JP3440637B2 - コンバーゼンス補正回路およびそれを有する3管式プロジェクタ - Google Patents

コンバーゼンス補正回路およびそれを有する3管式プロジェクタ

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JP3440637B2
JP3440637B2 JP17216995A JP17216995A JP3440637B2 JP 3440637 B2 JP3440637 B2 JP 3440637B2 JP 17216995 A JP17216995 A JP 17216995A JP 17216995 A JP17216995 A JP 17216995A JP 3440637 B2 JP3440637 B2 JP 3440637B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/16Picture reproducers using cathode ray tubes
    • H04N9/28Arrangements for convergence or focusing

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバーゼンス
補正回路およびそれを有する3管式プロジェクタに関す
る。詳しくは、コンバーゼンス補正用の副偏向ヨークに
供給される補正信号の経路に副偏向ヨークと主偏向ヨー
クとの間の結合の影響等による補正周波数特性の変化を
補正するための補正フィルタを挿入することによって、
高精度なコンバーゼンス補正を実現できるコンバーゼン
ス補正回路およびそれを有する3管式プロジェクタに係
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、赤、緑、青の各色画像用の投射型
陰極線管を(投射型CRT)有してなる3管式プロジェ
クタが周知である。この3管式プロジェクタは、図6に
示すように、赤、緑、青の各色画像用の投射型陰極線管
1R,1G,1Bの画面上に表示された各色画像がそれ
ぞれ投射レンズ2R,2G,2Bを介してスクリーン3
上に投射され、このスクリーン3上に拡大されたカラー
画像が得られる構成となっている。
【0003】そして、スクリーン3上で赤、緑、青の各
色画像を一致させるために、コンバーゼンス補正回路が
使用されている。すなわち、陰極線管1R,1G,1B
のネック部に主偏向ヨークとは別個にコンバーゼンス補
正用の副偏向ヨークを配設し、この副偏向ヨークに補正
信号を供給してコンバーゼンス補正を行うことで、スク
リーン3上で赤、緑、青の各色画像を一致させるもので
ある。
【0004】図7は静電集束方式(ユニポテンシャル
型)の陰極線管における主偏向ヨーク、副偏向ヨークの
配置関係を示している。加速電極としての第3グリッド
電極G3、集束電極としての第4グリッド電極G4およ
び加速電極としての第5グリッド電極G5でもってメイ
ン集束電子レンズが構成されている。副偏向ヨーク5
(水平副偏向ヨーク5H、垂直副偏向ヨーク5V)は、
陰極線管のネック部6に配設されるが、主偏向ヨーク4
に対してカソード電極側に配置される。例えば、第4グ
リッド電極G4および第5グリッド電極G5に対向する
位置に配置されている。
【0005】図8は、水平副偏向ヨーク5Hまたは垂直
副偏向ヨーク5Vを構成するコイルに補正電流を流すた
めのコンバーゼンス補正回路(副偏向出力回路)の構成
を示している。図において、オペアンプ12の非反転入
力端子より入力端子11が導出され、この入力端子11
にコンバーゼンス補正信号Scpが供給される。また、オ
ペアンプ12の出力端子は副偏向ヨークを構成するコイ
ル13および抵抗器14の並列回路を介してオペアンプ
12の反転入力端子に接続される。また、オペアンプ1
2の反転入力端子は抵抗器15を介して接地される。こ
のような構成のコンバーゼンス補正回路において、入力
端子11にコンバーゼンス補正信号Scpが供給される場
合、副偏向ヨークを構成するコイル13には、補正信号
Scpに比例した電流icpが流れ、コンバーゼンス補正が
行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すようなコン
バーゼンス補正回路でもって、副偏向ヨークを構成する
コイル13に補正信号Scpに比例した電流icpを流して
コンバーゼンス補正を行う場合、コンバーゼンス補正に
おける画面上の動きが補正信号Scpの波形と一致せず、
高精度なコンバーゼンス補正を実現できないという問題
点があった。例えば、垂直副偏向ヨーク5Vに係るコン
バーゼンス補正回路において、入力端子11に図9Aに
示すような補正信号Scpが供給されるとき、画面上の動
きは図9Bの実線aに示すようになり、補正信号Scpの
波形と一致しなかった。
【0007】そこで、この発明では、高精度なコンバー
ゼンス補正が実現できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンバー
ゼンス補正回路は、投射型陰極線管のネック部に主偏向
ヨークとは別個に配設されたコンバーゼンス補正用の副
偏向ヨークに補正信号を供給してコンバーゼンスを補正
するコンバーゼンス補正回路において、補正信号の経路
に副偏向ヨークと主偏向ヨークとの間の結合の影響によ
る補正周波数特性の変化を補正するための結合補正フィ
ルタを挿入するものである。また、投射型陰極線管が静
電集束用電極を有する場合には、結合補正フィルタと直
列に副偏向ヨークで発生される磁界で静電集束用電極に
生じるうず電流による補正周波数特性の変化を補正する
うず電流補正フィルタを挿入するものである。
【0009】この発明に係る3管式プロジェクタは、
赤、緑、青の各色画像用の投射型陰極線管を有し、投射
型陰極線管のネック部に主偏向ヨークとは別個に配設さ
れたコンバーゼンス補正用の副偏向ヨークに補正信号を
供給してコンバーゼンスを補正する3管式プロジェクタ
において、補正信号の経路に副偏向ヨークと主偏向ヨー
クとの間の結合の影響による補正周波数特性の変化を補
正するための結合補正フィルタを挿入するものである。
また、投射型陰極線管が静電集束用電極を有する場合に
は、結合補正フィルタと直列に副偏向ヨークで発生され
る磁界で静電集束用電極に生じるうず電流による補正周
波数特性の変化を補正するうず電流補正フィルタを挿入
するものである。
【0010】投射型陰極線管のネック部に主偏向ヨーク
とは別個に配設されたコンバーゼンス補正用の副偏向ヨ
ークに補正信号が供給されてコンバーゼンス補正が行わ
れる。補正信号の経路に副偏向ヨークと主偏向ヨークと
の間の結合の影響による補正周波数特性の変化を補正す
るための結合補正フィルタが挿入されることから、副偏
向ヨークと主偏向ヨークとの間の結合の影響による補正
周波数特性の変化が補正される。また、投射型陰極線管
が静電集束用電極を有する場合には、結合補正フィルタ
と直列に副偏向ヨークで発生される磁界で静電集束用電
極に生じるうず電流による補正周波数特性の変化を補正
するうず電流補正フィルタが挿入されることから、副偏
向ヨークで発生される磁界で静電集束用電極に生じるう
ず電流による補正周波数特性の変化が補正される。これ
により、コンバーゼンス補正における画面上の動きがコ
ンバーゼンス補正信号の波形と一致するようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての3管式プロジェクタの回路構成を示してい
る。
【0012】図1に示す3管式プロジェクタは、赤、
緑、青の各色画像用の投射型陰極線管(投射型CRT)
1R,1G,1Bを有している。陰極線管1R,1G,
1Bは、それぞれ静電集束方式(ユニポテンシャル型)
のものであって、主偏向ヨーク4R,4G,4Bとは別
個にコンバーゼンス補正用の副偏向ヨーク(水平、垂直
の副偏向ヨーク)5R,5G,5Bが配設される。副偏
向ヨーク5R,5G,5Bは、それぞれ陰極線管1R,
1G,1Bのネック部に配設されるが、主偏向ヨーク4
R,4G,4Bに対してカソード電極側に配置される。
副偏向ヨーク5R,5G,5Bは、例えば第4グリッド
電極G4および第5グリッド電極G5に対向する位置に
配置される(図7の副偏向ヨーク5の位置参照)。
【0013】また、図1に示す3管式プロジェクタは、
ビデオ信号SVより輝度信号Yと搬送色信号Cを分離す
るためのY/C分離回路21、搬送色信号Cを復調して
赤色差信号R−Yおよび青色差信号B−Yを得るための
色復調回路22、輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Y
より赤、緑、青の色信号R,G,Bを得るためのマトリ
ックス回路23および色信号R,G,Bを増幅して陰極
線管1R,1G,1Bをドライブするための映像出力回
路24R,24G,24Bとを有している。
【0014】Y/C分離回路21には入力端子20より
ビデオ信号SVが供給され、このビデオ信号SVよりく
し型フィルタ等を使用して輝度信号Yおよび搬送色信号
Cが分離される。色復調回路22にはY/C分離回路2
1で分離された搬送色信号Cが供給され、R−Y軸、B
−Y軸で復調処理されて色差信号R−Y,B−Yが得ら
れる。マトリックス回路23には、Y/C分離回路21
で分離された輝度信号Yと色復調回路22より出力され
る色差信号R−Y,B−Yが供給され、マトリックス処
理されて色信号R,G,Bが形成される。映像出力回路
24R,24G,24Bにはそれぞれマトリックス回路
23で形成される色信号R,G,Bが供給され、この映
像出力回路24R,24G,24Bで増幅された色信号
R,G,Bが陰極線管1R,1G,1Bのカソード電極
Kに供給される。
【0015】また、図1に示す3管式プロジェクタは、
ビデオ信号SVより水平同期信号HDおよび垂直同期信
号VDを分離するための同期分離回路25、陰極線管1
R,1G,1Bの主偏向ヨーク4R,4G,4Bを構成
する水平偏向コイルにそれぞれ水平偏向用のノコギリ波
電流を流すための水平偏向回路26Hおよび主偏向ヨー
ク4R,4G,4Bを構成する垂直偏向コイルにそれぞ
れ垂直偏向用のノコギリ波電流を流すための垂直偏向回
路26Vとを有している。
【0016】同期分離回路25には入力端子20よりビ
デオ信号SVが供給され、このビデオ信号SVより水平
同期信号HDおよび垂直同期信号VDが分離される。水
平偏向回路26Hには同期分離回路25で分離された水
平同期信号HDが供給され、この水平偏向回路26Hは
水平同期信号HDに同期して主偏向ヨーク4R,4G,
4Bの水平偏向コイルにそれぞれノコギリ波電流を流す
ように動作する。垂直偏向回路26Vには同期分離回路
25で分離された垂直同期信号VDが供給され、この垂
直偏向回路26Vは垂直同期信号VDに同期して主偏向
ヨーク4R,4G,4Bの垂直偏向コイルにそれぞれ垂
直周期のノコギリ波電流を流すように動作する。
【0017】また、図1に示す3管式プロジェクタは、
水平周期および垂直周期のノコギリ波信号やパラボラ波
信号を発生するための信号発生回路27、陰極線管1
R,1G,1Bの水平副偏向ヨークのコイルにそれぞれ
コンバーゼンス補正用の電流を流すための水平副偏向回
路28Hおよび垂直副偏向ヨークのコイルにそれぞれコ
ンバーゼンス補正用の電流を流すための垂直副偏向回路
28Vとを有している。
【0018】信号発生回路27には同期分離回路25で
分離された水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDが
供給され、これら同期信号HD,VDに同期して水平周
期および垂直周期のノコギリ波信号やパラボラ波信号が
形成される。
【0019】水平副偏向回路28Hには信号発生回路2
7で形成された水平周期および垂直周期のノコギリ波信
号やパラボラ波信号が供給される。そして、この水平偏
向回路27Hはその信号を利用することで陰極線管1
R,1G,1Bのそれぞれに対応する水平コンバーゼン
ス補正信号を形成すると共に、陰極線管1R,1G,1
Bの水平副偏向ヨークのコイルにそれぞれ水平コンバー
ゼンス補正信号に対応した電流を流すように動作する。
【0020】垂直副偏向回路28Vには信号発生回路2
7で形成された水平周期および垂直周期のノコギリ波信
号やパラボラ波信号が供給される。そして、この垂直偏
向回路28Vはその信号を利用することで陰極線管1
R,1G,1Bのそれぞれに対応する垂直コンバーゼン
ス補正信号を形成すると共に、陰極線管1R,1G,1
Bの垂直副偏向ヨークのコイルにそれぞれ垂直コンバー
ゼンス補正信号に対応した電流を流すように動作する。
【0021】以上の構成において、入力端子20にビデ
オ信号SVが供給されるとき、このビデオ信号SVに対
応する赤、緑、青の色信号R,G,Bがマトリックス回
路23より出力され、それぞれ映像出力回路24R,2
4G,24Bで増幅された後に陰極線管1R,1G,1
Bのカソード電極Kに供給される。そのため、陰極線管
1R,1G,1Bのカソード電極Kより出力される電子
ビームがそれぞれ色信号R,G,Bによって密度変調さ
れる。
【0022】また、水平偏向回路26Hでもってビデオ
信号SVより分離された水平同期信号HDに同期した水
平偏向電流が主偏向ヨーク4R,4G,4Bの水平偏向
コイルに流されて電子ビームの水平偏向走査が行われる
と共に、垂直偏向回路26Vでもってビデオ信号SVよ
り分離された垂直同期信号VDに同期した垂直偏向電流
が主偏向ヨーク4R,4G,4Bの垂直偏向コイルに流
されて電子ビームの垂直偏向走査が行われる。これによ
り、陰極線管1R,1G,1Bの画面上にはそれぞれ色
信号R,G,Bによる赤、緑、青の色画像が表示され
る。そして、図示せずも、陰極線管1R,1G,1Bの
画面上に表示された各色画像がそれぞれ投射レンズを介
してスクリーン上に投射され、スクリーン上に拡大され
たカラー画像が得られる(図6参照)。
【0023】また、水平副偏向回路28Hでもってビデ
オ信号SVより分離された同期信号HD,VDに同期し
たノコギリ波信号やパラボラ波信号を利用して陰極線管
1R,1G,1Bのそれぞれに対応した水平コンバーゼ
ンス補正信号が形成され、陰極線管1R,1G,1Bの
水平副偏向ヨークのコイルには水平コンバーゼンス補正
信号に対応した電流が流される。また、垂直副偏向回路
28Vでもって同期信号HD,VDに同期したノコギリ
波信号やパラボラ波信号を利用して陰極線管1R,1
G,1Bのそれぞれに対応した垂直コンバーゼンス補正
信号が形成され、陰極線管1R,1G,1Bの垂直副偏
向ヨークのコイルには垂直コンバーゼンス補正信号に対
応した電流が流される。これにより、スクリーン上で
赤、緑、青の各色画像が一致するようにコンバーゼンス
補正が行われる。
【0024】ところで、本出願人は、上述の図8に示す
ような従来のコンバーゼンス補正回路において、入力端
子11にコンバーゼンス補正信号Scpの代わりに直流信
号およびその直流信号と振幅が等しく周波数を順次増加
させたサイン波信号を供給して画面上のビーム位置を測
定することで、図3Aに示すような補正周波数特性を得
た。図示のように、所定周波数部分Qでゲインが増加
し、また高周波数部分Pではゲインが低下している。こ
のように補正周波数特性がフラットでないことが、上述
したようにコンバーゼンス補正における画面上の動きが
補正信号Scpの波形と一致しなかった理由と思われる。
【0025】本出願人は、所定周波数部分Qにおけるゲ
インの増加が副偏向ヨークと主偏向ヨークとの間の結合
の影響による共振特性であること、また高域周波数部分
Pにおけるゲインの低下が副偏向ヨークで発生される磁
界で静電集束用電極に生じるうず電流の影響による特性
であることを解明した。
【0026】そこで、本例において、水平副偏向回路2
8Hや垂直副偏向回路28Vにおいて、陰極線管1R,
1G,1Bの水平副偏向ヨークや垂直副偏向ヨークのコ
イルにコンバーゼンス補正信号に対応した電流を流すた
めのコンバーゼンス補正回路(副偏向出力回路)は、図
2に示すように構成される。この図2において、図8と
対応する部分には同一符号を付して示している。
【0027】図において、コンバーゼンス補正信号Scp
が供給される入力端子11は結合補正フィルタ30およ
びうず電流補正フィルタ31の直列回路を介してオペア
ンプ12の非反転入力端子に接続される。結合補正フィ
ルタ30とうず電流補正フィルタ31の前後関係は図示
の逆であってもよい。また、オペアンプ12の出力端子
は副偏向ヨークを構成するコイル13および抵抗器14
の並列回路を介してオペアンプ12の反転入力端子に接
続される。そして、オペアンプ12の反転入力端子は抵
抗器15を介して接地される。
【0028】ここで、結合補正フィルタ30は、副偏向
ヨークと主偏向ヨークとの間の結合の影響による補正周
波数特性の変化を補正するためのものであって、図3B
に示すように、同図Aの補正周波数特性の所定周波数部
分Qにおけるゲインの増加を相殺する周波数特性を有す
るように構成される。また、うず電流補正フィルタ31
は、副偏向ヨークで発生される磁界で静電集束用電極に
生じるうず電流の影響による補正周波数特性の変化を補
正するためのものであって、図3Cに示すように同図A
の補正周波数特性の高域周波数部分Pにおけるゲインの
低下を相殺する周波数特性を有するように構成される。
【0029】このような構成のコンバーゼンス補正回路
において、入力端子11にコンバーゼンス補正信号Scp
が供給される場合、副偏向ヨークを構成するコイル13
には、結合補正フィルタ30およびうず電流補正フィル
タ31の直列回路の出力信号Soに比例した電流icpが
流れ、コンバーゼンス補正が行われる。
【0030】図2に示すコンバーゼンス補正回路におい
ては、入力端子11にコンバーゼンス補正信号Scpの代
わりに直流信号およびその直流信号と振幅が等しく周波
数を順次増加させたサイン波信号を供給して画面上のビ
ーム位置を測定することで、図3Dに示すようなフラッ
トな補正周波数特性が得られた。したがって、図2に示
すコンバーゼンス補正回路では、補正周波数特性がフラ
ットとなることから、コンバーゼンス補正における画面
上の動きが補正信号Scpの波形と一致し、高精度なコン
バーゼンス補正を実現できる。
【0031】例えば、垂直副偏向ヨークに係るコンバー
ゼンス補正回路において、入力端子11に図4Aに示す
ような補正信号Scpが供給されるとき、結合補正フィル
タ30およびうず電流補正フィルタ31の直列回路の出
力信号Soは図4Bに示すようになり、副偏向ヨークを
構成するコイル13には図4Cに示すように出力信号S
oに比例した電流icpが流れる。これにより、画面上の
動きは図4Dの実線bに示すようになり、補正信号Scp
の波形と一致するようになる。図4Dの破線cは補正フ
ィルタ30,31が設けられていない場合の画面上の動
きを示している(図9の実線aと同じ)。
【0032】また、図2に示すコンバーゼンス補正回路
においては、補正フィルタ30,31が設けられたこと
によって補正周波数特性がフラットとなることから、陰
極線管1R,1G,1Bがマルチスキャンタイプのもの
であって水平偏向周波数が変化しても、原理的にはコン
バーゼンスのずれをなくすことができ、コンバーゼンス
補正が簡単となる利益がある。
【0033】なお、上述の実施の形態においては、陰極
線管1R,1G,1Bが静電集束方式のものであって、
図2に示すようにコンバーゼンス補正回路のコンバーゼ
ンス補正信号Scpの経路に結合補正フィルタ30および
うず電流補正フィルタ31の双方が挿入されているが、
陰極線管1R,1G,Bが電磁集束方式のものであると
きは、副偏向ヨークで発生される磁界で静電集束用電極
に生じるうず電流の影響による補正周波数特性の変化を
考慮しなくてもよく、従ってうず電流補正フィルタ31
は不要となる。すなわち、静電集束用電極のない投射型
陰極線管ではうず電流補正フィルタは不要である。
【0034】図5は電磁集束方式の陰極線管(CRT)
における主偏向ヨーク、副偏向ヨークおよび電磁レンズ
を構成する電磁石の配置関係を示している。副偏向ヨー
ク5(水平副偏向ヨーク5H、垂直副偏向ヨーク5V)
は、陰極線管のネック部6に配設されるが、主偏向ヨー
ク4に対してカソード電極側に配置されている。また、
電磁石(電磁レンズ)7も陰極線管のネック部6に配設
されるが、副偏向ヨーク5に対してさらにカソード電極
側に配置されている。
【0035】また、上述の実施の形態において、図2の
コンバーゼンス補正回路では、結合補正フィルタ30お
よびうず電流補正フィルタ31が別個に構成されるよう
に図示しているが、これらの補正フィルタ30,31を
一体的に構成できることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、コンバーゼンス補正
用の副偏向ヨークに供給される補正信号の経路に副偏向
ヨークと主偏向ヨークとの間の結合の影響等による補正
周波数特性の変化を補正するための結合補正フィルタが
挿入されるため、コンバーゼンス補正における画面上の
動きの補正信号の波形からのずれを軽減でき、高精度な
コンバーゼンス補正を実現できる。また、投射型陰極線
管がマルチスキャンタイプのものであって水平偏向周波
数が変化しても、コンバーゼンスのずれが少なく、コン
バーゼンス補正が簡単となる利益がある。
【0037】また、投射型陰極線管が静電集束用電極を
有している場合、結合補正フィルタと直列に副偏向ヨー
クで発生される磁界で静電集束用電極に生じるうず電流
の影響による補正周波数特性の変化を補正するうず電流
補正フィルタを挿入することで、上述した効果をさらに
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態としての3管式プロジェ
クタの回路構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態におけるコンバーゼンス補正回路の
構成を示す図である。
【図3】実施の形態におけるコンバーゼンス補正回路の
補正周波数特性を説明するための図である。
【図4】実施の形態における補正信号波形と画面上の動
きとの関係を説明するための図である。
【図5】電磁集束方式陰極線管における主、副偏向ヨー
ク、電磁レンズの配置関係を示す図である。
【図6】3管式プロジェクタの概要を説明するための図
である。
【図7】静電集束方式陰極線管における主、副偏向ヨー
ク、静電集束電極の配置関係を示す図である。
【図8】従来のコンバーゼンス補正回路の構成を示す図
である。
【図9】従来例における補正信号波形と画面上の動きと
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1R,1G,1B 投射型陰極線管 2R,2G,2B 投射レンズ 3 スクリーン 4,4R,4G,4B 主偏向ヨーク 5,5R,5G,5B 副偏向ヨーク 5H 水平副偏向ヨーク 5V 垂直副偏向ヨーク 6 ネック部 7 電磁石(電磁レンズ) 11,20 入力端子 12 オペアンプ 13 副偏向ヨークを構成するコイル 21 Y/C分離回路 22 色復調回路 23 マトリックス回路 24R,24G,24B 映像出力回路 25 同期分離回路 26H 水平偏向回路 26V 垂直偏向回路 27 信号発生回路 28H 水平副偏向回路 28V 垂直副偏向回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/12 - 9/31

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投射型陰極線管のネック部に主偏向ヨー
    クとは別個に配設されたコンバーゼンス補正用の副偏向
    ヨークに補正信号を供給してコンバーゼンスを補正する
    コンバーゼンス補正回路において、 上記補正信号の経路に上記副偏向ヨークと上記主偏向ヨ
    ークとの間の結合の影響による補正周波数特性の変化を
    補正するための結合補正フィルタを挿入することを特徴
    とするコンバーゼンス補正回路。
  2. 【請求項2】 上記投射型陰極線管は電磁集束方式のも
    のであることを特徴とする請求項1に記載のコンバーゼ
    ンス補正回路。
  3. 【請求項3】 上記投射型陰極線管は静電集束用電極を
    有し、 上記結合補正フィルタと直列に、上記副偏向ヨークで発
    生される磁界で上記静電集束用電極に生じるうず電流の
    影響による上記補正周波数特性の変化を補正するうず電
    流補正フィルタを挿入することを特徴とする請求項1に
    記載のコンバーゼンス補正回路。
  4. 【請求項4】 赤、緑、青の各色画像用の投射型陰極線
    管を有し、上記投射型陰極線管のネック部に主偏向ヨー
    クとは別個に配設されたコンバーゼンス補正用の副偏向
    ヨークに補正信号を供給してコンバーゼンスを補正する
    3管式プロジェクタにおいて、 上記補正信号の経路に上記副偏向ヨークと上記主偏向ヨ
    ークとの間の結合の影響による補正周波数特性の変化を
    補正するための結合補正フィルタを挿入することを特徴
    とする3管式プロジェクタ。
  5. 【請求項5】 上記投射型陰極線管は電磁集束方式のも
    のであることを特徴とする請求項4に記載の3管式プロ
    ジェクタ。
  6. 【請求項6】 上記投射型陰極線管は静電集束用電極を
    有し、 上記結合補正フィルタと直列に、上記副偏向ヨークで発
    生される磁界で上記静電集束用電極に生じるうず電流の
    影響による上記補正周波数特性の変化を補正するうず電
    流補正フィルタを挿入することを特徴とする請求項4に
    記載の3管式プロジェクタ。
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