JP3443473B2 - ハンドベルトの製造装置及び製造方法 - Google Patents

ハンドベルトの製造装置及び製造方法

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JP3443473B2
JP3443473B2 JP03568595A JP3568595A JP3443473B2 JP 3443473 B2 JP3443473 B2 JP 3443473B2 JP 03568595 A JP03568595 A JP 03568595A JP 3568595 A JP3568595 A JP 3568595A JP 3443473 B2 JP3443473 B2 JP 3443473B2
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雅則 吉田
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータやオートラ
イン等のハンドベルトの製造装置及び製造方法に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、乗客をステップに載置して移
動するエスカレータあるいはオートライン等は、乗客を
載置して移動するステップと共にエンドレスに移動し
て、乗客がバランスを失わないように掴まるための手す
り即ちハンドベルトを設けている。
【0003】ハンドベルト1は図4に示すように、複数
枚の帯状の帆布2間に補強のために鋼板等のテンション
メンバ3を間装し、断面略C字型に形成した芯体4を形
成し、芯体4上に化粧ゴム層5を取着して外観をよく
し、両端を相互に接続して輪にして形成される。ハンド
ベルト1はステップと共にエンドレスに回転駆動される
駆動ローラ等に挟持されて取付けられて用いられてい
る。
【0004】このようなハンドベルトの製造装置は、テ
ンションメンバ供給部から供給されるテンションメンバ
3を、複数の帆布供給部からそれぞれ供給される帆布2
で間装し、引取機で引取り製造速度を調整しつつ、側端
部を湾曲させつつ相互に接着させて、断面を略C字型の
芯体4を成形する。芯体4はその後、化粧ゴム層5を取
着され、実装されるハンドベルトの長さに切断され、端
部を接合して輪にしてハンドベルトが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように切断された
端部を接合して輪にする際、それぞれの帆布毎に接合し
て輪にするため、積層された帆布の端部を1枚ずつ剥離
して解体するが、この際、解体された帆布は成形時の張
力から解放されるため著しく収縮する。このため、所定
の長さに計測して切断しても、切断後収縮してしまうた
め、再度計測を行ない実装長さに合致させなければなら
ない。
【0006】しかしながら、再計測を行なう場合、切断
した芯体4を直線状に配置して巻尺で計測を行なうので
あるが、ハンドベルトの条長は数10mから数100m
にまで及ぶものもあり、場所を要し、且つ正確に測定を
するのは困難であった。そもそも、巻尺の精度が製品の
許容誤差の精度を超える場合もあり、保証精度を維持す
るのは至難のことであった。このため、長尺のハンドベ
ルトを製造する場合は、計測が容易な長さの芯体を作成
しておき、適宜接続する方法も採用されていたが、誤差
が累積して品質上好ましいものではなかった。
【0007】上記欠点を解消するため、本発明は端部を
接合するため、積層された帆布を解体したとき、帆布が
収縮しても、再計測を必要とせず、そのため、長尺のハ
ンドベルトであっても容易に、効率よく製造できるハン
ドベルトの製造装置及び製造方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のハンドベルトの製造装置は、テンションメ
ンバを供給するテンションメンバ供給部と、テンション
メンバを間装するように帯状の帆布をそれぞれ供給する
複数の帆布供給部と、テンションメンバを間装し帆布を
積層した積層体を移動させつつ順次積層体を成形せしめ
る引取機とを備えたハンドベルトの製造装置において、
引取機の作動量を検出する検出装置と、検出装置からの
検出値に応じてテンションメンバに位置表示を付す第1
のマーカーとを設けたものである。
【0009】更に、本発明のハンドベルトの製造装置は
検出装置の検出値に応じて積層体を切断する切断機を設
けたものであっても、また、テンションメンバに付され
た位置表示と同位置の積層体上に位置表示を付す第2の
マーカーを設けたものであってもよい。また、本発明の
ハンドベルトの製造方法は、テンションメンバ供給部か
ら供給されるテンションメンバを、複数の帆布供給部か
らそれぞれ供給される帯状帆布で間装しつつ、帆布を順
次積層した積層体を引取機で引取りハンドベルトを製造
する際、形成された積層体の長さを測定し、製造するハ
ンドベルトの長さに応じてテンションメンバ及び/また
は積層体上に位置表示を付けるものであり、位置表示は
所定間隔毎に付けるものであってもよい。
【0010】
【作用】帆布供給部から供給される帆布で、テンション
メンバ供給部から供給されるテンションメンバを挟持し
て積層しつつ、引取機で引取る。引取機の作動量を検出
装置で測定し、引取機が所定の作動量を行なった際、テ
ンションメンバに第1のマーカーにより位置表示を付け
る。テンションメンバは接合の際、端部を解体しても、
収縮しないためハンドベルトの長尺を精度よく計測する
ことができる。更に、検出装置により引取機が所定の作
動量を行なったことを検出した場合、即ちテンションメ
ンバに位置表示を付けた位置と同位置の最外帆布(化粧
ゴム層が積層される帆布と反対側)上に、第2のマーカ
ーで位置表示を付ける。あるいは、同位置で切断機によ
り切断してもよい。このため、端部の接合のための解体
時に、再度の計測が不要になり、精度のよいハンドベル
トを効率よく製造することができ、しかも省スペース化
を図ることができる。
【0011】また、テンションメンバ、帆布に印す位置
表示は所定間隔で付けるようにしてもよく、この場合
は、後に切断した場合目印とすることができる。
【0012】
【実施例】本発明のハンドベルトの製造装置を適用した
一実施例を図面を参照して説明する。図1に示すハンド
ベルトの製造装置Sは、収縮率の小さい鋼製等のテンシ
ョンメンバ3を供給するテンションメンバ供給部16
と、テンションメンバ3を挟持するように帯状の帆布2
をそれぞれ供給する複数の帆布供給部17とを備え、テ
ンションメンバ3を挟持した複数の帯状の帆布2を一体
化して断面略C字型の積層体である芯体4に形成する芯
体成形部15とが備えられている。
【0013】芯体成形部15は、図2に示すように、多
数の形状のローラ15aを備え、断面C字型の載置台1
5b上に供給された帯状帆布を、種々の形状を有する複
数のローラ15aにより載置台15bに押圧することに
より、断面が略C字型になるように形成するものであ
る。芯体成形部15は帆布の進行方向に敷設されるレー
ル15c上を往復移動可能となっており、帆布の進行方
向に従って移動しながら帆布を断面略C字型に形成する
と、帆布の未処理の位置まで戻り成形することを反復す
るようになっている。
【0014】芯体成形部15の下流には、製造速度の調
整を行なう引取機18が設けられる。引取機18は、図
3に示すように、1対のプーリ18aに懸架されたベル
ト18bからなり、ベルト18bで帆布の積層体を表裏
から挟持し、帆布とベルトの摩擦力により積層体の移動
を行なうものである。また、引取機18は単に1対の回
転輪からなり、回転輪により積層体を挟持して移動させ
るものであってもよい。更に、引取機18の下流には切
断機19が設けられている。
【0015】このようなハンドベルトの製造装置Sの引
取機18には、引取機18の作動量を検出する検出装置
であるエンコーダ20が設けられる。エンコーダ20は
引取機18のベルト18bまたは回転輪に従動する車輪
を備えたものである。更に、エンコーダ20の車輪の回
転を検知し引取機18の作動量を算出する制御装置21
が設けられ、制御装置21の算出値に基き、テンション
メンバ供給部16から供給されるテンションメンバ3に
位置表示を印す第1のマーカ22と、帆布の積層体の芯
体裏面に位置表示を印す第2のマーカ23が備えられ
る。マーカ22、23はマジックペン、スプレ等何れの
ものも使用可能であるが、制御装置21からの駆動信号
を入力してから作動開始までの時間が極めて短い、応答
性に優れたものが好ましく、レーザービームマーカ、イ
ンクジェットマーカ等が好適に使用される。
【0016】このような乗客コンベア用ハンドベルトの
製造装置Sを用いてハンドベルトを形成するには、製造
開始時に、第1のマーカ22によりテンションメンバ1
3に位置表示を印す。あるいは、図3に示す切断機19
を備えた製造装置Sの場合は、切断機19までの芯体は
既に成形されているものとし、第1のマーカ22により
テンションメンバ13に位置表示を印さないでおく。制
御装置21に予め製造する芯体の長さL1、切断機19
から第1のマーカ22までの距離K1及び第2のマーカ
23までの距離k1を入力しておく。尚、L1はエスカレ
ータ等に実装される長さと、輪にする際に切断端部を解
体した場合の帆布の収縮分を考慮した長さとする。そし
て、順次、テンションメンバ供給部16から供給される
テンションメンバ3を、それぞれの帆布供給部17から
供給される帆布2で挟持し、積層し、芯体成形部15に
おいて帆布の側端部を湾曲させ断面が略C字型になるよ
うに形成する。このとき、引取機18のプーリの回転速
度を所望の速度とし、芯体の製造速度を調整する。引取
機18の作動量はエンコーダ20により制御装置21に
出力される。引取機18の作動量がL1−K1であること
が制御装置21において検出されたき、制御装置21か
ら第1のマーカ22に駆動信号が出力され、テンション
メンバ3に位置表示が印される。その後、引取機18の
作動量がL1−k1であることが制御装置21において検
出されたき、制御装置21から第2のマーカ23に駆動
信号が出力され、最外層(化粧ゴム層が積層される帆布
と反対側の最外層)の帆布2上に位置表示が印される。
この最外層の帆布上の位置表示はテンションメンバ3の
位置表示上に付されることになる。更に、引取機18が
1の作動を行なったとき、制御装置21の駆動信号に
より切断機19が芯体を切断し、所定の長さL1の芯体
が得られる。
【0017】尚、切断機19で切断を行なわず、後工程
で切断する場合は、最外帆布上に印された位置表示に基
き、測定を行なわずに切断することができる。このよう
にして得られた直線状の芯体の両端を接合し輪にする場
合、積層体の端部を解体した際、解体した部分の帆布が
収縮しても、収縮が殆ど生じないテンションメンバに付
された位置表示に基いて、ハンドベルトの長尺を決定す
ればハンドベルトの再測定を行なわずにエスカレータ等
の実装の長さのハンドベルトを精度よく製造することが
できる。
【0018】また、テンションメンバに印す位置表示
は、製造するハンドベルトの長さのみに限らず、所定間
隔、例えば1m毎に付すことにより、位置表示から所定
の長さを測定し、正確な長さに精度よく成形することが
できる。更に、L1、L2、L3、・・・等長さの異なる
ハンドベルトを順次成形する場合、制御装置21に予
め、L1、L2、L3、・・・を入力しておくことによ
り、順次製造長さの異なるハンドベルトを位置表示を付
しつつ、自動的に、効率よく製造することができる。
【0019】また、上記のハンドベルトの製造装置は本
発明の一実施例の説明であって、本発明はこれに限定さ
れない。即ち、切断機、第2のマーカは備えられていな
くともよい。また、ハンドベルトの製造装置は化粧ゴム
材の押出機を設け、一連のラインで化粧ゴム層まで形成
できるものであってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のハンドベルトの製造装置及び製造方法によれば、直線
状に形成した積層体の端部を接合するため積層した帆布
を解体した際帆布が収縮しても、再測定を行なわずに精
度よく、しかも効率よくハンドベルトを製造することが
できる。また、再測定のためのスペースも不要となり、
省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す構成図。
【図3】本発明の一実施例の要部を示す構成図。
【図4】ハンドベルトを示す断面図。
【符号の説明】
2‥‥‥帆布 3‥‥‥テンションメンバ 4‥‥‥芯体 16‥‥‥テンションメンバ供給部 17‥‥‥帆布供給部 18‥‥‥引取機 19‥‥‥切断機 20‥‥‥エンコーダ(検出装置) 22‥‥‥第1のマーカ 23‥‥‥第2のマーカ S‥‥‥ハンドベルトの製造装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テンションメンバを供給するテンションメ
    ンバ供給部と、前記テンションメンバを間装するように
    帯状の帆布をそれぞれ供給する複数の帆布供給部と、前
    記テンションメンバを間装し前記帆布を積層した積層体
    を移動させつつ順次前記積層体を成形せしめる引取機と
    を備えたハンドベルトの製造装置において、前記引取機
    の作動量を検出する検出装置と、前記検出装置からの検
    出値に応じて前記テンションメンバに位置表示を付す第
    1のマーカーとを設けたことを特徴とするハンドベルト
    の製造装置。
  2. 【請求項2】前記検出装置の検出値に応じて前記積層体
    を切断する切断機を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のハンドベルトの製造装置。
  3. 【請求項3】前記テンションメンバに付された前記位置
    表示と同位置の前記積層体上に位置表示を付す第2のマ
    ーカーを設けたことを特徴とする請求項1記載のハンド
    ベルトの製造装置。
  4. 【請求項4】テンションメンバ供給部から供給されるテ
    ンションメンバを、複数の帆布供給部からそれぞれ供給
    される帯状帆布で間装しつつ、前記帆布を順次積層した
    積層体を引取機で引取りハンドベルトを製造する際、形
    成された前記積層体の長さを測定し、製造する前記ハン
    ドベルトの長さに応じて前記テンションメンバ及び/ま
    たは前記積層体上に位置表示を付けることを特徴とする
    ハンドベルトの製造方法。
  5. 【請求項5】前記位置表示は所定間隔毎に付けることを
    特徴とする請求項4記載のハンドベルトの製造方法。
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