JP3454497B2 - 投影露光方法および装置 - Google Patents

投影露光方法および装置

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JP3454497B2 JP20397497A JP20397497A JP3454497B2 JP 3454497 B2 JP3454497 B2 JP 3454497B2 JP 20397497 A JP20397497 A JP 20397497A JP 20397497 A JP20397497 A JP 20397497A JP 3454497 B2 JP3454497 B2 JP 3454497B2
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子や液晶
表示素子等を製造する投影露光方法および装置に関し、
特に素子製造用のマスク基板または半導体ウエハ等の基
板の姿勢制御機能を具備する投影露光方法および装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の露光装置は、感光材が塗
布されたウエハの表面を投影光学系の最良結像面に合わ
せるために、フォーカス傾きセンサによってウエハ位置
測定をし、フォーカス傾け機構を駆動させて位置合わせ
していた。その場合、フォーカス方向の測定のタイミン
グを、ウエハを平面方向に駆動しているXYステージの
位置決めが完了した後にすると、生産性を著しく悪化さ
せるという問題があった。一方、生産性を向上させるた
めに、XYステージが整定する前に測定を開始すると、
フォーカス方向の位置計測精度が悪化し、最良結像面等
に合致出来ないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
投影露光装置においては、生産性向上のため、通常はス
テージのフォーカス方向の振動成分が整定する前に垂直
(Z)方向を測定するため、ステージが振動しており、
正しい垂直方向の計測が出来ない。ステージの振動が整
定するまで、待って計測すればよいが、時間がかかる。
結果として、生産性が下がるという問題があった。つま
り、精度を追求すると時間がかかり、時間を追求すると
精度が劣化するという関係にあった。
【0004】本発明は、この相反する問題を同時に解決
すべくなされたもので、精度を劣化させることなく、計
測時間の短縮を図り、生産性を向上する方式を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明においては、投影光学系の光軸方向および光
軸に垂直な方向に移動可能なステージに搭載された基板
を該光軸に垂直な方向に移動して該基板上の複数個の露
光対象領域を所定の露光位置に順次移動および位置決め
するとともに、露光対象領域ごとにその基板表面の前記
投影光学系の最良結像位置からのずれ量を計測し、該計
測値に基づいて該基板表面を前記最良結像位置に一致さ
せるべく移動および位置決めした後、該基板表面を露光
する際、前記露光すべき露光対象領域の前記基板内での
位置と前記基板表面を前記最良結像位置に一致させるべ
く移動および位置決めした後の位置ずれ量の残差との関
係を予め計測して記憶し、露光動作時は前記ずれ量計測
値を該残差に基づき補正して前記最良結像位置への移動
および位置決めを行なうことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態にお
いては、図1に示すように、感光基板であるウエハ3の
上の複数のショット領域の一つにマスクのパターンを投
影する投影光学系2と、ウエハ3を保持して前記投影光
学系2の光軸方向に移動できるZステージ8と、該光軸
に垂直な方向に移動可能なXYステージ12と、Zステ
ージ8をウエハ3の傾き方向であるωX,ωY方向に移
動可能なレベリングステージ9,10,11と、投影光
学系2の最良結像面の位置にウエハ3の位置を合致させ
るために、ウエハ3の表面のフォーカスおよび傾きを検
知するフォーカス傾きセンサ15とを備えた投影露光装
置において、該光軸に垂直な方向である平面上の所定の
位置にウエハ3を移動させ、移動が完了する前に、フォ
ーカス傾きセンサ15を使ってウエハ3上のフォーカス
ずれ量を求める第一の測定を行なう。第一の測定に基づ
いて、ウエハ3を所定の位置にZ方向に移動させる。露
光中に、再びフォーカス傾きセンサ15を使ってウエハ
3上のフォーカス傾きの位置ずれ量を測定(第二の測
定)する。そして、フォーカス傾きの位置ずれ量とステ
ージ位置を記憶する。
【0007】再び、別のウエハ3を送り込み、前記と同
様に第一の測定(フォーカスずれ量計測)を行なう。そ
して、この第一の測定に、ある関係に基づいて前記第二
の測定を加算し、最良結像面等に合致せしめるように、
ウエハをZ方向に移動させる手段を具備している。
【0008】
【作用】本発明においては、ステージ上基板表面のフォ
ーカスずれや傾きずれを事前に記憶することによって、
計測する開始時期を遅らせることなく、最適なタイミン
グでフォーカスずれや傾きずれの計測を開始し、フォー
カスずれや傾きずれの計測精度を悪化させず、基板表面
を投影光学系の結像面に精度良く合致させ、かつ位置決
め時間を短縮させることが出来る。
【0009】
【第一の実施例】図1は本発明の一実施例に係る制御手
段が適用されるステップアンドリピート方式の投影露光
装置の構成を示す。回路パターンを有するレチクル1
は、均一な照度の照明光ILによって照明される。レチ
クル1のパターンは投影レンズ2によって半導体デバイ
ス作成用のウエハ3に結像投影される。ウエハ3は投影
レンズ2の光軸方向に移動できるΖ方向の駆動を行なう
Zステージ8上に載置されている。Zステージ8のレベ
リング(ωX,ωY)方向は駆動系9,10,11によ
って駆動される。Zレベリング方向の駆動は、Zレベリ
ング駆動指令部22からの駆動量指令に応答して行なわ
れる。Ζステージ8と駆動系9,10,11は水平面内
で2次元的に平行移動するXYステージ12の上に設け
られており、XYステージ12はモータ等を含むXYス
テージ駆動部20によって駆動され、その座標位置はス
テージ干渉計21により逐次計測される。
【0010】制御部23はステージ干渉計21からの計
測座標値に基づいて、XYステージ駆動部20へ所定の
駆動指令を出力するとともに、XY座標系の任意の位置
にXYステージ12(すなわちウエハ3)を位置決めす
る。
【0011】さて、投影レンズ2の結像面と、ウエハ3
の局所的なショット領域表面とを合致させるために、斜
入射光式等のフォーカス傾きセンサ15が設けられてい
る。このセンサ15は主に光源4、投影対物レンズ5、
ウエハ3表面からの反射光を入射する受光対物レンズ
6、および受光部(CCD)7から構成される。これら
のフォーカス傾きセンサ15の計測値から制御部23は
ウエハ3の局所的なショット領域表面のフォーカスずれ
や傾きずれを算出し、Zレベリング駆動指令部22へ所
定の指令を出力する。
【0012】さて、図5に示すように、スタート(ステ
ップ110)により、ウエハ3がZステージ8上に送り
込まれる(ステップ111)。そして、ウエハのアライ
メント(ステップ112)が行なわれる。そして、ある
露光するショットヘ移動を開始(ステップ113)す
る。XYステージ駆動開始後時間tを経過すると、フォ
ーカス傾きセンサ15によるウエハ3のフォーカス傾き
ずれ計測(ステップ114)を行なう。その計測値に基
づきZステージ8、およびレベリング駆動系9,10,
11の駆動(ステップ115)を行なってフォーカス傾
きずれを補正し、XYを含めた位置決めが完了(ステッ
プ116)する。その後、露光(ステップ118)が行
なわれる。
【0013】本実施例では、この露光中に再び、ウエハ
3のフォーカス傾きずれ計測(ステップ117)を行な
う。本来、XYステージ駆動中に計測した(ステップ1
14)のフォーカス傾きずれ値がZ・レベリングステー
ジによって正しく駆動(ステップ115)されていれ
ば、露光中の、フォーカス傾きずれ計測(ステップ11
7)の測定結果はゼロになっているはずである。しか
し、(ステップ114)で計測する時はXYステージも
駆動されており、Zやレベリング方向に振動している。
そのため、あるオフセットβをもって測定されてしま
う。従来、そのオフセットを持った状態でウエハ3を移
動させるため、ウエハ3は投影レンズ2の最適露光位置
とならない。そこで、このオフセット量βを記憶部24
に記憶する。
【0014】次のウエハ3を露光する際に、先に示した
と同様に、XYステージ駆動中にフォーカス傾きずれ計
測(ステップ114)の計測値γを求め、計測値βから
オフセット値βを除いた量εをΖレベリング駆動指令部
22に指令し、Zステージ8、およびレベリング駆動系
9,10,11を駆動(ステップ115)する。これに
より、ステージ移動時間を延ばすことなく、ウエハ3が
投影レンズ2の最適露光位置に移動される。
【0015】オフセットβを補正する記憶部24の処理
について詳細に説明する。図2はウエハ領域内を64シ
ョットに分割したときのショットレイアウト例を示した
ものである。図3は、図2のようなショットレイアウト
のとき、上記フォーカス傾きずれ計測の開始時間tを全
ショットある時間t1[sec]に設定した場合の、フ
ォーカス傾きずれ補正後のウエハの各ショット領域表面
の目標位置(投影レンズの結像面)からのずれとなるオ
フセットβを例示したものである。図2のX座標が同一
なショットの目標位置からのずれを示している。また図
4は上記計測開始時期tを全ショットある時間ts[s
ec](<tl)に設定した場合の目標位置からのずれ
を例示したものである。図3はウエハ全領域で目標位置
からのずれが許容範囲α内に入っている場合の例で、図
4はウエハ領域内のa区間、c区間で許容範囲αを外れ
ている場合の例である。
【0016】図3は、オフセットβが許容値αより小さ
く、最適露光位置への移動精度では問題がないが、図4
に比べて、計測開始時期が遅い。生産性を向上させるた
めに、開始時間を早くすると、図4のようになってしま
う。そこで、先に述べたように、本発明では、計測開始
時期がts[sec]であっても、a区間、c区間も許
容値範囲内になるように、全区間のウエハ上のX座標に
応じたオフセットβを記憶する。そして、再び、同様な
他のウエハを同一のX座標で、フォーカス傾き計測(図
5ステップ114)した際に、計測値γにβ分補正すれ
ば、図4のウエハ表面の目標位置からのずれは、すべて
ゼロになる。これにより、図3よりも、生産性が高い状
態で目標値からのずれも改善することができる。
【0017】当然であるが、生産性をより向上させるた
めに、許容値から外れるa区間とc区間のみ計測値γに
β分補正することもできる。また、投影レンズ1の深度
は、レチクル1の回路パターンによって変わる。露光レ
イアウト情報部25の情報に従って、必要とする深度に
合わせて、上記の許容値が変更できる機能も有してい
る。本実施例では、X座標のみで示しているが、図2に
示すように、実際のウエハはXYであり、オフセットβ
はマトリックス状に記憶される。さらに、その情報は、
レチクル1の回路パターンに合わせて、生産性が最適に
なるように記憶されている。
【0018】オフセットβの発生の原因は、ステージが
移動することによる本体変形やステージの加減速時の上
下動である。そのため、図3、図4のように、直線にな
っていれば、ステージ座標を変数とする近似式であって
もよい。本実施例では、1枚目のウエハは補正出来ない
ことになるが、1枚目は初め露光動作はせずに、全ショ
ットの補正値βを計測・記憶し、その後、βを補正しな
がら露光する機能も有している。場合によっては、ウエ
ハは実際に生産される1枚目でなくとも、ダミーのウエ
ハでも、十分である。当然であるが、本実施例の近似式
は直線としたが、N次の近似式でもよい。さらに、ある
特定の場所でオフセットβが大きくなるような非線形の
場合であっても、その特定の場所の座標とβ値を記憶す
ることによって、近似式を部分補正すればよい。
【0019】本実施例では、露光基板の露光直前のフォ
ーカス傾きずれの補正について説明したが、露光直前の
補正以外に、ウエハのアライメントを実施するために、
フォーカス傾き計測する場合にも本発明を適用すること
ができる。その時に、最良結像面より一定量ずれた位置
になったとしてもなんら問題はない。ずらす分だけ補正
値βに加算すればよい。さらに、アライメント計測中に
フォーカス傾き計測せずに、露光中に求めた、近似式を
使用することもできる。
【0020】本実施例の対象物は、感光基板以外でもよ
い。例えば、アライメントのべースラインオフセットを
計測するために、ステージ上に搭載されたプレートであ
ってもよい。
【0021】
【第二の実施例】第二の実施例を説明する。第一の実施
例では、フォーカス傾き計測を開始するタイミングをス
テージ動作後一定時間ts[sec]に設定した例を示
したが、XYステージ12の位置を計測しているステー
ジ干渉計21の値の、ある目標値に対する差分がδ[μ
m]以下になった時にフォーカス傾き計測を開始するよ
うにしてもよい。この場合、図3、図4に対応して、図
6、図7のようなオフセット特性が得られる。全ショッ
トの差分δがδsまで(=小さくなるまで)十分待つ
と、図6に示すように、オフセットβは許容値の範囲内
になる。しかし、フォーカス傾き計測の開始時間は遅く
なる。そのため、生産性は悪化する。生産性を重視し
て、差分δをδ1[μm](>δs)にすると、ウエハ
表面の目標からのずれがa区間・c区間で許容値αを越
えてしまう。第一の実施例と同様に、a区間・c区間も
許容値範囲内になるように、全区間のウエハ上のX座標
に応じたオフセットβを記憶し、補正すればよい。XY
方向の目標値に対する差分δの値の設定は精度と生産さ
れる回路パターンによって決定されるものである。さら
に、1回測定したオフセットβの情報を長期に使用した
場合、計測系と駆動系のマッチングが経時変化して、オ
フセットβが変化する可能性がある。そこで、毎ウエハ
で露光中にフォーカス傾き計測をし、オフセットβをも
とめ、次にウエハに反映させる。最後に測定・記憶した
オフセットβは回路パターンに合わせて保管されてい
る。もし、1回測定の測定でバラツキが大きいときは、
数枚のウエハの結果をプールし、移動平均処理等の統計
処理を行なう。これらの動作は露光中にチェックするた
め、生産性を悪化させることはない。また、経時変化量
は常にチェックされ、ある一定量を越えると警告表示さ
せる機能も有している。これらの機能により、装置の状
態を常に安定に保持させることができる。
【0022】
【デバイス生産方法の実施例】次に上記説明した投影露
光装置または方法を利用したデバイスの生産方法の実施
例を説明する。図8は微小デバイス(ICやLSI等の
半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、
マイクロマシン等)の製造のフローを示す。ステップ1
(回路設計)ではデバイスのパターン設計を行なう。ス
テップ2(マスク製作)では設計したパターンを形成し
たマスクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)
ではシリコンやガラス等の材料を用いてウエハを製造す
る。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、
上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技
術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステ
ップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によ
って作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程
であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0023】図9は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明したアライメント装置を
有する露光装置によってマスクの回路パターンをウエハ
に焼付露光する。ステップ17(現像)では露光したウ
エハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像
したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19
(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となった
レジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行な
うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成
される。
【0024】本実施例の生産方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度のデバイスを低コストに製造す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ステージ
上基板表面のフォーカスや傾きずれを事前に記憶し、ス
テージ上基板上の位置に応じて、ずれを補正することを
可能にしたため、従来よりも早いタイミングでフォーカ
スずれや傾きずれの計測を開始しても、フォーカスずれ
や傾きずれの計測精度を悪化させることがない。これに
より、生産性を向上させ、かつ基板表面を投影光学系の
結像面に精度良く合致させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る計測方法により、フォーカスず
れや傾きずれを調整できるステージを備えた投影露光装
置の構成を示す概略図である。
【図2】 ウエハのショットレイアウトの例を示す概略
図である。
【図3】 フォーカス傾き計測開始時期がt=tlの場
合における、ウエハ表面のΖ方向の目標値からのずれの
説明に関する概略図である。
【図4】 フォーカス傾き計測開始時期がt=tsの場
合における、ウエハ表面のZ方向の目標値からのずれの
説明に関する概略図である。
【図5】 本発明に係る計測方法により、フォーカスず
れや傾きずれを調整できるステージを備えた投影露光装
置の動作フローを示す概略図である。
【図6】 XYステージの目標位置からの差分がδ=δ
sになった時に、フォーカス傾き計測を開始した場合に
おける、ウエハ表面のZ方向の目標値からのずれの説明
に関する概略図である。
【図7】 XYステージの目標位置からの差分がδ=δ
lになった時に、フォーカス傾き計測を開始した場合に
おける、ウエハ表面のΖ方向の目標値からのずれの説明
に関する概略図である。
【図8】 微小デバイスの製造の流れを示す図である。
【図9】 図8におけるウエハプロセスの詳細な流れを
示す図である。
【符号の説明】
1:レチクル、2:投影レンズ、3:ウエハ、4:光
源、5:投影対物レンズ、6:受光対物レンズ、7:受
光部(CCD)、8:Zステージ、9,10,11:駆
動系、12:XYステージ、15:20:XYステージ
駆動部、21:ステージ干渉計、22:Zステージ駆動
部、23:制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20 521

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影光学系の光軸方向および光軸に垂直
    な方向に移動可能なステージに搭載された基板を該光軸
    に垂直な方向に移動して該基板上の複数個の露光対象領
    域を所定の露光位置に順次移動および位置決めするとと
    もに、露光対象領域ごとにその基板表面の前記投影光学
    系の最良結像位置からのずれ量を計測し、該計測値に基
    づいて該基板表面を前記最良結像位置に一致させるべく
    移動および位置決めした後、該基板表面を露光する投影
    露光方法において、 前記露光すべき露光対象領域の前記基板内での位置と前
    記基板表面を前記最良結像位置に一致させるべく移動お
    よび位置決めした後の位置ずれ量の残差との関係を予め
    計測して記憶し、露光動作時は前記ずれ量計測値を該残
    差に基づき補正して前記最良結像位置への移動および位
    置決めを行なうことを特徴とする投影露光方法。
  2. 【請求項2】 前記最良結像位置からのずれ量測定およ
    び最良結像位置への移動および位置決めを前記光軸に垂
    直な方向への移動および位置決め動作と少なくとも一部
    並行して行なうことを特徴とする請求項1記載の投影露
    光方法。
  3. 【請求項3】 前記ずれ量計測の開始タイミングが、前
    記ステージの前記光軸に垂直な方向への移動開始後の経
    過時間を基準にして設定されていることを特徴とする請
    求項2記載の投影露光方法。
  4. 【請求項4】 前記ずれ量計測を、前記ステージの前記
    光軸に垂直な方向への移動および位置決め時における目
    標位置からの位置ずれ量が所定値以下になったとき開始
    することを特徴とする請求項2記載の投影露光方法。
  5. 【請求項5】 原版に形成されたパターンを感光基板上
    に投影する投影光学系と、前記感光基板を保持して前記
    投影光学系の光軸方向および該光軸に垂直な方向に移動
    可能なステージと、前記投影光学系の光軸方向の所定の
    位置からのステージ上感光基板表面のずれであるフォー
    カスずれを計測するセンサと、該センサの計測値に基づ
    いて前記ステージ上感光基板を前記所定の位置に合致さ
    せるべく前記ステージの前記投影光学系の光軸方向の位
    置を調整する手段とを備えた投影露光装置において、 前記ステージの前記光軸に垂直な方向の位置と前記位置
    調整後のフォーカスずれであるフォーカス残差との関係
    を予め記憶する手段と、 露光動作時、前記光軸に垂直な方向である平面上の所定
    の位置に前記ステージ上感光基板を移動させ、前記フォ
    ーカスずれを計測するセンサを使って前記ステージ上感
    光基板上のフォーカスずれ量を求める第一の測定をする
    手段と、 この測定値を前記記憶手段に記憶されたフォーカス残差
    に基づいて補正する手段と、 この補正された値に応じて、前記ステージ上感光基板を
    前記所定の位置に合致させるべく、前記ステージを前記
    投影光学系の光軸方向へ移動および位置決めする手段と
    を具備することを特徴とする投影露光装置。
  6. 【請求項6】 前記光軸に垂直な方向である平面上の所
    定の位置に前記ステージ上感光基板を移動させ、前記フ
    ォーカスずれを計測するセンサを使って前記ステージ上
    感光基板上のフォーカスずれ量を求める第一の測定を
    し、第一の測定に基づいて前記ステージ上感光基板を所
    定の位置に垂直な方向に移動させ、再び前記フォーカス
    センサを使って前記ステージ上感光基板上のフォーカス
    の位置ずれ量の第二の測定をし、第二の測定によって得
    られたフォーカスの位置ずれ量を前記フォーカス残差と
    してその時のステージ位置とともに前記記憶手段に記憶
    させる手段をさらに具備することを特徴とする請求項5
    記載の投影露光装置。
  7. 【請求項7】 前記第一の測定は、前記感光基板の前記
    平面上の所定の目標位置への移動開始後、経過時間が基
    準値になったか、または前記目標位置からの位置ずれ量
    が所定値以下になったときに、ステージ移動と並行動作
    で行なうことを特徴とする請求項6記載の投影露光装
    置。
  8. 【請求項8】 前記フォーカス残差は、前記投影光学系
    の光軸方向のみならず、光軸に垂直な軸の回転方向につ
    いても計測、記憶し、補正することを特徴とする請求項
    5〜7のいずれかに記載の投影露光装置。
  9. 【請求項9】 前記光軸方向の所定の位置が、前記投影
    光学系の最良結像面または前記ステージ上感光基板をあ
    る目標平面内に合わせるために用いられるアライメント
    計測系の結像面であることを特微とする請求項5〜8の
    いずれかに記載の投影露光装置。
  10. 【請求項10】 前記ステージ上感光基板は、感光基板
    以外に感光基板の位置ずれや装置状態変化を得るために
    具備された基板も含むことを特徴とする請求項5〜9の
    いずれかに記載の投影露光装置。
  11. 【請求項11】 前記ステージを前記投影光学系の光軸
    方向へ移動および位置決めする手段は、前記ステージ上
    感光基板の傾き位置を所定の位置に合致させるための機
    能も具備することを特徴とする請求項5記載の投影露光
    装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段に記憶させるためのデー
    タの測定に使用する前記ステージ上感光基板は、データ
    の測定時は露光せずに回収し、再度前記補正手段を用い
    た露光動作により露光することを特徴とする請求項6記
    載の投影露光装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜4のいずれかに記載の投影
    露光方法または請求項5〜12のいずれかに記載の投影
    露光装置を用いて製造したことを特徴とする半導体デバ
    イス。
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