JP3438120B2 - Atm警報処理方法及び装置 - Google Patents

Atm警報処理方法及び装置

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JP3438120B2
JP3438120B2 JP33670295A JP33670295A JP3438120B2 JP 3438120 B2 JP3438120 B2 JP 3438120B2 JP 33670295 A JP33670295 A JP 33670295A JP 33670295 A JP33670295 A JP 33670295A JP 3438120 B2 JP3438120 B2 JP 3438120B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchr
onous Transfer Mode )伝送システムに於けるATM
警報処理方法及び装置に関する。ATM伝送システム
は、5バイトのヘッダと、48バイトのインフォメーシ
ョン・フィールドとからなる53バイト構成のセルを伝
送するものであり、インフォメーション・フィールドに
ユーザ・データを挿入したユーザ・セルと、保守管理用
のOAM(Operation Administration and Mainten
ance)セルとがあり、このOAMセルにより障害発生を
示す警報信号や、伝送品質劣化の警報信号等を伝送する
ことができる。このような警報信号に対して誤りのない
処理を行うことが要望されている。
【0002】
【従来の技術】ATM伝送システムに於けるOAMセル
は、警報表示信号(AIS;AlarmIndication Sig
nal )により障害発生を通知するAISセル、連続性断
信号(LOC;Loss of Continuity )により完全断
状態となったことを検出する為の連続性試験セル、コネ
クションの正常性を確認する導通試験セル、ループバッ
クを形成して障害個所の探索等を行うループバック試験
セル、誤り監視情報等を含む伝送品質監視セル等の種別
がある。この伝送品質監視セルは、例えば、ネットワー
ク・ノード・インタフェース(NNI)の場合、図14
に示すフォーマットを有するものである。例えば、VP
コネクションの場合は、12ビットのユーザ・セルの仮
想パス識別子と同一の仮想パス識別子VPIと、12ビ
ットの特定値の“0003H”によりOAMセルを示す
仮想チャネル識別子VCIと、3ビットの特定値の“0
00”のペイロード・タイプPTIと、1ビットの特定
値の“0”のセル損失優先表示CLPとにより、5バイ
トのヘッダが構成されている。
【0003】又1バイトの伝送品質監視セルを示す特定
値の“20H”のOAMtype/Function
typeと、1バイトの伝送品質監視セルのシーケンス
番号MCSNと、2バイトの全ユーザ・セル数TUC
0+1 と、誤り監視情報としての2バイトのビット・イン
タリーブ・パリティBIP−160+1 と、2バイトの全
ユーザ・セル数TUC0 と、4バイトのタイム・スタン
プTSTPと、280ビットの未使用領域と、10ビッ
トのエラー検出コードEDCとにより、48バイトのイ
ンフォメーション・フィールドが構成されている。この
伝送品質監視セルは、ユーザ・セルをN個送出する毎に
送出要求を行い、その後の空きセル時間に伝送品質監視
セルを送出する。以下、TUC0+1 ,BIP−160+1
を処理する場合について説明する。
【0004】図15は従来例の伝送品質監視のフローチ
ャートであり、仮想パス識別子VPI=iのセルを受信
すると、仮想パス識別子VPIによりユーザ・セルか否
かを判定し(E1)、ユーザ・セルに割当てられている
仮想パス識別子VPIの場合は、装置内に保持したVP
I=i対応の全ユーザ・セル数TUCRを、TUCR=
〔TUCR+1〕2 16として更新する(E7)。なお、
〔 〕2 16はモジュロ216の演算を表す。そして、イン
フォメーション・フィールド(情報フィールド)のビッ
ト・インタリーブ・パリティBIP−16を演算し、そ
の結果をAとする(E8)。そして、装置内に保持した
VPI=i対応の演算結果Bとの排他的論理和演算を行
う(E9)。即ち、B=A(+)Bの演算を行う。この
場合の(+)は排他的論理和の演算を示す。
【0005】又ステップ(E1)に於いてユーザ・セル
でない場合、即ち、OAMセルに割当てられている仮想
パス識別子VPIの場合、インフォメーション・フィー
ルド(情報フィールド)に誤りがあるか否かを、例え
ば、前述のエラー検出コードEDCを用いて判定し(E
2)、誤りがある場合は、シーケンス番号MSN,全ユ
ーザ・セル数TUC,ビット・インタリーブ・パリティ
BIP−16等に誤りが含まれているから、これらを処
理することなく終了とする。又誤りがない場合は、仮想
パスVP対応の伝送品質監視セルか否かを判定し(E
3)、伝送品質監視セルでない場合は処理終了とする。
【0006】又伝送品質監視セルの場合、装置内に保持
されたシーケンス番号MSNRは、前回の伝送品質監視
セルのシーケンス番号であり、今回の伝送品質監視セル
のインフォメーション・フィールド(情報フィールド)
中のシーケンス番号MSNと比較する(E4)。即ち、
MSN=〔MSNR+1〕2 8 の条件を満足するか否か
を判定する。なお、〔 〕2 8 はモジュロ28 の演算を
表す。
【0007】ステップ(E4)の判定条件を満足しない
場合、MSNR=MSN、即ち、今回の伝送品質監視セ
ルのインフォメーション・フィールド中のシーケンス番
号MSNを、装置内に保持するシーケンス番号MSNR
とし(E10)、且つ装置内に保持したBIP−16の
演算結果Bを0(初期化)とし(E11)、処理終了と
する。
【0008】又ステップ(E4)の判定条件を満足して
いる場合、MSNR=MSN、即ち、今回の伝送品質監
視セルのインフォメーション・フィールド中のシーケン
ス番号MSNを、装置内に保持するシーケンス番号MS
NRとし(E5)、D=〔TUCR−TUC+2162
16の演算を行い、D=0か、又は1≦D≦215−1か、
又は215≦D≦216−1かを判定する(E6)。なお、
〔 〕2 16は前述のようにモジュロ216の演算を表す。
【0009】ステップ(E6)による判定に於いて、1
≦D≦215−1の場合は、D個のユーザ・セルの誤配が
あったことを示し(E12)、ステップ(E17)へ移
行する。又215≦D≦216−1の場合は、216−D個の
セル損失があることを示し(E14)、ステップ(E1
7)へ移行する。
【0010】又D=0の場合は、セル損失及びセル誤配
がないことを示し(E13)、装置内に保持したBIP
−16の演算結果BとBIPとの排他的論理和をEとし
(E=B(+)BIP)(E15)、この排他的論理和
(+)出力Eから誤りビット数を検出する(E16)。
そして、B=0(初期化)とし(E17)、TUCR=
TUCとする(E18)。即ち、インフォメーション・
フィールド(情報フィールド)の全ユーザ・セル数TU
Cを装置内にTUCRとして保持する。
【0011】前述の伝送品質監視セルの従来例の検出回
路は、電源投入後に於ける最初の伝送品質監視セルを検
出した時に、その伝送品質監視セルの仮想パスVP対応
の初期化を行うものであった。又仮想パスVPの信号劣
化(SD;Signal Degrade)警報とAIS(警報表示
信号)とは独立した警報として処理するものであった。
又信号劣化警報を検出した場合、対向装置にはこの信号
劣化警報を転送する機能を備えていないものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来例の伝送品質監視
セル検出回路に於いては、伝送品質監視セルの損失がな
い場合のみ、即ち、図15のステップ(E4)の判定条
件を満足する時のみ、ステップ(E17),(E18)
に於いて演算結果Bのリセット及び全ユーザ・セル数T
UCの初期化が行われる。その為に、或る仮想パスVP
が断となり、ユーザ・セル及び伝送品質監視セルが損失
し、次にその仮想パスVPが回復し、最初の伝送品質監
視セルを検出した時、図15のステップ(E4)の判定
条件を満足しなくなり、保持したシーケンス番号MSN
Rと演算結果Bとの初期化が行われるが、保持されてい
た全ユーザ・セル数TUCRはそのままの為、次の伝送
品質監視セルを受信した時に、伝送品質監視セルの全ユ
ーザ・セル数TUCと相違する値となる。それによっ
て、セル損失,セル誤配の判定に於いて誤りが生じる問
題がある。
【0013】又VP−SD警報は、伝送品質監視セルの
情報を基に発出するものであるが、伝送品質監視セル
は、ユーザ・セルの所定個数毎に挿入するものであるか
ら、ユーザ・セルの送出を停止すると、伝送品質監視セ
ルの挿入も停止される。従って、VP−SD警報発出後
に、伝送路が正常に戻っても、ユーザ・セルを送出する
までは、VP−SD警報は解除されない問題がある。
【0014】又VP−AIS警報とVP−SD警報とは
前述のように独立的に処理するものであり、VP−AI
S警報の検出については対向側へ通知する手段が提供さ
れているが、VP−SD警報の検出については対向側へ
通知する手段がなく、従って、対向側に於いては、仮想
パスVP単位の伝送品質劣化警報を識別できない問題が
あった。本発明は、伝送品質劣化警報の解除及び対向側
への検出通知を可能とすることを目的とする。
【0015】本発明のATM警報処理方法は、(1)仮
想パスVPや仮想チャネルVC等の仮想回線対応の伝送
品質監視セルを用いて、伝送品質劣化か否かを監視し、
所定の閾値を超えて伝送品質が劣化したことを検出した
時に、伝送品質劣化(SD)警報を対向装置に送出する
ATM伝送システムに於けるATM警報処理方法に於い
て、前記仮想回線対応の警報表示信号(AIS)又は連
続性断信号(LOC)による警報を受信検出した後、こ
の警報(AIS)の回復後の伝送品質監視セルを受信
出した時に、該伝送品質監視セルによる情報を初期値と
て前記伝送品質劣化か否かを監視する手段を初期化す
る過程を含むものである。
【0016】(2)又伝送品質監視セルは、シーケンス
番号MSNと、全ユーザ・セル数TUCと、誤り監視情
報(BIP−16)とを含み、この誤り監視情報を基に
ビット誤りを検出し、誤り率が所定の閾値を超えた時に
伝送品質劣化(SD)警報を発出し、且つ仮想回線対応
の警報表示信号(AIS)又は連続性断信号(LOC)
による警報を検出した後、この警報(AIS)が回復
し、最初の伝送品質監視セルを検出した時に、この伝送
品質監視セルによるシーケンス番号MSNと全ユーザ・
セル数TUCとを初期値として初期化し、且つ誤り率の
算出結果をクリアする過程を含むものである。
【0017】(3)又仮想回線対応に初期化フラグを設
け、強制初期化信号による全初期化フラグをセットし
て、全仮想回線に対して最初の伝送品質監視セル検出時
にこの伝送品質監視セルの情報を初期値として初期化を
行い、且つ警報表示信号(AIS)又は連続性断信号
(LOC)による警報を検出した仮想回線対応の初期化
フラグをセットし、この仮想回線対応の伝送品質監視セ
ルを検出した時に、伝送品質監視セルによる情報を初期
値として初期化を行い、初期化終了により初期化フラグ
をリセットする過程を含むことができる。
【0018】(4)又仮想回線対応の伝送品質監視セル
を用いて、伝送品質劣化か否かを監視し、所定の閾値を
超えて伝送品質が劣化した時に伝送品質劣化警報を発出
するATM伝送システムに於けるATM警報処理方法に
於いて、伝送品質劣化警報を発出した仮想回線につい
て、この仮想回線に於ける警報表示信号(AIS)又は
連続性断信号(LOC)による警報を検出した時又はこ
の警報の回復を検出した時に、伝送品質劣化警報をリセ
ットする過程を含むことができる。
【0019】(5)又仮想回線対応の伝送品質監視セル
を用いて、伝送品質劣化か否かを監視し、所定の閾値を
超えて伝送品質が劣化した時に伝送品質劣化警報を発出
するATM伝送システムに於けるATM警報処理方法に
於いて、伝送品質劣化警報を発出した後、伝送品質監視
セルの到着監視を行い、所定時間を経過しても伝送品質
監視セルが到着しない時に、伝送品質劣化警報をリセッ
トする過程を含むことができる。
【0020】(6)又仮想回線対応の伝送品質監視セル
を用いて、伝送品質劣化か否かを監視し、所定の閾値を
超えて伝送品質が劣化した時に伝送品質劣化警報を発出
するATM伝送システムに於けるATM警報処理方法に
於いて、仮想回線対応にユーザ・セルが一定期間以上到
着しない時に送出されてくる連続性試験セルを監視し、
連続性試験セルを検出した場合には、ユーザ・セルが流
れて来ないと判断して、伝送品質劣化警報をリセットす
る過程を含むことができる。
【0021】(7)又仮想回線対応の伝送品質監視セル
を用いて、伝送品質劣化か否かを監視し、所定の閾値を
超えて伝送品質が劣化した時に伝送品質劣化警報を発出
するATM伝送システムに於けるATM警報処理方法に
於いて、仮想回線対応の伝送品質劣化警報を検出した
時、対向側へ送出するリモート・ディフェクト・インデ
ィケーション・セル(RDIセル)により、伝送品質劣
化警報の検出を通知する過程を含むことができる。
【0022】(8)又仮想回線対応の伝送品質監視セル
によるシーケンス番号,全ユーザ・セル数,誤り監視情
報を用いて、伝送品質劣化か否かを監視し、所定の閾値
を超えて伝送品質が劣化した時に伝送品質劣化警報を発
出するATM伝送システムに於けるATM警報処理装置
に於いて、伝送品質監視セル検出時に、この伝送品質監
視セルのシーケンス番号MSNと全ユーザ・セル数TU
Cとを基に伝送品質監視セルの損失及びユーザ・セルの
損失又は誤配の検出を行い、且つユーザ・セル検出時
に、全ユーザ・セル数のカウントアップを行うセルカウ
ンタ5と、ユーザ・セルのインフォメーション・フィー
ルドの誤り監視情報と、前回の誤り監視情報の演算結果
とを基に新たな誤り監視情報を求める演算回路8と、こ
の演算回路による演算結果を格納するメモリ11と、強
制初期化信号又は警報表示信号(AIS)又は連続性断
信号(LOC)による警報の検出によって、セルカウン
タ5とメモリ11とを初期化する初期化状態制御回路1
2とを備えている。
【0023】(9)又仮想回線対応にエラー・ビット数
を加算するエラー・ビット加算回路と、このエラー・ビ
ット加算回路の加算結果を閾値と比較する比較回路と、
比較結果が所定回数連続したか否かを監視し、仮想回線
対応に伝送品質劣化警報の発出マトリクスは解除を行う
保護回路と、仮想回線対応の伝送品質監視セルをカウン
トして、エラー・ビット数の監視期間を定める監視モニ
タリング・ブロック・カウンタ制御回路と、伝送品質劣
化警報のリセット信号によりエラー・ビット加算回路と
保持回路と監視モニタリング・ブロック・カウンタ制御
回路とをリセットするリセット制御回路とを備えること
ができる。
【0024】(10)又リセット制御回路は、伝送品質
劣化警報のリセット信号により、全仮想回線対応のエラ
ー・ビット加算回路と保護回路と監視モニタリング・ブ
ロック・カウンタ制御回路とをリセットし、仮想回線対
応の警報表示信号(AIS)又は連続性断信号(LO
C)による警報の検出信号又はこの警報の回復の検出信
号によって、仮想回線対応のエラー・ビット加算回路と
保護回路と監視モニタリング・ブロック・カウンタ制御
回路とをリセットする構成を備えることができる。
【0025】(11)又仮想回線対応の伝送品質監視セ
ルによるシーケンス番号,全ユーザ・セル数,誤り監視
情報を用いて、伝送品質劣化か否かを監視し、所定の閾
値を超えて伝送品質が劣化した時に伝送品質劣化警報を
発出するATM伝送システムのATM警報処理装置に於
いて、仮想回線対応の伝送品質劣化警報を検出した時
に、伝送品質劣化警報の検出を対向側へリモート・ディ
フェクト・インディケーション・セル(RDIセル)に
より通知するリモート・ディフェクト・インディケーシ
ョン・セル挿入部を設けることができる。
【0026】
【実施の形態】図1は本発明の第1の実施例の説明図で
あり、1はヘッダ検出回路、2はインフォメーション・
フィールド検出回路、3はセル識別回路、4はVPI抽
出回路、5はセルカウンタ、6はMSNカウンタ制御回
路(各VP単位)、7はTUCカウンタ制御回路(各V
P単位)、8は演算回路としてのインフォメーション・
フィールドBIP演算回路、9は比較回路としてのBI
P比較回路、10はメモリ制御回路、11はランダムア
クセスメモリ(RAM)等のメモリとしてのBIP演算
結果収納メモリ(各VP単位)、12は初期化状態制御
回路(各VP単位)であり、ATM警報処理装置の伝送
品質監視セル検出回路の要部を示す。
【0027】伝送品質監視セル等のOAMセルや、ユー
ザ・セルが転送されると、ヘッダ検出回路1によりセル
の5バイトのヘッダを検出し、インフォメーション・フ
ィールド検出回路2によりセルの48バイトのインフォ
メーション・フィールドを検出し、セル識別回路3に、
ヘッダ検出回路1から仮想チャネル識別子VCIを、又
インフォメーション・フィールド検出回路2からOAM
セルの場合のOAMタイプとを転送する。セル識別回路
3は、それによって、到着したセルがユーザ・セルかO
AMセルかを識別する。
【0028】又インフォメーション・フィールド検出回
路2は、インフォメーション・フィールドのデータをイ
ンフォメーション・フィールドBIP演算回路8に、B
IP値をBIP比較回路9に、シーケンス番号MSNを
MSNカウンタ制御回路6に、又全ユーザ・セル数TU
CをTUCカウンタ制御回路7にそれぞれ通知する。又
VPI抽出回路4は、ヘッダの仮想パス識別子VPIを
抽出し、仮想パスVP単位のMSNカウンタ制御回路6
とTUCカウンタ制御回路7とBIP演算結果収納メモ
リ11と初期化状態制御回路12とにそれぞれ通知す
る。
【0029】セルカウンタ5を構成するMSNカウンタ
制御回路6及びTUCカウンタ制御回路7は、セル識別
回路3からのOAMセル検出信号と、VPI抽出回路4
からの仮想パス識別子VPIとに対応して、インフォメ
ーション・フィールド検出回路2からのシーケンス番号
MSN及び全ユーザ・セル数TUCを用いて、伝送品質
監視セルの損失検出やユーザ・セルの損失及び誤配の検
出を行い、その検出結果を出力する。又セル識別回路3
からのユーザ・セル検出信号がTUCカウンタ制御回路
7に加えられると、TUCカウンタ制御回路7は全ユー
ザ・セル数のカウントアップを行う。
【0030】又メモリ制御回路10は、セル識別回路3
からユーザ・セル検出信号が加えられると、BIP演算
結果収納メモリ11から前回のBIPの演算結果を読出
し、その演算結果と、ユーザ・セルのインフォメーショ
ン・フィールドとから、新たにBIPを演算して、その
結果を新BIP演算結果として、BIP演算結果収納メ
モリ11に格納する。又メモリ制御回路10は、セル識
別回路3からOAMセル検出信号が加えられると、BI
P演算結果収納メモリ11から前回のBIP演算結果を
読出し、このBIP演算結果と伝送品質監視セルのイン
フォメーション・フィールドからのBIP値とをBIP
比較回路9に於いて比較し、ビット誤りの検出を行う。
前述のインフォメーション・フィールドBIP演算回路
8は、プロセッサ等の演算機能による演算回路であり、
又演算結果を格納するBIP演算結果収納メモリ11
は、ランダムアクセスメモリ(RAM)等のメモリによ
り構成することができる。
【0031】又初期化状態制御回路12は、仮想パスV
P毎に初期化フラグを管理し、又VPI抽出回路4から
の仮想パス識別子VPIと、セル識別回路3からのOA
Mセル検出信号とが加えられ、図示を省略した仮想パス
VP対応の断等の障害検出等を行うVP−AIS状態管
理回路からの仮想パス識別子VPIと、VP−AIS状
態信号とに基づいて、又は図示を省略した電源投入等に
よる初期化回路からの強制初期化信号に基づいて、仮想
パスVP毎にセルカウンタ5の初期化及びメモリ制御回
路10を介してBIP演算結果収納メモリ11の初期化
を行う。それによって、仮想パスVPが断となった後、
その仮想パスVPが回復した時に初期化を行い、伝送品
質監視セルの損失による誤動作を防止できる。
【0032】図2は本発明の第1の実施例のフローチャ
ートであり、セルを受信し(A1)、この受信セルの仮
想パス識別子VPIをiとする(A2)。このVPI=
iの伝送品質監視セル検出回路の初期化フラグを読出し
て、有効か否かを判定し(A3)、初期化フラグが無効
の場合は、通常の伝送品質監視処理(A7)に移行す
る。又初期化フラグが有効の場合は、VP伝送品質監視
セルか否かを判定し(A4)、VP伝送品質監視セルで
ない場合は、ステップ(A7)に移行する。
【0033】又VP伝送品質監視セルが到着した場合
は、受信したVP伝送品質監視セルのシーケンス番号M
SNを、伝送品質監視セル検出回路に保持するシーケン
ス番号MSNRとし、又受信したVP伝送品質監視セル
の全ユーザ・セル数TUCを、伝送品質監視検出回路に
保持する全ユーザ・セル数TUCRとする(A5)。そ
して、VPI=iのMSNカウンタ値(図1のMSNカ
ウンタ制御回路6)に前述のMSNRをロードし、又V
PI=iのTUCカウンタ値(図1のTUCカウンタ制
御回路7)に前述のTUCRをロードする。又VPI=
iのBIP演算メモリ(図1のBIP演算結果収納メモ
リ11)にオール“0”をロードする。即ち、初期化を
行うものである。
【0034】図3は本発明の第1の実施例の初期化状態
制御回路の説明図であり、図1に於ける初期化状態制御
回路12の要部を示し、13は初期化フラグ制御回路、
14は初期化状態メモリ、15は初期化信号出力回路で
ある。初期化状態メモリ14は、仮想パス識別子VPI
(VPI=0〜N)対応に初期化フラグを格納する領域
を有する。
【0035】又初期化フラグ制御回路13は、VPI抽
出回路4による抽出VPI値或いは図示を省略したVP
−AIS状態管理回路からのVPI値に従ったアドレス
を出力し、VP−AIS検出信号又は強制初期化信号に
従って初期化フラグを“1”とする為の書込データ,書
込信号WRITEを出力し、伝送品質監視セルの検出信
号(図1のOAMセル検出信号)により読出信号REA
Dを出力する。又初期化出力回路15から、図1のセル
カウンタ5のMSNカウンタ制御回路6及びTUCカウ
ンタ制御回路7と、メモリ制御回路10とに初期化信号
を加える。
【0036】図4は本発明の第1の実施例の初期化処理
のフローチャートであり、強制初期化信号が有効か否か
を判定し(B1)、パワーオンリセット等のような強制
初期化信号が有効の場合は、全仮想パス識別子VPIに
ついて初期化フラグを“1”にセットする(B2)。即
ち、初期化状態メモリ14の仮想パス識別子VPI対応
の初期化フラグを初期化フラグ制御回路13からの
“1”の書込データによって“1”とする。
【0037】又強制初期化信号が有効でない場合は、V
P−AIS検出状態か否かを判定し(B3)、仮想パス
VPの警報表示信号(AIS)による警報の検出状態で
なければステップ(B6)に移行し、その警報の検出状
態であると、そのVP−AIS検出状態のVPI値をi
とし(B4)、初期化状態メモリ14のVPI=iの初
期化フラグを“1”にセットする(B5)。即ち、初期
化フラグ制御回路13により、VPI=iの領域をアド
レスを出力し、書込信号WRITEと“1”の書込デー
タとを出力して、初期化状態メモリ14のVPI=iの
初期化フラグを“1”とする。
【0038】次に、VP伝送品質監視セル検出信号が有
効か否かを判定し(B6)、有効でない場合は処理終了
とし、有効の場合は抽出VPI値をjとし(B7)、V
PI=jの初期化フラグを読出す(B8)。即ち、セル
識別回路3からのOAMセル検出信号(伝送品質監視セ
ル検出信号)と、VPI抽出回路4からの抽出VPI値
とが初期化フラグ制御回路13に加えられると、抽出V
PI値に対応したアドレスと読出信号READとが初期
化状態メモリ14に加えられ、初期化フラグが読出され
る。
【0039】そして、読出された初期化フラグが“1”
か否かを判定し(B9)、“1”でない場合は処理終了
とし、“1”の場合は、初期化信号出力回路15から初
期化信号を発生し(B10)、図1に於けるVPI=j
対応のMSNカウンタ制御回路6とTUCカウンタ制御
回路7を、伝送品質監視セルのシーケンス番号MSNと
全ユーザ・セル数TUCを初期値として初期化し、又メ
モリ制御回路10を介してBIP演算結果収納メモリ1
1の初期化を行う。そして、VPI=jの初期化フラグ
を“0”にリセットする(B11)。
【0040】図5は本発明の第2の実施例の要部説明図
であり、21は仮想パスVP対応のエラー・ビット数加
算回路、22は比較回路、23は保護回路としての仮想
パスVP対応のM回連続保護回路、24は仮想パスVP
対応のNs監視モニタリング・ブロック・カウンタ制御
回路、25はリセット制御回路としてのVP−SDリセ
ット制御回路、RSTはリセット端子、FPは監視モニ
タリング・ブロック数のカウント信号を加える端子であ
る。
【0041】品質劣化のVP−SD警報の発出条件は、
誤り率劣化閾値がεthの時、Ns監視モニタリング・ブ
ロック中にL個以上のビット誤りを検出するか、1セル
以上のセル損失或いはセル誤配を検出する事象がM回連
続した場合であり、又VP−SD警報の解除条件は、誤
り率劣化閾値がεthの時、Ns監視モニタリング・ブロ
ック中にL個以上のビット誤り,1個以上のセル損失,
1個以上のセル誤配の何れも検出しない事象がM回連続
した場合である。この場合のパラメータとして、監視モ
ニタリング・ブロックのサイズ=1024、Ns=1
2、M=3、εth=10-6とすることができる。
【0042】VP伝送品質監視セル検出回路から、エラ
ー・ビット数加算回路21とM回連続保護回路23とN
s監視モニタリング・ブロック・カウンタ制御回路24
とに、ヘッダ検出回路1(図1参照)に於いて検出した
VPI値を加え、又BIP比較回路9(図示参照)に於
ける比較結果により得られたエラー・ビット数をエラー
・ビット数加算回路21に加え、又セル識別回路3(図
示参照)によるVP伝送品質監視セル検出信号をNs監
視モニタリング・ブロック・カウンタ制御回路23に加
える。又VP−SDリセット制御回路25に、VP−S
Dリセット信号を加える。
【0043】Ns監視モニタリング・ブロック・カウン
タ制御回路24は、或る仮想パスVPについて、Ns個
のVP伝送品質監視セルを受信したか否かをVP伝送品
質監視セル検出信号をカウントしているものであり、そ
の間にエラー・ビット数加算回路21はエラー・ビット
数を加算し、比較回路22は、加算結果がL個以上か否
かを比較し、その比較結果をM回連続保護回路に加え
る。
【0044】従って、Ns個のVP伝送品質監視セルを
受信し、L個以上のエラー・ビット数の事象がM回連続
した時に、VP−SD警報が発出される。又このVP−
SD発出中に、L個以上のエラー・ビット数でない事象
がM回連続した時に、VP−SD警報を解除する。又V
P−SDリセット信号が有効となると、VP−SDリセ
ット制御回路25は、M回連続保護回路23とNs監視
モニタリング・ブロック・カウンタ制御回路24とをリ
セットし、Ns監視モニタリング・ブロック・カウンタ
制御回路24からエラー・ビット数加算回路21をリセ
ットする。従って、VP−SD警報を発出した場合に於
いて、VP−SDリセット信号を有効とする条件時に、
VP−SD警報をリセットすることができる。
【0045】このVP−SDリセット信号は、電源投入
時の強制初期化信号を基に形成するか、又は仮想パスV
P断等の場合の初期化信号を基に形成することができ
る。或いは、外部からのコマンドによって形成すること
ができる。
【0046】図6は本発明の第2の実施例のリセット処
理のフローチャートであり、VP−SDリセット制御回
路25に加えられるVP−SDリセット信号が有効か否
かを判定し(C1)、有効でなければ処理終了とし、有
効の場合は、前述のように、全仮想パス識別子VPIに
対応したNs監視モニタリング・ブロック・カウンタ制
御回路24をリセットし、それによって、エラー・ビッ
ト数加算回路21をリセットし、又M回連続保護回路2
3をリセットする。それによって、VP−SD警報が発
出されている場合でも、その警報はリセットされる。
【0047】図7は本発明の第3の実施例の要部説明図
であり、図5と同一符号は同一部分を示し、25aはV
P−SDリセット制御回路である。このVP−SDリセ
ット制御回路25aに、前述のVP−SDリセット信号
の外に、VP−AIS検出回路からのVP−AIS検出
信号とVPI値とが入力される。
【0048】VP−SD警報の発出及び解除については
前述の実施例と同様であるが、VP−SDリセット制御
回路25aは、仮想パス識別子VPI対応に、VP−S
D警報のリセット条件を管理するものである。従って、
VP−SDリセット信号が有効の場合は、全VPIにつ
いてM回連続保護回路23とNs監視モニタリング・ブ
ロック・カウンタ制御回路24とエラー・ビット数加算
回路21とをリセットすることになり、又VP−AIS
検出回路からのVP−AIS検出信号が加えられた場
合、その時のVPI値に対応したリセットVPI値が、
エラー・ビット数加算回路21とM回連続保護回路23
とNs監視モニタリング・ブロック・カウンタ制御回路
24とに加えられて、VPI値毎のリセットが行われ
る。
【0049】図8は本発明の第3の実施例のリセット処
理のフローチャートであり、VP−SDリセット信号が
有効か否かを判定し(D1)、有効の場合は、図6のス
テップ(C2)と同様に、全VPIについて、Ns監視
モニタリング・ブロック・カウンタ制御回路24とエラ
ー・ビット数加算回路21とM回連続保護回路23とを
リセットする(D2)。
【0050】又VP−SDリセット信号が有効でない場
合、VP−AIS検出信号が有効か否を判定し(D
3)、有効でない場合は処理終了とする。又有効の場合
は、VP−AISが検出されたVPI値をiとし(D
4)、VPI=iについて、Ns監視モニタリング・ブ
ロック・カウンタ制御回路24とエラー・ビット数加算
回路21とM回連続保護回路23とをリセットする(D
5)。
【0051】図9は本発明の第4の実施例の要部説明図
であり、図5及び図7と同一符号は同一部分を示し、2
5bは、VP−AIS検出回路からのVP−AIS回復
信号とVPI値とが加えられた時、VPI値対応にエラ
ー・ビット数加算回路21とM回連続保護回路23とN
s監視モニタリング・ブロック・カウンタ制御回路24
とのリセットを行うVP−SDリセット制御回路であ
る。この実施例に於いては、AIS回復時に於いてVP
I値対応のリセットを行い、それ以降の監視を正常化す
ることができる。
【0052】図10は本発明の第5の実施例の要部説明
図であり、図5,図7,図9と同一符号は同一部分を示
し、25cは、VP伝送品質監視セル検出回路からのV
P伝送品質監視セル不達信号とVPI値とが加えられた
時はVPI値対応に、又VP−SDリセット信号が加え
られた時には全VPI値についてのエラー・ビット数加
算回路21とM回連続保護回路23とNs監視モニタリ
ング・ブロック・カウンタ制御回路24とのリセットを
行うVP−SDリセット制御回路である。この実施例に
於いては、VP伝送品質監視セルが仮想パスVP断によ
って到着しないことを検出したVP伝送品質監視セル不
達信号を基に、そのVPI値対応のリセットを行い、仮
想パスVPの回復時には監視を正常化させるものであ
る。
【0053】図11は本発明の第6の実施例の要部説明
図であり、図5,図7,図9及び図11と同一符号は同
一部分を示し、25dは、VP−SDリセット信号と共
に、ソフト制御によるVPI単位のVP−SDリセット
信号とVPI値とが加えられるVP−SDリセット制御
回路である。この実施例に於いては、パワーオン・リセ
ット等によるVP−SDリセット信号が有効の場合は全
VPI値について、又ソフト制御回路からのVP−SD
リセット信号の場合は、それに付随するVPI値毎に、
エラー・ビット数加算回路21とM回連続保護回路23
とNs監視モニタリング・ブロック・カウンタ制御回路
24とのリセットを行うものである。例えば、連続性試
験セルを検出した場合に、ユーザがデータを送信してい
ないと判断して、VP−SD警報をリセットする等の処
理を行うことができる。
【0054】図12は本発明の第7の実施例の説明図で
あり、31,32はネットワークの交換機或いは端末等
の装置、33は伝送路、34は連続性試験セル挿入部、
35はVP伝送品質監視セル挿入部、36はVP伝送品
質監視セル検出部、37は連続性試験セル検出部であ
る。
【0055】VP単位にユーザ・セルの到着検出を行
い、ユーザ・セルが一定期間以上到着しない場合は、連
続性試験セルを送出することが提案されている。連続性
試験セル挿入部34は、この提案に対応して、ユーザ・
セルが一定期間以上到着しない場合に、OAMセルとし
て連続性試験セルを伝送路33に送出する。
【0056】ユーザ・セルが何らかの原因によって、一
定期間以上到着しない場合には、装置31より連続性試
験セルが伝送路に送出され、装置32に於いてその連続
性試験セルを検出した場合には、VP伝送品質監視セル
検出部36をリセット制御することによって、VP−S
D警報の解除を行うことができる。
【0057】図13は本発明の第8の実施例の説明図で
あり、41はVP−SD警報検出部、42はVP−RD
Iセル挿入部、43,44は伝送路である。仮想パスV
Pのコネクションの終端装置に於いて、VP−AISを
検出した場合、伝送路の対向側の仮想パスVPのコネク
ションの終端装置に通知する為のVP−RDI(VP−
Remoto Defect Indication )セルを送出する方式が
提案されている。
【0058】しかし、AIS警報とSD警報とは独立的
なものとして処理されるから、SD警報検出の場合に、
対向側へ通知することは提案されていない。そこで、コ
ネクション終端装置等に於いて、伝送路43を介して伝
送された伝送品質監視セルを検出し、VP−SD警報検
出部41によってVP−SD警報を検出すると、伝送路
44側のVP−RDIセル挿入部42を制御して、VP
−RDIセルによりVP−SD警報を検出したことを、
伝送路44を介して対向側へ通知する。従って、仮想パ
スVPの断のみでなく、VP信号劣化の状態も対向側へ
通知することができる。
【0059】本発明は、主として仮想パスVPについて
説明しているが、仮想チャネルVC単位とすることも可
能であり、仮想回線について適用できるものである。又
各部の構成は、プロセッサの演算処理機能等によって実
現することができる。又ATM伝送システムの伝送品質
監視セルの挿入及び検出する終端装置や端末装置等に適
用できるものである。又本発明の伝送品質監視セルの初
期化は、TUC0 の監視や、品質監視セルの逆方向用の
通知セル(Backward Reporting Cell )の検出部に
も適用可能である。又前述の各実施例に於ける警報表示
信号(AIS)を検出した場合は、VP/VCが完全断
状態となった場合の警報の為の連続性断信号(LOC)
による警報を検出した場合にも適用できるものである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、仮想パ
スVP等の仮想回線が断状態から回復した場合に、伝送
品質監視セルの損失等により監視パラメータの不一致の
状態が発生して誤動作する場合があるが、回復後の伝送
品質監視セル検出により、この伝送品質監視セルの情報
を初期値として初期化することにより、誤動作を防止で
きる利点がある。
【0061】又伝送品質劣化(SD)警報を発出した
後、AIS警報又はLOC警報の検出時,AIS警報又
はLOC警報の回復検出時,伝送品質監視セルの不達信
号等によって、その伝送品質劣化警報をリセットするこ
とができる。従って、伝送品質劣化警報を継続して発出
状態とすることなく、所望の条件によって解除できる利
点がある。
【0062】又仮想回線断の後の最初の到着伝送品質監
視セルを基に初期化するものであるが、この伝送品質監
視セルは所定個数のユーザ・セルが送出された場合に送
出されるから、ユーザ・セルの送出を停止すると、伝送
品質監視セルも送出されないことになり、従って、初期
化が行われないことになる。この場合に、連続性試験セ
ルを利用して、一定期間以上ユーザ・セルを検出しない
時に、この連続性試験セルを送出し、この連続性試験セ
ルを検出した場合に初期化を行うことができる。従っ
て、伝送品質劣化警報を解除できなくることを回避でき
る利点がある。
【0063】又伝送品質劣化警報の検出時に、リモート
・ディフェクト・インディケーション・セル(RDIセ
ル)により対向側へ通知することができるから、対向側
に於いて伝送品質劣化の状態を認識できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例のフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の初期化状態制御回路の
説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例の初期化処理のフローチ
ャートである。
【図5】本発明の第2の実施例の要部説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例のリセット処理のフロー
チャートである。
【図7】本発明の第3の実施例の要部説明図である。
【図8】本発明の第3の実施例のリセット処理のフロー
チャートである。
【図9】本発明の第4の実施例の要部説明図である。
【図10】本発明の第5の実施例の要部説明図である。
【図11】本発明の第6の実施例の要部説明図である。
【図12】本発明の第7の実施例の要部説明図である。
【図13】本発明の第8の実施例の要部説明図である。
【図14】伝送品質監視セルのフォーマット説明図であ
る。
【図15】従来例の伝送品質監視のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ヘッダ検出回路 2 インフォメーション・フィールド検出回路 3 セル識別回路 4 VPI抽出回路 5 セルカウンタ 6 MSNカウンタ制御回路 7 TUCカウンタ制御回路 8 インフォメーション・フィールドBIP演算回路 9 BIP比較回路 10 メモリ制御回路 11 BIP演算結果収納メモリ 12 初期化状態制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 繁樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 太田 宏 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−235908(JP,A) 特開 平6−37785(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/26

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想回線対応の伝送品質監視セルを用い
    て、伝送品質劣化か否かを監視し、所定の閾値を超えて
    伝送品質が劣化したことを検出した時に、伝送品質劣化
    警報を対向装置に送出するATM伝送システムに於ける
    ATM警報処理方法に於いて、 前記仮想回線対応の警報表示信号(AIS)又は連続性
    断信号による警報を受信検出した後、該警報の回復後
    前記伝送品質監視セルを受信検出した時に、該伝送品質
    監視セルによる情報を初期値として前記伝送品質劣化か
    否かを監視する手段を初期化する過程を含むことを特徴
    とするATM警報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記伝送品質監視セルは、シーケンス番
    号と、全ユーザ・セル数と、誤り監視情報とを含み、該
    誤り監視情報を基にビット誤りを検出し、誤り率が所定
    の閾値を超えた時に伝送品質劣化警報を対向装置に送出
    し、且つ前記仮想回線対応の警報表示信号(AIS)又
    は連続性断信号による警報を検出した後、該警報が回復
    た後の前記伝送品質監視セルを検出した時に、該伝送
    品質監視セルによるシーケンス番号と全ユーザ・セル数
    とを初期値として初期化し、且つ前記誤り率の算出結果
    をクリアする過程を含むことを特徴とする前記請求項1
    記載のATM警報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記仮想回線対応に初期化フラグを設
    け、強制初期化信号により全初期化フラグをセットし、
    前記仮想回線対応の伝送品質監視セル受信検出時に該伝
    送品質監視セルの情報を初期値として初期化を行い、警
    報表示信号(AIS)又は連続性断信号による警報を検
    出した仮想回線対応の初期化フラグをセットし、該仮想
    回線対応の警報が回復して、該仮想回線対応の伝送品質
    監視セルを受信検出した時に、該伝送品質監視セルによ
    る情報を初期値として初期化を行い、初期化終了により
    前記初期化フラグをリセットする過程を含むことを特徴
    とする前記請求項1又は2記載のATM警報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記伝送品質劣化警報を対向装置に送出
    した仮想回線について、該仮想回線に於ける前記警報表
    示信号(AIS)又は連続性断信号による警報を検出し
    た時又は該警報の回復を検出した時に、前記伝送品質劣
    化警報をリセットする過程を含むことを特徴とする前記
    請求項1又は2記載のATM警報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記伝送品質劣化警報を対向装置に送出
    した後、前記伝送品質監視セルの到着監視を行い、
    送品質監視セル到着しないことを検出した信号を基に
    該伝送品質劣化警報をリセットする過程を含むことを特
    徴とする請求項1又は2記載のAMT警報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記仮想回線対応にユーザ・セル到着
    しない時に対向装置から送出されてくる連続性試験セル
    の監視を行い、該連続性試験セルを検出した場合に、前
    記伝送品質劣化警報をリセットする過程を含むことを特
    徴とする請求項1又は2記載のATM警報処理方法。
  7. 【請求項7】 前記仮想回線対応の伝送品質劣化警報を
    検出した時、対向装置へ送出するリモート・ディフェク
    ト・インディケーション・セルにより、該伝送品質劣化
    警報検出を通知する過程を含むことを特徴とする請求項
    1乃至6の何れか1項記載のATM警報処理方法。
  8. 【請求項8】 仮想回線対応の伝送品質監視セルによる
    シーケンス番号,全ユーザ・セル数,誤り監視情報を用
    いて、伝送品質劣化か否かを監視し、所定の閾値を超え
    て伝送品質が劣化した時に伝送品質劣化警報を対向装置
    へ送出するATM伝送システムに於けるATM警報処理
    装置に於いて、 前記伝送品質監視セル検出時に、該伝送品質監視セルの
    シーケンス番号と全ユーザ・セル数とを基に該伝送品質
    監視セルの損失及びユーザ・セルの損失又は誤配の検出
    を行い、且つユーザ・セル検出時に、全ユーザ・セル数
    のカウントアップを行うセルカウンタと、 前記ユーザ・セルのインフォメーション・フィールドの
    誤り監視情報と、前回の誤り監視情報の演算結果とを基
    に新たな誤り監視情報を求める演算回路と、 該演算回路による前記演算結果を格納するメモリと、 強制初期化信号又は警報表示信号(AIS)又は連続性
    断信号による警報の検出によって、前記セルカウンタと
    前記メモリとを初期化する初期化状態制御回路とを備え
    たことを特徴とするATM警報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記仮想回線対応にエラー・ビット数を
    加算するエラー・ビット加算回路と、 該エラー・ビット加算回路の加算結果を閾値と比較する
    比較回路と、 該比較結果が所定回数連続したか否かを監視し、前記仮
    想回線対応に伝送品質劣化警報の発出又は解除を行う保
    護回路と、 前記仮想回線対応の伝送品質監視セルをカウントして、
    前記エラー・ビット数の監視期間を定める監視モニタリ
    ング・ブロック・カウンタ制御回路と、 伝送品質劣化警報のリセット信号により前記エラー・ビ
    ット加算回路と前記保護回路と前記監視モニタリング・
    ブロック・カウンタ制御回路とをリセットするリセット
    制御回路とを備えたことを特徴とする請求項8記載のA
    TM警報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記リセット制御回路は、前記伝送品
    質劣化警報のリセット信号により全仮想回線対応の前記
    エラー・ビット加算回路と前記保護回路と前記監視モニ
    タリング・ブロック・カウンタ制御回路とをリセット
    し、仮想回線対応の警報表示信号(AIS)又は連続性
    断信号による警報の検出信号又は該警報の回復の検出信
    号によって該仮想回線対応の前記エラー・ビット加算回
    路と前記保護回路と前記監視モニタリング・ブロック・
    カウンタ制御回路とをリセットする構成を有することを
    特徴とする請求項9記載のATM警報処理装置。
  11. 【請求項11】 仮想回線対応の伝送品質監視セルによ
    るシーケンス番号,全ユーザ・セル数,誤り監視情報を
    用いて、伝送品質劣化か否かを監視し、所定の閾値を超
    えて伝送品質が劣化した時に伝送品質劣化警報を対向装
    置へ送出するATM伝送システムに於けるATM警報処
    理装置に於いて、 前記仮想回線対応の伝送品質劣化警報を検出した時に、
    該伝送品質劣化警報の検出情報を、リモート・ディフェ
    クト・インディケーション・セルにより対向装置側へ送
    出する為のリモート・ディフェクト・インディケーショ
    ン・セル挿入部を設けたことを特徴とする請求項8記載
    ATM警報処理装置。
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