JP3443052B2 - 湿紙搬送ベルト - Google Patents

湿紙搬送ベルト

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JP3443052B2
JP3443052B2 JP30315499A JP30315499A JP3443052B2 JP 3443052 B2 JP3443052 B2 JP 3443052B2 JP 30315499 A JP30315499 A JP 30315499A JP 30315499 A JP30315499 A JP 30315499A JP 3443052 B2 JP3443052 B2 JP 3443052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローズドドロー
にて湿紙の受け渡しが行われるようになっている抄紙機
のトランスファー用の湿紙搬送ベルトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、抄紙機でオープンドローにて湿紙
の受け渡しを行うタイプ(受け渡し部に湿紙の支持体を
備えないもの)は、その受け渡し部分で紙切れが発生し
易く高速化の弊害になっていた。このため、近年は抄紙
機の高速化や作業の安定化のためにクローズドドローに
て湿紙の受け渡しを行うタイプ(受け渡し部に湿紙の支
持体を備えるもの)が主流になってきた。
【0003】図9(a)にクローズドドロータイプの抄
紙機(要部のみ)を示す。図において、Pは湿紙、10
はピックアップフェルトである。ピックアップフェルト
10は湿紙Pを前工程(例:ワイヤーパート)よりピッ
クアップ(取り上げ)し、その下面に支持して次工程の
湿紙搬送ベルト11に受け渡すためのもので、クローズ
ドドロータイプの抄紙機における支持体の役割を果たし
ている。
【0004】前記ピックアップフェルト10と湿紙搬送
ベルト11とにより挟持された湿紙Pはその状態で第1
プレスロール12と第2プレスロール13との間におい
て形成される第1ニップN1に到達し、加圧、搾水され
る。そして第1のニップN1を通過した湿紙Pは前記ピ
ックアップフェルト10から剥離して前記湿紙搬送ベル
ト11へと移行し搬送され、第3プレスロール15とシ
ュープレス装置16との間に形成される第2ニップN2
に至って加圧、搾水される。ここで湿紙Pより搾水され
た水分はプレスフェルト17に移行することとなる。
【0005】前記第2ニップN2の加圧下を脱した湿紙
Pは、湿紙搬送ベルト11に載置された状態で搬送さ
れ、バキュームロール18′の吸引力により吸引され、
前記湿紙搬送ベルト11から剥離してカンバス18に移
行され、加熱シリンダ19にて過熱、乾燥されることと
なる。
【0006】前記クローズドドロータイプの抄紙機にお
いては、各所に湿紙の受け渡し部が存在し、その際の紙
離れを良好にすることがトラブルの原因を除去する上で
重要である。特に、シュープレス後(第2ニップN2の
後)にあっては、前記湿紙搬送ベルト11の表面が平滑
であると、湿紙Pとベルト11との間に均一な厚みの水
膜が形成されるため、該水膜の作用により湿紙Pとベル
ト11とが強力に接着してしまい、バキュームロール1
8′の吸引力によっても湿紙搬送ベルト11から湿紙P
を剥離させることが出来ないという問題があった。
【0007】上記クローズドドロータイプの抄紙機にお
ける紙離れ性の問題を解決するために、前記湿紙搬送ベ
ルトとして特開平6−57678号、特開昭60−88
193号の技術が利用できないかについて検討した。
【0008】図9(b)は、上記特開平6−57678
号のベルトを示す。この従来ベルト20は、ベース層2
1の上面を形成する合成樹脂層22に、該合成樹脂22
よりも高い硬度を有するフィラー23を混入しておき、
該合成樹脂硬化後、その表面を研磨することにより前記
フィラー23を突出させ、多数の凸部を形成したもので
ある。この凸部はベルトの表面を粗にするから、湿紙と
ベルトとの間における水膜の破壊のために有効に機能し
た。
【0009】図9(c)は、上記特開昭60−8819
3号のベルトを示す。この従来ベルト30は、ベース層
31の上面を形成する合成樹脂層32をスプレーにより
塗布し、これにより合成樹脂層内に多数の気泡33を存
在させ、該合成樹脂硬化後、その表面を研磨することに
より前記気泡33による多数の凹部を構成したものであ
る。この凹部はベルトの表面を粗にするから、湿紙とベ
ルトとの間における水膜の破壊のために有効に機能し
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来ベルト20、30の凸部や凹部はフィラー23や気泡
33が、合成樹脂硬化後の表面の研磨によって現れてく
るものである。特に、上記従来ベルト20の構成におい
ては、研磨作業は張設されたベルト20を回転させつつ
研磨部材を当接させることにより行われるが、この際、
合成樹脂層の表面に突出させるべきフィラーが抉り出さ
れてしまうことが多く、所望の品質の湿紙搬送用ベルト
を得ることが困難であることが、実験により確認され
た。
【0011】さらに、ベース層と合成樹脂層とにより構
成された従来ベルト20、30は重量が嵩み、抄紙機の
構成、設置状況などによっては掛け入れ作業が非常に困
難になっていた。
【0012】本発明は、上記種々の問題を一挙に解消す
るためのもので、その目的とするところは、クローズド
ドロータイプの抄紙機において、湿紙の受け渡し時に湿
紙の剥離性を良好にするとともに、掛け入れ作業の容易
なトランスファー用の湿紙搬送ベルトを提供することに
ある。
【0013】
【問題点を解決するための手段】上記の目的を達成する
ため、本発明は、クローズドドローにて湿紙の受け渡し
が行われるようになっている抄紙機のトランスファー用
の湿紙搬送ベルトであって、ベース層とバット層とから
なり、該バット層の湿紙載置側の少なくとも表層に熱溶
繊維の溶着層を形成するとともに、該溶着層の表層に
フィラーを配置したことを特徴とし、フィラーを含む粗
面を一定の品質にて容易かつ確実に形成できるように構
成した。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、通気度が
2cc/cm2 /sec以下であることを特徴とし、
湿紙の水分をベルト深層方向へは殆ど移行させず、湿紙
への再湿現象を生じさせることがないように構成した。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明は、前記溶
着層の表面粗さがRz5〜80μmであることを特徴と
し、湿紙とベルトとの間の水膜の破壊性をより高めるこ
とができるように構成した。
【0016】さらにまた、請求項4に記載の発明は、前
記フィラーの硬度が前記溶着層の硬度よりも高いことを
特徴とし、圧縮時にフィラーが柔軟な繊維溶着層へ食い
込むことを許容できるように構成した。
【0017】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施態様を図1〜
図5に基づいて説明する。図1において、1は本願ベル
トで、ベース層2と、該ベース層2にニードルパンチに
より絡合一体化したバット層3と、該バット層(図面で
は表層Aのみ)3に配置され、一部が湿紙載置側から突
出するフィラーFとからなる。
【0018】前記ベース層は経糸2aと緯糸2bとから
なる織物構造を有する基布により構成される。ここに使
用の経糸2aと緯糸2bはモノフィラメント単糸、モノ
フィラメント撚糸、マルチフィラメント糸が使用され
る。また、織物構造としては1重織、2重織、3重織、
もしくはそれらを重ね合わせたものを適宜選択して使用
することができるが、坪量は300〜800g/m2
が望ましい。
【0019】前記バット層3は湿紙Pが搬送される湿紙
載置側3aと、抄紙機のプレスロールが当接するロール
当接側3bがある。バット層3の総坪量は600〜12
00g/m2 が望ましい。また、完成された本願ベル
トの物性としては坪量900〜2000g/m2 、見
掛け密度が、0.4〜0.99g/cm3 になるよう
に調整することが望ましい。
【0020】図1に示す本願ベルト1は、湿紙載置側3
aのうち、少なくとも表層(ハッチング部分)Aが熱溶
繊維(単独又は非熱溶融繊維との混合)で構成され、
中層(ハッチング無し部)B、及びロール当接側3bは
熱溶融繊維で構成されている。ここに「熱溶融繊維」
とは、120〜180°Cの熱で全部あるいは一部が溶
融(溶着)する繊維のことをいう。具体的には、ナイロ
ン11、ナイロン12、ナイロン6、ナイロン66等を
成分に持つ共重合ナイロンが使用できる。
【0021】また、「非熱溶融繊維」とは、熱溶融繊維
を溶融させ得る熱によっては溶融しない性質を有する繊
維をいう。非熱溶融繊維には、例えば従来のプレスフェ
ルトとして一般的に使用されている汎用繊維又は耐熱性
繊維がある。この耐熱性繊維としては汎用繊維と比べて
融点差が20°C以上あることが望ましい。具体的に
は、融点が280°C以上であるPPS、PEEK、P
EK、全芳香族ポリエステル、芳香族ポリアミド等の単
独もしくは混合されたものが使用できる。
【0022】前記表層AにはフィラーFが内在されてお
り、該表層Aの表面側には該フィラーFの一部が露出し
ている。該フィラーFは、無機系粒子または有機系粒子
により構成されているが、該無機系と有機系の粒子とを
混在させることも勿論可能である。
【0023】前記無機系の粒子として具体的には、カオ
リン、活性白土、ケイ砂、ケイ石、珪藻土、タルク、パ
ーライト、ベントナイトなどの鉱産物があり、有機系の
粒子として具体的には、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、
フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド
樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂な
どの熱硬化性樹脂がある。
【0024】前記フィラーFの表層Aへの配置にあたっ
ては、熱溶融繊維を熱によって溶着する前に、フィラー
Fを熱溶融繊維に内在させておくことが必要である。そ
の方法については特に問わないが、フィラーFを水分散
した後スプレーによって表層Aを構成するバット上に塗
布する湿式方法、或いは静電気を利用した乾式又は篩に
よる方法などが一般的である。フィラーAの内在作業に
あたっては、表層Aを構成するバット繊維がベース層2
に絡合一体化されていようと、絡合一体化される以前で
あるとを問わない。
【0025】前記湿紙載置側3aの表層Aの熱溶融繊維
を熱により溶着して溶着層4を形成したときは、本願ベ
ルト1の湿紙載置側3aは通気性が低くなる故に、湿紙
の水分を含浸しにくくなって、再湿現象を有効に防止で
きるようになる。この場合において、熱溶融繊維をその
繊維の形態を残すことなく溶着すると、湿紙載置側3a
の通気度が「零」となり、再湿現象の防止や表面平滑性
(紙質の向上)のためには有効に作用するが、湿紙の剥
離性向上のためには好ましくなく、従って、熱の掛け方
を調整して熱溶融繊維を完全に溶着させず、繊維の形態
を僅かに残すように溶着して湿紙載置側3aの表面に凹
凸を形成することが肝要である。
【0026】また、前記湿紙載置側3aの表層Aが熱溶
繊維と非熱溶融繊維との混合にした場合には、熱溶融
繊維を溶融させるだけの熱を加えて熱溶融繊維を溶融さ
せても非熱溶融繊維は溶融せずに繊維の形態を残すこと
から湿紙載置側3aの表面に凹凸が容易に形成されるこ
ととなる。なお、溶融しない非熱溶融繊維の混入は本願
ベルト1にクッション性を付与し、ベルトの寿命を延ば
すことが可能となる。
【0027】本発明では表面凹凸の形成を更に確実にす
るために、表層Aの表面側にフィラーFを露出させてい
るが、前述の如く、繊維形態が残された表層Aは繊維網
目を構成しているので、内在しているフィラー粒子の自
由度は、図9(b)の如き従来例に比べてより柔軟であ
る。そのために、ベルトの柔軟性は損なわれず、重量も
嵩まないので、抄紙機への掛け入れ作業が至極容易とな
る。
【0028】また、本発明では溶着した熱溶融繊維によ
りフィラーFが保持され、図9(b)の如き従来例が合
成樹脂層で保持されているのと異なり、圧縮されても
溶融繊維の溶着層よりも硬度の高いフィラーFは柔軟な
繊維溶着層へ食い込むことが許容される結果、フィラー
による湿紙のマークは回避される。また、本願ベルト1
は研磨の必要がないのでフィラーが抉り出されるような
心配はない。
【0029】図2に示す本願ベルト1は、バット層3の
湿紙載置側3aの表層Aと中層Bとを区別することな
く、その全域(ハッチング部分)が、熱溶融繊維(単独
又は非熱溶融繊維との混合部)で構成され、ロール当接
部3bを非熱溶融繊維単独で構成している。この場合
も、湿紙載置側3aの表層Aの熱溶融繊維を熱により溶
着して溶着層4を形成することにより表面に凹凸を形成
するとともに、該表層Aに内在させたフィラーFの一部
を表層Aの表面側より露出させている。
【0030】図3に示す本願ベルト1は、バット層3の
湿紙載置側3a、及びロール当接側3bの全部(ハッチ
ング部分)を熱溶融繊維(単独又は非熱溶融繊維との混
合部)としている。この場合も、湿紙載置側3aの表層
Aの熱溶融繊維を熱により溶着して溶着層4を形成する
ことにより表面に凹凸を形成するとともに、該表層Aに
内在させたフィラーFの一部を表層Aの表面側より露出
させている。また、前記ロール当接側3bにも表面側に
溶着層4′が形成でき、ロール当接側3bからの通気性
をも抑制することが可能になるという利点を有する。
【0031】図4に示す本願ベルト1は、バット層3の
湿紙載置側3aの表層Aと中層B、及びロール当接側3
b(ハッチングの方向により各層を区別)において、
溶融繊維の混合率を異ならせた場合である。具体的な混
合率については自由に決定してよいが、例えば、湿紙載
置側3aの表層Aと中層Bとを熱溶融繊維100%、ロ
ール当接側3bは熱溶融繊維と非熱溶融繊維とを50%
づつの混合とする。また、湿紙載置側3aの表層Aと中
層Bとを熱溶融繊維と非熱溶融繊維とを50%づつの混
合とし、ロール当接側3bは熱溶融繊維80%、非熱溶
繊維20%の混合とする如くである。この場合も、湿
紙載置側3aの表層Aの熱溶融繊維は熱により溶着して
溶着層4を形成し、表面に凹凸を形成するとともに、該
表層Aに内在させたフィラーFの一部を表層Aの表面側
より露出させている。
【0032】なお、熱溶融繊維の混合率が多い程、溶着
によりベルトの硬度が高くなり、耐久性が向上する。換
言すれば、熱溶融繊維の混合率が少ない程、溶着による
ベルトの柔軟性が増し、掛け入れが容易となることか
ら、その点を考慮して混合率を決定するとよい。
【0033】図2〜図4に示す本願ベルト1の表層Aに
内在させたフィラーFの配合量は繊維バット坪量に連動
して決定することがよい。例えば表層A(300g/m
2)の熱溶融繊維の坪量が210g/m2 のとき、フ
ィラーFはそれの15%(210×15%=32g/m
2 )になるように配合するとよい。
【0034】尤も、前記フィラーFの配合量は、ベルト
の性能に応じて適宜設定される(抄紙されるべき紙にそ
の設計仕様の多くが要求される)もので、熱溶融繊維の
配合量に対して5〜50重量%に設定されるのが理想で
ある。
【0035】前記本願ベルト1の種々の態様について、
例を挙げて説明したが、湿紙載置側3aの熱溶融繊維を
熱により溶着して溶着層4を形成したことにより、及び
表層Aに内在させたフィラーFの一部を露出させること
により表面に凹凸を形成するとともに、溶着層4の通気
量を2cc/cm2 /sec以下に調整することが望
ましい。また、溶着層4の表面に凹凸は抄紙機のニップ
可圧後の紙離れに大きく影響するので、表面粗さをRz
5〜80μmに調整することが望ましい。
【0036】上記通気度は「JIS L 1096(一
般織物試験方法)」で規格されているA法(フラジール
形試験機)を用いて実測したものであり、表面粗さにつ
いては「JIS B0601−1982」にて示された
測定方法を用いて測定したものである。
【0037】次に、本願ベルト1の作用を、図5に基づ
いて説明すると、本願ベルト1の湿紙載置側3aのフィ
ラーFを含む凹凸(粗面)5、6になっている表面に、
図5(a)の如く、湿紙Pが載ると、ベルト表面と湿紙
Pとの間には、湿紙Pからしみ出た水分の膜(ハッチン
グ部)Wができる。
【0038】前記本願ベルト1の表面の凹凸(粗面)
5、6及び表層に露出したフィラーFは、図9(a)の
如く、第3プレスロール15とシュープレス装置16と
の間に形成される第2ニップN2にてニップ加圧を受け
ると、図5(b)の如く、素材の柔軟性により扁平化す
る。従って、湿紙Pに凹凸(粗面)5、6のマークなど
を発生させることはない。このニップ加圧によって、湿
紙Pから搾水された水分は図中の矢印Sで示す如く、プ
レスフェルト17に移行することとなる。
【0039】本願ベルト1の通気度は2cc/cm2
/sec以下に調整されているため、湿紙Pの水分はベ
ルトの深層方向(矢印S′方向)へは殆ど移行しないた
め、ニップ加圧を通過後、加圧解除されても本願ベルト
1から湿紙Pへの再湿現象を生じることはない。
【0040】上述の如く、ニップ加圧が解除されると、
加圧下において扁平化されたベルト表面に凹凸(粗面)
5、6及びフィラーFが復元し、湿紙Pと本願ベルトと
の間の水膜(ハッチング部)Wは、図5(c)の如く、
破壊(分断)されることとなり、湿紙Pと本願ベルト1
の表面との密着性がなくなり、剥離され易くなる。従っ
て、湿紙Pは、図9(a)の如く、バキュームロール1
8′の吸引力によって容易に剥離され、カンバス18に
付着するようになる。
【0041】なお、本発明においては、表層にフィラー
Fが露出されているため、表面の凹凸の高低差が大きい
ものとなる。従って、水膜の破壊を従来例と比してより
スムーズに行うことができることとなる。
【0042】
【実施例】いま、ナイロン6のモノフィラメント(繊維
0.2mm)を3本撚って形成した撚糸を、経糸及び緯
糸として、図6の如く、無端状の3/1崩し組織に製織
してなる第1基布(下布400g/m2 )2′と、同
糸を経糸及び緯糸として平織組織に製織した第2基布
(上布200g/m2 )2″とを重ねてベース層(6
00g/m2 )2を得、該ベース層2を、その第1基
布2′側を上にしてバット繊維(300g/m2 )を
積層し、ニードルパンチを行ってロール当接側3bを形
成後、ベース層2の上・下を反転して第2基布2″上
に、中層B(300g/m2 )と、表層A(300g
/m2 )のバット繊維3を積層してニードルパンチン
グを行い、湿紙載置側3aを形成する。この湿紙載置側
3aは後記するように熱溶融繊維単独か、熱溶融繊維と
汎用乃至耐熱繊維との混合物からなる。
【0043】しかる後、湿紙載置側3aからフィラーF
の分散液をスプレーして、表層A内部にフィラーFを分
散せしめ、引続き熱風によって水分を蒸発させ、更に、
湿紙載置側3aを170°Cに熱した熱プレスロールを
当接(熱風を吹きかけてもよい)させてベルトの深層方
向に熱を伝えると、熱溶融繊維が溶融してフィルム化し
て溶着層4が構成される。この溶着層4の形成により最
終的に通気度を2cc/cm2 /sec以下に調整
し、本願ベルト1を得た。
【0044】このようにして製造した本願ベルトについ
て、バット層3の湿紙載置側3aの表層Aと中層B、ロ
ール当接側3bのそれぞれの部所に対する熱溶融繊維及
びフィラーFの混合率を変化させ、かつ、仕上がり密
度、通気度及び表面粗さを特定した実施例1〜8と、湿
紙載置側3aの表層に熱溶融繊維を使用しない比較例
9、通気度を2cc/cm2 /sec以下にしない比
較例10、11と、従来例12とを、クローズドドロー
タイプの抄紙機に適用し、その軽量性(掛け入れ易
さ)、再湿防止性、剥離性について評価(×=悪い、△
=やや良い、○=良い、◎=非常に良い)した結果を、
図7、図8の表に示した。なお、比較例9〜11の表層
及び従来例12にはフィラーFは使用していない。
【0045】この表によれば、実施例1〜2(湿紙載置
側3aの表層に熱溶融繊維を100%使用したもの)は
軽量性については、やや良い(△印)であり、実施例7
とは同じであるが、実施例3〜6、8及び比較例9〜1
1に比して劣る。しかし、従来例12の如く悪い(×
印)ものではない。また、再湿防止性は実施例1〜3
は、非常に良い(◎印)ものであり、実施例4〜8に比
して優れていた。比較例9〜11の再湿防止性について
は、悪い(×印)との評価が出たが、従来例12は非常
に良い(◎印)との結果になった。さらに、剥離性で
は、実施例4〜8と比較例9〜11は、非常に良い(◎
印)結果となっているが、実施例1〜3と従来例12は
良い(○印)であり、これらに比して劣っている。
【0046】上記軽量性、再湿防止性、剥離性の3点が
共に悪い(×印)がないのは実施例1〜8であり、全体
的に優れていることが確認された。これに対し、比較例
9〜11と従来例12は上記3点のうち、一つに悪い
(×印)があることが確認された。
【0047】
【発明の効果】以上の如く、本発明に掛る湿紙搬送ベル
トは、クローズドドローにて湿紙の受け渡しが行われる
ようになっている抄紙機のトランスファー用の湿紙搬送
ベルトであって、ベース層とバット層とからなり、該バ
ット層の湿紙載置側の少なくとも表層に熱溶融繊維の溶
着層を形成するとともに、該溶着層の表層にフィラーが
配置されていることを特徴としているから、熱溶融繊維
の溶着時の熱の掛け方や熱溶融繊維と非熱溶融繊維(汎
用繊維)との混合率の調整により粗面を常に一定の品質
にて形成でき、さらに、フィラーの存在により一層確実
に粗面を構成することができる。また、重量が軽く、再
湿現象が起きにくく、さらに剥離性の良好なクローズド
ドロータイプの抄紙機に使用して最適な湿紙搬送ベルト
を提供することができるという優れた効果を奏する。
【0048】また、請求項2に記載の発明に係る湿紙搬
送ベルトは、通気度が、2cc/cm2 /sec以下
であることを特徴としているから、湿紙の水分をベルト
深層方向へは殆ど移行させず、湿紙への再湿現象を生じ
させることがないという優れた効果を奏する。
【0049】さらに、請求項3に記載の発明に係る湿紙
搬送ベルトは、前記溶着層の表面粗さが、Rz5〜80
μmであることを特徴としているから、湿紙とベルトと
の間の水膜の破壊性を高め、ニップ化圧後の紙離れがよ
り良好になるという優れた効果を奏する。
【0050】さらにまた、請求項4に記載の発明は、前
記フィラーの硬度が前記溶着層の硬度よりも高いことを
特徴としているから、溶着した熱溶融繊維により保持さ
れたフィラーは、圧縮時に柔軟な繊維溶着層へ食い込む
ことが許容される結果、フィラーによる湿紙のマークは
回避されるばかりでなく、抉り出されてしまうことがな
いという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願ベルトの一部を示す一例(熱溶融繊維の使
用が湿紙載置側の表層である)の拡大断面図である。
【図2】本願ベルトの一部を示す他の例(熱溶融繊維の
使用が湿紙載置側の全域である)の拡大断面図である。
【図3】本願ベルトの一部を示す他の例(熱溶融繊維の
使用がバット層の全域である)の拡大断面図である。
【図4】本願ベルトの一部を示す他の例(熱溶融繊維の
混合率がバット層の各層で異ならせた)の拡大断面図で
ある。
【図5】本願ベルトの作用を示す拡大断面図で、(a)
は湿紙が載った状態、(b)は加圧下の状態、(c)は
加圧解除した状態である。
【図6】実施例1〜8、比較例9〜11の基本形を示す
概略図である。
【図7】本願ベルトの実施例1〜8の評価表を示す図で
ある。
【図8】比較例9〜11及び従来ベルトの評価表を示す
図である。
【図9】(a)はクローズドドロータイプ抄紙機の略示
的説明図、(b)は従来ベルトの一例(合成樹脂層にフ
ィラー混入)を示す拡大断面図、(c)は従来ベルトの
他の例(合成樹脂層に気泡混入)を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本願ベルト 2 ベース層 2a 経糸 2b 緯糸 3 バット層 3a 湿紙載置側 3b ロール当接側 4 溶着層 5、6 凹凸(粗面) 10 ピックアップフェルト 11 湿紙搬送ベルト 12 第1プレスロール 13 第2プレスロール 15 第3プレスロール 16 シュープレス装置 17 プレスフェルト 18 カンバス 18′ バキュームロール 19 加熱シリンダ 20 従来ベルト 21 ベース層 22 合成樹脂層 23 フィラー 30 従来ベルト 31 ベース層 32 合成樹脂層 33 気泡 F フィラー P 湿紙 W 水分の膜 A 湿紙載置側のうちの表層 B 湿紙載置側のうちの中層 N1 第1ニップ N2 第2ニップ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローズドドローにて湿紙の受け渡しが
    行われるようになっている抄紙機のトランスファー用の
    湿紙搬送ベルトであって、ベース層とバット層とからな
    り、該バット層の湿紙載置側の少なくとも表層に熱溶融
    繊維の溶着層を形成するとともに、該溶着層の表層にフ
    ィラーを配置したことを特徴とする湿紙搬送ベルト。
  2. 【請求項2】 通気度が2cc/cm2 /sec以下
    であることを特徴とする請求項1に記載の湿紙搬送ベル
    ト。
  3. 【請求項3】 前記溶着層の表面粗さがRz5〜80μ
    mであることを特徴とする請求項1又は2に記載の湿紙
    搬送用ベルト。
  4. 【請求項4】 前記フィラーの硬度が前記溶着層の硬度
    よりも高いことを特徴とする請求項1〜3のうちの1に
    記載の湿紙搬送用ベルト。
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