JP3443699B2 - 自動車用ハンガーレール装置 - Google Patents

自動車用ハンガーレール装置

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JP3443699B2
JP3443699B2 JP16969597A JP16969597A JP3443699B2 JP 3443699 B2 JP3443699 B2 JP 3443699B2 JP 16969597 A JP16969597 A JP 16969597A JP 16969597 A JP16969597 A JP 16969597A JP 3443699 B2 JP3443699 B2 JP 3443699B2
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shaped rail
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裕示 柳瀬
聡 山田
紳作 大政
智仁 橋川
義浩 古賀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ワゴン車
の荷室側において、荷崩れを防止するためのネットロー
プやその他の物を、自在に引っ掛けることのできるハン
ガーレール装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のハンガーレール装置として、実公
平3−16546号公報や実公平5−25509号公報
に示すものが存する。
【0003】前者のハンガーレール装置は、C型レール
と、該C型レールに支承されて物を引っ掛けるランナー
とから成り、そのランナーは、C型レール内を移動する
滑動体と、該滑動体に固定されて物を直に引っ掛けるフ
ック体とを備え、滑動体の後部側に対しては、一対の移
動溝と一対のロック溝とを段差をもって直交する状態に
形成すると共に、ロック溝側に係止凸部を設ける構成と
なっている。
【0004】そして、実際の使用に際しては、C型レー
ルの対向する開口縁を滑動体の後部側に形成されている
一対の移動溝内に嵌入すると、ランナーはレールの開口
に沿って任意の位置まで自由に移動することが可能とな
り、その位置で、ランナーをロックする場合には、フッ
ク体を把持して、滑動体を90°強制的に回転させる
と、今度は、レールの対向する開口縁が一対のロック溝
内に嵌入すると同時に、係止凸部がレールの開口縁の外
面に乗り上げて圧接するので、これにより、ランナーを
レールに対してロックできる。従って、後は、引っ掛け
たい物を任意位置に移動したフック体に引っ掛ければ良
い。
【0005】又、後者のハンガーレール装置も、C型レ
ールと、該C型レールに支承されて物を引っ掛けるラン
ナーとから成るが、そのランナーは、操作摘みとコイル
スプリングとフック体と滑動体とを備え、操作摘みは、
その背面に雄ネジ部を一体に形成し、フック体は、その
上部に嵌合孔を開設し、滑動体は、内部に操作摘みの雄
ネジ部を螺合する雌ネジ部を形成すると共に、レールの
内側に嵌入する基板部と上記フック体の嵌合孔に嵌合す
る筒部を有する構成となっている。
【0006】そして、実際の使用に際しては、コイルス
プリングとフック体の嵌合孔を経て、操作摘みの雄ネジ
部を滑動体の雌ネジ部に螺合する状態を得て、滑動体の
基板部をレール内に嵌入した後、操作摘みを回転させ
て、当該操作摘みの雄ネジ部と滑動体の雌ネジ部の螺合
を弛めると、フック体の上部と滑動体の基板部によるレ
ールの開口縁に対する内外側からの挾持力が弱くなるの
で、ランナーをレールの開口に沿って任意の位置まで移
動させることが可能となり、その位置で、ランナーをロ
ックする場合には、操作摘みを逆方向に回転させて、雄
ネジ部を雌ネジ部に締め付けると、引掛体の上部と滑動
体の基板部によるレールの開口縁に対する挾持力が強く
なるので、これにより、ランナーをレールに対してロッ
クできる。従って、後者の場合においても、後は、同様
に、引っ掛けたい物を任意位置に移動したフック体に引
っ掛ければ良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、自動車用ハ
ンガーレール装置は、カーテン等を吊り下げる家庭用ハ
ンガーレール装置とは異なり、走行中に大きな振動が加
わったり、大きな荷重に耐えねばならなかったり等、多
種多様な使われ方をする関係で、上記した従来のハンガ
ーレール装置では、これらの要請に十分に対応すること
ができなかった。この為、当該分野においては、C型レ
ールを含めた自動車用ハンガーレール装置としての全体
強度・剛性や、ランナー自体のロック力や操作性などの
改善が強く望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る従来のハ
ンガーレール装置が抱える課題を有効に解決するために
開発されたもので、請求項1記載の発明は、自動車室内
に固定されるC型レールと、該C型レールに移動及びロ
ック可能に支承されて物を引っ掛けるランナーとから成
る自動車用ハンガーレール装置において、上記ランナー
は、C型レール内に移動可能に配される滑動体と、該滑
動体の内部に相対変位可能に支持されるロック体と、滑
動体に回動可能に軸支されてC型レールの外方に延びる
操作レバーと、滑動体に回動可能に軸支されてC型レー
ルの外方に延びる引掛体とを備え、引掛体と操作レバー
とを同軸で軸支して、操作レバーの回動操作で、滑動体
の内部に支持されるロック体側をC型レールの底面に圧
接した状態と圧接を解除した状態とに相対変位させる構
成を採用した。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、引掛体は、操作レバーとは相互の回動範囲におい
て干渉することなく、正逆二方向の範囲で自由回動でき
る構成を採用した。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求
項2を前提として、操作レバーは、引掛体とは干渉せず
に、正逆二方向の範囲で自由回動でき、当該正逆二方向
のいずれか一方に回動した時には、ロック体側をC型レ
ールの底面に圧接させ、正逆二方向の中間に回動した時
には、ロック体側のC型レールの底面に対する圧接を解
除する構成を採用した。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3を前提として、引掛体の内側がくり貫かれ、該引掛
体の内側くり貫き域を操作レバーが通過できる構成を採
用した。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4を前提として、滑動体は内部に上面側と下面側が開
放された収納空間を有し、ロック体は当該収納空間の上
面開放口から外方に突出する頭部を有し、該ロック体の
頭部両側中央に一対のテーパー突起を形成して、ロック
体側のC型レールの底面に対する圧接が解除される時に
は、一対のテーパー突起と上記収納空間の上面開放口の
口縁との摺接で、ロック体を滑動体の内部に引き寄せる
構成を採用した。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5を前提として、ロック体のC型レールの底面と対向
する側に、C型レールの底面に接離可能に圧接する弾性
体を設けて、該弾性体の周囲をリブ壁で囲む構成を採用
した。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項5を前提として、C型レールは、両側壁に内方に折曲
する底面を形成すると共に、当該底面から続く奥側に凹
部を設けて、該凹部内にC型レールの長手方向と直交す
る凹凸形状を連続して有する補助部材を設ける一方、ロ
ック体のC型レールの底面と対向する側に、C型レール
の底面に接離可能に圧接する圧接平面部と、上記補助部
材の凹凸形状と接離可能に噛み合う凹凸部とを一体に形
成する構成を採用した。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7を前提と
して、滑動体の下部四隅にC型レールの底面方向に延び
4本のガイド脚を設ける構成を採用した。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1を前提と
して、滑動体の両側に一対の軸受部を設けて、該各軸受
部の内側で操作レバーと引掛体とを同軸で軸支する構成
を採用した。
【0017】請求項10記載の発明は、自動車室内に固
定されるC型レールと、該C型レールに移動及びロック
可能に支承されて物を引っ掛けるランナーとから成る自
動車用ハンガーレール装置において、上記C型レール
は、対向する開口縁に内方に折曲する内フランジ部を設
けると共に、対向する開口縁に外方に折曲する外フラン
ジ部を設ける構成を採用した。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項10を前
提として、C型レールは、両側壁に内方に折曲する底面
を形成すると共に、当該底面から続く奥側に凹部を設け
て、ランナーを内フランジ部と底面間に支承する構成を
採用した。
【0019】
【0020】請求項12記載の発明は、請求項11を
提として、凹部の両側に外方に張り出す張出片を延設す
る構成を採用した。
【0021】請求項13記載の発明は、自動車室内に固
定されるC型レールと、該C型レールに移動及びロック
可能に支承されて物を引っ掛けるランナーとから成る自
動車用ハンガーレール装置において、少なくとも、上記
C型レールの一方の端末部に装着されるエンドキャップ
は、C型レールの内側と連通する内部空洞を有する形態
に成形されて、内部空洞を開閉する蓋を有し、当該蓋を
開放することにより、内部空洞からランナーをC型レー
ルの内側に出し入れできる構成を採用した。
【0022】請求項14記載の発明は、自動車室内に固
定されるC型レールと、該C型レールに移動及びロック
可能に支承されて物を引っ掛けるランナーとから成る自
動車用ハンガーレール装置において、上記C型レール
は、対向する開口縁で画成される一方の受け溝部内面に
テーパー形状を付与し、ランナーは、C型レール内に移
動可能に配される滑動体と、該滑動体に回動可能に軸支
されてC型レールから外方に延びる操作レバーと、滑動
体に連設されてC型レールから外方に延びる引掛体とを
備え、C型レールの一方の受け溝部に支承される滑動体
の部位に上記テーパー形状と相似するテーパー部を設け
て、回動操作に伴う操作レバーの他方の受け溝部を画成
する開口縁に対する接離で、滑動体のテーパー部がC型
レールのテーパー形状に圧接した状態と圧接を解除した
状態とに相対変位させる構成を採用した。
【0023】請求項15記載の発明は、請求項14を前
提として、滑動体のテーパー部をC型レールのテーパー
形状方向へ弾発付勢する構成を採用した。
【0024】請求項16記載の発明は、請求項15を前
提として、滑動体にそのテーパー部をC型レールのテー
パー形状方向へ弾発付勢する弾性部を設けて、当該弾性
部に金属バネ材を付設する構成を採用した。
【0025】請求項17記載の発明は、請求項14乃至
請求項16を前提として、滑動体のテーパー部がC型レ
ールのテーパー形状に圧接した状態にあっても、テーパ
ー部の端面とC型レールの対向する受け溝部内面間に空
隙を存在させる構成を採用した。
【0026】依って、請求項1の下では、操作レバーと
引掛体を同軸で軸支しながら、両者を広い範囲で自由に
回動させることが可能となるので、ランナー自体のロッ
ク及びロック解除の操作が一方向に限定されることがな
くなると共に、引掛体の使用姿勢も一方向に限定される
ことがないので、使い勝手と操作性が頗る向上する。特
に、請求項2・3・4の下では、ランナー自体をC型レ
ールに対してロックした後でも、引掛体の使用姿勢を自
由に変更できたり、引掛体に物を引っ掛けた後でも、ラ
ンナー自体のロックを解除できる利点がある。
【0027】請求項5の下では、ロック体側のC型レー
ルの底面に対する圧接が解除される時には、ロック体の
頭部をその中央において滑動体の内部に自動的に引き寄
せることが可能となるので、ロック体の引き寄せ姿勢が
安定すると共に、操作レバーの回動操作も容易となる。
請求項6の下では、C型レールの底面に圧接する弾性体
がリブ壁に囲まれて剛性がアップしているので、不用意
に変形したり捩じれたりして、ロック状態にあるランナ
ー自体が横ずれを引き起こす心配がない。請求項7の下
では、特に、補助部材とロック体の凹凸による機械的な
噛み合わせで、ランナーをロックできるので、ロック状
態にあるランナーの横ずれをより効果的に防止できる。
請求項8の下では、ランナーのロック解除時には、補助
部材の凹凸形状とロック体の凹凸部を確実に引き離し
て、ランナーのC型レール内での移動が容易となる。請
求項9の下では、例え、引掛体に斜めからの荷重が加わ
っても、引掛体が滑動体から脱落する心配がない。
【0028】請求項10の下では、内方に折曲した内フ
ランジ部の存在よって、C型レール自体の剛性を向上
でき、且つ、外フランジ部の存在によって、特に、C型
レールの斜め荷重に対する剛性が向上すると共に、トリ
ム材との関係で、外観上の見映えが良好となる。請求項
11の下では、これに加えて、C型レール内にランナー
を抜け外れの恐れなく確実に支承でき、且つ、C型レー
ルをネジ部材を用いて固定する場合にも、そのネジ頭を
凹部内に収納できるので、ランナーの移動に支障を与え
る心配がなくなると共に、ランナーのレール底面と接離
する面を平坦となせるので、例え、レールよりも弱い樹
脂製のランナーであっても、その剛性を向上できる。請
求項12の下では、張出片の存在によって、C型レール
自体の固定強度が向上する。
【0029】請求項13の下では、内部空洞と当該内部
空洞を開閉する蓋を有するエンドキャップの使用によ
り、C型レール内に対するランナーの出し入れが容易と
なるばかりか、ランナーを交換する必要が生じた場合で
も、速やかに対処することが可能となる。
【0030】請求項14の下では、ランナーをロックす
る場合には、滑動体側のテーパー部をC型レール側のテ
ーパー形状に楔効果を伴って圧接できるので、ランナー
の強いロック力が得られる。請求項15の下では、操作
レバーの操作性が良好となると共に、寸法上のバラツキ
等を吸収できる。請求項16の下では、テーパー部とテ
ーパー形状との圧接力を更に高めると同時に、弾性部の
温度変化や経時変化によるヘタリを効果的に抑制でき
る。請求項17の下では、空隙で摩耗粉を回収して、ラ
ンナーの円滑な移動を保障できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する各好適な
実施の形態に基づいて詳述する。第一実施の形態に係る
ハンガーレール装置は、図1に示す如く、ワゴン車の荷
室内において、荷崩れ防止用のネットロープを引っ掛け
るハンガーレール装置として開発されたもので、主とし
て、荷室側壁の横方向に固定されるC型レールRAと、
該C型レールRA内の開口に沿って自由に移動でき且つ
その任意の位置にロックできるランナーRUとから成
る。
【0032】そこで、まず、ランナーRU側から先に説
明すると、当該ランナーRUは、図2に示す如く、上記
C型レールRA内に移動可能に配される滑動体1と、該
滑動体1の内部に相対変位可能に支持されるロック体1
1と、該ロック体11に保持されてC型レールRAの底
面と接離する弾性体21と、ロック体11の滑動体1に
対する相対変位を制御する操作レバー31と、既述した
ネットロープを引っ掛ける引掛体41とを備える構成と
なっている。
【0033】そして、滑動体1は、合成樹脂で矩形箱状
に成形されて、図3にも示す如く、内部に上面側と下面
側が開放されたロック体11の収納空間2を形成する一
方、上面の両側に一対の軸受部3を立設すると共に、同
両端に一対の抜止肩4を突設する構成となっている。
尚、収納空間2の上面開放口2aは、口狭となって上記
一対の軸受部3の中間に位置し、下面開放口2bは、上
面開放口2aと各抜止肩4を繋ぐ凹状壁5を介して口広
となっている。
【0034】ロック体11は、合成樹脂で上記滑動体1
の収納空間2と略相似する形状に成形されて、図4にも
示す如く、上記滑動体1の収納空間2の上面開放口2a
から外方に突出する頭部12と、後述する弾性体21を
保持する脚部13とを上下方向に有し、頭部12は、上
面開放口2aより若干小さめな長方形状を呈し、その両
側中央に上面開放口2aの口縁と弾性力を伴って摺接す
る一対のテーパー突起14を形成し、脚部13は、内部
にスリット15を介して連通する上部空間16と下部空
間17を形成すると共に、スリット15の対向する両側
縁に凸部18を連続して形成し、上部空間16について
は、上記頭部12と直交する状態に貫通させ、下部空間
17については、スリット15を除く周縁にリブ壁19
を一連に形成する構成となっている。
【0035】弾性体21は、摩擦抵抗の高いゴム等の軟
質材で成形されて、上記ロック体11の下部空間17内
に保持される大きさと比較的高さのあるベース部22
と、スリット15を介してロック体11の上部空間16
内に保持される首部23とを有し、首部23の付け根両
側に上記スリット15の凸部18を係合する凹部24を
形成する構成となっている。
【0036】従って、スリット15の切欠開口側から凸
部18と凹部24を係合させながら、弾性体21の首部
23を上部空間16内に押し込み、ベース部22を下部
空間17内に押し込むと、弾性体21がロック体11の
脚部13側に確実に保持されると共に、ベース部22の
一部が上記リブ壁19に囲まれた状態で下部空間17か
ら外方に突出することとなる。
【0037】操作レバー31は、合成樹脂で平板状に成
形されて、図5にも示す如く、その基端部31aを断面
円形状に膨出させて、該膨出基端部31aに偏心した軸
孔32を形成すると共に、偏心軸孔32を中心とした膨
出基端部31aの周囲に、上記ロック体11の頭部12
の上面に当接するカム面33を形成する構成となってい
る。当該カム面33は、偏心軸孔32を中心として、操
作レバー31の長手方向の端にある部位33aが最も低
く、この最も低い部位33aから両側方向へ向かう部位
33bが徐々に高くなるように設定されている。
【0038】引掛体41は、合成樹脂で内側がくり貫か
れたU字状に成形されて、両端部41aに軸孔42を形
成する構成となっているが、大きさ的には、その内側の
くり貫き域で上記操作レバー31を干渉することなく自
由な通過が許容できる寸法が積極的に付与されている。
【0039】従って、滑動体1の収納空間2から上面開
放口2aを経て弾性体21を保持したロック体11の頭
部12の外方突出状態を得て、滑動体1とロック体11
とを一体化した後、滑動体1の上面に立設されている一
対の軸受部3の内側に操作レバー31の膨出基端部31
aを臨ましめ、当該各軸受部3の外側に引掛体41の両
端部41aを臨ましめながら、当該引掛体41の軸孔4
2から軸受部3の軸孔・膨出基端部31aの軸孔32へ
とロールピン51を挿通すると、図6に示す如く、ロッ
ク体11を支持する滑動体1に対して、操作レバー31
と引掛体41とが、相互の回動範囲において干渉するこ
となく、同軸をもって自由回動可能に軸支されることと
なる。
【0040】そして、この滑動体1に軸支された操作レ
バー31と引掛体41とは、C型レールRAの外方に延
びて、いずれも、個々に、正逆二方向の範囲で自由回動
が保障されることとなるが、特に、操作レバー31にあ
っては、正逆二方向のいずれか一方に回動した時には、
既述したカム面33の高い部位33bの作用で、ロック
体11に保持される弾性体21をC型レールRAの底面
に圧接させ、正逆二方向の中間に回動した時には、当該
弾性体21の圧接を解除する機能を果たすこととなる。
【0041】又、第一実施の形態で使用されるC型レー
ルRAに関しては、アルミ製のレールを使用するものと
するが、当該レールRAは、図7に示す如く、その対向
する開口縁に内方に折曲して既述した滑動体1の抜止肩
4と係合する内フランジ部61を延設すると共に、各開
口縁の外方に若干傾斜折曲して荷室のトリム材表面に当
接する外フランジ部62を延設する一方、その両側壁を
内方に折曲して上記弾性体21が接離する底面63を形
成すると共に、該底面63から続く奥側に底壁64を介
して凹部65を積極的に設ける構成となっている。この
底壁64は、図示する如く、その両側縁に外方に張り出
す張出片66を一体に延設すると共に、その中央部にネ
ジ部材91を挿通する挿通孔67を一定の間隔をおいて
穿設するものとする。尚、上記内フランジ部61は、底
面63と平行して滑動体1の抜止肩4と係合する部位
と、当該部位から底面63方向に折れ曲がって抜止肩4
の側方に臨む部位とからなる。
【0042】更に、当該C型レールRAの両端末部に装
着されるエンドキャップの内、少なくとも、リアシート
S寄りのエンドキャップ71に関しては、図8に示す如
く、C型レールRAの断面形状に相似して、当該C型レ
ールRAの内側と連通する内部空洞72を有する比較的
長寸なボックス形として合成樹脂で成形されて、その開
口縁側にフランジ部73を周設し、当該フランジ部73
に上記内部空洞72を開閉する蓋74を薄肉ヒンジ75
を介して連設する構造のものを使用するものとする。
【0043】このエンドキャップ71の蓋74は、両側
縁に設けられている一対の係止脚76を段部77に係合
すれば、内部空洞72を完全に閉塞して、フランジ部7
3と面一となるが、当該係止脚76と段部77の係合を
解いて、内部空洞72を開放すると、当該開放された内
部空洞72を利用して、上記したランナーRUをC型レ
ールRAの内側に出し入れすることを可能とする。図
中、78はC型レールRAの端末部と共絞めされる取付
片である。又、蓋74は、リアシートSがリクライニン
グで倒れ込む方向に対して閉塞できるように設けられて
いるので、例え、リアシートSが突発的に倒れ込んだと
しても、開放状態にある蓋74が破損する心配がない
し、逆に、倒れ込んだリアシートSを起こす時に、蓋7
4が開放されている場合には、当該蓋74の存在に容易
に気がつくので、やはり、蓋74を破損する恐れは極め
て少ない。
【0044】尚、第一実施の形態にあっては、リアゲー
トG寄りのエンドキャップ81に関しては、特に、袋物
等の吊り下げに適したフック体82を出没可能に軸支し
た構造のものを使用しているが、当該側のエンドキャッ
プ81についても、上記した内部空洞72と蓋74を有
するエンドキャップ71を使用することを妨げるもので
はない。
【0045】依って、今仮に、荷崩れを防止するための
ネットロープを引っ掛けるために、第一実施の形態に係
るハンガーレール装置をワゴン車の荷室側壁に設置する
場合には、予め、その車体の内パネルP1側にネジ孔を
一定の間隔をおいて穿設しておき、当該内パネルP1の
各ネジ孔にC型レールRAの底壁64の各挿通孔67か
らネジ部材91を螺合すると、図9に示す如く、C型レ
ールRAが各エンドキャップ71・81と一緒に固定さ
れることとなる。尚、この場合には、予め、C型レール
RAの端末部からロック体11を支持する滑動体1を嵌
入しておいても良いし、最後に、既述したエンドキャッ
プ71の蓋74を開放し、その内部空洞72を利用し
て、C型レールRA内に滑動体1を嵌入しても良い。図
中、P2は車体の外パネル、Tはトリム材、Gはリアゲ
ートである。
【0046】又、C型レールRAの内パネルP1に対す
る固定に際しては、凹部65を画成する底壁64の両側
縁に延設された張出片66の存在によって、C型レール
RAの内パネルP1に対する固定強度がアップされるこ
ととなるし、ネジ部材91のネジ頭91aは凹部65内
に完全に収納されるので、滑動体1の移動に支障を来す
心配も全くない。従って、滑動体1や弾性体21側にネ
ジ頭91aを吸収するための加工を施す必要がなくなる
ので、極めて合理的となると共に、滑動体1側の剛性も
向上する。更に、C型レールRAの外フランジ部62の
先端縁側は、トリム材Tの表面に当接するので、固定状
態における外観上の見映えが向上することは言うまでも
ないが、C型レールRAの斜め荷重に対する剛性も向上
する。
【0047】そして、図10に示す如く、操作レバー3
1の回動操作を得て、操作レバー31の膨出基端部31
aに形成されているカム面33の最も低い部位33aを
ロック体11の頭部12の上面に当接させると、当該カ
ム面33の部位33aの作用で、ロック体11がレール
RAの底面63側に押しやられないので、ロック体11
に保持されている弾性体21はレールRAの底面63に
接触しない。従って、斯る状態の下では、ランナーRU
をレールRAの開口に沿って任意の位置まで自由に移動
させることが可能となる。
【0048】その後、ランナーRUを任意の位置にロッ
クする場合には、図11に示す如く、操作レバー31を
正逆二方向のいずれか一方、即ち、上方又は下方へ90
°回動させて、今度は、操作レバー31の膨出基端部3
1aに形成されているカム面33の高い部位33bをロ
ック体11の頭部12の上面に当接させると、当該カム
面33の部位33bの作用で、ロック体11がレールR
Aの底面63側に強制的に押しやられて、当該ロック体
11に保持されている弾性体21がレールRAの底面6
3に強く圧接するので、これにより、ランナーRUがそ
の位置に確実にロックされる。
【0049】従って、後は、引掛体41にネットロープ
(図示せず)を引っ掛ければ、荷室側における荷崩れが
防止できることとなるが、当該引掛体41に相当の荷重
が加わった場合でも、滑動体1の各抜止肩4と弾性体2
1とは、C型レールRA内において、その各内フランジ
部61で画成される受け溝部内面と底面63間で対向し
て押圧され、且つ、弾性体21自体は、ロック体11の
下部空間17の周縁に形成されているリブ壁19に囲ま
れてその剛性がアップしているので、不用意に変形した
り捩じれたりして、ロック状態にあるランナーRUが横
ずれを引き起こす心配がない。
【0050】尚、図面上では、引掛体41は斜め下方へ
回動した使用姿勢を示しているが、第一実施の形態の下
では、引掛体41は操作レバー31とは干渉せずに自由
に回動できる寸法が付与されている関係で、回動できる
上方と下方の範囲内において、ネットロープを最も引っ
掛け易い位置で使用できる利点があると共に、これに応
じて、操作レバー31も回動操作し易い方向に回動する
ことが可能となるので、いずれにしても、方向性が制限
されることがなくなって、使い勝手が頗る向上する。し
かも、ランナーRUをC型レールRAに対してロックし
た後でも、引掛体41の使用姿勢を自由に変更できる利
点がある。
【0051】又、C型レールRA自体に関しても、底面
63を折曲して形成したことに加えて、内フランジ部6
1と外フランジ部62を設けた関係で、図11の上下方
向・左右方向又は斜め方向の荷重に対して、レール各部
の応力を下げることが可能となる。特に、内フランジ部
61の存在は、恰も、滑動体1の抜止肩4の両側に縦壁
が位置することとなるので、当該内フランジ部61から
得られる縦壁の作用で、滑動体1の抜止肩4の抜け外れ
を防止して、その移動を円滑にガイドできることは言う
までもないが、仮に、上方へ回動した引掛体41を介し
て、滑動体1に上方向の荷重が加わった場合には以下の
作用が期待できる。
【0052】即ち、図11のAの状態において、レール
RAの上側壁と滑動体1の間隔△1が0.2mm、下側壁
の内フランジ部61と抜止肩4の間隔△2が0.3mmと
して、ランナーRUが右上方へ引き上げられると、滑動
体1がレールRAの上側壁に当接すると同時に△1が0
となって、その上方向分力の一部が上側壁によって支え
られることとなるが、引き続き引き上げ荷重が加わる
と、今度は、上側壁が底壁64に対して撓みながら上方
へ変形する。
【0053】そして、引き上げ荷重が更に強まると、抜
止肩4が内フランジ部61の折れ曲がり部位に当接する
と同時に△2が0となって、その荷重を上側壁だけでな
く、内フランジ部61から続く下側壁でも支えて、当該
荷重をレールRAの全体で受けとめることが可能となる
ので、コンピューターによるFEM解析結果を示す図1
2から明らかな如く、応力の集中を回避して、C型レー
ルRAの強度・剛性を効果的に高められる。尚、図12
では、応力が>>>の関係となっている。
【0054】そして、再度、ランナーRUを移動させる
必要が生じたような場合には、操作レバー31を図10
に示す状態に回動すると、ロック体11の頭部12の上
面に対するカム面33の高い部位33bの当接が解除さ
れる。すると、ロック体11の頭部12に形成されてい
るテーパー突起14と滑動体1の上面開放口2aの口縁
が弾性力を伴って摺接して、ロック体11が滑動体1の
内部に自動的に引き寄せられるので、この結果、弾性体
21のレールRAの底面63への圧接が即座に解除され
て、ランナーRUは再びレールRAの開口に沿って自由
に移動できることとなる。尚、この時には、引掛体41
にネットロープが引っ掛けられている状態でも、操作レ
バー31を回動操作して、ランナーRUのロックを解除
できる利点がある。
【0055】又、上記した第一実施の形態にあっては、
滑動体1に操作レバー31と引掛体41とを同軸で軸支
する場合に、引掛体41の両端部41aを外側に位置さ
せたものであるが、図13に示す如く、滑動体1の一対
の軸受部3を外側に張り出して、当該各軸受部3の内側
に引掛体41の両端部41aと操作レバー31の膨出基
端部31aを位置させるように構成すれば、例え、引掛
体41に相当大きな荷重が斜めから加わっても、引掛体
41が滑動体1から脱落する恐れを有効に防止できる。
【0056】次に、第二実施の形態に係るハンガーレー
ル装置を説明すると、当該第二実施の形態のものも、基
本的には、上記した第一実施の形態を踏襲するものでは
あるが、異なるところは、第一実施の形態で使用された
弾性体21に代えて、図14に示す如く、C型レールR
Aの長手方向と直交する凹凸形状92aを固定部位を除
く範囲に連続して有する合成樹脂製の補助部材92を別
途用意して、当該補助部材92を上記したC型レールR
Aの凹部65内の全域にネジ部材91で共絞めにて固設
する一方、ロック体11の下部11a側を板状となし
て、その下面両側にC型レールRAの底面63に接離可
能に圧接する圧接平面部93を形成すると共に、同下面
中央に上記補助部材92の凹凸形状92aと接離可能に
噛み合う凹凸部94を一体に形成し、且つ、滑動体1の
下部四隅にC型レールRAの底面63方向へ延びる4本
のガイド脚95を設ける構成となしたものである。尚、
その固設状態にあっては、補助部材92の凹凸形状92
aとレールRAの底面63とが略面一となるように、補
助部材92の肉厚を決定するものとする。
【0057】依って、第二実施の形態の下でも、図15
に示す如く、操作レバー31の回動操作を得て、操作レ
バー31の膨出基端部31aに形成されているカム面3
3の最も低い部位33aをロック体11の頭部12の上
面に当接させると、当該カム面33の部位33aの作用
で、ロック体11の下部11aがレールRAの底面63
側に押しやられないので、ロック体11の圧接平面部9
3はレールRAの底面63には接触せず、且つ、同凹凸
部94も補助部材92の凹凸形状92aとは噛み合わな
い。従って、斯る状態の下では、ランナーRUをレール
RAの開口に沿って任意の位置まで自由に移動させるこ
とが可能となる。しかも、この場合には、上記した各ガ
イド脚95のガイド作用で、ランナーRUはスムーズに
移動できる。
【0058】その後、ランナーRUを任意の位置にロッ
クする場合には、図16に示す如く、第一実施の形態と
同様に、操作レバー31を正逆二方向のいずれか一方に
回動させて、今度は、操作レバー31の膨出基端部31
aに形成されているカム面33の高い部位33bをロッ
ク体11の頭部12の上面に当接させると、当該カム面
33の部位33bの作用で、ロック体11の下部11a
がレールRAの底面63側に強制的に押しやられて、当
該ロック体11の圧接平面部93がレールRAの底面6
3に強く圧接すると同時に、同凹凸部94がレールRA
の凹部65内に固設されている補助部材92の対応する
凹凸形状92aと噛み合うので、これにより、ランナー
RUがその位置に確実にロックされる。
【0059】特に、第二実施の形態にあっては、温度変
化の影響を受けてヘタリ易いゴム等の弾性体21に代え
て、補助部材92とロック体11の凹凸92a・94に
よる機械的な噛み合わせで、ランナーRUをロックする
構成を採用した関係で、温度変化に左右されない強いロ
ック力が継続して提供できるので、例え、引掛体41に
斜めから大きな荷重が加わったとしても、ロック状態に
あるランナーRU自体の横ずれをより効果的に防止でき
ることとなる。尚、この場合において、補助部材92の
凹凸形状92aとロック体11の凹凸部94の噛み合い
に際しては、レールRAの長手方向に対して若干の遊び
があるように設定すれば、例え、凹凸形状92aと凹凸
部94間にピッチ上のバラツキが生じていても、両者9
2a・94の円滑な噛み合いが保障できるので、操作レ
バー31の回動操作力が一定して、操作感が頗る良好と
なる。
【0060】又、上記した機械的なロック状態を解け
ば、第一実施の形態と同様に、ランナーRUを自由に移
動できる訳であるが、この場合には、ガイド脚95のレ
ールRAの底面63に対する当接で、ロック体11の凹
凸部94を補助部材92の凹凸形状92aから確実に引
き離して、ランナーRUをレールRA内でスムーズに移
動させることが可能となる。
【0061】尚、第二実施の形態の下では、先の第一実
施の形態と同様に、単に、滑動体1の内部に口狭な上面
開放口2aと口広な下面開放口2bを有する収納空間2
を形成して、当該収納空間2内にロック体11の頭部1
2側を相対変位可能に支持する構成となしたものである
が、例えば、図17に示す如く、滑動体1の各軸受部3
側の内壁面に一対のガイド凹溝96を積極的に形成する
一方、ロック体11の頭部12の両側に一対の突起壁9
7を積極的に設けて、当該突起壁97の上記ガイド凹溝
96内に対する係入状態を得て、ロック体11を滑動体
1に対して相対変位させるように構成すれば、ロック体
11のガタツキや捩じれをより効果的に防止できること
となる。
【0062】最後に、第三実施の形態に係るハンガーレ
ール装置を詳述すると、当該第三実施の形態のものも、
主として、ワゴン車の荷室側壁の横方向に固定されるC
型レールRAと、該C型レールRAの開口に沿って自由
に移動でき且つその任意の位置にロックできるランナー
RUとから成るものであるが、特徴とするところは、以
下の構成を採用した点にある。
【0063】そこで、第一実施の形態と同様に、まず、
ランナーRU側から説明すると、当該ランナーRUは、
図18に示す如く、後述するC型レールRA内に移動可
能に配される滑動体101と、該滑動体101のレール
RA内における相対変位を制御する操作レバー131
と、ネットロープを引っ掛ける引掛体141とを備える
構成となっている。
【0064】そして、滑動体101は、合成樹脂で矩形
状に成形されて、図示する如く、その前面側に上記操作
レバー131を回動可能に軸支するU字形状の軸受部1
02を一体に突設する一方、下部側の長手方向に横V字
状を呈する弾性部103を設けると共に、当該弾性部1
03の下位側に先細りテーパー部104を設け、且つ、
上記軸受部102の下面に略J字状を呈する引掛体14
1を一体に垂設する構成となっている。
【0065】操作レバー131は、合成樹脂で平板状に
成形されて、その基端部131aに軸孔132を形成す
ると共に、該軸孔132の上面側に後述するC型レール
RAの上側開口縁161aに接離するカム面133を形
成する構成となっている。当該カム面133は、操作レ
バー131の先端側から円弧状に膨出する部位133a
と、当該部位133aから連続してレバー側に直線上に
折り返す部位133bとを有し、上記軸孔132を中心
として見ると、前者の部位133aが低く、後者の部位
133bが高くなるように設定されている。
【0066】従って、第三実施の形態の下では、滑動体
101の軸受部102の内側に操作レバー131の基端
部131aを臨ましめながら、同軸受部102の軸孔か
ら基端部131aの軸孔132内にロールピン151を
挿通すると、操作レバー131が回動可能に軸支される
と同時に、ランナーRU自体が組み立てられる。
【0067】又、第三実施の形態に使用されるC型レー
ルRAに関しては、基本的には、第一・第二実施の形態
と同様に、アルミ製のレールを使用するものであるが、
異なるところは、図示する如く、対向する開口縁161
a・161bの内、下側の開口縁161bで画成される
下側の受け溝部162の内面に、上記滑動体101の先
細りテーパー部104と相似するテーパー形状163を
積極的に付与する構成となっている。
【0068】依って、荷崩れ防止用のネットロープを引
っ掛けるために、第三実施の形態に係るハンガーレール
装置をワゴン車の荷室側壁に設置する場合にも、車体の
内パネル(図示せず)にC型レールRAをエンドキャッ
プ(図示せず)と一緒に固定して、当該レールRA内に
上記ランナーRUの滑動体101を第一実施の形態と同
様な方法で嵌入すれば良い訳であるが、斯る状態にあっ
ては、操作レバー131と引掛体141とがC型レール
RAの外方へ延びることとなる。
【0069】そして、図19に示す如く、操作レバー1
31の回動操作を得て、当該操作レバー131を水平状
態に回動すると、そのカム面133の低い部位133a
がレールRAの上側開口縁161aと対面することとな
るが、カム面133の低い部位133aは当該開口縁1
61aには当接しないので、滑動体101のテーパー部
104はC型レールRAのテーパー形状163とは若干
接触するか或いは一定の狭い隙間を画して向かい合うこ
ととなる。従って、斯る状態の下では、いずれにして
も、強い接触力が加わっていないので、ランナーRUを
レールRAの開口に沿って任意の位置まで自由に移動さ
せることが可能となる。
【0070】その後、ランナーRUを任意の位置にロッ
クする場合には、図20に示す如く、操作レバー131
を上方に回動させると、今度は、カム面133の高い部
位133bが低い部位133aの円弧形状の助けを得て
C型レールRAの上側開口縁161aに当接して、この
高い部位133bの当接作用で、滑動体101を下方に
押しやるので、これにより、滑動体101のテーパー部
104がC型レールRAのテーパー形状163に楔効果
を伴って強く圧接して、ランナーRUがその位置にロッ
クされる。尚、斯る状態にあっても、上記圧接を解除し
た状態と同様に、テーパー部104の端面と下側の受け
溝部162の内面間に空隙164が存在することとなる
ので、当該空隙164で摩耗粉を回収して、ランナーR
Uの円滑な移動を保障できる。
【0071】従って、後は、引掛体141にネットロー
プ(図示せず)を引っ掛ければ、荷室側における荷崩れ
が防止できることとなるが、当該引掛体141に相当の
荷重が加わった場合でも、既述した如く、滑動体101
のテーパー部104がC型レールRAのテーパー形状1
63に楔効果を伴って強く圧接しているので、ロック状
態にあるランナーRUが横ずれを引き起こす心配がな
い。
【0072】そして、再度、ランナーRUを移動させる
必要が生じたような場合には、操作レバー131を図1
9に示す状態に回動すると、カム面133の高い部位1
33bのレールRAの上側開口縁161aに対する当接
が解除されるので、この結果、滑動体101のテーパー
部104とレールRAのテーパー形状163の楔効果を
伴った強い圧接が即座に解除されて、ランナーRUは再
びレールRAの開口に沿って自由に移動できることとな
る。
【0073】しかも、第三実施の形態の下では、操作レ
バー131の回動に際しては、滑動体101の横V字状
の弾性部103が撓んで、カム面133の高い部位13
3bの上側開口縁161aに対する正逆乗り越えを促す
ので、操作レバー131の回動操作も容易となる。
【0074】又、この第三実施の形態にあっては、操作
レバー131の回動操作を円滑にするために、滑動体1
01に横V字状の弾性部103を設けたものであるが、
図21に示す如く、滑動体101の下部側に弾性部たる
伸縮可能な孔105を形成して、当該弾性孔105の内
周に相似形の金属バネ板106を装着するように構成す
れば、滑動体101のテーパー部104のレールRAの
テーパー形状163に対する圧接力を高めながら、滑動
体101の下部側の温度変化や経時変化に起因したヘタ
リをも有効に防止することが可能となる。
【0075】尚、上記した各実施の形態の下では、荷崩
れ防止用のネットロープを引っ掛けるハンガーレール装
置として説明したが、本発明に係るハンガーレール装置
は、これに限定されるものではなく、ネットロープの他
に、その他各種の吊下物等をも対象とできることは言う
までもない。
【0076】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、請求項1の下では、操作レバーと引掛体を同軸
で軸支しながら、両者を広い範囲で自由に回動させるこ
とが可能となるので、ランナー自体のロック及びロック
解除の操作が一方向に限定されることがなくなると共
に、引掛体の使用姿勢も一方向に限定されることがない
ので、使い勝手と操作性が頗る向上する。特に、請求項
2・3・4の下では、ランナー自体をC型レールに対し
てロックした後でも、引掛体の使用姿勢を自由に変更で
きたり、引掛体に物を引っ掛けた後でも、ランナー自体
のロックを解除できる利点がある。
【0077】請求項5の下では、ロック体側のC型レー
ルの底面に対する圧接が解除される時には、ロック体の
頭部をその中央において滑動体の内部に自動的に引き寄
せることが可能となるので、ロック体の引き寄せ姿勢が
安定すると共に、操作レバーの回動操作も容易となる。
請求項6の下では、C型レールの底面に圧接する弾性体
がリブ壁に囲まれて剛性がアップしているので、不用意
に変形したり捩じれたりして、ロック状態にあるランナ
ー自体が横ずれを引き起こす心配がない。請求項7の下
では、特に、補助部材とロック体の凹凸による機械的な
噛み合わせで、ランナーをロックできるので、ロック状
態にあるランナー自体の横ずれをより効果的に防止でき
る。請求項8の下では、ランナーのロック解除時には、
補助部材の凹凸形状とロック体の凹凸部を確実に引き離
して、ランナーのC型レール内での移動が容易となる。
請求項9の下では、例え、引掛体に斜めからの荷重が加
わっても、引掛体が滑動体から脱落する心配がない。
【0078】請求項10の下では、内方に折曲した内フ
ランジ部の存在よって、C型レール自体の剛性を向上
でき、且つ、外フランジ部の存在によって、特に、C型
レールの斜め荷重に対する剛性が向上すると共に、トリ
ム材との関係で、外観上の見映えが良好となる。請求項
11の下では、これに加えて、C型レール内にランナー
を抜け外れの恐れなく確実に支承でき、且つ、C型レー
ルをネジ部材を用いて固定する場合にも、そのネジ頭を
凹部内に収納できるので、ランナーの移動に支障を与え
る心配がなくなると共に、ランナーのレール底面と接離
する面を平坦となせるので、例え、レールよりも弱い樹
脂製のランナーであっても、その剛性を向上できる。請
求項12の下では、張出片の存在によって、C型レール
自体の固定強度が向上する。
【0079】請求項13の下では、内部空洞と当該内部
空洞を開閉する蓋を有するエンドキャップの使用によ
り、C型レール内に対するランナーの出し入れが容易と
なるばかりか、ランナーを交換する必要が生じた場合で
も、速やかに対処することが可能となる。
【0080】請求項14の下では、ランナーをロックす
る場合には、滑動体のテーパー部をC型レールのテーパ
ー形状に楔効果を伴って圧接できるので、ランナーの強
いロック力が得られる。請求項15の下では、操作レバ
ーの操作性が良好となると共に、寸法上のバラツキ等を
吸収できる。請求項16の下では、テーパー部とテーパ
ー形状との圧接を更に高めると同時に、弾性部の温度変
化や経時変化によるヘタリを効果的に抑制できる。請求
17の下では、空隙で摩耗粉を回収して、ランナーの
円滑な移動を保障できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態に係る自動車用ハンガ
ーレール装置をワゴン車の荷室側壁に設置した状態を示
す外観図である。
【図2】同ハンガーレール装置に使用されるランナーを
示す分解斜視図である。
【図3】(A)は滑動体の平面図、(B)は同断面図で
ある。
【図4】(A)はロック体の平面図、(B)は同側面
図、(C)は同断面図である。
【図5】操作レバーの正面図である。
【図6】(A)は組み立てられたランナーの平面図、
(B)は同正面図である。
【図7】C型レールを示す要部斜視図である。
【図8】C型レールの端末部に装着される一方のエンド
キャップを示す斜視図である。
【図9】第一実施の形態に係る自動車用ハンガーレール
装置をワゴン車の荷室側壁に固定した状態を示す要部断
面図である。
【図10】(A)(B)はランナーの移動可能状態を角度を
変えて示す要部断面図である。
【図11】(A)(B)はランナーのロック状態を角度を変
えて示す要部断面図である。
【図12】C型レールのFEM解析結果を示す等高線図で
ある。
【図13】第一実施の形態に係るハンガーレール装置に使
用されるランナーの他例を示す平面図である。
【図14】第二実施の形態に係るハンガーレール装置で使
用される補助部材とロック体を示す斜視図である。
【図15】(A)(B)はランナーの移動可能状態を角度を
変えて示す要部断面図である。
【図16】(A)(B)はランナーのロック状態を角度を変
えて示す要部断面図である。
【図17】第二実施の形態に係るハンガーレール装置に使
用される滑動体とロック体の他例を示す説明図である。
【図18】第三実施の形態に係る自動車用ハンガーレール
装置を一部分解して示す要部斜視図である。
【図19】ランナーの移動可能状態を示す要部断面図であ
る。
【図20】ランナーのロック状態を示す要部断面図であ
る。
【図21】(A)(B)は第三実施の形態に係るハンガーレ
ール装置に使用されるランナーの他例を示す要部斜視図
と要部断面図である。
【符号の説明】
RU ランナー RA C型レール 1 滑動体 2 収納空間 2a 上面開放口 2b 下面開放口 3 軸受部 4 抜止肩 11 ロック体 11a 下部 12 頭部 13 脚部 14 テーパー突起壁 16 上部空間 17 下部空間 19 リブ壁 21 弾性体 22 ベース部 23 首部 31 操作レバー 31a 膨出基端部 32 軸孔 33 カム面 33a 低い部位 33b 高い部位 41 引掛体 41a 端部 42 軸孔 51 ロールピン 61 内フランジ部 62 外フランジ部 63 底面 64 底壁 65 凹部 66 張出片 68 挿通孔 71 リアシート側のエンドキャップ 72 内部空洞 74 蓋 76 係止脚 77 段部 81 リアゲート側のエンドキャップ 82 フック体 91 ネジ部材 91a ネジ頭 92 補助部材 92a 凹凸形状 93 圧接平面部 94 凹凸部 95 ガイド脚 96 ガイド凹溝 97 突起壁 101 滑動体 102 軸受部 103 弾性部 104 テーパー部 105 伸縮可能な孔(弾性部) 106 金属バネ板 131 操作レバー 131a 基端部 132 軸孔 133 カム面 133a 低い部位 133b 高い部位 141 引掛体 151 ロールピン 161a 上側開口縁 161b 下側開口縁 162 下側の受け溝部 163 テーパー形状 164 空隙
フロントページの続き (72)発明者 柳瀬 裕示 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町51番地 株式会社パイオラックス内 (72)発明者 山田 聡 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町51番地 株式会社パイオラックス内 (72)発明者 大政 紳作 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 橋川 智仁 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 古賀 義浩 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−130591(JP,U) 実開 昭59−70582(JP,U) 実公 平5−25509(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47H 1/00 - 23/14 B60P 7/06 B60R 5/04

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車室内に固定されるC型レールと、
    該C型レールに移動及びロック可能に支承されて物を引
    っ掛けるランナーとから成る自動車用ハンガーレール装
    置において、上記ランナーは、C型レール内に移動可能
    に配される滑動体と、該滑動体の内部に相対変位可能に
    支持されるロック体と、滑動体に回動可能に軸支されて
    C型レールの外方に延びる操作レバーと、滑動体に回動
    可能に軸支されてC型レールの外方に延びる引掛体とを
    備え、引掛体と操作レバーとを同軸で軸支して、操作レ
    バーの回動操作で、滑動体の内部に支持されるロック体
    側をC型レールの底面に圧接した状態と圧接を解除した
    状態とに相対変位させるように構成したことを特徴とす
    る自動車用ハンガーレール装置。
  2. 【請求項2】 引掛体は、操作レバーとは相互の回動範
    囲において干渉することなく、正逆二方向の範囲で自由
    回動できることを特徴とする請求項1記載の自動車用ハ
    ンガーレール装置。
  3. 【請求項3】 操作レバーは、引掛体とは干渉せずに、
    正逆二方向の範囲で自由回動でき、当該正逆二方向のい
    ずれか一方に回動した時には、ロック体側をC型レール
    の底面に圧接させ、正逆二方向の中間に回動した時に
    は、ロック体側のC型レールの底面に対する圧接を解除
    することを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか
    に記載の自動車用ハンガーレール装置。
  4. 【請求項4】 引掛体の内側がくり貫かれ、該引掛体の
    内側くり貫き域を操作レバーが通過できることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動車用
    ハンガーレール装置。
  5. 【請求項5】 滑動体は、内部に上面側と下面側が開放
    された収納空間を有し、ロック体は、当該収納空間の上
    面開放口から外方に突出する頭部を有し、該ロック体の
    頭部両側中央に一対のテーパー突起を形成して、ロック
    体側のC型レールの底面に対する圧接が解除される時に
    は、一対のテーパー突起と上記収納空間の上面開放口の
    口縁との摺接で、ロック体を滑動体の内部に引き寄せる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の自動車用ハンガーレール装置。
  6. 【請求項6】 ロック体のC型レールの底面と対向する
    側に、C型レールの底面に接離可能に圧接する弾性体を
    設けて、該弾性体の周囲をリブ壁で囲んだことを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車用
    ハンガーレール装置。
  7. 【請求項7】 C型レールは、両側壁に内方に折曲する
    底面を形成すると共に、当該底面から続く奥側に凹部を
    設けて、該凹部内にC型レールの長手方向と直交する凹
    凸形状を連続して有する補助部材を設ける一方、ロック
    体のC型レールの底面と対向する側に、C型レールの底
    面に接離可能に圧接する圧接平面部と、上記補助部材の
    凹凸形状と接離可能に噛み合う凹凸部とを一体に形成し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の自動車用ハンガーレール装置。
  8. 【請求項8】 滑動体の下部四隅にC型レールの底面方
    向に延びる4本のガイド脚を設けたことを特徴とする請
    求項7記載の自動車用ハンガーレール装置。
  9. 【請求項9】 滑動体の両側に一対の軸受部を設けて、
    該各軸受部の内側で操作レバーと引掛体とを同軸で軸支
    したことを特徴とする請求項1記載の自動車用ハンガー
    レール装置。
  10. 【請求項10】 自動車室内に固定されるC型レール
    と、該C型レールに移動及びロック可能に支承されて物
    を引っ掛けるランナーとから成る自動車用ハンガーレー
    ル装置において、上記C型レールは、対向する開口縁に
    内方に折曲する内フランジ部を設けると共に、対向する
    開口縁に外方に折曲する外フランジ部を設けるように構
    成したことを特徴とする自動車用ハンガーレール装置。
  11. 【請求項11】 C型レールは、両側壁に内方に折曲す
    る底面を形成すると共に、当該底面から続く奥側に凹部
    を設けて、ランナーを内フランジ部と底面間に支承する
    ことを特徴とする請求項10記載の自動車用ハンガーレ
    ール装置。
  12. 【請求項12】 凹部の両側に外方に張り出す張出片を
    延設したことを特徴とする請求項11記載の自動車用ハ
    ンガーレール装置。
  13. 【請求項13】 自動車室内に固定されるC型レール
    と、該C型レールに移動及びロック可能に支承されて物
    を引っ掛けるランナーとから成る自動車用ハンガーレー
    ル装置において、少なくとも、上記C型レールの一方の
    端末部に装着されるエンドキャップは、C型レールの内
    側と連通する内部空洞を有する形態に成形されて、内部
    空洞を開閉する蓋を有し、当該蓋を開放することによ
    り、内部空洞からランナーをC型レールの内側に出し入
    れできるように構成したことを特徴とする自動車用ハン
    ガーレール装置。
  14. 【請求項14】 自動車室内に固定されるC型レール
    と、該C型レールに移動及びロック可能に支承されて物
    を引っ掛けるランナーとから成る自動車用ハンガーレー
    ル装置において、上記C型レールは、対向する開口縁で
    画成される一方の受け溝部内面にテーパー形状を付与
    し、ランナーは、C型レール内に移動可能に配される滑
    動体と、該滑動体に回動可能に軸支されてC型レールか
    ら外方に延びる操作レバーと、滑動体に設けられてC型
    レールから外方に延びる引掛体とを備え、C型レールの
    一方の受け溝部に支承される滑動体の部位に上記テーパ
    ー形状と相似するテーパー部を形成して、回動操作に伴
    う操作レバーの他方の受け溝部を画成する開口縁に対す
    る接離で、滑動体のテーパー部がC型レールのテーパー
    形状に圧接した状態と圧接を解除した状態とに相対変位
    させるように構成したことを特徴とする自動車用ハンガ
    ーレール装置。
  15. 【請求項15】 滑動体のテーパー部をC型レールのテ
    ーパー形状方向へ弾発付勢したことを特徴とする請求項
    14記載の自動車用ハンガーレール装置。
  16. 【請求項16】 滑動体にそのテーパー部をC型レール
    のテーパー形状方向へ弾発付勢する弾性部を設けて、当
    該弾性部に金属バネ材を付設したことを特徴とする請求
    15記載の自動車用ハンガーレール装置。
  17. 【請求項17】 滑動体のテーパー部がC型レールのテ
    ーパー形状に圧接した状態にあっても、テーパー部の端
    面とC型レールの対向する受け溝部内面間に空隙を存在
    させたことを特徴とする請求項14乃至請求項16のい
    ずれかに記載の自動車用ハンガーレール装置。
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