JP3444088B2 - 照明器具 - Google Patents
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- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
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Description
階段室からなる階段部に於いて人の存在を検知して人体
検知信号を発生する階段用人感センサと、階段用人感セ
ンサの人体検知信号に基づいて階段部に配設されたラン
プの点灯出力を制御する照明器具に関するものである。
検知して人体検知信号を発生する人感センサと、人感セ
ンサの人体検知信号に基づいてランプの点灯出力を制御
する照明器具があった。例えば、特開平4−17205
号公報に示されるように、人感センサが玄関に配設さ
れ、人感センサが玄関付近の1ヵ所のみの検知領域に於
いて人の存在を検出して人体検知信号を発生し、照明器
具が人感センサの人体検知信号に基づいてランプを点灯
或いは調光するものがあった。
されるように、2個の階段用人感センサが階段の上階側
と下階側の2ヵ所にそれぞれ配設され、各階段用人感セ
ンサが上階側、下階側の1ヵ所ずつの検知領域に於いて
人の存在をそれぞれ検出して人体検知信号を発生し、制
御部が各階段用人感センサの人体検知信号に基づいて階
段に配設された照明を点灯させるものもあった。
センサ及び照明器具では、階段用人感センサの検知領域
が1ヵ所のみに限られているので、例えば、階段用人感
センサが階段の上階側及び下階側に配設された場合、階
段の途中はいずれの階段用人感センサの検知領域にも含
まれておらず、階段の途中にいる人を検知することがで
きなかった。したがって、階段の途中にいる人を検知す
るためには、階段用人感センサを階段の上階側や下階側
以外にも階段の途中等に多数配設する必要があり、階段
用人感センサの施行性が悪いという問題点があった。
び下階側に配設した場合、階段の途中にいる人を検知す
ることができないので、人が階段の途中にいるにも係わ
らず、制御部が照明を消灯或いは低照度で調光してしま
うという問題点もあった。本発明は上記問題点に鑑みて
為されたものであり、その目的とするところは、施行性
を改善し、階段部に於ける人の存否に基づいて確実に照
明を点灯させるとともに、不要時は照明を消灯して省エ
ネを図った照明器具を提供することにある。
記目的を達成するために、階段室又は踊り場のいずれか
に配設される照明器具であって、ランプと、ランプの一
方側近傍に配設され、上階側の階段部における人の存否
を、階段の途中の検知領域を少なくとも含む複数の検知
領域で検知する検知ビームを有した第1の階段用人感セ
ンサと、ランプの他方側近傍に配設され、下階側の階段
部における人の存否を、階段の途中の検知領域を少なく
とも含む複数の検知領域で検知する検知ビームを有した
第2の階段用人感センサと、第1及び第2の階段用人感
センサの人体検知信号に基づいてランプの点灯信号を発
生する制御部と、制御部の点灯信号に基づいてランプを
点灯させる安定器とを備え、第1又は第2の階段用人感
センサのうちの少なくともいずれか一方が人を検知する
と、制御部がランプを点灯させることを特徴とし、階段
部に於ける人の存否をもれなく検知して、人の存否に応
じて照明を点灯又は調光することができる。
いて、複数の検知領域のうち少なくとも1つは、階段の
途中を検知領域とするものよりも上側又は下側を検知領
域とするものであることを特徴とし、請求項1の発明と
同様の作用を奏する。請求項3の発明では、請求項1の
発明において、第1及び第2の階段用人感センサが両方
共に人の存在を検知しない場合、制御部がランプを消灯
させることを特徴とし、照明不要時はランプを消灯させ
ることができる。
いて、第1及び第2の階段用人感センサの内のいずれか
が人の存在を検知した場合、制御部がランプを全点灯さ
せるとともに、第1及び第2の階段用人感センサが両方
共に人の存在を検知しない場合、制御部がランプを消灯
又は調光することを特徴とし、照明不要時はランプを消
灯又は低照度で調光することができる。請求項5の発明
では、請求項1の発明において、第1及び第2の階段用
人感センサは、人の存否を検知する距離を調整する距離
調整手段を備えているので、階段の大きさや形状に合わ
せて検知距離を調整することができる。
いて、第1及び第2の階段用人感センサは、検知ビーム
の角度を調整する角度調整手段を備えているので、階段
の大きさや形状に合わせて検知ビームの角度を調整する
ことができる。
いて、第1又は第2の階段用人感センサの内、いずれか
一方が人の存在を検知した場合、制御部がランプを所定
の点灯維持時間だけ全点灯させるとともに、第1及び第
2の階段用人感センサが両方共に人の存在を検知した場
合、いずれか一方が人の存在を検知した場合よりも長い
点灯維持時間で制御部がランプを全点灯させているの
で、踊り場付近に人が居る場合、ランプの点灯維持時間
を長くすることができる。
いて、第2の階段用人感センサが下階側の階段部に於い
て人の存在を検知した場合、第1の階段用人感センサが
上階側の階段部に於いて人の存在を検知した場合より
も、制御部がランプの照度を明るくしているので、下階
側の階段部の明るさを上階側の階段部の明るさに近づけ
ることができる。
して説明する。 (基本構成1)先ず、本発明の照明器具に用いる階段用人感センサにつ
いて説明する。この 階段用人感センサは、図7(a)
(b)に示すように、円筒形のケース31と、ケース3
1内に内蔵された焦電センサ(図示せず)と、ケース3
1の側周面に配設され焦電センサに予め設定された複数
の検知ビーム内の熱線のみを集光させるフレネルレンズ
32とを備えている。フレネルレンズ32は、図7
(c)に示すように、複数のます32aに区切られてお
り、各々のます32aによって複数の検知ビームの検知
領域が設定されている。この階段用人感センサ3は、図
2(a)〜(g)に示すように、垂直方向に於いて5つ
の検知ビームA〜Eを備えており、各検知ビームA〜E
は水平方向に於いて複数の単位ビーム21から構成され
ている。そして、フレネルレンズ32が各検知ビームA
〜Eの単位ビーム21内に入射した熱線を焦電センサに
集光させることにより、階段用人感センサ3では焦電セ
ンサの出力の変化から人の存否を検知している。
示すように、階段用人感センサ3は検知距離10m,仰
角+37度の検知ビームA、検知距離10m,仰角+2
7度の検知ビームB、検知距離5m,仰角0度の検知ビ
ームC、検知距離5m,仰角−10度の検知ビームD、
検知距離5m,仰角−48度の検知ビームEの5つの検
知ビームを備えており、各検知ビームA〜Eは図2
(b)に示すように中心角が約6度の扇形の熱線入射領
域を形成している。
Bは、図2(c)に示すように、検知距離が10mで、
偏角が0度,±8度,±16度の扇状に広がった5個の
単位ビーム21から構成されている。ここで、各単位ビ
ーム21は、図2(g)に示すように、約2度の隙間2
1aを隔てて隣接する中心角が約2度の扇形の2つの熱
線入射領域から構成されている。また、検知ビームC
は、図2(d)に示すように、検知距離が5mで、偏角
が0度,±8度,±24度の扇状に広がった5個の単位
ビーム21から構成され、検知ビームDは、図2(e)
に示すように、検知距離が5mで、偏角が±5度,±1
5度,±25度の扇状に広がった6個の単位ビーム21
から構成されている。そして、検知ビームEは、図2
(f)に示すように、検知距離が5mで、偏角が0度,
±8度,±16度,±24度の扇状に広がった7個の単
位ビーム21から構成されている。
(a)(b)に示すような、2階建ての建物の階段部に
配設されており、この建物の階段部は、第1の踊り場1
2aを介して1階と2階とを連絡する第1及び第2の階
段11a,11bと、各階の廊下(図示せず)から階段
に進むための第1及び第2の階段室13a,13bとか
ら構成されている。第1の踊り場12aの床面から例え
ば2.5mの高さの壁面に2個の階段用人感センサが配
設されており、第1の階段用人感センサ3aでは、図3
(a)に示すように、第1の踊り場12aと上階側の第
2の階段11b及び第2の階段室13bに於いて人の存
否を検出できるように検知ビームA〜Eが配光されてお
り、第2の階段室13bの床面から81cmの高さまで
の熱線は検知ビームAに、第1の踊り場12aからの熱
線は検知ビームC〜Eに、第1及び第2の階段11a,
11bからの熱線は検知ビームA〜Dに入射しているの
で、第1の階段用人感センサ3aは各検知領域に於いて
人の存否を検知することができる。また、第2の階段用
人感センサ3bでは、図3(b)に示すように、第1の
踊り場12aと下階側の第1の階段11a及び第1の階
段室13aに於いて人の存否を検出できるように、第1
の階段用人感センサ3aの検知ビームA〜Eに対して約
40度下向きに検知ビームA〜Eが配光されており、第
1の階段室13aの床面から142cmの高さまでの熱
線は検知ビームA,B、第1の踊り場12aからの熱線
は検知ビームC,D、第1及び第2の階段11a,11
bからの熱線は検知ビームA,Bに入射しているので、
第2の階段用人感センサ3bは各検知領域に於いて人の
存否を検出することができる。さらに、水平方向に於い
ても、図3(c)に示すように、検知ビームA〜Eは階
段や踊り場及び階段室の幅方向を十分カバーできるよう
に扇状に配光されている。
ンサ3a,3bは、第1及び第2の階段11a,11b
や第1の踊り場12aや第1及び第2の階段室13a,
13bを通行する人が放射する熱線を確実に検知するこ
とができる。尚、各検知ビームの配光は、上述した配光
パターンに限定する趣旨のものではなく、上述した配光
パターン以外の配光パターンで配光しても良い。また、
本構成では、人体から放射される熱線を検知する受動形
の焦電センサを用いているが、自ら所定の検知領域に検
知ビームを照射して人の存否を検出する能動形のセンサ
を用いても良い。 (基本構成2)基本構成2 の階段用人感センサは、図4(a)〜(c)
に示すような、大きさ及び形状の異なる3種類の階段に
使用されている。これらの階段は第1の踊り場12aを
介して1階と2階とを連絡する第1及び第2の階段11
a,11bと、各階の廊下(図示せず)から第1及び第
2の階段11a,11bに夫々進むための第1及び第2
の階段室13a,13bとから構成され、その大小によ
って、中間の大きさの標準モデル10a〔図5
(a)〕、最も小さい最小モデル10b〔図5
(b)〕、最も大きい最大モデル10c〔図5(c)〕
の3種類に分かれている。尚、各階段モデルは高さ寸法
が等しく、奥行きが異なっているので、最小モデル10
b、標準モデル10a、最大モデル10cの順に約45
度、約33度、約25度と勾配が緩やかになっている。
ルの第1の踊り場12aの床面から例えば2.5mの高
さの壁面に夫々配設されているので、階段用人感センサ
3から第1の階段室13aまでの距離は階段モデルの大
きさによって夫々異なり、最小モデル10bでは約5.
5m、標準モデル10aでは約7.5m、最大モデル1
0cでは約10mとなっている。
ームA,Bの検知距離が例えば10mに設定されている
場合、最大モデル10cでは検知ビームA,Bによって
第1の階段室13aに於ける人の存否を十分に検出する
ことができるが、最小モデル10b或いは標準モデル1
0aでは階段用人感センサ3から第1の階段室13aま
での距離がそれぞれ約5.5m,約7.5mであるの
で、検知ビームA,Bは第1の階段室13aを超えて、
第1の階段室13aに面した廊下まで達し、その廊下を
通行する人の熱線を検知して、誤発報する場合があっ
た。
センサが検知ビームA〜Eで集光された熱線によって、
人の体温と周囲温度との差に応じた電圧を発生し、この
電圧と所定のスレッショルドレベルとを比較して、人の
存否を判別している。この時、図6に示すように、階段
用人感センサ3のケース31の側面に、スレッショルド
レベルを例えば3段階で上下させるための3位置(S,
M,L)の距離調整手段としての感度切換スイッチ38
を設け、この感度切換スイッチ38の設定によって、階
段用人感センサ3の検知ビームA〜Eの検知距離を例え
ば10:7:5の比率で調整している。検知ビームA,
Bの検知距離の最大値を10mとすると、感度切換スイ
ッチ38の切り換えによって、その検知距離を7m,5
mに夫々設定することができる。したがって、階段の大
きさ及び形状に合わせて検知ビームA〜Eの検知距離を
切り換えることにより、所定の検知領域以外にいる人か
ら放射される熱線によって、階段用人感センサが誤動作
するのを防止することができる。
感センサ3の構成は基本構成1と同様であるので、その
説明は省略する。また、距離調整手段は上述の感度切換
スイッチ38に限定する趣旨のものではなく、感度切換
スイッチ38以外の手段でも良い。 (基本構成3)基本構成3 の階段用人感センサは、基本構成1の階段用
人感センサにおいて、図7(a)に示すように、ケース
31の側面に一定の角度毎に設けられた9個の角度調整
手段としての凹部34と、各凹部34の角度を示す1〜
9までの数字が刻まれた刻印35とを備えている。この
階段用人感センサ3は、図8に示すように、回動軸33
を支持板39の孔40に挿通させて、支持板39,39
によって回動自在に挟持されて、照明器具の器具本体6
に取り付けられている。この時、ケース31の側面に設
けられた凹部34に支持板39の凸部36を係止離脱自
在に係止させることによって、階段用人感センサ3の取
り付け角度すなわち検知ビームの角度を所望の角度に保
持している。また、支持板39に穿設された窓孔37か
らケース31の側面に設けられた刻印35の数字を読み
取ることができるので、ケース31の取り付け角度を調
整する際の目安となり、調整作業を容易に行うことがで
きる。
デルに於いて、第1の踊り場12aの床面から例えば
2.5mの高さの壁面に階段用人感センサを配設する場
合、階段用人感センサの取付け位置と第2の階段室13
bの高さは略等しいので、第1の踊り場12aや上階側
の第2の階段11b及び第2の階段室13bに於いて人
の存否を検出する第1の階段用人感センサ3aでは、図
5(a)(c)(e)に示すように、階段の大小に関係
無く検知ビームの角度は略一定で良い。
センサの取付け位置への角度は、階段の大きさが大きい
程、緩やかになっているので、検知ビームの角度を階段
の大きさに合わせて調整する必要がある。したがって、
第1の踊り場12aや下階側の第1の階段11a及び第
1の階段室13aに於いて人の存否を検出する第2の階
段用人感センサ3bでは、図5(b)(d)(f)に示
すように、階段の大きさが大きいほど検知ビームを上向
きに調整している。
ムの角度を調整することにより、階段の大きさ及び形状
に合わせて人の存否を確実に検知することができる。
尚、凹部34以外の階段用人感センサの構成は基本構成
1又は2と同様であるので、その説明は省略する。ま
た、角度調整手段は上述した凹部34に限定する趣旨の
ものではなく、凹部34以外の構成でもよい。 (実施形態1) 本実施形態の照明器具は、図9及び図11に示すよう
に、上階側の階段や踊り場及び階段室に於いて人の存否
を検出する第1の階段用人感センサ3aと、下階側の階
段や踊り場及び階段室に於いて人の存否を検出する第2
の階段用人感センサ3bと、蛍光灯2と、第1及び第2
の階段用人感センサ3a,3bの人体検知信号に基づい
て蛍光灯2の調光又は点灯信号を発生するマイコンから
なる制御部4と、制御部4の調光又は点灯信号に基づい
て蛍光灯2を調光又は点灯させる安定器5とから構成さ
れており、第1及び第2の階段用人感センサ3a,3b
は蛍光灯2の両側に配設されている。尚、第1及び第2
の階段用人感センサ3a,3bの構成は基本構成1、2
又は3で説明した階段用人感センサ3と同様であるの
で、その説明は省略する。
器具1が第1の踊り場12aの壁面に配設された場合、
第1の階段用人感センサ3aは上階側の第2の階段11
bと第2の階段室13bとを含む検知領域F1 に於いて
人の存否を検出し、第2の階段用人感センサ3bは下階
側の第1の階段11aと第1の階段室13aとを含む検
知領域F2 に於いて人の存否を検出している。一方、図
10(b)に示すように、照明器具1が第2の階段室1
3b上方の天井部分に配設された場合、第1の階段用人
感センサ3aが上階側の第3の階段11cを含む検知領
域G1 に於いて人の存否を検出し、第2の階段用人感セ
ンサ3bが第2及び第3の階段11b,11cと第1の
踊り場12aと第2の階段室13bとを含む検知領域G
2 に於いて人の存否を検出している。
た状態で、上階側又は下階側の階段部に於いて人の存否
を夫々検知する第1及び第2の階段用人感センサ3a,
3bの内いずれか片方のみが人体検知信号を発生した場
合、制御部4は階段室から階段までの範囲に人が居ると
判断し、第1及び第2の階段用人感センサ3a,3bが
共に人体検知信号を発生した場合、制御部4は踊り場付
近に人が居ると判断する。ところで、人が踊り場付近に
いる場合、階段室から階段までの範囲にいる場合よりも
階段部を通過するのに長い時間が必要なので、第1及び
第2の階段用人感センサ3a,3bが両方共に人体検知
信号を発生した場合、いずれか片方のみが人体検知信号
を発生した場合よりも制御部4は蛍光灯2の点灯維持時
間を長く設定している。したがって、人が踊り場付近に
居る場合は、制御部4が蛍光灯2の点灯維持時間を長く
設定しているので、人が踊り場や階段等で立ち止まって
階段の昇降に長時間を要しても、人が階段を昇降する途
中で、蛍光灯2が消灯又は下限調光レベルで点灯すると
いった不具合は発生しない。
チャートを用いて説明する。まず、制御部4は第1の階
段用人感センサ3aが人体検知信号を発生したか否かを
判断し、さらに、第2の階段用人感センサ3bが人体検
知信号を発生したか否かを判断する。その結果、第1及
び第2の階段用人感センサ3a,3bが共に人体検知信
号を発生していない場合、制御部4は蛍光灯2を消灯さ
せた後、再び、第1及び第2の階段用人感センサ3a,
3bが人体検知信号を発生したか否かを判断する。ま
た、第1及び第2の階段用人感センサ3a,3bの内い
ずれか一方が人体検知信号を発生した場合、制御部4は
タイマ(図示せず)に蛍光灯2の点灯維持時間を短く設
定して、蛍光灯2を点灯させるとともに、タイマに点灯
維持時間の限時動作を開始させる。一方、第1及び第2
の階段用人感センサ3a,3bが両方共に人体検知信号
を発生した場合、制御部4はタイマに蛍光灯2の点灯維
持時間を長く設定し、蛍光灯2を点灯させるとともに、
タイマに点灯維持時間の限時動作を開始させる。タイマ
が点灯維持時間の限時動作を継続している間、制御部4
は第1及び第2の階段用人感センサ3a,3bが人体検
知信号を発生したか否かを逐次判断し、第1及び第2の
階段用人感センサ3a,3bの内いずれか一方、或い
は、両方が人体検知信号を発生すると、制御部4はタイ
マに所定の点灯維持時間を再設定し、その時点からタイ
マに点灯維持時間の限時動作を開始させているので、蛍
光灯2は所定の点灯維持時間だけ延長して点灯される。
そして、タイマが点灯維持時間の限時動作を終了した時
点で、制御部4は蛍光灯2を消灯させている。このよう
に、階段や階段室及び踊り場に於ける人の存否に応じ
て、制御部4が蛍光灯2の点灯維持時間を設定すること
により、階段途中に人が居るにも係わらず蛍光灯2が消
灯するといった不具合を防止でき、階段を通行する人に
不安感を与えることがない。また、照明不要時は蛍光灯
2を消灯させているので、照明器具1の省エネを図るこ
とができる。
の踊り場12aの壁面に配設されている場合、照明器具
1から下階側の第1の階段11aや第1の階段室13a
までの距離は、上階側の第2の階段11bや第2の階段
室13bまでの距離よりも長いので、上階側の第2の階
段11bや第2の階段室13bに比べて、下階側の第1
の階段11aや第1の階段室13aの方が暗くなってい
る。
制御部4は、下階側の第1の階段11aや第1の階段室
13aに於いて人の存否を検出する第2の階段用人感セ
ンサ3bが人体検知信号を発生した場合、上階側の第2
の階段11bや第2の階段室13bに於いて人の存否を
検出する第1の階段用人感センサ3aが人体検知信号を
発生した場合よりも蛍光灯の調光レベルを明るく設定す
ることにより、下階側の第1の階段11aや第1の階段
室13aに居る人が暗いと感じるのを防いでいる。
ャートを用いて説明する。まず、制御部4は、第1の階
段用人感センサ3aが人体検知信号を発生したか否かを
判断する。そして、第1の階段用人感センサ3aが人体
検知信号を発生していない場合、更に、制御部4は第2
の階段用人感センサ3bが人体検知信号を発生したか否
かを判断する。その結果、第1及び第2の階段用人感セ
ンサ3a,3bが共に人体検知信号を発生していない場
合、制御部4は蛍光灯2を消灯させるか、又は、下限調
光レベルで点灯させた後、再度、第1及び第2の階段用
人感センサ3a,3bが人体検知信号を発生したか否か
を判断する。また、第1の階段用人感センサ3aが人体
検知信号を発生した場合、制御部4は上階側の階段部に
人が居ると判断して、調光レベルを下げた後に、タイマ
(図示せず)に蛍光灯2の点灯維持時間を設定し、蛍光
灯2を所定の調光レベルで点灯させるとともに、タイマ
に点灯維持時間の限時動作を開始させている。一方、第
2の階段用人感センサ3bのみが人体検知信号を発生し
た場合、制御部4は下階側の階段部に人が居ると判断し
て、蛍光灯2の調光レベルを上げた後に、タイマに蛍光
灯2の点灯維持時間を設定して、蛍光灯2を所定の調光
レベルで点灯させるとともに、タイマに点灯維持時間の
限時動作を開始させている。そして、タイマが点灯維持
時間の限時動作を継続している間、制御部4は第1及び
第2の階段用人感センサ3a,3bが人体検知信号を発
生したか否かを逐次判断し、いずれかのセンサが人体検
知信号を発生した場合、制御部4は人体検知信号を発生
したセンサに応じて蛍光灯2の調光レベルを上下させ、
タイマに蛍光灯2の点灯維持時間を再設定して、蛍光灯
2を点灯させるとともに、タイマに点灯維持時間の限時
動作を開始させている。また、タイマが点灯維持時間の
限時動作を終了した時点で、制御部4は蛍光灯2を消灯
させるか、又は、下限調光レベルの点灯させている。
階段用人感センサ3a,3bの人体検知信号に基づい
て、人が下階側の第1の階段11aや第1の階段室13
aにいる場合は蛍光灯の調光レベルを上げるとともに、
人が上階側の第2の階段11bや第2の階段室13bに
いる場合は蛍光灯の調光レべルを下げているので、人が
居る階段部の部位に応じて所定の照度で蛍光灯2を点灯
させることができ、下階側の階段及び階段室に居る人が
暗いと感じることが無い。また、照明不要時は、制御部
4は蛍光灯2を消灯させるか、又は、下限調光レベルで
調光しているので、照明器具1の省エネを図ることがで
きる。
成は、基本構成1、2又は3と同様であり、照明器具1
の構成は実施形態1とそれぞれ同様であるので、その説
明は省略する。
室又は踊り場のいずれかに配設される照明器具であっ
て、ランプと、ランプの一方側近傍に配設され、上階側
の階段部における人の存否を、階段の途中の検知領域を
少なくとも含む複数の検知領域で検知する検知ビームを
有した第1の階段用人感センサと、ランプの他方側近傍
に配設され、下階側の階段部における人の存否を、階段
の途中の検知領域を少なくとも含む複数の検知領域で検
知する検知ビームを有した第2の階段用人感センサと、
第1及び第2の階段用人感センサの人体検知信号に基づ
いてランプの点灯信号を発生する制御部と、制御部の点
灯信号に基づいてランプを点灯させる安定器とを備え、
第1又は第2の階段用人感センサのうちの少なくともい
ずれか一方が人を検知すると、制御部がランプを点灯さ
せることを特徴とし、階段部に於ける人の存否をもれな
く検知して、人の存否に応じて照明を点灯又は調光する
ことができるという効果がある。
て、複数の検知領域のうち少なくとも1つは、階段の途
中を検知領域とするものよりも上側又は下側を検知領域
とするものであることを特徴とし、請求項1の発明と同
様の効果がある。請求項3の発明は、請求項1の発明に
おいて、第1及び第2の階段用人感センサが両方共に人
の存在を検知しない場合、制御部がランプを消灯させる
ことを特徴とし、照明不要時はランプを消灯できるとい
う効果がある。
て、第1及び第2の階段用人感センサの内のいずれかが
人の存在を検知した場合、制御部がランプを全点灯させ
るとともに、第1及び第2の階段用人感センサが両方共
に人の存在を検知しない場合、制御部がランプを消灯又
は調光することを特徴とし、照明不要時はランプを消灯
又は低照度で調光することができるという効果がある。
て、第1及び第2の階段用人感センサは、人の存否を検
知する距離を調整する距離調整手段を備えているので、
階段の大きさや形状に合わせて検知距離を調整できると
いう効果がある。
て、第1及び第2の階段用人感センサは、検知ビームの
角度を調整する角度調整手段を備えているので、階段の
大きさや形状に合わせて検知ビームの角度を調整できる
という効果がある。
て、第1又は第2の階段用人感センサの内、いずれか一
方が人の存在を検知した場合、制御部がランプを所定の
点灯維持時間だけ全点灯させるとともに、第1及び第2
の階段用人感センサが両方共に人の存在を検知した場
合、いずれか一方が人の存在を検知した場合よりも長い
点灯維持時間で制御部がランプを全点灯させており、踊
り場付近に人が居る場合、ランプの点灯維持時間を長く
しているので、人が階段を昇降途中にランプが消灯する
といった不具合を防止できるという効果がある。
て、第2の階段用人感センサが下階側の階段部に於いて
人の存在を検知した場合、第1の階段用人感センサが上
階側の階段部に於いて人の存在を検知した場合よりも、
制御部がランプの照度を明るくしており、下階側の階段
部の明るさを上階側の階段部の明るさに近づけているの
で、下階側の階段部を昇降する人が暗いと感じることが
ないという効果がある。
の配置図である。
知ビームを示す配光図である。
関係を示す配光図である。
サを用いる階段モデルを示す外観斜視図である。
知ビームと階段との関係を示す配光図である。
は正面図、(b)は側面図、(c)は要部拡大図であ
る。
観斜視図である。
る。
態を示す配置図である。
である。
ャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】階段室又は踊り場のいずれかに配設される
照明器具であって、ランプと、前記ランプの一方側近傍
に配設され、上階側の階段部における人の存否を、階段
の途中の検知領域を少なくとも含む複数の検知領域で検
知する検知ビームを有した第1の階段用人感センサと、
前記ランプの他方側近傍に配設され、下階側の階段部に
おける人の存否を、階段の途中の検知領域を少なくとも
含む複数の検知領域で検知する検知ビームを有した第2
の階段用人感センサと、第1及び第2の階段用人感セン
サの人体検知信号に基づいて前記ランプの点灯信号を発
生する制御部と、制御部の点灯信号に基づいて前記ラン
プを点灯させる安定器とを備え、前記第1又は第2の階
段用人感センサのうちの少なくともいずれか一方が人を
検知すると、前記制御部が前記ランプを点灯させること
を特徴とする照明器具。 - 【請求項2】前記複数の検知領域のうち少なくとも1つ
は、前記階段の途中を検知領域とするものよりも上側又
は下側を検知領域とするものであることを特徴とする請
求項1記載の照明器具。 - 【請求項3】前記第1及び第2の階段用人感センサが両
方共に人の存在を検知しない場合、前記制御部が前記ラ
ンプを消灯させることを特徴とする請求項1記載の照明
器具。 - 【請求項4】前記第1及び第2の階段用人感センサの内
のいずれかが人の存在を検知した場合、前記制御部が前
記ランプを全点灯させるとともに、前記第1及び第2の
階段用人感センサが両方共に人の存在を検知しない場
合、前記制御部が前記ランプを消灯又は調光することを
特徴とする請求項1記載の照明器具。 - 【請求項5】前記第1及び第2の階段用人感センサは、
人の存否を検知する距離を調整する距離調整手段を備え
て成ることを特徴とする請求項1記載の照明器具。 - 【請求項6】前記第1及び第2の階段用人感センサは、
前記検知ビームの角度を調整する角度調整手段を備えて
成ることを特徴とする請求項1記載の照明器具。 - 【請求項7】前記第1又は第2の階段用人感センサの
内、いずれか一方が人の存在を検知した場合、前記制御
部が前記ランプを所定の点灯維持時間だけ全点灯させる
とともに、前記第1及び第2の階段用人感センサが両方
共に人の存在を検知した場合、いずれか一方が人の存在
を検知した場合よりも長い点灯維持時間で前記制御部が
前記ランプを全点灯させることを特徴とする請求項1記
載の照明器具。 - 【請求項8】前記第2の階段用人感センサが下階側の階
段部に於いて人の存在を検知した場合、前記第1の階段
用人感センサが上階側の階段部に於いて人の存在を検知
した場合よりも、前記制御部が前記ランプの照度を明る
くすることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12068196A JP3444088B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 照明器具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09304548A JPH09304548A (ja) | 1997-11-28 |
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Family
ID=14792321
Family Applications (1)
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JP12068196A Expired - Lifetime JP3444088B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1996
- 1996-05-15 JP JP12068196A patent/JP3444088B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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