JP3447352B2 - Sanitary washing equipment - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は、肛門洗浄等の前に便器
ボール面を予め濡らすプレ洗浄機能を有する衛生洗浄装
置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、この種の衛生洗浄装置として、肛
門洗浄やビデ洗浄及び乾燥を行なったりするほか、特開
平５−１１８０７６号公報に記載されているように、便
器ボール面に大便が付着するのを防止するプレ洗浄装置
を備えたものが知られている。すなわち、図１８は従来
の洋式便器を示す断面図である。同図において、洋式便
器５００の前面部には、衛生洗浄装置５１０を装着して
いる。この衛生洗浄装置５１０には、２点鎖線で示すよ
うに進退する洗浄用ノズル５１２が設けられており、こ
の洗浄用ノズル５１２の進出位置で洗浄水を噴出するこ
とにより肛門洗浄やビデ洗浄を行ない、後退位置にてノ
ズル洗浄を行なっている。また、衛生洗浄装置５１０に
は、プレ洗浄用ノズル５１４が設けられており、便座へ
の着座時に、プレ洗浄用ノズル５１４の噴出口５１６か
ら約１２０゜の扇形の範囲でやや下向きに洗浄水を噴出
して洋式便器５００のボール面を濡らすことにより、大
便がボール面に付着するのを防止している。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のプ
レ洗浄用ノズル５１４は、図１９及び図２０に示すよう
に、噴出口５１６から約１２０゜の範囲で洗浄水が噴出
されるだけであり、広範囲に飛散しやすい子供の大便や
下痢便がボール面に付着するのを防止することができな
い場合があった。 【０００４】本発明は、上記従来の技術の問題点を解決
することを課題とし、広範囲に飛散しやすい子供の大便
や下痢便が便器ボール面に付着するのを防止する衛生洗
浄装置を提供することを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、人体の局部を洗浄する洗浄ノズル
と別体に、便器における大便落下箇所をあらかじめ洗浄
するためのプレ洗浄用ノズルを備えた衛生洗浄装置にお
いて、上記プレ洗浄用ノズルは、便器内にボール面に向
けてほぼ垂下した状態で配置されたノズル本体を備え、
該ノズル本体の先端側面のほぼ全周に、該ノズル本体の
側面からやや下方に向けてかつ便器のボール面のほぼ全
周にわたって洗浄水を噴出するように複数の噴出口を上
記ノズル本体の中心軸から放射状に形成したことを特徴
とする。 【０００６】 【作用】本発明の衛生洗浄装置のプレ洗浄用ノズルは、
便器の大便落下箇所を洗浄するための洗浄水を噴出する
噴出口を有するノズル本体を備えている。噴出口は、洗
浄用ノズルの先端側面のほぼ全周に、ノズル本体の中心
軸から放射状に複数箇所設けられ、しかも、やや下方に
向けて噴出されるように形成されている。噴出口から噴
出される洗浄水は、便器のボール面のほぼ全周にわたっ
て濡らし、広範囲に飛散しやすい子供の大便や下痢便が
便器のボール面に付着することを防止する。 【０００７】 【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図１は本発明の一実施例に係る衛生洗浄装置を
装着した洋式便器の外観図、図２は図１の洋式便器等の
部分における断面図である。 【０００８】まず、図１に示す衛生洗浄装置５の全体構
成について説明する。この衛生洗浄装置５は、図示する
ように、洋式便器１２に装着されるものであり、洗浄水
を加熱して設定温度で吐水するための温水調節装置１０
（図３参照）を含む本体１４、洗浄水を局部に噴出する
洗浄用ノズル装置１６、洋式便器１２の水溜まり部１２
ｂの上方のボール面１２ａに向けて吐水するプレ洗浄用
ノズル３００（図２、図１０、図１１参照）、操作を行
なう操作パネル１８を備えた操作部２０などから構成さ
れている。なお、実施例では、便座２２および便蓋２４
も本体１４に開閉自在に取り付けられている。 【０００９】また、洋式便器１２の後上部には、洗浄水
タンク２６が装着されており、この洗浄水タンク２６に
は、洗浄水を供給する水道配管が接続されている。ま
た、水道配管は、図示しない分岐金具及び連結管を介し
て温水調節装置１０にも接続され、これに給水してい
る。 【００１０】温水調節装置１０は、図３に示すように、
洗浄用ノズル装置１６またはプレ洗浄用ノズル３００か
ら洗浄水を噴出するものである。なお、プレ洗浄用ノズ
ル３００の詳細な構成については後述するが、まず、こ
のプレ洗浄用ノズル３００を用いる温水調節装置１０の
構成及びその動作について説明する。 【００１１】図３に示すように、温水調節装置１０は、
水道配管に一次側水主流路３２が接続されて水道水の供
給を受けている。この一次側水主流路３２には、減圧弁
５０が接続されている。減圧弁５０は、一次側水主流路
３２の水源の急激な上昇に対し、温水調節装置１０自体
を保護するための調圧弁である。減圧弁５０の二次側流
路には、主電磁弁６０が接続されている。主電磁弁６０
の二次側流路は、湯側分岐流路３４及び水側分岐流路３
５に分岐している。湯側分岐流路３４には、合成樹脂か
ら形成されたサブタンク７４及び貯湯タンク７０が直列
に接続されている。 【００１２】上記貯湯タンク７０内には、貯留した水を
加熱するヒータ７２が設けられている。このヒータ７２
は、温度調節装置７３によりオンオフ制御され、貯留し
た水を所定温度（例えば、６０℃）に調節する。 【００１３】貯湯タンク７０には、高温水を流出させる
ための湯側流出流路３６が接続されている。湯側流出流
路３６の途中には、第１バキュームブレーカ８０が貯湯
タンク７０の水位より高い位置に設けられている。この
第１バキュームブレーカ８０は、洗浄水を噴出しないと
きに、貯湯タンク７０内にエアギャップを形成して高温
水が貯湯タンク７０から流出するのを防止するものであ
る。 【００１４】第１バキュームブレーカ８０を通った高温
水及び上記水側分岐流路３５を通った低温水は、混合弁
９０に供給される。混合弁９０は、湯側流出流路３６に
接続された湯側流路と水側分岐流路３５に接続された水
側流路の流路面積を変更することにより湯水混合比を変
えるロータリ式の電磁弁である。 【００１５】混合弁９０には、第２バキュームブレーカ
１００が接続されている。第２バキュームブレーカ１０
０は、貯湯タンク７０の上面と同一の水位に設置されて
いる。第２バキュームブレーカ１００の二次側流路に
は、吐水流路４２を介して流量調節ユニット１１０が接
続されている。流量調節ユニット１１０は、電磁弁であ
り、電子制御装置２００の制御によりその流量を調節す
るものである。 【００１６】流量調節ユニット１１０の二次側流路に
は、洗浄用ノズル装置１６が接続されている。洗浄用ノ
ズル装置１６は、局部に向けて洗浄水を噴出するもので
あり、モータ１６ｂより洗浄用ノズル１６ａが洗浄使用
時に進出し、非使用時やノズル洗浄時に後退するもので
ある。また、第２バキュームブレーカ１００の二次側流
路には、バイパス通路４４を介して非通電時に開いてい
る電磁式のバイパス弁１３０が接続されている。バイパ
ス弁１３０の二次側流路には、プレ洗浄用ノズル３００
が接続されている。プレ洗浄用ノズル３００は、図２に
示すように、洋式便器１２のボール面１２ａに向けて噴
出するよう噴出口が設けられている。なお、プレ洗浄用
ノズル３００については、後で詳細に説明する。 【００１７】こうした構成を有する温水調節装置１０に
は、洗浄用ノズル１６ａから目標設定温度の混合湯水を
吐水制御するためにサーミスタが複数個設けられてい
る。すなわち、水側分岐流路３５には水温サーミスタ１
５２が設けられ、貯湯タンク７０には湯温サーミスタ１
５４が設けられ、混合流路３８には混合温サーミスタ１
５６及びリミッタサーミスタ１５８が設けられており、
それぞれの流路や貯湯タンク７０内の高温水または低温
水の温度を検出する。 【００１８】図１に示す操作部２０には、各種のスイッ
チが設けられている。すなわち、図４に示すように、お
しり洗浄ボタン１７４、ビデ洗浄ボタン１７６、停止ボ
タン１７７が設けられており、さらに、プレ洗浄自動設
定ボタン１７８及びプレ洗浄ボタン１８２等が設けられ
ている。また、便座２２には、人の便座２２への着座を
検出する着座センサ１６２が設けられている。着座セン
サ１６２としては、例えば、便座２２の内部に設けた圧
力センサを用いることができる。 【００１９】前述した各センサの検出信号及びスイッチ
等の出力信号は、電子制御装置２００に入力される。電
子制御装置２００は、マイクロコンピュータを中心とす
る論理演算回路として構成され、詳しくは、予め設定さ
れた制御プログラムに従って洗浄水の温度等を制御する
ための各種演算処理を実行するＣＰＵ２０２と、ＣＰＵ
２０２で各種演算処理を実行するのに必要な制御プログ
ラムや制御データ等が予め格納されたＲＯＭ２０４と、
同じくＣＰＵ２０２で各種演算処理を実行するのに必要
な各種データが一時的に読み書きされるＲＡＭ２０６
と、上記各センサからの検出信号やスイッチからの信号
を入力してＣＰＵ２０２の処理可能な信号に変換する入
力処理回路２０７と、ＣＰＵ２０２での演算結果に応じ
て主電磁弁６０等に駆動信号を出力する出力処理回路２
０８等を備えている。なお、図３に示すリミッタサーミ
スタ１５８の信号は、保護回路２１０にも入力されて、
所定温度（５０℃）以上の場合に、主電磁弁６０を閉じ
るように作動する。 【００２０】次に、上記温水調節装置１０の動作につい
て説明する。一次側水主流路３２の水道水は、減圧弁５
０により所定圧に減圧されて主電磁弁６０に加えられ
る。いま、電源投入している状態にて、おしり洗浄ボタ
ン１７４またはビデ洗浄ボタン１７６をオンすると、主
電磁弁６０が開く。主電磁弁６０が開くと、水道水が湯
側分岐流路３４からサブタンク７４を通じて貯湯タンク
７０に供給されると共に、水側分岐流路３５に供給され
る。貯湯タンク７０に貯留された水は、ヒータ７２によ
り所定温度（例えば、６０℃）に加熱される。貯湯タン
ク７０内の高温水の温度調節は、電子制御装置２００か
らの制御信号を受けた温度調節装置７３によるヒータ７
２のオンオフ制御により行なわれる。貯湯タンク７０の
高温水は、第１バキュームブレーカ８０を通り混合弁９
０に送られ、混合弁９０により水側分岐流路３５を通じ
て流入する低温水と混合される。 【００２１】混合弁９０は、電子制御装置２００からの
制御信号を受けて、湯側流路と水側流路の流路面積の調
節を行なって高温水と低温水の混合比を変えることによ
り混合湯水の温度を変える。ここで、混合弁９０の開度
制御は、湯温サーミスタ１５４、水温サーミスタ１５２
からの検出温度に基づいた電子制御装置２００によるフ
ィードフォワード制御及び／または混合温サーミスタ１
５６からの検出信号に基づいた電子制御装置２００によ
るフィードバック制御により行なわれる。 【００２２】混合弁９０から吐水される混合湯水は、第
２バキュームブレーカ１００を介して吐水流路４２また
はバイパス通路４４に供給され、流量調節ユニット１１
０を介して、洗浄用ノズル１６ａから吐水され、一方、
バイパス弁１３０が開いているときには、プレ洗浄用ノ
ズル３００を介して吐水される。 【００２３】次に、電子制御装置２００により実行され
るプログラム洗浄処理について説明する。プログラム洗
浄処理は、プレ洗浄処理、ノズル前洗浄処理、本洗浄処
理及びノズル後洗浄処理から構成されている。これらの
処理を図５ないし図８のフローチャート及び図９のタイ
ムチャートに基づいて説明する。なお、本処理が開始さ
れるとき、すなわち使用者が装置を使用していない定常
状態においては、主電磁弁６０が閉じていると共に、バ
イパス弁１３０が開いている。 【００２４】図５に示すように、最初に、プレ洗浄処理
が実行される。ステップＳ１０２にて、着座センサ１６
２からの検出信号に基づいてオンされたと判断される
と、ステップＳ１０４へ進む。ステップＳ１０４では、
前回の吐水時における水温データＴＤ及び湯温サーミス
タ１５４の検出温度ＴＨが読み込まれる。水温データＴ
Ｄは、前回の洗浄処理にてＲＡＭ２０６に記憶されてい
るデータである。ステップＳ１０６では、次式（１）に
基づいて、目標設定温度Ｔｍとして３０℃になるように
混合弁９０の湯の混合比Ｖの演算が行なわれる。 Ｖ＝（Ｔｍ−ＴＤ）／（ＴＨ−ＴＤ） …（１） 【００２５】次のステップＳ１０８にて混合弁９０の開
度制御が実行される。なお、混合比Ｖの設定は、前回吐
水時のデータに基づく処理（Ｓ１０４，Ｓ１０６）を行
なうことなく、変動が予想されるあらゆるＴＨ，ＴＤの
温度で不具合の発生しないバルブ開度に固定し、一率と
してもよい。次のステップ１１０では、主電磁弁６０が
オンされて開弁される。ステップＳ１１２では、所定時
間（例えば、３秒）経過したか否かの判断が実行され、
肯定判断されたときには、ステップＳ１１４にて主電磁
弁６０を閉じてプレ洗浄を終了する。 【００２６】このとき、バイパス弁１３０が開いている
ので、プレ洗浄用ノズル３００を通じて吐水され、洋式
便器１２のボール面１２ａが濡らされ、このボール面１
２ａに大便が付着するのを防ぐ。 【００２７】なお、着座時におけるプレ洗浄処理は、プ
レ洗浄自動設定ボタン１７８がオンされているときにだ
け実行されるから、使用状況に応じて、これを行なわな
いように設定することができる。また、プレ洗浄ボタン
１８２が押されると、この信号がＣＰＵ２０２の割込処
理を実行させてバイパス弁１３０を開くから、プレ洗浄
を任意に行なうことができる。 【００２８】次に、図６のフローチャートで示すよう
に、ノズル前洗浄処理について説明する。図６に示すよ
うに、ステップＳ１２０にて、おしり洗浄ボタン１７４
またはビデ洗浄ボタン１７６が押されたと判断される
と、水温サーミスタ１５２の検出温度ＴＣが読み込ま
れ、さらに、ステップＳ１２４にて目標設定温度Ｔｍが
読み込まれる。続くステップＳ１２６では、目標設定温
度Ｔｍになるように混合弁９０の開度演算及び混合弁９
０の開度制御が実行される。そして、ステップＳ１２８
にて、バイパス弁１３０を閉じる。そして、ステップ１
３０にて、主電磁弁６０がオンされて開かれる。このと
き、洗浄用ノズル１６ａから洗浄水が噴出するが、洗浄
用ノズル１６ａはシリンダ（図示省略）に収納状態であ
るため噴出された洗浄水は、シリンダによって反射さ
れ、ノズル噴出口を洗浄する。ステップＳ１３２にて、
所定時間（例えば、１秒）経過したと判断したときに
は、ステップＳ１３４にて、主電磁弁６０を閉じると共
に、バイパス弁１３０を開く。続くステップＳ１３６に
て、洗浄用ノズル１６ａを所定の位置まで進出させて本
洗浄の準備をし、ノズル前洗浄処理が終了する。 【００２９】続いて図７に示す本洗浄を行なう。まず、
ステップＳ１４０にて、主電磁弁６０を開くと共にバイ
パス弁１３０を閉じる。続くステップＳ１４２にて、混
合温サーミスタ１５６の検出温度ＴＭが読み込まれ、ス
テップ１４４にて目標設定温度Ｔｍが読み込まれる。そ
して、ステップ１４６にて、吐水温度が目標設定温度Ｔ
ｍに一致するか否かの判定が行なわれ、ステップ１４８
にて混合弁９０を制御することによるフィードバック制
御が実行される。このとき、バイパス弁１３０が閉じら
れているから、洗浄用ノズル１６ａから目標設定温度Ｔ
ｍの吐水で局部の洗浄が行われる。 【００３０】そして、ステップＳ１５０にて、停止ボタ
ン１７７が押されたか否かが判断され、押されたと判断
されると、ステップＳ１５２にて主電磁弁６０を閉じる
と同時にバイパス弁１３０を開いて、洗浄用ノズル１６
ａからの吐水を終えると共に、洗浄用ノズル１６ａの残
留水の排出可能な状態でステップＳ１５４にて洗浄用ノ
ズル１６ａを後退・収納する。 【００３１】次に、図８に示すノズル後洗浄処理を行な
う。まず、ステップＳ１６０にて、主電磁弁６０を開く
と共にバイパス弁１３０を閉じて、ステップ１６２にて
所定時間（例えば、３秒間）経過したか否かの判定を行
ない、所定時間経過したときには、ステップＳ１６４に
て、主電磁弁６０を閉じると共にバイパス弁１３０を開
いた状態にする。これにより、所定時間だけ洗浄水が噴
出され、前洗浄処理の際と同様に洗浄用ノズル１６ａの
噴出口近傍が洗浄される。 【００３２】次に、本発明にかかる特徴的な構成である
プレ洗浄用ノズル３００の構成について図１０ないし図
１２を用いて説明する。プレ洗浄用ノズル３００は、バ
イパス管路４５の先端にノズル本体３１０が垂下した状
態で螺着されている。このノズル本体３１０は、主流路
３１２を有する管状の本体部３１１を備えており、この
本体部３１１の先端外側部に、上記主流路３１２に傾斜
通路３１３ａ，３１３ｂ，３１３ｃを介して連通する噴
出口３１４ａ，３１４ｂ，３１４ｃが形成されている。
上記各傾斜通路３１３ａ，３１３ｂ，３１３ｃは、主流
路３１２の中心軸ＣＬから放射状に形成されており、上
円錐面３１５と下円錐面３１６及び仕切部３１７の側壁
面に囲まれた断面扇形で、中心軸ＣＬから下方へ角度θ
２０゜で傾斜している。 【００３３】したがって、バイパス通路４４から流れる
洗浄水は、主流路３１２を流れ、各傾斜通路３１３ａ，
３１３ｂ，３１３ｃから噴出口３１４ａ，３１４ｂ，３
１４ｃを経てそれぞれ１２０゜の範囲で下向きに噴出さ
れるから、３つの噴出口３１４ａを合わせてほぼ全周に
わたって噴出される。これにより、広範囲に飛散しやす
い子供の大便や下痢便も洋式便器１２のボール面１２ａ
に付着するのを防止することができる。 【００３４】また、プレ洗浄用ノズル３００は、傾斜通
路３１３ａ，３１３ｂ，３１３ｃから斜め下向きに角度
θで洗浄水を噴出するから、着座時にお尻を濡らさな
い。 【００３５】次に他の実施例に係るプレ洗浄用ノズルの
形状について説明する。図１０ないし図１２に示す実施
例では、傾斜通路３１３ａ，３１３ｂ，３１３ｃを区切
る仕切部３１７の形状として厚さ一定の板状にしたもの
を用いたが、これに限らず、図１３の断面にて示すよう
に、ノズル本体３１０Ａの仕切部３１７Ａを断面扇形に
して傾斜通路３１９ａ，３１９ｂ，３１９ｃを形成して
もよい。この場合には、主流路３１２と傾斜通路３１９
ａ，３１９ｂ，３１９ｃとの間の部分で洗浄水が乱流に
ならず、噴出口３１４ａ，３１４ｂ，３１４ｃから全周
にわたってより均一に洗浄水を噴出させるプレ洗浄を行
なうことができる。 【００３６】図１４及び図１５はノズル本体３２０の先
端に蓋体３３０を装着した別の実施例を示す。これらの
図に示すように、ノズル本体３２０の外周部には、軸方
向に沿って周方向へ１２０゜の間隔で、装着溝３２２が
３カ所（図１４では１カ所を示す。）刻設されている。
装着溝３２２には、蓋体３３０の棒状の連結部３３２が
嵌合固定されている。これにより、ノズル本体３２０の
先端に蓋体３３０が固定されると共に、連結部３３２の
間には、噴出口３４１ａ，３４１ｂ，３４１ｃが形成さ
れる。この実施例によれば、傾斜通路３４２ａ，３４２
ｂ，３４２ｃは、蓋体３３０をノズル本体３２０に装着
溝３２２及び連結部３３２を介して組み付けることによ
り構成されるので、ノズル本体３２０に対して細部の穿
設加工を必要とせず、製造が容易である。 【００３７】なお図１４に示す実施例と同様に、図１０
ないし図１３に示す実施例においても、傾斜通路３１３
ａ，３１３ｂ，３１３ｃ等をノズル本体３１０，３１０
Ａの外周から穿設する構成のほか、蓋体と連結部材とで
連結して構成してもよい。 【００３８】図１６及び図１７はさらに別の実施例に係
るプレ洗浄用ノズル３５０を示す。図に示すように、プ
レ洗浄用ノズル３５０は、バイパス管路４５の端部に螺
着されかつ流路３５１を有する管本体３５２と、管本体
３５２の内壁面に装着された噴出口形成部材３６０とを
備えている。噴出口形成部材３６０は、管本体３５２の
内壁面に４カ所形成した支持溝３５４にそれぞれ係止さ
れた十字状の架橋部３６２と、架橋部３６２の中心部か
ら管本体３５２の軸方向へ延設された連結部３７４と、
この連結部３７４の先端に形成されたほぼ円錐形状の蓋
部３７５とから構成されている。蓋部３７５は、その上
面が円錐面３７６Ａになっており、該円錐面３７６Ａと
管本体３５２の先端のテーパ面３５３Ａとにより傾斜通
路３８０を構成している。 【００３９】本実施例に係るプレ洗浄用ノズル３５０の
構成により、バイパス通路４４から流路３５１を通った
洗浄水は、架橋部３６２の間、連結部３７４と管本体３
５２の内壁との間、傾斜通路３８０を通って噴出口３８
２から全周方向へ噴出される。 【００４０】図１７の実施例によれば、噴出口３８２の
開口に仕切部（図１２参照）などがなく、全周にわたっ
て洗浄水が噴出されるので、洋式便器１２のボール面１
２ａの全周にわたって完全に濡らすことができる。 【００４１】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。 【００４２】上記実施例では、プレ洗浄用ノズルの３つ
の噴出口及び傾斜通路は、同一形状にしたが、これに限
らず、各傾斜通路の上下方向の角度を便器のボール面の
形状や便器の付着部位に合わせて変えてもよい。これに
より、便器のボール面における大便の付着を一層完全に
防止することができる。 【００４３】 【発明の効果】以上説明したように本発明の衛生洗浄装
置によれば、洗浄水を噴出するプレ洗浄用ノズルの噴出
口は、該プレ洗浄用ノズルの先端側面のほぼ全周に形成
され、しかも、やや下方に向けて噴出するように形成さ
れているので、洗浄水は、便器のボール面のほぼ全周に
わたって噴出され、広範囲に飛散しやすい子供の大便や
下痢便が便器のボール面に付着するのを防止することが
できる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a sanitary washing apparatus having a pre-wash function for pre-wetting a bowl surface of a toilet bowl before an anal wash or the like. 2. Description of the Prior Art Conventionally, this kind of sanitary washing apparatus, in addition to or subjected to anal cleaning or bidet washing and drying, JP
As described in Japanese Unexamined Patent Publication No. Hei 5-118076, there is known a device provided with a pre-cleaning device for preventing stool from adhering to a toilet bowl surface. That is, FIG. 18 is a sectional view showing a conventional Western style toilet. In the figure, a sanitary washing device 510 is mounted on the front of the Western style toilet bowl 500. This sanitary washing device 510 is indicated by a two-dot chain line.
And cleaning nozzle 512 is provided with a sea urchin reciprocating performs anal cleaning or bidet by ejecting the washing water in the advanced position of the cleaning nozzle 512, is performed a nozzle washed with retracted position. Further, the pre-cleaning nozzle 514 is provided in the sanitary cleaning device 510, and when seated on the toilet seat, the cleaning water is supplied slightly downward from the ejection port 516 of the pre-cleaning nozzle 514 in a fan-shaped range of about 120 °. The stool is sprayed to wet the ball surface of the Western toilet 500, thereby preventing stool from adhering to the ball surface. However, in the conventional pre-cleaning nozzle 514, as shown in FIGS. 19 and 20, cleaning water is jetted from a jet port 516 within a range of about 120 °. In some cases, stool and diarrheal stool of children, which are easily scattered over a wide area, cannot be prevented from adhering to the ball surface. An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems of the prior art, and to provide a sanitary washing device for preventing stool and diarrhea stool of children, which are easily scattered over a wide area, from adhering to the bowl surface of a toilet bowl. The purpose is to: [0005] The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and a cleaning nozzle for cleaning a local part of a human body.
Separately from the above , in a sanitary washing device provided with a pre-cleaning nozzle for pre-cleaning a stool drop location on a toilet, the pre-cleaning nozzle faces the ball surface in the toilet.
Equipped with a nozzle body arranged in a substantially suspended state,
A plurality of spouts are raised almost all around the tip side surface of the nozzle body so as to spray the washing water slightly downward from the side surface of the nozzle body and almost all around the ball surface of the toilet bowl.
The nozzle body is formed radially from a central axis of the nozzle body . [0006] The pre-cleaning nozzle of the sanitary cleaning device of the present invention comprises:
The toilet is provided with a nozzle body having a jet port for jetting washing water for washing a toilet drop location of the toilet. Jets, almost the entire circumference, the center of the nozzle body at the tip side of the cleaning nozzle
It is provided at a plurality of locations radially from the shaft, and is formed so as to be ejected slightly downward. Wash water spouted from the spout wets almost all the way around the bowl surface of the toilet bowl and prevents stool and diarrhea stool of children, which are easily scattered over a wide area, from adhering to the bowl surface of the toilet bowl. Preferred embodiments of the present invention will be described below in order to further clarify the structure and operation of the present invention described above. FIG. 1 is an external view of a Western-style toilet equipped with a sanitary washing device according to one embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view of a portion of the Western-style toilet of FIG. First, the overall configuration of the sanitary washing device 5 shown in FIG. 1 will be described. As shown in the figure, the sanitary washing device 5 is mounted on a Western-style toilet bowl 12, and is provided with a hot water adjusting device 10 for heating washing water and discharging at a set temperature.
(See FIG. 3), a cleaning nozzle device 16 for spouting cleaning water to a local area, and a water pool portion 12 of a Western style toilet 12
It comprises a pre-cleaning nozzle 300 (see FIGS. 2, 10 and 11) for discharging water toward the ball surface 12a above b, an operation section 20 having an operation panel 18 for performing operations, and the like. In the embodiment, the toilet seat 22 and the toilet lid 24
Is also attached to the main body 14 so as to be freely opened and closed. A washing water tank 26 is attached to the rear upper portion of the Western toilet 12, and a water supply pipe for supplying washing water is connected to the washing water tank 26. In addition, the water supply pipe is also connected to the hot water adjusting device 10 via a branch fitting and a connecting pipe (not shown) to supply water thereto. [0010] As shown in FIG.
The cleaning water is jetted from the cleaning nozzle device 16 or the pre-cleaning nozzle 300. Although the detailed configuration of the pre-cleaning nozzle 300 will be described later, first, the configuration and operation of the hot water adjusting device 10 using the pre-cleaning nozzle 300 will be described. As shown in FIG. 3, the hot water adjusting device 10 comprises:
A primary water main flow path 32 is connected to the water supply pipe to receive supply of tap water. The pressure reducing valve 50 is connected to the primary water main flow path 32. The pressure reducing valve 50 is a pressure regulating valve for protecting the hot water regulator 10 itself against a rapid rise in the water source in the primary water main flow path 32. A main solenoid valve 60 is connected to the secondary flow path of the pressure reducing valve 50. Main solenoid valve 60
Are the hot water side branch flow path 34 and the water side branch flow path 3
It branches to 5. A sub-tank 74 and a hot-water storage tank 70 formed of a synthetic resin are connected in series to the hot-water-side branch flow path 34. In the hot water storage tank 70, a heater 72 for heating the stored water is provided. This heater 72
Is controlled on and off by the temperature controller 73 to adjust the stored water to a predetermined temperature (for example, 60 ° C.). The hot-water storage tank 70 is connected to a hot-water-side outflow passage 36 for allowing hot water to flow out. A first vacuum breaker 80 is provided at a position higher than the water level of the hot water storage tank 70 in the middle of the hot water outflow passage 36. The first vacuum breaker 80 forms an air gap in the hot water storage tank 70 to prevent hot water from flowing out of the hot water storage tank 70 when the cleaning water is not jetted. The high-temperature water passing through the first vacuum breaker 80 and the low-temperature water passing through the water-side branch passage 35 are supplied to a mixing valve 90. The mixing valve 90 is a rotary type that changes the mixing ratio of hot and cold water by changing the flow area of the hot water side flow path connected to the hot water outflow flow path 36 and the water side flow path connected to the water side branch flow path 35. Solenoid valve. A second vacuum breaker 100 is connected to the mixing valve 90. 2nd vacuum breaker 10
0 is installed at the same water level as the upper surface of the hot water storage tank 70. A flow rate adjustment unit 110 is connected to a secondary side flow path of the second vacuum breaker 100 via a water discharge flow path 42. The flow control unit 110 is an electromagnetic valve, and controls the flow under the control of the electronic control unit 200. A cleaning nozzle device 16 is connected to the secondary flow path of the flow control unit 110. The cleaning nozzle device 16 jets cleaning water toward a local portion, and the cleaning nozzle 16a is advanced by a motor 16b when cleaning is used, and is retracted when not in use or during nozzle cleaning. In addition, an electromagnetic bypass valve 130 that is open at the time of non-energization is connected to the secondary-side flow path of the second vacuum breaker 100 via a bypass passage 44. The pre-cleaning nozzle 300 is provided in the secondary flow path of the bypass valve 130.
Is connected. As shown in FIG. 2, the pre-cleaning nozzle 300 is provided with a spout so as to spout toward the ball surface 12 a of the Western style toilet 12. The pre-cleaning nozzle 300 will be described later in detail. The hot water adjusting device 10 having such a configuration is provided with a plurality of thermistors for controlling the discharge of mixed hot and cold water at the target set temperature from the cleaning nozzle 16a. That is, the water temperature thermistor 1 is
The hot water storage tank 70 is provided with a hot water thermistor 1.
A mixing temperature thermistor 1 is provided in the mixing channel 38.
56 and a limiter thermistor 158 are provided,
The temperature of high-temperature water or low-temperature water in each flow path or hot water storage tank 70 is detected. The operation unit 20 shown in FIG. 1 is provided with various switches. That is, as shown in FIG. 4, a posterior cleaning button 174, a bidet cleaning button 176, a stop button 177 are provided, and further, a pre-cleaning automatic setting button 178, a pre-cleaning button 182, and the like are provided. Further, the toilet seat 22 is provided with a seating sensor 162 that detects a person sitting on the toilet seat 22. As the seat sensor 162, for example, a pressure sensor provided inside the toilet seat 22 can be used. The detection signals of the above-described sensors and the output signals of the switches and the like are input to the electronic control unit 200. The electronic control unit 200 is configured as a logical operation circuit centered on a microcomputer, and more specifically, a CPU 202 that executes various operation processes for controlling the temperature of the washing water and the like according to a preset control program;
A ROM 204 in which a control program, control data, and the like necessary for executing various arithmetic processes in 202 are stored in advance;
Similarly, a RAM 206 for temporarily reading and writing various data necessary for executing various arithmetic processing in the CPU 202.
And an input processing circuit 207 that receives a detection signal from each of the above-described sensors and a signal from a switch and converts the signal into a signal that can be processed by the CPU 202, and outputs a drive signal to the main solenoid valve 60 and the like in accordance with the calculation result of the CPU 202. Output processing circuit 2 for output
08 and the like. The signal of the limiter thermistor 158 shown in FIG.
When the temperature is equal to or higher than a predetermined temperature (50 ° C.), the main solenoid valve 60 operates to be closed. Next, the operation of the hot water adjusting device 10 will be described. Tap water in the primary water main flow path 32 is supplied to the pressure reducing valve 5.
The pressure is reduced to a predetermined pressure by 0 and is added to the main solenoid valve 60. When the posterior cleaning button 174 or the bidet cleaning button 176 is turned on while the power is on, the main solenoid valve 60 is opened. When the main solenoid valve 60 is opened, tap water is supplied from the hot water side branch flow path 34 to the hot water storage tank 70 through the sub tank 74 and also to the water side branch flow path 35. The water stored in the hot water storage tank 70 is heated to a predetermined temperature (for example, 60 ° C.) by the heater 72. The temperature control of the high-temperature water in the hot water storage tank 70 is performed by the heater 7 by the temperature control device 73 which receives a control signal from the electronic control device 200.
2 on / off control. The high-temperature water in the hot water storage tank 70 passes through the first vacuum breaker 80 and is mixed with the mixing valve 9.
0 and is mixed with the low-temperature water flowing through the water-side branch channel 35 by the mixing valve 90. The mixing valve 90 receives a control signal from the electronic control unit 200, adjusts the flow area of the hot water side flow path and the water side flow path, and changes the mixing ratio of high temperature water and low temperature water. Change the temperature of the mixed water. Here, the opening degree of the mixing valve 90 is controlled by the hot water temperature thermistor 154 and the water temperature thermistor 152.
Forward control and / or mixed temperature thermistor 1 by electronic control unit 200 based on temperature detected from
The feedback control is performed by the electronic control device 200 based on the detection signal from 56. The mixed hot and cold water discharged from the mixing valve 90 is supplied to the water discharge passage 42 or the bypass passage 44 via the second vacuum breaker 100, and
0, the water is discharged from the cleaning nozzle 16a.
When the bypass valve 130 is open, water is discharged through the pre-cleaning nozzle 300. Next, the program cleaning process executed by the electronic control unit 200 will be described. The program cleaning process includes a pre-cleaning process, a pre-nozzle cleaning process, a main cleaning process, and a post-nozzle cleaning process. These processes will be described with reference to the flowcharts of FIGS. 5 to 8 and the time chart of FIG. When the process is started, that is, in a steady state in which the user is not using the device, the main solenoid valve 60 is closed and the bypass valve 130 is open. As shown in FIG. 5, first, a pre-cleaning process is performed. At step S102, the seating sensor 16
If it is determined that the switch has been turned on based on the detection signal from Step 2, the process proceeds to Step S104. In step S104,
The water temperature data TD and the detected temperature TH of the hot water temperature thermistor 154 at the time of the previous water discharge are read. Water temperature data T
D is data stored in the RAM 206 in the previous cleaning process. In step S106, the mixing ratio V of the hot water of the mixing valve 90 is calculated based on the following equation (1) so that the target set temperature Tm becomes 30 ° C. V = (Tm−TD) / (TH−TD) (1) In the next step S108, the opening control of the mixing valve 90 is executed. The setting of the mixture ratio V is fixed to a valve opening that does not cause any failure at any temperature of TH and TD where fluctuation is expected without performing the processing based on the data at the time of the previous water discharge (S104, S106). It may be one rate. In the next step 110, the main solenoid valve 60 is turned on and opened. In step S112, it is determined whether a predetermined time (for example, 3 seconds) has elapsed,
If an affirmative determination is made, the main solenoid valve 60 is closed in step S114 to end the pre-cleaning. At this time, since the bypass valve 130 is open, water is discharged through the pre-cleaning nozzle 300, and the ball surface 12a of the Western toilet 12 is wetted.
Prevent stool from adhering to 2a. Since the pre-cleaning process at the time of sitting is performed only when the automatic pre-cleaning setting button 178 is turned on, it can be set so as not to be performed according to the use situation. Further, when the pre-cleaning button 182 is pressed, this signal causes the CPU 202 to execute the interrupt processing and open the bypass valve 130, so that the pre-cleaning can be arbitrarily performed. Next, as shown in the flowchart of FIG. 6, the nozzle pre-cleaning process will be described. As shown in FIG. 6, in step S120, the posterior cleaning button 174
Alternatively, if it is determined that the bidet cleaning button 176 has been pressed, the detected temperature TC of the water temperature thermistor 152 is read, and further, the target set temperature Tm is read in step S124. In a succeeding step S126, the opening degree of the mixing valve 90 is calculated and the mixing valve 9 is adjusted so as to reach the target set temperature Tm.
The opening control of 0 is executed. Then, step S128
Then, the bypass valve 130 is closed. And step 1
At 30, the main solenoid valve 60 is turned on and opened. At this time, washing water is spouted from the washing nozzle 16a, but since the washing nozzle 16a is housed in a cylinder (not shown), the spouted washing water is reflected by the cylinder to wash the nozzle outlet. In step S132,
If it is determined that the predetermined time (for example, one second) has elapsed, the main solenoid valve 60 is closed and the bypass valve 130 is opened in step S134. In the following step S136, the cleaning nozzle 16a is advanced to a predetermined position to prepare for the main cleaning, and the nozzle pre-cleaning process ends. Subsequently, the main cleaning shown in FIG. 7 is performed. First,
In step S140, the main solenoid valve 60 is opened and the bypass valve 130 is closed. In the following step S142, the detected temperature TM of the mixed temperature thermistor 156 is read, and in step 144, the target set temperature Tm is read. Then, in step 146, the water discharge temperature is set to the target set temperature T.
It is determined whether or not they match m.
Performs feedback control by controlling the mixing valve 90. At this time, since the bypass valve 130 is closed, the target set temperature T
The local cleaning is performed by the water discharge of m. In step S150, it is determined whether or not the stop button 177 has been pressed. If it is determined that the stop button 177 has been pressed, in step S152, the main solenoid valve 60 is closed, and at the same time, the bypass valve 130 is opened. Cleaning nozzle 16
In step S154, the cleaning nozzle 16a is retracted and stored in a state where the water discharge from the cleaning nozzle 16a is completed and the residual water of the cleaning nozzle 16a can be discharged. Next, a post-nozzle cleaning process shown in FIG. 8 is performed. First, in step S160, the main electromagnetic valve 60 is opened and the bypass valve 130 is closed, and it is determined in step 162 whether a predetermined time (for example, 3 seconds) has elapsed. In S164, the main solenoid valve 60 is closed and the bypass valve 130 is opened. Thus, the cleaning water is spouted for a predetermined time, and the vicinity of the spout of the cleaning nozzle 16a is cleaned in the same manner as in the pre-cleaning process. Next, the configuration of the pre-cleaning nozzle 300 which is a characteristic configuration according to the present invention will be described with reference to FIGS. The pre-cleaning nozzle 300 is screwed to the end of the bypass conduit 45 in a state where the nozzle body 310 is hung down. The nozzle main body 310 includes a tubular main body 311 having a main flow passage 312, and a jet outlet communicating with the main flow passage 312 via inclined passages 313 a, 313 b, and 313 c at the outer end of the main body 311. 314a, 314b, 314c are formed.
Each of the inclined passages 313 a, 313 b, and 313 c is formed radially from the central axis CL of the main flow path 312, and has a fan-shaped cross section surrounded by an upper conical surface 315, a lower conical surface 316, and a side wall surface of the partition 317. Angle θ below central axis CL
Inclined at 20 °. Therefore, the washing water flowing from the bypass passage 44 flows through the main passage 312, and the cleaning water flows through the inclined passages 313a, 313a.
313b, 313c to spouts 314a, 314b, 3
Since the gas is ejected downward within a range of 120 ° through each of the nozzles 14c, the gas is ejected almost over the entire circumference including the three ejection ports 314a. As a result, the stool and diarrhea stool of children, which are easily scattered over a wide area, can be used on the ball surface 12a
Can be prevented. The pre-cleaning nozzle 300 blows out the cleaning water at an angle θ obliquely downward from the inclined passages 313a, 313b, 313c, so that the buttocks are not wet when seated. Next, the shape of a pre-cleaning nozzle according to another embodiment will be described. In the embodiment shown in FIGS. 10 to 12, the partition 317 for partitioning the inclined passages 313a, 313b, and 313c is formed into a plate having a constant thickness. However, the present invention is not limited to this. As shown, the partitioning portion 317A of the nozzle body 310A may have a fan-shaped cross section to form the inclined passages 319a, 319b, 319c. In this case, the main passage 312 and the inclined passage 319
The cleaning water does not become turbulent in the portion between the nozzles a, 319b, and 319c, and the pre-cleaning in which the cleaning water is more uniformly jetted from the jet ports 314a, 314b, 314c over the entire circumference can be performed. FIGS. 14 and 15 show another embodiment in which a lid 330 is attached to the tip of the nozzle body 320. FIG. As shown in these figures, three mounting grooves 322 (one is shown in FIG. 14) are engraved on the outer peripheral portion of the nozzle body 320 at intervals of 120 ° in the circumferential direction along the axial direction. ing.
The rod-shaped connecting portion 332 of the lid 330 is fitted and fixed to the mounting groove 322. As a result, the lid 330 is fixed to the tip of the nozzle body 320, and the outlets 341 a, 341 b, and 341 c are formed between the connecting portions 332. According to this embodiment, the inclined passages 342a, 342
Since b and 342c are configured by assembling the lid body 330 to the nozzle body 320 via the mounting groove 322 and the connecting portion 332, the nozzle body 320 does not require a detailed drilling process, and is easy to manufacture. It is. As in the embodiment shown in FIG.
Also, in the embodiment shown in FIG.
a, 313b, 313c, etc.
In addition to the configuration of drilling from the outer periphery of A, it may be configured by connecting with a lid and a connecting member. FIGS. 16 and 17 show a pre-cleaning nozzle 350 according to still another embodiment. As shown in the figure, the pre-cleaning nozzle 350 includes a pipe main body 352 screwed to an end of the bypass pipe 45 and having a flow path 351, and an ejection port forming member 360 mounted on the inner wall surface of the pipe main body 352. And The spout forming member 360 has a cross-shaped bridging portion 362 which is locked to support grooves 354 formed at four locations on the inner wall surface of the pipe main body 352, and extends in the axial direction of the pipe main body 352 from the center of the bridging portion 362. A connecting portion 374 provided;
A substantially conical lid 375 is formed at the end of the connecting portion 374. The upper surface of the lid 375 has a conical surface 376A, and the conical surface 376A and the tapered surface 353A at the tip of the tube main body 352 form an inclined passage 380. With the configuration of the pre-cleaning nozzle 350 according to the present embodiment, the cleaning water that has passed through the flow path 351 from the bypass passage 44 flows between the bridge section 362 and the connecting section 374 and the pipe body 3.
52, through the inclined passage 380, between the inner wall of the
It is jetted from 2 in all directions. According to the embodiment shown in FIG. 17, since there is no partition (see FIG. 12) at the opening of the jet port 382 and the washing water is jetted over the entire circumference, the ball surface 1 of the Western style toilet 12 can be used.
It can be completely wet over the entire circumference of 2a. The present invention is not limited to the above-described embodiment, but can be implemented in various modes without departing from the gist thereof. For example, the following modifications are possible. In the above embodiment, the three ejection ports and the inclined passages of the pre-cleaning nozzle have the same shape. However, the present invention is not limited to this, and the vertical angle of each inclined passage is determined by the shape of the bowl surface of the toilet or the toilet. May be changed in accordance with the attachment site of. This makes it possible to more completely prevent stool from adhering to the ball surface of the toilet. As described above, according to the sanitary washing apparatus of the present invention, the ejection port of the pre-washing nozzle for ejecting the washing water is provided almost all around the tip side surface of the pre-washing nozzle. Since it is formed and spouts slightly downward, the flush water is spouted over almost the entire circumference of the bowl surface of the toilet bowl, and the stool and diarrhea stool of children, which are easily scattered over a wide area, are discharged from the toilet bowl. Adhesion to the ball surface can be prevented.

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の一実施例に係るノズル洗浄装置を搭載
した洋式便器を示す外観図。 【図２】洋式便器及びその周辺装置を示す断面図。 【図３】温水調節装置を示す概略構成図。 【図４】温水調節装置の電子制御装置及びその周辺回路
を示すブロック図。 【図５】プレ洗浄処理を示すフローチャート。 【図６】ノズル前洗浄処理を示すフローチャート。 【図７】本洗浄処理を示すフローチャート。 【図８】ノズル後洗浄処理を示すフローチャート。 【図９】主電磁弁及びバイパス弁の開閉のタイミングを
説明するタイムチャート。 【図１０】本実施例にかかるプレ洗浄用ノズルを示す斜
視図。 【図１１】図１０のプレ洗浄用ノズルを示す断面図。 【図１２】図１１のＡ−Ａ線に沿った断面図。 【図１３】他の実施例にかかるプレ洗浄用ノズルの図１
２に相当する断面図。 【図１４】さらに他の実施例にかかるプレ洗浄用ノズル
を示す断面図。 【図１５】図１４のＢ−Ｂ線に沿った断面図。 【図１６】別の実施例にかかるプレ洗浄用ノズルを示す
断面図。 【図１７】図１７のＣ−Ｃ線に沿った断面図。 【図１８】従来の洋式便器及びその周辺装置を示す断面
図。 【図１９】従来のプレ洗浄用ノズルを示す斜視図。 【図２０】従来のプレ洗浄用ノズルを示す断面図。 【符号の説明】 ５…衛生洗浄装置 １０…温水調節装置 １２…洋式便器 １２ａ…ボール面 １４…本体 １６…洗浄用ノズル装置 １６ａ…洗浄用ノズル １６ｂ…モータ １８…操作パネル ２０…操作部 ２２…便座 ２４…便蓋 ２６…洗浄水タンク ３２…一次側水主流路 ３４…湯側分岐流路 ３５…水側分岐流路 ３６…湯側流出流路 ３８…混合流路 ４２…吐水流路 ４４…バイパス通路 ４５…バイパス管路 ５０…減圧弁 ６０…主電磁弁 ７０…貯湯タンク ７２…ヒータ ７３…温度調節装置 ７４…サブタンク ８０…第１バキュームブレーカ ９０…混合弁 １００…第２バキュームブレーカ １１０…流量調節ユニット １３０…バイパス弁 １５２…水温サーミスタ １５４…湯温サーミスタ １５６…混合温サーミスタ １５８…リミッタサーミスタ １６２…着座センサ １７４…洗浄ボタン １７６…ビデ洗浄ボタン １７７…停止ボタン １７８…プレ洗浄自動設定ボタン １８２…プレ洗浄ボタン ２００…電子制御装置 ２０２…ＣＰＵ ２０４…ＲＯＭ ２０６…ＲＡＭ ２０７…入力処理回路 ２０８…出力処理回路 ２１０…保護回路 ３００…プレ洗浄用ノズル ３１０，３１０Ａ…ノズル本体 ３１１…本体部 ３１２…主流路 ３１３ａ，３１３ｂ，３１３ｃ…傾斜通路 ３１４ａ，３１４ｂ，３１４ｃ…噴出口 ３１５…上円錐面 ３１６…下円錐面 ３１７，３１７Ａ…仕切部 ３１９ａ，３１９ｂ，３１９ｃ…傾斜通路 ３２０…ノズル本体 ３２２…装着溝 ３３０…蓋体 ３３２…連結部 ３４１ａ，３４１ｂ，３４１ｃ…噴出口 ３４２ａ，３４２ｂ，３４２ｃ…傾斜通路 ３５０…プレ洗浄用ノズル ３５１…流路 ３５２…管本体 ３５３Ａ…テーパ面 ３５４…支持溝 ３６０…噴出口形成部材 ３６２…架橋部 ３７４…連結部 ３７５…蓋部 ３７６Ａ…円錐面 ３８０…傾斜通路 ３８２…噴出口BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is an external view showing a Western toilet equipped with a nozzle cleaning device according to one embodiment of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view showing a Western style toilet and its peripheral devices. FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing a hot water adjusting device. FIG. 4 is a block diagram showing an electronic control device of the hot water adjustment device and its peripheral circuits. FIG. 5 is a flowchart showing a pre-cleaning process. FIG. 6 is a flowchart showing a nozzle pre-cleaning process. FIG. 7 is a flowchart illustrating a main cleaning process. FIG. 8 is a flowchart illustrating a post-nozzle cleaning process. FIG. 9 is a time chart for explaining the timing of opening and closing the main solenoid valve and the bypass valve. FIG. 10 is a perspective view showing a pre-cleaning nozzle according to the present embodiment. FIG. 11 is a sectional view showing the pre-cleaning nozzle of FIG. 10; FIG. 12 is a sectional view taken along the line AA of FIG. 11; FIG. 13 shows a pre-cleaning nozzle according to another embodiment.
Sectional drawing corresponding to 2. FIG. 14 is a sectional view showing a pre-cleaning nozzle according to still another embodiment. FIG. 15 is a sectional view taken along the line BB of FIG. 14; FIG. 16 is a sectional view showing a pre-cleaning nozzle according to another embodiment. FIG. 17 is a sectional view taken along the line CC of FIG. 17; FIG. 18 is a cross-sectional view showing a conventional Western style toilet and its peripheral devices. FIG. 19 is a perspective view showing a conventional pre-cleaning nozzle. FIG. 20 is a sectional view showing a conventional pre-cleaning nozzle. [Description of Symbols] 5 ... Sanitary washing device 10 ... Hot water adjusting device 12 ... Western toilet 12a ... Ball surface 14 ... Body 16 ... Cleaning nozzle device 16a ... Cleaning nozzle 16b ... Motor 18 ... Operation panel 20 ... Operation unit 22 ... Toilet seat 24, toilet lid 26, wash water tank 32, primary water main flow path 34, hot water side branch flow path 35, water side branch flow path 36, hot water side outflow flow path 38, mixing flow path 42, water discharge flow path 44, Bypass passage 45 bypass line 50 pressure reducing valve 60 main solenoid valve 70 hot water storage tank 72 heater 73 temperature control device 74 sub tank 80 first vacuum breaker 90 mixing valve 100 second vacuum breaker 110 flow rate Adjustment unit 130 Bypass valve 152 Water temperature thermistor 154 Hot water thermistor 156 Mixed temperature thermistor 158 Limiter thermistor 162 Seating sensor 174 … Cleaning button 176… Bid cleaning button 177… Stop button 178… Pre-cleaning automatic setting button 182… Pre-cleaning button 200… Electronic control device 202… CPU 204… ROM 206… RAM 207… Input processing circuit 208… Output processing circuit 210… Protection circuit 300 Pre-cleaning nozzles 310, 310A Nozzle body 311 Main body 312 Main flow paths 313a, 313b, 313c Slant passages 314a, 314b, 314c Spout 315 Upper conical surface 316 Lower conical surface 317 317A ... partitioning parts 319a, 319b, 319c ... inclined passage 320 ... nozzle body 322 ... mounting groove 330 ... lid 332 ... connecting parts 341a, 341b, 341c ... outlets 342a, 342b, 342c ... inclined passage 350 ... pre-cleaning nozzle 351, flow path 352, pipe body 353A, te Tapered surface 354 ... support grooves 360 ... ejection port forming member 362 ... bridge portion 374 ... connecting portion 375 ... lid 376A ... conical surface 380 ... inclined path 382 ... spout

フロントページの続き (72)発明者 平原 学 福岡県北九州市小倉北区中島２丁目１番 １号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 二村 馨 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (72)発明者 平田 嘉範 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平６−322806（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−118076（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−22578（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) E03D 9/08 Continuation of the front page (72) Inventor Manabu Hirahara 2-1-1, Nakajima, Kokurakita-ku, Kitakyushu-shi, Fukuoka Prefecture (72) Inventor Kaoru Nimura 100 Maeda-cho, Totsuka-ku, Yokohama-shi, Kanagawa Koito Kogyo Inside (72) Inventor Yoshinori Hirata 100 Maeda-cho, Totsuka-ku, Yokohama-shi, Kanagawa Prefecture Inside Koito Industry Co., Ltd. (56) References JP-A-6-322806 (JP, A) JP-A-5-118076 (JP, A) Japanese Utility Model 60-22578 (JP, U) (58) Field surveyed (Int. Cl. ⁷ , DB name) E03D 9/08

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 人体の局部を洗浄する洗浄ノズルと別体
に、便器における大便落下箇所をあらかじめ洗浄するた
めのプレ洗浄用ノズルを備えた衛生洗浄装置において、上記プレ洗浄用ノズルは、便器内にボール面に向けてほ
ぼ垂下した状態で配置されたノズル本体を備え、 該ノズル本体の 先端側面のほぼ全周に、該ノズル本体の
側面からやや下方に向けてかつ便器のボール面のほぼ全
周にわたって洗浄水を噴出するように複数の噴出口を上
記ノズル本体の中心軸から放射状に形成したことを特徴
とする衛生洗浄装置。(57) [Claims] [Claim 1] Separately from a cleaning nozzle for cleaning a local part of a human body
In a sanitary washing apparatus provided with a pre-cleaning nozzle for pre-cleaning a stool drop location on a toilet, the pre-cleaning nozzle is directed toward a ball surface in the toilet.
A nozzle body disposed in a drooping state, substantially downwardly from the side surface of the nozzle body over substantially the entire periphery of the tip side surface of the nozzle body , and over substantially the entire periphery of the ball surface of the toilet bowl. Up multiple spouts to spout wash water
A sanitary washing device characterized by being formed radially from a central axis of the nozzle body .