JP3451499B2 - 入出力装置制御システム構成の変更処理方法 - Google Patents

入出力装置制御システム構成の変更処理方法

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JP3451499B2
JP3451499B2 JP20344394A JP20344394A JP3451499B2 JP 3451499 B2 JP3451499 B2 JP 3451499B2 JP 20344394 A JP20344394 A JP 20344394A JP 20344394 A JP20344394 A JP 20344394A JP 3451499 B2 JP3451499 B2 JP 3451499B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、上記制御機構(アプリ
ケーション)からの指示に基づき入出力装置の動作制御
を行なう変更処理方法に係り、特に、電子交換機などに
おける磁気テープ装置やファイル記憶装置、共通線信号
装置等のように、冗長構成で設けられた各入出力装置の
動作制御を行なう入出力装置制御システム構成の変更処
理方法に関する。 【0002】 【従来の技術】通信網において端末間の接続交換処理を
行なう電子交換機は、例えば電子情報通信学会編「電子
情報ハンドブック」(1988年、オーム社発行)の第
2149頁に記載のように、機能停止時の社会的影響が
大きく、冗長構成により信頼性の向上を図っており、磁
気テープ装置やファイル記憶装置、共通線信号装置等の
各入出力装置に関しても冗長構成となっている。また、
電子交換機は、蓄積プログラム制御技術を利用してお
り、そのソフトウェア構成は、交換プログラムの作成や
機能追加を容易にし、かつシステム全体をわかりやすく
して信頼性を向上させるために、上記「電子情報ハンド
ブック」の第2131頁に記載のように、分散制御技術
に基づきモジュール化構成となっている。 【0003】電子交換機においては、各入出力装置は、
データチャネル装置(DCH:data channe
l)と呼ばれる入出力装置制御システムにより、CPU
からの命令に基づき制御される。このデータチャネル装
置の動作制御に用いられるソフトウェア(プログラム)
は、バグ対処や、ハードウェアインタフェース変更など
により、更新されるが、このプログラムを更新する場
合、システムを一時停止し、更新対象のプログラムのみ
でなく、全システムファイル(プログラム)をロードし
直して、全てのソフトウェアの初期設定を行なわなけれ
ばならない。その結果、更新対象が一部のファイルであ
るにも係らず、更新に多大な時間を要してしまう。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、入出力装置の制御に用いるプロ
グラムの更新においては、一部の更新であっても、シス
テムを一時停止して、全システムファイルのロードと、
全ソフトウェアの初期設定をしなければならない点であ
る。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、
更新対象のプログラムのみのロード、および、関連する
ソフトウェアのみの初期設定だけで、入出力装置の制御
用プログラムの更新ができ、上記システムを一時停止す
ることなく、かつ短時間での更新を可能とする入出力装
置制御システム構成の変更処理方法を提供することであ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の入出力装置制御システム構成の変更処理方
法は、上位制御機構(アプリケーション1)からの指示
に基づき、機能種別ごとに冗長構成された各入出力装置
4a〜4dの動作制御を行なう入出力装置制御システム
は、上記上位制御機構からの指示に基づき、全ての上記
入出力装置に共通な制御を行なう1つの共通制御手段
該共通制御手段からの指示に基づき、同一の機能種
別の各入出力装置に共通な制御を行なう複数のドライバ
3a,3bとからなり 上記ドライバ単位での増設また
は更新を行なう場合、上記ドライバ3の新設時には、
記上位制御機構(アプリケーション1)は、新設する新
ドライバ3の起動を上記共通制御手段2に指示し、該指
示を受けた共通制御手段2は、上記上位制御機構がファ
イル名で指定した上記新ドライバ3を起動し、該起動し
た新ドライバ3は、自ドライバに固有の識別子と、上記
上位制御機構から上記各入出力装置の制御要求時に送出
されるデバイス登録システムコールに対応する処理ルー
チンのアドレスとを上記共通制御手段に送信し、上記共
通制御手段は、受信したドライバ識別子を上記上位制御
機構に返すと共に、上記デバイス登録ルーチンのアドレ
スをドライバ識別子対応にテーブル登録し、上記上位制
御機構は、受信したドライバ識別子を付与してデバイス
登録システムコールを上記共通制御手段に送出し、上記
共通制御手段は、上記上位制御機構からのドライバ識別
子に対応するデバイス登録ルーチンのアドレスを上記
ーブルから読みだし、該の新ドライバ3を起動し、
ドライバ3に、上記デバイス登録システムコールで指
示される入出力装置を割り当て、上記起動した新ドライ
バ3は、上記上位制御機構から上記各入出装置の制御要
求時に送出される各種システムコールに対応する自ドラ
イバに固有な処理ルーチンのアドレスを、上記割り当て
られた入出力装置の識別子に対応付けて、上記共通制御
手段に送出し、上記共通制御手段は、上記新ドライバ3
からの各種システムコールに対応する各処理ルーチンの
アドレスを、上記入出力装置の識別子に対応付けてテー
ブルに登録し、該入出力装置の識別子を上記上位制御機
構に送出し、上記上位制御機構は、上記入出力装置の識
別子を付与した各種システムコールにより、上記共通制
御手段および新ドライバ3に、上記入出力装置の制御を
指示し、 上記ドライバの更新時には、該入出力装置が複
数存在し、1装置が予備装置となるフォールトトレラン
スシステムに適用することにより、1装置ずつ、ドライ
バの置き替え処理を行ない、該予備装置である1装置の
停止のみで、サービスを中断することなくドライバを更
新することを特徴としている。 【0006】 【作用】本発明においては、機能種別ごとに冗長構成さ
れた各入出力装置を制御するソフトウェアを、全ての入
出力装置に共通な制御処理を行なう共通制御部と、同一
の機能種別の各入出力装置に共通な制御処理を行なうド
ライバとにモジュール分けして構成する。そして、アプ
リケーション(上位制御機構)は、共通制御部を介し
て、ドライバのロードと、ロードしたドライバの個別の
初期設定を行ない、各入出力装置を運用状態とする。こ
のことにより、例えば、旧ドライバを新ドライバに切替
る場合には、共通制御部により、新ドライバをロードし
て初期設定し、運用中の旧ドライバで管理されている入
出力装置を旧ドライバから切り離して、新ドライバ経由
での運用に移行させる。また、共通制御部において、新
/旧ドライバの双方を初期設定しておき、旧ドライバか
ら新ドライバへの変更中にシステム再開が発生した場合
には、旧ドライバで再開し、上位ソフトからドライバ変
更の完了が通知された後にシステム再開が発生した場合
には、新ドライバで再開する。このように、本発明の入
出力装置制御システムおよびその構成の変更処理方法に
おいては、入出力装置の新設に伴う増設やバグ対処等の
ための更新を、ドライバ部分のみの増設/更新で行なう
ことができる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図2は、本発明の入出力装置制御システムの
本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
本図において、1は上位制御機構としてのアプリケーシ
ョン、2、3は本発明の入出力装置制御システムを構成
する共通制御部とドライバ、4a〜4dは冗長構成の入
出力装置である。共通制御部2は、入出力装置4a〜4
dや、図示していない他の入出力装置に共通な制御処理
を行ない、ドライバ3は、各入出力装置4a〜4dに共
通な処理を行ない、共通制御部2およびドライバ3は、
それぞれ、ロード単位(ロードモジュール)とする。共
通制御部2とドライバ3からなる入出力装置制御システ
ムは、アプリケーション1からの指示に基づき、冗長構
成の各入出力装置4a〜4dの動作制御を行なうが、こ
のように、共通制御部2とドライバ3とに分けて構成す
ることにより、図1、図4〜図10で詳細を説明するよ
うに、入出力装置の新設やバグ対処等のための更新に、
効率良く対処することができる。 【0008】共通制御部2およびドライバ3は、図3に
示すように、「デバイス登録」や「デバイス開始」等の
アプリケーション1からの各種システムコールに基づ
き、ハードウェアの論理化を行ない、入出力装置4a〜
4dに対する制御を行なう。すなわち、図3に示すよう
に、デバイス登録(システムコール)に基づき、入出力
装置が論理的に生成されて装置登録される。これによ
り、入出力装置は、装置未登録の状態から、装置へのア
クセスが不可能な状態に遷移する。この状態におけるデ
バイス開始(システムコール)に基づき、入出力装置の
初期設定が行なわれる。これにより、入出力装置へのア
クセスが可能な状態となる。入出力装置の初期設定が完
了した後、デバイス制御(システムコール)を実行する
ことにより、入出力装置の動作制御が行なわれる。そし
て、デバイス終了(システムコール)に基づき、入出力
装置が停止し、さらに、デバイス削除(システムコー
ル)に基づき、入出力装置が論理的に消滅する。以下、
図1を用いて、このような入出力装置制御システムの処
理動作を詳細に説明する。 【0009】図1は、本発明に係る共通制御部の詳細構
成を示すブロック図である。本図を用いて、ドライバ3
の増設および置き換え時に必要なドライバの新設動作説
明を行なう。特に、ドライバ3の新設時における共通制
御部2とドライバ3のリンク動作について説明する。ド
ライバ3のロードおよび初期設定時に、アプリケーショ
ン1は、ドライバ3の識別子(ファイル名)を共通制御
部2に指定する。共通制御部2は、指定されたドライバ
3のファイル名より、ドライバ3の初期化ルーチンアド
レスを求め、ドライバ3の初期化を行なう。この初期化
時、ドライバ3は、共通制御部2に対して、デバイス登
録ルーチンアドレスおよびドライバ3の識別子を送出
し、共通制御部2は、これらのデバイス登録ルーチンア
ドレスとドライバ識別子を対応付けて、デバイス登録エ
ントリーテーブルに登録し、かつ、ドライバ識別子をア
プリケーション1に返却する。 【0010】アプリケーション1からのデバイス登録の
指示(デバイス登録システムコール)が入力されると、
共通制御部2は、デバイス制御テーブルを作成した後、
アプリケーション1よりデバイス登録指示と共に入力さ
れたドライバ識別子をキーとして、デバイス登録エント
リーテーブルから、当該するデバイス登録ルーチンを探
しだして起動する。そして、ドライバ3は、デバイス登
録、デバイス削除、デバイス開始、デバイス終了、デバ
イス制御の各ルーチンのエントリテーブルアドレス(ド
ライブ起動エントリテーブルアドレス)を、共通制御部
2に送出し、共通制御部2は、受信したドライブ起動エ
ントリテーブルアドレスをデバイス制御テーブルに登録
し、デバイス制御テーブルに対応した入出力装置識別子
を、アプリケーション1に返却する。 【0011】以後、アプリケーション1は、入出力装置
識別子を指定して、各種システムコールにより、デバイ
ス開始、デバイス終了、デバイス削除などを行なう。共
通制御部2では、デバイス制御テーブルを参照すること
により、当該するドライバ3を起動する。これにより、
デバイス制御テーブルにおいて、旧ドライバで登録され
た入出力装置は旧ドライバのエントリにより、また、新
ドライバで登録された入出力装置は新ドライバのエント
リにより、それぞれ、デバイス開始、デバイス終了、デ
バイス削除などが行なわれる。 【0012】図4は、本発明の入出力装置制御システム
によるドライバ増設時の処理動作例を示すシーケンス図
である。新ドライバの増設時には、先ず、上位ソフト
(アプリケーション)により新ドライバがロードされ、
上位ソフトから新ドライバのファイル名が共通制御部に
渡され、ドライバの初期設定が指示される。指示を受け
た共通制御部は、ファイル名に対応する新ドライバの初
期化ルーチンアドレスを求めて新ドライバの初期設定要
求を行なう。新ドライバは、自ドライバの識別子と、対
応するデバイス登録ルーチンのアドレスを、共通制御部
に送出する。共通制御部は、新ドライバから送られてき
たドライバ識別子とデバイス登録ルーチンアドレスを対
応付けてテーブル(デバイス登録エントリテーブル)に
登録すると共に、新ドライバ識別子を上位ソフトに送出
する。 【0013】上位ソフトは、この新ドライバ識別子を付
加して、デバイス登録を行なう。共通制御部は、デバイ
ス登録指示と共に入力される新ドライバ識別子に基づ
き、デバイス登録エントリテーブルを参照して、当該す
る新ドライバを判別し、デバイス登録を指示して、新ド
ライバでの運用を開始する。この運用において問題が生
じなければ、上位ソフトから共通制御部にドライバ登録
処理が指示された時点で、共通制御部は、新ドライバ用
に生成したデバイス登録エントリテーブルの内容を、既
存の各ドライバに関する情報が登録されているデバイス
登録エントリテーブルに追加してドライバ増設処理を終
了する。 【0014】次に、新たに設けた新ドライバに、旧ドラ
イバを置き換える動作処理を説明する。図5は、図2に
おける共通制御部による新/旧ドライバの置き換えに係
る第1の処理動作例を示す説明図である。新ドライバの
新設時には、共通制御部2は、新ドライバ用のデバイス
登録エントリテーブル(新)を、既存のデバイス登録エ
ントリテーブル(旧)とは別に生成する。この既存のデ
バイス登録エントリテーブル(旧)には、旧ドライバ用
のデバイス登録エントリが登録されている。そして、ア
プリケーション1からのドライバ切替指示によって、共
通制御部2は、新/旧のデバイス登録エントリテーブル
を切替えることにより、新/旧ドライバの切替を行な
う。このように、旧ドライバと新ドライバのそれぞれの
デバイス登録エントリを二重置きにすることにより、ド
ライバの置き換え中に新ドライブで問題が発生した場合
にも、旧ドライバへの復帰を容易に行なうことができ
る。 【0015】図6は、図2における共通制御部による新
/旧ドライバの置き換えに係る第2の処理動作例を示す
説明図である。本例は、旧ドライバの登録削除および新
ドライバの登録処理に係る動作例を示している。すなわ
ち、旧ドライバから新ドライバへの置き換えが終了した
後、アプリケーション1は、しばらく新ドライバにより
運用し、新ドライバの安定性を確認した後に、新ドライ
バの登録処理を共通制御部2に指示する。この新ドライ
バの登録処理指示に基づき、共通制御部2は、新ドライ
バ初期設定のエントリを、既存のドライバ初期設定ルー
チンエントリテーブルの旧ドライバの登録部分に上書き
して登録する。 【0016】通信システムや交換システムでは、運用
中、ソフトウェアによる不正番地へのアクセスや、輻輳
などによるリソース不足などが発生した場合、システム
再開を行なう。旧ドライバから新ドライバへの置き換え
中に不正番地アクセスなどが発生し、システム再開が行
なわれた場合には、旧ドライバにより、入出力装置の初
期設定を行なう必要があり、共通制御部2は、既存のデ
バイス登録エントリを用いて、すなわち、旧ドライバの
初期設定ルーチンで、各ドライバの初期設定を行なう。
また、ドライバの置き換えが終了した後に、システム再
開が行なわれた場合には、新ドライバの初期設定ルーチ
ンで、各入出力装置の初期設定を行なう。 【0017】図7は、本発明の入出力装置制御システム
による新/旧ドライバの置き換え処理動作例を示すシー
ケンス図である。本例は、冗長構成された複数の入出力
装置の制御を、旧ドライバから新ドライバに置き換える
ための動作例を示すものである。まず、新ドライバを増
設する。すなわち、アプリケーションにより、新ドライ
バがロードされ、新ドライバのファイル名が共通制御部
に渡され、ドライバの初期設定が指示される。指示を受
けた共通制御部は、ファイル名に対応する新ドライバの
初期化ルーチンアドレスを求めて新ドライバの初期設定
要求を行なう。新ドライバは、自ドライバの識別子と、
対応するデバイス登録ルーチンのアドレスを、共通制御
部に送出する。共通制御部は、新ドライバから送られて
きたドライバ識別子とデバイス登録ルーチンアドレスを
対応付けてテーブル(デバイス登録エントリテーブル)
に登録すると共に、新ドライバ識別子をアプリケーショ
ンに送出する。 【0018】ここまでは、図4におけるドライバの増設
と同様の処理であり、このようにして新ドライバの増設
が終了すると、次に、アプリケーションは、旧ドライバ
で動作中の一つの入出力装置の処理を他の入出力装置に
移行する。そして、アプリケーションからの指示に基づ
き、無負荷状態となった入出力装置を、旧ドライバにお
いてデバイス終了し、デバイス終了した入出力装置の旧
ドライバにおけるデバイス削除を行なう。このことによ
り、この入出力装置は論理的に消滅する。この無負荷状
態となった入出力装置を、新ドライバでデバイス登録
し、デバイス登録した入出力装置を新ドライバでデバイ
ス開始する。このようにしてデバイス登録、デバイス開
始を行なった入出力装置へ、旧ドライバで動作中の他の
一入出力装置の処理を移行する。 【0019】このように、入出力装置を旧ドライバから
切り離して、この切り離した入出力装置を、新ドライバ
に接続する処理を、旧ドライバで動作中の入出力装置の
数分だけ繰返し、旧ドライバで動作していた各入出力装
置を、順次に新ドライバでの動作に切替え、最終的に、
全ての入出力装置を新ドライバで動作させる。そして、
ドライバ登録して全ての入出力装置のドライバを旧から
新に置き換えた後、終了処理を行なう。このように、入
出力装置の新設やバグ対処等のための更新に、ドライバ
部分のみの増設/更新で対処することができる。このこ
とにより、システムサービスを中断することなく、か
つ、短時間に増設/更新を行なうことができるので、バ
グ対処やハードウェアインタフェース変更によるドライ
バの更新を効率良く行なうことができる。 【0020】図8および図9は、図7における処理によ
るドライバの置き換え処理動作を具体的に示す説明図で
ある。図8(a)においては、冗長構成の4つの入出力
装置(#0〜#3)は、旧ドライバ3aで動作中であ
る。この状態でアプリケーション1は、共通制御部2を
介して、旧ドライバを更新した新ドライバ3bをロード
する。図8(b)においては、1つの入出力装置(#
0)の処理は、他の入出力装置(#1〜#3)に移さ
れ、入出力装置(#0)は旧ドライバ3aから切り離さ
れる。この状態で、アプリケーション1は、共通制御部
2を介して、新ドライバ3bのデバイス登録とデバイス
開始を行なう。このことにより、新ドライバ3bによる
入出力装置(#0〜#3)へのアクセスが可能とする。
図8(c)においては、旧ドライバ3aから切り離され
た入出力装置(#0)を、新ドライバ3bで制御してい
る。 【0021】そして、図9(a)において、この状態で
旧ドライバ3aで動作している入出力装置(#1)の処
理が、新ドライバ3bで動作する入出力装置(#0)に
移され、入出力装置(#1)が、旧ドライバ3aから切
り離される。さらに、図9(b)においては、旧ドライ
バ3aから切り離された入出力装置(#1)を、新ドラ
イバ3bで制御する。このような切替処理を、入出力装
置(#0〜#3)の数(ここでは4)分だけ、繰返すこ
とにより、図9(c)で示すように、全ての入出力装置
(#0〜#3)を新ドライバ3bでの制御に移行させる
ことができる。このようにして、ドライバの更新を、ア
プリケーションによる処理(システムサービス)を中断
することなく行なうことができる。 【0022】図10は、本発明の入出力装置制御システ
ムによる新ドライバの異常検出時における切り戻し処理
動作例を示すシーケンス図である。本例は、ドライバの
置き換え中に、新ドライバの異常を検出し、旧ドライバ
へ切り戻す場合の動作を示すものである。ドライバの置
き換え中に新ドライバの異常があれば、まず、アプリケ
ーションは、旧ドライバの識別子を指定し、共通制御部
に、ドライバの切替要求を出す。要求を受けた共通制御
部は、デバイス登録エントリテーブルからの呼出し先
を、新ドライバから旧ドライバの識別子に変更する。 【0023】次に、アプリケーションは、新ドライバで
動作中の一つの入出力装置の処理を他の入出力装置に移
行する。そして、アプリケーションからの指示に基づき
共通制御部は、無負荷状態となった入出力装置の新ドラ
イバでのデバイス終了、および、デバイス終了した入出
力装置の新ドライバでのデバイス削除を行なう。このこ
とにより、この入出力装置は論理的に消滅する。さら
に、アプリケーションからの指示に基づき共通制御部
は、この無負荷状態となった入出力装置の旧ドライバで
のデバイス登録、および、デバイス登録した入出力装置
の旧ドライバでのデバイス開始を行なう。 【0024】このようにして旧ドライバでデバイス登
録、デバイス開始を行なった入出力装置へ、新ドライバ
で動作中の他の一入出力装置の処理を移行する。このよ
うな入出力装置の新ドライバからの切り離し、および、
この切り離した入出力装置の旧ドライバでの動作移行
を、新ドライバで動作中の入出力装置の数分だけ繰返
し、新ドライバで動作していた各入出力装置を、順次に
旧ドライバでの動作に切替えることにより、全ての入出
力装置を旧ドライバでの動作に戻すことができる。 【0025】以上、図1〜図10を用いて説明したよう
に、本実施例の入出力装置制御システムでは、各入出力
装置に共通な制御処理を行なう共通制御部と、各入出力
装置に固有の処理を行なうドライバとに分けているの
で、入出力装置の新設に伴う増設やバグ対処等のための
更新を、ドライバのみの増設/更新で行なうことができ
る。このことにより、アプリケーションによるシステム
サービスを中断することなく、かつ、短時間に更新を行
なうことができるので、バグ対処やハードウェアインタ
フェース変更によるドライバの更新を効率良く行なうこ
とができる。尚、本発明は、図1〜図10を用いて説明
した実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々変更可能である。 【0026】 【発明の効果】本発明によれば、更新対象のプログラム
のみのロード、および、関連するソフトウェアのみの初
期設定だけで、入出力装置の制御用プログラムの更新が
でき、上位システム(システムサービス)を一時停止す
ることなく、かつ短時間で、効率良く、入出力装置制御
システムの増設および更新を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る共通制御部の詳細構成を示すブロ
ック図である。 【図2】本発明の入出力装置制御システムの本発明に係
る構成の一実施例を示すブロック図である。 【図3】アプリケーションからの各種システムコールに
基づく入出力装置の状態変化を示す状態遷移図である。 【図4】本発明の入出力装置制御システムによるドライ
バ増設時の処理動作例を示すシーケンス図である。 【図5】図2における共通制御部による新/旧ドライバ
の置き換えに係る第1の処理動作例を示す説明図であ
る。 【図6】図2における共通制御部による新/旧ドライバ
の置き換えに係る第2の処理動作例を示す説明図であ
る。 【図7】本発明の入出力装置制御システムによる新/旧
ドライバの置き換え処理動作例を示すシーケンス図であ
る。 【図8】図7における処理によるドライバの置き換え処
理動作の前半部分を具体的に示す説明図である。 【図9】図7における処理によるドライバの置き換え処
理動作の後半部分を具体的に示す説明図である。 【図10】本発明の入出力装置制御システムによる新ド
ライバの異常検出時における切り戻し処理動作例を示す
シーケンス図である。 【符号の説明】 1 アプリケーション 2 共通制御部 3 ドライバ 3a 旧ドライバ 3b 新ドライバ 4a〜4d 入出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−121555(JP,A) 特開 昭63−142451(JP,A) 特開 昭56−108124(JP,A) 特開 平1−319847(JP,A) 特開 平8−6888(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 上位制御機構からの指示に基づき、機能
    種別ごとに冗長構成された各入出力装置の動作制御を行
    なう入出力装置制御システムは、上記上位制御機構から
    の指示に基づき、全ての上記入出力装置に共通な制御を
    行なう1つの共通制御手段と、該共通制御手段からの指
    示に基づき、同一の機能種別の各入出力装置に共通な制
    御を行なう複数のドライバとからなり、 上記ドライバ単位での増設または更新を行なう場合、上
    記ドライバの新設時には、上記上位制御機構は、新設す
    る新ドライバの起動を上記共通制御手段に指示し、該指
    示を受けた共通制御手段は、上記上位制御機構がファイ
    ル名で指定した上記新ドライバを起動し、該起動した新
    ドライバは、自ドライバに固有の識別子と、上記上位制
    御機構から上記各入出力装置の制御要求時に送出される
    デバイス登録システムコールに対応する処理ルーチンの
    アドレスとを上記共通制御手段に送信し、上記共通制御
    手段は、受信したドライバ識別子を上記上位制御機構に
    返すと共に、上記デバイス登録ルーチンのアドレスをド
    ライバ識別子対応にテーブル登録し、上記上位制御機構
    は、受信したドライバ識別子を付与してデバイス登録シ
    ステムコールを上記共通制御手段に送出し、上記共通制
    御手段は、上記上位制御機構からのドライバ識別子に対
    応するデバイス登録ルーチンのアドレスを上記テーブル
    から読みだし、該当する上記新ドライバを起動し、該新
    ドライバに、上記デバイス登録システムコールで指示さ
    れる入出力装置を割り当て、上記起動した新ドライバ
    は、上記上位制御機構から上記各入出装置の制御要求時
    に送出される各種システムコールに対応する自ドライバ
    に固有な処理ルーチンのアドレスを、上記割り当てられ
    た入出力装置の識別子に対応付けて、上記共通制御手段
    に送出し、上記共通制御手段は、上記新ドライバからの
    各種システムコールに対応する各処理ルーチンのアドレ
    スを、上記入出力装置の識別子に対応付けてテーブルに
    登録し、該入出力装置の識別子を上記上位制御機構に送
    出し、上記上位制御機構は、上記入出力装置の識別子を
    付与した各種システムコールにより、上記共通制御手段
    および新ドライバに、上記入出力装置の制御を指示し、 上記ドライバの更新時には、該入出力装置が複数存在
    し、1装置を予備装置とすることにより、1装置ずつド
    ライバの置き替え処理を行ない、該予備装置である1装
    置の停止のみで、サービスを中断することなくドライバ
    を更新することを特徴とする入出力装置制御システム構
    成の変更処理方法。
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