JP3453419B2 - 長物野菜の箱詰装置 - Google Patents

長物野菜の箱詰装置

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JP3453419B2 JP33166893A JP33166893A JP3453419B2 JP 3453419 B2 JP3453419 B2 JP 3453419B2 JP 33166893 A JP33166893 A JP 33166893A JP 33166893 A JP33166893 A JP 33166893A JP 3453419 B2 JP3453419 B2 JP 3453419B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば胡瓜、人参、茄
子等の長物野菜を箱詰めする長物野菜の箱詰装置に係わ
り、詳しくは長物野菜を選別して箱詰包装出荷する選果
場等において用いられる長物野菜の箱詰装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、上のような長物野菜の箱詰は、
所定の仕分区分別に選別処理された長物野菜を、人手に
より長物野菜Kの大きさによって予め決められた所定
の箱詰パターンに対応して行われている。例えば、L又
はM等のように比較的サイズの大きな長物野菜Kは図1
6(イ)に示すように一列で詰められている。そしてこ
れよりサイズの小さなもの例えばS又は2S等の大きさ
の長物野菜Kは図16(ロ)に示すように長物野菜K
が交差しない向きで二列にして詰められている。又図示
しないが異なる複数列で詰めることも行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の人手による箱詰作業は、非能率的であって生産性が
低く、しかも手作業で行うことから箱詰めした際の荷姿
(箱内における長物野菜の収容状態)に関しても確実性
に欠けるという問題がある。 【0004】また、作業者個々によっても箱詰作業のス
ピードや正確さに個人差があるので、例えば一人の作業
者で済むところを二人以上の作業者が必要であったり、
またその逆の場合もあることから、農産物の選別包装施
設全体を均一な作業条件で設定することが困難となり、
作業者の仕事量に均一性を欠くという問題がある。 【0005】本発明の目的は、上記問題を解消するため
になされたもので、単列又は複数列の配列パターンに容
易に対応できると共に長物野菜の箱詰作業を確実且つ能
力を高め、しかも単列又は複数列の配列パターンにより
容易に対応し得て汎用性を向上させ得ると共に、各種の
配列パターンに迅速に切り換えることのできる長物野菜
の箱詰装置を提供しようとするものである。 【0006】 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1に記載した長物野菜の箱詰装置は、
貯留装置上に長物野菜の長手方向を縦方向に向けて該長
物野菜を横方向に所定の複数並べて整列待機させ、該待
機される複数の長物野菜を、取上げ手段により所定数取
上げて所定の箱詰部へ移送し箱内に詰める長物野菜の箱
詰装置であって、前記取上げ手段は、長物野菜を保持す
るための保持部が前記横方向に所定の複数並べられた保
持ユニットを、前記縦方向に所定の間隔で複数並設する
と共に、これらの各保持ユニットを予め設定されてい
単列の箱詰パターンと複数列の箱詰パターンとのいずれ
にも対応して作動させるパターン切換手段を備え、前記
箱詰部は、箱を垂直軸回りに90度旋回可能な箱支持装
置を備え、前記パターン切換手段は、前記単列又は複数
列の箱詰パターンのいずれかの設定に基づいて前記箱支
持装置の回転を制御することを特徴とする。 【0008】 【0009】 【作用】本願の請求項1に記載した長物野菜の箱詰装置
によれば、例えば単列の箱詰パターンの場合には、パタ
ーン切換手段で、二列目の保持ユニットを非作動状態と
し、また、例えば二列の箱詰パターンの場合には、上記
パターン切換手段で二列目の保持ユニットを作動状態と
することによって対応でき、単列及び複数列の箱詰パタ
ーンに容易に対応でき、しかも箱詰部に90度旋回可能
な箱支持装置を備えたので、箱の向きを90度変えた状
態で単列又は複数列の箱詰パターンに箱詰でき箱詰パタ
ーンの汎用性がより向上すると共にあらゆる箱詰パター
ンに対して容易に対応できる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の好ましい一実施例を図面を参
照して説明する。 【0011】先ず本発明に係わる長物野菜の箱詰装置の
概略構成を図10、図11、図12により説明する。図
10は長物野菜の箱詰装置が複数配置された長物野菜の
選別包装施設の平面図であり、図11は図10のB−B
に沿った断面図である。図12は一台の箱詰装置の平面
図である。 【0012】図において、1は多数のバケットBが矢印
方向に走行回転するバケットコンベア式の選別コンベア
である。この選別コンベア1によると、バケットB上に
長手方向が横向きに載せられた長物野菜Kは、搬送途中
設けた図示しない計測装置により所定の選別項目を計
測されて演算処理装置(不図示)により所定の仕分け排
出部から等級別階級別に排出される。実施例の図面によ
るとこの選別コンベア1は4条型に構成されている。1
1は引出しコンベアであり、前記選別コンベア1の所定
の仕分け排出部から階級別に排出される長物野菜Kを受
けて選別コンベア1の搬送方向と直交する方向に各条を
合算して搬送するようになっている。したがってこの引
出しコンベア11は選別コンベア1から排出される長物
野菜Kをその長手方向を搬送方向に向けて搬送される。 【0013】12は前記引出しコンベア11の先に設け
られた整列コンベアであり、搬送面が仕切り部材13に
より複数の搬送路に区画されている。この整列コンベア
12には、各搬送路を搬送される長物野菜Kを検出する
センサ(不図示)が備えてあり、前記整列コンベア12
上で所定数の長物野菜Kが通過すると、後述する容器持
上げ装置25が作動して所定数の長物野菜Kが載せられ
た容器15を搬送コンベア20上へ降すようになってい
る。 【0014】前記容器15は、図13によく示すよう
に、箱詰するための長物野菜Kの長手方向を縦方向(容
器15の矢印搬送方向)に向けると共にこの長物野菜
Kを横方向に所定の複数(図面では13個)並べられる
ようにその上部にV又はU等の溝部16が形成され
ている。 【0015】この溝部16の形状は、箱詰対象物として
の長物野菜Kの種類によって適宜に形成することが好ま
しく、例えば、突起又は仕切り部材(いずれも図示せ
ず)によって複数条の溝部16を形成することもでき
る。又、この溝部16の本数は箱詰の方式によって任意
な構成とされる。 【0016】前記整列コンベア12の先には本発明に係
わる長物野菜の箱詰装置が配置されている。この長物野
菜の箱詰装置は、図11によく示すように、貯留装置2
と取上げ移送装置4と箱支持装置6との主要部を組み合
わせて構成されている。 【0017】前記貯留装置2は前記整列コンベア12か
ら供給される長物野菜Kを容器15上に所定の複数並べ
た後整列待機させるもので、長物野菜Kが載せられた容
器15を搬送する上段の搬送コンベア20と、この搬送
コンベア20の下方所定位置に空の容器15を搬送する
戻しコンベア21と、前記搬送コンベア20の終端部2
0bに設けられた第1リフト装置22と、前記搬送コン
ベア20の始端部20aに設けられた第2リフト装置2
3とから概略構成されている。 【0018】前記搬送コンベア20は、図11によく示
すように回転駆動する多数のローラ24を備えたローラ
コンベアで、容器15を図中矢印方向に搬送するように
なっている。この搬送コンベア20は、図面のローラコ
ンベア方式に限定するものではなく、チェンコンベア、
ベルトコンベア等各種の搬送手段を用いることができ
る。 【0019】25は容器持上げ装置であり、前記搬送コ
ンベア20の始端部20aに設けられている。この容器
持上げ装置25は、シリンダ26により容器15が載置
されるストッパ部材27ローラ24、24間から上方
へ出没するようになっている。 【0020】前記戻しコンベア21は、前記搬送コンベ
ア20と同様の構成で該搬送コンベア20の下方所定位
置に搬送方向を逆にして設けられており、前記第1リフ
ト装置22によって降ろされた空の容器15を前記第2
リフト装置23の下部所定位置まで搬送するようになっ
ている。 【0021】前記第1リフト装置22は、図1及び図1
1によく示すように前記搬送コンベア20の終端部20
bに隣接して設けられており、搬送方向が正逆可能に構
成されたコンベア28が昇降シリンダ29により昇降可
能に構成されている。このコンベア28は、上昇した際
には上段の搬送コンベア20から容器15を受け入れる
ために、搬送コンベア20の搬送方向と同一方向に走行
回転するようになっている。また、このコンベア28
は、降下した際には空の容器15を下段の戻しコンベア
21上へ送り出すために、搬送方向を上昇位置の場合
は逆に構成されている。このコンベア28の機長は、容
器15が搬送方向に2個並んで載せられる大きさに構成
されている。このコンベア28の大きさ(機長)は、容
器15の大きさ及び箱詰の方式に応じて任意な構成とす
ることができる。 【0022】図1、図2、図3において、30は吸着テ
ーブルであり、前記コンベア28のフレーム31に取り
付けられたシリンダ32により、昇降可能に構成され、
コンベア28の搬送面上に搬送されてきた容器15上
長物野菜Kを、後述する吸着パッド49が吸着可能な高
さ位置(図中想像線)まで上昇させるようになってい
る。 【0023】前記第2リフト装置23は、前記第1リフ
ト装置22と同様の構成で、前記戻しコンベア21の終
端部21b搬送されてきた空の容器15を、コンベア
33上で1個ずつ受け入れてこのコンベア33を上昇さ
せ、前記搬送コンベア20の始端部20a送り出すよ
うになっている。このため、この第2リフト装置23の
コンベア33の機長は、容器15が1個載せられる大き
さに構成されている。 【0024】次に、取上げ移送装置4を図1〜図6を主
に用いて説明する。 【0025】取上げ移送装置4は、前記第1リフト装置
22の吸着テーブル30上で待機する容器15上の長物
野菜Kを取り上げてこの長物野菜Kを箱支持装置6へ移
送し段ボール箱100に詰めるようになっている。
尚、本明細書における縦方向とは図4の矢印方向(容
器15の搬送方向)を示し、横方向は同図中の矢印方向
と直角な方向を示すものである。 【0026】40は取上げ移送装置4の架台を形成する
フレームである。41はフレーム40の内方に位置する
平面視方形状の枠体である。 【0027】421は一列目の保持ユニットであり、枠
体41内に設けられたガイド軸42aが横方向に四本並
行に架設されている。422は二列目の保持ユニットで
あり、前記一列目の保持ユニット421と同様に四本の
ガイド軸42bが並行に架設されている。尚、実施例
は保持ユニットを二組設けたが限定するものではない。 【0028】43a、43aは前記四本のガイド軸42
aの両端に設けられた固定ブロックであり、この固定
ブロック43a、43aは、四本のガイド軸42aを並
行に支持して枠体41の内側に取り付けられている。 【0029】43b、43bは四本のガイド軸42bの
両端に設けられた移動ブロックである。この移動ブロ
ック43bは、平行リンク44、44を介して枠体41
に取り付けられている。この平行リンク44、44は図
5によく示すように、一端が前記移動ブロック43bに
軸支され、端が前記枠体41の下部に取り付けたブラ
ケット45に軸支されている。そして、一方の平行リン
44の中間部には、この平行リンク44、44を揺
動させるシリンダ46のピストンロッド46aが連結さ
れ、同シリンダ46の本体が前記枠体41の一部に連結
されている。そして、シリンダ46のピストンロッド4
6aが伸退動作することにより前記移動ブロック43b
が図中想像線位置と実線位置とを往復移動するようにな
っている。 【0030】47は前記ガイド軸42a及びガイド軸4
2bに摺動可能に装着されたスライダであり、予め設定
された数(一列目の保持ユニット421では13個、二
列目の保持ユニット422では9個)設けられている。 【0031】48は断面がパイプ又は丸棒状の支持部材
であり、前記スライダ47のそれぞれに垂直方向に取り
けられている。49はこの支持部材48の下端に下
向きに設けられたゴム等の柔らかな部材で形成される吸
着パッドであり、長物野菜Kを負圧吸着により保持する
ようになっている。尚、実施例の図面では真空吸着式パ
ッドを用いて長物野菜Kを保持するように構成したが、
限定するものではなくその他の把持手段を用いることも
できる。又、前記支持部材48の上部は後述するカム板
53のそれぞれのガイド溝54にそれぞれ摺動可能に組
み込まれている。 【0032】50は枠体41を水平方向に移動させる
ライドシリンダであり、その本体50aは前記フレーム
40に水平方向に取り付けられ、スライド部50bが前
記枠体41に取り付けられている。このスライド部50
bが取り付けられた側対向する側の枠41にはガイ
ドコロ51が軸支されていて、このガイドコロ51は前
記フレーム40に取り付けられたレール52上を走行す
るようになっている。このスライドシリンダ50のスト
ロークは第1リフト装置22上と箱支持装置6上との間
を往復移動可能な長さとする。53は軽量薄板状のカム
板であり、前記第1リフト装置22の上方と箱支持装置
6の上方とにってその板面が水平になるように架設さ
れている。このカム板53には所定形状のガイド溝54
が複数条(図4、図6では13条)刻設されており、前
記支持部材48の上部が下面から貫通している。したが
って前記支持部材48は、前記スライドシリンダ50の
作動により枠体41が縦方向(水平方向)に移動してガ
イド溝54に沿って摺動移動することとなる。 【0033】前記カム板53は、その両端がコ型のガ
イドレール55、55に着脱自在にはめ込まれている。
そしてこのガイドレール55、55は吊り部材56によ
吊持されており、この吊り部材56は前記フレーム4
0、40上に架設されたアーチ状部材57にシリンダ5
8を介して支持されている。 【0034】このカム板53の入れ換えは、前記シリン
ダ58を作動させてカム板53を図2想像線まで上昇
させて支持部材48の貫通状態を解放すると、ガイドレ
ール55から引き出すことができる。尚、図6は二列詰
めの箱詰パターンを示すカム板53の例で、図14、図
15は一列詰めの箱詰パターンを示すカム板53の例を
示す。 【0035】次に箱支持装置6を図1及び図7〜図9を
参照して説明する。 【0036】図において、60は立設さたガイドフレ
ームであり、このガイドフレーム60には昇降台61に
軸支されたカムフォロア62が上下方向に移動可能に組
み合わせられている。63はチェンであり一端前記
昇降台61の一部と連結され、他端バランスウェイト
64連結されている。このチェン63は前記フレーム
40の上部に設けたモータ65のスプロケット66に巻
回され、同モータ65の出力軸を正逆することにより昇
降台61上下動するようになっている。この昇降台6
1を上下動させる機構は、図面の方式に限定するもので
はなく、シリンダ等のアクチェータを用いることでき
る。尚、前記ガイドフレーム60には昇降台61の上下
方向の停止位置を検出するためのセンサ(不図示)をそ
れぞれの高さに応じて備えている。 【0037】67は段ボール箱100を載置するための
コンベアであり、段ボール箱100の長さよりも短い機
長で構成されている。このコンベア67は図示しない起
動信号により正転又は逆転するようになっており、前記
昇降台61上に旋回機構68により垂直軸回りに90度
旋回可能に構成されている。この旋回機構68は、前記
昇降台61の上面にスライド軸69、69水平方向に
横架され、該スライド軸69、69に上方に突出させ
た支軸70が横移動可能に設けられている。該支軸70
の一部には、前記昇降台61上に設けられたシリンダ7
1のピストンロッド71aが連結されている。 【0038】そしてこの支軸70には、前記コンベア6
7の下部が水平方向に回転可能に取り付けられている。
またこのコンベア67の下部には、ピニオン72が取り
付けられ、このピニオン72は昇降台61に設けられた
ラック73と噛み合うようになっている。 【0039】以上のように構成された旋回機構68によ
り、シリンダ71のピストンロッド71aを作動させる
と、図9に示すようにコンベア67上の段ボール箱10
0を支軸70を中心に90度旋回することができる。 【0040】74は前記コンベア67の上方に配置され
た支持枠であり、段ボール箱100の各フラップ101
を外方から囲む大きさで設けられている。75は該支持
枠74の外側鉛直方向に設けられたガイド軸である。
このガイド軸75は、前記コンベア67のフレーム67
aに設けられた軸受76に上下方向にスライド可能に軸
支されている。前記支持枠74は、フレーム67aにそ
の本体が取り付けられたシリンダ77のピストンロッド
77aにより昇降可能に構成されている。 【0041】尚、このシリンダ77のピストンロッド7
7aと、支持枠74とは連結固定しないようになってい
る。このためシリンダ77のピストンロッド77aが伸
びた後後退すると支持枠74は自重で降下するように作
用する。(図8参照)78はその先端にフック部78a
を有する小幅板状のフラップ拡開部材である。このフラ
ップ拡開部材78は、段ボール箱100の起立した各フ
ラップ101に対応して設けられており、支持枠74に
対して図8によく示す如くヒンジ79によりフック部7
8aが水平方向から略90度上方へ回動自在に取り付け
られている。このフラップ拡開部材78は、非作動時に
は略水平方向の姿勢を保持するようになっている。そし
てこのフック部78aの位置は、略水平状態のときに
起立した各フラップ101の内方になるように設定され
ている。 【0042】このフラップ拡開部材78の作用について
説明する。 【0043】シリンダ77のピストンロッド77aの伸
により上方へ押し上げられた支持枠74の下方へ空の
段ボール箱100が供給されると、シリンダ77の作動
が解除されてそのピストンロッド77aが後退する。ピ
ストンロッド77aが後退すると支持枠74はその自重
により降下する。支持枠74が降下するとフラップ拡開
部材78のフック部78aが、起立した各フラップ10
1の上縁と係合してこのフラップ101を所定角度外側
へ折り曲げる。これにより段ボール箱100の開口部が
大きく拡げられる。 【0044】図10、図11において、80は空の段ボ
ール箱100を搬送する空箱搬送コンベアであり、前記
箱支持装置6の外方で上方所定位置に前記選別コンベア
1と並行に設けられている。この空箱搬送コンベア80
で搬送される段ボール箱100は、空箱搬送コンベア8
0の側方に設けられた配函装置81により対応する箱支
持装置6へ向けて1個ずつ送り出すようになっている。 【0045】82は前記配函装置81に対応して設けら
れた空箱降下装置であり、配函装置81によって送り出
される段ボール箱100を垂直に降下させて箱支持装置
6のコンベア67へ送り出すようになっている。この空
の段ボール箱100の供給方式は、図面に限定するもの
ではなく種々の方式が用いられる。 【0046】9は製品搬送コンベアであり、前記戻しコ
ンベア21の下方に設けられ、箱支持装置6のコンベア
67上から送り出される段ボール箱100を受けて所定
の方向へ搬送するようになっている。 【0047】以上のように構成された長物野菜の箱詰装
置の動作について以下説明する。 【0048】尚、箱詰パターンは二列詰めとする。 【0049】バケットB上に長手が横向きに載せられた
長物野菜Kは、各条の選別コンベア1の所定の仕分排出
部から等級別階級別に仕分け排出され、引出しコンベア
11により長手方向を搬送方向に向けて搬送される。そ
して引き出しコンベア11により搬送される長物野菜K
は整列コンベア12により複数条に分けられて搬送され
る。 【0050】第2リフト装置23により搬送コンベア2
0上に供給された空の容器15は、容器持上げ装置25
のシリンダ26が作動することによってストッパ部材2
7上に載せられて整列コンベア12の終端部で待機され
る。そしてこの容器15上に前記整列コンベア12から
送られる長物野菜Kが、例えば人手の作業により所定の
複数供給されると、前記シリンダ26が作動してストッ
パ部材27が降下する。これにより長物野菜Kが載せら
れた容器15は、搬送コンベア20によって矢印方向に
搬送され第1リフト装置22のコンベア28上で待機す
る。 【0051】一方、取上げ移送装置4の吸着パッド49
は、第1リフト装置22上の作動開始位置で待機してい
る。 【0052】そしてこのコンベア28上で待機する容器
15が所定数、図面では2個並ぶと、シリンダ32が作
動して吸着テーブル30が図1想像線位置まで上昇す
る。これにより、容器15上の長物野菜Kは吸着パッド
49により吸着保持される。吸着パッド49が長物野菜
Kを保持すると取上げ移送装置4のスライドシリンダ5
0が作動して枠体41を箱支持装置6上へ移送する。 【0053】この移送の途中に、平行リンク44を動作
させるシリンダ46作動させて二列目の保持ユニット
422を一列目の保持ユニット421側へ若干移動す
る。そして吸着パッド49により吸着保持された二列目
の長物野菜Kは、一列目の長物野菜Kの上に一部重ねて
載せられる。 【0054】箱支持装置6は、コンベア67上に載せら
れた段ボール箱100を所定の高さに持しており、こ
の段ボール箱100に前記取り上げ移送装置4により長
物野菜Kが二列で詰められると、吸着パッド49の横移
動に支障のない高さまで降下させて待機する。この動作
を繰り返して行い段ボール箱100内に長物野菜Kが
定の段数積み重ねられると、箱支持装置6はその段ボー
ル箱100を降下させて製品搬送コンベア9上へ送り出
す。 【0055】長物野菜Kが取り上げられて空になった容
器15は、第1リフト装置22により降下されて戻しコ
ンベア21上へ送り出される。そしてこの戻しコンベア
21により搬送されて第2リフト装置23のコンベア3
3上へ送り込まれた容器15は、この第2リフト装置2
3により搬送コンベア20の始端部20aへ返送されて
繰り返し循環使用される。 【0056】次に、図14、図15を参照して二列詰め
から一列詰めへの箱詰パターンの切り換えを行う動作に
ついて説明する。この切り換えは、例えば操作盤(不図
示)の切り換えスイッチにより行うとこの切り換え信
号に基づきパターン切換手段としての制御装置(不図
示)から出力される制御信号により、箱支持装置6のシ
リンダ71が作動して段ボール箱100を90度水平方
向に旋回する(図9中の想像線位置)更に、上記図示
しない制御信号により二列目の保持ユニット422を
横移動させるシリンダ46の作動を休止させると共に、
一列目の保持ユニット421のみを作動可能状態とす
る。 【0057】以上のように操作盤(不図示)を操作した
後、カム板53を一列詰め用に入れ換える作業を行う。 【0058】この入れ換え作業は、取上げ移送装置4の
上部に配置されたシリンダ58によりカム板53を図2
中の想像線位置まで上昇させた後、ガイドレール55か
ら二列目用のカム板53を取り出し、このガードレール
55に一列詰め用のカム板53を押し入れる。 【0059】又、貯留装置2の容器15は図14、図1
5に示すように溝部16が13条形成されているものを
用いる。 【0060】尚、箱詰の動作は、長物野菜Kが入れられ
た容器15が1個供給された都度取り上げ移送装置6
が作動して箱詰めする。その他の動作については前記二
列詰めの動作と略同様であり説明を省略する。 【0061】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、複数の保持部を有する保持ユニットが縦方
向に所定の間隔で複数並設されると共にこれらの各保持
ユニットがパターン切換手段により予め設定される単列
の箱詰パターンと複数列の箱詰パターンとのいずれにも
対応して作動されるので、例えば単列の箱詰パターンの
場合には、パターン切換手段で、二列目の保持ユニット
を非作動状態とし、また、例えば二列の箱詰パターンの
場合には、上記パターン切換手段で二列目の保持ユニッ
トを作動状態とすることによって対応でき、単列及び複
数列の箱詰パターンに容易に対応でき長物野菜の箱詰
作業を確実且つ能力を高めることができ、しかも箱詰部
に90度旋回可能な箱支持装置を備えたので、単列又は
複数列の箱詰パターンにより容易に対応し得て汎用性を
向上させ得ると共に、各種の配列パターンに迅速に切り
換えることができる。 【0062】
【図面の簡単な説明】 【図1】箱詰装置の正面図。 【図2】図1の右側面図。 【図3】図1のA−Aに沿った断面図。 【図4】図1の平面図。 【図5】取上げ移送装置の部分詳細図。 【図6】箱詰装置のカム板の説明図。 【図7】箱支持装置の一部を省略した正面図。 【図8】同右側面図。 【図9】箱支持装置の旋回機構を示す平面図。 【図10】長物野菜の選別施設の平面図。 【図11】図10のB−Bに沿った断面図。 【図12】同平面図。 【図13】容器15の斜視図。 【図14】一列詰めを説明するための箱詰装置の平面
図。 【図15】同カム板の平面図。 【図16】図16(イ)、(ロ)は長物野菜の箱詰パタ
ーンの説明図。 【符号の説明】 1:選別コンベア B:バケット K:長物野菜 11:引出しコンベア 12:整列コンベ
ア 13:仕切り部材 15:容器 16:溝部 2:貯留装置 20:搬送コンベア 21:戻しコンベ
ア 22:第1リフト装置 23:第2リフト
装置 24:ローラ 25:容器持上げ
装置 26:シリンダ 27:ストッパ部
材 28:コンベア 29:昇降シリン
ダ 30:吸着テーブル 31:フレーム 32:シリンダ 33:コンベア 4:取上げ移送装置 40:フレーム 41:枠 421:一列目の保持ユニット 422:二列目の
保持ユニット 42a:ガイド軸 42b:ガイド軸 43a:固定ブロック 43b:移動ブロ
ック 44:平行リンク 45:ブラケット 46:シリンダ 47:スライダ 48:支持部材 49:吸着パッド 50:スライドシリンダ 51:ガイドコロ 52:レール 53:カム板 54:ガイド溝 55:ガイドレール 56:吊り部材 57:アーチ状部材 58:シリンダ 6:箱支持装置 60:ガイドフレーム 61:昇降台 62:カムフォロア 63:チェン 64:バランスウェイト 65:モータ 66:スプロケット 67:コンベア 68:旋回機構 69:スライド軸 70:支軸 71:シリンダ 72:ピニオン 73:ラック 74:支持枠 75:ガイド軸 76:軸受 77:シリンダ 78:フラップ拡開部材 79:ヒンジ 80:空箱搬送コンベア 81:配函装置 82:空箱降下装置 9:製品搬送コンベア 100:段ボール箱 101:フラップ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 貯留装置上に長物野菜の長手方向を縦方
    向に向けて該長物野菜を横方向に所定の複数並べて整列
    待機させ、該待機される複数の長物野菜を、取上げ手段
    により所定数取上げて所定の箱詰部へ移送し箱内に詰め
    る長物野菜の箱詰装置であって、 前記取上げ手段は、長物野菜を保持するための保持部が
    前記横方向に所定の複数並べられた保持ユニットを、前
    記縦方向に所定の間隔で複数並設すると共に、これらの
    各保持ユニットを予め設定されている単列の箱詰パター
    ンと複数列の箱詰パターンとのいずれにも対応して作動
    させるパターン切換手段を備え、前記箱詰部は、箱を垂
    直軸回りに90度旋回可能な箱支持装置を備え、前記パ
    ターン切換手段は、前記単列又は複数列の箱詰パターン
    のいずれかの設定に基づいて前記箱支持装置の回転を制
    御することを特徴とする長物野菜の箱詰装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008132991A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Maki Mfg Co Ltd 農産物の箱詰装置

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