JP3448736B2 - ポール用制振装置 - Google Patents

ポール用制振装置

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JP3448736B2 JP33833199A JP33833199A JP3448736B2 JP 3448736 B2 JP3448736 B2 JP 3448736B2 JP 33833199 A JP33833199 A JP 33833199A JP 33833199 A JP33833199 A JP 33833199A JP 3448736 B2 JP3448736 B2 JP 3448736B2
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健治 古田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ボール用制振装
置、特に、街灯、信号器、標識体等を支持するポールの
振動を制振するポール用制振装置に関する。 【0002】 【従来の技術】街灯等を支持するポールには、主に次の
ような問題がある。 (a)風によって生ずるカルマン渦に起因するポールの
共振によりポールが破損又は破断する。 (b)橋梁等では、交通振動、すなわち、車両の走行に
起因する路床板等の振動がその脚部からポールに入力し
て、ポールが振動することにより、ランプの寿命が大幅
に低下する、設計時に想定した照度分布が十分に確保で
きない、照明の揺れによる利用者の不安感が増大する。
このため、街灯等を支持するポールに制振装置を設ける
ことが行われている。上記制振装置は、ポールの振動エ
ネルギを他の力学的エネルギに変換・消費することによ
って、ポールの振動を制振する(抑える)ようになって
いる。 【0003】ポールに設ける制振装置としては、例え
ば、次の(1)〜(6)のようなものが提案され、これ
らの幾つかが実用化されている。 (1)チェーン式制振装置 ポールの円筒柱内に所定長さの金属製のチェーンを吊る
し、ポールが振動したときに、チェーンが振動して、こ
れが壁面に衝突して、ポールの振動エネルギを吸収す
る。 (2)鋼球式制振装置 ポールの円筒柱内に鋼球を入れた円筒容器を取り付け、
ポールが振動したときに、鋼球が振動して、これが円筒
容器の壁面に衝突して、その衝突によりポールの振動エ
ネルギを吸収する。 (3)磁石式制振装置 永久磁石と導体板とを振動時に相対的に移動可能に配設
してなる制振装置をポールに取り付け、ポールが振動し
たときに、永久磁石と導体板とが相対的に振動して、導
体板に渦電流を発生して、その渦電流の渦電流損により
振動エネルギを吸収する。 【0004】(4)衝撃質量制振装置 装置枠内に設けた水平軸に腕体の一端を回動自在に取り
付け、前記腕体の他端に錘を取り付けて振り子を形成
し、前記振り子の腕体と前記装置枠との間にスプリング
及び油圧ダンパを設けてなる制振装置をポールに取り付
け、ポールが振動したときに、振り子が振動して、その
腕体に連結したスプリング及び油圧ダンパが変形(変
位)して、この変形(変位)により振動エネルギを吸収
する。 (5)粘弾性体制振装置 複数の部材を振動時に互いに相対的に移動可能に配設
し、それらの部材間に粘弾性体層を介在させてなる制振
装置をポールに取り付け、ポールが振動したときに、複
数の部材が相対的に振動して、部材間に介在させた粘弾
性体層が変形(変位)して、その変形(変位)により振
動エネルギを吸収する。 (6)バネと粘性液体を用いる制振装置 円筒状容器内に、コイルバネを介して前記容器の底部等
に支持されかつその下部に抵抗体を備えたポールと同じ
固有周期を持つ質量体を設け、前記容器内に粘性液体を
入れて、前記抵抗体の主要部分が粘性液体中に没するよ
うにしてなる制振装置をポールに取り付け、ポールが振
動したとき、前記質量体が振動し、コイルバネが変形
(変位)し、質量体の抵抗体により粘性液体が変形(変
位)して、コイルバネ及び粘性体の変形(変位)により
振動エネルギを吸収する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記(1)のチェーン
式制振装置及び前記(2)の鋼球式制振装置は、装置が
簡単で、耐久性があるが、振動エネルギの減衰の評価
(モデル化)が困難で、微小振幅動に対する制振効果が
殆ど期待できないだけでなく、ポールの上下動に対する
制振効果も殆ど見込めない。前記(3)の磁石式制振装
置は、振幅、振動数に依存しないが、振動エネルギの減
衰の評価(モデル化)が困難であり、強い磁石を使用す
るため、重くて、コスト高となり、実用化には疑問があ
る。前記(4)の衝撃質量制振装置は、一質点系の振動
モデルを基本としているため、理論的な解明が可能であ
るが、特定の振動数帯域のみ制振効果を発揮するので、
幅広い振動数帯域に対応できる装置をつくることができ
ない。また、その制振効果がポールの振動特性により大
きな影響を受けるため、ポールの振動特性の詳細な把握
が不可欠である。さらに、大変形時等のポールのソフト
ニング等によるポールの振動特性の変化には対応できな
い。 【0006】前記(5)の粘弾性体制振装置は、振動エ
ネルギの減衰の評価(モデル化)が容易であり、減衰特
性がポールの振動特性、外乱の振動数に依存しない良さ
があるが、ポール用制振装置として、実用に供し得るも
のはまだ開発されていない。前記(6)のバネと粘性液
体を用いる制振装置は、水平方向の振動と鉛直方向の振
動とを同時に制振できるが、ポールが振動したとき、質
量体が振動して、これを支持するコイルバネが変形(変
位)し、質量体の一部を構成する抵抗体が粘液性体を変
形(変位)させて、コイルバネと粘性液体の変形(変
位)により振動エネルギを吸収するため、抵抗体の形状
や大きさを実験的に決める必要があり、その設計に多額
の費用を必要とする欠点がある。この発明の解決しよう
とする課題は、上記の(1)〜(4)及ぴ(6)の制振
装置が有していた欠点を有しないポール用制振装置を提
供すること、換言すると、鉛直方向及び水平方向の振動
の制振が可能で、広い振動数帯域の制振性能が確保で
き、構造が簡単なポール用制振装置を提供することにあ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明のポール用制振
装置は、支持体が底基体と該底基体に結合された短筒状
の覆体とを備え、支持体の底基体の上側の案内面上に移
動台が略水平な方向に移動自在に配置され、移動台が基
板と該基板の中心から離れたところに立設された複数の
案内棒とを備え、質量体がその中央部に下側に向けて開
口しかつ上側に天井部のある深い開口部を有する短い柱
状体で構成され、質量体の前記案内棒に対応する部分に
それぞれ案内孔が穿たれ、質量体の各案内孔が移動台の
各案内棒に差し込まれ、質量体が案内棒に沿って鉛直方
向に移動自在とされ、移動台と該移動台の径方向の外方
の支持体とが放射状に配された複数の水平復元バネを介
して連結され、支持体の底基体の中央に粘性体を入れた
上側の開いた容器が設けられ、移動台の基板の下側の中
央に下方に向けて突設された支持棒の下部にこれと一体
に抵抗板が設けられ、該抵抗板が前記容器内の粘性体に
粘着するように配され、油圧ダンパのシリンダの下部が
そのシリンダの中心軸線と移動台の基板の中心軸線とを
一致させて基板に固定され、前記油圧ダンパは油の入っ
たシリンダ内に挿入されたピストンのピストンロッドの
上部がシリンダの上端から突出するようにシリンダの上
部が密閉してあり、前記基板に固定したシリンダに鉛直
復元コイルバネが外嵌されてから、油圧ダンパのピスト
ンロッドの上端が質量体の開口部の天井部の取付孔に入
るように質量体が油圧ダンパに嵌められて、移動台の基
板の中央部と質量体の開口部の天井部との間に油圧ダン
パが配され、油圧ダンパのシリンダの上方の部分及びシ
リンダから上方に突出するピストンロッドの部分が前記
開口部内に納められ、油圧ダンパピストンロッドの上
が質量体の開口部の天井部に連結され、油圧ダンパ
シリンダに外嵌めされ鉛直復元コイルバネの上方の部
が油圧ダンパのシリンダ及びピストンロッドの外周面
と質量体の開口部の内周面との間の隙間に納められて、
移動台の基板と質量体の開口部の天井部との間に鉛直復
元コイルバネが装着され、移動台に支持された油圧ダン
パ、質量体、鉛直復元コイルバネ、案内棒にて鉛直制振
部が構成され、支持体、移動台、水平復元バネ、抵抗
板、容器に入れた粘性体、移動台に支持された油圧ダン
パ、質量体、鉛直復元コイルバネ、案内棒にて水平制振
部が構成されていることを特徴とするものである。 【0008】この発明の好適な形態においては、例え
ば、次の(A)〜(C)のようにする。 (A)移動台と該移動台の径方向の外方の支持体との間
に3本以上(実施例では4本)の水平復元バネを等しい
角間隔をおいて放射状に配し、各水平復元バネの径方向
外方の端を支持体に連結し、各水平復元バネの径方向内
方の端を移動台に連結して、支持体と移動台とを水平復
元バネを介して連結するようにする。各水平復元バネの
径方向内方の端は、例えば、移動台の下側の基板の中央
に取付けた油圧ダンパのシリンダ又は移動台の基板の中
央部の近傍の部分に突設した係止突片に取付ける。 (B)質量体を環状の重錘とこれを支持する支持板とで
構成し、支持板の中心軸線と重錘の中心軸線とを一致さ
れて、支持板と重錘とを結合し、重錘と支持板とからな
る質量体の中央部の開口部内に油圧ダンパのシリンダの
一部を収容し、油圧ダンパのピストンロッドを前記開口
部の天井部となる支持板の中央に固着するようにする。 (C)支持体の底基体と移動台の基板と間に、多数の鋼
球を備えた転動案内体又は減摩材等を含有する材料(金
属、合成樹脂等)からなる滑動(摺動)案内体を配設し
て、移動台を水平方向へ円滑に移動させ得るようにす
る。この発明における粘性体としては、移動台の振動
(移動)に対応した抵抗板の振動(移動)により粘性体
が変形(変位)させられたときに、この粘性体の変形
(変位)によりエネルギを消費し得る粘性体を用いる。
このような粘性体のなかで、温度の変化による性質の変
化が小さいものが適している。 【0009】 【作用】この発明のポール用制振装置は、鉛直制振部が
鉛直方向の振動を制振し、水平制振部が水平方向の振動
を制振するので、ポールに作用する全ての方向の振動を
一つのポール用制振装置で制振することができる。 【0010】 【実施例】実施例を、図1〜図7を使って詳細に説明す
る。ポール用制振装置100は、支持体10、移動台2
0、質量体30、鉛直制振部40、水平制震部50等か
ら構成されている。 【0011】支持体10は、底基体を構成する平らな円
形の底蓋12と、覆体を構成する短い円筒形の周囲壁1
1及び上蓋13とを結合して形成されている。底蓋12
又は上蓋13は、周囲壁11に取外可能に固着できるよ
うになっている。支持体10の底蓋12の上側には案内
面12aが形成され、その底蓋12の中央に平面視が円
形の浅い容器51が配され、容器51の中心と底蓋12
の中心とを一致させて、容器51が底蓋12に適宜の固
定手段で固定されている。容器51の上端の内側には内
方に向けて突出する突条部があり、この突条部の内径が
後記円板の外径よりも少々大きくなっていて、突条部の
内側が上方に開いた開口になっている。容器51内に
は、粘性体52が充填されて、その上面が底蓋12の上
側面と平行な粘性体層を形成している。 【0012】移動台20は、円筒形の周囲壁11の内径
よりも小径の平面視が円形の基板21を備え、この基板
21の下面には平面視が環状の案内環22aと多数の鋼
球22bとからなる転動案内体22が取付けられ、その
案内環22aの中心軸線と基板21の中心軸線とが一致
するようになっている。この基板21の径方向の中間位
置(中心から離れた位置)の上面には、4本の案内棒2
3が同じ角間隔をおいて基板21面に対して直角に立設
されている。基板21の中央の上側に油圧ダンパ41の
シリンダ41aが鉛直に配され、該油圧ダンパ41のシ
リンダ41aの下部がそのシリンダ41aの中心軸線と
基板21の中心軸線とを一致させて基板21に固定され
ている。油圧ダンパ41は油44を入れたシリンダ41
a内に上側からピストン41bが挿入され、そのピスト
ンロッド41の上部がシリンダ41aの上端から突出す
るように、シリンダ41aの上部が密閉されている。前
記基板21の中央の下面には、下方に向けて突出するよ
うに短い支持棒53の上端が固着され、この支持棒53
の下端にこれと一体に平面視が円形の薄い円板54が設
けられ、その薄い円板54は抵抗板を構成して、その上
面及び下面が底蓋12の上側の案内面と平行になられて
いる。 【0013】質量体30は、平面視が円環状の重錘31
とこれを支持する平面視が円形で中央に円形の凸部32
aのある支持板32とで構成され、円環状の重錘31が
支持板32の凸部32aに嵌められ、重錘31と支持板
32とがそれらの中心を一致させて適宜の手段で固定さ
れている。質量体30の重錘31及び支持板32には、
基板21に立設した4本の案内棒23に対応する位置に
案内棒23を差し込むための案内孔34が設けられてい
る。支持板32の中央の凸部32aの内側部により、質
量体30の下方に向けて開いた天井部32aのある深
い開口部33が形成され、この開口部33の天井部32
にピストンロッド41cの上端を差し込む取付孔3
5が設けられている。 【0014】上蓋13を外した状態の支持体10内に移
動台20を挿入して、その基板21の下面の支持棒53
の下端の円板54を、支持体10の底蓋12に固着した
容器51内に挿入して、円板54の上下面及び円周面を
容器51内の粘性体52に接触させ、かつ移動台20の
基板21の下側に取付けた転動案内体22の各鋼球22
bを支持体10の底蓋12の上側の案内面12aに接触
させ、支持体10内において移動台20を底蓋12の上
側の案内面12aに沿って前後左右等に移動できるよう
にする。 【0015】支持体10の周囲壁11の内側面と移動台
20の基板21に固定したシリンダ41aの外側面との
間に、前後左右に90°の角間隔をおいて同じ水平復元
バネ(コイルスプリング)55をそれぞれ放射状に配
し、各水平復元バネ55の径方向内方の端をシリンダ4
1aの下部に適宜の固定手段にて固定し、かつ各水平復
元バネ55の径方向外方の端を周囲壁11に適宜の固着
手段にて固着して、支持体10の周囲壁11と移動台2
0とを4本の水平復元バネ55を介して連結する。ポー
ル用制振装置100が水平方向に振動(移動)して、そ
の移動台20が水平方向に振動(移動)すると、水平復
元バネ55が移動台20を振動(移動)を始める前の
置に復元させるように作用する。 【0016】移動台20の基板21に固定した油圧ダン
パ40に、鉛直復元コイルバネ42を外嵌めしてから、
移動台20の4本の案内棒23が質量体30の重錘31
及び支持板32の案内孔34に差し込まれ、かつピスト
ンロッド41cの上端が質量体30の開口部33の天井
部32aの取付孔35に差し込まれるように、質量体
30を支持体10内に挿入し、ピストンロッド41cの
上端に座金を嵌め、ピストンロッド41cの上端のねじ
部にナット43をねじ込んで、ピストンロッド41cの
上端に質量体30の開口部33の天井部32aを固定
する。上記の工程を経ることにより、質量体30が油圧
ダンパ41に嵌められ、図1〜図3に示されているよう
に、油圧ダンパ41が移動台20の基板21の中央部と
質量体30の開口部33の天井部32a との間に配さ
れ、油圧ダンパ41のシリンダ41aの上方の部分及び
シリンダから上方に突出するピストンロッド41cの部
分が開口部33内に納められ、鉛直復元コイルバネ42
上方の部分がシリンダ41a及びシリンダ41aから
突出するピストンロッド41cの外周面と質量体30の
開口部33の内周面との間の隙間に納められて、移動台
20の基板21と質量体30の開口部33の天井部32
との間に鉛直復元コイルバネ42が装着される。ポ
ール用制振装置100が鉛直方向に振動(移動)して、
移動台20上の質量体30が鉛直方向に振動(移動)す
ると、鉛直復元コイルバネ42が質量体30を振動(移
動)を始める前の位置に復元させるように作用する。 【0017】街灯を支持する湾曲管ポール1は、図5に
示すように「し」の字を逆さにした形状の円筒柱体で構
成され、その曲がった部分1aの先端部に照明器3を取
付けるようになっている。図5に示すような湾曲管ポー
ル1の場合で、円筒柱体の真っ直ぐな部分の内径が大き
く外観を重んずる場合には、曲がった部分1aよりの真
っ直ぐな部分Aの円筒柱体内に、実施例のポール用制振
装置100を挿入し、その支持体10の底蓋12が略水
平になるように、その支持体10をポール1に着脱可能
に固定する。図5に示すような湾曲管ポール1の場合
で、円筒柱体の真っ直ぐな部分の内径が小さかったり内
径が大きくても外観を重んじないときには、曲がった部
分1aよりの真っ直ぐな部分Aの円筒柱体の外側に、そ
の底蓋12が略水平になるように、ポール用制振装置1
00の支持体10を着脱可能に固定する。 【0018】また、図5に示すような湾曲管ポール1の
場合には、曲がった部分1aの略水平の部分Bの円筒柱
体の外側に、その底蓋12が略水平になるように、ポー
ル用制振装置100の支持体10を着脱可能に固定する
ようにしてもよい。さらに、図5に示すように、湾曲管
ポール1の先に取り付けた照明器3の外側又は内側に、
その底蓋12が略水平になるように、ポール用制振装置
100の支持体10を着脱可能に固定するようにしても
よい。なお、真っ直ぐな部分の先が曲がっている(例え
ば゛「し」の字を逆さにした形状に曲がっている)円筒
柱体からなる湾曲管ポール1に、ポール用制振装置10
0を内装又は外装する場合には、例えば、水平制振部5
0の支持体10内の径方向に向けて配置された二つの水
平復元バネ55の中心軸線が、湾曲したポールの円筒柱
体の中心軸線を含む平面内に位置するように、その支持
体10をポール1に着脱可能に取り付ける。 【0019】街灯を支持する直管ポール2は、図6に示
すように真っ直ぐな円筒柱体で構成され、その上部に照
明器3を取り付けるようになっている。図6に示すよう
なポール2の場合で、真っ直ぐな円筒柱体の内径が大き
く外観を重んずる場合には、円筒柱体の上端より少し下
がった部分Aの円筒柱体内に、ポール用制振装置100
を挿入し、その底蓋12が略水平になるように、その支
持体10をポール2に着脱可能に固定する。図6に示す
ような直管ポール2の場合で、円筒柱体の内径が小さか
ったり内径が大きくても外観を重んじない場合には、上
端より少し下がった部分Aの円筒柱体の外側に、その底
蓋12が略水平になるように、その支持体10を着脱可
能に固定する。また、図6に示すような直管ポール2の
ようにその上端に照明器3を取り付ける場合には、照明
器3を含む部分Cの照明器3の内側又は外側に、その底
蓋12が略水平になるように、その支持体10を着脱可
能に固定する。 【0020】次に、図5及び図6に示すポール1,2の
部分Aの円筒柱体内に、実施例のポール用制振装置10
0を挿入して、その底蓋12が略水平になるようにポー
ル1,2に固定した場合のポール用制振装置100を作
用を説明する。ポール1,2が鉛直方向の振動を受ける
と、質量体30の案内孔34に移動台20の各案内棒2
3が差し込まれているため、ポール用制振装置100の
鉛直制振部50の質量体30が、前記案内棒23にて鉛
直方向に案内され、鉛直復元コイルバネ42に抗して、
前記振動に対応して鉛直方向に振動する。質量体30が
鉛直復元コイルバネ42と油圧ダンパ41とで移動台2
0の基板21に支持されているため、質量体30の鉛直
方向の振動により、振動減衰体を構成する鉛直復元コイ
ルバネ46及び油圧ダンパ41が上下方向に変位する。
そして、油圧ダンパ41及び鉛直復元コイルバネ42を
変位させるために消費されるエネルギ分だけその振動の
エネルギが吸収される。したがって、ポール1に作用す
る鉛直方向の振動が減衰される。 【0021】また、ポール1,2が水平方向の振動を受
けると、ポール用制振装置100の水平制振部50の質
量体を構成する移動台20及びこれに支持された油圧ダ
ンパ41、質量体30、鉛直復元コイルバネ42、案内
棒23、支持棒53、円板54が、移動台20の下側に
設けた転動案内体22の多数の鋼球22bと底蓋12の
上側の案内面12aとの接触により水平方向に案内さ
れ、各水平復元バネ55に抗して、ポール1,2の振動
に対応して水平方向に振動する。換言すると、移動台2
0及びこれに支持された油圧ダンパ41、質量体30
鉛直復元コイルバネ42、案内棒23、支持53、円板
54がポール1,2の振動に対応して水平方向に振動す
る。移動台20の基板21の下側に支持棒53を介して
設けた円板(抵抗板)54が、容器51内の粘性体52
内に没入して、その周囲の面が粘性体52に粘着(結
合)し、粘性体52の周囲面が容器51の内周面に粘着
(結合)しているから、移動台20が水平方向に振動す
ると、円板54が水平方向に振動して、粘性体52を変
形(変位)させ、この粘性体52の変形(変位)により
振動エネルギが消費される。従って、ポール1,2に作
用する水平方向の振動が減衰され、その振動が制振させ
られる。なお、ポール用制振装置100の鉛直制振部4
0及び水平制振部50の機能は、公知の数学的な手法に
より、容易に解析し、評価することができる。 【0022】支持体10の周囲壁11の内側面と移動台
20の基板21に固定したシリンダ41aの外側面との
間に、前後左右に90°の角間隔をおいて同じ水平復元
バネ55をそれぞれ放射状に配し、各水平復元バネ55
の径方向内方の端をシリンダ41aの下部に適宜の固定
手段にて固着し、かつ各水平復元バネ55の径方向外方
の端を周囲壁11に適宜の固着手段にて固着すると、各
水平復元バネ55の径方向内方の端よりの部分とシリン
ダ41aに外嵌めした鉛直復元コイルバネ42とが干渉
しあう恐れのある場合には、例えば、図7に示すよう
に、シリンダ41aの下部の外側に鉛直復元コイルバネ
42の充分な占有空間を空けて、移動台20の基板21
の上側に係止突片24を突設し、上記のように配した各
水平復元バネ55の径方向内方の端を上記係止突片24
に適宜の固定手段にて固着し、かつ各水平復元バネ55
の径方向外方の端を周囲壁11(移動台の径方向の外方
の支持体10)に適宜の固着手段にて固着するようにす
る。 【0023】図1及び図4に図示された実施例のポール
用制振装置100においては、シリンダ41a、支持棒
53及び円板54が一体に形成され、シリンダ41aの
下部が、移動台20の基板21の中心に穿たれた貫通孔
に嵌められ、シリンダ41aの中心軸線と基板21の中
心軸線とを一致させて、適宜の固着手段にて移動台20
の基板21に固着されている。 【0024】上記の実施例のポール用制振装置100に
おいては、移動台20の中央部に一つの油圧ダンパ41
が設けられているから、装置が簡単な構成になる。上記
の実施例のポール用制振装置100において、その短筒
状の支持体10の周囲壁11、底蓋12及び上蓋13に
は、必要に応じて、その重さ、組立の容易さ、換気等を
考慮して、必要部分に開口や切欠きを設ける場合があ
る。上記の実施例の説明においては、街灯を支持する湾
曲管ポール1又は直管ポール2にポール用制振装置10
0を取り付ける場合について説明したが、実施例のポー
ル用制振装置100は、標識体、信号器等を支持するポ
ールの制振にも使用し得るものである。 【0025】 【発明の効果】この発明のポール用制振装置は、支持体
が底基体と該底基体に結合された短筒状の覆体とを備
え、支持体の底基体の上側の案内面上に移動台が略水平
な方向に移動自在に配置され、移動台が基板と該基板の
中心から離れたところに立設された複数の案内棒とを備
え、質量体がその中央部に下側に向けて開口しかつ上側
に天井部のある深い開口部を有する短い柱状体で構成さ
れ、質量体の前記案内棒に対応する部分にそれぞれ案内
孔が穿たれ、質量体の各案内孔が移動台の各案内棒に差
し込まれ、質量体が案内棒に沿って鉛直方向に移動自在
とされ、移動台と該移動台の径方向の外方の支持体とが
放射状に配された複数の水平復元バネを介して連結さ
れ、支持体の底基体の中央に粘性体を入れた上側の開い
た容器が設けられ、移動台の基板の下側の中央に下方に
向けて突設された支持棒の下部にこれと一体に抵抗板が
設けられ、該抵抗板が前記容器内の粘性体に粘着するよ
うに配され、油圧ダンパのシリンダの下部がそのシリン
ダの中心軸線と移動台の基板の中心軸線とを一致させて
基板に固定され、前記油圧ダンパは油の入ったシリンダ
内に挿入されたピストンのピストンロッドの上部がシリ
ンダの上端から突出するようにシリンダの上部が密閉し
てあり、前記基板に固定したシリンダに鉛直復元コイル
バネが外嵌されてから、油圧ダンパのピストンロッドの
上端が質量体の開口部の天井部の取付孔に入るように質
量体が油圧ダンパに嵌められて、移動台の基板の中央部
と質量体の開口部の天井部との間に油圧ダンパが配さ
れ、油圧ダンパのシリンダの上方の部分及びシリンダか
ら上方に突出するピストンロッドの部分が前記開口部内
に納められ、油圧ダンパピストンロッドの上端が質量
体の開口部の天井部に連結され、油圧ダンパのシリンダ
に外嵌めされ鉛直復元コイルバネの上方の部分が油圧
ダンパのシリンダ及びピストンロッドの外周面と質量体
の開口部の内周面との間の隙間に納められて、移動台の
基板と質量体の開口部の天井部との間に鉛直復元コイル
バネが装着され、移動台に支持された油圧ダンパ、質量
体、鉛直復元コイルバネ、案内棒にて鉛直制振部が構成
され、支持体、移動台、水平復元バネ、抵抗板、容器に
入れた粘性体、移動台に支持された油圧ダンパ、質量
体、鉛直復元コイルバネ、案内棒にて水平制振部が構成
されているから、次の(1)〜()の効果を奏する。 (1)移動台に支持された油圧ダンパ、質量体、鉛直復
元コイルバネ、案内棒にて鉛直制振部が構成され、移動
台、鉛直制振部を構成する各部材、水平復元バネ、抵抗
板及び容器内に入れられた粘性体にて水平制振部が構成
されているから、鉛直方向及び水平方向の振動の制振が
可能であり、広い振動数帯域の制振性能を確保すること
ができ、構造が簡単であり、より安価で提供することが
できる。 (支持体が底基体と該底基体に結合された短筒状の
覆体とを備え、支持体の底基体の上側の案内面上に移動
台が略水平な方向に移動自在に配置され、移動台が基板
と該基板の中心から離れたところに立設された複数の案
内棒とを備え、質量体がその中央部に下側に向けて開口
しかつ上側に天井部のある深い開口部を有する短い柱状
体で構成され、質量体の前記案内棒に対応する部分にそ
れぞれ案内孔が穿たれ、質量体の各案内孔が移動台の各
案内棒に差し込まれ、質量体が案内棒に沿って鉛直方向
に移動自在とされ、移動台と該移動台の径方向の外方の
支持体とが放射状に配された複数の水平復元バネを介し
て連結され、支持体の底基体の中央に粘性体を入れた上
側の開いた容器が設けられ、移動台の基板の下側の中央
に下方に向けて突設された支持棒の下部にこれと一体に
抵抗板が設けられ、該抵抗板が前記容器内の粘性体に粘
着するように配され、油圧ダンパのシリンダの下部がそ
のシリンダの中心軸線と移動台の基板の中心軸線とを一
致させて基板に固定され、前記油圧ダンパは油の入った
シリンダ内に挿入されたピストンのピストンロッドの上
部がシリンダの上端から突出するようにシリンダの上部
が密閉してあり、前記基板に固定したシリンダに鉛直復
元コイルバネが外嵌されてから、油圧ダンパのピストン
ロッドの上端が質量体の開口部の天井部の取付孔に入る
ように質量体が油圧ダンパに嵌められて、移動台の基板
の中央部と質量体の開口部の天井部との間に油圧ダンパ
が配され、油圧ダンパのシリンダの上方の部分及びシリ
ンダから上方に突出するピストンロッドの部分が前記開
口部内に納められ、油圧ダンパピストンロッドの上端
が質量体の開口部の天井部に連結され、油圧ダンパのシ
リンダに外嵌めされ鉛直復元コイルバネの上方の部分
が油圧ダンパのシリンダ及びピストンロッドの外周面と
質量体の開口部の内周面との間の隙間に納められて、移
動台の基板と質量体の開口部の天井部との間に鉛直復元
コイルバネが装着されいるから、鉛直制振部の上下方向
の寸法を小さく抑えることができ、ポール用制振装置を
小型化し軽量化することができる。すなわち、鉛直復元
コイルバネの上方の部分、油圧ダンパのシリンダの上方
の部分及びシリンダから上方に突出するピストンロッド
の部分が質量体の開口部内に納められるから、移動台に
支持された油圧ダンパ、質量体、鉛直復元コイルバネ、
案内棒からなる鉛直制振部の上下方向の寸法を小さく抑
えることができ、支持体の覆体の成を小さくすることが
できる。そのうえ、本願の発明によると、油圧ダンパが
1箇ですみ、鉛直復元コイルバネも1箇ですみ、部品点
数を少なくすることができるだけでなく、鉛直制振部と
水平制振部とをコンパクトにかつバランスよくまとめる
ことができる。支持体の底基体の上側の案内面上に移動台が略水
平な方向に移動自在に配置され、移動台と該移動台の径
方向の外方の支持体とが放射状に配された複数の水平復
元バネを介して連結され、支持体の底基体の中央に粘性
体を入れた容器が設けられ、移動台の基板の下側の中央
に下方に向けて突設された支持棒の下部にこれと一体に
抵抗板が設けられ、該抵抗板が前記容器内の粘性体に粘
着するように配されているから、油圧ダンパ、質量体、
鉛直復元コイルバネ、案内棒からなる鉛直制振部を支持
した移動台が水平方向に振動することにより、移動台に
設けた抵抗板が水平方向に振動して粘性体を変形(変
位)させ、この粘性体の変形により振動エネルギを消費
させて水平方向の振動を制振させることができ、かつ前
後左右等の略水平な方向への水平制振部の移動台の移動
(振動)を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例のポール用制振装置を図2のA−A線に
沿って断面した正面図 【図2】実施例のポール用制振装置を図1のB−B線に
沿って断面した平面図 【図3】実施例のポール用制振装置を図1のC−C線に
沿って断面した平面図 【図4】実施例の油圧ダンパ等を取付けた移動台を図3
のD−D線に直角な矢印方向からみた移動台の正面図 【図5】実施例のポール用制振装置の湾曲管ポールへの
取付位置を示す正面図 【図6】実施例のポール用制振装置の直管ポールへの取
付位置を示す正面図 【図7】実施例の他のポール用制振装置の図3と同様の
平面図 【符号の説明】 100 ポール用制振装置 1,2 ポール 3 照明器 10 支持体 11 周囲壁 12 底蓋 12a 案内面 13 上蓋 20 移動台20 21 基板 22 転動案内体 22a 案内環 22b 鋼球 23 案内棒 24 係止突片 30 質量体 31 重錘 32 支持板 32a 凸部 32a 天井部 33 開口部 34 案内孔 35 取付孔 40 鉛直制振部 41 油圧ダンパ 41a シリンダ 41b ピストン 41c ピストンロッド 41d 油 42 鉛直復元コイルバネ 43 ナット 50 水平制振部 51 容器 52 粘性体 53 支持棒 54 円板(抵抗板) 55 水平復元バネ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−232503(JP,A) 特開 昭63−76932(JP,A) 特開 平8−100546(JP,A) 特開 平3−144137(JP,A) 実開 平4−64636(JP,U) 実開 昭64−20554(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】支持体が底基体と該底基体に結合された短
    筒状の覆体とを備え、支持体の底基体の上側の案内面上
    に移動台が略水平な方向に移動自在に配置され、移動台
    が基板と該基板の中心から離れたところに立設された複
    数の案内棒とを備え、質量体がその中央部に下側に向け
    て開口しかつ上側に天井部のある深い開口部を有する短
    い柱状体で構成され、質量体の前記案内棒に対応する部
    分にそれぞれ案内孔が穿たれ、質量体の各案内孔が移動
    台の各案内棒に差し込まれ、質量体が案内棒に沿って鉛
    直方向に移動自在とされ、移動台と該移動台の径方向の
    外方の支持体とが放射状に配された複数の水平復元バネ
    を介して連結され、支持体の底基体の中央に粘性体を入
    れた上側の開いた容器が設けられ、移動台の基板の下側
    の中央に下方に向けて突設された支持棒の下部にこれと
    一体に抵抗板が設けられ、該抵抗板が前記容器内の粘性
    体に粘着するように配され、油圧ダンパのシリンダの下
    部がそのシリンダの中心軸線と移動台の基板の中心軸線
    とを一致させて基板に固定され、前記油圧ダンパは油の
    入ったシリンダ内に挿入されたピストンのピストンロッ
    ドの上部がシリンダの上端から突出するようにシリンダ
    の上部が密閉してあり、前記基板に固定したシリンダに
    鉛直復元コイルバネが外嵌されてから、油圧ダンパのピ
    ストンロッドの上端が質量体の開口部の天井部の取付孔
    に入るように質量体が油圧ダンパに嵌められて、移動台
    の基板の中央部と質量体の開口部の天井部との間に油圧
    ダンパが配され、油圧ダンパのシリンダの上方の部分
    びシリンダから上方に突出するピストンロッドの部分が
    前記開口部内に納められ、油圧ダンパピストンロッド
    の上端が質量体の開口部の天井部に連結され、油圧ダン
    のシリンダに外嵌めされ鉛直復元コイルバネの上方
    の部分が油圧ダンパのシリンダ及びピストンロッドの外
    周面と質量体の開口部の内周面との間の隙間に納められ
    て、移動台の基板と質量体の開口部の天井部との間に鉛
    直復元コイルバネが装着され、移動台に支持された油圧
    ダンパ、質量体、鉛直復元コイルバネ、案内棒にて鉛直
    制振部が構成され、支持体、移動台、水平復元バネ、抵
    抗板、容器に入れた粘性体、移動台に支持された油圧ダ
    ンパ、質量体、鉛直復元コイルバネ、案内棒にて水平制
    振部が構成されていることを特徴とするポール用制振装
    置。
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