JP3457270B2 - 円形孔開け工具 - Google Patents

円形孔開け工具

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JP3457270B2 JP2000219284A JP2000219284A JP3457270B2 JP 3457270 B2 JP3457270 B2 JP 3457270B2 JP 2000219284 A JP2000219284 A JP 2000219284A JP 2000219284 A JP2000219284 A JP 2000219284A JP 3457270 B2 JP3457270 B2 JP 3457270B2
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    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • B23B51/04Drills for trepanning
    • B23B51/05Drills for trepanning for cutting discs from sheet
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T409/00Gear cutting, milling, or planing
    • Y10T409/30Milling
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の天井や壁さ
らには床板などに例えば電線や水道管等を通すための工
事用の孔を穿設する際に用いられる円形孔開け工具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図12に示すような円形孔開け工
具が知られている。この円形孔開け工具100は、筒状
のアタッチメント101と、この筒状アタッチメント1
01に直交するように中心を外して貫通されたガイドロ
ッド102と、このガイドロッド102に直交するとと
もに、先端がガイドロッド102と干渉するように筒状
アタッチメント101に貫通螺着されたストッパー10
3とから構成されている。
【0003】上記筒状アタッチメント101は、その基
端部が電動穿孔工具105の先端部に外嵌されて固定さ
れるようになっている。また、電動穿孔工具105の先
端部には軸心回りに高速回転するビット104が着脱可
能に装着されている。筒状アタッチメント101は、電
動穿孔工具105に装着されることにより上記ビット1
04が筒状アタッチメント101から外部に突出するよ
うに寸法設定されている。
【0004】また、上記ガイドロッド102は、一側部
が直角に折り曲げられて形成した回動中心軸102aを
有している。この回動中心軸102aの先端は先鋭に形
成されている。
【0005】かかる円形孔開け工具100の構成によれ
ば、まず、電動穿孔工具105を操作して天井などの被
穿孔面の中心位置にビット104で孔を開け、この孔に
回動中心軸102aを差し込んだ状態でビット104を
高速回転させながら電動穿孔工具105を回動中心軸1
02a回りに一周させることにより、ビット104の回
動中心軸102aを中心とした円軌跡に沿って被穿孔面
が円く切断され、これによって天井などの被穿孔面に工
事用の孔が開けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の円形孔開け工具100にあっては、筒状アタッ
チメント101は、電動穿孔工具105に装着されるよ
うになっているが、電動穿孔工具105は、機種によっ
てその形状が一定しておらず、従って、機種が変わる度
にその機種専用の筒状アタッチメント101を用意しな
ければならず、汎用性が乏しいという問題点を有してい
た。
【0007】また、穿孔工具105を回動中心軸102
a回りに旋回させる際、穿孔工具105自体の姿勢を旋
回角度に応じて随時変えなければならないため、これに
伴って作業姿勢を変化させなければならず、作業性が劣
るという問題点も存在する。
【0008】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであり、各種の電動工具に適用することが可
能な汎用性に富む円形孔開け工具を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
穿孔対象に穿設された中心孔回りに旋回させることによ
り円形孔を穿孔する円形孔開け工具であって、電動工具
の駆動軸に共回り可能に装着し得るとともに、先端にビ
ットが上記駆動軸と同心で固定されるビットホルダー
と、このビットホルダーに上記駆動軸の軸心回りに相対
回転可能に装着される相対回転部材とが備えられ、上記
相対回転部材は、上記ビットによって切削された切削粉
を受ける凹部を形成する周壁を備えたカバー部材と、こ
のカバー部材に付設され、かつ、先端に上記ビットと平
行な方向に延びる旋回軸部を有するラジアル部材とを備
えて構成され、上記ラジアル部材は、その旋回軸部から
上記ビットまでの距離が調節可能に上記カバー部材に取
り付けられ、上記カバー部材の周壁には、旋回軸部を凹
部内に引き入れ可能にする切欠き部が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0010】この発明によれば、穿孔対象の中心孔に旋
回軸部の先端を差し込み、引き続き電動工具の駆動でビ
ットを高速回転させて一旦穿孔対象に貫通させ、ついで
電動工具を旋回軸部回りに緩やかに旋回させることによ
り、高速で回転しているビットが穿孔対象を円形に切削
していくため、電動工具を一周させた時点で穿孔対象に
ビットと旋回軸部との間の距離(有効長(開けようとす
る孔の半径に相当する長さ))を半径とした孔が穿設さ
れることになる。
【0011】そして、孔開け工具は、ビットホルダーを
駆動軸に固定することによっては電動工具に装着し得る
ようになっており、しかもビット等の装着を前提にした
駆動軸を有する電動工具は、通常、駆動軸そのものが先
端にチャック構造を有している等、各種のビットが装着
可能に構成されているため、たとえ電動工具がそのメー
カーや型式を異にしていても、その駆動軸が上記ビット
ホルダーを装着することのできるものであるなら、上記
メーカーや型式に拘わりなく各種の電動工具に装着する
ことが可能であり、汎用性に富んだものになる。
【0012】すなわち、従来の孔開け工具は、カバー部
材を電動工具のケーシングに装着されるように構成され
ている一方、電動工具のケーシングは、通常、デザイン
的な要素も加味されてメーカーや型式によりその形状が
異なっているため、特定の電動工具に合うカバー部材を
他の種類の電動工具に装着することはできず、結局孔開
け工具は電動工具毎に専用のものになり、非常に汎用性
の乏しいものになるが、請求項1の孔開け工具では、そ
のビットホルダーが電動工具の駆動軸に装着されるよう
に構成されているため、かかる不都合は存在しない。
【0013】そして、相対回転部材とビットホルダーと
は互いに相対回転可能に連結されていることにより、相
対回転部材を旋回軸部回りに旋回させても、相対回転部
材がビットホルダーと共回りすることはなく、従って、
作業者は、電動工具を回しながら孔開け作業を行う必要
がなくなり、その分孔開け作業の作業性が向上する。
【0014】さらに、この発明によれば、孔開け作業時
に落下した切削粉は、相対回転部材に設けられた凹部に
回収されるため、飛散した切削粉が作業者に降り掛かる
ような不都合が回避される。
【0015】しかも、ラジアル部材を操作してその旋回
軸部に切欠き部を通過させることにより、旋回軸部を相
対回転部材の凹部内に引き入れることが可能になるた
め、旋回軸部を凹部の内側および外側のいずれにも位置
させることができる。その結果、円形孔開け工具を用い
て凹部より大径の孔および凹部より小径の孔のいずれを
もを穿設し得るようになり、円形孔開け工具がより汎用
性に富んだものになる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記カバー部材は、上記凹部および切欠き
部が設けられるカバー部材本体と、上記切欠き部の少な
くとも一部を塞ぐようにカバー部材本体に着脱可能に取
り付けられる筒体とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0017】この発明によれば、筒体を外した状態で旋
回軸部を凹部の内外に移動させて有効長を調節した後
に、筒体をカバー部材の先端側に外嵌することにより、
カバー部材に設けられた切欠き部が筒体によって覆われ
た状態になるため、孔開け作業時に落下してカバー部材
に受けられた切削粉が切欠き部から外部に漏れ出す不都
合が回避される。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記筒体は、穿孔対象の施工面と当接する
当接部を有しているとともに、上記当接部の位置を軸方
向に位置調節可能にカバー部材本体に装着されているこ
とを特徴とするものである。
【0019】この発明によれば、穿孔対象の厚さ寸法に
応じて筒体のカバー部材からの突出量を調節することに
よって穿孔対象の厚み寸法に応じてビットを穿孔対象に
貫通させることが可能になり、常に作業し易い状態でか
つ確実に孔が開けられる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る切欠き部が
カバー部材に設けられていない円形孔開け工具を示す一
部切欠き分解斜視図であり、図2は、その組立て斜視図
である。また、図3は、図2のA−A線断面図であり、
図4は、図2のB−B線断面図である。これらの図に示
すように、円形孔開け工具1は、天井や壁などの穿孔対
象(以下穿孔対象を天井で代表させて説明する)に電線
を通したり、照明設備を装着する等の工事を施すために
円形の孔を穿孔する工具である。
【0021】かかる円形孔開け工具1は、穿設切削刃で
あるエンドミルやルータービット等のビット2と、電動
工具Dの駆動軸D1に同心で共回り可能に装着し得ると
ともに、先端にビットが同心で固定されるビットホルダ
ー3と、このビットホルダー3に軸心回りに相対回転可
能に装着されたカバー部材(相対回転部材)4と、この
カバー部材4にビット2と交差する方向に突出量可変に
付設されたラジアルロッド(ラジアル部材)5とからな
る基本構成を有している。
【0022】なお、ビット2に代えてストレートビット
21の基端側にストレートビット21より径寸法が大き
い円柱状の座刳りビット22を設けた複合ビット2aを
採用することもできる。かかる複合ビット2aを用いれ
ば、後述する孔開け操作時に、同時に孔周縁に座刳り部
分を切り欠くことが可能になり便利である。
【0023】上記ビットホルダー3は、2段で円柱状に
形成されたホルダー本体31と、このホルダー本体31
の基端側の端面に同心で着脱自在に装着される連結軸3
4とからなっている。ホルダー本体31は、基端側の大
径部32と、この大径部32の先端側から同心で延設さ
れた小径部33とからなっている。小径部33にはその
基端部にまでベアリングBが嵌め込まれる。かかるベア
リングBはホルダー本体31とカバー部材4との間に介
設されるものであり、小径部33に嵌め込まれた状態で
カバー部材4を介してたとえ大径部32に向かう力が加
わっても小径部33と大径部32との間の段差に阻止さ
れて大径部32には移動しないようになっている。
【0024】また、ホルダー本体31は、小径部33の
先端面から同心で穿設されたビット装着孔33aを有し
ているとともに、小径部33の周面からビット装着孔3
3aに向けてねじ孔33bが螺設貫通されている。そし
て、ビット2は、その基端側がビット装着孔33aに嵌
入された状態でねじ孔33bに係止ねじ33cが螺着さ
れてその先端がビット2の外周面を押圧当止することに
より、ホルダー本体31に固定されるようになってい
る。
【0025】また、大径部32の端面には、連結軸34
を装着するための、ホルダー本体31の軸心と同心のね
じ孔32aが設けられている。
【0026】上記連結軸34は、電動工具D(図2)の
駆動軸D1に連結される連結軸本体35と、この連結軸
本体35の先端側(図1の左方)に設けられたフランジ
36と、このフランジ36から同心で前方に向けて突設
された雄ねじ37とからなっている。雄ねじ37は、上
記ねじ孔32aに螺着可能にねじが螺設され、かかる雄
ねじ37をねじ孔32aに螺着締結することによって連
結軸34がホルダー本体31に連結されるようになって
いる。
【0027】上記連結軸本体35は、周方向等ピッチで
周面の長手方向の全長に亘って凹設された3本の長溝3
5aを有している一方、電動工具Dの駆動軸D1には、
3本の締結爪を備えたチャック構造D2(図2)が設け
られている。かかる連結軸本体35の長溝35aを締結
爪に嵌め込んで所定の操作で締結することにより連結軸
34が駆動軸D1に取り付けられた状態になる。
【0028】上記カバー部材4は、有底の第1筒体(カ
バー部材本体)41と、この第1筒体41に摺接状態で
外嵌される第2筒体42(当接部の位置を軸方向に調節
可能にする部材)とからなっている。上記第1筒体41
は、円筒状の周壁41aと、この周壁41aの基端側の
端部開口を閉止した底板41bとからなっている。周壁
41aは、図例では内径寸法がホルダー本体31の外径
寸法の略3倍に寸法設定されているとともに、長さ寸法
がホルダー本体31の小径部33より若干短めに寸法設
定されている。そして、周壁41aと底板41bとに囲
まれた空間にビット2で切削することにより生じた切粉
を捕捉して収容する切粉収容空間40が形成されてい
る。
【0029】かかるカバー部材4の底板41bの中心位
置には、ホルダー本体31の小径部33の外径寸法より
僅かに大きい内径寸法を備えた、ホルダー本体31と同
心の嵌挿孔41cが穿設されているとともに、この嵌挿
孔41cの外方には内径寸法が嵌挿孔41cより大きい
ベアリング装着孔41dが設けられている。そして、ホ
ルダー本体31の小径部33の基端部にまで圧入された
ベアリングBにベアリング装着孔41dを外嵌すること
により、第1筒体41がホルダー本体31に装着される
ようになっている。
【0030】また、ベアリング装着孔41dの内周面の
適所には、周方向の全長に亘って凹設された環状溝41
eが設けられ、ベアリング装着孔41dがベアリングB
に外嵌された状態で上記環状溝41eにCリング43を
嵌め込むことによって、ホルダー本体31に装着された
第1筒体41が抜け止めされるようになっている。
【0031】このような第1筒体41の底板41bに
は、ベアリング装着孔41dを避けた位置で底板41b
を横断するように貫通した、ラジアルロッド5を挿通す
るためのロッド挿通孔41fが穿設されている。また、
底板41bには、ロッド挿通孔41fと直交するように
径方向に延びる直線を孔心する第1ねじ孔41gがロッ
ド挿通孔41fと連通するように貫設されている。この
第1ねじ孔41gには、第1係止部材44が螺着され
る。
【0032】上記第1係止部材44は、円形の摘み44
aと、この摘み44aの中心位置に突設された先端が先
鋭な係止ねじ44bとからなっている。そして、ラジア
ルロッド5がロッド挿通孔41fに挿通された状態で、
係止ねじ44bを第1ねじ孔41gに螺着してねじ込む
ことにより、その先端がロッド挿通孔41f内のラジア
ルロッド5に当止してそれを押圧し、これによってラジ
アルロッド5の摺動が規制され、ラジアルロッド5の位
置が固定されるようになっている。
【0033】また、底板41bの外面側にも、ロッド挿
通孔41fに連通するように第2ねじ孔41hが設けら
れている。この第2ねじ孔41hには、クリック部材4
5が装着される。クリック部材45は、ラジアルロッド
5の第1筒体41に対する摺動にクリック感を付与する
ためのものであり、第2ねじ孔41hに螺着される止め
ねじ45aと、第2ねじ孔41h内でこの止めねじ45
aにより押えられるコイルスプリング45bと、このコ
イルスプリング45bとラジアルロッド5との間に介設
される鋼球45cとからなっている。
【0034】かかるクリック部材45は、第2ねじ孔4
1hに装着された状態で鋼球45cがコイルスプリング
45bの付勢力によりラジアルロッド5を押圧し、ラジ
アルロッド5を第1筒体41に対して摺動させたとき
に、鋼球45cがロッド本体51に凹設されている後述
のクリック用凹部54(図4)に嵌まり込むことによっ
て操作者にクリック感を与え得るようになっている。
【0035】上記第2筒体42は、その先端面(当接
部)42bを穿孔対象の被穿孔面に当接させるものであ
り、その周壁の適所に軸方向に延びるように穿設された
長孔42aを有している一方、第1筒体41には上記長
孔42aに対応した位置に第3ねじ孔41iが螺設され
ている。これらの孔は、第2係止部材46をカバー部材
4に固定するためのものである。
【0036】上記第2係止部材46は、円形の摘み46
aと、この摘み46aの中心位置から突設された係止ね
じ46bとからなっている。そして係止ねじ46bを、
長孔42aを介して第3ねじ孔41iに螺着して締結す
ることにより、第2係止部材46がカバー部材4に固定
されるようになっている。そして、第2筒体42は、第
2係止部材46を緩めた状態で、長孔42aの範囲内に
おいて第1筒体41に対し、その筒心方向に正逆移動さ
れることによって、第1筒体41からの突出量が調節さ
れるようになっている。
【0037】そして、第2筒体42の突出量が設定され
た状態で、摘み46aの操作により係止ねじ46bを第
3ねじ孔41iにねじ込むことにより、摘み46aが第
2筒体42の周面に当接して押圧し、これによって第2
筒体42の設定された突出量が固定されるようになって
いる。
【0038】なお、本実施形態では、ラジアルロッド5
および第2筒体42の係止用に星型の摘み44a,46
aを備えた第1および第2係止部材44,46が採用さ
れているが、これに代えて摘みの部分が蝶々の形をし
た、いわゆる蝶ねじを用いてもよい。
【0039】上記ラジアルロッド5は、径寸法がビット
2のそれと略同一に寸法設定されている。かかるラジア
ルロッド5は、ロッド本体51と、このロッド本体51
の先端側が直角に折り曲げられることによって形成した
中心ロッド(旋回軸部)52とからなっている。中心ロ
ッド52の長さ寸法は、第2筒体42が第1筒体41か
ら最大に突出した状態におけるカバー部材4先端とロッ
ド本体51との間の距離より長く寸法設定されている。
【0040】そして、上記ロッド本体51には、中心ロ
ッド52の突出方向と反対方向の周面に上記第2ねじ孔
41hに対応するように複数のクリック用凹部54(図
4)が凹設されているとともに、各クリック用凹部54
から90°位相ずれした位置に、上記第1ねじ孔41g
に対応するように係止用凹部53が凹設されている。係
止用凹部53は、第1係止部材44の係止ねじ44bの
先端を嵌め込むためのものであり、クリック用凹部54
は、上記クリック部材45の鋼球45cを嵌め込むため
のものである。コイルスプリング45bによって付勢さ
れた鋼球45cがクリック用凹部54に嵌まり込むこと
によって、ロッド本体51の位置決め操作時に操作者に
クリック感が付与され、これによってラジアルロッド5
の有効長(ビット2と中心ロッド52との間の距離)の
設定を容易に行うことができるようになる。
【0041】また、第1筒体41の先端縁面には、第4
ねじ孔41jが螺設されている。第4ねじ孔41jは、
第2中心ロッド(旋回軸部材)47を螺着するためのも
のである。第2中心ロッド47は、第2筒体42と同一
の径寸法の孔を切削穿設する場合の旋回中心として用い
られるものである。
【0042】つぎに、図5を基にラジアルロッドについ
て詳細に説明する。図5は、ラジアルロッドの種類を示
す説明図であり、(イ)は、有効長可変タイプのラジア
ルロッド、(ロ)は、有効長固定タイプのラジアルロッ
ドをそれぞれ示している。
【0043】まず、図5の(イ)に示すラジアルロッド
5は、先に説明したように、その有効長(ビット2の軸
心と中心ロッド52の軸心との間の距離)を変更するこ
とができるものであり、有効長が最も小さい第1係止用
凹部531から順次第2係止用凹部532、第3係止用
凹部533、…、第7係止用凹部537までの7つの係
止用凹部53が設けられている。従って、1本のラジア
ルロッド5でありながら、いずれかの係止用凹部531
〜537を選択することで有効長を任意に選択すること
ができる。
【0044】これに対し、図5の(ロ)に示すラジアル
ロッド(第1ラジアルロッド5a〜第7ラジアルロッド
5g)は、有効長毎に専用のものが設定されている。す
なわち、第1ラジアルロッド5aには第1係止用凹部5
31のみが凹設されており、第2ラジアルロッド5bに
は第2係止用凹部532のみが凹設されており、以下同
様であって、第7ラジアルロッド5gには第7係止用凹
部537のみが凹設されている。
【0045】かかる有効長固定タイプのラジアルロッド
にあっては、孔を切削穿設するに際し、所望の有効長の
ものを選択してそれを用いればよいため、選択さえ適正
に行えば有効長を誤るような不都合が生じることがな
い。かかる有効長固定タイプのラジアルロッドは、円形
孔開け工具1にセットで付けておけば便利である。
【0046】以下、円形孔開け工具1の作用について、
図6および図7を基に説明する。図6および図7は、円
形孔開け工具1の作用を説明するための説明図であり、
図6の(イ)は、天井Cに開けようとする孔の中心位置
をビット2で穿孔した状態を示す側面図、図6の(ロ)
は、穿孔された中心孔C1にラジアルロッド5の中心ロ
ッド52を差し込んだ状態を示す側面図である。また、
図7の(イ)は、円形孔開け工具1を中心ロッド52回
りに時計方向に旋回させることによりビット2で天井C
を切断しつつある状態を示す斜視図、図7の(ロ)は、
円形孔開け工具1を中心ロッド52回りに一周させるこ
とにより天井Cに孔C2が開けられた状態を示す斜視図
である。なお、これらの図においては、有効長可変タイ
プのラジアルロッド5の場合を示している。
【0047】例えば、天井Cに孔C2(図7の(ロ))
を開けようとするに際しては、まず、第1係止部材44
を緩めて係止ねじ44bの先端をロッド挿通孔41f
(図1)の内周面より外側に外した状態にし、この状態
でラジアルロッド5のロッド本体51を、中心ロッド5
2がビット2と平行になる状態で(すなわち係止用凹部
53が第1ねじ孔41gに対応する状態で)図1の右方
側からロッド挿通孔41fに挿通し、ロッド本体51が
所定の有効長になるようにする。この有効長は、クリッ
ク部材45の鋼球45cがクリック用凹部54に嵌まり
込むときのクリック感によって確認することができる。
【0048】そして、所望の有効長が設定されると、第
1係止部材44の摘み44aを操作して係止ねじ44b
を第1ねじ孔41gにねじ込み、これによって係止ねじ
44bの先端を係止用凹部53に嵌め込み、この状態で
第1係止部材44を締結する。こうすることによって、
図2に示すように、開けようとする孔C2の大きさに合
わせてまずロッド本体51が旋回半径に相当する所定の
長さ寸法(有効長)に設定された状態になる。また、こ
のとき、第2係止部材46が緩められて第2筒体42が
第1筒体41に対して移動し得るようにした上で、ビッ
ト2の第2筒体42からの突出量が穿孔対象に貫通する
ように第2筒体42の突出量が調節され、この状態で第
2係止部材46が締め付け操作されることにより、第2
筒体42の第1筒体41に対する突出量が設定される。
【0049】ついで、図6の(イ)に示すように、天井
Cに開けようとする孔C2の中心位置に、円形孔開け工
具1のビット2の先端が押し当てられた状態で電動工具
Dが駆動され、これによるビット2の高速回転で天井C
に中心孔C1が穿設される。かかる穿設作業の後、ビッ
ト2は中心孔C1から引き抜かれる。
【0050】ついで、図6の(ロ)に示すように、ラジ
アルロッド5のロッド本体51が、穿設された中心孔C
1に差し込まれ、この状態で電動工具Dの駆動によるビ
ット2の高速回転で天井Cの中心孔C1から有効長だけ
離間した位置に孔が穿設される。
【0051】そして、ビット2が天井Cを貫通したこと
を確認した後、図7の(イ)に矢印で示すように、ビッ
ト2の高速回転を継続しつつ円形孔開け工具1を中心ロ
ッド52回りに時計方向に旋回させる。そうすると、ビ
ット2の高速回転でビット刃が天井Cを切削するため、
天井Cは、図7の(イ)に二点鎖線で示すように、ロッ
ド本体51の有効長を半径とする円軌跡に沿って切断さ
れていく。切断時に発生した切断屑である切粉は、切断
位置から落下してカバー部材4に受けられて回収される
ため、切粉が下方に飛散するのを防止することができ
る。
【0052】そして、円形孔開け工具1を中心ロッド5
2回りに時計方向に一周させると、図7の(ロ)に示す
ように、天井Cはロッド本体51の有効長を半径とする
円形に切り取られ、これによって天井Cに所定径寸法の
孔C2が開けられる。
【0053】円形孔開け工具1は、以上詳述したよう
に、電動工具Dの駆動軸D1に同心で共回り可能に装着
し得るとともに、先端にビット2が同心で固定されるビ
ットホルダー3と、このビットホルダー3に軸心回りに
相対回転可能に装着されたカバー部材4と、このカバー
部材4にビット2と交差する方向に突出量可変に付設さ
れた、中心ロッド52を有するラジアルロッド5とを備
えて構成されているため、例えば、天井Cの中心位置に
中心ロッド52が差し込まれる中心孔C1を穿設した
後、中心ロッド52を中心孔C1に差し込み、引き続き
電動工具Dを駆動させてビット2を高速回転させ、この
高速回転しているビット2を穿孔対象に貫通して電動工
具Dを中心ロッド52回りに緩やかに旋回させることに
より、高速で回転しているビット2が穿孔対象を円形に
切削し、電動工具Dを一周させた時点で穿孔対象にラジ
アルロッド5の有効長を半径とした孔が天井Cに開けら
れる。
【0054】また、孔開け操作時にカバー部材4の先端
縁部が穿孔対象に摺接した状態になっているため、切粉
の飛散は確実に防止された上でカバー部材4に回収され
る。従って、飛散した切粉が作業者に降り掛かるような
不都合は確実に回避され、作業性が向上する。
【0055】そして、円形孔開け工具1は、ビットホル
ダー3を駆動軸D1に固定することによっては電動工具
Dに装着し得るようになっており、しかもビット2等の
装着を前提にした駆動軸D1を有する電動工具Dは、通
常、駆動軸D1そのものが先端にチャック構造が備えら
れている等、各種のビット2が装着可能に構成されてい
るため、たとえ電動工具Dがそのメーカーや型式を異に
していても、円形孔開け工具1は、それをあらゆる種類
の電動工具Dに装着することが可能であり、汎用性に富
んだものになる。
【0056】なお、図5の(ロ)に示す有効長固定タイ
プのラジアルロッド5a〜5gを使用する場合は、穿設
しようとする孔の径寸法に応じて必要なラジアルロッド
を選択し、これをカバー部材4に装着して上記同様の穿
設操作を行えばよい。
【0057】図8は、複合ビット2aを用いてボードB
dに孔開け操作を施した状態を例示する斜視図である。
この図に示すように、穿孔面に複数の突条B1が平行に
膨設されているようなボードBdに、座刳り部B2を設
けた状態で孔B0を開ける場合には、先に説明した複合
ビット2a(図1)が使用される。座刳り部B2は、ボ
ードBdの突条B1が形成されている面に例えば照明器
具等を取り付けるために設けられる。
【0058】このような複合ビット2aをビット2に代
えて円形孔開け工具1に装着して使用すれば、座刳りビ
ット22の第2筒体42からの突出量を突条B1の厚み
寸法と同一に設定しておくことにより、ストレートビッ
ト21でボードBdにおける孔B0の周縁部になる部分
を切削することができるとともに、座刳りビット22で
突条B1を切削して座刳り部B2を形成することが可能
になる。
【0059】従って、施工面に凹凸がある場合にも、上
記座刳り部B2の平面を利用して照明器具等の取り付け
を容易に行うことが可能になるとともに、一つの工程で
孔開けと座刳りとの双方を同時に行うことができ、非常
に便利である。
【0060】図9は、本発明に係る円形孔開け工具1a
を示す分解斜視図であり、図10は、その組立て斜視図
である。また、図11は、図10のD線視図である。こ
の実施形態においては、カバー部材4aの第1筒体41
0は、基端側(図9の右方)に形成された上記第2筒体
42と同一の外径寸法を有する大径筒体411と、この
大径筒体411の先端側に同心で形成された、上記第2
筒体42の内径寸法より僅かに小さい外径寸法を有する
小径筒体412とを備えて構成されている。
【0061】また、ラジアルロッド5のロッド本体51
には、中心ロッド52と反対側の端部に握り玉55が螺
着されている。具体的にはロッド本体51の端部に雄ね
じが螺設されている一方、握り玉55にはこの雄ねじに
対応した雌ねじを有するねじ孔が設けられ、このねじ孔
を雄ねじに螺合することにより握り玉55がラジアルロ
ッド5に装着されるようになっている。かかる握り玉5
5を握持することにより、中心ロッド52のカバー部材
4aに対する進退操作を容易に行い得るようにしてい
る。
【0062】また、ロッド本体51には、第1実施形態
の第1係止用凹部531(図5の(イ))よりさらに中
心ロッド52寄りの位置に最先端側係止用凹部530が
設けられている。この最先端側係止用凹部530は、図
9に二点鎖線で示すように、中心ロッド52をカバー部
材4a内に引き入れた状態で第1係止部材44の係止ね
じ44bの先端を嵌入するためのものである。
【0063】そして、第1筒体410には、大径筒体4
11の環状の底板41bに穿設されたロッド挿通孔41
fの一方の端部から小径筒体412に向かい、かつ、小
径筒体412をビット2の軸心方向と平行になるように
横断した切欠き溝413が設けられている。この切欠き
溝413は、溝幅寸法が中心ロッド52の径(直径)寸
法より若干大きめに寸法設定されている。
【0064】従って、第2係止部材46を弛めて第2筒
体42を第1筒体410の小径筒体412から引き抜い
た上で、図9に実線で示すように、中心ロッド52がカ
バー部材4aから外部に突出した状態のラジアルロッド
5を、握り玉55を握持して中心ロッド52がカバー部
材4aに接近する方向に操作することにより、中心ロッ
ド52は、切欠き溝413を摺り抜け、図9に二点鎖線
で示すように、第1筒体410内に嵌まり込んだ状態に
なる。
【0065】この状態で、第1係止部材44の回動操作
により係止ねじ44bの先端を最先端側係止用凹部53
0にねじ込んだ上で第2筒体42を第1筒体410の小
径筒体412に外嵌し、第2係止部材46の操作で抜け
止め処置を施すことにより、図10に示すように、ラジ
アルロッド5は、中心ロッド52が切粉収容空間40内
に進入した状態でカバー部材4aに固定される。
【0066】また、この実施形態においては、図11に
示すように、第1係止部材44の係止ねじ44bを螺着
するための第1ねじ孔41gがホルダー本体31の中心
を通ってロッド本体51と直交する方向に延びる線より
若干握り玉55側にずれた位置に螺設され、これにより
係止ねじ44bとの干渉を避けて中心ロッド52をカバ
ー部材4a内に奥深く嵌め込み得るようにしている。
【0067】さらに、この実施形態においては、第2係
止部材46を第2筒体42の外周における第1係止部材
44と反対側の面に設け、これによって握り玉55に邪
魔されることなく第2係止部材46を操作し得るように
している。
【0068】この実施形態の円形孔開け工具1aによれ
ば、第1筒体410から第2筒体42を外した状態で、
握り玉55を引っ張り、中心ロッド52を切欠き溝41
3を通して第1筒体410内に引き入れることができる
ため、切欠き溝413が存在しない場合に比較してビッ
ト2と中心ロッド52との間の距離をより短くすること
が可能になり、これによって円形孔開け工具1aによる
穿設孔径を小径筒体412の径寸法より小さくすること
ができ、円形孔開け工具1aをより汎用性に富んだもの
にすることができる。
【0069】なお、上記の各実施形態においては、第2
筒体42は、孔心方向の全長に亘って同一径寸法のもの
が採用されているが、本発明は、第2筒体42の径寸法
が全長に亘って同一であることに限定されるものではな
く、先端側の径寸法を大きくした二段構造の筒体を採用
してもよい。こうすることによって第2筒体の切削粉を
受ける開口面責が大きくなり、その分切削粉をより確実
に捕捉することができる。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電動工具
の駆動軸に共回り可能に装着し得るとともに、先端にビ
ットが駆動軸と同心で固定されるビットホルダーと、こ
のビットホルダーに上記駆動軸の軸心回りに相対回転可
能に装着された相対回転部材とを備え、この相対回動部
材におけるビットから径方向にずれた位置にビットによ
り形成した中心孔に挿入可能な旋回軸部が設けたため、
被穿孔面の中心位置に中心孔を穿設した後、旋回軸部を
中心孔に差し込み、ついで電動工具を駆動させながら電
動工具を中心孔回りに緩やかに旋回させることにより、
高速で回転しているビットで穿孔対象を円形に切削する
ことができる。従って、電動工具を中心ロッド回りに一
周させることにより、穿孔対象にラジアル部材の有効長
を半径とした孔を穿設することができる。
【0071】また、相対回転部材とビットホルダーとは
互いに相対回転可能に連結されているため、相対回転部
材を旋回軸部回りに旋回させても、相対回転部材がビッ
トホルダーと共回りすることはなく、従って、作業者
は、相対回転部材を回しながら孔開け作業を行う必要が
なく、その分作業性を向上させることができる。
【0072】また、ビットホルダーに駆動軸の軸心回り
に相対回転可能に装着された相対回転部材には、ビット
によって切削された切削粉を受ける凹部と、ビットの径
方向と平行な方向に移動可能なラジアルロッドの先端側
に上記旋回軸部を備えたラジアル部材とを設けるととも
に、旋回軸部を凹部内に引き入れ得る切欠き部を設けた
ため、ラジアルロッドを操作してその旋回軸部に切欠き
部を通過させることにより、旋回軸部を相対回転部材の
凹部内に引き入れることができる。従って、切欠き凹部
が存在しない相対回転部材に比べてビットと旋回軸部と
の間の距離をより小さくすることが可能になり、円形孔
開け工具を用いて凹部の径寸法より小径の孔を穿設し得
るようになるため、円形孔開け工具をより汎用性に富ん
だものにすることができる。
【0073】請求項2記載の発明によれば、カバー部材
の先端側に筒体を外嵌したため、カバー部材に設けられ
た切欠き部が筒体によって覆われた状態になり、孔開け
作業時に落下してカバー部材に受けられた切削粉が切欠
き部から外部に漏れ出す不都合を回避することができ
る。
【0074】請求項3記載の発明によれば、筒体に穿孔
対象の施工面と当接する当接部を設けるとともに、当接
部の位置を軸方向に調節可能に構成したため、穿孔対象
の厚さ寸法に応じて筒体のカバー部材からの突出量を調
節することによって穿孔対象の厚み寸法に応じてビット
を穿孔対象に貫通させることが可能になり、常に作業し
易い状態でかつ確実に孔を開けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切欠き部がカバー部材に設けられ
ていない円形孔開け工具を示す一部切欠き分解斜視図で
ある。
【図2】図1に示す円形孔開け工具の一部切欠き組立て
斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】ラジアルロッドの種類を示す説明図であり、
(イ)は、有効長可変タイプのラジアルロッド、(ロ)
は、有効長固定タイプのラジアルロッドをそれぞれ示し
ている。
【図6】円形孔開け工具の作用を説明するための説明図
であり、(イ)は、天井に開けようとする孔の中心位置
にビットで穿孔した状態を示す側面図、(ロ)は、穿孔
された中心孔にラジアルロッドの中心ロッドを差し込ん
だ状態を示す側面図である。
【図7】円形孔開け工具の作用を説明するための説明図
であり、(イ)は、円形孔開け工具を中心ロッド回りに
時計方向に旋回させることによりビットで天井を切断し
つつある状態を示す斜視図、(ロ)は、円形孔開け工具
を中心ロッド回りに一周させることにより天井に孔が開
けられた状態を示す斜視図である。
【図8】座刳りビットを用いてボードに孔開け操作を施
した状態を例示する斜視図である。
【図9】本発明に係る円形孔開け工具を示す分解斜視図
である。
【図10】図9の円形孔開け工具の組立て斜視図であ
る。
【図11】図10のD線視図である。
【図12】従来の円形孔開け工具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 円形孔開け工具 2 ビット 3 ビットホルダー 31ホルダー本体 32 大径部 32a ねじ孔 33 小径部 33a ビット装着孔 33b ねじ孔 33c 係止ねじ 34 連結軸 35 連結軸本体 35a 長溝 36 フランジ 37 雄ねじ 4 カバー部材(相対回動部材) 40 切粉収容空間 41,410 第1筒体 41a 周壁 41b 底板 41d ベアリング装着孔 41c 嵌挿孔 41e 環状溝 41f ロッド挿通孔 41g 第1ねじ孔 41h 第2ねじ孔 41i 第3ねじ孔 41j 第4ねじ孔 411 大径筒体 412 小径筒体 413 切欠き溝 42 第2筒体 43 Cリング 44 第1係止部材 44a 摘み 44b 係止ねじ 45 クリック部材 45a 止めねじ 45b コイルスプリング 45c 鋼球 46 第2係止部材 46a 摘み 46b 係止ねじ 47 第2中心ロッド 5 ラジアルロッド(ラジアル部材) 51ロッド本体 52 中心ロッド(旋回軸部) 53 係止用凹部 54 クリック用凹部 C 天井 C1 中心孔 B ベアリング D 電動工具 D1 駆動軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−25303(JP,A) 実開 平4−86109(JP,U) 実開 平5−5318(JP,U) 米国特許3146675(US,A) 欧州特許出願公開473035(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 49/00 B23B 45/00 B23B 51/05 B23B 51/04 B23Q 9/00 B23C 3/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穿孔対象に穿設された中心孔回りに旋回
    させることにより円形孔を穿孔する円形孔開け工具であ
    って、電動工具の駆動軸に共回り可能に装着し得るとと
    もに、先端にビットが上記駆動軸と同心で固定されるビ
    ットホルダーと、このビットホルダーに上記駆動軸の軸
    心回りに相対回転可能に装着される相対回転部材とが備
    えられ、上記相対回転部材は、上記ビットによって切削
    された切削粉を受ける凹部を形成する周壁を備えたカバ
    ー部材と、このカバー部材に付設され、かつ、先端に上
    記ビットと平行な方向に延びる旋回軸部を有するラジア
    ル部材とを備えて構成され、上記ラジアル部材は、その
    旋回軸部から上記ビットまでの距離が調節可能に上記カ
    バー部材に取り付けられ、上記カバー部材の周壁には、
    旋回軸部を凹部内に引き入れ可能にする切欠き部が設け
    られていることを特徴とする円形孔開け工具。
  2. 【請求項2】 上記カバー部材は、上記凹部および切欠
    き部が設けられるカバー部材本体と、上記切欠き部の少
    なくとも一部を塞ぐようにカバー部材本体に着脱可能に
    取り付けられる筒体とを備えていることを特徴とする請
    求項記載の円形孔開け工具。
  3. 【請求項3】 上記筒体は、穿孔対象の施工面と当接す
    る当接部を有しているとともに、上記当接部の位置を軸
    方向に位置調節可能にカバー部材本体に装着されている
    ことを特徴とする請求項記載の円形孔開け工具。
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