JP3465552B2 - トロイダル型無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

トロイダル型無段変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JP3465552B2
JP3465552B2 JP25511397A JP25511397A JP3465552B2 JP 3465552 B2 JP3465552 B2 JP 3465552B2 JP 25511397 A JP25511397 A JP 25511397A JP 25511397 A JP25511397 A JP 25511397A JP 3465552 B2 JP3465552 B2 JP 3465552B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil chamber
side oil
speed
oil passage
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25511397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1194062A (ja
Inventor
春芳 久村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP25511397A priority Critical patent/JP3465552B2/ja
Publication of JPH1194062A publication Critical patent/JPH1194062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3465552B2 publication Critical patent/JP3465552B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに採用さ
れるトロイダル型無段変速機の油圧制御装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に用いられるトロイダル型無段変速
機の油圧制御装置としては、例えば、特開平8−233
083号公報に開示されるものが知られている。
【0003】トロイダル型無段変速機では、トラニオン
を支持する油圧サーボシリンダに加える油圧によって変
速制御及びトルクの伝達を行っており、油圧配管系が損
傷を受けた場合などで、正常な油圧が得られなくなると
変速制御が不能になってしまう。
【0004】そこで、油圧系の損傷等により正常な油圧
が得られず、目標変速比が維持できなくなると、強制的
に変速モードを切り換えて変速比を最Lo変速比(=最
大減速比)に設定して走行を可能にするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、油圧回路の制御弁の固着や制御プログラムの
誤動作などによっても、目標変速比が維持できないと判
断されて、変速比が強制的に最Loに設定されてしまう
ため、通常走行中に急変速が発生して大きな変速ショッ
クが生じる可能性があった。
【0006】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、油圧系の損傷や制御手段の誤動作等により
急変速が発生した場合の変速ショックを抑制しながら、
車両の走行を可能にする。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】 第1の 発明は、入出力デ
ィスクに狭持されて傾転自在にパワーローラを支持する
トラニオンと、前記トラニオンを軸方向へ駆動する油圧
シリンダと、車両の運転状態に応じて決定した目標変速
比となるように前記油圧シリンダへの油圧を制御する変
速制御手段とを備えたトロイダル型無段変速機の油圧制
御装置において、実際の変速速度を検出する実変速速度
検出手段と、検出した実変速速度が所定値を超えたとき
に、通常の変速制御で用いる油路とは異なるフェイルセ
ーフ用の油路に接続することで前記油圧シリンダを構成
するピストンの前後差圧を低減または解消する前後差圧
低下手段とを備える。
【0009】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記油圧シリンダは、ピストンで画成された増速
側油室と減速側油室を備え、前記前後差圧低下手段は増
速側油室を減速側油室へ、または減速側油室を増速側油
室へ連通させることで前後差圧を低下させる。
【0010】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記油圧シリンダは、ピストンで画成された増速
側油室と減速側油室を備え、前記前後差圧低下手段は増
速側油室及び減速側油室にライン圧をそれぞれ供給する
ことで前後差圧を低下させる。
【0011】また、第4の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記油圧シリンダは、ピストンで画成された増速
側油室と減速側油室を備え、前記前後差圧低下手段は増
速側油室及び減速側油室をそれぞれタンクに接続するこ
とで前後差圧を低下させる。
【0012】
【0013】
【発明の効果】 第1 の発明は、実変速速度が所定値を超
える急変速時には、油圧シリンダの前後差圧が小さくな
るか、または差圧がなくなることになり、パワーローラ
のトラクション力に対抗する油圧力が減少または0にな
るため、無段変速機のトルク伝達容量が急減するととも
に、油圧シリンダの前後差圧が非常に小さくなる、若し
くは差圧がなくなることで急激な変速を行うことはでき
ず、油圧系や制御手段に異常が発生した急変速時に変速
ショックが発生するのを抑制することが可能となる。
【0014】また、第2の発明は、ピストンに画成され
た増速側油室と減速側油室のうちの一方を他方へ連通さ
せることで油圧シリンダのピストンに加わる前後差圧を
低下させ、無段変速機のトルク伝達容量が急減すること
で、急変速を抑制するとともに、油圧系や制御手段に異
常が発生した急変速時に変速ショックが発生するのを抑
制することが可能となる。
【0015】また、第3の発明は、ピストンに画成され
た増速側油室と減速側油室へライン圧をそれぞれ供給す
ることで油圧シリンダのピストンに加わる前後差圧を低
下させ、無段変速機のトルク伝達容量が急減すること
で、急変速を抑制するとともに、油圧系や制御手段に異
常が発生した急変速時に変速ショックが発生するのを抑
制することが可能となる。
【0016】また、第4の発明は、ピストンに画成され
た増速側油室と減速側油室をそれぞれタンクに接続する
ことで油圧シリンダのピストンに加わる前後差圧を低下
させ、無段変速機のトルク伝達容量が急減することで、
急変速を抑制するとともに、油圧系や制御手段に異常が
発生した急変速時に変速ショックが発生するのを抑制す
ることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】図1〜図3は、ダブルキャビティのトロイ
ダル型無段変速機10に、本発明を適用した一例を示
し、図1は無段変速機の概略構成図を、図2、図3は油
圧制御部の回路図を示す。
【0019】無段変速機10は、入力軸20側をロック
アップ機構L/Uを備えたトルクコンバータ12を介し
てエンジン11に連結される一方、出力軸21側を図示
しない駆動輪に連結しており、トロイダル型の無段変速
機10の変速機構は前記従来例等と同様に構成され、変
速制御コントローラ1の指令に応じてステップモータ1
52が変速制御弁150を駆動することで変速が行わ
れ、変速機構に供給するライン圧PLは、変速制御コン
トローラ1の指令に応動するライン圧ソレノイド弁52
8によって制御される。
【0020】変速制御コントローラ1は、マイクロコン
ピュータを主体に構成されており、スロットル開度セン
サ4が検出したスロットル開度TVO、無段変速機10
の出力軸21の回転数を検出する出力軸回転センサ3か
らの出力軸回転数No及び入力軸回転センサ2が検出し
た無段変速機10の入力軸20の回転数Ntに基づいて
車両の運転状態に応じた目標変速比を演算するととも
に、無段変速機10の実際の変速比がこの目標変速比と
一致するような制御量STP(ステップ数)をステップ
モータ152へ指令するとともに、車速VSPや入力軸
回転数Nt等の運転状態に基づいて、後述する油圧制御
部のライン圧PLを決定して、ライン圧ソレノイド弁5
28をデューティ制御などにより駆動し、運転状態に応
じたライン圧PLとなるよう制御する。なお、本実施形
態では出力軸回転数Noに所定の定数を乗じたものを車
速VSPとして用いるものである。
【0021】次に、図2、図3の油圧制御部について説
明する。
【0022】エンジン11に駆動される油圧ポンプ15
の吐出圧は、ライン圧回路534に配設されたプレッシ
ャレギュレータバルブ2(ライン圧制御手段)によって
所定のライン圧PLに調圧され、変速制御弁150、前
後進切換弁524を介してトロイダル型無段変速機10
の変速機構の駆動を行う。このライン圧回路534のラ
イン圧PLはリリーフ弁512によって所定の上限値を
超えないように設定される。
【0023】プレッシャレギュレータバルブ2は、変速
制御コントローラ1によってデューティ比制御されるラ
イン圧ソレノイド弁528からの信号圧PLsolに応じ
てライン圧回路534のライン圧PLの調圧を行ってお
り、プレッシャレギュレータバルブ2は、信号圧PLso
lに応じてライン圧回路534をトルコン圧回路535
へドレーンすることで、ライン圧PLの調圧を行う。
【0024】ライン圧ソレノイド弁528のデューティ
比に応じた信号圧PLsolは、油路601を介してアキ
ュームコントロール弁514へ入力され、アキュームコ
ントロール弁514が信号圧PLsolに応じて油路54
2の油圧を調整することで、プレッシャレギュレータ5
02を制御してライン圧PLを所定の値に設定してい
る。
【0025】トルコン圧回路535へ供給された圧油
は、供給される油圧がトルクコンバータ12の耐圧上限
値を超えないように制御するリリーフ弁512を介して
ロックアップコントロールバルブ508に供給される。
そして、ロックアップコントロールバルブ508の下流
には、クーラ530を介して変速機構の潤滑油路38が
形成される。なお、ロックアップコントロールバルブ5
08は、変速制御コントローラ1にデューティ制御され
るロックアップソレノイド弁526からの信号圧に基づ
いて制御され、トルクコンバータ12のロックアップク
ラッチを締結または解放する。
【0026】一方、ライン圧回路534は前進用の変速
制御弁150と後進用変速制御弁522へそれぞれ供給
され、前後進切換弁524が選択した車両の進行方向に
応じて、変速制御弁150または後進用変速制御弁52
2からの圧油を変速機構のHi側油路40とLo側油路
41へ供給する。
【0027】ここで、トロイダル型無段変速機10の変
速機構は、図1、図3に示すように、ハーフトロイダル
型の第1トロイダル変速部22と第2トロイダル変速部
24から構成されて2組の入出力ディスク28、32及
び29、33を備えた例を示し、第1トロイダル変速部
22の入力ディスク28と出力ディスク29との間に挟
持される一対のパワーローラ30、31は、基端に設け
た油圧サーボシリンダによって相互に反対方向へ駆動さ
れるとともに軸回りに回動可能なトラニオン83、85
に支持される。
【0028】トラニオン83、85を駆動する油圧サー
ボシリンダ87、89は図中ピストンの左右に画成され
たHi側油室516(増速側油室)とLo側油室518
(減速側油室)を備え、これら油室の差圧に応じてトラ
ニオン83、85を軸方向へ変位させ、この軸方向変位
に応じてパワーローラ30、31の傾斜角(傾転角)を
変更することで変速比を連続的に変更する。
【0029】このため、油圧サーボシリンダ87、89
は、Hi側油路40と連通したHi側油室516とLo
側油路41と連通したLo側油室518の配置を逆転さ
せており、変速比がHi側となる方向へトラニオン8
3、85を駆動するHi側油室516は、トラニオン8
3の油圧サーボシリンダ87では、図中ピストンの右側
に配置されるのに対し、対向するトラニオン85の油圧
サーボシリンダ89では、図中ピストンの左側に配置さ
れる。
【0030】変速時には、Hi側油路40とLo側油路
41の油圧を相対的に変化させることで、油圧サーボシ
リンダ87、89のピストンの前後差圧(以下、差圧と
する)、すなわちHi側油室516とLo側油室518
の差圧を変化させることでトラニオン83、85は相互
に反対の軸方向へ同期的に変位し、トラニオン83、8
5の軸方向変位に応じてパワーローラ30、31は傾転
(トラニオンの軸回りの回動)することで、変速比を連
続的に変更することができる。そして、所定の変速比に
達した後には、Hi側油室516とLo側油室518の
前後差圧に応じてピストンに加わる力が、トラニオン8
3、85に加わるパワーローラ30、31のトルク反力
(トラクション力)を支持する。
【0031】したがって、パワーローラ30、31のト
ルク伝達容量は、トラニオン83、83を支持する油圧
サーボシリンダ87、89の差圧に基づいて決定され
る。なお、第2トロイダル変速部24も同様に構成され
る。
【0032】このようなトロイダル型無段変速機10で
は、ステップモータ152と変速制御弁150及びプリ
セスカム136によって、油圧サーボをかけながら変速
比の制御を行っており、変速制御弁150にはラックア
ンドピニオン152a、154cを介してステップモー
タ152と連結したスリーブ156と、スリーブ156
の内周で相対変位可能なスプール158から構成され、
スプール158は、第1または第2トロイダル変速部2
2、24のトラニオン83、85のうちのいずれか一つ
に設けたプリセスカム136と、このプリセスカム13
6に追従するフィードバックリンク142に駆動され
る。
【0033】例えば、前進状態のときには、前後進切換
弁524が、変速制御弁152のHi側油路166と変
速機構のHi側油路40を連通する一方、変速制御弁1
52のLo側油路168と変速機構のLo側油路41を
連通しており、このとき、目標変速比がHi側の場合、
ステップモータ152はスリーブ156を図3の下方へ
駆動して、ライン圧回路534の圧油をHi側油路16
6、40へ供給する一方、Lo側油路168をタンクに
接続して、トラニオン83を図中左側へ駆動する一方、
対向するトラニオン85を図中右側へ変位させる。
【0034】そして、目標変速比が実変速比に一致する
とプリセスカム136の回動に応じて揺動したフィード
バックリンク142がスプール158を下方へ駆動し
て、Hi側油路166、Lo側油路168を封止するこ
とで、目標変速比を維持する。
【0035】このとき、油圧サーボシリンダ87、89
のHi側油室516とLo側油室518の差圧によっ
て、パワーローラ30、31及び36、37が伝達可能
なトルクの容量が決定される。
【0036】次に、変速制御コントローラ1で行われる
通常の変速制御は、スロットル開度TVO(または、ア
クセルペダルの踏み込み量)と車速VSPに応じて予め
設定したマップに基づいて目標変速比を演算しており、
上記したような油圧サーボに加えて、特開平8−270
772号公報等と同様のPI制御によりフィードバック
制御が行われている。
【0037】一方、前記従来例でも述べたように、油圧
配管系の損傷等により正常な油圧が得られず、目標変速
比が維持できなくった場合に急変速が発生するのを抑制
するため、変速制御コントローラ1では、図4に示すよ
うな制御が行われる。
【0038】図4に示すフローチャートは、所定時間
毎、例えば、10msec毎に実行されるものである。
【0039】まず、ステップS1では、入力軸回転数N
tと出力軸回転数Noを読み込むとともに、前回制御時
の実変速比RRTOoldを読み込んで、ステップS2で
は、入力軸回転数Ntと出力軸回転数Noの比から、現
在の実変速比RRTOを算出する。
【0040】そして、ステップS3では、現在の実変速
比RRTOと前回の実変速比RRTOold差を、制御周
期dt(この場合ではdt=10msec)で除した値を実
変速速度φとして演算する。
【0041】ステップS4では、この実変速速度φの絶
対値が所定値を超えているかを判定し、所定値を超えて
いる場合には急変速が発生したと判定してステップS5
へ進む一方、そうでない場合にはステップS7へ進む。
【0042】ステップS5では、急変速を抑制するため
にライン圧回路534のライン圧PLを予め設定した最
小値PLminに設定するとともに、ステップS6で、ラ
イン圧回路534のライン圧がPLがこの最小値PLmi
nとなるように、ライン圧ソレノイド弁528を駆動し
た後、ステップS7で、現在の実変速比RRTOを前回
値RRTOoldへ代入して処理を終了する。
【0043】上記制御を行うことにより、油圧配管系の
損傷等により正常な油圧が得られず、目標変速比が維持
できなくなって実際の変速比がLo側またはHi側へ急
速に変化を開始したのを検知すると、ライン圧回路53
4のライン圧PLは、図5に示すように、制御を開始し
た時間t1以降で、通常走行時のライン圧設定値PL0
から所定の最小値PLminまで減圧することになる。
【0044】トロイダル型無段変速機の変速は、上記し
たように、トラニオン83、85の軸方向変位に基づい
て開始されるため、油圧系の異常や制御プログラムの誤
動作などによって急変速が開始された場合も、上記通常
変速時と同様に変速機構のHi側油路40及びLo側油
路41が、変速制御弁150を介してライン圧回路53
4及びタンクと連通することで変速することになる。
【0045】このとき、ライン圧回路534のライン圧
PLを所定の最小値PLminへ低下させることにより、
油圧サーボシリンダ87、89のピストンに加えること
のできる油圧の最大値は制限され、上記したように、ト
ロイダル型無段変速機10のトルク伝達容量は、パワー
ローラ30、31のトラクション力に対抗するピストン
の差圧で決定されるため、ライン圧PLが最小値PLmi
nに低下させることで、無段変速機10のトルク伝達容
量も減少することになる。
【0046】例えば、Lo側に急変速(ダウンシフト)
する際では、無段変速機10のトルク伝達容量が十分大
きい場合、Lo側への変速速度−φと、入力系の慣性モ
ーメントの大きさに応じて、変速ショック(減速ショッ
ク)の大きさが決まる。
【0047】そこで、急変速時の最小ライン圧PLmin
を、走行可能な最小のトルク伝達容量となるように設定
しておけば、発生する変速ショックを低減することがで
き、さらに、油圧系や変速制御コントローラ1に変速不
能となる異常が発生した場合であっても、必要最低限の
トルクを伝達することで走行を可能にして、トロイダル
型無段変速機10を備えた車両のフェイルセーフを確保
することができるのである。
【0048】図6〜図10は第2の実施形態を示し、前
記第1実施形態の変速機構を駆動するHi側油路40と
Lo側油路41に油路切換弁6を介装するとともに、こ
の油路切換弁6を駆動する油路切換ソレノイド弁5を設
けて、上記図4と同様の制御を行うもので、この場合で
は、ライン圧PLの設定値を変更するのに代わって(ス
テップS5、6)、急変速を検知したときには油路切換
ソレノイド弁5を駆動するものである。
【0049】図6において、変速制御コントローラ1
は、上記図4のフローチャートと同様に、急変速を検知
すると油路切換ソレノイド弁5をONにして油路切換弁
6を駆動するものである。
【0050】油路切換弁6は、図8、図9に示すよう
に、前後進切換弁524と変速機構側である油圧サーボ
シリンダ87、89の間のHi側油路40に介装される
もので、スプリング62に付勢されたスプール61の他
端に形成された信号圧ポート6pに加わる油圧に応じ
て、出力ポート6cに接続するポートを入力ポート6a
または6bへ切り換えるものである。
【0051】油路切換弁6の入力ポート6aにはHi側
油路40の上流側(前後進切換弁524側)が接続され
る一方、出力ポート6cにはHi側油路40の下流側
(油圧サーボシリンダ87、89側)が接続され、入力
ポート6bにはLo側油路41の油圧が供給される。
【0052】一方、油路切換弁6を駆動する油路切換ソ
レノイド弁5は、図7、図8のように、ライン圧ソレノ
イド528の油路601から分岐した油路601’に介
装され、上流側(ライン圧ソレノイド528側)には絞
り7が設けられる。
【0053】通常走行時には油路切換ソレノイド弁5が
OFFとなって、油路切換弁6の信号圧ポート6pに所
定のパイロット圧が加わるが、スプリング62はこのパ
イロット圧に抗してスプール61を付勢し、図9に示す
ように、入力ポート6aと出力ポート6cを連通する一
方、入力ポート6bを遮断する。したがって、Hi側油
路40の圧油は、油路切換弁6を介して前記第1実施形
態と同様に油圧サーボシリンダ87、89に加えられ、
通常の変速制御が行われる。
【0054】一方、変速制御コントローラ1によって急
変速が検知されて油路切換ソレノイド弁5がONになる
と、油路切換弁6の信号圧ポート6pに加わるパイロッ
ト圧が増大するため、スプール61はスプリング62に
抗して付勢され、図10に示すように、スプール61が
図中右側へ変位して入力ポート6bと出力ポート6cを
連通する一方、入力ポート6aを遮断する。したがっ
て、Hi側油路40の下流の油圧は、Lo側油路41の
油圧Plowと等しくなる。
【0055】すなわち、急変速時には、油圧サーボシリ
ンダ87、89のHi側油室516とLo側油室518
の差圧が小さくなるか、または差圧がなくなることにな
り、パワーローラ30、31のトラクション力を支持す
る力が減少または0になるため、無段変速機10のトル
ク伝達容量が急減するとともに、油圧サーボシリンダ8
7、89の差圧が非常に小さくなる、若しくは差圧がな
くなることで急激な変速を行うことはできず、油圧系や
変速制御コントローラ1に異常が発生した急変速時に変
速ショックが発生するのを抑制することが可能となる。
【0056】ここで、油圧サーボシリンダ87、89の
差圧が小さくなる、あるいは0になることでパワーロー
ラ30、31はトルクの伝達を行うことができなくなっ
て急変速の方向へパワーローラ30、31の傾転が継続
するが、トラニオン83、85にはパワーローラ30、
31の過大な傾転を防止するための図示しないストッパ
が形成されているため、パワーローラ30、31の傾転
角、すなわち変速比は、このストッパに係止された最L
o変速比または最Hi変速比に設定され、ストッパに係
止された反力によって最低限のトルク伝達を行うことで
車両の走行を可能にすることができ、油圧系や変速制御
コントローラ1に異常が発生した急変速時に変速ショッ
クが発生するのを抑制しながら、最低限の走行を可能に
して、トロイダル型無段変速機10を備えた車両のフェ
イルセーフを確保することができるのである。
【0057】図11、図12は第3の実施形態を示し、
前記第2実施形態の、油路切換弁6に接続するHi側油
路40とLo側油路41の関係を逆にしたもので、その
他の構成は前記第2実施形態と同様である。
【0058】すなわち、油路切換弁6の入力ポート6a
にはLo側油路41の上流側(前後進切換弁524側)
が接続される一方、出力ポート6cにはLo側油路41
の下流側(油圧サーボシリンダ87、89側)が接続さ
れ、入力ポート6bにはHi側油路40の油圧が供給さ
れる。
【0059】そして、急変速が検知されて油路切換ソレ
ノイド弁5がONになると、油路切換弁6の信号圧ポー
ト6pに加わるパイロット圧が増大し、スプール61は
スプリング62に抗して付勢され、図12に示すよう
に、スプール61が図中右側へ変位して入力ポート6b
と出力ポート6cを連通する一方、入力ポート6aを遮
断する。したがって、Lo側油路41の下流の油圧は、
Hi側油路40の油圧Phiと等しくなる。
【0060】すなわち、急変速時には、油圧サーボシリ
ンダ87、89のHi側油室516とLo側油室518
の差圧が小さくなるか、または差圧がなくなることにな
り、パワーローラ30、31のトラクション力を支持す
る力が減少または0になるため、無段変速機10のトル
ク伝達容量が急減するとともに、油圧サーボシリンダ8
7、89の差圧が非常に小さくなる、若しくは差圧がな
くなることで急激な変速を行うことはできず、油圧系や
変速制御コントローラ1に異常が発生した急変速時に変
速ショックが発生するのを抑制することが可能となる。
【0061】図13、図14は第4の実施形態を示し、
前記第2実施形態の、油路切換弁6を、Hi側油路40
とLo側油路41の下流側を選択的にライン圧回路53
4に接続する油路切換弁6’に置き換えたもので、その
他の構成は前記第2実施形態と同様である。
【0062】油路切換弁6’の入力ポート6AにはHi
側油路40の上流側(前後進切換弁524側)が、入力
ポート6CにはLo側油路41の同じく上流側(油圧サ
ーボシリンダ87、89側)がそれぞれ接続される一
方、出力ポート6BにはHi側油路40の下流側(前後
進切換弁524側)が、出力ポート6DにはLo側油路
41の同じく下流側がそれぞれ接続される。
【0063】そして、油路切換弁6’の入力ポート6
E、6Fはライン圧回路534が接続されて、ライン圧
PLが供給される。
【0064】油路切換弁6’を駆動する油路切換ソレノ
イド弁5は、前記第2実施形態と同じく、ライン圧ソレ
ノイド528の油路601から分岐した油路601’に
介装され、上流側(ライン圧ソレノイド528側)には
絞り7が設けられる。
【0065】そして、油路切換ソレノイド弁5がOFF
のときには、油路切換弁6’の信号圧ポート6pに所定
のパイロット圧が加わるが、油圧切換弁6’のスプリン
グ62はこのパイロット圧に抗してスプール61aを図
13の左側へ付勢し、入力ポート6Aと出力ポート6B
及び入力ポート6Cと出力ポート6Dをそれぞれ連通さ
せる。したがって、Hi側油路40とLo側油路41の
上流側は、それぞれ前後進切換弁524に連通されて、
変速制御弁150からの油圧に応じて油圧サーボシリン
ダ87、89の油室516、518に差圧を発生させる
ことで通常の変速制御を行う。
【0066】一方、変速制御コントローラ1で急変速が
検知されて油路切換ソレノイド弁5がONになると、油
路切換弁6’の信号圧ポート6pに加わるパイロット圧
が増大するため、スプール61aはスプリング62に抗
して付勢され、図14に示すように、スプール61aが
図中右側へ変位して変速制御弁524と連通した入力ポ
ート6A、6Cを遮断する一方、油圧サーボシリンダ8
7、89と連通した出力ポート6B、6Dをライン圧回
路534に連通した入力ポート6E、6Fに連通させ
て、Hi側油路40とLo側油路41の下流の油圧は、
ライン圧PLに等しくなる。
【0067】すなわち、急変速時には、油圧サーボシリ
ンダ87、89のHi側油室516とLo側油室518
の差圧が小さくなるか、または差圧がなくなることにな
り、パワーローラ30、31のトラクション力を支持す
る力が減少または0になるため、無段変速機10のトル
ク伝達容量が急減するとともに、油圧サーボシリンダ8
7、89の差圧が非常に小さくなる、若しくは差圧がな
くなることで急激な変速を行うことはできず、油圧系や
変速制御コントローラ1に異常が発生した急変速時に変
速ショックが発生するのを抑制することが可能となる。
【0068】そして、上記と同様に、油圧サーボシリン
ダ87、89の差圧が小さくなる、あるいは0になるこ
とでパワーローラ30、31はトルクの伝達を行うこと
ができなくなって急変速の方向へパワーローラ30、3
1の傾転が継続するが、トラニオン83、85にはパワ
ーローラ30、31の過大な傾転を防止するための図示
しないストッパが形成されているため、パワーローラ3
0、31の傾転角、すなわち変速比は、このストッパに
係止された最Lo変速比または最Hi変速比に設定さ
れ、ストッパに係止された反力によって最低限のトルク
伝達を行うことで車両の走行を可能にすることができ、
油圧系や変速制御コントローラ1に異常が発生した急変
速時に変速ショックが発生するのを抑制しながら、最低
限の走行を可能にして、トロイダル型無段変速機10を
備えた車両のフェイルセーフを確保することができるの
である。
【0069】図15、図16は第5の実施形態を示し、
前記第4実施形態の、油路切換弁6’の入力ポート6
E、6Fをライン圧回路534に代わってタンクに接続
したもので、その他の構成は前記第4実施形態と同様で
ある。
【0070】通常走行中には油路切換ソレノイド弁5が
OFFとなって、油路切換弁6’の信号圧ポート6pに
所定のパイロット圧が加わるが、油圧切換弁6’のスプ
リング62はこのパイロット圧に抗してスプール61a
を図15の左側へ付勢し、入力ポート6Aと出力ポート
6B及び入力ポート6Cと出力ポート6Dをそれぞれ連
通させる。したがって、Hi側油路40とLo側油路4
1の上流側は、それぞれ前後進切換弁524に連通され
て、変速制御弁150からの油圧に応じて油圧サーボシ
リンダ87、89の油室516、518に差圧を発生さ
せることで通常の変速制御を行う。
【0071】一方、変速制御コントローラ1で急変速が
検知されて油路切換ソレノイド弁5がONになると、油
路切換弁6’の信号圧ポート6pに加わるパイロット圧
が増大するため、スプール61aはスプリング62に抗
して付勢され、図16に示すように、スプール61aが
図中右側へ変位して変速制御弁524と連通した入力ポ
ート6A、6Cを遮断する一方、油圧サーボシリンダ8
7、89と連通した出力ポート6B、6Dはタンクと連
通した入力ポート6E、6Fに連通されて、Hi側油路
40とLo側油路41の下流の油圧は、タンクに排出さ
れてほぼ等しくなる。
【0072】すなわち、急変速時には、油圧サーボシリ
ンダ87、89のHi側油室516とLo側油室518
の油圧がタンクに排出されて差圧が小さくなるか、また
は差圧がなくなることになり、パワーローラ30、31
のトラクション力を支持する力が減少または0になるた
め、無段変速機10のトルク伝達容量が急減するととも
に、油圧サーボシリンダ87、89の差圧が非常に小さ
くなる、若しくは差圧がなくなることで急激な変速を行
うことはできず、油圧系や変速制御コントローラ1に異
常が発生した急変速時に変速ショックが発生するのを抑
制することが可能となる。
【0073】そして、上記と同様に、油圧サーボシリン
ダ87、89の差圧が小さくなる、あるいは0になるこ
とでパワーローラ30、31はトルクの伝達を行うこと
ができなくなって急変速の方向へパワーローラ30、3
1の傾転が継続するが、トラニオン83、85にはパワ
ーローラ30、31の過大な傾転を防止するための図示
しないストッパが形成されているため、パワーローラ3
0、31の傾転角、すなわち変速比は、このストッパに
係止された最Lo変速比または最Hi変速比に設定さ
れ、ストッパに係止された反力によって最低限のトルク
伝達を行うことで車両の走行を可能にすることができ、
油圧系や変速制御コントローラ1に異常が発生した急変
速時に変速ショックが発生するのを抑制しながら、最低
限の走行を可能にして、トロイダル型無段変速機10を
備えた車両のフェイルセーフを確保することができるの
である。
【0074】なお、上記実施形態において、実変速速度
φの演算を入力軸回転数Ntと出力軸回転数Noから算
出したが、パワーローラ30、31の傾転速度やトラニ
オン83、85の変位速度等から実際の変速速度を求め
てもよい。
【0075】また、上記実施形態において、無段変速機
10をダブルキャビティで構成した一例を示したが、図
示はしないが、シングルキャビティのトロイダル型で構
成しても同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、トロイダル型無段
変速機の概略構成図。
【図2】同じく、トロイダル型無段変速機の油圧制御部
を示す回路図の前半である。
【図3】同じく、トロイダル型無段変速機の油圧制御部
を示す回路図の後半である。
【図4】同じく、変速制御コントローラで行われる制御
の一例を示すフローチャートである。
【図5】ライン圧の変化と時間の関係を示すグラフ。
【図6】第2の実施形態を示し、トロイダル型無段変速
機の概念構成図。
【図7】同じく、トロイダル型無段変速機の油圧制御部
を示す回路図の前半である。
【図8】同じく、トロイダル型無段変速機の油圧制御部
を示す回路図の後半である。
【図9】同じく、油路切換弁の概略構成図を示し、通常
走行中の状態を示す。
【図10】同じく、油路切換弁の概略構成図で、急変速
時の状態を示す。
【図11】第3の実施形態を示す油路切換弁の概略構成
図で、通常走行中の状態を示す。
【図12】同じく、油路切換弁の概略構成図で、急変速
時の状態を示す。
【図13】第4の実施形態を示す油路切換弁の概略構成
図で、通常走行中の状態を示す。
【図14】同じく、油路切換弁の概略構成図で、急変速
時の状態を示す。
【図15】第5の実施形態を示す油路切換弁の概略構成
図で、通常走行中の状態を示す。
【図16】同じく、油路切換弁の概略構成図で、急変速
時の状態を示す。
【符号の説明】
1 変速制御コントローラ 2 入力軸回転センサ 3 出力軸回転センサ 4 スロットル開度センサ 5 油路切換ソレノイド弁 6 油路切換弁 7 絞り 10 トロイダル型無段変速機 11 エンジン 12 トルクコンバータ 15 油圧ポンプ 20 入力軸 21 出力軸 22 第1トロイダル変速部 24 第2トロイダル変速部 28、32 入力ディスク 29、33 出力ディスク 30、31、36、37 パワーローラ 38 潤滑油路 40、166 Hi側油路 41、168 Lo側油路 61 スプール 62 スプリング 83、85 トラニオン 87、89 油圧サーボシリンダ 136 プリセスカム 142 フィードバックリンク 152 ステップモータ 150 変速制御弁 502 プレッシャレギュレータバルブ 516 Hi側油室 518 Lo側油室 522 後進用変速制御弁 524 前後進切換弁 528 ライン圧ソレノイド弁 534 ライン圧回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力ディスクに狭持されて傾転自在にパ
    ワーローラを支持するトラニオンと、 前記トラニオンを軸方向へ駆動する油圧シリンダと、 車両の運転状態に応じて決定した目標変速比となるよう
    に前記油圧シリンダへの油圧を制御する変速制御手段と
    を備えたトロイダル型無段変速機の油圧制御装置におい
    て、 実際の変速速度を検出する実変速速度検出手段と、 検出した実変速速度が所定値を超えたときに、通常の変
    速制御で用いる油路とは異なるフェイルセーフ用の油路
    に接続することで前記油圧シリンダを構成するピストン
    の前後差圧を低減または解消する前後差圧低下手段と
    備えたことを特徴とするトロイダル型無段変速機の油圧
    制御装置。
  2. 【請求項2】前記油圧シリンダは、ピストンで画成され
    た増速側油室と減速側油室を備え、前記前後差圧低下手
    段は増速側油室を減速側油室へ、または減速側油室を増
    速側油室へ連通させることで前後差圧を低下させること
    を特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機
    の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】前記油圧シリンダは、ピストンで画成され
    た増速側油室と減速側油室を備え、前記前後差圧低下手
    段は増速側油室及び減速側油室にライン圧をそれぞれ供
    給することで前後差圧を低下させることを特徴とする請
    求項1に記載のトロイダル型無段変速機の油圧制御装
    置。
  4. 【請求項4】前記油圧シリンダは、ピストンで画成され
    た増速側油室と減速側油室を備え、前記前後差圧低下手
    段は増速側油室及び減速側油室をそれぞれタンクに接続
    することで前後差圧を低下させることを特徴とする請求
    項1に記載のトロイダル型無段変速機の油圧制御装置。
JP25511397A 1997-09-19 1997-09-19 トロイダル型無段変速機の油圧制御装置 Expired - Fee Related JP3465552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25511397A JP3465552B2 (ja) 1997-09-19 1997-09-19 トロイダル型無段変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25511397A JP3465552B2 (ja) 1997-09-19 1997-09-19 トロイダル型無段変速機の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1194062A JPH1194062A (ja) 1999-04-09
JP3465552B2 true JP3465552B2 (ja) 2003-11-10

Family

ID=17274290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25511397A Expired - Fee Related JP3465552B2 (ja) 1997-09-19 1997-09-19 トロイダル型無段変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3465552B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3838052B2 (ja) 2001-05-08 2006-10-25 日産自動車株式会社 トロイダル型無段変速機
JP3790191B2 (ja) 2002-07-18 2006-06-28 ジヤトコ株式会社 トロイダル型無段変速機
JP3790193B2 (ja) 2002-07-26 2006-06-28 ジヤトコ株式会社 トロイダル型無段変速機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1194062A (ja) 1999-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3796916B2 (ja) トロイダル式無段変速機の制御装置
WO1998043002A1 (fr) Transmission toroidale a changement de vitesses continu
US20130338891A1 (en) Redundant controls for a multi-mode transmission
US6436001B1 (en) Speed change controller for infinite speed ratio transmission
KR102545619B1 (ko) 차량의 조향에 영향을 미치기 위한 브레이크 및 변속기 시스템 및 그 방법의 이용
US6312357B1 (en) Speed ratio controller and control method of non-finite speed ratio transmission device
EP1403568B1 (en) Hydraulic pressure sensor failure control system for belt-type continuously variable transmission
US6409625B1 (en) Controller of toroidal continuously variable transmission
JP3465552B2 (ja) トロイダル型無段変速機の油圧制御装置
JPH084864A (ja) 無段変速機の制御装置
JP3991528B2 (ja) 無段変速機のための発進クラッチ制御装置
JPH09210165A (ja) トロイダル型無段変速機
JP3787026B2 (ja) 無段変速機の油圧制御装置
JP3791716B2 (ja) 自動変速機用油圧制御装置
JP3191723B2 (ja) 無段変速機
JP3518468B2 (ja) 変速比無限大無段変速機の変速制御装置
JPH084865A (ja) 無段変速機の制御装置
JP4973480B2 (ja) トロイダル式無段変速装置の油圧制御装置
JPH084863A (ja) 無段変速機の制御装置
JP2000179674A (ja) パワートレインの制御装置
JP3157267B2 (ja) 車両の動力伝達装置
JP3498423B2 (ja) 無段変速機
JP2000179669A (ja) パワートレインの制御装置
EP0969229A2 (en) Continuously variable transmission system
JPH04274934A (ja) 無段変速機のクラッチ制御機構

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees