JP3449688B2 - 真偽判別印刷物及びその作製方法 - Google Patents

真偽判別印刷物及びその作製方法

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JP3449688B2
JP3449688B2 JP21992398A JP21992398A JP3449688B2 JP 3449688 B2 JP3449688 B2 JP 3449688B2 JP 21992398 A JP21992398 A JP 21992398A JP 21992398 A JP21992398 A JP 21992398A JP 3449688 B2 JP3449688 B2 JP 3449688B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新しいデザイン及
び偽造防止効果を必要とするセキュリティー印刷物、す
なわち銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カ
ード、通行券、貴重印刷物及び重要書類などの分野にお
いて、好適に使用される着色メタリックインキ及びこれ
らから形成される偽造防止、真偽判別効果を有する印刷
物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、自動車塗装用、コーティング
において消費者の価値観の多様化に伴い、新しい美粧
性、ファッション性、高級感を有する外観塗装への要求
が高まってきている。また、セキュリティーを要する重
要書類等の印刷物には新しい意匠性を持ち、偽造防止効
果の高い印刷技術が望まれている。このため、近年、干
渉マイカや酸化フレークマイカ、顔料コートアルミニウ
ムフレーク等の特殊な光輝材料をインキや塗料に配合す
ることで、観察角度によって色彩変化を生じさせるカラ
ー・フリップ・フロップ性に優れた印刷物や塗膜を得て
いる。
【0003】ここで、カラー・フリップ・フロップ性と
は、色彩の角度依存性を意味しており、塗膜面の明暗及
び色彩が見る角度に依存して変化する性質のことであ
る。特に、色の明暗が変化する性質をフリップ・フロッ
プ性、また色相が変化する性質をカラー・フリップ・フ
ロップ性といい区別している。
【0004】このような性質を示す前記特殊な光輝性材
料を利用した技術として、例えば、従来の鱗片状金属顔
料を混合したもの、表面を有色顔料で被覆した鱗片状金
属顔料(特開平2-142862号公報)、表面を酸化チタンで
被覆した干渉マイカ、表面を酸化鉄や有機顔料で被覆し
た着色マイカ等を用いたメタリック塗料、鱗片状着色ア
ルミニウム顔料とマイカを併用した塗料(特開平5-7071
9号公報)等が提案されている。
【0005】更に、特開平4-202477号公報には、雲母状
アルミニウム固溶赤色酸化鉄を配合することによって、
フリップ・フロップ性に優れた塗膜を形成できる樹脂組
成が記載されている。また、特開平7-292994号公報に
は、色調の異なる鱗片状着色顔料を複数種類組み合わせ
るか、或いは鱗片状着色金属顔料と、該顔料と色の異な
る有機顔料を組み合わせて、カラー・フリップ・フロッ
プ性に優れた塗膜を形成することができるカラー・フリ
ップ・フロップ性メタリック塗料が記載されている。
【0006】また、近年カラー・コピー機の発達に伴っ
て、本物と区別し難い精巧なコピーが可能になり、コピ
ー機による証券、小切手、銀行券等の偽造が発生してき
ている。これらの複写・偽造された印刷物は熟練した鑑
定者や特殊な鑑定装置によれば容易に贋物と鑑定し得る
が、有価証券等は種類も多くかつ広範囲に流通し、一般
の人が取り扱う機会が多い。そのため、全ての有価証券
等の真偽判別を熟練鑑定者や特殊鑑定装置に依存するこ
とは、実用的な手段ではなく、一般の人も容易且つ瞬時
に判定し得ることが望まれている。このような有価証券
等を真偽判別する方法として、最近では、前記特殊な光
輝性材料等をインキに配合することによる色彩の角度依
存性を利用しているものが多くなってきており、単に色
彩の角度依存性を利用した、従来の光輝性材料等を使用
したインキによるカラー複写防止印刷物では、簡単に偽
造されてしまう。
【0007】しかし、このような特殊な光輝材料を配合
したインキによる印刷物は、その光輝性材料自体が高価
であり、印刷物のコストを上昇させてしまう。また、こ
のような印刷物はその光輝性による色彩の角度依存性の
性質のみを利用しているものであって、類似または同種
の光輝材料を入手してインキ及び塗料等に練合すること
によって簡単に偽造されてしまう。
【0008】このようなことから、印刷物とそのカラー
・コピー物との色調差が顕著であることはもちろん、単
にその特殊な光輝性材料を入手してインキ及び塗料等に
配合しただけでは、本物の印刷物における色彩の角度依
存性を簡単に再現できないような印刷技術の開発が望ま
れていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点を解決するためになされたものであり、任意の視
認性画像を、観察角度を変えることにより、少なくとも
視認性画像の一部を現出・消去する印刷物を提供するも
のである。つまり、本物の印刷物とそのカラー複写物と
で色調差が顕著であることはもちろん、単に類似又は同
種の光輝性材料を入手しただけでは、本物と同じ角度依
存性効果が再現できない印刷物及びその作製方法を提供
することを目的とするもので、本印刷物は観察角度によ
って画像の有無を一見して判断でき、特別な装置及び熟
練鑑定者でなくとも容易に瞬時に真偽判別できる印刷物
となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材上に、任
意の階調を有する2つ以上の視認性画像と背景画像を配
置し、照明光源に対して正反射光領域の観察角度によっ
て、前記視認性画像のうち少なくとも1つの視認性画像
が認識できなくなることを特徴とする真偽判別印刷物で
あって、前記任意の階調を有する視認性画像のうち少な
くとも1つの視認性画像は、少なくとも1色以上の金属
光沢インキと、色彩の観察角度依存性の小さいインキで
構成し、残りの任意の階調を有する視認性画像と前記背
景画像は、少なくとも1色以上の金属光沢インキのみで
構成し、前記任意の階調を有する2つ以上の視認性画像
と背景画像とは異なる色彩で構成されており、前記照明
光源に対して正反射光領域で観察した場合、前記少なく
とも1色以上の金属光沢インキのみで構成した視認性画
像及び前記背景画像は、反射光量が大きくなり、色彩の
差が認識不可能になることを特徴とする真偽判別印刷物
である。
【0011】また、前記色彩の観察角度依存性の小さい
インキが、特に黒色又は墨色であることを特徴とする真
偽判別印刷物である。
【0012】また、前記金属光沢インキは、少なくとも
任意の第1の有色粉体及び金属光沢粉体を含む金属光沢
インキであって、前記第1の有色粉体及び金属光沢粉体
の成分比率が重量比で99:1から1:99の範囲にあ
ることを特徴とする真偽判別印刷物である。
【0013】また、前記金属光沢インキは、少なくとも
任意の第1の有色粉体及び前記第1の有色粉体より相対
的に粒子径の小さい第2の有色粉体並びに金属光沢粉体
を含む金属光沢インキであって、前記第1の有色粉体と
前記第2の有色粉体との成分比率が重量比で99:1か
ら1:99の範囲にあり、前記第1の有色粉体と前記第
2の有色粉体の総和である有色粉体成分並びに前記金属
光沢粉体の成分比率が重量比で99:1から1:99の
範囲にあることを特徴とする真偽判別印刷物である。
【0014】また、前記第2の有色粉体の色彩が、前記
第1の有色粉体の色と補色の関係にあることを特徴とす
る真偽判別印刷物である。
【0015】また、 前記任意の階調を有する2つ以上
の視認性画像と背景画像とで構成される画像を、カラー
・スキャナーにより任意のスクリーン線数で色分解し、
シアン(C)版、マゼンタ(M)版、イエロー(Y)
版、ブラック(B)版からなる各版面を作製し、前記作
製したブラック(B)版面の、前記任意の階調を有する
視認性画像の少なくとも1つの視認性画像及び背景画像
からブラック(B)成分を除去したブラック版(B′)
を作製し、前記シアン(C)版、マゼンタ(M)版、イ
エロー(Y)版に対して前記光輝性インキを印刷し、前
記ブラック(B′)版に対しては観察角度依存性の小さ
いインキを印刷することにより形成してなることを特徴
とする真偽判別印刷物の作製方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の真偽判別印刷物は、印刷
個所の少なくとも一部分が、金属光沢インキで1色又は
複数色以上印刷されており、かつ印刷個所の少なくとも
一部が色彩の角度依存性の小さいインキによって印刷さ
れているので、観察角度を変えることにより、印刷箇所
の少なくとも一部分の視認性画像を任意の観察角度にお
いて、消色させ非視認性画像化し、また、観察角度を変
えることにより、再び現出させ視認性化できる。
【0017】一般的な階調を有し広範囲の色彩が再現さ
れたカラー印刷物は、シアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)の色の3原色成分に、ブラック(B)を
加えた4色のインキを用いて印刷すること、すなわち、
色の減法混色の原理に基づいて色再現を行っている。
【0018】本発明は、一般的なカラー印刷物の色成分
であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)
インキ等の各色成分に対応する第1の有色粉体を配合し
たインキに金属光沢粉体を配合することで、任意の観察
角度において、印刷物に対する照明光源からの反射光量
が大きくなり、各インキの色成分であるシアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)等からの光量が相対的
に減衰し、人の目には認識されにくくなる一方、ブラッ
ク(B)インキは色彩が無く、色の角度依存性が極端に
小さいため、どの観察角度においても同程度に人の目に
認識されることを利用したものである。
【0019】また、一般的なカラー印刷物の色成分であ
るシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各
色成分に対応する第1の有色粉体を配合したインキに金
属光沢粉体を配合し、更に、第2の有色粉体として、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色成
分と補色の関係をなすレッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)に対応する透明性に優れた微粒子顔料を配
合することで、任意の観察角度において、光源からの反
射光量が大きくなり、且つ補色成分として配合したレッ
ド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の微粒子顔料
の色と、金属光沢色の合成された中間色が支配的に観察
されるようになり、各インキの元々の色成分であるシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)等からの光
量が相対的に減衰し、人の目には認識されにくくなる一
方、ブラック(B)インキは色彩が無く、色の角度依存
性が極端に小さく、どの観察角度においても同程度に人
の目に認識されることを利用したものである。
【0020】すなわち、本発明の真偽判別印刷物は、公
知の有色インキで使用されるシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)に対応する前記第1の有色粉体
と、光源に対して正反射領域で観察したとき、反射光量
を増加させる金属光沢粉体から成る1色又は複数色の
属光沢インキと、一般的に使用されるブラック(B)イ
ンキとを利用して作製した印刷物である。
【0021】また、公知の有色インキで使用されるシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に対応する
前記第1の有色粉体と前記第1の有色粉体に比較して、
相対的に粒子径が小さく、且つシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の各色成分と補色の関係をなす
レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)に対応す
る第2の有色粉体と、光源に対して正反射領域で観察し
たとき、反射光量を増加させる金属光沢粉体とから成る
1色又は複数色の金属光沢インキと、一般的に使用され
るブラックインキとを利用して作製した印刷物である。
【0022】これらの金属光沢インキとブラックインキ
で印刷した印刷物は、照明光源に対して正反射光領域以
外で観察したとき、インキの色の三原色、すなわち、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に対応し
た前記第1の有色粉体が配合された金属光沢インキによ
る印刷面では、光輝性材料による反射光量は小さく、イ
ンキの色の3原色、すなわち、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の減法混色の原理に基づいて、
階調を有する色彩が再現され、人の目に観察される。つ
まり、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)
に対応した前記第1の有色粉体がそれぞれ配合された
属光沢インキにより、ニュートラルグレーを再現するこ
とのできる網点面積率によって画像を構成するとき、す
なわち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)の網点面積率が、それぞれ50%、45%、45
%であるとき、グレー色が観測されることになり、この
グレー色は、少なくとも一部にブラックインキを含むグ
レー若しくはブラック、墨色の印刷画像と比較した場
合、十分に同程度の視認性画像として認識できる。
【0023】一方、この印刷物を照明光源に対して正反
射光領域で観察したとき、インキの色の三原色、すなわ
ち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に
対応した第1の有色粉体が配合された金属光沢インキの
印刷面では、光輝性材料による反射光量が増加するた
め、金属光沢色が支配的に観察されるようになる。又
は、前記第2の有色粉体が配合されている場合、第2の
有色粉体として配合された微粒子有色粉体と金属光沢色
とが合成された中間色が支配的に観測されるようにな
る。その結果、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)に対応した第1の有色粉体が配合された金属光
インキにより、ニュートラルグレーを再現することの
できる網点面積率によって画像を構成するとき、すなわ
ち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の
網点面積率が、それぞれ50%、45%、45%である
とき、照明光源に対して正反射光領域以外で観察する印
刷物に比較して、そのニュートラルグレーの画像では、
金属光沢色と光の3原色のレッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)の加法混色による白色光が支配的
に観察され、少なくとも一部にブラックインキを含むグ
レー若しくはブラック、墨色の印刷画像と比較すると、
相対的に認識不可能な色彩になる。
【0024】これは、シアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)のそれぞれと補色の関係をなすレッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の色成分に対応
する透明性に優れた微粒子顔料は相対的に入射光を透過
しやすく、金属光沢インキの正反射光領域の着色に影響
を与えるためである。一方、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の有色粉体は相対的に入射光を
散乱しやすく、光輝性インキの拡散反射領域の着色に影
響することに由来するためである。
【0025】
【実施例】発明の実施例を以下図面を参照して説明す。
図1及び図2は、シアン色に対応した金属光沢インキ、
すなわち金属光沢粉体とシアン顔料を配合したインキの
展色物(a)と市販のブラックインキの展色物(b)に
おける色彩の角度依存性を示したものである。変角分光
光度計GSP-1型〔村上色彩(株)〕を使用して測定し、
測定サンプルに対する光源の入射光を45°に固定し、
受光角度を−10°から70°まで変化させて測定した
ものである。
【0026】図1は、CIE-L*a*b*表色系のL*と
受光角の関係を示したグラフである。入射光角度45°
に対して、正反射光量域以外では、前記金属光沢インキ
の展色物の測定結果(1)では、L*が50から100
と相対的に小さい値を示しているが、正反射光領域にな
ると、最大で250の値を示すようになる。一方、ブラ
ックインキの展色物の測定結果(2)では、L*は角度
依存性を示しておらず常時一定値を示している。すなわ
ち、正反射光領域になると金属光沢インキはブラックイ
ンキに比較して極端に反射光量が大きくなり、目に到達
する色彩は金属光沢粉体の固有の色または白色光を示す
ようになる。
【0027】図2は、CIE-L*a*b*表色系の色相変
化を示すa*-b*の関係を示したグラフである。前記
属光沢インキによる展色物の測定結果(1′)は、観察
角度によって色相、すなわちa*及びb*が大きく変化し
ており、特に受光角45°の時に特異な変化を示してい
ることが分かる。それに比較してブラックインキによる
展色物の測定結果(2′)は、グラフの中心部で小さく
変化しており、色の角度依存性が金属光沢インキに比較
して極端に小さいことを意味している。
【0028】すなわち、ブラックインキと前記金属光沢
インキ等を利用して印刷した画像を組み合わせること
で、一見して光輝性を有して階調を有する画像を認識す
ることができる任意の有彩色画像は、照明光源に対して
正反射光領域以外で観察するときは任意の画像として認
識されるが、正反射光領域では、金属光沢及びレッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)による光の三原
色の加法混色に起因する白色光によって、インキの色の
三原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ
ー(Y)の色成分より支配的になるため、シアン
(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の色成分の
消色効果によって色彩が認識しにくくなる。
【0029】本発明で使用する金属光沢インキの物性及
び組成は次のものであり、少なくとも有色粉体及び金属
光沢粉体を含んで構成される。
【0030】本発明で使用する皮膜形成バインダーは金
属光沢粉体、第1の有色粉体及び第2の有色粉体を分散
し、印刷面を形成するものであって、その種類について
は特に制限はなく、公知の塗料用及びインキ用樹脂を用
いることができる。このような皮膜形成バインダーとし
て用いる樹脂としては、例えばアクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、アルキド樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂な
どの基本樹脂に、必要に応じてアミノ樹脂またはイソシ
アネート化合物等の架橋剤を混合して成る熱可塑性樹脂
を挙げることができる。更に、エポキシ環、オキセタニ
ル基、アクリロイル基及びメタクリロイル基を有する紫
外線すなわちUV硬化性及び電子線すなわちEB硬化性
樹脂が存在する。その他にも、常温で乾燥又は硬化させ
る2液型ポリウレタン樹脂、2液型シリコン樹脂など塗
料用樹脂等も使用できる。これらの皮膜形成バインダー
は1種類単独で使用しても良いし、2種類以上組み合わ
せて用いても良い。
【0031】前記第1の有色粉体は、本発明の偽造防止
金属光沢インキの基本色を成すものであり、各色に応
じて次のような公知の色材で構成することができる。青
色粉体としては、群青、紺青(プルシアンブルー)、コ
バルトブルー等の無機粉体及びフタロシアニン系、スレ
ン系、アゾ系、アントラキノン系のC.I.ピグメント
ブルーに属する有機顔料、また赤色粉体としては、カド
ミウムレッド、べんがら、モリブデンレッド等の無機粉
体及びアゾ系、キナクリドン系、ペリレン系、レーキレ
ッド等のC.I.ピグメントレッドに属する有機顔料、
黄色粉体としては、クロムイエロー、カドミウムイエロ
ー、チタンイエロー等の無機粉体及びキノフタロン系、
アゾ系、イソインドリン系等のC.I.ピグメントイエ
ローに属する有機顔料、紫色粉体としては、コバルト
紫、マンガン紫等の無機粉体及びオキサジン系、アゾ
系、アントラキノン系等のC.I.ピグメントバイオレ
ットに属する有機顔料、緑色粉体としては、クロムグリ
ーン、コバルトグリーン等の無機粉体及びフタロシアニ
ン系等のC.I.ピグメントグリーンに属する有機顔料
を用いることができる。偽造防止用金属光沢インキはこ
れら公知の色材に添加剤、ビヒクルを加えてインキ化し
たものである。また、これらの粉体を数色組み合わせて
任意の色調を有する色料を調整することもできる。その
他、一般の印刷で使用するオフセットインキ、グラビア
インキ等の公知の有色インキも有色材料として用いるこ
とができる。
【0032】本発明で使用する金属光沢粉体は、塗膜に
メタリック感を付与するために塗膜に配合されている公
知の鱗片状粒子を制限無く使用することができる。メタ
リック粉体の具体的なものとして、アルミニウムフレー
ク、ニッケルフレーク、チタンフレーク、ステレンス、
真鍮等の合金フレークなど金属フレークが挙げられる。
光輝性及びコストパフォーマンスを考慮すると、その中
でもアルミニウムフレークが好ましい。メタリック粉体
は市販品を使用することもでき、例えば東洋アルミ
(株)製のアルミペースト、昭和アルミパウダー(株)
のアルミペーストなどが挙げられる。また、メタリック
粉体は1種類単独で配合しても良いが、2種類以上組み
合わせて配合しても構わない。その他、一般の印刷で使
用されるオフセットインキ、グラビアインキ等の公知の
金属光沢インキもメタリック材料として用いることがで
きる。
【0033】本発明で使用する第2の有色粉体である透
明性微粒子顔料は、酸化鉄系及び複合金属酸化物系の着
色顔料から選ばれる着色顔料を用いることができる。こ
の透明性微粒子顔料は、前記第1の有色粉体より相対的
に粒子径が小さく透明性に優れているものである。好ま
しくは、粒子径が0.01〜0.1μm程度の隠蔽力の
小さい無機顔料を使用する。
【0034】金属光沢インキ及びブラックインキを用い
た印刷物作成方法は、グラビア印刷法、オフセット印刷
法、スクリーン印刷法、凹版印刷法その他公知の印刷方
法を始め、板金塗装等に用いられているスプレー方式な
ど塗膜を形成する手段であれば全てを利用できる。
【0035】本発明を更に詳細に実施例を用いて説明す
る。図3は、本実施例に用いた金属光沢インキの組成を
示すものである。市販の金属光沢オフセットインキをベ
ースとして、第1の有色粉体をフタロシアニンブルーH
〔山陽色素(株)〕、パーマネントカーミンFB〔山陽
色素(株)〕、イルガジン2GLTEイエロー(CIBA-G
EIGY)とし、各シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)の色材と補色関係をなす第2の有色粉体とし
て、それぞれダイピロキサイドTM#3220、332
0及び3410〔大日精化(株)〕を配合した金属光沢
オフセットインキ(CRS)、(MGS)及び(YB
S)を調整した。これらの3種類の金属光沢インキ(C
RS)、(MGS)及び(YBS)と市販のブラックイ
ンキ、すなわちこの実施例ではDIC社製のオフセット
ブラックインキであるトランスG(墨)を組み合わせて
印刷した。
【0036】図4は刷版用フィルムの作製工程を示した
ものであり、背景色はモスグリーンで、任意の階調を有
する2つの視認性画像は任意の幅広い色彩で示し、例え
ば、A及びBの文字を有する画像(3)をフラトベット
カラースキャナーによって、オフセット印刷において一
般的に用いられる175線(/inch)の網点を構成する
ように色分解し、各シアン(C)版(4)、マゼンタ
(M)版(5)、イエロー(Y)版(6)、ブラック
(K)版(7)用のポジ版若しくはネガ版を作製する。
但し、文字A以外の背景色及び文字Bの画像部分はブラ
ック(K)成分を除去したフィルムを作製した。次に、
シアン(C)版(4)、マゼンタ(M)版(5)、イエ
ロー(Y)版(6)、ブラック(K)版(7)の4色用
のポジ版若しくはネガ版フィルムを使用して焼き付けた
オフセット用PS版を作製した。前記作製したシアン
(C)版にはシアン(C)の色成分に対応した前記金属
光沢インキ(CRS)、マゼンタ(M)版にはマゼンタ
(M)の色成分に対応した前記金属光沢インキ(MG
S)及びイエロー(Y)版にはイエロー(Y)の色成分
に対応した前記金属光沢インキ(YBS)を、更に前記
作製した文字A以外の背景色及び文字Bの画像部分のブ
ラック(K)成分を除去したブラック(K)版には、ブ
ラックインキを使用してオフセット印刷を行った。
【0037】前記工程によって作製された図5のオフセ
ット印刷物(8)は、光源に対して正反射光領域以外で
観察すると原稿となる元の画像(3)に比較して、金属
光沢性を有し、且つ色彩の階調を有する印刷物として再
現され、人の目には背景及び文字A及びBの画像が同程
度に強調された印刷物(8)として認識されるが、光源
に対して正反射光領域で観察すると、金属光沢インキの
みによって形成された背景及び文字Bの画像部分の有彩
色が認識されにくくなり、相対的にブラックインキが存
在する文字Aの有彩色画像のみが、強調された印刷物
(9)として認識されるようになり、結果として、色彩
の観察角度依存性を有する印刷物(8)を得ることがで
きた。
【0038】図6は、本実施例の前記印刷物(8)にお
ける文字Aの画像と、文字Bの画像の拡大模式図であ
る。文字Aでは、色要素を形成する網点は、インキの色
の3原色に対応するそれぞれの金属光沢インキCRS
(10)、MGS(11)、YBS(12)及びブラッ
クインキ(13)によって全色印刷されている。一方、
文字Bでは、色要素を形成する網点は、インキの色の3
原色に対応するそれぞれの金属光沢インキCRS(1
0)、MGS(11)、YBS(12)のみで印刷され
ている。
【0039】すなわち、ある任意の角度でこの印刷物を
観察すると、背景色及び文字Bの画像は認識されるよう
になり、あたかも文字Aの画像だけが背景から浮き出し
たかのように観察され、観察角度を任意に変化させるこ
とで画像が変化する効果を示すようになる。
【0040】このように、本実施例では、各金属光沢
ンキ中に配合された金属光沢粉体、すなわちアルミニウ
ム粉体によって、印刷物を光源に対して正反射光領域で
観察する場合、反射光量が増大して観察され、各金属光
インキ中に配合された第1の有色粉体から観察される
べき拡散光に由来する色より支配的になるため、第1の
有色粉体から観察されるべき色成分が消色してしまい、
金属光沢粉体すなわちアルミニウム粉体からの銀色のみ
が観察されるようになる。また、金属光沢インキ中に配
合した前記第2の有色粉体であるレッド(R)、グリー
ン(G)、ブルー(B)の色成分が金属光沢色すなわち
アルミニウム粉体からの銀色と合成された中間色として
観察される。すなわち光の三原色であるレッド(R)、
グリーン(G)、ブルー(B)の加法混色の原理によっ
て白色光が支配的に人の目に到達するようになる。従っ
て、ブラックインキを少なくとも一部に含んで構成され
ている画像と比較して、色の三原色における減法混色の
原理によって観察されるべき色彩の相対的な消色効果を
一層向上させている。
【0041】このことによって、光源に対して正反射光
領域以外で観察されていた画像が、正反射光領域で、ブ
ラックインキを少なくとも一部に含んで構成されている
画像と比較して、相対的に消失してしまうため、一見し
てAの文字画像だけが浮き出して見える。
【0042】本実施例においては、各色の三原色に対応
する金属光沢インキ及びブラックインキによる印刷面
は、一般的なオフセット印刷で用いられる175線の網
点を形成しているが、本発明によって得られた印刷物の
色要素は網点構成だけに限るものではない。すなわち、
どのような色要素の形状に構成されたものでも人の目で
階調を有する画像として観察される画線構成であれば全
てに適応できる。例えば、色の三原色に対応する前記
属光沢インキ及びブラックインキを、微細な4本の線で
構成することによっても色として認識できるような構成
が得られる。
【0043】
【発明の効果】本発明において、シアン(C)、マゼン
タ(M)及びイエロー(Y)に対応する各有色金属光沢
インキと、ブラックインキとを組み合わせたことによっ
て得られる印刷物は、観察角度によって画像の有無を一
見して判断でき、特別な装置及び熟練鑑定者でなくても
容易に瞬時に真偽判別できる。また、カラーコピー機に
よってコピーされたものは、第1の有色顔料として配合
した粉体の色の影響が支配的になり、正反射光領域以外
で観察された印刷物と同程度の画像が再現されるので、
角度を変化させても画像の変化は認められない。従っ
て、本発明による真偽判別印刷物は、高機能のカラーコ
ピー機によって、コピーを作製しても、オリジナルと同
様な色彩の角度依存性を再現することはできず、一見し
ただけでコピー物と判断でき、真券との差別化が容易で
ある。また、金属光沢インキのため、一般的なソリッド
カラーインキに比較して、コピー機の光源からの光を、
相対的に多く反射してしまうために、印刷物全体として
完全に色調を再現することはできない。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属光沢インキ及びブラックインキによる展色
物の、CIE-L*a*b*表色系におけるL*を示すグラフ
図。
【図2】金属光沢インキ及びブラックインキによる展色
物の、CIE-L*a*b*表色系におけるa*b*を示すグラフ
図。
【図3】実施例における金属光沢インキの組成を示す
図。
【図4】実施例に用いる刷版用フィルムの作製工程を示
す図。
【図5】実施例の認識画像の観察角度依存性を示す図
【図6】実施例の拡大模式図を示す図。
【符号の説明】 1 金属光沢インキによる展色物(a)のL*の測定結
果 1′ 金属光沢インキによる展色物(a)のa*b*の測定
結果 2 ブラックインキによる展色物(b)のL*の測定結
果 2′ ブラックインキによる展色物(b)のa*b*の測定
結果 3 実施例において原稿となるA及びBの文字を有す
る画像 4 シアン版用フィルム 5 マゼンタ版用フィルム 6 イエロー版用フィルム 7 ブラック版用フィルム 8 正反射光領域以外で認識される実施例の画像 9 正反射光領域で認識される実施例の画像 10 実施例における金属光沢インキCRSの網点 11 実施例における金属光沢インキMGSの網点 12 実施例における金属光沢インキYBSの網点 13 実施例におけるブラックインキの網点

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、任意の階調を有する2つ以上
    の視認性画像と背景画像を配置し、照明光源に対して正
    反射光領域の観察角度によって、前記視認性画像のうち
    少なくとも1つの視認性画像が認識できなくなることを
    特徴とする真偽判別印刷物であって、 前記任意の階調を有する視認性画像のうち少なくとも1
    つの視認性画像は、少なくとも1色以上の金属光沢イン
    キと、色彩の観察角度依存性の小さいインキで構成し、 残りの任意の階調を有する視認性画像と前記背景画像
    は、少なくとも1色以上の金属光沢インキのみで構成
    、前記任意の階調を有する2つ以上の視認性画像と背
    景画像とは異なる色彩で構成されており、 前記照明光源に対して正反射光領域で観察した場合、前
    記少なくとも1色以上の金属光沢インキのみで構成した
    視認性画像及び前記背景画像は、反射光量が大きくな
    り、色彩の差が認識不可能になること を特徴とする真偽
    判別印刷物。
  2. 【請求項2】 前記色彩の観察角度依存性の小さいイン
    キが、特に黒色又は墨色であることを特徴とする前記請
    求項1記載の真偽判別印刷物。
  3. 【請求項3】 前記金属光沢インキは、少なくとも任意
    の第1の有色粉体及び金属光沢粉体を含み、前記第1の
    有色粉体及び金属光沢粉体の成分比率が重量比で99:
    1から1:99の範囲にあることを特徴とする前記請求
    項1又は2記載の真偽判別印刷物。
  4. 【請求項4】 前記金属光沢インキは、少なくとも任意
    の第1の有色粉体及び前記第1の有色粉体より相対的に
    粒子径の小さい第2の有色粉体並びに金属光沢粉体を含
    み、前記第1の有色粉体と前記第2の有色粉体との成分
    比率が重量比で99:1から1:99の範囲にあり、前
    記第1の有色粉体と前記第2の有色粉体の総和である有
    色粉体成分並びに前記金属光沢粉体の成分比率が重量比
    で99:1から1:99の範囲にあることを特徴とする
    前記請求項1又は2記載の真偽判別印刷物。
  5. 【請求項5】 前記第2の有色粉体の色彩が、前記第1
    の有色粉体の色と補色の関係にあることを特徴とする前
    記請求項1、2又は4記載の真偽判別印刷物。
  6. 【請求項6】 前記任意の階調を有する2つ以上の視認
    性画像と背景画像とで構成される画像を、カラー・スキ
    ャナーにより任意のスクリーン線数で色分解し、シアン
    (C)版、マゼンタ(M)版、イエロー(Y)版、ブラ
    ック(B)版からなる各版面を作製し、 前記作製したブラック(B)版面の、前記任意の階調を
    有する視認性画像の少なくとも1つの視認性画像及び背
    景画像からブラック(B)成分を除去したブラック版
    (B′)を作製し、前記シアン(C)版、マゼンタ
    (M)版、イエロー(Y)版に対して前記金属光沢イン
    キを印刷し、 前記ブラック(B′)版に対しては観察角度依存性の小
    さいインキを印刷することにより形成してなることを特
    徴とする前記請求項1、2、3、4又は5記載の真偽判
    別印刷物の作製方法。
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