JP3448421B2 - トリマーを有する電気かみそり - Google Patents

トリマーを有する電気かみそり

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JP3448421B2
JP3448421B2 JP07354796A JP7354796A JP3448421B2 JP 3448421 B2 JP3448421 B2 JP 3448421B2 JP 07354796 A JP07354796 A JP 07354796A JP 7354796 A JP7354796 A JP 7354796A JP 3448421 B2 JP3448421 B2 JP 3448421B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ摘に連動
してトリマーが開閉される電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】トリマーをスイッチ摘に連動させる電気
かみそりは、スイッチ摘で内刃とトリマーの両方を操作
できるので、便利に使用できる。このタイプの電気かみ
そりは、スイッチ摘を降下させた状態では、電源スイッ
チがオフとなり、トリマーは折り畳まれる。スイッチ摘
を一段上昇させると、電源スイッチがオンになって内刃
が振動され、トリマーは折り畳み状態にある。さらに、
スイッチ摘を上昇させると、電源スイッチはオン状態に
あってトリマーが開かれて、トリマーが使用できる状態
となる。
【0003】このことを実現する電気かみそりの構造を
図1の分解斜視図と、図2のケースを開いた平面図に示
す。この図の電気かみそりは、トリマー6を、トリマー
開閉リンク5の先端に連結している。トリマー開閉リン
ク5は、横に長いスリット5Aがあって、このスリット
5Aにレバー4の一方のピン4Aを案内している。レバ
ー4はL字状に形成されており、他方のピン4Bは、ス
イッチ支持板3のスリット3Aに案内されている。レバ
ー4の中間部は軸孔4Cがあって本体ケース1に回転で
きるように連結されている。
【0004】スイッチ支持板3のスリット3Aは上から
第1直線部3a、第1傾斜部3b、第2直線部3c、第
2傾斜部3dの4辺で構成されている。スイッチ支持板
3は、スイッチ摘2を最も下方に位置するとき、レバー
4の他方のピン4Bが、第1直線部3aの上端に位置す
る。スイッチ摘2を1段スライドして上昇させると、レ
バー4のピン4Bは、第1直線部3aの下端まで移動す
るが、このときレバー4はまだ回転しない。スイッチ摘
2をもう一段スライドして上に移動させると、他方のピ
ン4Bは、第1傾斜部3bの下端まで移動する。このと
き、レバー4は回転を開始して、一方のピン4Aが、ト
リマー開閉リンク5のスリット5Aを横にスライドしな
がら、トリマー開閉リンク5を上に押し上げる。トリマ
ー開閉リンク5が押し上げられると、トリマー6が押さ
れて突出するようになっている。
【0005】さらに、トリマー6の刃先を掃除したいと
きなど、3段目のスライド操作をすると、他方のピン4
Bは、第2直線部3cの下端まで移動する。このとき、
トリマー6は突出した状態を保持している。スイッチ支
持板に第2傾斜部を設けない電気かみそりは、トリマー
を起こした状態で掃除した後、誤ってトリマーを手で倒
そうとすると、レバーやトリマー開閉リンクに余計な応
力が加えられて破損することがある。この図の電気かみ
そりは、この弊害を防止するために、スイッチ支持板3
に第2傾斜部3dを設けている。第2傾斜部3dのある
電気かみそりは、トリマー6を起こした状態で掃除した
後、無理矢理トリマー6を倒しても、レバー4の他方の
ピン4Bが第2傾斜部3d上をスライドして、レバー4
にかかる応力を逃がす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これ等の図に示す電気
かみそりは、本体ケース1をスリムに設計するのが難し
い。それは、本体ケース1の内面に、トリマー開閉リン
ク5とスイッチ支持板3とを配設すると共に、これ等に
ラップさせる状態でレバー4を配設し、レバー4の両端
に設けたピンを、トリマー開閉リンク5とスイッチ支持
板3のスリットに案内するからである。さらに、図1に
示す構造の電気かみそりはロックボタン7の幅を広くす
るのが難しく、小さいロックボタン7を設けることにな
る。ロックボタン7を幅広にできないのは、ロックボタ
ン7の左にスリットを設けているからである。
【0007】本発明は、さらにこのような欠点を解決す
ることを目的に開発されたものである。本発明の重要な
目的は、本体ケースをスリムに設計できると共に、トリ
マーを連動させる機構を簡単にできる電気かみそりを提
供することにある。さらに、本発明の他の大切な目的
は、必要ならばロックボタンを幅広にして操作しやすく
できる電気かみそりを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
される電気かみそりは、本体ケース1と、この本体ケー
ス1の表面にスライド自在に配設されるスイッチ摘2
と、このスイッチ摘2に連結されて、本体ケース1の内
面に沿ってスライド自在なスイッチ支持板3と、このス
イッチ支持板3に設けられたスリット3Bに案内される
ピン4Dを有し、それ自体は本体ケース1の内面に回動
できるように装着されているレバー4と、このレバー4
のピン4Dがスリット5Aに案内されて、スイッチ支持
板3で本体ケース1の内面に往復運動されてトリマー6
を開閉させるトリマー開閉リンク5とを備える。
【0009】この構造の電気かみそりは、スイッチ摘2
を操作してスイッチ支持板3を往復運動させると、スイ
ッチ支持板3の移動が、ピン4Dとスリット3B、5A
を介してトリマー開閉リンク5に伝達される。トリマー
開閉リンク5が上下に移動されると、トリマー6が開閉
される。
【0010】さらに、本発明の電気かみそりは、トリマ
ー開閉リンク5とスイッチ支持板3を、スリット5A、
3Bのある部分をスイッチ支持板3の厚み方向において
重なるように配設している。重なり部に設けられたトリ
マー開閉リンク5とスイッチ支持板3の両方のスリット
5A、3Bに、レバー4に設けた単一のピン4Dを摺動
できるように案内している。スイッチ摘2でスイッチ支
持板3が移動されると、レバー4のピン4Dを介してト
リマー開閉リンク5が上下に移動されて、トリマー6が
開閉されるように構成される。
【0011】さらに、本発明の請求項2に記載する電気
かみそりは、スイッチ支持板3に、本体ケース1を貫通
するロックボタン7を設けている。ロックボタン7は、
スイッチ摘2が間違って移動するのを阻止する。ロック
ボタン7は、プラスチック製のスイッチ支持板3に一体
成形され、本体ケース1の内面に係止されて、スイッチ
摘2を定位置に停止させる。ロックボタン7が本体ケー
ス1の外部から押されると、ロック状態が解除されて、
スイッチ摘2をスライドできる。ロックボタン7の幅を
広くするために、スイッチ支持板3のスリット3Bとレ
バー4をケースの側部に配設している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するための電気かみそり
を例示するものであって、本発明はトリマーを有する電
気かみそりを下記のものに特定しない。
【0013】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
【0014】図3と図4に示す電気かみそりは、本体ケ
ース1を2分割して、本体ケース1Aと本体ケース1B
とで構成している。本体ケース1の上部には、外刃ホル
ダー8を着脱できるように装着している。外刃ホルダー
8は、外刃をアーチ状に取り付けている。
【0015】電気かみそりの本体ケース1の内部は、図
5に示すように、回路部品(図示せず)を実装したプリ
ント基板9と、ニッケル−カドミウム電池10と、モー
ター11と、モーター11で往復運動される振動子12
を内蔵している。モーター11の回転軸には偏心カム1
3が設けられている。偏心カム13は、コンロッド14
を介して振動子12に連結されている。振動子12は上
方にシャフト15が突出しており、シャフト15に内刃
16が連結される。内刃16は、図示しないが、本体ケ
ース1に外刃ホルダー8を装着したときに、ちょうど外
刃の内面と圧接するように、刃圧スプリングによって上
方に向かってバネで付勢されている。
【0016】プリント基板9は、電池の充電やモーター
の回転を制御する回路等が実装されている。電気かみそ
り本体の下端には、充電プラグを連結する電源ピン17
が設けられており、ここに充電用のコードを接続して、
商用交流電源で電池が充電される。なお、本体ケース1
の正面には、図示しないが電池の充電中を表示するラン
プが設けられている。
【0017】さらに、電気かみそりは、図6と図7に示
すように、本体ケース1の側面に開閉できるようにトリ
マー6を設けている。トリマー6は、図示しないが、固
定刃と可動刃と振動子に連結されて可動刃を往復運動さ
せるトリマー駆動軸と、可動刃を固定刃に圧接させるバ
ネとを備えている。トリマー6は、使用しないときに
は、図6に示すように、本体ケース1に沿って折り畳ま
れて収納される。トリマー6が使用されるときは、図7
に示すように、刃先が起きるように本体ケース1からほ
ぼ直角に突出する。
【0018】トリマー6は、本体ケース1に上下に移動
できるように装着されているトリマー開閉リンク5で開
閉される。トリマー開閉リンク5が降下されると、トリ
マー6は折り畳まれ、トリマー開閉リンク5が上昇され
ると本体ケース1から開かれて突出する。
【0019】トリマー開閉リンク5は、スイッチ摘2で
上下に移動される。図6と図7に示す電気かみそりは、
本体ケース1の正面に、上下に3段階にスライドできる
スイッチ摘2を設けている。スイッチ摘2は、本体ケー
ス1の表面にスライドできるように配設される。このス
イッチ摘2に連結されて、本体ケース1の内面には、ス
ライドできるようにスイッチ支持板3を配設している。
【0020】スイッチ支持板3の分解斜視図を図8に、
正面図を図9に示す。これ等の図に示すスイッチ支持板
3はプラスチック製で、ロックボタン7を一体成形して
いる。ロックボタン7は、スイッチ支持板3に一体成形
され、弾性変形できるように、弾性アーム18を介して
スイッチ支持板3に連結されている。このロックボタン
7は、スイッチ支持板3の表面から突出する形状に成形
されて、スイッチ摘2に設けた貫通スリット2Aからス
イッチ摘2の表面に突出している。また、ロックボタン
7は、左右に延長された横に細長い形状をしている。ロ
ックボタン7は、スイッチ摘2を最下段まで降下させた
状態では、ロック部7Aを本体ケース1の内面に設けら
れた係止部に係止して、スイッチ摘2のスライド動作を
ロックする。本体ケース1は、図示しないが、ロックボ
タン7のロック部7Aを係止する係止部を本体ケース1
の内面に設けている。
【0021】スイッチ摘2の表面に突出しているロック
ボタン7が押されると、ロック状態が解除されてスイッ
チ摘2を上方にスライドできるようになる。したがっ
て、スイッチ摘2は、最下段から上昇させるときに、ロ
ックボタン7を押してスイッチ摘2を上昇させる。
【0022】図に示すスイッチ摘2は、3段階にスライ
ドできるように本体ケース1に装着されている。スイッ
チ摘2は、最も降下された位置で、電源をオフとする。
一段上方へスライドすると電源がオンされて内刃が往復
運動を始め、主刃の使用状態となる。なお、このときト
リマー6は閉じたままで、非使用状態となっている。次
にスイッチ摘2が二段目に上昇されると、トリマー6が
突出すると共に、トリマー駆動軸が振動子に連結されて
トリマー6が駆動される。なお、主刃も駆動した状態を
続ける。そしてスイッチ摘2を三段目まで上昇させる
と、電源がオフされるがトリマー6は突出した状態を保
持する。従って、この状態でトリマー6の刃先を掃除し
やすくなっている。
【0023】スイッチ摘2は、図10に示すような本体
ケース1を貫通する連結爪20を介して、スイッチ支持
板3に連結されている。スイッチ摘2はプラスチック
で、連結爪20を一体成形している。連結爪20は、ス
イッチ摘2の裏面に突出して設けられており、先端をフ
ック状に成形している。この形状の連結爪20は、本体
ケース1に開口されたスリットを貫通して、スイッチ支
持板3の係合孔21に連結される。連結爪20によっ
て、スイッチ摘2とスイッチ支持板3が連結され、一体
となって上下にスライドされる。なお、スイッチ支持板
3は、電気接片22を固定している。電気接片22は、
プリント基板9を摺動して、電源をオンまたはオフに切
り換える。
【0024】スイッチ支持板3は、第1弾性脚23と、
第2弾性脚24とを有し、それぞれの弾性脚は先端に凸
部を設けている。第1弾性脚23は、図10〜図13に
示すように、スイッチ支持板3が上昇されると、第1節
度ボス25と、第2節度ボス26に係止されて、スイッ
チ支持板3を定位置に停止させる。第1弾性脚23は下
方へ突出し、第2弾性脚24は上方へ突出して設けられ
ている。第1弾性脚23と第2弾性脚24は、スイッチ
支持板3を最も降下させた状態から、一段、二段、三段
上昇させた位置に停止される。
【0025】スイッチ支持板3は、図8と図9に示すよ
うに、レバー4のピン4Dを案内するスリット3Bを左
端の上部に開口している。スリット3Bは、第1上下部
3eと、左右部3fと、第2上下部3gと、傾斜部3h
とからなり、これ等の部分は互いに連結されている。ピ
ン4Dが第1上下部3eと第2上下部3gに案内される
とき、スイッチ支持板3が上昇されても、ピン4Dは移
動しない。ピン4Dがスリット3Bに沿って相対的に下
方に移動されるからである。ピン4Dが、左右部3fに
沿って移動するときに、レバー4が回動される。ピン4
Dがスリット3Bの左右部3fで押し上げられるからで
ある。傾斜部3hは、スイッチ支持板3を停止させる状
態で、トリマー開閉リンク5を無理に押し下げたとき
に、レバー4を回動させてピン4Dを案内する軌跡に設
けられている。
【0026】スリット3Bは、第1上下部3eの下端を
右に直角に曲げて左右部3fとし、左右部3fの右端か
ら下方に第2上下部3gを延長し、第2上下部3gの下
端に傾斜部3hを設けている。傾斜部3hは、レバー4
が回転するとき、ピン4Dが移動する軌跡に設けられて
いる。
【0027】トリマー開閉リンク5は、左右横方向に延
長してスリット5Aを設けている。トリマー開閉リンク
5はスイッチ支持板3と本体ケース1との間に配設され
る。トリマー開閉リンク5を、スイッチ支持板3と本体
ケース1との間に配設するために、スイッチ支持板3
は、図8に示すように、トリマー開閉リンク5を配設す
る部分を段差ができる形状に折曲している。
【0028】トリマー開閉リンク5とスイッチ支持板3
のスリット5A、3Bは、レバー4の一端に設けた単一
のピン4Dを挿入して案内する。したがって、トリマー
開閉リンク5とスイッチ支持板3は、スリット5A、3
Bを設けた部分をラップ状態として本体ケース1に収納
している。
【0029】レバー4は、左上の端部を、本体ケース1
の内面に回転できるように回転軸4Eを介して装着して
いる。レバー4は、右下の端部に設けたピン4Dを、ス
イッチ支持板3とトリマー開閉リンク5のスリット3
B、5Aに案内している。
【0030】以上の構造の電気かみそりは、スイッチ摘
2を上昇させると、スイッチ支持板3とトリマー開閉リ
ンク5とレバー4が、図10〜図13に示すように移動
する。 スイッチ摘2を最も降下させた状態 スイッチ摘2がこの位置にあると、図10に示すよう
に、スイッチ支持板3が最も降下された位置にあり、ト
リマー開閉リンク5も降下位置にある。トリマー開閉リ
ンク5が降下位置にあるので、トリマー6は本体ケース
1と平行な姿勢に折り畳まれる。このとき、レバー4の
ピン4Dは、スイッチ支持板3に設けたスリット3Bの
第1上下部3eの上端に位置し、かつ、トリマー開閉リ
ンク5に設けたスリット5Aの左端に位置する。この状
態で、スイッチ支持板3に固定された電気接片22は、
プリント基板9に設けた接点から離れて電源スイッチを
オフにする。すなわち、モーターの回転は停止される。
【0031】 スイッチ摘2を一段上昇させた状態 スイッチ摘2がこの位置に上昇されると、図11に示す
ように、スイッチ支持板3も一段上昇された位置に移動
する。このとき、レバー4のピン4Dは、スイッチ支持
板3に設けたスリット3Bの第1上下部3eを下方に移
動するので、レバー4は回転しない。レバー4が回転し
ないので、トリマー開閉リンク5は上昇されない。すな
わち、スイッチ摘2を一段上昇させても、レバー4とト
リマー開閉リンク5は移動しない。このため、トリマー
6は、本体ケース1と平行に折り畳まれた状態を保持す
る。スイッチ支持板3は一段上昇されて、電源スイッチ
をオンにする。電源スイッチがオンとなって、モーター
が回転され、内刃は振動される。この状態は、トリマー
6を使用しないで、内刃と外刃からなる主刃を使用して
髭剃りする。
【0032】 スイッチ摘2を二段上昇させた状態 スイッチ摘2がこの位置に上昇されると、図12に示す
ように、スイッチ支持板3も二段上昇される。スイッチ
支持板3がこの位置に移動するとき、レバー4のピン4
Dは、左右部3fに沿って移動する。すなわち、レバー
4がスリット3Bの左右部3fで回動される。回動され
るレバー4のピン4Dは、トリマー開閉リンク5のスリ
ット5Aを、左から右に移動して、トリマー開閉リンク
5を上昇させる。上昇するトリマー開閉リンク5は、ト
リマー6を開いて本体ケース1から直角方向に突出させ
る。トリマー6の振動刃が振動子に連結されて、トリマ
ーを振動させる。このため、内刃とトリマーの両方が駆
動される。すなわち、主刃とトリマーの両方で髭剃りで
きる状態となる。この状態で、スイッチ支持板3は電源
スイッチをオン状態に保持する。
【0033】 スイッチ摘2を三段上昇させた状態 スイッチ摘2がこの位置まで上昇されると、図13に示
すように、スイッチ支持板3も三段上昇される。スイッ
チ支持板3がこの位置に移動するとき、レバー4のピン
4Dは、スイッチ支持板3に設けたスイッチの第2上下
部3gに沿って相対的に降下する。いいかえると、レバ
ー4は回転しないで、スイッチ支持板3のみが上昇す
る。レバー4が回転しないので、トリマー開閉リンク5
の位置は変化しない。すなわち、このため、トリマー6
は開いた状態に保持される。スイッチ支持板3がこの位
置まで上昇すると、スイッチ支持板3に固定している電
気接片22は、プリント基板9に固定する接点(図示せ
ず)から離れて、電源スイッチをオフにする。このた
め、内刃とトリマーは振動しなくなる。すなわち、トリ
マー6は開かれているが、モーターの回転は停止され
る。この状態は、内刃とトリマーを駆動しないで、開い
たトリマー6を掃除するのに便利なポジションである。
【0034】この状態で、トリマー6が無理に折り畳ま
れると、トリマー開閉リンク5が強制的に降下される。
トリマー開閉リンク5が降下されると、トリマー開閉リ
ンク5のスリット5Aが、レバー4を回動させる。回動
するレバー4のピン4Dは、スイッチ支持板3に設けた
スリット3Bの傾斜部3hに沿って移動する。このた
め、スイッチ支持板3は移動しない。すなわち、トリマ
ー開閉リンク5は無理なく降下されるが、スイッチ支持
板3は移動しない。このため、電源スイッチがオンにな
ることもなく、また、スイッチ摘2を降下させることも
ない。したがって、スイッチ支持板3のスリット3Bに
傾斜部3hを設けた電気かみそりは、トリマー6を起こ
して電源スイッチをオフにした状態で、トリマー6を無
理に折り畳んでも、スイッチ支持板3やスイッチ摘2に
無理な力が作用することはない。ただ、本発明のトリマ
ーを有する電気かみそりは、必ずしもスイッチ支持板の
スリットに傾斜部を設ける必要はない。
【0035】
【発明の効果】本発明のトリマーを有する電気かみそり
は、本体ケースをスリムに設計できると共に、トリマー
を連動させる機構を簡単にできる特長がある。それは、
本発明のトリマーを有する電気かみそりが、トリマー開
閉リンク及びスイッチ支持板のスリット部分をラップさ
せると共に、レバーに設けたひとつのピンを、トリマー
開閉リンクとスイッチ支持板に設けられた両方のスリッ
トに案内しているからである。すなわち、レバーに設け
た単一のピンをスイッチ支持板のスリットで駆動してレ
バーを回動させ、同じピンでトリマー開閉リンクをトリ
マー開閉リンクを上下に移動させるので、極めて簡単な
構造で、トリマーを開閉できる。とくに、トリマー開閉
リンクとスイッチ支持板のラップ部分が占める領域を小
さくできるので、本体ケースをスリムにしコンパクトに
設計できる特長がある。
【0036】さらに、本発明の請求項2に記載するトリ
マーを有する電気かみそりは、ロックボタンを幅広にし
て操作しやすくできる特長がある。それは、電気かみそ
りが、ロックボタンの配設位置を制限するスイッチ支持
板のスリットとレバーを、ケースの側部に配設している
からである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電気かみそりを示す分解斜視図
【図2】図1に示す電気かみそりのケースを開いた状態
を示す平面図
【図3】本発明の一実施の形態を示すトリマーを有する
電気かみそりの側面図
【図4】図3に示す電気かみそりの正面図
【図5】図3に示す電気かみそりのケースを開いた状態
を示すA−A面平面図
【図6】図3に示す電気かみそりのトリマーを閉じた状
態を示す一部断面側面図
【図7】図3に示す電気かみそりのトリマーを開いた状
態を示す一部断面側面図
【図8】図3に示す電気かみそりのスイッチ支持板を示
す分解斜視図
【図9】図3に示す電気かみそりのスイッチ支持板を示
す正面図
【図10】図3に示す電気かみそりのケースを開いた状
態を示すB−B面平面図であって、スイッチ摘を最も降
下させた状態を示す平面図
【図11】図10に示す電気かみそりのスイッチ摘を一
段上昇させた状態を示す平面図
【図12】図10に示す電気かみそりのスイッチ摘を二
段上昇させた状態を示す平面図
【図13】図10に示す電気かみそりのスイッチ摘を三
段上昇させた状態を示す平面図
【符号の説明】
1…本体ケース 1A…本体ケース 1
B…本体ケース 2…スイッチ摘 2A…貫通スリット 3…スイッチ支持板 3A…スリット 3a…第1直線部 3
b…第1傾斜部 3c…第2直線部 3d…第2傾斜部 3B…スリット 3e…第1上下部 3
f…左右部 3g…第2上下部 3h…傾斜部 4…レバー 4A…ピン 4
B…ピン 4C…軸孔 4D…ピン 4
E…回転軸 5…トリマー開閉リンク 5A…スリット 6…トリマー 7…ロックボタン 7A…ロック部 8…外刃ホルダー 9…プリント基板 10…ニッケル−カドミウム電池 11…モーター 12…振動子 13…偏心カム 14…コンロッド 15…シャフト 16…内刃 17…電源ピン 18…弾性アーム 20…連結爪 21…係合孔 22…電気接片 23…第1弾性脚 24…第2弾性脚 25…第1節度ボス 26…第2節度ボス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース(1)と、この本体ケース(1)に
    表面に沿ってスライド自在なスイッチ摘(2)と、このス
    イッチ摘(2)に連結されて本体ケース(1)の内面に沿って
    スライド自在なスイッチ支持板(3)と、このスイッチ支
    持板(3)に設けられたスリット(3B)に案内されるピン(4
    D)を有し、それ自体は本体ケース(1)の内面に回動自在
    に装着されているレバー(4)と、このレバー(4)のピン(4
    D)がスリット(5A)に案内されて、スイッチ支持板(3)で
    本体ケース(1)の内面に往復運動されてトリマー(6)を開
    閉させるトリマー開閉リンク(5)とを備え、 スイッチ摘(2)でスイッチ支持板(3)を往復運動させる
    と、スイッチ支持板(3)の移動が、ピン(4D)とスリット
    を介してトリマー開閉リンク(5)に伝達されて、トリマ
    ー開閉リンク(5)が往復運動されて、トリマー(6)を開閉
    させるように構成された電気かみそりにおいて、 トリマー開閉リンク(5)とスイッチ支持板(3)は、スリッ
    トが設けられた部分がスイッチ支持板(3)の厚み方向に
    おいて重なっており、レバー(4)に設けられた単一のピ
    ン(4D)が、トリマー開閉リンク(5)とスイッチ支持板(3)
    に設けられた両方のスリットに案内されており、スイッ
    チ摘(2)でスイッチ支持板(3)が移動されると、レバー
    (4)のピン(4D)を介してトリマー開閉リンク(5)が移動さ
    れてトリマー(6)が開閉されるように構成されてなるこ
    とを特徴とするトリマーを有する電気かみそり。
  2. 【請求項2】 スイッチ支持板(3)が本体ケース(1)を貫
    通するロックボタン(7)を有し、スイッチ支持板(3)に設
    けられたスリット(3B)とレバー(4)が本体ケース(1)の側
    部に配設されていることを特徴とする請求項1のトリマ
    ーを有する電気かみそり。
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