙げたシステム
において、アイドル状態が続くとすれば、32秒毎に積
算カウンタに約12ずつ加算され、積算カウンタが30
を超えるのは約96秒後、つまり約1分36秒後に省電
力モードに移行することになる(ただし、この値は時間
の計測開始時点により増減する)。途中、入力デバイス
からの入力がなくても、システムの消費電力量が変化す
ると、この時間も変化することになり、消費電力を直接
反映した省電力制御が可能となる。
【0044】また、バッテリ2の残量に応じて、第一の
実施形態と第二の実施形態とを使い分けることが可能で
ある。例えば、バッテリ2の残量に余裕がある場合は第
一の実施形態を用い、バッテリ2の残量がわずかになっ
てきた場合は、第二の実施形態に切り替える。このよう
にすればバッテリ残量が少なくなった場合、無理に消費
電力の大きな動作させようとすると、すぐに省電力モー
ドに入るため、ユーザへのバッテリ残量警告としての効
果も期待できる。
【0045】なお、第一、第二の実施形態において、省
電力モードを一つとして扱っているが、もちろん複数段
階の省電力モードを具備するようなシステムにも対応可
能である。例えば、第一の実施形態において、第一の省
電力モードとして、CPUの動作を消費電力の変換や積
算ができる程度に、バックライトをオンに、HDDをオ
フにして消費電力を抑えるモードに移行させる。この状
態で同様に消費電力の測定を行い、変換、積算を実行し
て、しきい値「30」を超えたときに第二の省電力モー
ドとして、CPUをオフに、バックライトをオフに、H
DDをオフにして消費電力を5Wほどに抑えるモードに
移行させる。
【0046】この場合、はじめに移行した第一の省電力
モード中でのしきい値の条件がはじめと同じ「30」で
あると、通常モードより基準値と消費電力との差が大き
くなっているので、早くしきい値を超えて第二の省電力
モードに移行する。第一の省電力モードにおけるしきい
値が「30」では動作が適当でないと考えられた場合
は、このしきい値を増減させて新たな条件を設定するよ
うにできる。このような省電力モードを増やすことで、
一層きめの細かい省電力制御を行うことができる。
【0047】第三、第四の実施形態について以下の通り
説明する。第三、第四の実施形態は、第一、第二の実施
形態において所定条件を満たし、システムが省電力モー
ドに移行した後の動作を考慮したものである。省電力モ
ードに移行した後、再び通常モードへ復帰するまでの時
間に応じて、再び省電力モードに移行するための所定条
件を変化させるというものである。
【0048】すなわち、省電力モードの状態があまり続
かなかった場合、これは頻繁に入力などが行われている
状態であり、次に省電力モードに入っても、またすぐに
通常モードへ復帰してしまう可能性が高い。省電力モー
ドから通常モードへの復帰には、予想外の電力消費が起
ることがあり、あまりに頻繁なモードの変化は問題があ
る。頻繁に通常モードへの復帰が起りうるような状況で
は、省電力モードへ移行する条件を厳しく設定した方が
効果的な場合もある。
【0049】また、逆に省電力モードの時間が長く続く
ような場合、これはシステムがあまり活動的な状況では
ないと推測される。このような場合、省電力モードへ移
行する条件を緩やかに設定すれば、すぐに省電力モード
に移行することができ、無駄を無くすことができる。以
下に述べる第三、第四の実施形態はこれらの考察を踏ま
えて、省電力モードに移行した後、再び通常モードへ復
帰するまでの時間に応じて、再び省電力モードに移行す
るための所定条件を変化させる。第三の実施形態はしき
い値を変化させるものであり、第四の実施形態は消費電
力を計算する時間間隔を変化させるものである。
【0050】第三の実施形態について、図5のフローチ
ャート図を参照して以下の通り説明する。本実施形態は
前述の第一の実施形態に組み合わせて使用する場合を示
す。図5のフローチャートの時点では、すでに省電力モ
ードに移行している。まず、通常モードと同様に、ユー
ティリティソフトがSouth Bridge16内の
時間計測用クロックを用いて、32秒時間が経過したか
どうか判定する(S51)。この32秒という値は通常
モードでの時間を流用することができる。
【0051】32秒経過していなければ、再びこの時間
経過に関する判断ステップへと進む(S51のNo)。
32秒経過していれば、続いてユーティリティソフトは
BIOSの機能を呼び出し、EC7からシステムの電流
・電圧の情報を取得する(S51のYesからS5
2)。
【0052】ユーティリティソフトはS52で得た電流
・電圧に関する情報からシステムの消費電力を計算する
(S53)。続いてユーティリティソフトは、省電力モ
ードにおける積算カウンタに新しい値を代入する(S4
4)。この積算カウンタは通常モード時の積算カウンタ
をクリアして使用しても良いし、通常モード時の積算カ
ウンタとは別にカウンタを設けても良い。新しい値は現
在の省電力モードにおける積算カウンタの保持する値
に、計算した消費電力の値を加えた値である。
【0053】続いて、ユーティリティソフトは、入力デ
バイスからの入力などで、システムが通常モードへの復
帰するかどうかについて判定する(S55)。復帰しな
い場合は、再び時間経過に関する判断ステップへ進む
(S55のNo)。復帰する場合、ユーティリティソフ
トは、積算カウンタの値が所定の値「M」より大きいか
どうか判定する(S56)。この値「M」は第一の実施
形態におけるしきい値である。初期値では「30」であ
る。
【0054】積算カウンタの値が「M」を超えている場
合(S56のYes)、システムがあまり活動的な状態
ではないと推測される。そこでユーティリティソフトは
次に省電力モードに移行しやすいように、しきい値を小
さくする(S57)。本実施形態では、「M」に0.9
をかけた値を新たなしきい値として用いるようにする。
つまり、この例で通常モードに戻ったら、しきい値は
「27」となり、以前より省電力モードに移行しやすく
なる。
【0055】積算カウンタの値がMを超えていない場合
(S56のNo)、これは頻繁に入力などが行われてい
る状態であり、次に省電力モードに入っても、またすぐ
に通常モードへ復帰してしまう可能性が高いと推測され
る。そこで、ユーティリティソフトは次に省電力モード
に移行しにくいように、しきい値を大きくする(S5
8)。本実施形態では、「M」に1.1をかけた値を新
たなしきい値として用いるようにする。つまり、この例
で通常モードに戻ったら、しきい値は「33」となり、
以前より省電力モードに移行しにくくなる。
【0056】S57、S58いずれの場合も「M」の値
を設定し直した後、通常モードに復帰する(S59)。
「M」の値を変化させるために、本実施形態では0.9
や1.1をかけたが、これは0.95や1.05など、
適宜設定できる。
【0057】第四の実施形態について、図6を参照して
以下の通り説明する。本実施形態は前述の第一の実施形
態に組み合わせて使用する場合を示す。図6のフローチ
ャートの時点では、すでに省電力モードに移行してい
る。まず、通常モードと同様に、ユーティリティソフト
がSouth Bridge16内の時間計測用クロッ
クを用いて、32秒時間が経過したかどうか判定する
(S61)。この32秒という値は、当初の通常モード
での時間を流用することができる。
【0058】32秒経過していなければ、再びこの時間
経過に関する判断ステップへと進む(S61のNo)。
32秒経過していれば、続いてユーティリティソフトは
BIOSの機能を呼び出し、EC7からシステムの電流
・電圧の情報を取得する(S61のYesからS6
2)。
【0059】ユーティリティソフトはS62で得た電流
・電圧に関する情報からシステムの消費電力を計算する
(S63)。続いてユーティリティソフトは、省電力モ
ードにおける積算カウンタに新しい値を代入する(S6
4)。この積算カウンタは通常モード時の積算カウンタ
をクリアして使用しても良いし、通常モード時の積算カ
ウンタとは別にカウンタを設けても良い。新しい値は現
在の省電力モードにおける積算カウンタの保持する値
に、計算した消費電力の値を加えた値である。
【0060】続いて、ユーティリティソフトは、入力デ
バイスからの入力などで、システムが通常モードへの復
帰するかどうかについて判定する(S65)。復帰しな
い場合は、再び時間経過に関する判断ステップへ進む
(S65のNo)。復帰する場合、ユーティリティソフ
トは、積算カウンタの値が所定の値「M」より大きいか
どうか判定する(S66)。この値「M」は第一の実施
形態におけるしきい値「30」である。
【0061】積算カウンタの値が「M」を超えている場
合(S66のYes)、システムがあまり活動的な状態
ではないと推測される。そこでユーティリティソフトは
次に省電力モードに移行しやすいように、消費電力を測
定する時間間隔を32秒より狭める(S67)。この例
で通常モードに戻ったら、たとえば16秒毎に消費電力
を測定し積算することになるので、以前より省電力モー
ドに移行しやすくなる。
【0062】積算カウンタの値がMを超えていない場合
(S66のNo)、これは頻繁に入力などが行われてい
る状態であり、次に省電力モードに入っても、またすぐ
に通常モードへ復帰してしまう可能性が高いと推測され
る。そこで、ユーティリティソフトは次に省電力モード
に移行しにくいように、消費電力を測定する時間間隔を
32秒より広げる(S68)。この例で通常モードに戻
ったら、たとえば64秒毎に消費電力を測定し積算する
ことになるので、以前より省電力モードに移行しやすく
なる。
【0063】S67、S68いずれの場合も測定時間間
隔を設定し直した後、通常モードに復帰する(S6
9)。新たな測定時間間隔についても適宜設定すること
が可能である。
【0064】なお、これらの実施形態において、「M」
の値を基準にして、この値を超えた場合と下回った場合
について、それぞれしきい値や時間間隔の条件を変更し
ていたが、それらの値に上限や下限を設けておくことも
可能である。また、基準値を超えた場合のみ条件を変更
することや、基準値を下回った場合のみ条件を変更する
ようにすることも可能である。
【0065】第五の実施形態について図7を参照して以
下の通りに説明する。第五の実施形態は消費電力に関す
る値を積算するのではなく、所定条件が満たされた回数
をカウントして、その回数がある値を超えたときに省電
力制御に移行する。
【0066】他の実施形態と同様に、所定時間間隔で電
源コントローラ5が消費電力をモニターし、EC7へと
通知する。ユーティリティソフトがBIOSの機能を呼
び出して、EC7からDRAM10へデータを取り込
む。また、ユーティリティソフトがDRAM10に後述
するしきい値や基準値についての情報を格納する。ま
た、このDRAM10には、ユーティリティソフトによ
り、システムの消費電力がこの基準値を下回った回数を
カウントするカウンタが設けられている。システムの消
費電力が少なくなっている場合、その状態は基準値を下
回った回数の多さとしてこのカウンタに反映される。
【0067】図7は消費電力値の推移と、省電力モード
への移行の関係について示すグラフである。縦軸は消費
電力の値を示し、横軸は時間経過を示す。グラフ上の丸
印は、それぞれEC7が所定時間間隔で取り込んだ消費
電力値を示す。ここでは白丸の系列と黒丸の2系列を例
に説明する。なお、見やすいように各系列について線で
結んでいる。
【0068】白丸の系列について説明する。これはシス
テムの消費電力が大きい場合の例である。はじめの4つ
については、しきい値も超えず、基準値を下回ることも
ない。5番目の白丸に至って、消費電力がしきい値を超
えたので、カウンタをクリアし、また始めからカウント
を始める。
【0069】次に黒丸の系列について説明する。これは
システムの消費電力が小さい場合の例である。はじめの
3つについては、しきい値も超えず、基準値を下回るこ
ともない。4番目の黒丸で基準値を下回る。ここでカウ
ンタは「1」とカウントする。続いてしきい値を上回る
こともなく、7番目の黒丸で基準値を下回る。ここでカ
ウンタは「2」とカウントする。続いてしきい値を上回
ることもなく、10番目の黒丸で基準値を下回る。ここ
でカウンタは「3」とカウントする。カウンタの値が
「3」となったので、システムの消費電力が低く、不活
性状態であるとして省電力モードへ移行する。
【0070】この例では、黒丸の系列において、しきい
値を超えることなく3回きっ馴致を下回ったので、省電
力モードへの移行が行われたが、途中で1度でも消費電
力がしきい値を上回った場合、必ずしもシステムが不活
性状態であるとは言えないので、カウンタを「0」にク
リアして、カウントを再開する。例えば黒丸の系列にお
いて、6番目の黒丸でしきい値を超えた場合、カウンタ
の値「1」をクリアして、カウントをはじめから再開す
ることになる。
【0071】なお、この実施形態においても、しきい値
や基準値、省電力モードに移行するためのカウンタの値
についてユーザが設定を行い、ユーザの要望に応じた動
作をさせることが可能である。
【0072】上述した本願発明の各実施形態では特に限
定しなかったが、本発明は省電力制御が有用なノート型
コンピュータなどの、バッテリーで駆動する携帯型の情
報処理装置に特に有効である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、情報処理装置の消費電力を直接反映した、省電力制
御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態に係わるコンピュータシス
テムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】本発明の各実施形態に係わるコンピュータシス
テムの動作状況とそれに対応する消費電力について示す
図。
【図3】本発明の第一の実施形態の動作を示すフローチ
ャート図。
【図4】本発明の第二の実施形態の動作を示すフローチ
ャート図。
【図5】本発明の第三の実施形態の動作を示すフローチ
ャート図。
【図6】本発明の第四の実施形態の動作を示すフローチ
ャート図。
【図7】本発明の第五の実施形態の動作を示すフローチ
ャート図。
【符号の説明】
1…ACアダプタ、2…バッテリ、3…電流検出抵抗、
4…電流アンプ、5…電源コントローラ、6…Powe
r Supply、7…Embedded Contr
oller、8…ホストCPU、9…North Br
idge、10…DRAM、11…グラフィクスコント
ローラ、12…CRT、13…LCD、14…バックラ
イト、15…ROM、16…South Bridg
e、17…HDD、18…分圧抵抗、19…マウス/K

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消費電力の異なる複数の動作モードを持つ
    電子機器の省電力制御装置であって、 この電子機器の消費電力を測定する消費電力測定手段
    と、 この消費電力測定手段により測定された消費電力に基づ
    き、消費電力に関する所定条件を満たすかどうか判定す
    る判定部と、 この判定部の判定に従って、前記複数の動作モードを切
    り替える切り替え手段とを具備し、 前記判定部が所定条件を満たしたと判定した場合、前記
    切り替え手段は消費電力の少ない動作モードへ、動作モ
    ードを切り替えることを特徴とする省電力制御装置。
  2. 【請求項2】前記省電力制御装置は更に、 前記電子機器への入力デバイスからの入力を検知する入
    力検知手段とを具備し、 前記入力検知手段により、この電子機器への所定入力が
    検知された場合、前記判定部を初期化することを特徴と
    する請求項1記載の省電力制御装置。
  3. 【請求項3】前記判定部は、 前記消費電力測定手段により測定された消費電力につい
    て積算する積算手段とを具備し、 当該判定部は、この積算手段により積算された値が所定
    のしきい値を超えた場合、条件を満たしたと判定するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の省電力制御装置。
  4. 【請求項4】 前記積算手段は、前記消費電力につい
    て、前記測定された消費電力値と所定の基準値との差に
    変換して積算を行うことを特徴とする請求項3記載の省
    電力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記判定部の判定は、所定時間おきに行
    われることを特徴とする請求項1記載の省電力制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記判定部の判定は、所定時間おきに行
    われることを特徴とする請求項3記載の省電力制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記省電力制御装置は、消費電力の少な
    い動作モードへ動作モードを切り替えた後も、前記消費
    電力測定手段による消費電力の測定と、前記判定部によ
    る判定を継続し、前記判定部が所定の第二の条件を満た
    したと判定した場合、前記切り替え手段が更に消費電力
    の少ない動作モードへと動作モードを切り替えることを
    特徴とする請求項1記載の省電力制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の省電力制御装置は、 前記判定部が、所定条件を満たしたと判定して、消費電
    力の少ない動作モードに動作モードを切り替えた後、 消費電力の少ない動作モードにおいて前記消費電力測定
    手段は消費電力の測定を継続し、消費電力の少ない動作
    モードにおける消費電力に応じて前記判定部は前記所定
    条件を変更することを特徴とする請求項1記載の省電力
    制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の省電力制御装置は、 前記判定部が、所定条件を満たしたと判定して、消費電
    力の少ない動作モードに動作モードを切り替えた後、 消費電力の少ない動作モードにおいて前記変換手段及び
    積算手段は動作を継続し、前記切り替え手段が動作モー
    ドを元の動作モードに切り替えるまでの積算値に応じ
    て、前記所定のしきい値の値を変更することを特徴とす
    る請求項3記載の省電力制御装置。
  10. 【請求項10】 前記しきい値の変更は、前記切り替え
    手段が動作モードを元の動作モードに切り替えるまでの
    積算値が所定値を超えた場合、新たなしきい値として前
    記しきい値より低い値を設定することを特徴とする請求
    項9記載の省電力制御装置。
  11. 【請求項11】 前記しきい値の変更は、前記切り替え
    手段が動作モードを元の動作モードに切り替えるまでの
    積算値が所定値を下回った場合、新たなしきい値として
    前記しきい値より高い値を設定することを特徴とする請
    求項9記載の省電力制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項3記載の省電力制御装置は、 前記判定部が、所定条件を満たしたと判定して、消費電
    力の少ない動作モードに動作モードを切り替えた後、 消費電力の少ない動作モードにおいて前記変換手段及び
    積算手段は動作を継続し、前記切り替え手段が動作モー
    ドを元の動作モードに切り替えるまでの積算値に応じ
    て、判定を行う前記所定時間の値を変更することを特徴
    とする請求項5記載の省電力制御装置。
  13. 【請求項13】 前記所定時間の値の変更は、前記切り
    替え手段が動作モードを元の動作モードに切り替えるま
    での積算値が所定値を超えた場合、新たな時間の値とし
    て前記所定時間の値より低い値を設定することを特徴と
    する請求項12記載の省電力制御装置。
  14. 【請求項14】 前記所定時間の値の変更は、前記切り
    替え手段が動作モードを元の動作モードに切り替えるま
    での積算値が所定値を下回った場合、新たな時間の値と
    して前記所定時間の値より高い値を設定することを特徴
    とする請求項12記載の省電力制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の判定部は、 消費電力に関する所定のしきい値と、基準値を保持し、 消費電力が前記所定のしきい値を超えない間、消費電力
    が前記基準値を下回る回数をカウントするカウント手段
    を具備し、 このカウント手段がカウントした値が所定値に達したと
    きに前記所定条件を満たしたと判定することを特徴とす
    る請求項1記載の省電力制御装置。
  16. 【請求項16】 前記所定条件はユーザが設定可能であ
    ることを特徴とする請求項1記載の省電力制御装置。
  17. 【請求項17】 消費電力の異なる複数の動作モードを
    持つ電子機器の省電力制御方法であって、 消費電力を測定する測定ステップと、 入力デバイスからの入力を検知する検知ステップと、 入力の検知が無い場合、前記測定ステップで測定された
    消費電力値に基づき、所定条件を満たしているかどうか
    を判定する判定ステップと、 この判定ステップで所定条件が満たされていると判定さ
    れた場合、動作モードを変更する変更ステップとからな
    ることを特徴とする省電力制御方法。
  18. 【請求項18】前記判定ステップは更に、 前記測定ステップで測定された消費電力値と、所定の基
    準値との差を求める算出ステップと、 この算出ステップで算出された値を積算する積算ステッ
    プと、 この積算ステップで積算された積算値が所定値を超えて
    いるかどうか比較する比較ステップを具備し、 この比較ステップで前記積算値が前記所定の基準値を超
    えている場合、所定条件を満たしたと判定することを特
    徴とする請求項17記載の省電力制御方法。
  19. 【請求項19】前記算出ステップにおいて、消費電力が
    前記所定の基準値を上回った場合、それまでの積算ステ
    ップで積算された値をクリアすることを特徴とする請求
    項18記載の省電力制御方法。
  20. 【請求項20】消費電力の異なる複数の動作モードを有
    する情報処理装置であって、 この情報処理装置の消費電力を測定する消費電力測定手
    段と、 この消費電力測定手段により測定された消費電力に基づ
    き、消費電力に関する所定条件を満たすかどうか判定す
    る判定部と、 この判定部の判定に従って、前記複数の動作モードを切
    り替える切り替え手段とを具備し、 前記判定部が所定条件を満たしたと判定した場合、前記
    切り替え手段は消費電力の少ない動作モードへ、動作モ
    ードを切り替えることを特徴とする情報処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の情報処理装置は、 前記判定部が、所定条件を満たしたと判定して、消費電
    力の少ない動作モードに動作モードを切り替えた後、 消費電力の少ない動作モードにおいて前記消費電力測定
    手段は消費電力の測定を継続し、消費電力の少ない動作
    モードにおける消費電力に応じて前記判定部は前記所定
    条件を変更することを特徴とする請求項20記載の情報
    処理装置。
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