JP3438774B2 - 乗員保護装置の起動制御装置 - Google Patents

乗員保護装置の起動制御装置

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JP3438774B2
JP3438774B2 JP36150999A JP36150999A JP3438774B2 JP 3438774 B2 JP3438774 B2 JP 3438774B2 JP 36150999 A JP36150999 A JP 36150999A JP 36150999 A JP36150999 A JP 36150999A JP 3438774 B2 JP3438774 B2 JP 3438774B2
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広道 藤島
正英 澤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両が衝突した
際に車両内の乗員を保護するエアバッグ装置などの乗員
保護装置の起動を制御する乗員保護装置の起動制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗員保護装置の起動を制御する起
動制御装置においては、車両に加わる衝撃を通常フロア
トンネル上に設置された加速度センサによって減速度と
して検出し、その検出された減速度を基にして演算値を
求め、その演算値を予め設定された閾値と比較して、そ
の比較結果に基づいてスクイブの点火制御を行なってい
る。
【0003】ところで車両の衝突形態は、衝突の仕方、
衝突の方向、衝突対象物の種類などによって、図14に
示すように、正突、斜突、ポール衝突、オフセット衝
突、アンダーライド衝突などに分類される。このうち、
正突の際には、車両は左右2本のサイドメンバにより衝
突による衝撃を受けるため、衝突後の所定時間内におい
て、フロアセンサの取り付けられているフロアトンネル
上には多大な減速度が生じる。これに対して、正突以外
の衝突の際には、そのような衝撃の受け方をしないた
め、衝突後の所定時間内においてフロアトンネル上には
それほど大きな減速度は生じない。
【0004】従って、出願人は、サテライトセンサを車
両前部に配置し、このサテライトセンサにおいて基準値
以上の衝撃を検出した場合に閾値を下げて乗員保護装置
の起動判定を行う乗員保護装置の起動制御装置について
出願を行っている(特開平10−152014号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようといる課題】しかしながら、サテラ
イトセンサは車両に基準値以上の衝撃が加わった場合に
オン信号を出力するセンサであり、車両に基準値以上の
衝撃が加わったか否かの信号の出力しかできないことか
ら、より適切な閾値を求めるためには、別の形式のサテ
ライトセンサを用いることが必要であった。
【0006】この発明の課題は、最適なタイミングで乗
員保護装置の起動を行うことができる乗員保護装置の起
動制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の乗員保護
装置の起動制御装置は、車両内の所定の位置に配設さ
れ、この車両に加わる衝撃を検出する第1のセンサと、
前記第1のセンサによる検出値を基にして得られる演算
値が所定の閾値を超えた場合に乗員保護装置を起動させ
る乗員保護装置の起動制御手段と、前記車両内において
前記第1のセンサよりも前方に配設され、前記車両に加
わる衝撃の大きさを検出し、この検出した衝撃の大きさ
に応じて少なくとも2つ以上の異なる大きさの値を検出
する第2のセンサと、前記第2のセンサによる検出値に
応じて前記所定の閾値を変更する閾値変更手段とを備え
る乗員保護装置の起動制御装置であって、前記閾値変更
手段は、前記第2のセンサによる検出値に基づく値が大
きいほど前記所定の閾値の変更量を大きくする閾値変更
量増大手段を備え、前記第2のセンサによる検出値に基
づく値が前記第2のセンサの検出値を所定期間積分演算
したものであることを特徴とする。
【0008】
【0009】また、請求項記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装
置の前記閾値変更量増大手段が前記所定の閾値から前記
第2のセンサの検出値を所定期間積分演算した演算値に
基づく値を減算するものであることを特徴とする。
【0010】また、請求項記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装
置の前記第1のセンサによる検出値を基にして得られる
演算値が前記第1のセンサの検出値を所定期間積分演算
したものであることを特徴とする。
【0011】また、請求項記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装
置における前記第1のセンサによる測定値を基にして得
られる演算値と前記所定の閾値との比較は、1の軸に前
記第1のセンサの測定値を所定期間積分した値を採り、
他の1の軸に前記第1のセンサの測定値を積分した前記
所定期間よりも長い期間、前記第1のセンサの検出値を
積分した値を採ったマップ上で行うことを特徴とする。
【0012】また、請求項記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装
置の前記第2のセンサは2つのセンサにより構成され、
この2つのセンサにより検出された検出値の中で大きい
方を前記第2のセンサによる検出値とすることを特徴と
する。
【0013】また、請求項記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、請求項記載の乗員保護装置の起動制御装
置の前記2つのセンサは、一方が前記車両の前方左側
に、他方が前記車両の前方右側に設けられていることを
特徴とする。
【0014】また、請求項記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装
置の前記第2のセンサは、車両の前方中央部に設けられ
ていることを特徴とする。
【0015】また、請求項記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装
置の前記第2のセンサが車両に加わる衝撃の大きさを検
出し、この検出値をリニアな値として出力することを特
徴とする。
【0016】また、請求項記載の乗員保護装置の起動
制御装置は、請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装
置の前記第2のセンサが車両に加わる衝撃の大きさを検
出し、この検出値を異なる2種類の値として出力するメ
カ式センサであることを特徴とする。
【0017】この請求項1〜請求項記載の乗員保護装
置の起動制御装置によれば、閾値変更手段が第2のセン
サによる検出値に応じて乗員保護装置の起動判定に用い
られる所定の閾値を変更し、閾値変更量増大手段が第2
のセンサによる検出値が大きいほど乗員保護装置の起動
判定に用いられる所定の閾値の変更量を大きくするため
最適なタイミングで乗員保護装置の起動を行うことがで
きる。
【0018】また、請求項10記載の乗員保護装置の起
動制御装置は、請求項1〜請求項の何れか一項に記載
の乗員保護装置の起動制御装置の前記閾値変更手段が前
記第1のセンサによる検出値に基づく演算値の初期の増
加状態に対応する前記所定の閾値の変更量を低減する閾
値変更量低減手段を備えることを特徴とする。
【0019】また、請求項11記載の乗員保護装置の起
動制御装置は、請求項10記載の乗員保護装置の起動制
御装置の前記閾値変更量低減手段が前記第2のセンサの
検出値に応じて閾値変更量を低減することを特徴とす
る。
【0020】また、請求項12記載の乗員保護装置の起
動制御装置は、請求項11記載の乗員保護装置の起動制
御装置において前記第2のセンサの検出値を演算した値
が所定の大きさとなった時点以降、閾値変更量を低減す
ることを特徴とする。
【0021】また、請求項13記載の乗員保護装置の起
動制御装置は、請求項11記載の乗員保護装置の起動制
御装置において前記第2のセンサの検出値を演算した値
が所定の大きさとなった時点以降所定の期間内、閾値変
更量を低減することを特徴とする。
【0022】この請求項10〜請求項13記載の乗員保
護装置の起動制御装置によれば、閾値変更量低減手段が
第1のセンサによる検出値に基づく演算値の初期の増加
状態に対応する所定の閾値の変更量を低減するため、悪
路走行時における衝撃等により過敏に乗員保護装置の起
動が行われるのを防止することができる。
【0023】また、請求項14記載の乗員保護装置の起
動制御装置は、請求項1〜請求項13の何れか一項に記
載の乗員保護装置の起動制御装置の前記閾値変更手段が
前記第2のセンサによる検出値に基づく演算値が所定の
値を超えた場合に、前記第1のセンサによる検出値に基
づく演算値の初期の増加状態に対応する前記所定の閾値
の変更を行わないことを特徴とする。
【0024】この請求項14記載の乗員保護装置の起動
制御装置によれば、第2のセンサによる検出値に基づく
演算値が所定の値を超えた場合に、第1のセンサによる
検出値に基づく演算値の初期の増加状態に対応する所定
の閾値の変更を行わないため、所定の閾値の変更開始時
期を遅らせることができ悪路走行時における衝撃等によ
り過敏に乗員保護装置の起動が行われるのを防止するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、こ
の発明の第1の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置について説明する。図1はサテライトセンサを
用いた乗員保護装置の起動制御装置を示すブロック図、
図2は図1におけるサテライトセンサとフロアセンサの
配設箇所を示す説明図である。
【0026】この乗員保護装置の起動制御装置は、乗員
保護装置の一種であるエアバッグ装置36の起動を制御
する装置であって、図1に示すように、主として、制御
回路20、サテライトセンサ(第2のセンサ)30A,
30B、フロアセンサ(第1のセンサ)32及び駆動回
路34を備えている。
【0027】このうち、サテライトセンサ30A,30
Bは、車両46に加わる衝撃の大きさを検出するための
電子式のセンサであって、具体的には、車両46に加わ
る減速度を検出して、検出した減速度の大きさに応じた
検出信号を出力する。また、フロアセンサ32は、車両
46に加わる衝撃を測定するためのいわゆる加速度セン
サであって、具体的には、車両46に対して前後方向に
加わる減速度を随時測定して、その測定値を測定信号と
して出力する。
【0028】制御回路20は、中央処理装置(CPU)
22,リード・オンリ・メモリ(ROM)26,ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)28及び入出力回路
(I/O回路)24などを備えており、各構成要素はバ
スで接続されている。このうち、CPU22はROM2
6に記憶されたプログラムなどに従って起動制御の各種
処理動作を行なう。RAM28は各センサ30A,30
B,32からの信号により得られたデータや、それに基
づいてCPU22が演算した結果などを格納しておくた
めのメモリである。また、I/O回路24は各センサ3
0A,30B,32から信号を入力すると共に駆動回路
34に起動信号を出力するための回路である。
【0029】また、CPU22は、ROM26に記憶さ
れているプログラムなどに従って、フロアセンサ32の
測定結果を基にして得られる値と所定の閾値とを比較
し、その比較結果に基づいてエアバッグ装置36の起動
を制御する起動制御部40及びサテライトセンサ30
A,30Bによって検出された衝撃の大きさに応じて閾
値を変更する閾値変更部42として機能する。
【0030】また、駆動回路34は、制御回路20から
の起動信号によってエアバッグ装置36内のスクイブ3
8に通電し点火させる回路である。一方、エアバッグ装
置36は、点火装置であるスクイブ38の他、スクイブ
38により点火されるガス発生剤(図示せず)や、発生
したガスによって膨張するバッグ(図示せず)などを備
えている。
【0031】これら構成要素のうち、制御回路20、フ
ロアセンサ32及び駆動回路34は、図2に示すECU
(電子制御装置)44に収納されて、車両46内のほぼ
中央にあるフロアトンネル上に取り付けられている。ま
た、サテライトセンサ30A,30Bは、図2に示すよ
うに、ECU44内のフロアセンサ32に対して、右斜
め前方と左斜め前方の車両46の前部に配設されてい
る。
【0032】次に、車両衝突の際におけるサテライトセ
ンサ30A,30B、フロアセンサ32及びCPU22
の動作について説明する。図3は図1に示すサテライト
センサ30A,30B,フロアセンサ32及びCPU2
2の動作を説明するための説明図である。図3に示すよ
うに、CPU22内の起動制御部40は、演算部58と
起動判定部60とを備えている。
【0033】フロアセンサ32は、車両46に対して前
後方向に加わる減速度G(t)を随時測定して、その測
定値(減速度)G(t)を測定信号として出力する。起
動制御部40の演算部58は、フロアセンサ32から出
力された減速度G(t)に所定の演算、即ち数式1、数
式2による演算を施して演算値V1,V2を求める。この演
算値V1,V2は、起動判定部60に入力され、演算値V1,
2により定められる値が閾値変更部42により記憶さ
れている判定マップ#の閾値Vnと比較される。
【0034】
【数1】
【0035】
【数2】
【0036】即ち、閾値変更部42には、図4に示すよ
うな閾値Vnを有する判定マップが記憶されている。こ
の判定マップは、横軸に演算値V1を採ると共に縦軸に
演算値V2を採ったものである。なお、閾値Vnは、正突に
よってエアバッグ装置を起動するに及ばない程度の衝撃
が車両46に加わった場合や、車両46が悪路を走行し
ている際に、車両46に加わる衝撃の値よりも大きな値
に設定されている。即ち、閾値Vnを定める場合には、ま
ず、エアバッグ装置36を起動するに及ばない場合の演
算値V1,V2の変化を示す曲線を複数描いて、値としては
これら曲線よりも大きいが、できる限りこれら曲線に近
接するようなパターンを定める。具体的には、これら複数
の曲線の包絡線を得て閾値Vnとして定める。
【0037】閾値変更部42には、サテライトセンサ3
0A,30Bから検出値G’(t)が入力されており、
この検出値G’(t)に数式3の演算を施すことによ
り、演算値V3を求め、数式4により閾値Vnを閾値V’
nに変更する。即ち、図5のグラフに演算値V1と演算値
3の関係を示しているが、図4に示す閾値Vnは、演算値
3の大きさに応じて閾値の下げ幅が求められ閾値V’n
に変更される。なお、サテライトセンサ30A,30Bの
検出値G’(t)は、サテライトセンサ30Aの検出値
とサテライトセンサ30Aの検出値の中で大きい方が用
いられる。
【0038】
【数3】
【0039】
【数4】
【0040】従って、起動判定部60は、サテライトセ
ンサ30A,30Bからの検出値G’(t)に基づい
て、閾値Vnが閾値V’nに変更された場合には、閾値
変更部42から閾値V’nを取得し、閾値V’nと演算
部58で求められた演算値V1,V2により定められる値
とを比較して、演算値V1,V2により定められる値が閾値
V’nを超えた時に、起動判定部60は駆動回路34(図
1参照)に対して起動信号Aを出力する。これにより、駆
動回路34はエアバッグ装置36を起動すべくスクイブ
38に通電しスクイブ38ガス発生剤(図示せず)を点
火させる。
【0041】この第1の実施の形態にかかる乗員保護装
置の起動制御装置によれば、フロアセンサ32の測定値
(減速度)G(t)に基づく演算値V1,V2により定め
られる値が図4の実線70で示すような変化をする場合
に、点火aの時点でエアバッグ装置36を起動させるこ
とができる。即ち、閾値Vnを用いて起動判定を行う場合
には、点火bの時点でエアバッグ装置36が起動される
ことになるが、閾値Vnが演算値V3の大きさに応じて閾
値V’nに変更されているため、点火bの時点よりも早
い点火aの時点でエアバッグ装置36を起動させること
ができる。従って、エアバッグ装置36を衝撃の大きさに
応じた最適なタイミング、即ち衝撃が大きい場合には早
いタイミングで起動させることができる。
【0042】なお、この第1の実施の形態においては、
車両の前方左右にサテライトセンサ30A,30Bを設
けているが,車両の前方中央部にサテライトセンサを1
個だけ設けるようにしても良い。
【0043】また、この第1の実施の形態におけるサテ
ライトセンサ30A,30Bは、2つ以上の異なる値を
検出することができるものであればよく、及ぼされる衝
撃の大きさに基づいてリニアに値を検出するセンサ又は
異なる2種類の衝撃の大きさを検出することができるメ
カ式のセンサ等でも良い。ここでリニアな値を検出する
ことができるセンサとしては、電子式、半導体式、ダイ
ヤフラム式、容量式の加速度(減速度)センサ等の何れ
かのセンサで良く、また及ぼされる荷重の大きさを検出
する各種荷重センサであっても良い。
【0044】また、起動判定部60により出力される起
動信号をドアロック解除、燃料カット、事故発生時にお
ける緊急通報の発信等の起動信号として用いるようにし
ても良い。この場合にサテライトセンサ30A,30B
からの信号を起動信号の出力判定に用いることで起動信
号の信頼性の向上を図ることができる。
【0045】次に、図6〜図7を参照して、この発明の
第2の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動制御装置
について説明する。この乗員保護装置の起動制御装置の
構成は、第1の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置(図1、図3参照)と同一であるが、衝突の形
態に応じて閾値の変更量を変える制御を行うものであ
る。
【0046】図6(a)は、閾値変更部42において記
憶されている閾値Vnを有する判定マップに、衝突時に
おけるフロアセンサ32の測定値G(t)に基づく演算
値V 1,V2により定められる値の変化を実線70で記載し
たものである。また、図7(a)は、閾値変更部42にお
いて記憶されている閾値Vnを有する判定マップに、悪
路走行時、走行中のアンダーヒット時におけるフロアセ
ンサ32の測定値G(t)に基づく演算値V1,V2によ
り定められる値の変化を実線72で記載したものであ
る。なお、閾値変更部42において記憶されている判定マ
ップVnは、第1の実施の形態の判定マップVnと同一の
ものであり、演算値V1及びV2は、第1の実施の形態の場
合と同一の数式を用いて演算されたものである。
【0047】この第2の実施の形態にかかる乗員保護装
置の起動制御装置においては、V12<V1では、第1の実施
の形態の場合と同様に、数式4により閾値Vnを閾値V’
nに変更し、V11<V1<V12では、数式5により閾値Vnを
閾値V’nに変更する(図6(a)参照)。
【0048】
【数5】
【0049】ここで、閾値の変更を開始するV12の時点
は次のようにして定められる。即ち、図6(b)は、衝突
時におけるサテライトセンサ30A,30Bの検出値
G’(t)に基づく演算値V3と演算値V1との関係を示
すものであり、図7(b)は、悪路走行時、走行中のアン
ダーヒット時におけるサテライトセンサ30A,30B
の検出値G’(t)に基づく演算値V3と演算値V1との
関係を示すものである。なお、演算値V3は第1の実施の
形態の場合と同一の数式を用いて演算されたものであ
る。図6(b)及び図7(b)において、演算値V3が閾
値V3thを超えた時点の演算値V1をV11とした場合に、
閾値の変更を開始するV12は、V12=V11+△Vとして定め
られる。
【0050】図6(a),(b)に示されるように、衝
突時には、演算値V3に比較して演算値V2が遅れて立ち
上がるが、図7(a),(b)に示されるように、悪路走
行時、走行中のアンダーヒット時には、演算値V3と演算
値V2が略同時に立ち上がり、早い時点において立ち下が
る。従って、この第2の実施の形態にかかる乗員保護装置
の起動制御装置においては、数式5のα'が数式4のαに
比較して大きい値とされているため、V11<V1<V12にお
ける閾値Vnの下げ幅をV12<V1における閾値Vnの下
げ幅に比較して小さくすることができる。このため図7
(a)に示されるように、悪路走行時、走行中のアンダー
ヒット時において、フロアセンサ32の測定値G(t)
に基づく演算値V1,V2により定められる値(実線7
2)が閾値V’nを超えることがなく、過敏にエアバッ
グ装置36が起動されるのを防止することができる。
【0051】なお、上述の第2の実施の形態において、
数式5のα’を非常に大きい値とすることにより、V11
<V1<V12における閾値Vnの下げ幅を非常に小さく
(略零)にするようにしても良い。この場合には、過敏に
エアバッグ装置36が起動されるのを防止することがで
きるという効果を更に大きくすることができる。
【0052】次に、図8〜図9を参照して、この発明の
第3の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動制御装置
について説明する。この乗員保護装置の起動制御装置の
構成は、第1の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置(図1、図3参照)と同一であるが、衝突の形
態に応じて閾値の変更開始時期を変える制御を行うもの
である。
【0053】図8(a)は、閾値変更部42において記
憶されている閾値Vn(V1)を有する判定マップに、
衝突時におけるフロアセンサ32の測定値G(t)に基
づく演算値V1,V2により定められる値の変化を実線7
0で記載したものである。また、図9(a)は、閾値変更部
42において記憶されている閾値Vn(V1)を有する
判定マップに、悪路走行時、走行中のアンダーヒット時
におけるフロアセンサ32の測定値G(t)に基づく演
算値V1,V2により定められる値の変化を実線72で記
載したものである。なお、演算値V1及びV2は、第1の実
施の形態の場合と同一の数式を用いて演算されたもので
ある。
【0054】この第3の実施の形態にかかる乗員保護装
置の起動制御装置においては、V11<V1<V12では、数式
6により閾値Vn(V1)を閾値V’n(V1)に変更す
る。即ち、この間は、閾値V’n(V1)は閾値Vn
(V1)に一致し閾値の変更は行われない。またV12<V1
では、数式7により閾値Vn(V1)を閾値V’n
(V1)に変更する。従って、図8(a)及び図9(a)に
示すようにV12の時点から閾値Vn(V1)の閾値V’
n(V1)への変更が開始される。なお、閾値の変更を開
始するV 12の時点は第2の実施の形態の場合と同様にし
て定められる。
【0055】
【数6】
【0056】
【数7】
【0057】図8(a),(b)に示されるように、衝
突時には、演算値V3に比較して演算値V2が遅れて立ち
上がるが、図9(a),(b)に示されるように、悪路走
行時、走行中のアンダーヒット時には、演算値V3と演算
値V2が略同時に立ち上がり、早い時点において立ち下が
る。従って、この第3の実施の形態にかかる乗員保護装置
の起動制御装置においては、V12の時点から閾値Vn
(V1)の閾値V’n(V1)への変更を開始することに
より、図9(a)に示されるように、悪路走行時、走行中の
アンダーヒット時において、フロアセンサ32の測定値
G(t)に基づく演算値V1,V2により定められる値
(実線72)が閾値V’nを超えることがなく、過敏に
エアバッグ装置36が起動されるのを防止することがで
きる。
【0058】次に、図10を参照して、この発明の第4
の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動制御装置につ
いて説明する。この乗員保護装置の起動制御装置の構成
は、第1の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動制御
装置(図1、図3参照)と同一であるが、衝突の形態に
応じて閾値の変更量を変化させる制御を行うものであ
る。
【0059】図10(a)は、左右対称衝突時における
サテライトセンサ30A,30Bの検出値G’(t)に
基づく演算値V3と演算値V1との関係を示すものであ
り、図10(b)は、左右非対称衝突時におけるサテライ
トセンサ30A,30Bの検出値G’(t)に基づく演
算値V3と演算値V1との関係を示すものである。なお、演
算値V1,V3は第1の実施の形態の場合と同一の数式を
用いて演算されたものである。
【0060】この図10(a)に示されるように、左右
対称衝突時におけるサテライトセンサ30Aの検出値
G’(t)に基づく演算値V3Aとサテライトセンサ30
Bの検出値G’(t)に基づく演算値V3Bとは、略同様
の波形を示すが、左右非対称衝突時におけるサテライト
センサ30Aの検出値G’(t)に基づく演算値V3A
サテライトセンサ30Bの検出値G’(t)に基づく演
算値V3Bとでは、衝突側の値が大きくなる。
【0061】従って、演算値V3AとV3Bの差△V3が所定
の値を超えた場合には、閾値変更に用いる演算値V3とし
て、演算値V3Aと演算値V3Bとの中で値の大きいものを
用いる。また、閾値の変更量を求める数式4のαをより小
さい値に変更する。これによりエアバッグ装置36の起
動を的確に行うことができる。なお、演算値V3AとV3B
差△V3が所定の値を超えない場合には、閾値変更に用い
る演算値V3として、演算値V3Aと演算値V3Bとの平均値
又は大きい方の値が用いられる。
【0062】次に、図11〜図12を参照して、この発
明の第5の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動制御
装置について説明する。この乗員保護装置の起動制御装
置の構成は、図11に示すように、第1の実施の形態に
かかる乗員保護装置の起動制御装置(図1参照)の閾値
変更部42を閾値変化パターン変更部43に置き換えた
ものであり、閾値変化パターン変更部43により、図1
2に示す正突、悪路用閾値80及び不規則衝突用閾値8
2有する判定マップが記憶されている。
【0063】この乗員保護装置の起動制御装置において
は、サテライトセンサ30Aの検出値G’(t)に基づ
く演算値(積分値)VAとサテライトセンサ30Bの検
出値G’(t)に基づく演算値(積分値)VBとを求め、
演算値VAと演算値VBとの差(VA−VB)と演算値VA
と演算値VBとの比(VA/VB)との両方が所定値超えた
場合に、車両が不規則衝突したと判断して、判定マップの
閾値を不規則衝突用閾値82に切り換える。
【0064】従って、起動判定部60は、不規則衝突用
閾値82とフロアセンサ32の測定値に基づく演算値V
1,V2により求められる値とを比較して、演算値V1,V2
により求められる値が不規則衝突用閾値82を超えた時
に駆動回路34に対して起動信号を出力する。これによ
り、駆動回路34はエアバッグ装置36を起動すべくス
クイブ38に通電し、スクイブ38でガス発生剤(図示
せず)を点火させる。なお、演算値V1,V2は第1の実施の
形態の場合と同一の数式により求められる。
【0065】この第5の実施の形態にかかる乗員保護装
置の起動制御装置によれば、サテライトセンサ30Aの
検出値G’(t)に基づく演算値VAとサテライトセン
サ30Bの検出値G’(t)に基づく演算値VBとを求
め、(VA−VB)と(VA/VB)との両方が所定値超えた場
合に、車両が不規則衝突したと判断しているため、車両の
不規則衝突を確実に判断することができ、車両の衝突部
位、車両の衝突形態に応じて最適な乗員保護装置の起動
制御を行うことができる。
【0066】なお、この第5の実施の形態にかかる乗員
保護装置の起動制御装置においては、サテライトセンサ
30Aの検出値G’(t)に基づく演算値VAとサテラ
イトセンサ30Bの検出値G’(t)に基づく演算値V
Bとを求め、(VA−VB)と(V A/VB)との両方が所定値
超えた場合に、車両が不規則衝突したと判断しているが、
(VA−VB)と(VA/VB)とのいずれか一方が所定値超
えた場合に、車両が不規則衝突したと判断するようにし
ても良い。
【0067】また、この第5の実施の形態にかかる乗員
保護装置の起動制御装置においては、エアバッグ装置3
6の起動判定は、フロアセンサ32の測定値に基づく演
算値V1,V2により求められる値が判定マップの閾値を超
えたか否かにより行っているが、フロアセンサを廃止し
て、サテライトセンサ30Aの検出値G’(t)に基づ
く演算値VAとサテライトセンサ30Bの検出値G’
(t)に基づく演算値VBとにより求められた演算値が
判定マップの閾値を超えたか否かによりエアバッグ装置
36の起動判定を行うようにしても良い。
【0068】この場合には、図13に示すように、サテ
ライトセンサ30A,30Bの検出値が演算部58と積
分演算部90に入力される。衝突形態判定部92におい
ては、積分演算部90における演算値に基づいて衝突形
態の判定を行い、不規則衝突と判定された場合には、閾
値変化パターン変更部94により判定マップの閾値を不
規則衝突用の閾値に切り換える。
【0069】演算部58においては、サテライトセンサ
30A,30Bの検出値に基づいて、所定の演算を行
い、この演算値が起動判定部60において判定マップの
閾値を比較され、閾値を超えた場合にエアバッグ装置の
起動信号の出力が行われる。
【0070】また、この第5の実施の形態にかかる乗員
保護装置の起動制御装置においては、閾値変化パターン
変更部43において正突、悪路用閾値80及び不規則衝
突用閾値82有する判定マップを記憶しておき、正突、
悪路用閾値80と不規則衝突用閾値82とを切り替えて
いるが、これに限らず演算値VAと演算値VBとの差の大
きさによって、閾値の下げ幅を決定し、この下げ幅分だけ
正突、悪路用閾値80をリニアに下げるようにしても良
い。
【0071】
【発明の効果】この発明によれば、閾値変更手段が第2
のセンサにより検出される値に応じて乗員保護装置の起
動判定に用いられる所定の閾値を変更し、閾値変更手段
が第2のセンサにより検出される値に応じた所定の大き
さだけ乗員保護装置の起動判定に用いられる所定の閾値
を変更するため最適なタイミングで乗員保護装置の起動
を行うことができる。
【0072】また、閾値変更量低減手段が第1のセンサ
による検出値に基づく演算値の初期の増加状態に対応す
る所定の閾値の変更量を低減する場合には、悪路走行時
における衝撃等により過敏に乗員保護装置の起動が行わ
れるのを防止することができる。
【0073】また、第2のセンサによる検出値に基づく
演算値が所定の値を超えた場合に、第1のセンサによる
検出値に基づく演算値の初期の増加状態に対応する所定
の閾値の変更を行わない場合には、所定の閾値の変更開
始時期を遅らせることができ悪路走行時における衝撃等
により過敏に乗員保護装置の起動が行われるのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置のサテライトセンサとフロアセンサの配設箇所
を示す説明図である。
【図3】第1の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置のサテライトセンサ、フロアセンサ及びCPU
等の動作を説明するための図である。
【図4】第1の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置で用いる判定マップを示す図である。
【図5】第1の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置のサテライトセンサの検出値を示すグラフであ
る。
【図6】第2の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置で用いる判定マップ、サテライトセンサの衝突
時の検出値を示す図である。
【図7】第2の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置で用いる判定マップ、サテライトセンサの悪路
走行時の検出値を示す図である。
【図8】第3の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置で用いる判定マップ、サテライトセンサの衝突
時の検出値を示す図である。
【図9】第3の実施の形態にかかる乗員保護装置の起動
制御装置で用いる判定マップ、サテライトセンサの悪路
走行時の検出値を示す図である。
【図10】第4の実施の形態にかかる乗員保護装置の起
動制御装置のサテライトセンサの検出値を示す図であ
る。
【図11】第5の実施の形態にかかる乗員保護装置の起
動制御装置を示すブロック図である。
【図12】第5の実施の形態にかかる乗員保護装置の起
動制御装置で用いる判定マップを示す図である。
【図13】第5の実施の形態にかかる乗員保護装置の起
動制御装置の変形例を示すブロック図である。
【図14】一般的な車両の衝突形態の分類を示す説明図
である。
【符号の説明】
20…制御回路、22…CPU、24…I/O回路、2
6…ROM、28…RAM、30A,30B…サテライ
トセンサ、32…フロアセンサ、34…駆動回路、36
…エアバッグ装置、38…スクイブ、40…起動制御
部、42…閾値変更部、44…ECU、46…車両。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32 B60R 22/46

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内の所定の位置に配設され、この車
    両に加わる衝撃を検出する第1のセンサと、前記第1の
    センサによる検出値を基にして得られる演算値が所定の
    閾値を超えた場合に乗員保護装置を起動させる乗員保護
    装置の起動制御手段と、前記車両内において前記第1の
    センサよりも前方に配設され、前記車両に加わる衝撃の
    大きさを検出し、この検出した衝撃の大きさに応じて少
    なくとも2つ以上の異なる大きさの値を検出する第2の
    センサと、前記第2のセンサによる検出値に応じて前記
    所定の閾値を変更する閾値変更手段とを備える乗員保護
    装置の起動制御装置であって、 前記閾値変更手段は、前記第2のセンサによる検出値に
    基づく値が大きいほど前記所定の閾値の変更量を大きく
    する閾値変更量増大手段を備え 前記第2のセンサによる検出値に基づく値は、前記第2
    のセンサの検出値を所定期間積分演算したものである
    とを特徴とする乗員保護装置の起動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記閾値変更量増大手段は、前記所定の
    閾値から前記第2のセンサの検出値を所定期間積分演算
    した演算値に基づく値を減算するものであることを特徴
    とする請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のセンサによる検出値を基にし
    て得られる演算値は、前記第1のセンサの検出値を所定
    期間積分演算したものであることを特徴とする請求項1
    記載の乗員保護装置の起動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のセンサによる測定値を基にし
    て得られる演算値と前記所定の閾値との比較は、1の軸
    に前記第1のセンサの測定値を所定期間積分した値を採
    り、他の1の軸に前記第1のセンサの測定値を積分した
    前記所定期間よりも長い期間、前記第1のセンサの検出
    値を積分した値を採ったマップ上で行うことを特徴とす
    る請求項1記載の乗員保護装置の起動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のセンサは2つのセンサにより
    構成され、この2つのセンサにより検出された検出値の
    中で大きい方を前記第2のセンサによる検出値とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の乗員保護装置の起動制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記2つのセンサは、一方が前記車両の
    前方左側に、他方が前記車両の前方右側に設けられてい
    ることを特徴とする請求項5記載の乗員保護装置の起動
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のセンサは、車両の前方中央部
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の乗員
    保護装置の起動制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のセンサは、車両に加わる衝撃
    の大きさを検出し、この検出値をリニアな値として出力
    することを特徴とする請求項1記載の乗員保護装置の起
    動制御装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のセンサは、車両に加わる衝撃
    の大きさを検出し、この検出値を異なる2種類の値とし
    て出力するメカ式センサであることを特徴とする請求項
    1記載の乗員保護装置の起動制御装置。
  10. 【請求項10】 前記閾値変更手段は、前記第1のセン
    サによる検出値に基づく演算値の初期の増加状態に対応
    して前記所定の閾値の変更量を低減する閾値変更量低減
    手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項9記載
    の何れか一項に記載の乗員保護装置の起動制御装置。
  11. 【請求項11】 前記閾値変更量低減手段は、前記第2
    のセンサの検出値に応じて閾値変更量を低減することを
    特徴とする請求項10記載の乗員保護装置の起動制御装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第2のセンサの検出値を演算した
    値が所定の大きさとなった時点以降、閾値変更量を低減
    することを特徴とする請求項11記載の乗員保護装置の
    起動制御装置。
  13. 【請求項13】 前記第2のセンサの検出値を演算した
    値が所定の大きさとなった時点以降所定の期間内、閾値
    変更量を低減することを特徴とする請求項11記載の乗
    員保護装置の起動制御装置。
  14. 【請求項14】 前記閾値変更手段は、前記第2のセン
    サによる検出値に基づく演算値が所定の値を超えた場合
    に、前記第1のセンサによる検出値に基づく演算値の初
    期の増加状態に対応する前記所定の閾値の変更を行わな
    いことを特徴とする請求項1〜請求項13の何れか一項
    に記載の乗員保護装置の起動制御装置。
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