JP3448915B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
- Publication number
- JP3448915B2 JP3448915B2 JP23938793A JP23938793A JP3448915B2 JP 3448915 B2 JP3448915 B2 JP 3448915B2 JP 23938793 A JP23938793 A JP 23938793A JP 23938793 A JP23938793 A JP 23938793A JP 3448915 B2 JP3448915 B2 JP 3448915B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- refrigerant
- flow velocity
- condenser
- cooling fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
と冷凍機油を使用した冷凍サイクルを備えた冷蔵庫に関
するものである。
の温度過昇を防止するために圧縮機を収納する機械室に
圧縮機冷却用ファンが設けられ、圧縮機の運転に同期し
て圧縮機冷却用ファンを駆動し、圧縮機の温度上昇を抑
えて、冷蔵庫の安定した運転が確保されていた。
例を示す冷凍回路図で、図において、(1)は冷媒ガスを
圧縮する圧縮機、(2)は圧縮機(1)から吐出された高圧冷
媒ガスを凝縮させる凝縮器、(3)は減圧装置であるキャ
ピラリチューブ、(4)は蒸発器、(5)は冷媒量調節機能を
有するヘッダ、(6)はこれらを接続し冷媒を流通させる
配管、(7)は冷媒と相互溶解性を有する冷凍機油で、圧
縮機(1)における摺動部の潤滑やシール作用を行なうも
ので、圧縮機(1)の密閉容器の底部に滞留している。(8)
はこれら圧縮機(1)、凝縮器(2)、キャピラリチューブ
(3)、蒸発器(4)、ヘッダ(5)及び配管(6)からなる冷凍サ
イクルである。
る。圧縮機(1)によって圧縮された冷媒は、凝縮器(2)に
吐出される。この時冷凍機油(7)の一部が冷媒と共に圧
縮機(1)から吐出される。圧縮機(1)から吐出された冷凍
機油(7)は冷媒と相互溶解性があるので流動性が良く、
凝縮器(2)、キャピラリチューブ(3)、蒸発器(4)、ヘッ
ダ(5)を通り、圧縮機(1)へ戻ってくる。よって冷凍機油
(7)が圧縮機(1)から無くなることはなく、正常な潤滑が
可能となる。
して冷蔵庫に色々な種類の冷媒の使用が検討されてきた
が、冷凍機油(7)と相互溶解性が悪い冷媒とを用いた場
合、配管(6)内で冷媒と冷凍機油(7)が分離して二相流を
形成し、冷媒が冷凍機油を押し流すような流動様式とな
る。そのため、圧縮機(1)から冷媒と共に吐出された冷
凍機油(7)の圧縮機(1)への環流量は、循環冷媒流速(=
流量)に依存する。即ち、循環冷媒流速が一定以上ない
と、圧縮機(1)から冷凍サイクル(8)内に持ち出された冷
凍機油は配管(6)内に滞留し、圧縮機(1)に戻りにくくな
る。
冷媒流速が小さくなり、冷凍機油(7)の滞留が生じやす
い。また小型冷蔵庫の様にストロークボリュームの小さ
な圧縮機(1)を使用する場合も循環冷媒量が小さくな
り、冷凍機油(7)が滞留する恐れがある。さらに、圧縮
機冷却用ファンの駆動によって圧縮機(1)の温度が低下
したり、低外気温時で蒸発温度が低い場合、圧縮機(1)
内に滞留する凝縮冷媒量が増し、循環冷媒流速が減ずる
ため、圧縮機(1)から持ち出された冷凍機油(7)は冷凍サ
イクル(8)の配管(6)内に滞留し、圧縮機(1)に一層戻り
にくくなり、潤滑油ぎれによる圧縮機トラブルを起こす
等の問題があった。また圧縮機(1)から持ち出された冷
凍機油(7)が熱交換器内に滞留した場合、熱交換器の伝
熱効率が低下し、冷蔵庫の冷却性能が悪化する恐れもあ
った。
では、圧縮機の運転にのみ同期させて冷却用ファンを駆
動させているため、相互溶解性が悪い冷媒と冷凍機油を
用いた場合、圧縮機の温度が低下しすぎ上述のような問
題点があった。
油を用いた場合、配管(6)中を上昇する冷媒ガスとこれ
により押し流される冷凍機油(7)との様子を説明する図
で、配管(6)の下端から冷媒ガスを流速Ugで上昇さ
せ、配管(6)の多孔質の壁から冷凍機油(7)を注入させて
できた垂直管環状対向流の流動様相を示している。配管
(6)の中を上昇して流れる冷媒ガスの速度Ugがある流
速を越えて増加すると、冷凍機油は管壁を沿う油膜とな
って自重に逆らって管壁を上昇する。この時の冷媒ガス
流速Ug'をゼロペネトレーション流速という。しかし
冷媒ガス流速Ugが小さくゼロペネトレーション流速U
g'を下回った場合、冷凍機油(7)の油膜は管壁を滑らか
に下降する。
縮機(1)から凝縮器(2)までの配管(6)に相当する。特に
凝縮器入口部では、放熱に伴ってガス密度が増し、冷媒
ガス流速が減ずるため、循環冷媒流量が減ずる低外気温
運転時に冷媒流速Ugがゼロペネトレーション流速
Ug'を下回って冷凍機油(7)の滞留が発生する可能性が
大である。
ためになされたもので、相互溶解性が悪い冷媒と冷凍機
油を用いても、低外気温時に冷凍機油が滞留することな
く、確実に圧縮機へ戻る信頼性の高い冷蔵庫を得ること
を目的とする。
の発明に係る冷蔵庫は、凝縮器の上方に直行する入口配
管内の冷媒流速を検知する冷媒流速検知手段と、この冷
媒流速検知手段の検出値が所定値以下のとき、圧縮機冷
却用ファンの駆動を停止する圧縮機冷却用ファン制御手
段とを設けたものである。
庫は、凝縮器の上方に直行する入口配管内の冷媒流速を
検知する冷媒流速検知手段と、この冷媒流速検知手段の
検出値が、予め設定された上記凝縮器の入口配管のゼロ
ペネトレーション流速値以下のとき、圧縮機冷却用ファ
ンの駆動を停止する圧縮機冷却用ファン制御手段とを設
けたものである。
庫は、圧縮機の吸入配管内の冷媒温度を検知する吸入冷
媒温度検知手段と、凝縮器内の冷媒温度を検知する凝縮
器冷媒温度検知手段と、蒸発器内の冷媒温度を検知する
蒸発器冷媒温度手段と、これら温度検知手段による検出
値が、上記凝縮器の上方に直行する入口配管内の冷媒流
速がこの入口配管のゼロペネトレーション流速値以上を
満足する、予め設定された温度範囲外のとき、圧縮機冷
却用ファンの駆動を停止する圧縮機冷却用ファン制御手
段とを設けたものである。
縮器の上方に直行する入口配管内の冷媒流速が所定値以
下になると、圧縮機冷却用ファンの駆動が停止し、圧縮
機の過冷が防止され、配管内への冷凍機油の滞留が抑制
される。
は、凝縮器の上方に直行する入口配管内の冷媒流速が、
予め設定された凝縮器の入口配管のゼロペネトレーショ
ン流速値以下になると、圧縮機冷却用ファンの駆動が停
止し、圧縮機の過冷が防止され、配管内への冷凍機油の
滞留が抑制される。
は、圧縮機の吸入配管内の冷媒温度、凝縮器内の冷媒温
度及び蒸発器内の冷媒温度が、予め設定された温度範囲
外になると、圧縮機冷却用ファンの駆動が停止し、圧縮
機の過冷が防止され、配管内への冷凍機油の滞留が抑制
される。
〜図3はこの実施例1を示し、図1は構成図、図2は制
御部のブロック線図、図3は圧縮機冷却用ファン制御動
作を説明するフローチャートである。図において、(1)
は圧縮機、(2)は凝縮器、(3)は減圧装置であるキャピラ
リチューブ、(4)は蒸発器、(5)はヘッダ、(6)は配管、
(7)は冷凍機油、(8)は冷凍サイクルで、以上は図13に
示す従来例と同様のものである。
(9)は圧縮機(1)を強制空冷する圧縮機冷却用ファン、(1
0)はファンモータ、(11)は凝縮器入口配管(6a)内の冷媒
流速を検知する冷媒流速検知手段である流速計、(12)は
冷蔵庫の制御部、(13)は制御部(12)において、流速計(1
1)の検出値が所定値以下のとき、ファンモータ(10)の駆
動を停止する圧縮機冷却用ファン制御手段、(14)は冷蔵
庫内の温度を検知する庫内温度センサ、(15)は制御部(1
2)を構成するマイクロコンピュータ(以下マイコンとい
う)である。また、この実施例では、冷媒としてHFC
−134a、冷凍機油(7)としてハードアルキルベンゼ
ン油が用いられている。
冷却用ファンの制御動作を説明する。まず、ステップ(2
1)において庫内温度センサ(14)の検出温度を取込み、ス
テップ(22)でこの検出温度と予め設定された庫内温度用
の所定の設定値と比較し、検出値が設定値より低ければ
ステップ(23)に進み圧縮機(1)を停止させるとともに、
ステップ(24)でファンモータ(10)をも停止させ、ステッ
プ(22)で検出値が設定値より高いとステップ(25)に進み
圧縮機(1)を運転させる。
計(11)の検出値を取込み、ステップ(27)でこの検出値と
予め設定された凝縮器入口冷媒流速用の所定の設定値と
比較し、検出値が設定値と等しいかまたは上回っている
場合には、ステップ(28)に進みファンモータ(10)の運転
を続行させ、検出値が設定値を下回っている場合には、
ステップ(29)に進みファンモータ(10)を停止させる。
の運転と同期して圧縮機冷却用ファン(9)を駆動させ、
圧縮機(1)の過熱を防止し、低外気温度時の連続運転等
で冷媒流速が低下し冷凍機油(7)が滞留しやすい運転条
件下になると、これを検出して圧縮機冷却用ファン(9)
を駆動を停止するようにしている。
め設定された凝縮器入口冷媒流速用の所定の設定値とし
て、凝縮器入口配管(6a)のゼロペネトレーション流速値
が使用される。このゼロペネトレーション流速値は次の
ようにして求められる。気液二相流におけるゼロペネト
レーション流速の半実験式は
次元速度 g :重力加速度=9.80665〔m/s2〕 D :管内
径〔m〕 ρl :冷凍機油密度=867〔kg/m3〕 ρg :冷
媒ガス密度〔kg/m3〕 である。Ug"を求める方法として次の4方法がある。
d-Wallsの方法
を(1)式に代入してゼロペネトレーション流速Ug'を求
める。
0.3〔ata〕程度、この時の冷媒HFC−134a
の飽和蒸気密度49.9〔kg/m3〕、冷凍機油、ハ
ードアルキルベンゼン油の密度ρlは867〔kg/m
3〕、また凝縮器入口配管(6a)の内径Dを4×10~3
〔m〕とすれば、ゼロペネトレーション流速Ug'は0.
8〔m/s〕となる。従って上記冷媒流速用の設定値
は、安全を考慮して1.2Ug'=1.0〔m/s〕とす
る。
御すれば、低外気温時でも圧縮機(1)を過冷することが
ないので、圧縮機(1)内に貯溜する冷媒(7)の増加を防
ぎ、循環冷媒流量が減少するのを確実に防止し、配管内
(6)への冷凍機油の滞留を抑制でき、圧縮機(1)への油戻
りが保たれる。なお、上記実施例では冷媒流速検知手段
として流速計を使用しているが、冷媒流量計を使用して
もよい。
〜図7は凝縮器冷媒温度及び蒸発器冷媒温度に対する凝
縮器入口冷媒流速の関係を各圧縮機吸入ガス温度につい
て示した図、図8は制御部のブロック線図、図9は圧縮
機冷却用ファン制御動作を説明するフローチャートであ
る。
(3)は減圧装置であるキャピラリチューブ、(4)は蒸発
器、(5)はヘッダ、(6)は配管、(7)は冷凍機油、(8)は冷
凍サイクル、(9)は圧縮機冷却用ファン、(10)はファン
モータ、(12)は冷蔵庫の制御部、(13)は圧縮機冷却用フ
ァン制御手段、(14)は庫内温度センサ、(15)はマイコン
で、以上は図1、図2で示した実施例1と同様のもので
ある。
配管(6b)内の冷媒温度を検知する吸入冷媒温度検知手段
である吸入管温度センサ、(17)は凝縮器(2)内の冷媒温
度を検知する凝縮器冷媒温度検知手段である凝縮器温度
センサ、(18)は蒸発器(4)内の冷媒温度を検知する蒸発
器冷媒温度手段である蒸発器温度センサである。また、
この実施例でも、冷媒としてHFC−134a、冷凍機
油(7)としてハードアルキルベンゼン油が用いられてい
る。
の上に書かれた数値は、その点の凝縮器温度T c と蒸発
器冷媒温度T e で、吸入冷媒温度が−10℃(図5)、
30℃(図6)、40℃(図7)の時の、凝縮器入口冷
媒流速値Ugの実測値を、その下の括弧内の数値は、こ
の冷媒流速値Ugと上記(1)式から算出されるゼロペネ
トレーション流速値Ug'の比Ug/Ug'をそれぞれ示
している。図中の直線Aは、Ug/Ug'=1.2(20
%の余裕度)となる点を連ねた線である。この直線Aよ
りも上の領域では冷凍機油の滞留は起こらず、直線より
も下の領域では冷凍機油の滞留が生じることを示してい
る。これらのデータが予めマイコン(15)に読込まれてい
る。
施例の圧縮機冷却用ファンの制御動作を説明する。ま
ず、ステップ(21)において庫内温度センサ(14)の検出温
度を取込み、ステップ(22)でこの検出温度と予め設定さ
れた庫内温度用の所定の設定値と比較し、検出値が設定
値より低ければステップ(23)に進み圧縮機(1)を停止さ
せるとともに、ステップ(24)でファンモータ(10)をも停
止させ、ステップ(22)で検出値が設定値より高いとステ
ップ(25)に進み圧縮機(1)を運転させる。
入管温度センサ(16)、凝縮器温度センサ(17)及び蒸発器
温度センサ(18)の検出値を取込み、ステップ(31)で、こ
れら検出値を基に予めマイコン(15)に読込まれている上
記図5〜図7のデータから冷媒流速値Ugを算出し、こ
の値がゼロペネトレーション流速値Ug'の1.2倍で
ある設定値1.2Ug'と比較し、算出された冷媒流速
値Ugが設定値1.2Ug'と等しいかまたは上回って
いる場合(設定温度範囲内)には、ステップ(28)に進み
ファンモータ(10)の運転を続行させ、下回っている場合
(設定温度範囲外)には、ステップ(29)に進みファンモ
ータ(10)を停止させる。
管、凝縮器、蒸発器の各温度センサ(16)(17)(18)からの
検出値を取り込み、冷凍機油滞留条件と比較し、滞留し
ない条件を満足すれば圧縮機(1)の運転と同期してファ
ンモータ(10)を駆動させ、滞留する条件にあればファン
モータ(10)を駆動させず、圧縮機(1)を過剰に冷却する
ことのないようにしており、上記実施例1と同様の効果
を奏する。
のブロック線図、図11は圧縮機冷却用ファン制御動作
を説明するフローチャート、図12は外気温に対する凝
縮器冷媒温度及び蒸発器冷媒温度の関係を実験的に求め
た図である。
モータ、(14)は庫内温度センサ、(15)はマイコン、(19)
は外気温度を検知する外気温度検知手段である外気温度
センサで、冷蔵庫の制御部(12)の基盤を収納する空間に
設置される。また、この実施例でも、冷媒としてHFC
−134a、冷凍機油(7)としてハードアルキルベンゼ
ン油が用いられている。
機冷却用ファンの制御動作を説明する。まず、ステップ
(21)において庫内温度センサ(14)の検出温度を取込み、
ステップ(22)でこの検出温度と予め設定された庫内温度
用の所定の設定値と比較し、検出値が設定値より低けれ
ばステップ(23)に進み圧縮機(1)を停止させるととも
に、ステップ(24)でファンモータ(10)をも停止させ、ス
テップ(22)で検出値が設定値より高いとステップ(25)に
進み圧縮機(1)を運転させる。
温度センサ(19)の検出値を取込み、ステップ(34)でこの
検出値と予め設定された外気温度用の所定の設定値と比
較し、検出値が設定値と等しいかまたは上回っている場
合には、ステップ(28)に進みファンモータ(10)の運転を
続行させ、検出値が設定値を下回っている場合には、ス
テップ(29)に進みファンモータ(10)を停止させる。
される予め設定された外気温度用の所定の設定値とし
て、凝縮器入口配管(6a)の冷媒流速がゼロペネトレーシ
ョン流速以上を満足する外気温度とする。図12はこの
設定値を求めるための実験データを示し、の2台の
冷蔵庫について、外気温度が−20℃、−15℃、−1
1℃、30℃及び50℃の場合の凝縮器温度Teと蒸発
器冷媒温度Tcをプロットしたもので、図中直線Bは吸
入冷媒温度が50℃の時に、Cは吸入冷媒温度が−15
℃の時に、凝縮器入口配管(6a)の冷媒流速Ugとゼロペ
ネトレーション流速Ug'との比Ug/Ug'=1.2
(20%の余裕度)となる点を連ねた線である。
油の滞留は起こらず、直線よりも下の領域では冷凍機油
の滞留が生じることを示している。この実験データから
外気温度が−10℃以下では、冷凍機油が滞留する可能
性が非常に高い。従って中型冷蔵庫の上記外気温度用の
設定値は、安全を考慮して0.0℃程度とする。
気温度センサ(9)からの検出値を取り込み、冷凍機油が
滞留しない外気温度条件と比較し、この条件を満足すれ
ば圧縮機(1)の運転と同期してファンモータ(10)を駆動
させ、滞留する条件にあればファンモータ(10)を駆動さ
せず、圧縮機(1)を過剰に冷却することのないようにし
ており、上記実施例1と同様の効果を奏する。さらに、
外気温度センサは、庫内の過冷却防止用ヒータの制御等
のため、従来の冷蔵庫に設置されている概存のものを流
用可能なので、上記の効果をさらに安価に得ることがで
きる。
発明によれば、凝縮器の上方に直行する入口配管内の冷
媒流速が所定値以下になると、圧縮機冷却用ファンの駆
動を停止するようにしたので、また、請求項2記載の発
明によれば、凝縮器の上方に直行する入口配管内の冷媒
流速が、予め設定された凝縮器の入口配管のゼロペネト
レーション流速値以下になると、圧縮機冷却用ファンの
駆動が停止するようにしたので、圧縮機の過冷が防止さ
れ、配管内への冷凍機油の滞留が抑制され、圧縮機への
油戻りが良く、信頼性の高い冷蔵庫が得られる効果があ
る。また、凝縮器の上方に直行する入口配管内の冷媒流
速を直接測定するようにしたので、上記滞留抑制条件が
高精度で得られ一層効果が大となる。
圧縮機の吸入配管内の冷媒温度、凝縮器内の冷媒温度及
び蒸発器内の冷媒温度が、予め設定された温度範囲外に
なると、圧縮機冷却用ファンの駆動を停止するようにし
たので、圧縮機の過冷が防止され、配管内への冷凍機油
の滞留が抑制され、圧縮機への油戻りが良く、しかも冷
媒流速計のような高価なものを使用することなく安価な
温度センサが使用できるので、安価で信頼性の高い冷蔵
庫が得られる効果がある。
動作を説明するフローチャート。
滞留条件を示す図。
滞留条件を示す図。
滞留条件を示す図。
動作を説明するフローチャート。
図。
御動作を説明するフローチャート。
媒温度の関係を実験的に求めた図。
凍回路図。
押し流される冷凍機油との様子を説明する図。
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び
これらを接続する配管を有し、相互溶解性が悪い冷媒と
冷凍機油を使用した冷凍サイクルと、上記圧縮機を冷却
する圧縮機冷却用ファンとを備えた冷蔵庫において、上
記凝縮器の上方に直行する入口配管内の冷媒流速を検知
する冷媒流速検知手段と、この冷媒流速検知手段の検出
値が所定値以下のとき、上記圧縮機冷却用ファンの駆動
を停止する圧縮機冷却用ファン制御手段とを設けたこと
を特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び
これらを接続する配管を有し、相互溶解性が悪い冷媒と
冷凍機油を使用した冷凍サイクルと、上記圧縮機を冷却
する圧縮機冷却用ファンとを備えた冷蔵庫において、上
記凝縮器の上方に直行する入口配管内の冷媒流速を検知
する冷媒流速検知手段と、この冷媒流速検知手段の検出
値が、予め設定された、上記凝縮器の入口配管の管壁を
沿う油膜の自重に逆らっての上昇を促す管中上昇冷媒ガ
ス流速値(以下ゼロペネトレーション流速値という)以
下のとき、上記圧縮機冷却用ファンの駆動を停止する圧
縮機冷却用ファン制御手段とを設けたことを特徴とする
冷蔵庫。 - 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及び
これらを接続する配管を有し、相互溶解性が悪い冷媒と
冷凍機油を使用した冷凍サイクルと、上記圧縮機を冷却
する圧縮機冷却用ファンとを備えた冷蔵庫において、上
記圧縮機の吸入配管内の冷媒温度を検知する吸入冷媒温
度検知手段と、上記凝縮器内の冷媒温度を検知する凝縮
器冷媒温度検知手段と、上記蒸発器内の冷媒温度を検知
する蒸発器冷媒温度検知手段と、これら温度検知手段に
よる検出値が、上記凝縮器の上方に直行する入口配管内
の冷媒流速がこの入口配管のゼロペネトレーション流速
値以上を満足する、予め設定された温度範囲外のとき、
上記圧縮機冷却用ファンの駆動を停止する圧縮機冷却用
ファン制御手段とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23938793A JP3448915B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23938793A JP3448915B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0791749A JPH0791749A (ja) | 1995-04-04 |
JP3448915B2 true JP3448915B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=17044032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23938793A Expired - Fee Related JP3448915B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448915B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001304705A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-10-31 | Daikin Ind Ltd | 極低温冷却システム |
JP2007248001A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍空調装置 |
JP2008145036A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気調和機およびその油戻し制御方法 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP23938793A patent/JP3448915B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0791749A (ja) | 1995-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9976783B2 (en) | Refrigeration cycle apparatus | |
US20050217292A1 (en) | Refrigeration system | |
CN100387916C (zh) | 冷却装置及冷却装置的制冷剂封入量设定方法 | |
JP2009079842A (ja) | 冷凍サイクル装置およびその制御方法 | |
JPH11304293A (ja) | 冷媒凝縮器 | |
JPH0633917B2 (ja) | 流下液膜式蒸発器 | |
JPH10122711A (ja) | 冷凍サイクル制御装置 | |
JP3484866B2 (ja) | 冷凍装置 | |
EP1150080A2 (en) | Refrigerant circulating apparatus and method of assembling a refrigerant circuit | |
JP2004156858A (ja) | 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクル装置の制御方法 | |
JP3008765B2 (ja) | 冷凍サイクル | |
JP2003097443A (ja) | 圧縮機および冷凍装置 | |
WO2017221300A1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2011012958A (ja) | 冷凍サイクル装置の制御方法 | |
JP2009186033A (ja) | 二段圧縮式冷凍装置 | |
JP3448915B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5773711B2 (ja) | 冷凍機 | |
JP2005147652A (ja) | Hvacシステム用オイル循環オブザーバ | |
JPH0835725A (ja) | 非共沸混合冷媒を用いた冷凍空調装置 | |
US20230288149A1 (en) | Refrigeration cycle apparatus and air conditioner (as amended) | |
JP3298225B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2012026645A (ja) | 冷凍装置及びそれを用いたオーガ式製氷機及びショーケース | |
WO2016207992A1 (ja) | 空気調和機 | |
JPH08136068A (ja) | 空気調和機 | |
JP6590945B2 (ja) | 冷凍装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070711 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |