JP3438184B2 - ハンドル式連結構造を用いた組み立て式コンテナ - Google Patents
ハンドル式連結構造を用いた組み立て式コンテナInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドル式連結構
造を用いた組み立て式コンテナ、詳しくは部品点数が少
なく、低コスト化が可能なハンドル式連結構造を用いた
組み立て式コンテナに関する。
造を用いた組み立て式コンテナ、詳しくは部品点数が少
なく、低コスト化が可能なハンドル式連結構造を用いた
組み立て式コンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の組み立て式コンテナとして、例え
ば特開平７−２７７３３３号（特許出願人；高橋木材合
資会社）の「簡易コンテナ」が知られている。この従来
のコンテナは、方形の底板（パレット）と、底板の周縁
部上面に固定された底枠と、底枠の四隅で立・倒自在に
支持された４本の支柱と、４枚の側板と、各側板の上縁
部に各々固定された縁枠とを有し、この縁枠両端の平行
突出部とその奥側の側板面間に支柱上端を嵌め入れて、
平行突出部の貫通孔に支柱上端の半球突出部を位置させ
て係止することで組み立てられる構造を有している。
ば特開平７−２７７３３３号（特許出願人；高橋木材合
資会社）の「簡易コンテナ」が知られている。この従来
のコンテナは、方形の底板（パレット）と、底板の周縁
部上面に固定された底枠と、底枠の四隅で立・倒自在に
支持された４本の支柱と、４枚の側板と、各側板の上縁
部に各々固定された縁枠とを有し、この縁枠両端の平行
突出部とその奥側の側板面間に支柱上端を嵌め入れて、
平行突出部の貫通孔に支柱上端の半球突出部を位置させ
て係止することで組み立てられる構造を有している。
【０００３】しかしながら、このような従来技術のコン
テナにあっては、底枠、支柱および縁枠という支柱と枠
組を介さなければ、底板上に４枚の側板を組み立てるこ
とができない。そのため、部品点数が増加し、コスト高
を招き、コンテナを組み立てたり分解したりする際に手
間がかかっている。
テナにあっては、底枠、支柱および縁枠という支柱と枠
組を介さなければ、底板上に４枚の側板を組み立てるこ
とができない。そのため、部品点数が増加し、コスト高
を招き、コンテナを組み立てたり分解したりする際に手
間がかかっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、部品点数が
少なく、低コスト化が図れ、しかも連結および連結解除
の操作性が高いハンドル式連結構造を用いた、部品点数
が少なく、組み立て分解が容易な組み立て式コンテナを
提供することを、その目的としている。さらに、本発明
は、解体後のコンテナ取り扱い時に、フック部が邪魔に
ならないハンドル式連結構造を用いた組み立て式コンテ
ナを提供することを、その目的としている。さらにま
た、本発明は、上下のコンテナを重ね合わる際、両者に
若干の位置ずれがあっても、上段側の組み立て式コンテ
ナの位置決めガイドを介して、両者を円滑に嵌合させる
ことができ、しかもカバー付きコンテナの段積み時に、
カバーが上下段のコンテナの間に挟まれて切断される恐
れを低減させることができる組み立て式コンテナを提供
することを、その目的としている。
少なく、低コスト化が図れ、しかも連結および連結解除
の操作性が高いハンドル式連結構造を用いた、部品点数
が少なく、組み立て分解が容易な組み立て式コンテナを
提供することを、その目的としている。さらに、本発明
は、解体後のコンテナ取り扱い時に、フック部が邪魔に
ならないハンドル式連結構造を用いた組み立て式コンテ
ナを提供することを、その目的としている。さらにま
た、本発明は、上下のコンテナを重ね合わる際、両者に
若干の位置ずれがあっても、上段側の組み立て式コンテ
ナの位置決めガイドを介して、両者を円滑に嵌合させる
ことができ、しかもカバー付きコンテナの段積み時に、
カバーが上下段のコンテナの間に挟まれて切断される恐
れを低減させることができる組み立て式コンテナを提供
することを、その目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、パレットと、該パレット上に平面視して矩形状に組
み立て可能な４枚の側板と、ハンドル操作により、隣接
する前記側板どうしを互いに連結可能なハンドル式連結
構造とを備えた組み立て式コンテナであって、前記ハン
ドル式連結構造が、一方の側板と隣接する他方の側板と
を、前記一方の側板に回動軸が軸支されたハンドルを操
作して、前記一方の側板と隣接する他方の側板を掛脱可
能に連結するハンドル式連結構造であって、前記回動軸
の一端部を外方へ延長し、該延長部分に屈曲したフック
部を設けると共に、該フック部に対して前記ハンドルを
９０度位相をずらして前記回動軸に取り付け、かつ、前
記他方の側板に、前記フック部が掛脱される掛止孔を設
け、さらに前記ハンドルの回動軸が軸線方向へ移動可能
で、しかも前記一方の側板に、前記フック部を収納する
中空の収納部を設けたことを特徴とする組み立て式コン
テナに関する。
は、パレットと、該パレット上に平面視して矩形状に組
み立て可能な４枚の側板と、ハンドル操作により、隣接
する前記側板どうしを互いに連結可能なハンドル式連結
構造とを備えた組み立て式コンテナであって、前記ハン
ドル式連結構造が、一方の側板と隣接する他方の側板と
を、前記一方の側板に回動軸が軸支されたハンドルを操
作して、前記一方の側板と隣接する他方の側板を掛脱可
能に連結するハンドル式連結構造であって、前記回動軸
の一端部を外方へ延長し、該延長部分に屈曲したフック
部を設けると共に、該フック部に対して前記ハンドルを
９０度位相をずらして前記回動軸に取り付け、かつ、前
記他方の側板に、前記フック部が掛脱される掛止孔を設
け、さらに前記ハンドルの回動軸が軸線方向へ移動可能
で、しかも前記一方の側板に、前記フック部を収納する
中空の収納部を設けたことを特徴とする組み立て式コン
テナに関する。
【０００６】ここで、連結される一方の側板と隣接する
他方の側板の連結角度は、限定されない。ただし、通常
は直角である。また、ハンドルの形状も、限定されな
い。コの字型でもよいし、１本の棒状でもよい。さら
に、ハンドルのフック部の形状も、限定されない。例え
ば、直角（Ｌ字形）に折れ曲がったものでも、３０度，
４５度，６０度などのＶ字形に折れ曲がったものでもよ
い。また、Ｔ字形に折れ曲がったものや、所定形状に湾
曲したものでもよい。そして、掛止孔の形状も限定され
ない。これは、基本的にフック部の形状に応じて変更さ
れる。
他方の側板の連結角度は、限定されない。ただし、通常
は直角である。また、ハンドルの形状も、限定されな
い。コの字型でもよいし、１本の棒状でもよい。さら
に、ハンドルのフック部の形状も、限定されない。例え
ば、直角（Ｌ字形）に折れ曲がったものでも、３０度，
４５度，６０度などのＶ字形に折れ曲がったものでもよ
い。また、Ｔ字形に折れ曲がったものや、所定形状に湾
曲したものでもよい。そして、掛止孔の形状も限定され
ない。これは、基本的にフック部の形状に応じて変更さ
れる。
【０００７】フック部の収納部の形状は限定されない。
例えば、ハンドルの回転軸の軸線方向から見て、フック
部と同じ形状であってもよいし、異なる形状であっても
よい。また、一方の側板の全体を中空としてもよい。要
は、一方の側板の内部にフック部を収められる空間があ
ればよい。ハンドルの回転軸の軸線方向への移動構造に
は、ハンドルが外れないようにストッパを設けた方が好
ましい。このストッパの構造は限定されない。
例えば、ハンドルの回転軸の軸線方向から見て、フック
部と同じ形状であってもよいし、異なる形状であっても
よい。また、一方の側板の全体を中空としてもよい。要
は、一方の側板の内部にフック部を収められる空間があ
ればよい。ハンドルの回転軸の軸線方向への移動構造に
は、ハンドルが外れないようにストッパを設けた方が好
ましい。このストッパの構造は限定されない。
【０００８】パレットおよび側板の材質は、限定されな
い。アルニミウム，鉄，ステンレスといった各種の金属
であっても、各種のプラスチックであっても、各種の木
材であってもよい。そして、パレットおよび側板の大き
さや形状なども、限定されない。
い。アルニミウム，鉄，ステンレスといった各種の金属
であっても、各種のプラスチックであっても、各種の木
材であってもよい。そして、パレットおよび側板の大き
さや形状なども、限定されない。
【００１０】請求項２に記載の発明は、前記パレットの
底部には、段積みされる下段のコンテナの開口部に上方
から嵌め込むことができるように枠が設けられ、該枠の
側辺には、前記パレットの底部の枠を、前記下段のコン
テナの開口部にガイドする位置決めガイドが設けられて
いる請求項１記載の組み立て式コンテナに関する。枠部
は、パレットの構造部材により設けてもよいし、別体で
パレットに設けてもよい。枠部は、下段のコンテナの開
口部にガタつかないように内嵌できる構造のものが好ま
しい。
底部には、段積みされる下段のコンテナの開口部に上方
から嵌め込むことができるように枠が設けられ、該枠の
側辺には、前記パレットの底部の枠を、前記下段のコン
テナの開口部にガイドする位置決めガイドが設けられて
いる請求項１記載の組み立て式コンテナに関する。枠部
は、パレットの構造部材により設けてもよいし、別体で
パレットに設けてもよい。枠部は、下段のコンテナの開
口部にガタつかないように内嵌できる構造のものが好ま
しい。
【００１１】位置決めガイドの素材は、大きさ、形状、
形成個数などと限定されない。要は、上下段のコンテナ
を重ね合わせた際に、この位置決めガイドが、上段のコ
ンテナと下段のコンテナとの位置合わせの機能を果たせ
ばよい。位置決めガイドは、パレットの底部に設けても
よいし、下段のコンテナの開口部に設けてもよい。ま
た、両者に設けてもよい。位置決めガイドの素材として
は、例えば、パレットと同じ素材を採用することができ
る。この位置決めガイドは、例えば、パレットおよび／
または下段コンテナの辺に、長尺または短尺なガイドを
１個所設けてもよいし、２個所以上設けてもよい。
形成個数などと限定されない。要は、上下段のコンテナ
を重ね合わせた際に、この位置決めガイドが、上段のコ
ンテナと下段のコンテナとの位置合わせの機能を果たせ
ばよい。位置決めガイドは、パレットの底部に設けても
よいし、下段のコンテナの開口部に設けてもよい。ま
た、両者に設けてもよい。位置決めガイドの素材として
は、例えば、パレットと同じ素材を採用することができ
る。この位置決めガイドは、例えば、パレットおよび／
または下段コンテナの辺に、長尺または短尺なガイドを
１個所設けてもよいし、２個所以上設けてもよい。
【００１２】請求項３に記載の発明は、前記位置決めガ
イドが、前記枠の外側面と、前記パレットの底部の枠よ
り外側の縁部分とに、直交する２辺が固着された直角三
角形ガイド片である請求項２記載の組み立て式コンテナ
に関する。
イドが、前記枠の外側面と、前記パレットの底部の枠よ
り外側の縁部分とに、直交する２辺が固着された直角三
角形ガイド片である請求項２記載の組み立て式コンテナ
に関する。
【００１３】請求項４に記載の発明は、前記位置決めガ
イドが、前記枠の下縁部と、前記パレットの底部の枠よ
り外側の縁部分との間に斜めに固着された傾斜ガイド板
である請求項２記載の組み立て式コンテナに関する。
イドが、前記枠の下縁部と、前記パレットの底部の枠よ
り外側の縁部分との間に斜めに固着された傾斜ガイド板
である請求項２記載の組み立て式コンテナに関する。
【００１４】請求項５に記載の発明は、前記位置決めガ
イドが、前記枠の下縁部と、前記パレットの底部の枠よ
り外側の縁部分との間に固着された、断面が外方へ膨ら
んでいる円弧状の湾曲ガイド部材である請求項２記載の
組み立て式コンテナに関する。
イドが、前記枠の下縁部と、前記パレットの底部の枠よ
り外側の縁部分との間に固着された、断面が外方へ膨ら
んでいる円弧状の湾曲ガイド部材である請求項２記載の
組み立て式コンテナに関する。
【００１５】この発明のハンドル式連結構造およびそれ
を用いた組み立て式コンテナによれば、一方の側板と隣
接する他方の側板とを連結する際に、一方の側板のハン
ドルのフック部を、他方の側板の掛止孔に挿入する。次
いで、ハンドルの回動操作により、その回動軸を所定方
向ヘ回動すると、フック部が掛止孔に掛止される。その
結果、一方の側板と他方の側板とが連結される。なお、
連結解除する際には、ハンドルの回動方向を反対にして
回動軸を回動し、掛止孔からフック部を外すことで連結
解除される。
を用いた組み立て式コンテナによれば、一方の側板と隣
接する他方の側板とを連結する際に、一方の側板のハン
ドルのフック部を、他方の側板の掛止孔に挿入する。次
いで、ハンドルの回動操作により、その回動軸を所定方
向ヘ回動すると、フック部が掛止孔に掛止される。その
結果、一方の側板と他方の側板とが連結される。なお、
連結解除する際には、ハンドルの回動方向を反対にして
回動軸を回動し、掛止孔からフック部を外すことで連結
解除される。
【００１６】特に、請求項１の組み立て式コンテナの場
合には、コンテナの解体時に、ハンドルの回動軸を軸線
方向内側へ移動させて、一方の側板に設けられた収納部
にフック部を収納させる。これにより、解体されたコン
テナを取り扱う際に、外方に突出したフック部が邪魔に
ならず、例えば作業者の服などに引っ掛かったりする恐
れが解消される。その結果、作業者が安全に作業するこ
とができる。また、解体したコンテナの一方の側板を、
組み立てたコンテナ内に立てて収納することができる。
また、請求項１の組み立て式コンテナの場合、この操作
を繰り返すことにより、パレット上に４枚の側板が平面
視して矩形状に組み立てられたり、分解されたりする。
さらに、請求項２の組み立て式コンテナの場合には、コ
ンテナを段積みする際、順次、上段のコンテナの枠部
（下部枠）が下段のコンテナの開口部に嵌め込まれてい
くので、コンテナの蓋が別個に要らない。これにより、
部品点数の削減およびコスト低減が図れる。
合には、コンテナの解体時に、ハンドルの回動軸を軸線
方向内側へ移動させて、一方の側板に設けられた収納部
にフック部を収納させる。これにより、解体されたコン
テナを取り扱う際に、外方に突出したフック部が邪魔に
ならず、例えば作業者の服などに引っ掛かったりする恐
れが解消される。その結果、作業者が安全に作業するこ
とができる。また、解体したコンテナの一方の側板を、
組み立てたコンテナ内に立てて収納することができる。
また、請求項１の組み立て式コンテナの場合、この操作
を繰り返すことにより、パレット上に４枚の側板が平面
視して矩形状に組み立てられたり、分解されたりする。
さらに、請求項２の組み立て式コンテナの場合には、コ
ンテナを段積みする際、順次、上段のコンテナの枠部
（下部枠）が下段のコンテナの開口部に嵌め込まれてい
くので、コンテナの蓋が別個に要らない。これにより、
部品点数の削減およびコスト低減が図れる。
【００１７】そして、請求項３〜請求項５の組み立て式
コンテナの場合には、上下段のコンテナを重ね合わせよ
うとする際、両者の嵌合に若干の位置ずれがあっても、
上段側コンテナのパレットに配設された位置決めガイド
（請求項３では直角三角片、請求項４では傾斜ガイド
板、請求項５では湾曲部材）を介して、両者を円滑に嵌
合させることができる。しかも、カバーで覆われたコン
テナを段積みする際には、この位置決めガイドの介在に
より、カバーが上下段のコンテナの間に挟まれて切断さ
れる恐れを低減させることができる。
コンテナの場合には、上下段のコンテナを重ね合わせよ
うとする際、両者の嵌合に若干の位置ずれがあっても、
上段側コンテナのパレットに配設された位置決めガイド
（請求項３では直角三角片、請求項４では傾斜ガイド
板、請求項５では湾曲部材）を介して、両者を円滑に嵌
合させることができる。しかも、カバーで覆われたコン
テナを段積みする際には、この位置決めガイドの介在に
より、カバーが上下段のコンテナの間に挟まれて切断さ
れる恐れを低減させることができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例に係るハ
ンドル式連結構造およびそれを用いた組み立て式コンテ
ナを説明する。図１は、この発明の第１の実施例に係る
組み立て式コンテナの斜視図である。図２はこの発明の
第１の実施例に係るハンドル式連結構造を示す要部拡大
斜視図である。図３はこの発明の第１の実施例に係る組
み立て式コンテナの段積み構造を示す説明図である。図
１において、符号１０は、約縦１ｍ，横１．５ｍ，高さ
１ｍの直方体で、上端に開口部を有する組み立て式コン
テナであり、この組み立て式コンテナ１０は、主に、パ
レット１１と、パレット１１上に平面視して矩形状に組
み立て可能な２枚の側板１２および２枚の棲板（側板）
１３と、ハンドル操作により、隣接する一対の側板１２
−棲板１３どうしを互いに連結可能なハンドル式連結構
造１４とを備えている。以下、これらの部品を具体的に
説明する。
ンドル式連結構造およびそれを用いた組み立て式コンテ
ナを説明する。図１は、この発明の第１の実施例に係る
組み立て式コンテナの斜視図である。図２はこの発明の
第１の実施例に係るハンドル式連結構造を示す要部拡大
斜視図である。図３はこの発明の第１の実施例に係る組
み立て式コンテナの段積み構造を示す説明図である。図
１において、符号１０は、約縦１ｍ，横１．５ｍ，高さ
１ｍの直方体で、上端に開口部を有する組み立て式コン
テナであり、この組み立て式コンテナ１０は、主に、パ
レット１１と、パレット１１上に平面視して矩形状に組
み立て可能な２枚の側板１２および２枚の棲板（側板）
１３と、ハンドル操作により、隣接する一対の側板１２
−棲板１３どうしを互いに連結可能なハンドル式連結構
造１４とを備えている。以下、これらの部品を具体的に
説明する。
【００１９】パレット１１は、長方形の格子状に組まれ
た鉄製の下板（枠部）１１ｃと、この下板１１ｃの上面
の外周部に固着されて、フォークリフト車のフォークの
差し込みスペースを確保する鉄製の桁板１１ｂと、この
桁板１１ｂ上に固着されたデッキボード１１ａとを有し
ている。下板１１ｃは、デッキボード１１ａと略同じ大
きさを有している。これは、組み立てられたコンテナ１
０を段積みするときに、下段のコンテナ１０の開口部に
嵌め込むためである（図３参照）。デッキボード１１ａ
は、桁板１１ｂよりやや小型の板である。デッキボード
１１ａの上面には、鉄製の薄板１１ｄが展張されてい
る。したがって、前記側板１２および棲板１３は、それ
ぞれの下端部を、このデッキボード１１ａの周側面をガ
イドにして立ち上げられる。
た鉄製の下板（枠部）１１ｃと、この下板１１ｃの上面
の外周部に固着されて、フォークリフト車のフォークの
差し込みスペースを確保する鉄製の桁板１１ｂと、この
桁板１１ｂ上に固着されたデッキボード１１ａとを有し
ている。下板１１ｃは、デッキボード１１ａと略同じ大
きさを有している。これは、組み立てられたコンテナ１
０を段積みするときに、下段のコンテナ１０の開口部に
嵌め込むためである（図３参照）。デッキボード１１ａ
は、桁板１１ｂよりやや小型の板である。デッキボード
１１ａの上面には、鉄製の薄板１１ｄが展張されてい
る。したがって、前記側板１２および棲板１３は、それ
ぞれの下端部を、このデッキボード１１ａの周側面をガ
イドにして立ち上げられる。
【００２０】２枚の側板１２は、鉄製の断面形状がＬ型
の枠体１２ａに鉄製の薄板１２ｂが内張りされたもので
ある。両側の枠体１２ａの上端部には、両側面を貫通す
る軸孔１２ｃが穿孔されている。また、各側板１２の上
端部両側には、ハンドル式連結構造１４がそれぞれ配設
されている。図２に示すように、このハンドル式連結構
造１４は、側板１２に固着された下向きコの字形をした
軸受金具１６を有している。この軸受金具１６の両端部
には一対の軸孔１６ａが穿孔されており、これらの軸孔
１６ａおよび中空の枠体１２ａの内面および外面の両軸
孔１２ｃに、一連に回動軸１７が遊挿されている。
の枠体１２ａに鉄製の薄板１２ｂが内張りされたもので
ある。両側の枠体１２ａの上端部には、両側面を貫通す
る軸孔１２ｃが穿孔されている。また、各側板１２の上
端部両側には、ハンドル式連結構造１４がそれぞれ配設
されている。図２に示すように、このハンドル式連結構
造１４は、側板１２に固着された下向きコの字形をした
軸受金具１６を有している。この軸受金具１６の両端部
には一対の軸孔１６ａが穿孔されており、これらの軸孔
１６ａおよび中空の枠体１２ａの内面および外面の両軸
孔１２ｃに、一連に回動軸１７が遊挿されている。
【００２１】この回動軸１７の両端部には、前記軸受金
具１６をゆとりをもって外方から跨ぐ、コの字形をした
ハンドル１８が固着されている。回動軸１７の一端部は
外方へ延長されていて、その延長部分に９０度に折れ曲
がった短尺なフック部１７ａが一体形成されている。し
たがって、フック部１７ａとハンドル１８との位相角度
は、９０度となっている。図１および図２に示すよう
に、前記２枚の棲板１３は、鉄製の断面形状がＬ型の枠
体１３ａに鉄製の薄板１３ｂが内張りされたものであ
る。各棲板１３の両側の枠体１３ａの上端部には、それ
ぞれ前記フック部１７ａが抜き差しされて、前記ハンド
ル式連結構造１４の他部を構成する長孔（掛止孔）１３
ｃが穿孔されている。また、この第１の実施例の組み立
て式コンテナ１０は、枠体１２ａの長さ方向へ延びる長
穴１２ｄを形成させてある。この枠体１２ａは中空の枠
体であり、長穴１２ｄの大きさは、フック部１７ａがゆ
とりをもって遊挿できる大きさである。枠体１２ａのフ
ック部１７ａの形成部の内部が、フック部１７ａのコン
テナ解体時の収納部１２ｅとなっている。
具１６をゆとりをもって外方から跨ぐ、コの字形をした
ハンドル１８が固着されている。回動軸１７の一端部は
外方へ延長されていて、その延長部分に９０度に折れ曲
がった短尺なフック部１７ａが一体形成されている。し
たがって、フック部１７ａとハンドル１８との位相角度
は、９０度となっている。図１および図２に示すよう
に、前記２枚の棲板１３は、鉄製の断面形状がＬ型の枠
体１３ａに鉄製の薄板１３ｂが内張りされたものであ
る。各棲板１３の両側の枠体１３ａの上端部には、それ
ぞれ前記フック部１７ａが抜き差しされて、前記ハンド
ル式連結構造１４の他部を構成する長孔（掛止孔）１３
ｃが穿孔されている。また、この第１の実施例の組み立
て式コンテナ１０は、枠体１２ａの長さ方向へ延びる長
穴１２ｄを形成させてある。この枠体１２ａは中空の枠
体であり、長穴１２ｄの大きさは、フック部１７ａがゆ
とりをもって遊挿できる大きさである。枠体１２ａのフ
ック部１７ａの形成部の内部が、フック部１７ａのコン
テナ解体時の収納部１２ｅとなっている。
【００２２】次に、この第１の実施例に係る組み立て式
コンテナ１０の組み立て方法を説明する。この組み立て
式コンテナ１０は、パレット１１のデッキボード１１ａ
の周側面をガイドにして、それぞれ２枚の側板１２およ
び棲板１３を、平面視して矩形状に立ち上げる。その
後、２組の側板１２−棲板１３を、それぞれ一対のハン
ドル式連結構造１４を介して連結する。具体的には、ハ
ンドル１８を握り、これを図２の二点鎖線に示すように
９０度回動させる。これにより、フック部１７ａが下方
へ向き、棲板１３の長孔１３ｃに差し通される。その
後、このハンドル１８を反対方向へ９０度だけ回動させ
て図２の実線状態に戻す。これにより、フック部１７ａ
が図２の実線位置まで９０度だけ回動する。その結果、
フック部１７ａが棲板１３の対応する側部の枠体１３ａ
に掛止されて、両板１２，１３が連結される。なお、こ
の連結状態を解除したい場合には、前記操作を反対に実
行すればよい。パレット１１と側板１２およびパレット
１１と棲板１３の固着は、側板１２と棲板１３との立ち
上げ時に、デッキボード１１ａの対向する周縁面の外面
から内面に向かって差し込まれた図示しない複数のピン
に、棲板１３の下部に穿たれたピン孔を差し込むことで
行われる。これにより、棲板１３の浮き上がり防止、ひ
いては棲板１３に連結された側板１２の浮き上がり防止
が図れる。
コンテナ１０の組み立て方法を説明する。この組み立て
式コンテナ１０は、パレット１１のデッキボード１１ａ
の周側面をガイドにして、それぞれ２枚の側板１２およ
び棲板１３を、平面視して矩形状に立ち上げる。その
後、２組の側板１２−棲板１３を、それぞれ一対のハン
ドル式連結構造１４を介して連結する。具体的には、ハ
ンドル１８を握り、これを図２の二点鎖線に示すように
９０度回動させる。これにより、フック部１７ａが下方
へ向き、棲板１３の長孔１３ｃに差し通される。その
後、このハンドル１８を反対方向へ９０度だけ回動させ
て図２の実線状態に戻す。これにより、フック部１７ａ
が図２の実線位置まで９０度だけ回動する。その結果、
フック部１７ａが棲板１３の対応する側部の枠体１３ａ
に掛止されて、両板１２，１３が連結される。なお、こ
の連結状態を解除したい場合には、前記操作を反対に実
行すればよい。パレット１１と側板１２およびパレット
１１と棲板１３の固着は、側板１２と棲板１３との立ち
上げ時に、デッキボード１１ａの対向する周縁面の外面
から内面に向かって差し込まれた図示しない複数のピン
に、棲板１３の下部に穿たれたピン孔を差し込むことで
行われる。これにより、棲板１３の浮き上がり防止、ひ
いては棲板１３に連結された側板１２の浮き上がり防止
が図れる。
【００２３】このようにして、図１に示すようにコンテ
ナ１０を組み立てた後は、このコンテナ１０内に所定の
収納物、例えば大きなゴムの塊などを開口部から投入す
る。そして、同様に組み立てられたコンテナ１０（ゴム
入り）を段積みしていく。この段積み時には、図３に示
すように、上段側のコンテナ１０の下板１１ｃを、下段
側のコンテナ１０の開口部に嵌入していく。上段側のコ
ンテナ１０のパレット１１が、下段側のコンテナ１０の
に嵌め込まれるので、コンテナ１０の部品点数の削減が
図れ、低コスト化も図れる。なお、最上段の組み立て式
コンテナ１０の開口部は、図外の蓋により閉鎖される。
このように、側板１２と棲板１３との連結構造として、
上述したハンドル式連結構造１４を採用するようにした
ので、この連結構造１４、ひいては組み立て式コンテナ
１０全体の部品点数を低減させることができる。その結
果、低コスト化を図ることができる。しかも、操作が簡
単なハンドル回動式であるので、側板１２と棲板１３の
連結および連結解除の操作性を高めることができる。
ナ１０を組み立てた後は、このコンテナ１０内に所定の
収納物、例えば大きなゴムの塊などを開口部から投入す
る。そして、同様に組み立てられたコンテナ１０（ゴム
入り）を段積みしていく。この段積み時には、図３に示
すように、上段側のコンテナ１０の下板１１ｃを、下段
側のコンテナ１０の開口部に嵌入していく。上段側のコ
ンテナ１０のパレット１１が、下段側のコンテナ１０の
に嵌め込まれるので、コンテナ１０の部品点数の削減が
図れ、低コスト化も図れる。なお、最上段の組み立て式
コンテナ１０の開口部は、図外の蓋により閉鎖される。
このように、側板１２と棲板１３との連結構造として、
上述したハンドル式連結構造１４を採用するようにした
ので、この連結構造１４、ひいては組み立て式コンテナ
１０全体の部品点数を低減させることができる。その結
果、低コスト化を図ることができる。しかも、操作が簡
単なハンドル回動式であるので、側板１２と棲板１３の
連結および連結解除の操作性を高めることができる。
【００２４】また、コンテナ解体時に、ハンドル１８の
回動軸１７を軸線方向内側へ移動させることで、このフ
ック部１７ａが収納部１２ｅに収納される。この際、枠
体１２ａの内面に形成された軸孔１２ｃの形成部がフッ
ク部１７ａのストッパとなる。これにより、解体後のコ
ンテナ２０を取り扱う際に、フック部１７ａが外方へ突
出されておらず、邪魔にならない。この結果、作業者が
作業服やズボンなどにフッ部１７ａを引っ掛ける恐れが
なくなり、作業者は安全に作業することができる。ま
た、解体したコンテナ１０の枠体１２を、組み立てたコ
ンテナ内に立てて収納することができる。
回動軸１７を軸線方向内側へ移動させることで、このフ
ック部１７ａが収納部１２ｅに収納される。この際、枠
体１２ａの内面に形成された軸孔１２ｃの形成部がフッ
ク部１７ａのストッパとなる。これにより、解体後のコ
ンテナ２０を取り扱う際に、フック部１７ａが外方へ突
出されておらず、邪魔にならない。この結果、作業者が
作業服やズボンなどにフッ部１７ａを引っ掛ける恐れが
なくなり、作業者は安全に作業することができる。ま
た、解体したコンテナ１０の枠体１２を、組み立てたコ
ンテナ内に立てて収納することができる。
【００２５】次に、図４および図５に基づいて、この発
明の第２の実施例を説明する。図４は、この発明の第２
の実施例に係る組み立て式コンテナの段積み構造を示す
説明図である。図５は、この発明の第２の実施例に係る
組み立て式コンテナの位置決めガイドの使用状態を示す
説明図である。この第２の実施例の組み立て式コンテナ
３０は、第１の実施例のパレット１１に代えて、上段の
コンテナ３０のパレット１１Ａの底部と、段積みされる
下段のコンテナ１３の開口部との間に、このパレット１
１Ａの底部が下段のコンテナ３０の開口部にスムーズに
嵌入されるように、位置決めガイドを設けた例である。
この第２の実施例の位置決めガイドとしては、下板１１
ｃの外側面と、パレット１１Ａの底部の下枠１１ｅより
外側の部分とに、直交する２辺が固着された直角三角ガ
イド片１１ｆが採用されている。
明の第２の実施例を説明する。図４は、この発明の第２
の実施例に係る組み立て式コンテナの段積み構造を示す
説明図である。図５は、この発明の第２の実施例に係る
組み立て式コンテナの位置決めガイドの使用状態を示す
説明図である。この第２の実施例の組み立て式コンテナ
３０は、第１の実施例のパレット１１に代えて、上段の
コンテナ３０のパレット１１Ａの底部と、段積みされる
下段のコンテナ１３の開口部との間に、このパレット１
１Ａの底部が下段のコンテナ３０の開口部にスムーズに
嵌入されるように、位置決めガイドを設けた例である。
この第２の実施例の位置決めガイドとしては、下板１１
ｃの外側面と、パレット１１Ａの底部の下枠１１ｅより
外側の部分とに、直交する２辺が固着された直角三角ガ
イド片１１ｆが採用されている。
【００２６】コンテナ段積み時には、上下段のコンテナ
３０を重ね合わせる際、仮に両者の嵌合に若干の位置ず
れがあっても、段積みする際に、ゆっくりと吊り降ろさ
れてくる上段のコンテナ３０が直角三角ガイド片１１ｆ
にガイドされて位置ずれが徐々に修正されていく。これ
により、最終的には、自動的に上下段のコンテナ３０の
位置ずれが解消されて、両者は嵌合される。しかも、第
１の実施例のコンテナ１０の場合には、フィルムやシー
トなどのカバー（図示せず）で被われたコンテナを段積
みする際、上段のコンテナ１０の下板１１ｃの直角なエ
ッジ部分と、下段のコンテナ１０の開口部の直角なエッ
ジ部分との間にカバーが挟まれて切断される恐れがあっ
た。しかしながら、このコンテナ３０では、この直角三
角ガイド片１１ｆを介在させた段積みによって、仮にカ
バーが上下段のコンテナの間に挟まれても、両者の間で
カバーが切断される恐れはほとんどない。その他の構
成、作用および効果は、第１の実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
３０を重ね合わせる際、仮に両者の嵌合に若干の位置ず
れがあっても、段積みする際に、ゆっくりと吊り降ろさ
れてくる上段のコンテナ３０が直角三角ガイド片１１ｆ
にガイドされて位置ずれが徐々に修正されていく。これ
により、最終的には、自動的に上下段のコンテナ３０の
位置ずれが解消されて、両者は嵌合される。しかも、第
１の実施例のコンテナ１０の場合には、フィルムやシー
トなどのカバー（図示せず）で被われたコンテナを段積
みする際、上段のコンテナ１０の下板１１ｃの直角なエ
ッジ部分と、下段のコンテナ１０の開口部の直角なエッ
ジ部分との間にカバーが挟まれて切断される恐れがあっ
た。しかしながら、このコンテナ３０では、この直角三
角ガイド片１１ｆを介在させた段積みによって、仮にカ
バーが上下段のコンテナの間に挟まれても、両者の間で
カバーが切断される恐れはほとんどない。その他の構
成、作用および効果は、第１の実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
【００２７】次に、図６および図７に基づいて、この発
明の第３の実施例を説明する。図６は、この発明の第３
の実施例に係る組み立て式コンテナのパレットの要部斜
視図である。また、図７は、この発明の第３の実施例に
係る組み立て式コンテナの位置決めガイドの使用状態を
示す説明図である。この第３の実施例の組み立て式コン
テナ４０は、第２の実施例のパレット１１Ａの直角三角
ガイド片１１ｆに代えて、下板１１ｃの下縁部と、パレ
ット１１Ｂの底部の下枠１１ｅより外側の部分とに、斜
めに固着された傾斜ガイド板１１ｇを採用させた例であ
る。その他の構成、作用および効果は第２の実施例とほ
ぼ同様であるので説明を省略する。
明の第３の実施例を説明する。図６は、この発明の第３
の実施例に係る組み立て式コンテナのパレットの要部斜
視図である。また、図７は、この発明の第３の実施例に
係る組み立て式コンテナの位置決めガイドの使用状態を
示す説明図である。この第３の実施例の組み立て式コン
テナ４０は、第２の実施例のパレット１１Ａの直角三角
ガイド片１１ｆに代えて、下板１１ｃの下縁部と、パレ
ット１１Ｂの底部の下枠１１ｅより外側の部分とに、斜
めに固着された傾斜ガイド板１１ｇを採用させた例であ
る。その他の構成、作用および効果は第２の実施例とほ
ぼ同様であるので説明を省略する。
【００２８】次に、図８および図９に基づいて、この発
明の第４の実施例を説明する。図８は、この発明の第４
の実施例に係る組み立て式コンテナのパレットの要部斜
視図である。また、図９は、この発明の第４の実施例に
係る組み立て式コンテナの位置決めガイドの使用状態を
示す説明図である。この第４の実施例の組み立て式コン
テナ５０は、第２の実施例のパレット１１Ａの直角三角
ガイド片１１ｆに代えて、下板１１ｃの下縁部と、パレ
ット１１Ｃの底部の下枠１１ｅより外側の部分との間に
固着された、断面が外方へ膨らんでいる円弧形状の湾曲
ガイド部材１１ｈを採用させた例である。その他の構
成、作用および効果は第２の実施例と同様であるので説
明を省略する。
明の第４の実施例を説明する。図８は、この発明の第４
の実施例に係る組み立て式コンテナのパレットの要部斜
視図である。また、図９は、この発明の第４の実施例に
係る組み立て式コンテナの位置決めガイドの使用状態を
示す説明図である。この第４の実施例の組み立て式コン
テナ５０は、第２の実施例のパレット１１Ａの直角三角
ガイド片１１ｆに代えて、下板１１ｃの下縁部と、パレ
ット１１Ｃの底部の下枠１１ｅより外側の部分との間に
固着された、断面が外方へ膨らんでいる円弧形状の湾曲
ガイド部材１１ｈを採用させた例である。その他の構
成、作用および効果は第２の実施例と同様であるので説
明を省略する。
【００２９】
【発明の効果】この発明の請求項１のハンドル式連結構
造を用いた組み立て式コンテナによれば、コンテナの解
体時に、ハンドルの回動軸を軸線方向内側へ移動させ
て、一方の側板に設けられた収納部にフック部を収納さ
せるようにしたので、解体後のコンテナを取り扱う際
に、外方に突出されたフック部が邪魔にならず、作業者
の服などに引っ掛かる恐れがない。この結果、作業者が
安全に作業することができる。また、解体したコンテナ
の一方の側板を、組み立てたコンテナ内に立てて収納す
ることができる。
造を用いた組み立て式コンテナによれば、コンテナの解
体時に、ハンドルの回動軸を軸線方向内側へ移動させ
て、一方の側板に設けられた収納部にフック部を収納さ
せるようにしたので、解体後のコンテナを取り扱う際
に、外方に突出されたフック部が邪魔にならず、作業者
の服などに引っ掛かる恐れがない。この結果、作業者が
安全に作業することができる。また、解体したコンテナ
の一方の側板を、組み立てたコンテナ内に立てて収納す
ることができる。
【００３０】さらに、この発明の請求項１に記載の組み
立て式コンテナによれば、パレットと、このパレット上
に平面視して矩形状に組み立て分解される４枚の側板
と、ハンドル操作により、隣接する側板どうしを互いに
連結するハンドル式連結構造とを備え、このハンドル式
連結構造として前記の連結構造を採用したので、部品点
数を低減することができて、低コスト化を図ることがで
き、しかもコンテナの組み立て分解を容易にすることが
できる。
立て式コンテナによれば、パレットと、このパレット上
に平面視して矩形状に組み立て分解される４枚の側板
と、ハンドル操作により、隣接する側板どうしを互いに
連結するハンドル式連結構造とを備え、このハンドル式
連結構造として前記の連結構造を採用したので、部品点
数を低減することができて、低コスト化を図ることがで
き、しかもコンテナの組み立て分解を容易にすることが
できる。
【００３１】さらにまた、この発明の請求項２に記載の
組み立て式コンテナによれば、請求 項１に記載の組み立
て式コンテナの効果に加えて、パレットの底部に、下段
のコンテナの開口部に嵌め込む枠を設けたので、部品点
数の削減および低コスト化が図れる。
組み立て式コンテナによれば、請求 項１に記載の組み立
て式コンテナの効果に加えて、パレットの底部に、下段
のコンテナの開口部に嵌め込む枠を設けたので、部品点
数の削減および低コスト化が図れる。
【００３２】そして、請求項３〜請求項５の組み立て式
コンテナの場合には、上下のコンテナを重ね合わる際、
両者に若干の位置ずれがあっても、上段側の組み立て式
コンテナの位置決めガイドを介して、両者を円滑に嵌合
させることができる。しかも、カバーが掛けられたコン
テナの段積み時に、カバーが上下段のコンテナの間に挟
まれて切断される恐れを低減させることができる。
コンテナの場合には、上下のコンテナを重ね合わる際、
両者に若干の位置ずれがあっても、上段側の組み立て式
コンテナの位置決めガイドを介して、両者を円滑に嵌合
させることができる。しかも、カバーが掛けられたコン
テナの段積み時に、カバーが上下段のコンテナの間に挟
まれて切断される恐れを低減させることができる。
【図１】この発明の第１の実施例に係る組み立て式コン
テナの斜視図である。
テナの斜視図である。
【図２】
この発明の第１の実施例に係るハンドル式連結
構造を示す要部拡大斜視図である。
構造を示す要部拡大斜視図である。
【図３】この発明の第１の実施例に係る組み立て式コン
テナの段積み構造を示す説明図である。
テナの段積み構造を示す説明図である。
【図４】
この発明の第２の実施例に係る組み立て式コン
テナの段積み構造を示す説明図である。
テナの段積み構造を示す説明図である。
【図５】
この発明の第２の実施例に係る組み立て式コン
テナの位置決めガイドの使用状態を示す説明図である。
テナの位置決めガイドの使用状態を示す説明図である。
【図６】
この発明の第３の実施例に係る組み立て式コン
テナのパレットの要部斜視図である。
テナのパレットの要部斜視図である。
【図７】
この発明の第３の実施例に係る組み立て式コン
テナの位置決めガイドの使用状態を示す説明図である。
テナの位置決めガイドの使用状態を示す説明図である。
【図８】
この発明の第４の実施例に係る組み立て式コン
テナのパレットの要部斜視図である。
テナのパレットの要部斜視図である。
【図９】
この発明の第４の実施例に係る組み立て式コン
テナの位置決めガイドの使用状態を示す説明図である。
テナの位置決めガイドの使用状態を示す説明図である。
１０，３０，４０，５０ 組み立て式コンテナ
１１，１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃ パレット
１１ｃ 下板（枠部）
１２ 側板
１３ 棲板
１３ｃ 長孔（掛止孔）
１４ ハンドル式連結構造
１７ 回動軸
１７ａ フック部
１８ ハンドル
１２ｅ 収納部
１１ｆ 直角三角ガイド片
１１ｇ 傾斜ガイド板
１１ｈ 湾曲ガイド部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平９−315433（ＪＰ，Ａ)
特開 昭53−83878（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−1340（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−277333（ＪＰ，Ａ)
特開 昭57−8681（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−183370（ＪＰ，Ａ)
実開 昭54−64636（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭52−60969（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65D 6/00
B65D 19/00
B65D 88/00
Claims (5)
- 【請求項１】 パレットと、該パレット上に平面視して
矩形状に組み立て可能な４枚の側板と、ハンドル操作に
より、隣接する前記側板どうしを互いに連結可能なハン
ドル式連結構造とを備えた組み立て式コンテナであっ
て、前記ハンドル式連結構造が、一方の側板と隣接する
他方の側板とを、前記一方の側板に回動軸が軸支された
ハンドルを操作して、前記一方の側板と隣接する他方の
側板を掛脱可能に連結するハンドル式連結構造であっ
て、前記回動軸の一端部を外方へ延長し、該延長部分に
屈曲したフック部を設けると共に、該フック部に対して
前記ハンドルを９０度位相をずらして前記回動軸に取り
付け、かつ、前記他方の側板に、前記フック部が掛脱さ
れる掛止孔を設け、さらに前記ハンドルの回動軸が軸線
方向へ移動可能で、しかも前記一方の側板に、前記フッ
ク部を収納する中空の 収納部を設けたことを特徴とする
組み立て式コンテナ。 - 【請求項２】 前記パレットの底部には、段積みされる
下段のコンテナの開口部に上方から嵌め込むことができ
るように枠が設けられ、該枠の側辺には、前記パレット
の底部の枠を、前記下段のコンテナの開口部にガイドす
る位置決めガイドが設けられている請求項１記載の組み
立て式コンテナ。 - 【請求項３】 前記位置決めガイドが、前記枠の外側面
と、前記パレットの底部の枠より外側の縁部分とに、直
交する２辺が固着された直角三角形ガイド片である請求
項２記載の組み立て式コンテナ。 - 【請求項４】 前記位置決めガイドが、前記枠の下縁部
と、前記パレットの底部の枠より外側の縁部分との間に
斜めに固着された傾斜ガイド板である請求項２記載の組
み立て式コンテナ。 - 【請求項５】 前記位置決めガイドが、前記枠の下縁部
と、前記パレットの底部の枠より外側の縁部分との間に
固着された、断面が外方へ膨らんでいる円弧状の湾曲ガ
イド部材である請求項２記載の組み立て式コンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36056799A JP3438184B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-12-20 | ハンドル式連結構造を用いた組み立て式コンテナ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-191516 | 1999-07-06 | ||
| JP19151699 | 1999-07-06 | ||
| JP36056799A JP3438184B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-12-20 | ハンドル式連結構造を用いた組み立て式コンテナ |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001011721A Division JP2001240183A (ja) | 1999-07-06 | 2001-01-19 | 組み立て式コンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001072061A JP2001072061A (ja) | 2001-03-21 |
| JP3438184B2 true JP3438184B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=26506739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36056799A Expired - Lifetime JP3438184B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-12-20 | ハンドル式連結構造を用いた組み立て式コンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3438184B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20220205292A1 (en) * | 2020-12-30 | 2022-06-30 | Ningbo Eudemon Child Protective Equipment Co., Ltd. | Unlocking and locking method of cabinet lock and cabinet safety lock |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3779244B2 (ja) * | 2002-08-07 | 2006-05-24 | 六浦工業株式会社 | 輸送コンテナ |
| AT507858B1 (de) * | 2009-02-12 | 2011-04-15 | Leisch Beratungs Und Beteiligungs Gmbh | Klappbox |
| JP4432094B1 (ja) * | 2009-07-30 | 2010-03-17 | ダイソートレーディング株式会社 | パネルロック装置 |
| JP5528275B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2014-06-25 | 株式会社ニッケンビルド | 組立式ボックスパレットのハンドル式連結構造 |
-
1999
- 1999-12-20 JP JP36056799A patent/JP3438184B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20220205292A1 (en) * | 2020-12-30 | 2022-06-30 | Ningbo Eudemon Child Protective Equipment Co., Ltd. | Unlocking and locking method of cabinet lock and cabinet safety lock |
| US11746577B2 (en) * | 2020-12-30 | 2023-09-05 | Ningbo Eudemon Child Protective Equipment Co., Ltd. | Unlocking and locking method of cabinet lock and cabinet safety lock |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001072061A (ja) | 2001-03-21 |
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| Date | Code | Title | Description |
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