JP3458067B2 - 連塔型駐車設備 - Google Patents

連塔型駐車設備

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JP3458067B2 JP09195299A JP9195299A JP3458067B2 JP 3458067 B2 JP3458067 B2 JP 3458067B2 JP 09195299 A JP09195299 A JP 09195299A JP 9195299 A JP9195299 A JP 9195299A JP 3458067 B2 JP3458067 B2 JP 3458067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の駐車塔から
なり、各駐車塔にフォーク状の昇降ステージを昇降する
エレベータ式駐車装置を備えた連塔型駐車設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の駐車設備が図12乃至図
14に示されている。図12において、101は第1の
駐車塔、102は第2の駐車塔であり、これらが前後縦
列に隣接して設置されている。各駐車塔101、102
には、地上1階にエレベータの着床位置を設定されたエ
レベータの昇降路110が形成されていて、そこにフォ
ーク式のエレベータ111が据え付けられて、図13に
示すように、フォーク状に組まれた昇降ステージ112
が昇降されるようになっている。また、図12におい
て、エレベータの昇降路110の両側に沿って階層状に
複数の駐車区画113が設けられ、これらの駐車区画1
13にそれぞれ、図示されないフォーク状に組まれた横
行台車がその横行駆動装置によりエレベータの昇降路1
10に向けて横行可能に配置されている。
【0003】第1の駐車塔101の地上1階部分は自動
車の入出庫部103になっていて、図14に示すよう
に、エレベータ111の着床位置下方に形成されたピッ
ト104内に自動車の方向変換装置105が設置されて
いる。この方向変換装置105は、フォーク状に組まれ
た旋回板106と、その昇降旋回装置107とを備え
る。第2の駐車塔102の地上1階部分は、図13に示
すように、エレベータの昇降路110の両側に駐車区画
113が形成されて、そこに横行台車114が横行可能
に配置されている。
【0004】また、図14に示すように、第1の駐車塔
101の自動車の入出庫部103のピット104は、第
2の駐車塔102のエレベータ111の着床位置の下方
まで、連続的に形成されていて、このピット104上に
自動車の搬送装置108が設置されている。搬送装置1
08は、ピット104の底面上に配置され、旋回板10
6とその昇降旋回装置107の上部とを切り離して移動
案内するガイドローラ115と、駆動用のモータ116
と、昇降旋回装置107の上部とモータ116との間に
連結されたチェーン117とを備え、この装置により、
旋回板106とその昇降旋回装置107の上部とを第
1、第2の駐車塔101、102間で往復移動する。
【0005】自動車を入庫する場合は、図12におい
て、まず第1の駐車塔101の自動車の入出庫部103
に自動車を前進で乗り入れ、そこに予め待機中のエレベ
ータ111の昇降ステージ112に乗り込む。この自動
車を第1の駐車塔101に格納する場合は、第1の駐車
塔101のエレベータ111が上昇駆動され、自動車が
昇降ステージ112に支持されて上方の駐車区画113
へ移送される。また、この自動車を第2の駐車塔102
に格納する場合は、第1の駐車塔101のエレベータ1
11の下降駆動により、昇降ステージ112がピット1
04内に下げられ、自動車が方向変換装置105の旋回
板106上に受け渡しされる。続いて、図14に示すよ
うに、搬送装置108の駆動により、旋回板106とと
もにその昇降旋回装置107の上部が第1の駐車塔10
1から第2の駐車塔102へ移動されて、旋回板106
上の自動車が第2の駐車塔102へ移送される。第2の
駐車塔102では、エレベータ111が上昇駆動され、
自動車が昇降ステージ112に支持されて上方の駐車区
画113へ移送され、格納される。または、昇降ステー
ジ112から1階部分の駐車区画113へ格納される。
【0006】また、第1、第2の駐車塔101、102
から自動車を出庫する場合は、入庫の動作の逆の動作に
なり、自動車の入出庫部103で、方向変換装置105
の旋回板106がその昇降旋回装置107により180
°旋回され、自動車のフロントが入出庫口に向けられ
る。自動車が前進で自動車の入出庫部103から出庫さ
れる。
【0007】この種の駐車設備では、立体空間の大きさ
に応じて、n塔の駐車塔を隣接して連続的に設置するこ
とにより、自動車の収容台数を1基の場合に比べてn倍
以上に拡大することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の連塔型駐車設備では、次のような問題がある。 (1)自動車の乗込階、すなわち地上1階には各駐車塔
間に自動車の搬送装置が設置されるため、地上1階が他
の用途に利用できない。 (2)自動車の入出庫部を有する駐車設備と公道との間
に法令上必要な前面空地を設定する必要があり、この前
面空地を確保できない場合に対応できない。 (3)各駐車塔間に設置された搬送装置が複雑なうえ、
自動車の入出庫部に入出庫口を開閉する自動ドアのほ
か、隣の駐車塔との間仕切りゲートが必要なため、全体
としてコスト高になっている。
【0009】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、自動車の収容台数の拡大を図る連塔型駐
車設備において、自動車の乗込階を有効に活用して、ユ
ーザーの任意による用途の拡大と、敷地条件に応じて駐
車設備全体に必要な設置面の省スペース化を図ること、
さらに自動車の入出庫部を有する駐車設備と入出庫部を
有しない駐車設備との間に自動車を搬送する手段を簡素
な構造により備えるとともに、その構成部品を共通化
し、さらに既存部品を多用できるようにして、全体とし
てコストの低減を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の連塔型駐車設備においては、自動車の乗込
階に、自動車の入出庫部とともに多目的スペースを設
け、多目的スペースを、駐車設備の管理室、駐車設備の
待合室、店舗、あるいは法令上必要な前面空地などに利
用できるようにしている。また、自動車の入出庫部を有
する駐車設備と多目的スペースを有する駐車設備との間
に、自動車の入出庫部と異なる階層に連通形成された連
絡路と、この連絡路上に設置され、昇降ステージが通り
抜け可能にフォーク状に組まれた搬送ステージを往復移
動する搬送手段とを設け、両駐車設備間を自動車の入出
庫部と異なる階層で自動車を搬送するようにしている。
さらに、自動車の入出庫部への自動車の乗入方向を昇降
ステージの前後方向と異なる方向に設定して、自動車の
入出庫部のフロアに、昇降ステージが通り抜け可能にフ
ォーク状に組まれた旋回ステージと、旋回ステージを自
動車の乗込レベルと所定の高さレベルとの間を昇降し、
任意の方向に旋回する駆動手段とを設けるとともに、旋
回ステージが自動車の乗入方向に向けられてその周囲に
露出する昇降ステージの昇降口を閉塞可能な可動フロア
を設けることにより、自動車の入出庫部に、自動車を旋
回する手段を簡素な構造にして備え、自動車を任意の方
向に向けるようにするとともに、旋回ステージを自動車
の乗り入れ方向に向けて着床したときに、旋回ステージ
の周囲全体をフロア化して、旋回ステージ上の自動車に
乗員が安心して乗降できるようにしている。
【0011】上記構成により、自動車の乗込階を有効に
活用して、ユーザーの任意による用途の拡大と、敷地条
件に応じて駐車設備全体に必要な設置面の省スペース化
を図り、また、自動車の入出庫部を有する駐車設備と入
出庫部を有しない駐車設備との間に自動車を搬送する手
段を簡素な構造により備えるとともに、その構成部品を
共通化し、さらに既存部品を多用できるようにして、全
体としてコストの低減を図る。また、自動車の入出庫に
際して、昇降口の一部やそこに停止中の昇降ステージの
フォーク部を見えなくして、これらが見えることによる
不安感をなくし、乗員が自動車の乗り降りを安心して行
えるとともに、足元を安定させて移動しやすく、自動車
の乗降を容易、かつ迅速に行えるようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の連塔型
駐車設備は、複数の駐車設備を相互に隣接して据え付け
られ、各駐車設備毎に、フォーク状に組まれた昇降ステ
ージを昇降する昇降手段と、昇降ステージの昇降路に沿
って多段状に形成された複数の駐車棚と、昇降ステージ
が通り抜け可能にフォーク状に組まれた横行ステージを
昇降ステージの昇降路と各駐車棚との間で移動する移動
手段とを備えた連塔型駐車設備において、自動車の乗込
階に、自動車の入出庫部と、多目的スペースとを備え
とともに、自動車の入出庫部を有する駐車設備と多目的
スペースを有する駐車設備との間に、自動車の入出庫部
と異なる階層に連通形成された連絡路と、この連絡路上
に配置され、昇降ステージが通り抜け可能にフォーク状
に組まれた搬送ステージと、搬送ステージを往復移動す
る搬送手段とを備え、前記自動車の入出庫部への自動車
の乗入方向を昇降ステージの前後方向と異なる方向に設
定されて、前記自動車の入出庫部のフロアに、前記昇降
ステージが通り抜け可能にフォーク状に組まれた旋回ス
テージと、旋回ステージを自動車の乗込レベルと所定の
高さレベルとの間を昇降し、任意の方向に旋回する駆動
手段とを備えるとともに、前記旋回ステージが自動車の
乗入方向に向けられてその周囲に露出する昇降ステージ
の昇降口を閉塞可能な可動フロアを備え、前記可動フロ
アは、当該昇降口を被覆可能なフロアパネルと、フロア
パネルを当該昇降口とその外側に設定された退避位置と
の間に進退可能に案内するガイド機構と、フロアパネル
を駆動する駆動機構とにより構成され、前記ガイド機構
が、当該昇降口の外側の退避位置側に当該昇降口に向け
て順次配置された第1、第2のガイドレールと、フロア
パネルの支持側として設定された一端とその延長上に延
長部材を介して軸支され、第1、第2のガイドレールに
係合可能な第1、第2のガイドローラと、フロアパネル
の前記一端に軸支され、フロアパネルを支持する支持ロ
ーラとを備え、第1、第2の各ガイドレール及び支持ロ
ーラの走行路の当該昇降口側の端部に、フロアパネルを
当該昇降口へフロアレベルと同じレベルに案内する傾斜
部が設けられて、フロアパネルが当該昇降口にフロアと
同じレベルで支持されるものである。
【0013】上記構成により、自動車の乗込階に自動車
の入出庫部とともに多目的スペースを設けたので、この
スペースをユーザーの要求に応じて種々の用途に利用す
ることができ、またこのスペースにより駐車設備全体に
必要な設置面の省スペース化を図ることができる。ま
た、駐車設備間の自動車の搬送機構により、自動車の入
出庫部を有する駐車設備から多目的スペースを有する駐
車設備へ又は多目的スペースを有する駐車設備から自動
車の入出庫部を有する駐車設備へ自動車を搬送すること
ができる。この場合、搬送ステージと横行ステージとを
共通の部品で形成することができ、搬送ステージの搬送
手段と横行ステージの移動手段とを共通の部品で構成す
ることができるなど、その構成部品を共通化し、さらに
既存部品を多用して、搬送機構全体を簡素な構造に構成
できるので、全体として大幅なコストダウンを図ること
ができる。また、旋回ステージを自動車の乗り入れ方向
に向けて着床したときに、旋回ステージの周囲全体をフ
ロア化して、旋回ステージ上の自動車に乗員が安心して
乗降することができる。
【0014】本発明の請求項2に記載の連塔型駐車設備
は、請求項1の構成において、多目的スペースが、駐車
設備の管理室、若しくは駐車設備の待合室、若しくは店
舗、若しくは法令上必要な前面空地に選択的に使用され
るものである。
【0015】上記構成により、自動車の乗込階に自動車
の入出庫部とともに多目的スペースを設けているので、
自動車の乗込階に、駐車設備の管理室、若しくは駐車設
備の待合室、若しくは店舗を設けるなど、ユーザーの要
求に応じて種々の用途に利用できる。また、この多目的
スペースを前面空地に用いることにより、駐車設備全体
に必要な設置面の省スペース化を図ることができる。
【0016】
【0017】本発明の請求項に記載の連塔型駐車設備
は、請求項1又は2の構成において、連絡路上に複数の
搬送ステージを有するものである。
【0018】上記構成により、各駐車設備間で自動車を
より迅速に搬送することができる。
【0019】本発明の請求項に記載の連塔型駐車設備
は、請求項1乃至のいずれかの構成において、連絡路
が駐車設備の複数の階層に形成されたものである。
【0020】上記構成により、各駐車設備間で自動車を
より迅速に搬送することができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】以下、本発明の実施例について図1乃至図
11を用いて説明する。 (実施例1)図1は本発明の第1の実施例における2連
塔型駐車設備の全体構成を示すものである。図1におい
て、11は第1の駐車塔であり、12は第2の駐車塔で
あり、これらが横方向に一列に、相互に隣接して設置さ
れている。
【0033】第1の駐車塔11には、地上1階に着床階
を設定されたフォーク式のエレベータ14を備えてい
る。このエレベータ14は、第1の駐車塔11の中心に
設定し、形成する昇降路15の四隅に立ち上げ設置され
た合計4本の昇降ガイド16と、これら昇降ガイド16
の案内により昇降されるフォーク状に組まれた昇降ステ
ージ17と、図示されないその昇降駆動機構とを備え、
その前後方向を第1の駐車塔11の前後方向に向けて据
え付けられている。ここで昇降ステージ17は、図2に
示すように、両側の2本のサイドフレーム18と、各サ
イドフレーム18の内側でその前部および後部に突出さ
れたフォーク部19とからなり、フォーク部19で自動
車の前後輪を支持するようになっている。
【0034】図2において、第1の駐車塔11は、地上
1階に自動車の入出庫部2を備えている。この自動車の
入出庫部2は、この駐車設備全体、すなわち2塔の駐車
塔11、12への共通の入出庫部であり、その正面側の
壁面中央に入出庫口201がエレベータ14への乗込方
向に対向して形成されている。
【0035】なお、自動車の入出庫部2の入出庫口20
1には、上下開閉式、または左右開閉式の自動ドア20
2が設けられている。
【0036】自動車の入出庫部2には、エレベータ14
の昇降ステージ17がフロアレベルに着床可能に、さら
にその下方まで下降可能に、ピット204が形成されて
いて、フロア203に昇降ステージの昇降口205が開
放されている。また、昇降ステージの昇降口205に
は、昇降ステージ17が通り抜け可能にフォーク状に組
まれた旋回ステージ206が配置され、ピット204内
に設置された図示されない旋回駆動装置に支持されてい
る。ここで旋回ステージ206は、センタープレート部
207と、その前後両側に突出されたフォーク部208
と、センタープレート部207の両側で前後のフォーク
部208間に突出されたサイドプレート部209とから
なり、各フォーク部208で自動車の前後輪を支持する
ようになっている。
【0037】図1において、第1の駐車塔11は地上2
階から上方に自動車の格納部3を備えている。自動車の
格納部3は、エレベータの昇降路15の左右両側に多段
状に、ハイルーフ車を収容可能に大きく形成された複数
の駐車棚301からなり、各駐車棚301に昇降ステー
ジ17が通り抜け可能にフォーク状に組まれた横行ステ
ージ302が配置されている。
【0038】各駐車棚301と昇降路15との間には、
一対の横行レール310が配設されている。少なくても
その一方の横行レール310は、図3に示すように、ガ
イドレールになっていて、そのレール面にガイド溝31
1が形成されている。横行ステージ302は、中央の2
本のフレーム303とその前後部のフォーク部304と
からなり、フォーク部304で自動車の前後輪を支持す
るようになっている。中央のフレーム303の前後にロ
ーラ305が取り付けられている。前後一方のローラ3
05は、図4に示すように、周面にフランジ305fを
突設されたガイドローラ305Gであり、中央のフレー
ム303の一端に固定されたカバーフレーム306に軸
支されていて、他方のローラ305は中央のフレーム3
03の他端に軸支されている。このようにして、横行ス
テージ302は一対の横行レール310上を駐車棚30
1から昇降路15へ、またはその反対に横行可能に配置
される。
【0039】横行ステージ302の横行駆動装置320
は、図4に示すように、ギヤードモータ321と、その
出力軸に取り付けられたフリクションローラ322とに
より構成され、図3に示すように、各駐車棚301、昇
降路15上に配置された一方の横行レール310の外側
に設置され、図4に示すように、そのフリクションロー
ラ322が横行ステージ302のカバーフレーム306
上に圧接可能に配置されて、その回転により横行ステー
ジ302が送り出される構造になっている。なお、フリ
クションローラ322を取り付けられたギヤードモータ
321ユニットは、ばね手段(皿ばね)323と、高さ
調整用のボルト324とにより、フリクションローラ3
22の高さ位置が調整される。これによりフリクション
ローラ322が横行ステージ302のカバーフレーム3
06に有効に圧接される。
【0040】図1において、第2の駐車塔12には、第
1の駐車塔11の地上3階に相当するレベルに着床階を
設定されたフォーク式のエレベータ14を備えている。
このエレベータ14は、第1の駐車塔11のエレベータ
と同様の構成を備え、その前後方向を第2の駐車塔12
の前後方向に向けて、後述する地上1階の多目的スペー
ス4の天井の上に据え付けられている。なお、エレベー
タ14の各部については、第1の駐車塔11のエレベー
タと同じ符号を付して、その重複した説明を省略する。
【0041】図1、図2において、第2の駐車塔12
は、地上1階に多目的スペース4を備えている。この多
目的スペース4は、天井401、壁402、床403に
より囲われていて、ここにユーザーのニーズに応じて駐
車設備の管理室、駐車設備の待合室、店舗などが設けら
れる。
【0042】図1において、第2の駐車塔12は地上3
階から上方に自動車の格納部3を備えている。自動車の
格納部3は、第1の駐車塔11の格納部と同様であり、
各部に同じ符号を付して、その重複した説明を省略す
る。
【0043】図1において、これら駐車塔11、12間
には、自動車の入出庫部2と異なる階層、ここでは地上
3階に連通形成された連絡路40と、この連絡路40上
に配設され、昇降ステージ17が通り抜け可能にフォー
ク状に組まれた搬送ステージ42と、搬送ステージ42
を往復移動する搬送機構41とを備えている。
【0044】図5に示すように、連絡路40は、第1の
駐車塔11のエレベータの昇降路15と、第2の駐車塔
12のエレベータの昇降路15との間に形成されてい
る。なお、各駐車塔11、12において連絡路40の両
端には、自動車の格納部3の一部として駐車棚301が
設けられ、一対の横行レール310が配設され、横行ス
テージ302が横行駆動装置320により昇降路15に
向けて横行可能に配置されている。
【0045】連絡路40上の搬送機構41は、搬送ステ
ージ42とそのガイド機構50及び駆動機構60とから
なる。ここで搬送ステージ42は、中央の2本のフレー
ム43とその前部、後部のフォーク部44とからなり、
中央のフレーム43の前後にローラ45が取り付けられ
ている。前後一方のローラ45は周面にフランジを突設
されたガイドローラ45Gであり、中央のフレーム43
の一端に固定されたカバーフレーム46に軸支されてい
て、他方のローラ45は中央のフレーム43の他端に軸
支されている。各フォーク部44上に自動車の前後輪を
支持して自動車を載せるようになっている。なお、この
搬送ステージ42は横行ステージ302と共通の既存部
品が用いられて形成されている。
【0046】搬送ステージ42のガイド機構50は、搬
送ステージ42に取り付けられたガイドローラ45G
と、連絡路40の前後に対にして配設され、少なくとも
一方のレール面にガイド溝を有する横行ガイドレール5
1とにより構成される。なお、各横行ガイドレール51
は、昇降ステージ17と昇降ガイド16との連結部のた
めの通過部52が斜めに切り欠かれていて、全体が第1
の駐車塔11の昇降路15上に配置される、横行ステー
ジ302の横行レール310を兼用したレール部511
と、第1、第2の駐車塔11、12の各昇降路15間に
配置されるレール部512と、第2の駐車塔12の昇降
路15上に配置される、横行ステージ302の横行レー
ル310を兼用したレール部513とからなる。
【0047】搬送ステージ42の駆動機構60は、図4
に示すように、ギヤードモータ61と、その出力軸に取
り付けられたフリクションローラ62とにより構成さ
れ、図5に示すように、連絡路40上で一方の横行ガイ
ドレール51の外側に設置され、そのフリクションロー
ラ62が搬送ステージ42のカバーフレーム46上に圧
接可能に配置されて、その回転により搬送ステージ42
が送り出される構造になっている。なお、フリクション
ローラ62を取り付けられたギヤードモータ61ユニッ
トは、ばね手段(皿ばね)63と、高さ調整用のボルト
64とにより、フリクションローラ62の高さ位置が調
整される。これによりフリクションローラ62が搬送ス
テージ42のカバーフレーム46に有効に圧接される。
なお、この駆動機構60は、自動車の格納部3に備える
横行ステージ302の横行駆動装置320と共通の既存
部品が用いられて構成されている。
【0048】次に、この連塔型駐車設備の動作について
図1乃至図5を用いて説明する。図1、図2において、
自動車を入庫する場合、まず第1の駐車塔11の入出庫
口201の自動ドア202が開かれて、この入出庫口2
01を通じて自動車が前進で自動車の入出庫部2に乗り
入れられ、そのフロア上に予め待機中のエレベータ14
の昇降ステージ17に載せられる。自動車の乗員は自動
車の入出庫部2を退出する。ここで入出庫口201の自
動ドア202が閉じられる。
【0049】入庫の自動車を第1の駐車塔11の格納部
3に格納する場合は、図1、図2において、エレベータ
14が上昇駆動され、自動車が昇降ステージ17に支持
されて上方の格納部3へ移送される。昇降ステージ17
は指定された階層まで上昇されて、その階層の所定の高
さ位置で停止されると、図3に示すように、その階層の
駐車棚301の横行ステージ302がその横行駆動装置
320のフリクションローラ322に送り出されて一対
の横行レール310を、駐車棚301から昇降路15へ
横行され、昇降路15上の昇降ステージ17の直下に進
入される。続いて昇降ステージ17が下降され、その横
行ステージ302を通り抜けると同時に、自動車が昇降
ステージ17から横行ステージ302へ受け渡しされ
る。続いて横行ステージ302はその駐車棚301に戻
されて自動車が格納される。
【0050】入庫の自動車を第2の駐車塔12の格納部
3に格納する場合は、図1、図2において、第1の駐車
塔11のエレベータ14の上昇駆動により、自動車が昇
降ステージ17に支持されて3階まで上昇される。3階
の所定の高さ位置で停止されると、図5に示すように、
連絡路40の搬送ステージ42がその駆動機構60のフ
リクションローラ62に送り出されて、一対の横行ガイ
ドレール51上を、昇降路15へ横行移動され、昇降路
15上の昇降ステージ17の直下に進入される。続いて
昇降ステージ17が下降され、搬送ステージ42を通り
抜けると同時に、自動車が昇降ステージ17から搬送ス
テージ42へ受け渡しされる。
【0051】続いて、搬送ステージ42が、その駆動機
構60のフリクションローラ62の回転駆動により、第
1の駐車塔11の昇降路15から連絡路40の横行ガイ
ドレール51上を第2の駐車塔12へ移動され、自動車
が搬送される。
【0052】続いて、入庫の自動車を載せた搬送ステー
ジ42が連絡路40終端の第2の駐車塔12の昇降路1
5上で停止される。その下方には予めエレベータ14の
昇降ステージ17が下降されていて、この昇降ステージ
17の上昇により、自動車が搬送ステージ42から昇降
ステージ17へ受け渡しされて、格納部3へ移送され
る。格納部3への格納手順は第1の駐車塔11への格納
の場合と同じである。
【0053】なお、入庫が続く場合、先に入庫した自動
車を、一旦、搬送ステージ42に載せて連絡路40上で
待機させることにより、連続して次の自動車を入庫させ
ることができる。
【0054】反対に、第1の駐車塔11の格納部3から
自動車を出庫する場合、図3において、まず、その格納
部3からエレベータ14の昇降ステージ17へ自動車が
載せられる。すなわち、自動車が格納されている駐車棚
301の横行ステージ302がその横行駆動装置320
により横行レール310上を、駐車棚301から昇降路
15まで横行される。この動作に同期して、エレベータ
14の昇降駆動機構により昇降ステージ17が昇降路1
5上を上昇され、その横行ステージ302を通り抜ける
と同時に、自動車が横行ステージ302から昇降ステー
ジ17へ受け渡しされる。続いて横行ステージ302が
その駐車棚301へ戻されると、昇降ステージ17は自
動車の入出庫部2へ下降される。図2において、昇降ス
テージ17は着床位置を通過して、ピット204内の所
定位置まで下がり、自動車が昇降ステージ17からピッ
ト204上の旋回ステージ206へ受け渡しされる。続
いて旋回ステージ206がその旋回駆動装置により18
0°旋回されて、自動車のフロントが入出庫口201に
向けられる。
【0055】続いて、入出庫口201の自動ドア202
が開かれて、乗員が自動車の入出庫部2に進入し、乗車
する。自動車が前進で入出庫口201を通じて自動車の
入出庫部2を退出する。ここで入出庫口201の自動ド
ア202が閉じられる。
【0056】第2の駐車塔12から自動車を出庫する場
合は、図3において、まず、第1の駐車塔11の出庫と
同様に、エレベータ14の昇降ステージ17が格納部3
へ上昇され、自動車が載せられる。一方、図5におい
て、連絡路40では、搬送ステージ42が横行ガイドレ
ール51上を第2の駐車塔12の昇降路15に待機され
る。続いて昇降ステージ17が下降され、搬送ステージ
42を通り抜けると同時に、自動車が昇降ステージ17
から搬送ステージ42へ受け渡しされる。
【0057】次いで、搬送ステージ42が横行ガイドレ
ール51上を第1の駐車塔11に向けて移動され、自動
車が搬送される。
【0058】搬送ステージ42が第1の駐車塔11の昇
降路15まで移動されると、下方に予め待機中の昇降ス
テージ17が上昇され、搬送ステージ42を通り抜ける
と同時に、自動車が搬送ステージ42から昇降ステージ
17に受け渡しされる。続いて搬送ステージ42が昇降
路15から外れる位置へ移動されると、昇降ステージ1
7は下降され、図2において、着床位置を通過してピッ
ト204内の所定位置まで下がり、自動車が昇降ステー
ジ17からピット204上の旋回ステージ206へ受け
渡しされる。続いて、旋回ステージ206がその旋回駆
動装置により180°旋回されて、自動車のフロントが
入出庫口201に向けられる。ここで、乗員が自動車の
入出庫部2に進入し、乗車する。自動車が前進で入出庫
口201を通じて自動車の入出庫部2を退出する。
【0059】なお、出庫が続く場合、次に出庫する自動
車を搬送ステージ42に載せて連絡路40上に待機させ
ることにより、連続して自動車を出庫させることができ
る。
【0060】このように、この連塔型駐車設備において
は、第1の駐車塔11の地上1階に第1、第2の駐車塔
11、12共通の自動車の入出庫部2を設け、第2の駐
車塔12の地上1階に多目的スペース4を設けているの
で、この多目的スペース4に駐車設備の管理室、駐車設
備の待合室、又は店舗を設けるなど、ユーザーの要求に
応じて種々の用途に利用することができる。したがって
駐車設備の敷地上を有効に活用することができる。
【0061】また、自動車の入出庫部2を有する第1の
駐車塔11と多目的スペース4を有する第2の駐車塔1
2との間に、地上3階に連通形成した連絡路40と、こ
の連絡路40上に設置して、各昇降ステージ17が通り
抜け可能なフォーク状に組まれた搬送ステージ42を往
復移動する搬送機構41とを備えているので、第1、第
2の駐車塔11、12間に、自動車を搬送する手段を簡
素な構造にして、共通の自動車の入出庫部2に入庫され
た自動車を第1、第2の駐車塔11、12へ選択的に格
納することができ、反対に、各駐車塔11、12から取
り出した自動車を入出庫部2から出庫することができ
る。
【0062】しかも、その搬送機構41を、昇降ステー
ジ17が通り抜け可能なフォーク状の搬送ステージ42
を往復移動する簡素な構造にし、搬送ステージ42を横
行ステージ302と同じフレーム材やフォーク部材など
共通の既存部品で形成するとともに、そのガイド機構5
0及び駆動機構60を、横行ステージ302のガイド機
構及び駆動機構と同じガイドローラ、ガイドレール、フ
リクションローラ、ギヤードモータなど共通の既存部品
で構成して、部品の共通化を図り、既存部品を多用して
いるので、全体として大幅なコストダウンを図ることが
できる。
【0063】(実施例2)図6、図7は本発明の第2の
実施例における2連塔型駐車設備の全体構成を示すもの
である。図6、図7において、21は第1の駐車塔であ
り、22は第2の駐車塔であり、これらが縦方向に一列
に、相互に隣接して設置されている。
【0064】奥側の第1の駐車塔21には、地上1階に
着床階を設定されたフォーク式のエレベータ14を備え
ている。このエレベータ14は、第1の実施例における
第1の駐車塔11のエレベータと同様の構成を備え、そ
の前後方向を第1の駐車塔21の間口方向に向けて据え
付けられている。なお、エレベータ14の各部について
は、上記第1の実施例で説明したとおりであり、同じ符
号を付してその重複した説明を省略する。
【0065】図7において、第1の駐車塔21は、地上
1階に自動車の入出庫部23を備えている。この自動車
の入出庫部23は、この駐車設備全体、すなわち第1、
第2の駐車塔21、22への共通の入出庫部である。後
述するとおり、第2の駐車塔22の地上1階に設定され
た多目的スペース4が法令上必要な前面空地として用い
られ、この自動車の入出庫部23の正面側壁面の中央に
入出庫口231が形成されている。エレベータ14の前
後方向が間口方向に向けられているから、自動車の乗入
方向はエレベータ14の前後方向に対して90度の方向
になり、入庫の自動車は、後述する旋回ステージ206
を介して昇降ステージ17に受け渡しされる。なお、自
動車の入出庫口231には、上記第1の実施例と同様
に、上下開閉式又は左右開閉式の自動ドア232が設け
られている。
【0066】自動車の入出庫部23内には、エレベータ
14の昇降ステージ17がフロアレベルに着床可能に、
さらにその下方まで下降可能に、ピット233が形成さ
れている。フロア234には、エレベータの昇降路15
として必要な、昇降ステージ17の平面形状に相当する
昇降口235が開放され、さらに旋回ステージ206が
自動車の乗入方向に向けて着床可能に、昇降口235に
対して90度方向に旋回ステージ206の平面形状に相
当する着床口236が開放されている。
【0067】旋回ステージの着床口236には、昇降ス
テージ17が通り抜け可能にフォーク状に組まれた旋回
ステージ206が配置され、ピット233内に設置され
た図示されない昇降・旋回駆動装置に支持されている。
この旋回ステージ206は自動車の乗込レベルと所定の
高さレベルとの間を昇降され、任意の方向に旋回される
ようになっている。なお、旋回ステージ206の全体形
状は、上記第1の実施例で説明したとおりであり、同じ
部材に同じ符号を付して、その重複した説明を省略す
る。
【0068】また、旋回ステージの着床口236には、
その前部、後部の両側、エレベータの昇降路15に対し
て外側の範囲に、図8に示すように、この着床口236
に着床された旋回ステージ206の両側前後、合計4箇
所の各フォーク部208のうち、外側一部のフォークと
フォークの間の隙間237を埋めるように挿通されるフ
ォーク状の床部材238が設けられている。これらの床
部材238は、旋回ステージ206の各フォーク部20
8の隙間237に嵌合可能な、例えば複数の角形の棒材
から形成されていて、図示されないブラケット上にフォ
ーク状に配列されて固定されている。
【0069】また、図7において、旋回ステージの着床
口236の両側には、可動フロア7が設置され、旋回ス
テージ206が自動車の乗入方向に向けて着床されてそ
の両側に露出する昇降ステージ17の昇降口の一部23
5Pが覆われ、閉塞可能になっている。図に示している
ように、旋回ステージ206の着床位置の両側にはその
中間部分がフロア234の固定パネルの一部になってい
て、その前後合計4箇所に昇降口の一部235Pが露出
されるため、ここではこれら昇降口の一部235Pに対
して合計4台の可動フロア7が進退可能に設置されてい
る。
【0070】各可動フロア7は、図8に示すように、昇
降口の一部235Pを被覆可能なフロアパネル71と、
フロアパネル71を昇降口の一部235Pとその前後方
向外側に設定された退避位置Pとの間に移動案内するガ
イド機構72と、フロアパネル71を進退駆動する駆動
機構73とを備え、旋回ステージ206の旋回動作に連
動して、フロアパネル71が着床口236の両側に沿っ
て平行に進退駆動される。
【0071】ここで、フロアパネル71は、昇降口の一
部235Pの形状に沿って嵌合可能な平板からなり、そ
の片側一方の側部には後方に突出する延長部71L、凸
状ガイド部714、コーム715が一体的に設けられて
いる。凸状ガイド部714は平板の側部に沿って、かつ
上方に向けて凸状に形成されていて、フロアパネル71
により昇降口の一部235Pが塞がれたときに、この凸
状ガイド部714が自動車の乗入方向に向けて着床され
た旋回ステージ206の両側に凸状に配置され、自動車
の旋回ステージ206への乗込方向を案内する。コーム
715は凸状ガイド部714の側面に水平方向に向けて
複数の棒材が固着されて形成され、自動車の乗入方向に
向けて着床された旋回ステージ206において、昇降ス
テージの昇降口235上に位置するフォークとフォーク
の間の隙間239に挿通されて、フォーク状の床部材2
38の延長上に配列される。このようにしてフォーク状
の床部材238とともに旋回ステージ206上に自動車
の乗入部240が形成される。また、フロアパネル71
の片側他方の側部には突出片が形成されていて、これが
昇降口の一部235Pの昇降ガイド16近傍、すなわち
昇降口の一部235Pにおいて昇降ステージ17のサイ
ドフレーム18と昇降ガイド16の昇降杆との連結端当
たりが昇降する幅狭の口を覆うようになっている。
【0072】フロアパネルのガイド機構72は、フロア
パネル71の退避位置P側でフロア234の下方に旋回
ステージの着床口236に沿って、昇降口の一部235
Pに向けて順次配置された第1、第2のガイドレール7
21、722と、フロアパネル71の片側一方の側部に
おいてその平板の後端部に相当する位置とその延長部7
1Lを介してさらに後方位置にそれぞれ、ブラケットを
介して下方に軸支され、第1、第2のガイドレール72
1、722に係合可能な第1、第2のガイドローラ72
4、725と、フロアパネル71の片側他方の側部にお
いてその平板の後端部に相当する位置にブラケットを介
して下方に軸支された支持ローラ727とを備え、フロ
アパネル71が2つのガイドローラ724、725と支
持ローラ727とにより3点支持される。
【0073】ここで、第1、第2のガイドレール72
1、722はそれぞれ、特に図示していないが、上部レ
ールと下部レールとからなり、これら上部、下部レール
間に各ガイドローラ724、725が挟持されている。
また、支持ローラ727は、特に図示していないが、上
部ローラと下部ローラとからなり、これらローラを軸支
されたブラケットがフロア234(退避位置P)に設定
された支持ローラ727の走行路5L上に沿って形成さ
れたスリットに通されて、上部、下部ローラがフロア2
34(退避位置P)を挟んで上下に配置されている。
【0074】また、これら第1、第2のガイドレール7
21、722及び支持ローラ727の走行路5Lには、
昇降口の一部235P側の端部が下方に向けて所定の角
度(約30度)の傾斜部721d、722d、5dが形
成されていて、これがフロアパネル71を昇降口の一部
235Pへフロアレベルと同じレベルに案内する。
【0075】フロアパネルの駆動機構73はフロアレベ
ル(退避位置P)に対して下方に配置された駆動モータ
731と、駆動モータ731により水平方向に旋回可能
な旋回アーム732と、旋回アーム732の前端側とフ
ロアパネル71の先端側との間に軸支され、両者間をリ
ンク結合する連結ロッド733とを備え、クランク機構
の回転運動によりフロアパネル71を進退駆動する。
【0076】なお、この可動フロア7には、フロアパネ
ル71の浮き上がりを防止するために、フロアパネル7
1の前端部に下方斜めに向けて固定された凸状の係合部
材81と、これに対応して昇降口の一部235Pの縁部
に上方斜めに向けて固定された凹状の被係合部材82と
を備えている。これらの結合によりフロアパネル71の
上下方向の動きを規制するようになっている。また、昇
降口の一部235P上に移動されたフロアパネル71を
支持するために、昇降口の一部235Pにおいてその内
周縁の適宜位置にフロアパネル71の支持部材(不図
示)が突設されている。
【0077】図6において、第1の駐車塔21は地上3
階から上方に自動車の格納部3を備えている。この自動
車の格納部3は、第1の実施例で説明したとおりであ
り、各部に同じ符号を付して、その重複した説明を省略
する。
【0078】図6において、第2の駐車塔22は、地上
3階に相当するレベルに着床階を設定されたフォーク式
のエレベータ14を備えている。このエレベータ14
は、第1の駐車塔21のエレベータと同様の構成を備
え、その前後方向を第2の駐車塔22の間口方向に向け
て、後述する地上1階の多目的スペース4の上方に据え
付けられている。なお、エレベータ14の各部について
は、第1の駐車塔21のエレベータと同じ符号を付し
て、その重複した説明を省略する。
【0079】図7において、第2の駐車塔22は、地上
1階に多目的スペース4を備えている。この多目的スペ
ース4には、この駐車設備の敷地上の都合から、法令上
必要な前面空地が設けられている。
【0080】図6において、第2の駐車塔22には、地
上3階から上方に自動車の格納部3を備えている。この
自動車の格納部3は、第1の駐車塔21の格納部と同様
であり、各部に同じ符号を付して、その重複した説明を
省略する。
【0081】図6において、これら駐車塔21、22間
には、第1の実施例と同様に、地上3階に連通形成され
た連絡路40と、この連絡路40上に配設され、昇降ス
テージ17が通り抜け可能にフォーク状に組まれた搬送
ステージ42と、搬送ステージ42を往復移動する搬送
機構41とを備えている。これらの構成は、第1の実施
例と同じであり、ここでは同じ符号を付してその重複し
た説明を省略する。
【0082】次に、この連塔型駐車設備の動作について
図6乃至図11を用いて説明する。なお、自動車の入出
庫部23では、図7に示すように、旋回ステージ206
が自動車の乗入方向に向けて着床されて自動車の乗込レ
ベルにあり、この旋回ステージ206両側の全4箇所の
昇降口の一部235Pが各可動フロア7により塞がれて
いる。すなわち、図9に示すように、各フロアパネル7
1は、第1、第2のガイドローラ724、725が第
1、第2のガイドレール721、722の傾斜部721
d、722dに、支持ローラ727がその走行路5Lの
傾斜部5dにそれぞれ位置されていて、各昇降口の一部
235P上に、各昇降口の一部235Pの縁部に設けら
れた図示されない複数の支持部材によりフロア234と
同じレベルに支持されるとともに、フロアパネル71前
端部の凸状の係合部材81と昇降口の一部235P縁部
の凹状の被係合部材82との結合によりフロアパネル7
1の浮き上がりが防止されて、これらフロアパネル71
により各昇降口の一部235P上がフロア化され、フロ
ア234全体がフラット化されている。したがって自動
車の入出庫部23において昇降ステージの昇降口235
及び昇降ステージ17のフォーク部19などが隠蔽され
ている。また、旋回ステージ206の各フォーク部20
8の隙間237、239には、旋回ステージの着床口2
36上、前部、後部の両側に配置固定されたフォーク状
の床部材238、各可動フロア7のフロアパネル71に
一体的に設けられたコーム715がそれぞれ挿通され
て、そこに自動車の乗入部240が形成されている。
【0083】自動車を入庫する場合、図6、図7におい
て、まず入出庫口231の自動ドア232が開かれて、
この入出庫口231を通じて自動車が前進で自動車の入
出庫部23に乗り入れられる。このとき自動車は旋回ス
テージ206の両側に配置されている凸状ガイド部71
4を案内にして、待機中の旋回ステージ206へその乗
入部240上を通ってスムーズに乗り込んでいく。自動
車が旋回ステージ206上に載せられると、乗員は旋回
ステージ206両側方の各可動フロア7上に安心して降
りて、入出庫部23を退出する。ここで入出庫口231
の自動ドア232が閉じられる。
【0084】次いで、旋回ステージ206が上方所定の
高さへ上昇される。続いて、図10に示すように、旋回
ステージ206は90度方向に旋回されていき、その前
後の向きを昇降ステージ17の前後方向に合わせられ
る。
【0085】この旋回ステージ206の旋回動作に連動
して、各可動フロア7が作動される。すなわち図10に
おいて、駆動機構73の作動が開始され、その駆動モー
タ731の起動により旋回アーム732が旋回され、こ
れに軸支された連結ロッド733が昇降口の一部235
Pに対して後退方向に変移されていき、この連結ロッド
733に連結されたフロアパネル71が昇降口の一部2
35Pから後退方向に駆動されていく。フロアパネル7
1はそのガイド機構72の第1、第2のガイドローラ7
24、725がそれぞれ、第1、第2のガイドレール7
21、722の傾斜部721d、722dから、その支
持ローラ727がその走行路5L上の傾斜部5dからそ
れぞれ引き上げられ、続いて各ガイドレール721、7
22、走行路5L上を水平に移動案内されて、フロアパ
ネル71が昇降口の一部235Pからその外側のフロア
234上の退避位置Pへ後退移動されていく。続いて、
図11に示すように、フロアパネル71がその退避位置
Pへ完全に後退されて、昇降口の一部235Pが開けら
れ、昇降ステージの昇降口235全体が開放される。次
いで、昇降ステージ17が上昇され、旋回ステージ20
6を通り抜けると同時に、自動車が旋回ステージ206
から昇降ステージ17へ受け渡しされ、第1の駐車塔2
1又は第2の駐車塔22の自動車の格納部3へ移送され
る。各格納部3への格納手順は第1の実施例で説明した
とおりである。
【0086】自動車の格納が終わると、昇降ステージ1
7は下降されていき、上昇位置にある旋回ステージ20
6を通り抜けてピット233内に下げられる。
【0087】次いで、図10に示すように、旋回ステー
ジ206が90度方向に旋回され、同時に各可動フロア
7が作動される。フロアパネル71はその駆動機構73
に駆動され、そのガイド機構72の案内により、フロア
234上の退避位置Pから昇降口の一部235Pに向け
て前進される。すなわち、駆動モータ731の作動によ
り旋回アーム732が旋回され、これに軸支された連結
ロッド733が昇降口の一部235Pに対して前進方向
に変移されていき、この連結ロッド733に連結された
フロアパネル71が昇降口の一部235Pに向けて前進
移動されていく。フロアパネル71の第1、第2のガイ
ドローラ724、725が、第1、第2のガイドレール
721、722上を、支持ローラ727がその走行路5
L上をそれぞれ水平に移動していき、最後に各傾斜部7
21d、722d、5dに沿って下降されて、フロアパ
ネル71はフロア234上の退避位置Pから昇降口の一
部235Pへ、図9に示すように、フロア234と同じ
レベルにフラットに嵌合されて、昇降口の一部235P
が閉塞される。
【0088】そして旋回ステージ206が下降され、図
7に示すように、フロアレベルに着床される。このよう
にして着床された旋回ステージ206のフォーク部20
8の各隙間237、239に着床口236上のフォーク
状の床部材238、各可動フロア7に備えたコーム71
5がそれぞれ挿通されて、自動車の乗入部240が形成
される。
【0089】なお、自動車を出庫する場合は、入庫の場
合の動作と逆になる。
【0090】このように、この連塔型駐車設備において
は、第1の駐車塔21の地上1階に第1、第2の駐車塔
21、22共通の自動車の入出庫部23を設け、第2の
駐車塔22の地上1階に多目的スペース4を設けてい
て、この多目的スペース4を法令上必要な前面空地に用
いることにより、駐車設備の敷地の不足を補うことがで
きる。したがって、駐車設備の敷地上を有効に活用する
ことができる。
【0091】なお、自動車の搬送機構41の簡素な構造
と部品の共通化については、第1の実施例で説明したと
おりである。
【0092】また、自動車の入出庫部23において、旋
回ステージの着床口236の両側に旋回ステージ206
の旋回動作に連動する可動フロア7を設け、旋回ステー
ジ206が自動車の乗入方向に向けて着床されてその両
側に露出する昇降口の一部235Pを塞いでフロア化し
ているので、自動車の入出庫に際して、昇降口の一部2
35Pやそこに停止中の昇降ステージ17のフォーク部
19を見えなくして、これらが見えることによる不安感
をなくし、乗員が自動車の乗り降りを安心して行うこと
ができる。さらに、フロアパネル71がフロア234に
対してフラット化されているから、足元が安定して移動
しやすく、自動車の乗降を容易、かつ迅速に行うことが
できる。
【0093】なお、第1、第2の実施例の駐車設備をさ
らに、次のように変更できる。 (1)駐車設備の規模に応じて、自動車の入出庫部2、
23の階層と異なる任意の1階層全体に連絡路40を形
成して、複数台の搬送ステージ42を配置する。この場
合、連絡路40両端に駐車棚301に代えて、搬送ステ
ージ42の退避スペースを設けておく。これにより、各
駐車塔1、2間で自動車をより迅速に搬送することがで
きる。 (2)駐車設備の規模に応じて、連絡路40を自動車の
入出庫部2、23の階層と異なる任意の複数の階層に形
成して、各階層に1台の搬送ステージ42を配置する。
これにより、各駐車塔間で自動車をさらに迅速に搬送す
ることができる。 (3)駐車設備の規模に応じて、連絡路40を自動車の
入出庫部2、23の階層と異なる任意の複数の階層に形
成して、各階層に複数台の搬送ステージ42を配置す
る。この場合、連絡路40両端に駐車棚301に代え
て、搬送ステージ42の退避スペースを設けておく。こ
れにより、各駐車塔間で自動車をさらに迅速に搬送する
ことができる。 (4)3連以上の駐車塔を備える場合にも同様に適用で
き、同様の作用効果を奏する。
【0094】
【発明の効果】以上、各実施例から明らかなように、本
発明の連塔型駐車設備によれば、自動車の乗込階に、自
動車の入出庫部とともに、多目的スペースを備え、多目
的スペースを、駐車設備の管理室、駐車設備の待合室、
店舗など、あるいは法令上必要な前面空地に利用できる
ようにしているので、自動車の乗込階を有効に活用し
て、ユーザーの任意による用途の拡大や、敷地条件に応
じて駐車設備全体に必要な設置面の省スペース化を図る
ことができる。
【0095】また、各駐車設備間の自動車の搬送機構に
おいては、各駐車設備間に自動車の入出庫部と異なる階
層に連通形成された連絡路と、この連絡路上に設置さ
れ、昇降ステージが通り抜け可能にフォーク状に組まれ
た搬送ステージを往復移動する搬送手段とを備え、全体
を簡素な構造に構成するとともに、その構成部品を共通
化し、さらに既存部品を多用できるようにしているの
で、全体として大幅なコストダウンを図ることができ
る。さらに、自動車の入出庫部において、旋回ステージ
の着床口の両側に旋回ステージの旋回動作に連動する可
動フロアを設け、旋回ステージが自動車の乗入方向に向
けて着床されてその両側に露出する昇降口の一部を塞い
でフロア化しているので、自動車の入出庫に際して、昇
降口の一部やそこに停止中の昇降ステージのフォーク部
を見えなくして、これらが見えることによる不安感をな
くし、乗員が自動車の乗り降りを安心して行うことがで
きる。さらに、フロアパネルがフロアに対してフラット
化されているから、足元が安定して移動しやすく、自動
車の乗降を容易、かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における連塔型駐車設備
の一部省略正面図
【図2】同駐車設備において第1の駐車塔の地上1階に
備えた自動車の入出庫部と第2の駐車塔の地上1階に備
えた多目的スペースを示す平面図
【図3】同駐車設備において第1、第2の駐車塔に備え
た自動車の格納部を示す平面図
【図4】同駐車設備において自動車の格納部に備えた横
行駆動装置と、連絡路の搬送機構に備えた駆動機構に利
用するフリクションローラとそのギヤードモータユニッ
トの正面図
【図5】同駐車設備において第1、第2の駐車塔の地上
3階に備えた連絡路及び自動車の搬送機構を示す平面図
【図6】本発明の第2の実施例における連塔型駐車設備
の一部省略側面図
【図7】同駐車設備において第1の駐車塔の地上1階に
備えた自動車の入出庫部と第2の駐車塔の地上1階に備
えた多目的スペースを示す平面図
【図8】同駐車設備において自動車の入出庫部に備えた
可動フロアの拡大平面図
【図9】同駐車設備において自動車の入出庫部に備えた
可動フロアの動作例を示し、旋回ステージが自動車の乗
入方向に向けて着床中、昇降口の一部がフロアパネルに
より嵌合されて閉塞中の一部破断部分拡大平面図
【図10】同駐車設備において自動車の入出庫部に備え
た可動フロアの動作例を示し、旋回ステージが自動車の
乗入方向に対して90度方向に向けて旋回中、これに連
動してフロアパネルが昇降口の一部からその外側の退避
位置に向けて後退移動中の一部破断部分拡大平面図
【図11】同駐車設備において自動車の入出庫部に備え
た可動フロアの動作例を示し、旋回ステージが自動車の
乗入方向に対して90度方向(昇降ステージの前後方向
に一致する方向)に旋回されるとともに、フロアパネル
が昇降口の一部からその外側の退避位置に後退移動され
て、昇降ステージの昇降口全体が開放されている一部破
断部分拡大平面図
【図12】(a)従来の縦列式立体駐車装置の側面断面
図 (b)同立体駐車装置の正面断面図
【図13】同立体駐車装置の地上1階部分の平面図
【図14】同立体駐車装置の地上1階部分の側面断面図
【符号の説明】
11 第1の駐車塔 14 フォーク式のエレベータ 15 エレベータの昇降路 16 昇降ガイド 17 昇降ステージ 18 サイドフレーム 19 フォーク部 2 自動車の入出庫部 201 入出庫口 202 自動ドア 203 フロア 204 ピット 205 昇降口 206 旋回ステージ 207 センタープレート部 208 フォーク部 209 サイドプレート部 3 自動車の格納部 301 駐車棚 302 横行ステージ 303 中央のフレーム 304 フォーク部 305 ローラ 305f フランジ 305G ガイドローラ 306 カバーフレーム 310 横行レール 311 ガイド溝 320 横行駆動装置 321 ギヤードモータ 322 フリクションローラ 323 ばね手段(皿ばね) 324 ボルト 12 第2の駐車塔 4 多目的スペース 401 天井 402 壁 403 床 40 連絡路 41 搬送機構 42 搬送ステージ 43 中央のフレーム 44 フォーク部 45 ローラ 45G ガイドローラ 46 カバーフレーム 50 搬送ステージのガイド機構 51 横行ガイドレール 511 レール部 512 レール部 513 レール部 52 通過部 60 搬送ステージの駆動機構 61 ギヤードモータ 62 フリクションローラ 63 ばね手段(皿ばね) 64 ボルト 21 第1の駐車塔 22 第2の駐車塔 23 自動車の入出庫部 231 入出庫口 232 自動ドア 233 ピット 234 フロア 235 昇降口 235P 昇降口の一部 236 着床口 237 隙間 238 床部材 239 隙間 240 自動車の乗入部 7 可動フロア 71 フロアパネル 71L 延長部 714 凸状ガイド部 715 コーム 72 フロアパネルのガイド機構 721 第1のガイドレール 721d 傾斜部 722 第2のガイドレール 722d 傾斜部 724 第1のガイドローラ 725 第2のガイドローラ 727 支持ローラ P 退避位置 5d 傾斜部 73 フロアパネルの駆動機構 731 駆動モータ 732 アーム 733 連結ロッド 81 凸状の係合部材 82 凹状の被係合部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−324513(JP,A) 特開 平6−57997(JP,A) 特開 平5−287928(JP,A) 特開 平3−202571(JP,A) 特開 平9−221930(JP,A) 特開 平8−240030(JP,A) 特開 平8−199842(JP,A) 特開 平5−149022(JP,A) 実開 平7−19526(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/18 601,606 E04H 6/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の駐車設備を相互に隣接して据え付
    けられ、各駐車設備毎に、フォーク状に組まれた昇降ス
    テージを昇降する昇降手段と、昇降ステージの昇降路に
    沿って多段状に形成された複数の駐車棚と、昇降ステー
    ジが通り抜け可能にフォーク状に組まれた横行ステージ
    を昇降ステージの昇降路と各駐車棚との間で移動する移
    動手段とを備えた連塔型駐車設備において、 自動車の乗込階に、自動車の入出庫部と、多目的スペー
    スとを備えるとともに、 自動車の入出庫部を有する駐車設備と多目的スペースを
    有する駐車設備との間に、自動車の入出庫部と異なる階
    層に連通形成された連絡路と、この連絡路上に配置さ
    れ、昇降ステージが通り抜け可能にフォーク状に組まれ
    た搬送ステージと、搬送ステージを往復移動する搬送手
    段とを備え、 前記自動車の入出庫部への自動車の乗入方向を昇降ステ
    ージの前後方向と異なる方向に設定されて、前記自動車
    の入出庫部のフロアに、前記昇降ステージが通り抜け可
    能にフォーク状に組まれた旋回ステージと、旋回ステー
    ジを自動車の乗込レベルと所定の高さレベルとの間を昇
    降し、任意の方向に旋回する駆動手段とを備えるととも
    に、前記旋回ステージが自動車の乗入方向に向けられて
    その周囲に露出する昇降ステージの昇降口を閉塞可能な
    可動フロアを備え、前記可動フロアは、当該昇降口を被
    覆可能なフロアパネルと、フロアパネルを当該昇降口と
    その外側に設定された退避位置との間に進退可能に案内
    するガイド機構と、フロアパネルを駆動する駆動機構と
    により構成され、前記ガイド機構が、当該昇降口の外側
    の退避位置側に当該昇降口に向けて順次配置された第
    1、第2のガイドレールと、フロアパネルの支持側とし
    て設定された一端とその延長上に延長部材を介して軸支
    され、第1、第2のガイドレールに係合可能な第1、第
    2のガイドローラと、フロアパネルの前記一端に軸支さ
    れ、フロアパネルを支持する支持ローラとを備え、第
    1、第2の各ガイドレール及び支持ローラの走行路の当
    該昇降口側の端部に、フロアパネルを当該昇降口へフロ
    アレベルと同じレベルに案内する傾斜部が設けられて、
    フロアパネルが当該昇降口にフロアと同じレベルで支持
    される ことを特徴とする連塔型駐車設備。
  2. 【請求項2】 多目的スペースが、駐車設備の管理室、
    若しくは駐車設備の待合室、若しくは店舗、若しくは法
    令上必要な前面空地に選択的に使用される請求項1に記
    載の連塔型駐車設備。
  3. 【請求項3】 連絡路上に複数の搬送ステージを有する
    請求項1又は2に記載の連塔型駐車設備。
  4. 【請求項4】 連絡路を駐車設備の複数の階層に形成さ
    れる請求項1乃至のいずれかに記載の連塔型駐車設
    備。
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