JP3465085B2 - Anti-glare sheet - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は、偏光板の表面に設け
る、防眩性、及び耐擦傷性に優れた防眩性シートの塗布
層を形成する組成物に係わり、更に詳しくは、微粉末シ
リカの含有量を多くして形成する、高ヘイズの防眩性シ
ートに関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、ＬＣＤ、ＣＲＴ、プラズマディス
プレィなど表示体の進展はめざましく、特に、ＬＣＤの
高精細化と相俟って、その防眩処理面は、より緻密な形
状、及び高ヘイズをもつ偏光板が必要となってきた。偏
光板の表面は、透明な、ポリエステルフィルム、ポリメ
チルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリエーテルサ
ルフォン、セルローストリアセテートなどのシートの一
方の面に、防眩性の塗布層が設けられていた。これらの
シートのなかでは、光透過度が高く、光に対しての歪み
もない等の点から、セルローストリアセテート・シート
が優れたものである。 【０００３】防眩性の塗布層は、ヘイズを高くする、光
拡散剤として、シリカ、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バ
リウム等の無機粉末、ポリエチレン粒子、ポリメチルメ
タクリレート粒子、ポリカーボネート粒子などの有機微
粒子等の中から適宜に選択して使用され、特にシリカ粉
末は紫外線に対して透過度が高く、バインダーとして多
用される紫外線硬化性樹脂の硬化を阻害することもない
優れたものである。そして、分散性を向上するために粒
子表面を有機物による処理を施したものが好んで用いら
れている。 【０００４】光拡散剤を分散するバインダーは、基材シ
ートに対する接着、表面強度、特に耐擦傷性をもたせる
ために、反応型のワニスが用いられ、電離放射線硬化性
樹脂のなかから、設備的な面から取扱いが容易な紫外線
硬化性樹脂を用いることが一般的である。更に、必要に
よっては、接着性を改善するためにウレタン系プライマ
ーの面に設けられることも行われていた。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】従来から使用されてき
た偏光板の防眩性塗布層は、ＬＣＤのカラー化、高精細
化に伴い、防眩処理面は、高ヘイズであると同時に緻密
な形状が求められるようになってきた。そして、光拡散
剤としては、最適のシリカ粉末を従来はバインダー１０
０部に対して１０部以下であったのに対し、１０部以
上、場合によっては３０部に相当する多量のものを含有
させる必要が生じた。従来のバインダーに単に、シリカ
粉末を増量したものは、塗布層と基材シートであるセル
ローストリアセテート・シートとの接着力が低下し、防
眩性を満たしても、接着力や耐擦傷性に劣るという問題
点があった。 【０００６】本発明は、光透過度が高く、光に対しての
歪みもないセルローストリアセテート・シートに使用し
て、上記の目的に合致した、高ヘイズ性に形成した防眩
シートの要件を満たすととともに、接着力、耐擦傷性の
低下のない優れた防眩性シートの提供を目的としてい
る。 【０００７】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、防眩性シート基材となるセルローストリ
アセテート・シートの一方の面に設ける防眩性塗布層
を、３官能アクリレートモノマー、セルロース誘導体、
及びモノマーに対して１０〜３０重量部のシリカよりな
るものから構成したものである。 【０００８】本発明の樹脂組成物を設ける防眩性シート
１０及び偏光板１１は、図１、図２に示すとおりの基材
シート１の一方の面に防眩性塗布層２を設けた防眩性シ
ート１０に、粘着剤５を介してポリビニールアルコール
よりなる偏光子３、粘着剤５、透明基材４とを順に積層
したものである。 【０００９】特に高ヘイズの防眩性シートを求める本発
明の基材シートは、光透過度に優れ、光に対しての歪み
もないセルローストリアセテート・シートが、高ヘイズ
性に形成した防眩シートの要件を満たすものとして好ん
で用いられる。そして、精密な、高ヘイズの防眩処理面
を形成するために、シリカを多量に含む塗布層を設けて
構成するものである。 【００１０】防眩性塗布層２は、偏光板表面に防眩性を
もたせると同時に、表面の状態を維持する耐擦傷性を与
えるために設けるものである。高ヘイズの防眩性は、分
散性のよい、微粉末シリカをバインダー樹脂に対して１
０部以上加えることにより得られる。所望の高ヘイズを
得るには、３官能以上のアクリレートモノマー１００部
に対して、５重量部以下のセルロース誘導体、及び１０
〜３０部のシリカを混入する必要がある。塗布液の粘度
上昇を防いで、分散性向上するためには、シリカの粒子
表面を化学的に−ＣＨ₃基で覆って有機物処理を施して
疎水化したものを使用する。 【００１１】バインダー樹脂は、通常、硬度があり耐擦
傷性の優れた紫外線硬化性樹脂を用いるが、本発明のよ
うにシリカを多量に添加するときは、基材シートである
セルローストリアセテート・シート面に対する接着が阻
害されるので下記のとおりのモノマー、セルロース誘導
体、反応開始剤、シリコーンよりなる樹脂組成物に所定
量のシリカを混入してと塗布液を構成する。 【００１２】モノマーは、２官能以下のアクリレート単
量体は、比較的に低密度の構造を形成することと、過剰
の官能基をもたないため基材シートとの反応性に劣り、
充分な接着を示さないことがあり、また、塗膜の硬度が
充分でないため、耐擦傷性に劣ることがある。したがっ
て、反応性に富む３官能以上のアクリレート系単量体を
用い高架橋密度の構造とするのが好ましい。例えば、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリス
リトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート等が挙げられる。 【００１３】セルロース誘導体は、メチルセルロース、
エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロー
ス、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酪酸セルロース等
から選択して使用する。セルロース誘導体は、塗布層が
セルローストリアセテート・シートに対する接着性の向
上には寄与するが、量が多いと電離放射線硬化性樹脂の
特徴である、塗布層の硬度が低下する原因となるから５
部以下にすることが好ましい。 【００１４】防眩性塗布層の塗布液は、多量のシリカを
含むために，粘度が上昇することは避けられない。流動
性の改善と、形成した防眩性塗布層の耐擦傷性を維持す
るためにシリコーンワニスを添加することが好ましい。 【００１５】 【作用】上記のように構成された、偏光板は、基材シー
トにセルローストリアセテート・シートを使用している
ので、ポリビニルアルコールより形成される偏光子との
接着を改善するためのプライマー層を特別に施す必要も
なく、シート面に直接粘着剤を介して偏光子を設けるこ
とができ光学的、及び耐久性の点からも有利に作用す
る。また、高ヘイズ性を得るためにシリカを多量に含む
にもかかわらず、セルローストリアセテート・シートに
親和性がつよいセルロース系誘導体と、反応性の強い３
官能のアクリレートとよりなる樹脂組成物は、紫外線硬
化反応が阻害されることもなく進行する。そして、構成
されたシリカを多量に含む防眩性塗布層は、シートに対
する接着もよく、高ヘイズの、緻密な形状と、耐擦傷性
をもつ防眩性シートを維持するように働く。 【００１６】 【実施例】実施例について図面を参照にして説明する
と、図１において、基材シート１としてセルローストリ
アセテート・シート８０μｍに下記組成の（防眩性塗布
液１）を、ロールコートで４ g／ｍ² （固形分）塗布
し、溶剤を蒸発後、（８０Ｗ×１０ｍ／ｍｉｎ．×４ｐ
ａｓｓ）の紫外線を照射して硬化し、防眩性塗布層２を
設けた防眩性シート１０を形成した。 （防眩性塗布液 １） ・シリカ （表面有機物処理 平均粒径１．５μｍ） ２０部 ・３官能モノマー（ペンタエリスリトールトリアクリレート） １００部 ・セルロース誘導体（酢酸プロピオン酸セルロース） １.5部 ・重合開始剤 （ベンゾフェノン） ３部 （イルガキュア１８４） ３部 ・シリコーンワニス ０.1部 ・トルエン １２０部 【００１７】（比較例 １）実施例と同様の樹脂組成物
で、シリカの混入量を７部とした防眩性塗布液２を用い
て比較例１を作成した。すなわち、基材シート１として
セルローストリアセテート・シート８０μｍに下記組成
の（防眩性塗布液２）を、ロールコートで４g／ｍ
² （固形分）塗布し、溶剤を蒸発後、（８０Ｗ×１０ｍ
／ｍｉｎ．×４ｐａｓｓ）の紫外線を照射して硬化し、
防眩性塗布層２を設けた比較例１の防眩性シート１０を
形成した。 （防眩性塗布液２） ・シリカ （表面有機物処理 平均粒径１．５μｍ） ７部 ・３官能モノマー（ペンタエリスリトールトリアクリレート） １００部 ・セルロース誘導体（酢酸プロピオン酸セルロース） １.5部 ・重合開始剤 （ベンゾフェノン） ３部 （イルガキュア１８４） ３部 ・シリコーンワニス ０.1部 ・トルエン １２０部 【００１８】（比較例 ２）実施例と、シリカの混入量
を同量とし、樹脂組成物を従来のものである、防眩性塗
布液３を用いて比較例２を作成した。すなわち、基材シ
ート１としてセルローストリアセテート・シート８０μ
ｍに下記組成の（防眩性塗布液３）を、ロールコートで
４ g／ｍ² （固形分）塗布し、溶剤を蒸発後、（８０Ｗ
×１０ｍ／ｍｉｎ．×４ｐａｓｓ）の紫外線を照射して
硬化し、防眩性塗布層２を設けた比較例２の防眩性シー
ト１０を形成した。 （防眩性塗布液 ３） ・シリカ （表面有機物処理 平均粒径１．５μｍ） ２０部 ・オリゴエステルアクリレート ５０部 ・トリメチロールプロパントリアクリレート ５０部 ・重合開始剤 （２ーヒドロキシー２ーメチルー１ーフェニル ー１ープロパンー１ーオン） ９部 ・シリコーンワニス ０.1部 ・トルエン １２０部 【００１９】上記の防眩性シートを、６０℃１５％水酸
化カリウム水溶液に５分浸漬処理後６０〜８０℃の熱風
乾燥により脱水乾燥を行い、図２に示すように、図１に
示した（防眩性塗布層２）を設けた防眩性シート１０
を、粘着剤５、ポリビニールアルコール偏光子２０μｍ
３、粘着剤５、及び透明基材としてセルローストリアセ
テート・シート８０μｍ４の順に積層した偏光板１１を
構成した。この偏光板について次の評価方法によって行
った結果を下記に示す。 【００２０】(1) 表面形状：（ＪＩＳ Ｂ０６０１に
よる） 中心線平均粗さ Ｒａ（μｍ） ＪＩＳによる 十点平均粗さ Ｒｚ（μｍ） ＪＩＳによる でこぼこの平均間隔 Ｓｍ（μｍ） ＪＩＳによる （株）小坂製作所製 表面粗さ解析装置 サーフコーダーＡＹ−３１により測定 (2) ヘイズ ：（ＪＩＳ Ｋ６７１４による） （株）東洋精機製作所製 直読ヘイズメータにより測定 (3) 鉛筆硬度：（ＪＩＳ Ｋ５４００による） １Ｋｇ荷重による。 (4) セロテープ剥離試験： セロテープに碁盤目剥離試験 目視で評価。 【００２１】 【表１】 【００２２】 【発明の効果】本発明は、以上説明されたように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。 【００２３】光透過度のよい、セルローストリアセテー
ト・シートに、電離放射線硬化性樹脂のうち、３官能以
上のアクリレートモノマー１００重量部に対して、５重
量部以下のセルロース誘導体、及び粒子表面を化学的に
−ＣＨ ₃ 基で覆って、疎水化するように有機物処理を施
した１０〜３０重量部のシリカ含む防眩性塗布層を構成
した防眩性シートは、高ヘイズの、緻密な形状をもち、
コート層の接着は、初期のみならず、アルカリ処理後に
おいても低下することはなく、耐擦傷性の優れるもので
ある。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a composition for forming a coating layer of an anti-glare sheet provided on the surface of a polarizing plate and having excellent anti-glare properties and scratch resistance. More particularly, the present invention relates to a high-haze antiglare sheet formed by increasing the content of finely divided silica. 2. Description of the Related Art Hitherto, display devices such as LCDs, CRTs, and plasma displays have been remarkably developed. In particular, in conjunction with the high definition of LCDs, the antiglare surface has a more precise shape and A polarizing plate having a high haze has been required. On the surface of the polarizing plate, an antiglare coating layer was provided on one surface of a transparent sheet such as a polyester film, polymethyl methacrylate, polyvinyl chloride, polyether sulfone, or cellulose triacetate. Among these sheets, the cellulose triacetate sheet is excellent in terms of high light transmittance and no distortion to light. [0003] The antiglare coating layer increases the haze. As a light diffusing agent, inorganic powders such as silica, calcium carbonate and precipitated barium sulfate, organic fine particles such as polyethylene particles, polymethyl methacrylate particles and polycarbonate particles are used. Among them, silica powder is particularly suitable because it has a high transmittance to ultraviolet rays and does not hinder the curing of the ultraviolet curable resin frequently used as a binder. In addition, those obtained by treating the particle surface with an organic substance in order to improve dispersibility are preferably used. [0004] A reactive varnish is used as a binder for dispersing a light diffusing agent in order to impart adhesion to a substrate sheet, surface strength, and especially abrasion resistance. It is common to use an ultraviolet curable resin that is easy to handle from the surface. Further, if necessary, a surface is provided on the surface of the urethane-based primer in order to improve the adhesiveness. [0005] The anti-glare coating layer of a polarizing plate which has been conventionally used is considered to have a high anti-glare treatment surface with high color and high definition LCD. At the same time, precise shapes have been required. As the light diffusing agent, an optimal silica powder is conventionally used as a binder 10
In contrast to 10 parts or less with respect to 0 parts, it became necessary to contain a large amount equivalent to 10 parts or more, and in some cases 30 parts. What simply increased the amount of silica powder in the conventional binder, the adhesion between the coating layer and the cellulose triacetate sheet as the base sheet was reduced, and even if the anti-glare property was satisfied, the adhesion and scratch resistance were poor. There was a problem. The present invention is used for a cellulose triacetate sheet having high light transmittance and no distortion to light to meet the above-mentioned object and to meet the requirements of an antiglare sheet formed to have a high haze property. In addition, an object of the present invention is to provide an excellent anti-glare sheet without a decrease in adhesive strength and scratch resistance. [0007] In order to achieve the above object, the present invention provides an antiglare coating layer provided on one surface of a cellulose triacetate sheet as an antiglare sheet substrate. Functional acrylate monomer, cellulose derivative,
And 10 to 30 parts by weight of silica with respect to the monomer. The anti-glare sheet 10 and the polarizing plate 11 provided with the resin composition of the present invention have a structure in which an anti-glare coating layer 2 is provided on one surface of a base sheet 1 as shown in FIGS. A polarizer 3 made of polyvinyl alcohol, an adhesive 5, and a transparent substrate 4 are sequentially laminated on a glare sheet 10 via an adhesive 5. In particular, the base sheet of the present invention for obtaining a high haze anti-glare sheet is a cellulose triacetate sheet which is excellent in light transmittance and has no distortion to light. It is preferably used as satisfying the requirements of. In order to form a precise, high-haze, anti-glare surface, a coating layer containing a large amount of silica is provided. The anti-glare coating layer 2 is provided to impart anti-glare properties to the surface of the polarizing plate and to provide abrasion resistance for maintaining the surface condition. The anti-glare property of high haze is as follows.
It is obtained by adding 0 parts or more. To obtain a desired high haze, 5 parts by weight or less of a cellulose derivative and 100 parts by weight of 100 parts of a trifunctional or more acrylate monomer, and 10 parts by weight
It is necessary to mix ~ 30 parts of silica. Prevents increase in the viscosity of the coating solution, in order to improve dispersibility, the particle surface of the silica is covered with chemically -CH ₃ group is subjected to organic treatment that use those hydrophobic. As the binder resin, an ultraviolet curable resin having hardness and excellent scratch resistance is usually used. However, when a large amount of silica is added as in the present invention, the surface of the cellulose triacetate sheet as the base sheet is not used. Therefore, a coating solution is prepared by mixing a predetermined amount of silica into a resin composition comprising a monomer, a cellulose derivative, a reaction initiator and silicone as described below. The acrylate monomer having a bifunctional or lower functionality has a relatively low-density structure and is inferior in reactivity with a substrate sheet because it has no excess functional group.
In some cases, sufficient adhesion is not exhibited, and the hardness of the coating film is not sufficient, so that the scratch resistance may be poor. Therefore, it is preferable to use a highly reactive tri- or more functional acrylate monomer to form a structure having a high crosslinking density. For example, trimethylolpropane triacrylate, pentaerythritol triacrylate, pentaerythritol tetraacrylate, dipentaerythritol hexaacrylate and the like can be mentioned. The cellulose derivative is methyl cellulose,
It is used by selecting from ethyl cellulose, nitrocellulose, cellulose acetate, cellulose acetate propionate, cellulose acetate butyrate and the like. The cellulose derivative contributes to the improvement of the adhesiveness of the coating layer to the cellulose triacetate sheet. However, when the amount is large, the hardness of the coating layer, which is a characteristic of the ionizing radiation-curable resin, is reduced.
Parts or less. Since the coating solution for the antiglare coating layer contains a large amount of silica, an increase in viscosity cannot be avoided. It is preferable to add a silicone varnish in order to improve the fluidity and maintain the scratch resistance of the formed antiglare coating layer. The polarizing plate constructed as described above uses a cellulose triacetate sheet as a base sheet, so that a primer for improving adhesion to a polarizer formed of polyvinyl alcohol is used. There is no need to apply a special layer, and a polarizer can be provided directly on the sheet surface via an adhesive, which is advantageous from the viewpoint of optical and durability. Further, despite containing a large amount of silica in order to obtain high haze properties, a cellulose derivative having good affinity for the cellulose triacetate sheet and a highly reactive 3
The resin composition composed of the functional acrylate proceeds without inhibiting the ultraviolet curing reaction. The formed antiglare coating layer containing a large amount of silica has good adhesion to the sheet, and works to maintain an antiglare sheet having a high haze, a dense shape, and abrasion resistance. Examples will be described with reference to the drawings. In FIG. 1, a cellulose triacetate sheet 80 μm as a base sheet 1 is coated with a (antiglare coating solution 1) having the following composition by roll coating. g / m ² (solid content), and after evaporating the solvent, (80 W × 10 m / min. × 4p
as) and cured to form the antiglare sheet 10 provided with the antiglare coating layer 2. (Anti-glare coating liquid 1) ・ Silica (Surface organic material treatment Average particle size 1.5 μm) 20 parts ・ Trifunctional monomer (pentaerythritol triacrylate) 100 parts ・ Cellulose derivative (cellulose acetate propionate) 1.5 parts ・ Polymerization Initiator (benzophenone) 3 parts (Irgacure 184) 3 parts ・ Silicone varnish 0.1 part ・ Toluene 120 parts (Comparative Example 1) The same resin composition as in the example, and the mixed amount of silica was 7 parts. Comparative Example 1 was prepared using the obtained antiglare coating liquid 2. That is, a cellulose triacetate sheet 80 μm as a base sheet 1 was coated with the following composition (antiglare coating solution 2) by roll coating at 4 g / m
² (solid content), and after evaporating the solvent, (80W × 10m
/ Min. X4 pass) UV light to cure and
The antiglare sheet 10 of Comparative Example 1 provided with the antiglare coating layer 2 was formed. (Anti-glare coating liquid 2) ・ Silica (Surface organic substance treatment Average particle size 1.5 μm) 7 parts ・ Trifunctional monomer (pentaerythritol triacrylate) 100 parts ・ Cellulose derivative (cellulose acetate propionate) 1.5 parts ・ Polymerization Initiator (benzophenone) 3 parts (Irgacure 184) 3 parts ・ Silicone varnish 0.1 part ・ Toluene 120 parts (Comparative example 2) Comparative Example 2 was prepared using the anti-glare coating solution 3 of That is, a cellulose triacetate sheet 80 μm was used as the base sheet 1.
m was coated with 4 g / m ² (solid content) of the following composition by a roll coater, and the solvent was evaporated.
× 10 m / min. (× 4 pass) ultraviolet rays, and cured to form the antiglare sheet 10 of Comparative Example 2 provided with the antiglare coating layer 2. (Anti-glare coating solution 3) ・ Silica (Surface organic material treatment Average particle size 1.5 μm) 20 parts ・ Oligoester acrylate 50 parts ・ Trimethylolpropane triacrylate 50 parts ・ Polymerization initiator (2-hydroxy-2-methyl-1-phenyl-1) 9 parts ・ Silicone varnish 0.1 part ・ Toluene 120 parts The above anti-glare sheet was immersed in a 15% aqueous solution of potassium hydroxide at 60 ° C. for 5 minutes and then dried with hot air at 60 to 80 ° C. After dehydration and drying, as shown in FIG. 2, the anti-glare sheet 10 provided with (the anti-glare coating layer 2) shown in FIG.
With adhesive 5, polyvinyl alcohol polarizer 20 μm
3, a polarizing plate 11 in which an adhesive 5, and a cellulose triacetate sheet 80 μm 4 as a transparent substrate were laminated in this order. The results obtained by the following evaluation method for this polarizing plate are shown below. (1) Surface shape: (according to JIS B0601) Center line average roughness Ra (μm) Ten-point average roughness Rz (μm) JIS average unevenness Sm (μm) JIS Kosaka Co., Ltd. Measured by a surface roughness analyzer AY-31 manufactured by Seisakusho Co., Ltd. (2) Haze: Measured by a direct-read haze meter manufactured by Toyo Seiki Seisakusho Co., Ltd. (3) Pencil hardness: Measured by JIS K5400 1 kg load. (4) Cellotape peeling test: A crosscut peeling test was performed on cellotape visually. [Table 1] Since the present invention is configured as described above, it has the following effects. A cellulose triacetate sheet having good light transmittance is coated with a cellulose derivative of not more than 5 parts by weight and a particle surface of not more than 5 parts by weight based on 100 parts by weight of a trifunctional or more acrylate monomer among ionizing radiation-curable resins. To
Covered with -CH ₃ group, facilities organics treated to hydrophobic
The anti-glare sheet comprising the anti-glare coating layer containing 10 to 30 parts by weight of silica has a high haze, has a dense shape,
The adhesion of the coat layer does not decrease not only at the initial stage but also after the alkali treatment, and is excellent in scratch resistance.

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の防眩シートの断面を表す概念図であ
る。 【図２】偏光板の断面を表す概念図である。 【符号の説明】 １ 基材シート ２ 防眩性塗布層 ３ 偏光子 ４ 透明基材 ５ 粘着剤１０ 防眩性シート１１ 偏光板BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a conceptual diagram showing a cross section of an antiglare sheet of the present invention. FIG. 2 is a conceptual diagram illustrating a cross section of a polarizing plate. [Description of Signs] 1 Base sheet 2 Anti-glare coating layer 3 Polarizer 4 Transparent base 5 Adhesive 10 Anti-glare sheet 11 Polarizer

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項１】防眩性シートの基材となるセルローストリ
アセテート・シートの一方の面に設ける防眩性層が、３
官能以上のアクリレートモノマー１００重量部に対し
て、５重量部以下のセルロース誘導体、及び１０〜３０
重量部のシリカよりなり、該シリカの粒子表面を疎水化
するように有機物処理を施してなることを特徴とする防
眩性シート。(57) [Claim 1] The anti-glare layer provided on one surface of a cellulose triacetate sheet as a base material of the anti-glare sheet has a thickness of 3%.
5 parts by weight or less of a cellulose derivative, based on 100 parts by weight of a functional or higher acrylate monomer, and 10 to 30 parts by weight.
Ri Na from silica parts, hydrophobized particle surface of the silica
Antiglare sheet, wherein Rukoto such subjected to organic treatment to.