JP3465642B2 - 淡色高透過ガラスおよびその製造方法 - Google Patents

淡色高透過ガラスおよびその製造方法

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JP3465642B2
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  • Glass Compositions (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、淡色高透過ガラス
により、特に太陽電池パネル用ガラスあるいは建築用ガ
ラスなどとして好適な淡い色調と高い透過率を有するソ
ーダ石灰系ガラスおよびそれらのガラスを低コストで製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の外装用には着色の淡いガラ
ス、とりわけ着色のほとんどないいわゆる白板ガラスが
好まれる傾向にある。また、炭酸ガス低減あるいは化石
燃料枯渇対策として太陽光発電が改めて注目を集めてお
り、その中でも発電効率を上げるために使われる太陽電
池パネルのカバーガラスが求められている。また基板ガ
ラスとしては、太陽光における高いエネルギー変換感度
を有する波長域での光の透過率が高いガラスが求められ
ている。
【0003】このような目的のガラスとしては、純度の
高い原料を用いることによって、鉄分を通常のソーダ石
灰系ガラスよりも極めて少なくすることにより得られ
る、着色が淡くて透過率の高いガラスが用いられてい
る。
【0004】例えば、特公平7−29810号公報に開
示された縁着色透明ガラスは、着色剤として重量%で表
示して0.02%より少ないFe23として表した全酸
化鉄を含有し、この全酸化鉄に対する第一鉄状態の鉄
(FeO)の比率が少なくとも0.4であるソーダ石灰
ガラスであり、それによって5.66mmの厚さで少な
くとも87%の光透過率(照明C)を示す、着色の少な
い透過率の高いガラスである。
【0005】また、同ガラスは上記に示された特性を得
るために少ないSO3含有量と、溶融操作が別々の液化
段階および清澄段階を含むという製造方法上の特徴と、
ガラス中の鉄分含有量を下げるために石灰石とドロマイ
トを含まないバッチ材料を用いることを特徴としてい
る。
【0006】また、特公平8−715号公報に開示され
た縁着色透明ガラスにおいては、同程度の酸化鉄を含有
するガラスに、縁の色が木調と調和する570〜590
nmの主たる透過波長を示すガラスとなるよう、微量の
Se,CoOを加えている。
【0007】あるいはまた、通常程度の酸化鉄を含有す
るガラスにおいて淡い色調と高い透過率を有するガラス
を得る手段としては、酸化セリウムなどの酸化剤を添加
し、着色と透過率低下をもたらす主たる成分であるFe
Oを低下させる方法が知られている。
【0008】例えば、特開平5−221683号公報に
開示された放射光透過率を調整した透明ガラスは、不純
物鉄分をFe23換算で0.06〜0.12wt%含有
する通常の透明なソーダ石灰系板ガラスにおいて、酸化
剤としてCeO2を0.1〜0.5%含有させたガラス
であり、ガラス中のFe2+/Fe3+の比を通常のソーダ
石灰系板ガラスの場合の38%から3〜10%へ低下さ
せ、600nm付近以上の波長域において高い透過率を
得ている。
【0009】一方、ガラスの母組成を変えることによっ
て、通常程度の酸化鉄を不純物として含有するソーダ石
灰系ガラスの着色を少なくする方法が提案されている。
【0010】例えば、特開平8−40742号公報に開
示された窓ガラスを製造するための透明なガラス組成物
によれば、酸化第2鉄に換算した酸化鉄の全量が0.0
2〜0.2重量%のソーダ石灰シリカ系ガラスにおい
て、その母組成を重量%で表示して69〜75%のSi
2、0〜3%のAl23、0〜5%のB23、2〜1
0%のCaO、2%未満のMgO、9〜17%のNa2
O、0〜8%のK2O、随意にフッ素、酸化亜鉛、酸化
ジルコニウム、および4重量%未満の酸化バリウムを含
み、アルカリ土類金属の酸化物の合計が10重量%以下
とすることにより、FeOの吸収帯を長波長に移動さ
せ、あるいはFeOの吸収帯の赤外の近くの可視範囲の
端で吸収帯の勾配を直線的にさせることによって、通常
の母組成のソーダ石灰シリカ系ガラスより着色が少ない
赤外吸収が良好な窓ガラスの製造が可能になるとされて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記特公平7−298
10号公報あるいは特公平8−715号公報に開示され
た縁着色透明ガラスにおいては、着色剤として含有され
るFe23として表した全酸化鉄を重量%で表示して
0.02%より少なく抑えるために、不純物として比較
的多量の酸化鉄を含有する石灰石やドロマイトを使用す
ることが不可能である。このため、酸化鉄量が少ない炭
酸カルシウム鉱物や水和アルミニウムのような特殊な原
料の使用が必要になり、その結果得られるガラスは高価
なものとなる。
【0012】更に、特公平7−29810号公報に開示
された縁着色透明ガラスにおいては、所望の純粋で明る
い青空(azure)色を得るために、全酸化鉄に対する第一
鉄状態の鉄(FeO)の比率を少なくとも0.4とする
必要がある。
【0013】そのためには溶融操作として別々の液化段
階および清澄段階を含むという特殊な製造方法をとるこ
とおよびSO3含有量を低く抑えることが望ましく、そ
の結果得られるガラスは一層高価なものとなる。
【0014】特開平5−221683号公報に開示され
た放射光透過率を調整した透明ガラスにおいては、通常
のソーダ石灰系板ガラスと同程度含有される酸化鉄を、
必要量の酸化剤、例えば酸化セリウムを添加することに
よって酸化し、含有される酸化鉄のFe2+/Fe3+の比
を通常のソーダ石灰系板ガラスの場合より低くしてい
る。
【0015】この方法によれば、確かにFeOの吸収を
低減させることによって、1000nm付近をピークと
する吸収は低減させることができるが、逆にFe23
400nm付近の吸収を増加させる結果、ガラスの色調
が黄色味を帯びたものとなり、用途によっては望ましく
ない。
【0016】また、酸化鉄が通常のソーダ石灰系板ガラ
スと同程度含有されるため、Fe2+/Fe3+の比を低下
させるためには比較的多量の酸化剤を必要とし、従って
ガラスのコストは高いものとなる。
【0017】また、このように400nm付近の吸収を
増加させることは、500〜600nm付近に最高のエ
ネルギー変換の感度を有する非晶質シリコンからなる太
陽電池の場合には、その変換効率が低下するため好まし
くない。
【0018】特開平8−40742号公報に開示された
窓ガラスを製造するための透明なガラス組成物において
は、ガラスの母組成を変えることによって通常程度の酸
化鉄を含有するソーダ石灰系ガラスの透過率を高めてい
る。
【0019】しかし、同特許に開示されている方法によ
る効果は、FeOの吸収を長波長側にずらす程度で、淡
い色調が望まれる建材用ガラスや高い透過率が必要とさ
れる太陽電池用ガラスには不十分である。
【0020】また、同特許に開示されている組成は、M
gOおよびMgO+CaOの量が少なく、またそれによ
る溶融上の不都合をNa2O量を通常より多めとするこ
とによって補っているため、耐候性が悪く、焼けが発生
し易くなると共に、コストが高いなど量産にも好ましく
ない組成となる。
【0021】また、同特許に開示された効果は、F、B
aOなどの成分を添加することによってより強められる
が、これらの成分の添加はコストを高める、Fの揮発に
よって窯寿命を短くしたり大気中に有害物が排出される
ことになるなど好ましくない。
【0022】本発明は、上記の従来技術の問題点に鑑み
なされたものであり、淡色高透過のガラス、特に太陽電
池パネル用ガラスあるいは建築用ガラスなどとして好適
な淡い色調と高い透過率を有するガラス、およびそれら
のガラスを低コストで製造する方法の提供を目的として
いる。
【0023】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、シリ
カ分を主成分とするガラスにおいて、着色成分として重
量%で表示して、0.02〜0.06%(ただし、0.
06%を含まず)のFe23に換算した全酸化鉄(T−
Fe23)、0.008%より少ないFeO、0.02
5〜0.5%の酸化セリウムを含有し、かつFe23
換算したFeOのT−Fe23に対する割合(以下、F
eO比)が22%以下である組成からなり、酸化鉄、酸
化セリウム、酸化マンガン以外に実質的に着色成分を含
有せず、3.2mmの厚みにおいて、日射透過率が8
9.5%以上、ISO9050に規定された紫外線透過
率が60%以下、C光源を用いて測定した可視光透過率
が90%以上である淡色高透過ガラスである。
【0024】ここで、本発明の淡色高透過ガラスの着色
成分は、0.02〜0.05%のFe23に換算した全
酸化鉄(T−Fe23)、0.008%より少ないFe
Oを含有することが望ましく、主波長が495nmより
大きくかつ575nmより小さく、刺激純度が0.4%
以下あることが更に望ましい。
【0025】また、本発明の更に望ましい範囲として
は、0.004%より多いFeOを含有し、かつFeO
比が15%以上である組成からなり、3.2mmの厚み
において、C光源を用いて測定した、主波長が565n
mより小さく、刺激純度が0.3%以下であることが望
ましく、この範囲においては、0.008%より少ない
FeOを含有し、かつFeO比が20〜22%である組
成からなり、3.2mmの厚みにおいて、C光源を用い
て測定した主波長が560nmより小さいことがもっと
も望ましい。
【0026】上記の望ましい範囲は、適度に低い前記T
−Fe23と極端に低くない前記FeO比により、望ま
しい淡い色調をもつ建築用ガラスとして好適である。ま
たとりわけ500〜600nm付近にエネルギー変換の
感度の最高を有する非晶質シリコンからなる太陽電池用
ガラスとしても好適である。
【0027】またこの望ましい範囲においては、太陽電
池用として使用された場合に感度の高い波長域の透過率
が高いばかりでなく、適度なFeOを含有するために、
変換効率に悪影響を与える、非晶質シリコンの温度上昇
の原因となる日射を適度に吸収するという別の好ましい
効果も合わせて有する。
【0028】一方、本発明の別の更に望ましい範囲とし
ては、0.008%より少ないFeO、0.025〜
0.5%の酸化セリウムを含有し、かつFeO比が22
%以下である組成からなり、3.2mmの厚みにおい
て、日射透過率が89.5%以上、ISO 9050に
規定された紫外線透過率が60%以下、C光源を用いて
測定した主波長が540nmより大きいことが望まし
く、この範囲においては、0.006%より少ないFe
O、0.025〜0.25%の酸化セリウムを含有する
組成からなり、3.2mmの厚みにおいて、日射透過率
が90.5%以上、ISO 9050に規定された紫外
線透過率が55%以下、C光源を用いて測定した主波長
が555nmより大きいことがもっとも望ましい。
【0029】上記の別の望ましい範囲は、適度に低い前
記T−Fe23と前記FeO比により、建材用として特
に望ましい着色のほとんどないいわゆる白板ガラスと、
また1000nm付近にエネルギー変換の感度の最高を
有する結晶質シリコンからなる太陽電池用ガラスとして
も好適である。この望ましい範囲において、酸化剤であ
る酸化セリウムが紫外光を吸収する効果も有するため、
太陽電池用として使用された場合のシリコンの劣化な
ど、各種用途において好ましくない効果をもたらす紫外
線を適度に吸収するという別の好ましい効果も合わせて
有する。
【0030】上記の望ましい着色剤成分と、光学特性を
もつ淡色高透過ガラスは、その基礎ガラス組成が、重量
%で表示して、65〜80%のSiO2、0〜5%のA
23、2%より多いMgO、5〜15%のCaO、1
0〜18%のNa2O、0〜5%のK2O、7〜17%の
MgO+CaO(ただし、7%を含まず)、10〜20
%のNa2O+K2O、0.05〜0.3%のSO3、お
よび0〜5%のB23からなることが望ましく、10%
より多いMgO+CaO、0.1%より多いSO3を含
有することが更に望ましい。また、実質的にフッ素、酸
化バリウム、酸化ストロンチウムを含有しないことが望
ましい。
【0031】上記、本発明による淡色高透過ガラスは、
太陽電池パネル用基板ガラス、太陽電池パネル用カバー
ガラス、太陽熱利用温水器用材料、太陽熱透過窓ガラス
材料、高透過無着色鏡、高透過無着色窓ガラス、展示物
保護ケースガラス、前面パネル等平面ディスプレー基板
ガラスなどとして使用される場合、その効果を最大限に
発揮することができる。
【0032】また、本発明による淡色高透過ガラスの製
造に際しては、ガラスのコストアップをできるだけ低減
するために、原料としては通常ソーダ石灰系ガラスと同
様、ドロマイト、石灰石、アルミナ含有けい砂を使用す
ることが望ましく、このことは酸化鉄含有量を上記限定
の範囲とすることによって可能となる。
【0033】また、その溶融方法としては、上記と同様
ガラスのコストアップをできるだけ低減するために、通
常のソーダ石灰系ガラス溶融窯に用いられる、液化段階
および清澄段階が一つの窯槽内で行われる上部加熱タン
ク型溶融炉で溶融することが望ましい。
【0034】以下に、本発明の淡色高透過ガラスの組成
限定理由について説明する。ただし、以下の組成は重量
%で表示したものである。
【0035】酸化鉄は、ガラス中ではFe23とFeO
の状態で存在する。Fe23は紫外線吸収能を高める成
分であり、FeOは熱線吸収能を高める成分である。
【0036】所望の淡い色調と高い透過率を得るために
は、全酸化鉄(T−Fe23)は0.02〜0.06%
(ただし、0.06%を含まず)、FeOは0.008
%未満、Fe23に換算したFeOがT−Fe23の2
2%以下の範囲にあることが必要である。全酸化鉄(T
−Fe23)が0.02%未満の場合には、原料として
鉄分の少ない高純度原料を使用する必要があり、コスト
が著しく上昇する。全酸化鉄,FeO,FeO比が、そ
れぞれの範囲の上限量以上では可視光透過率が低くなり
過ぎると共に、FeOにより青色の色調が強くなる。
【0037】より淡い色調と高い可視光透過率を得るた
めには、全酸化鉄(T−Fe23)は0.02〜0.0
5%、FeOは0.008%より少ないことが望まし
い。
【0038】また、500〜600nm付近における高
い透過率と、適度な日射吸収を有することが望ましい非
晶質シリコンを用いた太陽電池用ガラスなどの場合に
は、上記の全酸化鉄量の範囲で、FeOは0.004%
より多く、FeO比が15%以上であることが望ましい
が、FeO,FeO比が大き過ぎるとガラスの色調が強
くなるので、FeOが0.008%より少ない範囲で、
FeO比が20〜22%であることが更に望ましい。
【0039】一方、1000nm付近における高い透過
率が望ましい結晶質シリコンを用いた太陽電池用ガラス
の場合、あるいは着色のほとんどないいわゆる白板ガラ
スの場合には、上記の全酸化鉄量の範囲で、FeOは
0.008%、望ましくは0.006%より少なく、F
eO比が22%以下であることが望ましい。
【0040】酸化セリウムは、FeO,FeO比を調整
するのに有効な成分である。特に1000nm付近にお
ける高い透過率が望ましい場合、あるいは着色のほとん
どないガラスを得る場合に必要な小さいFeO,FeO
比を達成するためには、酸化セリウムを0.025〜
0.5%添加することが好ましく、更に0.025〜
0.25%添加することが望ましい。
【0041】SiO2はガラスの骨格を形成する主成分
である。SiO2が65%未満ではガラスの耐久性が低
下し、80%を越えるとガラスの溶解が困難になる。
【0042】Al23はガラスの耐久性を向上させる成
分であるが、5%を越えるとガラスの溶解が困難にな
る。好ましくは0.1〜2.5%の範囲である。
【0043】MgOとCaOはガラスの耐久性を向上さ
せるとともに、成形時の失透温度、粘度を調整するのに
用いられる。MgOが2%以下では失透温度が上昇す
る。CaOが5%未満では溶解性が悪化する。また、1
5%を越えると失透温度が上昇し、13%より少ないこ
とが望ましい。MgOとCaOの合計が7%以下ではガ
ラスの耐久性が低下する。一方、17%を越えると失透
温度が上昇し、15%以下が好ましい。MgOとCaO
の合計が少ない、例えば10%以下の場合、溶解性の悪
化やガラス融液の粘度の上昇を補うためにNa2Oを多
めとする必要があり、コストの上昇やガラスの化学的耐
久性の低下をもたらすので、MgOとCaOの合計は1
0%より多い方が望ましい。
【0044】Na2OとK2Oはガラスの溶解促進剤とし
て用いられる。Na2Oが10%未満あるいはNa2Oと
2Oとの合計が10%未満では溶解促進効果が乏し
く、Na2Oが18%を越えるか、またはNa2OとK2
Oの合計が20%を越えるとガラスの耐久性が低下す
る。K2OはNa2Oに比して原料が高価であるため、5
%を越えるのは好ましくない。
【0045】SO3はガラスの清澄を促進する成分であ
る。0.05%未満では通常の溶融方法では清澄効果が
不十分となり、その望ましい範囲は0.1%以上であ
る。一方、0.3%を越えるとその分解により生成する
SO2が泡としてガラス中に残留したり、リボイルによ
り泡を発生し易くなる。
【0046】B23はガラスの耐久性向上のため、ある
いは溶解助剤としても使用される成分である。B23
5%を越えると、B23の揮発等による成形時の不都合
が生じるので5%を上限とする。
【0047】TiO2は必須成分ではないが、本発明が
目的とする光学特性を損なわない範囲で、紫外線吸収能
を高めるためなどの目的に適当量加えることができる。
量が多くなり過ぎるとガラスが黄色味を帯び易くなり、
また500〜600nm付近の透過率が低下するので、
その含有量は0.2%未満の範囲で低く抑えることが望
ましい。
【0048】また、フッ素、酸化バリウム、酸化ストロ
ンチウムを含有させても本発明の効果は損なわれない
が、これらの成分はコスト上昇や窯寿命,有害物の大気
への放出などで好ましくない影響を及ぼす成分であり、
実質的に含有させない方が望ましい。
【0049】上記の組成範囲のガラスに、酸化剤として
加える成分は、その効果および紫外吸収という別の好ま
しい効果から、上記に限定した範囲の酸化セリウムが望
ましいが、その他の酸化剤、例えば酸化マンガンを1%
以下の範囲で酸化セリウムと組み合わせて、あるいは単
独で添加しても良い。
【0050】また、還元剤としてSnO2を1%以下の
範囲で添加しても良い。着色剤の添加は色調を強くする
とともに可視光透過率を低下させるため、実質的に添加
しない方が望ましい。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を具体的
な実施例を挙げて説明する。
【0052】(実施例1〜6) 酸化物に換算し重量%で表示して表1に示した組成にな
る原料を、低鉄アルミナ含有ケイ砂、石灰石、ドロマイ
ト、ソーダ灰、ボウ硝、酸化セリウム、二酸化マンガン
および炭素系還元剤を用いて調合し、この原料を電気炉
中で1450℃に加熱、溶融した。4時間溶融した後、
ステンレス板上にガラス素地を流し出し、室温まで徐冷
して、厚さ約10mmのガラスを得た。表中の濃度は、
いずれも重量%表示である。
【0053】次いで、このガラスを3.2mmの厚さに
なるように研磨し、光学特性としてC光源を用いて測定
した可視光透過率、主波長、刺激純度、日射透過率、I
SO9050に規定される紫外線透過率を測定した。表
1に、得られたサンプルの光学特性値を示す。
【0054】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 1 2 3 4 5 6 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− SiO2 71.0 71.7 71.6 72.0 71.1 71.3 Al23 1.4 1.7 1.7 1.8 1.8 1.5 MgO 4.3 4.0 4.2 4.2 4.4 4.2 CaO 8.6 8.5 8.5 8.5 9.0 8.5 Na2O 13.5 13.0 13.0 12.5 12.6 13.1 K2O 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 1.0 SO3 0.22 0.25 0.20 0.21 0.23 0.23 全酸化鉄 0.031 0.031 0.036 0.036 0.036 0.036 TiO2 0.03 0.03 0.04 0.04 0.04 0.04 酸化セリウム 0.2 0.1 0.05 0.05 0.075 0.1 酸化マンガン 0 0 0 0 0 0 合計 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 FeO 0.003 0.001 0.007 0.005 0.003 0.003 FeO比 11 4 22 15 9 9 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 可視光透過率 91.6 91.8 91.4 91.7 91.6 91.6 日射透過率 90.9 91.6 89.9 91.0 91.0 91.0 紫外線透過率 42.9 50.3 55.4 54.9 51.5 48.4 主波長 563 568 547 562 566 566 刺激純度 0.20 0.23 0.10 0.23 0.26 0.26 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0055】実施例1〜6は請求項1および2の範囲内
の組成であり、表1から明らかなように、3.2mmの
厚みにおいてC光源を用いて測定した可視光透過率が9
0%以上、日射透過率が89.5%以上、紫外線透過率
が60%以下、主波長が540nmより大きい色調の光
学特性を有するガラスである。また、本実施例1〜6は
すべて請求項3に示された好ましい色調を有し、なおか
つ請求項8に示された望ましい基礎ガラス組成である。
【0056】実施例3,4は、更に好ましい範囲である
請求項4の範囲内の組成であり、3.2mmの厚みにお
ける主波長が565nmより小さく、刺激純度が0.3
%以下の好ましい色調のガラスである。
【0057】実施例3は、更に好ましい範囲である請求
項5の範囲内の組成であり、3.2mmの厚みにおける
主波長が560nmより小さい、より好ましい色調のガ
ラスである。
【0058】実施例1〜6はすべて請求項6の範囲内の
組成である。これらは3.2mmの厚みにおける日射透
過率が89.5%以上、紫外線透過率が60%以下、主
波長が540nmより大きい色調のガラスである。
【0059】実施例1,2および4〜6は、更に好まし
い範囲である請求項7の範囲の組成であり、3.2mm
の厚みにおいて日射透過率が90.5%以上、紫外線透
過率が55%以下、主波長が555nmより大きい、よ
り好ましい色調をもつガラスである。
【0060】実施例1〜6は、すべて請求項9の範囲内
の組成であり、また、実質的にフッ素、酸化バリウム、
酸化ストロンチウムを含有しない請求項10の範囲内の
ガラスでもある。
【0061】また、これら実施例1〜6はすべて請求項
12に記載の太陽電池パネル用基板ガラス、太陽電池パ
ネル用カバーガラス、太陽熱利用温水器用材料、太陽熱
透過窓ガラス材料、高透過無着色鏡、高透過無着色窓ガ
ラス、展示物保護ケースガラス、全面パネル等平面ディ
スプレー基板ガラスに適したガラスである。
【0062】(比較例1〜4) 表2に、本発明に対する比較例の組成と光学特性を示
す。組成は重量%である。
【0063】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例 1 2 3 4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− SiO2 72.4 73.07 73.50 70.80 Al23 1.42 1.80 0.90 1.90 MgO 4.1 0.08 − 3.70 CaO 8.0 10.11 9.00 8.90 SrO − 0.21 − − Na2O 13.1 14.63 15.80 13.50 K2O 0.72 0.01 0.29 0.60 SO3 0.23 0.015 0.30 0.25 全酸化鉄 0.10 0.010 0.1 0.09 TiO2 0.03 − 0.04 − 酸化セリウム − − − 0.20 ZrO2 − 0.028 − − 合計 100.08 99.935 99.93 99.94 FeO 0.027 0.028 FeO比 30 60 31 板厚(mm) 3.20 5.66 3.85 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 可視光透過率 90.1 90.8 89.9* − 日射透過率 85.0 88.5 − − 紫外線透過率 60.8 − − − 主波長 502 490.5 541 − 刺激純度 0.34 0.27 0.30 − −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *:光源はA光源
【0064】比較例1は、典型的なソーダ石灰系ガラス
である。比較例2は本文中に引用した特開平7−298
10号公報中の実施例、比較例3は本文中に引用した特
開平8−40742号公報中の実施例、比較例4は本文
中に引用した特開平5−221683号公報中の実施例
の一例である。
【0065】比較例1では、本発明のガラスと比較し日
射透過率が低く、また可視光透過率も低い。比較例2で
は、本発明のガラスと同様な特性となっているが、酸化
鉄が0.010%と低く、酸化鉄量をこのように低くす
るためには特殊な高純度原料を必要としガラスのコスト
が高くなる。比較例3は、可視光透過率と刺激純度から
推定される色調は通常ソーダ石灰系ガラスとそれほど変
わらない。比較例4は、ガラスの光学特性が具体的に記
載されていないが、記載されている分光透過率曲線から
400nmの透過率を読みとると、比較のため併記され
ている通常のソーダ石灰系ガラスのそれが約87%なの
に対し、比較例4のガラスのそれは約83%となり、酸
化セリウムの添加によってFeO含有量を下げた結果、
Fe23が増加し可視短波長域の透過率の低いガラスと
なっていることを示している。
【0066】
【発明の効果】請求項1では、着色成分である全酸化
鉄、FeO、酸化セリウムおよびFeO比を限定するこ
とで、日射透過率が高く、可視光透過率が高い淡色高透
過ガラスが得られる。
【0067】請求項2では、全酸化鉄、FeOを更に限
定することで、より日射透過率が高く、可視光透過率が
高い淡色高透過ガラスが得られる。
【0068】請求項3では主波長および刺激純度を限定
することで、建築用ガラスに好ましい色調を有し、また
非晶質シリコンからなる太陽電池用ガラスとして好適な
淡色高透過ガラスが得られる。
【0069】請求項4では、FeOおよびFeO比を更
に限定することにより、主波長および刺激純度がより好
ましいガラスが得られる。
【0070】請求項5では、FeOとFeO比を更に限
定することにより、特に建築用ガラスとして好適である
淡い緑色の色調を有し、またとりわけ発電効率の高い非
晶質シリコンからなる太陽電池に適した淡色高透過ガラ
スが得られる。
【0071】請求項6では、建材用として特に望ましい
着色のほとんどないいわゆる白板ガラスと、特に結晶質
シリコンからなる太陽電池に好適なガラスが得られる。
【0072】請求項7では、更にFeOの上限を限定
し、高価な酸化セリウムの上限を限定することで、より
日射透過率が高く、より紫外線透過率が低いガラスが安
価に得られる。
【0073】請求項8では、その基礎ガラス組成を限定
することにより、上記の望ましい光学特性をもつ淡色高
透過ガラスが得られる。
【0074】請求項9ではMgO+CaOおよびSO3
を限定することにより、高品質なガラスが得られる。
【0075】請求項10では、フッ素、酸化バリウム、
酸化ストロンチウムの含有を制限することで、有害物の
発生、溶解炉の劣化を防ぐと共に、低コストのガラスが
得られる。
【0076】請求項11では、本発明による淡色高透過
ガラスが、その効果を最大限に発揮することができる用
途を開示している。
【0077】請求項12および13では、原料としては
通常ソーダ石灰系ガラスと同様の、ドロマイト、石灰
石、アルミナ含有けい砂に限定することにより、ガラス
のコストを低減することが可能である。
【0078】請求項14では、通常のソーダ石灰系ガラ
ス溶融窯に用いられる、液化段階および清澄段階が一つ
の窯槽内で行われる上部加熱タンク型溶融炉で溶融する
ことで、ガラスのコストを低減することが可能である。
【0079】以上、本発明の淡色高透過ガラスによれ
ば、着色がほとんどないか非常に淡く、かつ透過率の高
いガラスを、低コストで得ることが可能である。また、
本発明の淡色高透過ガラスは、建築用ガラスとして有用
であり、また太陽電池用ガラスなど高い太陽光透過率が
必要とされるガラスとしても有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−45424(JP,A) 特開 平11−335132(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 1/00 - 14/00 WPI

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ分を主成分とするガラスにおい
    て、 着色成分として、重量%で表示して、 0.02〜0.06%(ただし、0.06%を含まず)
    のFe23に換算した全酸化鉄(T−Fe23)、 0.008%より少ないFeO、 0.025〜0.5%の酸化セリウムを含有し、 かつFe23に換算したFeOのT−Fe23に対する
    割合(以下、FeO比)が22%以下である組成からな
    り、酸化鉄、酸化セリウム、酸化マンガン以外に実質的
    に着色成分を含有せず、 3.2mmの厚みにおいて、 日射透過率が89.5%以上、 ISO9050に規定された紫外線透過率が60%以
    下、 C光源を用いて測定した可視光透過率が90%以上であ
    ることを特徴とする淡色高透過ガラス。
  2. 【請求項2】 重量%で表示して、 0.02〜0.05%のFe23に換算した全酸化鉄
    (T−Fe23)、 0.008%より少ないFeOを含有することを特徴と
    する請求項1に記載の淡色高透過ガラス。
  3. 【請求項3】 主波長が495nmより大きくかつ57
    5nmより小さく、刺激純度が0.4%以下あることを
    特徴とする請求項1または2に記載の淡色高透過ガラ
    ス。
  4. 【請求項4】 重量%で表示して、 0.004%より多いFeOを含有し、 かつFeO比が15%以上である組成からなり、 3.2mmの厚みにおいて、C光源を用いて測定した、
    主波長が565nmより小さく、刺激純度が0.3%以
    下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の淡色高透過ガラス。
  5. 【請求項5】 重量%で表示して、 0.008%より少ないFeOを含有し、 かつFeO比が20〜22%である組成からなり、 3.2mmの厚みにおいて、C光源を用いて測定した主
    波長が560nmより小さいことを特徴とする請求項4
    に記載の淡色高透過ガラス。
  6. 【請求項6】 C光源を用いて測定した主波長が540
    nmより大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の淡色高透過ガラス。
  7. 【請求項7】 重量%で表示して、 0.006%より少ないFeO、 0.025〜0.25%の酸化セリウムを含有する組成
    からなり、 3.2mmの厚みにおいて、 日射透過率が90.5%以上、 ISO 9050に規定された紫外線透過率が55%以
    下、 C光源を用いて測定した主波長が555nmより大きい
    ことを特徴とする請求項6に記載の淡色高透過ガラス。
  8. 【請求項8】 基礎ガラス組成が、重量%で表示して、 65〜80%のSiO2、 0〜5%のAl23、 2%より多いMgO、 5〜15%のCaO、 10〜18%のNa2O、 0〜5%のK2O、 7〜17%のMgO+CaO(ただし、7%を含ま
    ず)、 10〜20%のNa2O+K2O、 0.05〜0.3%のSO3、 および0〜5%のB23からなることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載の淡色高透過ガラス。
  9. 【請求項9】 重量%で表示して、 10%より多いMgO+CaO、 0.1%より多いSO3を含有することを特徴とする請
    求項8に記載の淡色高透過ガラス。
  10. 【請求項10】 実質的にフッ素、酸化バリウム、酸化
    ストロンチウムを含有しないことを特徴とする請求項1
    〜9のいずれかに記載の淡色高透過ガラス。
  11. 【請求項11】 太陽電池パネル用基板ガラス、太陽電
    池パネル用カバーガラス、太陽熱利用温水器用材料、太
    陽熱透過窓ガラス材料、高透過無着色鏡、高透過無着色
    窓ガラス、展示物保護ケースガラス、全面パネル等平面
    ディスプレー基板ガラスとして利用することを特徴とす
    る請求項1〜10のいずれかに記載の淡色高透過ガラ
    ス。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の淡
    色高透過ガラスの製造方法であって、原料としてドロマ
    イト、石灰石を使用することを特徴とする淡色高透過ガ
    ラスの製造方法。
  13. 【請求項13】 原料としてアルミナ含有けい砂を使用
    することを特徴とする請求項12に記載の淡色高透過ガ
    ラスの製造方法。
  14. 【請求項14】 バッチ原料を上部加熱タンク型溶融炉
    で溶融することを特徴とする請求項12または13に記
    載の淡色高透過ガラスの製造方法。
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