JP3437817B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3437817B2
JP3437817B2 JP2000129559A JP2000129559A JP3437817B2 JP 3437817 B2 JP3437817 B2 JP 3437817B2 JP 2000129559 A JP2000129559 A JP 2000129559A JP 2000129559 A JP2000129559 A JP 2000129559A JP 3437817 B2 JP3437817 B2 JP 3437817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取手段によ
って読み取られた画像を記録紙上に形成する複写機また
はファクシミリ装置等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平6−15911号
公報に示すように、所望の印刷環境状態を設定する設定
手段と、この設定手段により設定された印刷環境状態を
所定のコード情報に変換するコード化手段と、このコー
ド化手段から出力されるコード情報に基づいて記録媒体
に印刷環境状態コードデータを印刷する印刷手段と、こ
の印刷手段により上記記録媒体に印刷された印刷環境状
態コードデータを読み取る読取手段と、この読取手段か
ら出力される印刷環境コードデータに基づいてバーコー
ドからなるコード情報を復号しながら所望の印刷環境状
態を上記印刷手段に再現設定する再現手段とを有する印
刷装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の印刷装置に
よれば、所望の印刷環境状態を安価な記録媒体により所
望の同種印刷装置に対していつでも設定できるという利
点を有する反面、操作パネルにより入力されたバーコー
ド入力命令に基づいて記録媒体上に印刷環境状態コード
データを印刷して印刷環境設定のための設定シートを得
るように構成され、この設定シート上に形成されたコー
ドデータが入力命令に正確に対応しているか否かを判断
することが困難であるため、印刷環境(画像形成環境)
の誤設定が生じ易いという問題がある。
【0004】なお、操作者が意図した情報が正確に表示
されているか否かを容易に確認できるようにするため、
所定の情報が表示されるマークシートを、上記バーコー
ドが印刷された記録媒体に代えて使用することも考えら
れるが、この場合においても、上記画像形成環境の設定
をどの方向にどれだけ変更すればよいかを適正に判別す
ることが困難であるという問題がある。特に、上記画像
形成環境の設定を繰り返し変更した場合に、元の画像形
成環境がどのような状態であったかを判別できなくなる
という事態が生じ易いという問題がある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、画像形成環境を容易かつ適正に設定することが
できる画像形成装置提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
画像形成環境の設定に関する情報が記入されるマークシ
ート形成用の画像データを記憶するシートデータ記憶部
と、このシートデータ記憶部に記憶された画像データに
基づいてマークシート用の画像を記録紙等に形成する画
像形成部と、作業者によりマークシートに記入された情
報を読み取る情報読取部と、この情報読取部により読み
取られた情報に応じて画像形成環境の設定を変更するよ
うに制御する環境制御部と、上記マークシートに記入さ
れる情報の参考データを記憶する参考データ記憶部とを
備え、この参考データ記憶部に記憶された参考データの
画像が、上記情報読取部によって読み取られる情報の読
取範囲内に低濃度で形成されるように構成したものであ
る。
【0007】上記構成によれば、マークシート上に形成
された参考データを参照することにより、現在の画像形
成環境をどの方向にどの程度変更すればよいかが、作業
者により正確に認識され、画像形成環境の誤設定を生じ
ることなく、この画像形成環境を適正に設定することが
可能となるとともに、参考データが上記情報読取手段に
より読み取られて作業者が記入した情報であると誤認識
されるのを防止しつつ、上記参考データの画像に基づい
て元の画像形成環境等がどのような状態であったかを、
作業者に対して容易かつ適正に認識させることができる
とともに、上記 参考データの画像を塗りつぶす等によ
り、参考データに対応した情報を容易かつ適正に記入す
ることが可能となる
【0008】請求項2に係る発明は、画像形成環境の設
定に関する情報が記入されるマークシート形成用の画像
データを記憶するシートデータ記憶部と、このシートデ
ータ記憶部に記憶された画像データに基づいてマークシ
ート用の画像を記録紙等に形成する画像形成部と、作業
者によりマークシートに記入された情報を読み取る情報
読取部と、この情報読取部により読み取られた情報に応
じて画像形成環境の設定を変更するように制御する環境
制御部と、上記マークシートに記入される情報の参考デ
ータを記憶する参考データ記憶部とを備え、予め設定さ
れた画像形成環境に関する基準情報及び現在設定されて
いる画像形成環境に関する情報の一方が、上記情報読取
部によって読み取られる情報の読取範囲外に、第1参考
データとして表示されるとともに、上記両情報の他方
が、上記情報読取部によって読み取られる情報の読取範
囲内に、低濃度で第2参考データとして表示されるよう
に構成したものである。
【0009】上記構成によれば、マークシート上に形成
された参考データを参照することにより、現在の画像形
成環境をどの方向にどの程度変更すればよいかが、作業
者により正確に認識され、画像形成環境の誤設定を生じ
ることなく、この画像形成環境を適正に設定することが
可能となるとともに、第1参考データ及び第2参考デー
タに基づき、基準情報及び現在の設定情報の両方を参照
することにより、最適な画像形成環境の設定を容易に見
つけ出して記入することが可能となる。
【0010】請求項に係る発明は、請求項1または2
に記載の画像形成装置において、上記マークシート用の
画像に、テスト画像を形成するか否かの情報を記入する
テスト記入欄を設け、このテスト記入欄に情報が記入さ
れていることが上記情報読取部により確認された場合
に、画像形成環境の設定が変更される前のテスト画像が
記録紙上に形成されるとともに、画像形成環境の設定が
変更された後のテスト画像が記録紙上に形成されるよう
に構成したものである。
【0011】上記構成によれば、画像形成環境の設定を
変更した場合に、記録紙に形成された上記テスト画像に
基づいて、画像形成環境がどの程度向上したか等を容易
かつ適正に判別することが可能となる。
【0012】請求項に係る発明は、請求項1〜の何
れかに記載の画像形成装置において、画像形成環境の設
定に関する情報が記入されるマークシート用の画像が、
記録紙上に低濃度で形成されるように構成したものであ
る。
【0013】上記構成によれば、各情報記入欄の升目を
塗りつぶす等により記入された情報と、上記マークシー
ト用の画像とのコントラストを明瞭にして上記情報を、
より正確に読み取ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る画像形成装
置をカラー複写機として実現した実施形態を示してい
る。このカラー複写機10は、コンタクトガラス上に載
置されたカラー原稿Pの画像を読み取る画像読取部20
と、画像読取部20によって読み取られた画像を入力画
像として所定の画像処理を行う画像処理部30と、画像
処理部30において画像処理されることにより形成され
た画像データを記録紙上に画像を形成する画像形成部4
0と、画像処理部30からの出力信号に応じて画像形成
環境の設定を変更するように制御する環境制御部50と
を備えている。
【0015】画像読取部20は、コンタクトガラス21
上に載置されたカラー原稿Pに、露光ランプ22の光を
照射し、その反射光を反射鏡23a,23b,23cお
よびレンズ24、さらに、R(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)の色分解フィルタを通してCCD等
の光電変換素子25で受光することにより、カラー原稿
Pの画像情報をR成分、G成分、B成分に色分解して、
各成分の光強度に比例したカラー画像データR,G,B
を読み取る。こうして読み取られたカラー画像データは
デジタル値にA/D変換され、画像処理部30への入力
画像データとされる。
【0016】画像処理部30は、図示しない演算部、記
憶部等からなるコンピュータ回路として構成されてい
る。この画像処理部30は、画像読取部20で読み取ら
れた入力画像データに対して各種の画像処理を施し、画
像形成部40での画像形成処理に供するための出力画像
データを形成する機能等を有している。
【0017】画像形成部40は、装置下部に配設された
給紙カセット411,412,413または手差しトレ
イ414から給送される記録紙に対して、画像転写部4
2において出力画像データに基づくトナー像を形成し、
このトナー像を定着部43の加熱ローラ431および加
圧ローラ432で定着させてから、排出トレイ44に排
出する。45は、記録紙の両面に画像形成する場合に片
面に画像形成された記録紙の表裏面を反転させて再び画
像転写部42に搬送する両面ユニットである。
【0018】画像転写部42は、回転可能に軸支された
光導電性を有する感光体ドラム421の周囲に、その回
転方向に沿って順に、高圧電圧が印加される帯電ワイヤ
(図示省略)からのコロナ放電によって感光体ドラム表
面に所定電位を与える帯電器422と、レーザー発振器
423aからミラー423bを介して出力画像データに
対応するレーザー光を照射することにより感光体ドラム
421表面の電位を選択的に減衰させて静電潜像を形成
する露光器423と、感光体ドラム421表面に形成さ
れた静電潜像をトナーにより現像する現像器424と、
感光体ドラム421上に形成されたトナー像を記録紙に
転写する転写器425と、感光体ドラム421表面を除
電する除電器426および感光体ドラム421表面の残
留トナーを除去するクリーナー等が配置されている。
【0019】この複写機10では、カラー画像を形成す
るため、上記露光器423は、出力画像データの各色成
分ごとに静電潜像を形成するように構成され、現像器4
24は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)およびK(ブラック)の各色のトナー像を現像する
4つの現像器424c,424m,424y,424k
を備え、さらに、転写器425は、感光体ドラム421
表面に現像された各色トナー像を、一旦転写ベルト42
5a上に1次転写し、この転写ベルト425a上で、C
(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびK
(ブラック)の各色のトナー像を重ねてから、転写ロー
ラ425b上に搬送された記録紙上へ2次転写するよう
に構成されている。
【0020】原稿読取部20には、図2に示すように、
コンタクトガラス21上に載置されたマークシートの情
報を読み取り、そのデータを上記環境制御部50に出力
する情報読取部26が設けられている。
【0021】図3に示すように、マークシートMSは、
自動濃度調整用の第1情報記入欄M1と、文字+写真原
稿濃度調整用の第2情報記入欄M2と、文字原稿濃度調
整用の第3情報記入欄M3と、写真原稿濃度調整用の第
4情報記入欄M4と、マージン幅設定用の第5情報記入
欄M5と、枠消し幅設定用の第6情報記入欄M6と、第
1〜第6情報記入欄M1〜M6の側方に、それぞれテス
ト画像を形成するか否かの情報を記入する6個所のテス
ト記入欄Ma〜Mfとを有している。
【0022】なお、上記マージン幅設定用の第5情報記
入欄M5は、記録紙の左側部に綴り部となる余白の長さ
を設定するためのものであり、上記枠消し幅設定用の第
6情報記入欄M6は、上記画像読取部20による読み取
りを禁止する記録紙周縁部の幅寸法を設定するためのも
のである。
【0023】そして、図4に示すように、各情報記入欄
M1〜M6に設けられた複数個の升目の一つが作業者に
よって塗りつぶされることにより、画像形成環境の設定
をどのように変更するか等の情報がマークシートMSに
記入されるようになっている。また、画像形成環境の設
定を変更することにより、記録紙上に形成される画像の
変化を確認する場合に、上記テスト記入欄Ma〜Mfの
升目が作業者によって塗りつぶされるようになってい
る。
【0024】また、上記情報が記入されたマークシート
MSがコンタクトガラス21上に載置され、操作パネル
等に設けられた入力部5から情報読取指令信号が入力さ
れた時点で、露光ランプ22の光が照射し、その反射光
が検出されることによって得られた入力画像データに基
づき、上記各情報記入欄の何れの位置に情報が記入され
ているかが読み取られるようになっている。
【0025】画像処理部30には、上記マークシートM
Sを形成するための画像データを記憶するシートデータ
記憶部31と、マークシートMSに情報を記入する際に
参照される参考データを記憶する参考データ記憶部32
とが設けられている。
【0026】参考データ記憶部32は、例えば工場出荷
時に設定された上記各情報の基準設定値を記憶するとと
もに、上記各情報の現在の設定値を記憶し、これらのデ
ータを必要に応じて上記画像形成部40に出力するよう
に構成されている。
【0027】画像形成部40は、上記入力部5からマー
クシート作成指令信号が入力された時点で、上記シート
データ記憶部31に記憶されたマークシート形成用の画
像データを読み出し、この画像データに基づいて、それ
ぞれ複数個の升目を有する第1〜第6情報記入欄M1〜
M6と、それぞれ単一の升目を有するテスト記入欄Ma
〜Mfを記録紙上に形成することにより、上記マークシ
ートMSを作成するようになっている。
【0028】また、画像形成手段40は、上記マークシ
ートMSを作成する際に、参考データ記憶部32の出力
信号に基づき、工場出荷時に設定された画像形成環境に
関する基準情報からなる第1参考データの画像と、上記
各情報の現在の設定値からなる第2参考データの画像と
を、上記情報読取部26による情報の読み取りがされ
ず、かつ作業者による認識が可能な状態でマークシート
MS上に形成するように構成されている。
【0029】例えば、図4に示す実施形態では、上記第
1〜第6情報の記入欄M1〜M6にそれぞれ複数設けら
れた升目外において、そのうちの一つの近傍に点状の画
像A1〜A6を形成することにより、工場出荷時に設定
された画像形成環境に関する基準情報を、第1参考デー
タとしてマークシートMS上に表示するように構成され
ている。
【0030】また、上記第1〜第6情報の記入欄M1〜
M6にそれぞれ複数設けられた升目の一つに、網掛け画
像B1〜B6を形成することにより、現在設定されてい
る画像形成環境に関する情報を、第2参考データとして
低い濃度でマークシートMS上に表示し、これによって
作業者により記入されるマークの濃度と、上記網掛け画
像B1〜B6とのコントラストを明瞭にして上記マーク
のみが情報読取部26により読み取られるようしてい
る。上記第1〜第6情報の記入欄M1〜M6に設けられ
た升目外には、数字等からなる画像C1〜C6が形成さ
れることにより、第2参考データとして表示されてい
る。
【0031】環境制御部50は、上記情報読取部26に
よって読み取られた情報に応じ、画像形成部40の各調
整部に制御信号を出力して画像濃度、マージン幅及び枠
消し幅等を調整することにより、上記画像形成部40に
おいて画像を形成する際の画像形成環境を変化させるよ
うに構成されている。
【0032】また、環境制御部50は、画像形成部40
において画像を形成する際の画像形成環境を変化させた
場合に、そのデータを上記参考データ記憶手段32に出
力する。これにより参考データ記憶手段32において記
憶された参考データの書き換えが行われるようになって
いる。
【0033】画像形成部40は、上記情報読取部26の
出力信号に応じ、テスト記入欄Ma〜Mfにそれぞれ設
けられた升目の一つが作業者により塗りつぶされて、情
報が記入されていることが確認された場合に、画像形成
環境の設定が変更される前のテスト画像を記録紙上に形
成するとともに、画像形成環境の設定が変更された後の
テスト画像を記録紙上に形成するように構成されてい
る。
【0034】例えば図4に示すように、第1情報記入欄
311の側方に設けられたテスト記入欄Maの升目と、
第5情報記入欄315の側方に設けられたテスト記入欄
Meの升目とが塗りつぶされていることが上記情報読取
部26の出力信号に応じて確認された場合には、上記環
境制御部50による自動濃度調整値及びマージン幅設定
値の変更が行われる前のテスト画像を記録紙上に形成し
た後、上記環境制御部50による自動濃度調整値及びマ
ージン幅設定値の変更が行われた後のテスト画像を記録
紙上に形成するようになっている。
【0035】上記構成の画像形成装置において実行され
る画像形成環境の設定変更制御を図5に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。上記制御動作がスタートする
と、入力部5からマークシート作成信号信号MSが出力
されたか否かを判定する(ステップS1)。このステッ
プS1でYES判定された場合には、上記シートデータ
記憶部31に記憶されたデータD1と、参考データ記憶
部32に記憶されたデータD2とを読み出して画像形成
部40に出力する(ステップS2)。
【0036】具体的には、上記シートデータ記憶部31
に記憶されたマークシート形成用の画像データD1と、
上記参考データ記憶部32に記憶された工場出荷時に設
定された画像形成環境の基本情報及び現在設定されてい
る画像形成環境の情報からなるデータD2とをそれぞれ
読み出して上記画像形成部40に出力する。そして、上
記参考データ記憶部32から読み出されたデータに基づ
き、画像形成部40においてマークシート用の画像を記
録紙上に形成することにより、図3に示すマークシート
MSを作成する(ステップS3)。
【0037】次に、入力部5から情報読取指令信号JS
が入力されたか否かを判定する(ステップS4)。この
ステップS4でYESと判定されて作業者が画像形成環
境の設定を変更する操作を行ったこと、つまり作業者が
上記マークシートMSに情報を記入した後、このマーク
シートMSをコンタクトガラス上21上に載置した状態
で、情報読取指令用の操作ボタンを押したことが確認さ
れた場合には、上記画像読取部20を作動させて上記マ
ークシートMS上に記入された情報を上記情報読取部2
6において読み取る(ステップS5)。
【0038】次いで、上記情報読取部26において読み
取られた情報を環境読取部50に出力し、この情報読取
部26から出力されたデータに基づき、画像形成環境の
設定を環境制御部50により変更する画像形成環境の設
定変更制御を実行する(ステップS6)。
【0039】上記のように画像形成環境の設定に関する
情報が記入されるマークシート形成用の画像データを記
憶するシートデータ記憶部31と、このシートデータ記
憶部31に記憶された画像データに基づいてマークシー
ト用の画像を記録紙等に形成する画像形成部40と、作
業者によりマークシートMSに記入された情報を読み取
る情報読取部26と、この情報読取部26により読み取
られた情報に応じて画像形成環境の設定を変更するよう
に制御する環境制御部50と、上記マークシートMSに
記入される情報の参考データを記憶する参考データ記憶
部32とを設け、この参考データ記憶部32に記憶され
た参考データの画像が、上記情報読取部26による読み
取りがされず、かつ作業者による認識が可能な状態で上
記マークシートMS上に形成されるように構成したた
め、上記マークシート上に形成された参考データの画像
を参照することにより、画像形成環境の設定を容易かつ
適正に変更することができる。
【0040】例えば、現在設定されている画像形成環境
に関する情報からなる参考データの画像をマークシート
MS上に形成した場合には、上記参考データを参照する
ことにより、現在の画像形成環境をどの方向にどの程度
変更すればよいかが、作業者により正確に認識されるこ
とになる。したがって、画像形成環境の誤設定を生じる
ことなく、この画像形成環境を適正に設定することがで
きる。
【0041】また、工場出荷時等に予め設定された画像
形成環境に関する基準情報からなる参考データの画像を
マークシートMS上に形成した場合には、上記画像形成
環境の設定を繰り返し変更したとしても、元の画像形成
環境がどのような状態であったかを、上記基準情報を表
示する参考データに基づいて一目で確認することができ
るため、画像形成環境を初期状態に戻したり、初期状態
に近い状態に設定したりする等の作業を容易に行うこと
ができる。
【0042】そして、図3に示すように、情報読取手段
26によって読み取られる情報の読取範囲外つまり上記
升目外に、上記参考データの画像A1〜A6,C1〜C
6を形成するようにした場合には、これらの参考データ
が上記情報読取手段26により読み取られて作業者が記
入した情報であると誤認識されるのを防止しつつ、上記
参考データの画像に基づき、元の画像形成環境等がどの
ような状態であったかを作業者に対して容易かつ適正に
認識させることができる。
【0043】また、上記情報読取部26によって読み取
られる情報の読取範囲内に、上記参考データの画像B1
〜B6を低濃度で形成するように構成したため、上記情
報読取手段26において、これらの参考データが作業
者が記入した情報であると誤認識されるのを防止しつ
つ、上記参考データの画像に基づき、現在の画像形成環
境等がどのような状態であったかを、作業者に対して容
易かつ適正に認識させることができるとともに、上記画
像B1〜B6の上を塗りつぶす等により、上記参考デー
タに対応した情報を容易かつ適正に記入することができ
るという利点がある。
【0044】さらに、予め設定された画像形成環境に関
する基準情報(画像A1〜A6)を、上記情報読取部2
6によって読み取られる情報の読取範囲外に、第1参考
データとして表示するとともに、現在設定されている画
像形成環境に関する情報(画像B1〜B6)を、上記情
報読取部26によって読み取られる情報の読取範囲内
に、第2参考データとして低濃度で表示するように構成
したため、上記基準情報及び現在の設定情報の両方を参
照することにより、最適な画像形成環境の設定を容易に
見つけ出して適正に記入することができる。
【0045】なお、予め設定された画像形成環境に関す
る基準情報を、上記情報読取部26によって読み取られ
る情報の読取範囲内に、第2参考データとして低濃度で
表示するとともに、現在設定されている画像形成環境に
関する情報を、上記情報読取部26によって読み取られ
る情報の読取範囲外に、第1参考データとして表示する
ように構成してもよい。
【0046】また、上記情報の読取範囲内に、網掛け画
像B1〜B6を形成することによって上記第2参考デー
タを表示するように構成した上記実施形態に代え、上記
情報の読取範囲を、上記情報読取部26において、作業
者が記入した情報と区別することが可能な低濃度の色に
着色することにより、上記第2参考データを表示するよ
うにしてもよい。
【0047】上記実施形態では、マークシート用の画像
に、テスト画像を形成するか否かの情報を記入するテス
ト記入欄Ma〜Mfを設け、このテスト記入欄に情報M
a〜Mfが記入されていることが上記情報読取部26に
より確認された場合に、画像形成環境の設定が変更され
る前のテスト画像が記録紙上に形成されるとともに、画
像形成環境の設定が変更された後のテスト画像が記録紙
上に形成されるように構成したため、上記設定の変更時
に、記録紙に形成された上記両テスト画像を比較するこ
とにより、画像形成環境がどの程度向上したか等を容易
かつ適正に判別できるという利点がある。
【0048】なお、上記実施形態では、第1〜第6情報
記入欄M1〜M6の側方に、それぞれテスト画像を形成
するか否かの情報を記入する6個所のテスト記入欄Ma
〜Mfを形成した例について説明したが、上記第6情報
記入欄M6の下方等に、単一のテスト記入欄を設けた構
造としてもよい。そして、上記テスト記入欄に形成され
た升目が塗りつぶされる等により、テスト画像を形成す
る情報が記入された場合に、画像形成環境の設定が変更
される前のテスト画像を記録紙上に形成するとともに、
画像形成環境の各設定が変更された後のテスト画像を記
録紙上に形成するようにしてもよい。
【0049】さらに、上記画像形成環境の設定が変更さ
れる前のテスト画像を記録紙上に形成するとともに、画
像形成環境の設定が変更された後のテスト画像を記録紙
上に形成するようにした上記実施形態に代え、この変更
後のテスト画像のみを記録紙上に形成するようにしても
よく、あるいは変更前のテスト画像と、変更後のテスト
画像とを一枚の記録紙に場所を分けて形成するようにし
てもよい。
【0050】また、画像形成環境の設定に関する情報が
記入されるマークシート用の画像、つまり上記第1〜第
6情報記入欄M1〜M6を構成する升目等を、記録紙上
に低濃度で形成するように構成してもよい。このように
構成した場合には、各情報記入欄の升目を塗りつぶす等
により記入された情報と、上記マークシート用の画像と
のコントラストを明瞭にして上記情報を、より正確に読
み取ることができるという利点がある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、画像形
成環境の設定に関する情報が記入されるマークシート形
成用の画像データを記憶するシートデータ記憶部と、こ
のシートデータ記憶部に記憶された画像データに基づい
てマークシート用の画像を記録紙等に形成する画像形成
部と、作業者によりマークシートに記入された情報を読
み取る情報読取部と、この情報読取部により読み取られ
た情報に応じて画像形成環境の設定を変更するように制
御する環境制御部と、上記マークシートに記入される情
報の参考データを記憶する参考データ記憶部とを設け、
この参考データ記憶部に記憶された参考データの画像
が、上記情報読取部によって読み取られる情報の読取範
囲内に低濃度で形成されるように構成したため、上記参
考データを参照することにより、画像形成環境の誤設定
を生じることなく、この画像形成環境を適正に設定でき
とともに、参考データが上記情報読取手段により読み
取られて作業者が記入した情報であると誤認識されるの
を防止しつつ、上記参考データの画像に基づいて元の画
像形成環境等がどのような状態であったかを、作業者に
対して容易かつ適正に認識させることができるととも
に、上記参考データの画像 を塗りつぶす等により、参考
データに対応した情報を容易かつ適正に記入することが
できるという利点がある。
【0052】また、本発明は、画像形成環境の設定に関
する情報が記入されるマークシート形成用の画像データ
を記憶するシートデータ記憶部と、このシートデータ記
憶部に記憶された画像データに基づいてマークシート用
の画像を記録紙等に形成する画像形成部と、作業者によ
りマークシートに記入された情報を読み取る情報読取部
と、この情報読取部により読み取られた情報に応じて画
像形成環境の設定を変更するように制御する環境制御部
と、上記マークシートに記入される情報の参考データを
記憶する参考データ記憶部とを設け、予め設定された画
像形成環境に関する基準情報及び現在設定されている画
像形成環境に関する情報の一方が、上記情報読取部によ
って読み取られる情報の読取範囲外に、第1参考データ
として表示されるとともに、上記両情報の他方が、上記
情報読取部によって読み取られる情報の読取範囲内に、
低濃度で第2参考データとして表示されるように構成し
たため、マークシート上に形成された参考データを参照
することにより、現在の画像形成環境をどの方向にどの
程度変更すればよいかを、作業者により正確に認識さ
せ、画像形成環境の誤設定を生じることなく、この画像
形成環境を適正に設定することができるとともに、第1
参考データ及び第2参考データに基づき、基準情報及び
現在の設定情報の両方を参照することにより、最適な画
像形成環境の設定を容易に見つけ出して記入することが
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す
全体概略図である。
【図2】画像読取部及び画像処理部等の具体的構成を示
すブロック図である。
【図3】マークシートの具体的構成を示す説明図であ
る。
【図4】マークシートに情報を記入した状態を示す説明
図である。
【図5】上記画像形成装置の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
26 情報読取部 31 シートデータ記憶部 32 参考データ記憶部 40 画像形成部 50 環境制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−15911(JP,A) 特開 平7−135545(JP,A) 特開 平8−224930(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 G03G 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成環境の設定に関する情報が記入
    されるマークシート形成用の画像データを記憶するシー
    トデータ記憶部と、このシートデータ記憶部に記憶され
    た画像データに基づいてマークシート用の画像を記録紙
    等に形成する画像形成部と、作業者によりマークシート
    に記入された情報を読み取る情報読取部と、この情報読
    取部により読み取られた情報に応じて画像形成環境の設
    定を変更するように制御する環境制御部と、上記マーク
    シートに記入される情報の参考データを記憶する参考デ
    ータ記憶部とを備え、この参考データ記憶部に記憶され
    た参考データの画像が、上記情報読取部によって読み取
    られる情報の読取範囲内に低濃度で形成されるように構
    したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成環境の設定に関する情報が記入
    されるマークシート形成用の画像データを記憶するシー
    トデータ記憶部と、このシートデータ記憶部に記憶され
    た画像データに基づいてマークシート用の画像を記録紙
    等に形成する画像形成部と、作業者によりマークシート
    に記入された情報を読み取る情報読取部と、この情報読
    取部により読み取られた情報に応じて画像形成環境の設
    定を変更するように制御する環境制御部と、上記マーク
    シートに記入される情報の参考データを記憶する参考デ
    ータ記憶部とを備え、予め設定された画像形成環境に関
    する基準情報及び現在設定されている画像形成環境に関
    する情報の一方が、上記情報読取部によって読み取られ
    る情報の読取範囲外に、第1参考データとして表示され
    るとともに、上記両情報の他方が、上記情報読取部によ
    って読み取られる情報の読取範囲内に、低濃度で第2参
    考データとして表示されるように構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像形成装置
    において、上記マークシート用の画像に、テスト画像を
    形成するか否かの情報を記入するテスト記入欄を設け、
    このテスト記入欄に情報が記入されていることが上記情
    報読取部により確認された場合に、画像形成環境の設定
    が変更される前のテスト画像が記録紙上に形成されると
    ともに、画像形成環境の設定が変更された後のテスト画
    像が記録紙上に形成されるように構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜の何れかに記載の画像形成
    装置において、画像形成環境の設定に関する情報が記入
    されるマークシート用の画像が、記録紙上に低濃度で形
    成されるように構成したことを特徴とする画像形成装
    置。
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