JP3437222B2 - 塗装を施した自動車用部材 - Google Patents

塗装を施した自動車用部材

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JP3437222B2 JP20625493A JP20625493A JP3437222B2 JP 3437222 B2 JP3437222 B2 JP 3437222B2 JP 20625493 A JP20625493 A JP 20625493A JP 20625493 A JP20625493 A JP 20625493A JP 3437222 B2 JP3437222 B2 JP 3437222B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動車部品用成形体表
面に直接塗料が塗布された塗装を施した自動車用部材に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、フェンダー、ドアパネル、バンパ
ー、スポイラー、マットガード、サイドモール、ホイー
ルキャップ、等の外装部材やインストルメントパネル、
レバー、ノブ、内張り等として使用されているプロピレ
ン系樹脂製の自動車用部材は、多くの場合、全体又は一
部が塗装仕上げされてから実用に供されている。しか
し、プロピレン系樹脂製の自動車部材は、その素材自体
の構造に極性基を有していないことから、直接塗料を塗
布した場合に実用レベルの塗料付着強度を得るのが難し
かった。それ故、該自動車部材は多くの場合、予め成形
した自動車部材の表面をTCE(トリクロロエタン)脱
脂処理し、プライマーを塗布したり、プラズマ処理を施
すこと等によって塗料付着性能を向上させていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな塗装方法においては、従来から以下に示すような問
題点があった。先ず、TCE脱脂処理は、モントリオー
ル議定書により1995年以降は使用禁止になる。ま
た、プライマー塗布法においては、高価なプライマーを
使用しなければならないことや、塗装工定数が多くなる
ことから塗装コストが高くなるという欠点があるが、そ
れ以外にもプライマーの溶媒を揮発させる必要があるこ
とから火災の危険性を伴い安全性にも問題があった。一
方、プラズマ処理法においては、高度の真空状態が必要
であるために、高価な装置を設置しなければならず、し
かも、バッチ式のためにコストの上昇を避けることがで
きなかった。更に、最近の複雑な形状をした自動車部材
には均一な処理が施し難くなり、また、異物に接触する
と塗料の付着性が低下するため、塗膜性能にばらつきが
生じることもあり、取扱いが非常に不便であった。従っ
て、プロピレン系樹脂製の自動車用部材の塗装における
TCE処理やプライマー塗布、プラズマ処理の工程を省
略することができれば、塗装工程の簡略化、作業環境の
改善、コストの低減化を図ることが可能となることか
ら、これまでにもこれらの工程を省略しようと多くの研
究がなされてきた。しかしながら、プロピレン系樹脂製
自動車用部材は、このようなTCE処理、プライマー塗
布やプラズマ処理等を欠かすことができないままに塗装
が施されていることが多い。また、このような処理を施
さない場合は、塗膜強度が不十分であったり、材料の弾
性率が低く、適用用途が限定されることが多かった。 【0004】 【課題を解決するための手段】 〔発明の概要〕本発明者等は、前記課題を達成するため
に、鋭意種々の研究を重ねた結果、特定のプロピレン系
樹脂組成物を用いて成形した自動車部材が、塗料を直接
塗布したにも拘らず実用十分な塗料付着性能を有し、か
つ機械的強度を有することを見出して本発明を完成する
に至った。 【0005】すなわち、本発明の塗装を施した自動車用
部材は、下記の成分(a) 、(b) 、(c) 、(d) 及び(e) 、
場合によっては成分(f) 又は成分(g) の何れか一方或い
は両方を必須成分とする各成分からなる樹脂組成物を素
材とし、かつX線光電子分光法(XPS・ESCA)に
より測定した成形体表面の炭素原子に対する酸素原子の
濃度が0.5%以上で、曲げ弾性率が7,000kg/
cm2 以上であるとの条件を満たす自動車部品用成形体
の表面に、塗膜が直接形成されていることを特徴とする
ものである。 成分(a) :エチレン含量が20〜70重量%である常温キシレン可溶分を4〜3 0重量%含み、共重合体全体のMFRが1〜200g/10分であり、かつエチ レン含量が3〜21重量%であるプロピレン・エチレンブロック共重合体 40〜80重量% 成分(b) :エチレン系エラストマー、スチレン系エラストマーから選ばれた少な くとも一種のエラストマー 10〜50重量% 成分(c) :ムーニー粘度ML1+4 (100℃)が5以下、MFR(230℃、2 .16kg)が30g/10分以上、プロピレン含量が20〜35重量%のエチ レン・プロピレン共重合ゴム 1〜15重量% 成分(d) :末端に水酸基を有するジエンポリマー又はその水素添加物 0.01〜10重量% 成分(e) :平均粒径が5μm以下のタルク、平均粒径が2μm以下かつ平均アス ペクト比が5以上の硼酸アルミニウムウィスカー、同チタン酸カリウムウィスカ ー、同硫酸マグネシウムウィスカー(マグネシウムオキシサルフェートウイスカ ー:MgSO4 ・5Mg(OH)2 ・3H2 O)、同酸化チタンウィスカー及び 同炭酸カルシウムウィスカーから選ばれた少なくとも一種のフィラー 3〜40重量% 成分(f) :エチレン・不飽和カルボン酸共重合体 0〜25重量% 成分(g) :燐オキシ酸化合物 0〜10重量% 【0006】〔発明の具体的説明〕 [I] ポリマー組成物の製造 (1) 原材料 (a) 構成成分(必須成分) 成分(a) :プロピレン・エチレンブロック共重合体 本発明の塗装を施した自動車用部材において用いられる
樹脂組成物中の成分(a) のプロピレン・エチレンブロッ
ク共重合体は、エチレン含量が20〜70重量%の実質
的に非晶性である常温キシレン可溶分を4〜30重量
%、好ましくは6〜25重量%含有する樹脂で、しか
も、該共重合体樹脂全体のMFR(230℃、2.16
kg)が1〜200g/10分、好ましくは10〜10
0g/10分であり、かつ全体のエチレン含量が3〜2
1重量%、好ましくは3〜18重量%のものである。こ
こでエチレン含量は赤外線スペクトル分析法等により測
定される値であり、また、常温キシレン可溶分は2gの
試料を沸騰キシレン500g中に20分間浸漬して溶解
させた後、室温まで冷却し、析出した固相をガラスフィ
ルターで濾過して求めた固相重量から逆算した値であ
り、MFRはJIS−K7210に準拠して測定したも
のである。 【0007】この共重合体樹脂のエチレン含量及び常温
キシレン可溶分が上記範囲に満たないものは、本発明の
塗装を施した自動車用部材とした際に耐衝撃性が劣った
ものとなり、他方、上記範囲を上回るものはその剛性が
不足したものとなる。この共重合体樹脂の製造には通常
の立体規則性触媒が用いられる。このプロピレン・エチ
レンブロック共重合体は、本発明の効果を著しく損なわ
ない範囲内で他の不飽和単量体{例えば、ブテン−1、
ヘキセン−1等のα−オレフィン、酢酸ビニルの如きビ
ニルエステル、(メタ)アクリル酸(エステル)や無水
マレイン酸等の不飽和有機酸又はその誘導体等}を含有
する三元以上の共重合体(グラフト型、ランダム型、ブ
ロック型のいずれでも構わない)であっても良い。ここ
で成分(a) のプロピレン・エチレンブロック共重合体の
配合量は、40〜80重量%、好ましくは50〜70重
量%である。成分(a) の配合量が上記範囲未満では成形
性が劣り、また、上記範囲を超えると物性バランスや塗
装性能が低下するので不適当である。 【0008】成分(b) :エラストマー 本発明の塗装を施した自動車用部材において用いられる
樹脂組成物中の成分(b) のエラストマーは、エチレン・
プロピレン二元共重合ゴム(EPM)、エチレン・プロ
ピレン・非共役ジエン三元共重合ゴム(EPDM)、エ
チレン・プロピレン・ブテン−1三元共重合ゴム等のエ
チレン系エラストマー、水素添加スチレン・ブタジエン
・スチレンブロック共重合体及び水素添加スチレン・イ
ソプレンブロック共重合体等のスチレン系エラストマー
から選ばれた少なくとも一種のものである。エチレン・
プロピレン二元共重合ゴム(EPM)はプロピレン含量
が20〜55重量%、好ましくは20〜50重量%、ム
ーニー粘度ML1+4 (100℃)が15〜100、特に
好ましくは15〜90のものである。また、エチレン・
プロピレン・非共役ジエン三元共重合ゴム(EPDM)
では、沃素価が20以下のものが好ましい。エチレン・
プロピレン・ブテン−1三元共重合ゴムは、プロピレン
及びブテン−1の含有量が全体のそれぞれ20〜55重
量%、好ましくは25〜50重量%、及び3〜15重量
%、好ましくは5〜12重量%のものである。ここで、
各成分の含量は、赤外線スペクトル分析法やNMRの常
法等により測定された値である。また、例えば水素添加
スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体及び
水素添加スチレン・イソプレンブロック共重合体は、そ
れぞれ完全又は部分水素添加されたスチレン・ブタジエ
ン・スチレンブロック共重合体、スチレン・イソプレン
ブロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブ
ロック共重合体のいわゆるスチレン・エチレン/ブチレ
ン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン/
プロピレンブロック共重合体、スチレン・エチレン/プ
ロピレン・スチレンブロック共重合体等であり、通常、
その水添率は95%以上であるが、99%以上のものが
好ましい。また、スチレン含量は5〜50重量%が好ま
しく、特に10〜50重量%のものが好ましい。 【0009】これらエラストマーの上記範囲外のもの
は、塗装性能や物性バランスが劣り不適である。また、
該エラストマーは事実上非晶性であることが好ましく、
結晶化度が5%以下のものが好適である。これらの製法
や形状は特に制限されない。ここで成分(b) の配合量は
10〜50重量%、好ましくは20〜40重量%、塗装
性能の点から特に20〜35重量%であることが好まし
い。上記範囲未満では塗装強度や衝撃性が劣り、また、
上記範囲を超えると耐熱剛性や表面硬度が劣るようにな
り不適である。 【0010】成分(c) :超低粘度エチレン・プロピレン
二元共重合ゴム 本発明の塗装を施した自動車用部材において用いられる
樹脂組成物中の成分(c) の超低粘度エチレン・プロピレ
ン二元共重合ゴムは、ムーニー粘度ML1+4 (100
℃)が5以下、MFR(230℃、2.16kg)が3
0g/10分以上、好ましくは40g/10分以上のも
ので、プロピレン含量が20〜35重量%のものであ
る。MFR(230℃、2.16kg)が30g/10
分より小さくなると塗装性能の向上に効果が無くなるた
めに不適であり、また、添加量が10重量%を超えると
塗装性能には問題が無いが、物性バランスを低下させて
しまうために不適である。該成分(c) の配合量は1〜1
5重量%、好ましくは2〜10重量%である。 【0011】成分(d) :末端に水酸基を有するジエンポ
リマー又はその水素添加物 本発明の塗装を施した自動車用部材において用いられる
樹脂組成物中の成分(d) の末端に水酸基を有するジエン
ポリマー又はその水素添加物としては、例えばポリヒド
ロキシポリブタジエンがある。具体的には末端に少なく
とも1個の水酸基を有し、分子量が200〜100,0
00、好ましくは500〜50,000、特に好ましく
は800〜10,000の、常温で液体、半固体、固体
のポリマーが含まれる。1分子当たりの平均水酸基数は
一般に1.0〜10.0、特に1.5〜5.0のものが
好ましく、水酸基価が一般に15〜250、好ましくは
25〜125(KOHmg/g)のものが好ましい。 【0012】末端に水酸基を有するジエンポリマーは、
1,3−ジエンを原料に用いて、周知の方法、例えば、
ラジカル重合法、アニオン重合法等によって製造するこ
とができる。具体的には、例えば特開昭51−7139
1号公報に記載の方法等を挙げることができる。上記ラ
ジカル重合法により製造する場合には、過酸化水素を重
合開始剤として用いてジエン系モノマーを重合すること
により容易に得られる。また、上記アニオン重合法によ
り製造する場合には、共役ジエンを周知の方法に従っ
て、アニオン重合触媒、例えば、アルカリ金属又は有機
アルカリ金属化合物を用いて重合させることにより得ら
れた両末端の少なくとも一つにアルカリ金属が結合した
構造のリビングポリマーに、例えば、モノエポキシ化合
物、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセトン、
若しくはハロゲノアルキレンオキシド、ポリエポキシジ
を反応させれば良い。これらのポリマーの原料モノマー
としては少なくとも1種類の共役ジエンモノマーが使用
される。共役ジエンモノマーとしては、1,3−ブタジ
エン、1,3−ペンタジエン、イソプレン、クロロプレ
ン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1−フェ
ニル−1,3−ブタジエン等を挙げることができる。 【0013】前記末端に水酸基を有するジエンポリマー
の水素添加物としては、前述の末端に水酸基を有するジ
エンポリマーを、通常の方法、例えば特開昭51−71
391号公報に記載の方法等で水素添加することによっ
て得られるものである。水素添加の程度については、ポ
リマー中に含まれる二重結合を全部又は部分的に水素添
加したものであっても良いが、特に沃素価が通常0〜2
0.0、特に0〜5.0(g/100g)のものが好ま
しい。これらの末端に水酸基を有するジエンポリマー及
びその水素添加物は、それぞれ単独でも、複数の混合物
としても使用することができる。 【0014】ここで成分(d) の配合量は0.01〜10
重量%、好ましくは0.1〜7重量%、特に好ましくは
0.5〜5重量%である。成分(d) の配合量が上記範囲
未満では塗料の付着性の再現性が乏しかったり、塗装強
度が弱かったりする。また、成分(d) の配合量が上記範
囲を超えると不経済であるばかりか、該ポリマーのブリ
ードアウトが生じるため、かえって塗装強度が低下し、
更に自動車部材としての強度も保てなくなる。 【0015】成分(e) :フィラー 本発明の塗装を施した自動車用部材において用いられる
樹脂組成物中の成分(e) のフィラーは、平均粒径が5μ
m以下、中でも好ましくは比表面積が37,000cm
2 /g以上、実質的に全体の長さが15μm以下であっ
て平均粒径が0.8〜2.2μmかつ平均アスペクト比
が5以上のタルク、平均粒径が2μm以下でかつ平均ア
スペクト比が5以上の硼酸アルミニウムウィスカー、同
チタン酸カリウムウィスカー、同硫酸マグネシウムウィ
スカー(マグネシウムオキシサルフェートウイスカー:
MgSO4 ・5Mg(OH)2 ・3H2 O)、同酸化チ
タンウィスカー及び同炭酸カルシウムウィスカーから選
ばれた少なくとも一種のフィラーを挙げることができ
る。 【0016】本発明で用いるタルクは、例えばタルク原
石を衝撃式粉砕機やミクロンミル型粉砕機で粉砕し、更
にミクロンミル、ジェット型粉砕機で微粉砕した後、サ
イクロンやミクロンセパレーター等で分級調整して製造
したものである。ここでタルク原石は中国産が金属不純
物成分が少ないので好ましい。更に、比表面積が37,
000cm2 /g未満、平均アスペクト比が5未満や、
平均粒径が5μmを超えるタルクを用いると、本発明の
樹脂組成物で射出成形された自動車部材の衝撃強度や塗
装外観が劣り好ましくない。ウィスカーにおいては、平
均粒径が2μmを超えるものは、自動車部材の塗装外観
や、高温時の寸法安定性等が劣り不適である。中でもタ
ルクと前記各ウィスカーとの併用がより好ましい。ここ
で平均粒径の測定は、液相沈降方式の光透過法によるも
ので、測定装置としては、例として島津製作所製SA−
CP型があり、比表面積は空気透過法によるもので、測
定装置としては、例として島津製作所製SS−100型
が挙げられ、アスペクト比は顕微鏡法等により、測定さ
れる。これらフィラーは界面活性剤、カップリング剤等
で表面処理を施しても良く、それにより自動車部材の強
度や塗装性の向上に有効である。ここで成分(e) のフィ
ラーの配合量は3〜40重量%、好ましくは3〜35重
量%、特に3〜30重量%が好ましい。成分(e) のフィ
ラーの配合量が上記範囲未満では自動車部材の剛性や寸
法安定性が劣り、上記範囲を超えると自動車部材の塗装
外観や衝撃強度が著しく劣り不適である。 【0017】(b) 付加的成分 本発明の塗装を施した自動車用部材において用いられる
樹脂組成物は、基本的に上記構成成分(必須成分)を配
合してなるものであるが、より一層の塗装性向上のため
に、上記必須の構成成分である成分(a) 〜成分(e) 以外
にも、以下に示す、付加的成分(成分(f) 及び(g) )を
配合することができる。 【0018】 成分(f) :エチレン・不飽和カルボン酸共重合体 本発明の塗装を施した自動車用部材において用いられる
樹脂組成物中の成分(e) のエチレン・不飽和カルボン酸
共重合体は、エチレンと不飽和カルボン酸との共重合体
である。この不飽和カルボン酸としては、炭素数3〜
8、好ましくは3〜5の不飽和カルボン酸、具体的に
は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレ
イン酸、マレイン酸モノメチルエステル、マレイン酸モ
ノエチルエステル等が用いられる。これらの不飽和カル
ボン酸の中で、アクリル酸、メタクリル酸が特に好んで
用いられる。本発明において用いられるエチレン・不飽
和カルボン酸共重合体は、エチレンと上記の様な不飽和
カルボン酸に加えて第3の成分を含んでいても良く、こ
の様な第3の成分としては、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸イソブチル、アクリル酸ノルマルブチル、メタクリ
ル酸メチル等の不飽和カルボン酸エステル、酢酸ビニル
等のビニルエステル等の炭素数4〜9のカルボン酸エス
テルが用いられる。これらエチレン・不飽和カルボン酸
共重合体としては、エチレン含量が50〜99重量%、
好ましくは70〜98重量%、また不飽和カルボン酸は
50〜1重量%、好ましくは30〜2重量%の量で存在
していることが望ましい。またエチレン・不飽和カルボ
ン酸共重合体がエチレン成分及び不飽和カルボン酸成分
に加えて第3の成分を含む場合には、第3成分は0〜4
0重量%、好ましくは0〜30重量%の量で存在してい
ることが望ましい。該成分(e) の配合量は0〜25重量
%、好ましくは0.5〜10重量%である。 【0019】成分(g) :燐オキシ酸化合物 本発明の塗装を施した自動車用部材において用いられる
樹脂組成物中の成分(g) の燐オキシ酸化合物は、燐原子
に直接酸素原子が結合している構造(燐オキシ酸構造)
を有する化合物であり、これらの中でも燐酸エステル構
造をとっているものが好ましく、特に好ましくは酸性燐
酸エステル誘導体を挙げることができる。具体的な例と
しては、燐酸モノブチルエステル、燐酸ジブチルエステ
ル、燐酸ジ(2−エチルヘキシル)エステル、燐酸モノ
(イソデシル)エステル、燐酸ジ(イソデシル)エステ
ル、燐酸モノ(ラウリル)エステル等が挙げられる。こ
こで成分(g) の燐オキシ酸化合物の配合量は、0〜10
重量%、好ましくは0.1〜7、特に好ましくは0.5
〜5重量%である。10重量%を超えると物性バランス
の低下を起こし不適である。 【0020】(c) 任意成分 本発明の樹脂組成物には、通常、着色するための顔料が
配合されたり、更に他の各種性能の向上を図るために、
上記必須の構成成分である成分(a) 〜成分(e)や付加的
成分(成分(f) 及び(g) )以外に任意成分を配合するこ
とができる。該任意成分としては、酸化防止剤、帯電防
止剤、難燃剤、分散剤等の各種添加剤を添加することも
出来る。更に、本発明の効果を著しく損なわない範囲内
で前記各成分(a) 〜(g) 成分以外の各種樹脂、各種エラ
ストマー、ガラス繊維、ガラスバルーン、炭素繊維等の
各種フィラー等を配合することができる。中でも、次に
述べる直鎖状エチレン共重合体は、自動車部材の塗装性
能を一段と向上せしめることができることから、上記任
意成分の中でも特に好ましいものである。更に、光安定
剤としては、ベンゾエート化合物又は分子量が500以
上のヒンダードアミン化合物から選ばれた少なくとも一
種のものを添加することにより高度な耐候性を付与する
ことができる。光安定剤を配合する場合、通常、その配
合量は、組成物全体100重量部に対して0.01〜
2.5重量部である。 【0021】[II] 自動車部品用成形体の製造 (1) 樹脂組成物の製造 本発明の塗装を施した自動車用部材は、前記成分(a) 〜
(g) の各成分を、前記量比により配合することによって
得られる樹脂組成物を、一軸押出機、二軸押出機、バン
バリーミキサー、ロール、ブラベンダープラストグラ
フ、ニーダー等通常の混練機を用いて混練造粒し、成形
して製造することができる。通常は、各成分の分散を良
好化する混練造粒方法を選択する必要があり、通常は二
軸押出機を用いて混練造粒する。この際、上記成分(a)
〜(g) の各成分を同時混練しても良く、また性能の向上
を図るべく各成分を分割して、例えば、先ず成分(a) 〜
成分(e) の中の一部成分又は全成分を混練し、その後に
残りの成分を分割或いは同時に混合して、混練造粒する
ことも出来る。混練は、一般に190〜250℃、好ま
しくは200〜240℃の温度下で、一般に0.1〜3
分間程度行なわれる。 【0022】(2) 成 形 この様にして得られた樹脂組成物を用い、各種成形方法
によって成形することによって本発明において用いられ
る自動車用部材が得られる。成形は通常の方法によって
行なうことができる。すなわち、射出成形、射出圧縮成
形、圧縮成形、押出成形(シート成形、ブロー成形)等
のいずれの成形方法であっても良いが、これら成形方法
の中でも効果発現の点から射出成形、射出圧縮成形(プ
レスインジェクション)を行なうことが好ましい。ま
た、上述の方法で成形された自動車部品用成形体は、曲
げ弾性率が7,000kg/cm2 以上、好ましくは
7,500〜30,000kg/cm2 、特に好ましく
は8,000〜25,000kg/cm2 のものであ
り、該成形体の曲げ弾性率が上記範囲未満の場合にはそ
の自動車部材としての適用範囲が限定される。上記成形
体の曲げ弾性率が範囲以上とするためには、一般に柔軟
なエラストマー成分の配合を制約したりフィラー配合を
制御することにより得られる。 【0023】(3) 自動車部品用成形体の表面状態 上述の方法で成形した成形体表面の炭素原子に対する表
面酸素原子濃度(O/C:原子比)は、0.5%以上、
好ましくは0.7%以上である必要がある。ここで表面
酸素原子濃度は、X線光電子分光法(XPS・ESC
A)に基づき、例えば島津製作所製 ESCA 100
0 X線光電子分光装置により、X線源としてMgKα
を用いて材料表面の元素分析を行なうことにより求めら
れる。この時の酸素原子濃度は酸素(O)原子と炭素
(C)原子の存在比(O/C)を意味し、C1sの感度係
数を1.00、O1sの感度係数を2.85として表面分
析用データ処理システムESPA 1000を用いてデ
ータ処理して算出する。成形体表面の酸素原子濃度(O
/C:原子比)が上記範囲未満の場合は塗装性が不十分
となる。上記表面酸素原子濃度(O/C:原子比)の範
囲以上とするためには、一般に(b) 、(c) 、(d) 各成
分、場合に依っては(f) 成分の性状や配合量等を制御す
ることにより得られる。 【0024】[III] 塗 装 本発明の塗装を施した自動車用部材は、上記成形体の表
面に直接塗料を塗布して成形体の表面に直接塗膜を形成
することによって得られる。該成形体の表面に直接塗膜
を形成するための塗装方法としては、従来の塗装工程か
らTCE脱脂処理、プライマー塗布やプラズマ処理等の
表面改質工程を除いた工程を採用することができる。す
なわち、上記樹脂組成物で成形した自動車部材に直接、
塗料を塗布するものである。塗料の塗布手段としては、
スプレーによる吹き付け、刷毛塗り、ローラーによる塗
布等があるが、いずれの方法も本発明の方法で採用する
ことができる。本発明方法で使用することができる塗料
としては、一般に広く用いられている塗料、例えば、ア
クリル系塗料、エポキシ系塗料、ポリエステル系塗料、
ウレタン系塗料、アルキッド系塗料、メラミン系塗料等
を挙げることができる。これらの塗料の中ではアクリル
系塗料、ポリエステル系塗料、ウレタン系塗料、アルキ
ッド系塗料、メラミン系塗料を用いることが好ましい。
本発明の塗装された自動車部材は塗料が一般に10〜1
00μm、好ましくは15〜70μmの厚さで塗布さ
れ、その塗膜は碁盤目付着試験で残存枚数が通常100
枚、400g/cm以上、特に700〜2,000g/
cmの剥離強度で強固に被着されているので、フェンダ
ー、ドアパネル、バンパー、スポイラー、マットガー
ド、サイドモール、ホイールキャップ、インストルメン
トパネル等の自動車部材として十分な塗装性能を有す
る。 【0025】このようにして得られた本発明の塗装され
た自動車用成形体は従来のポリプロピレン系樹脂で成形
された成形体と異なり、塗料を直接塗布するのみで実用
十分な塗装強度を持ち、その曲げ弾性率は7,000k
g/cm2 以上、好ましくは7,500〜30,000
kg/cm2 、特に好ましくは8,000〜25,00
0kg/cm2 のものであり、かつ美麗な外観、実用十
分な衝撃強度を有している。 【0026】 【実施例】以下に実験例を示して本発明を更に具体的に
説明する。ここで実施した塗装及び評価方法は次に示す
とおりである。 (1) 塗 装塗 料 実施例1〜7と比較例1〜3はアクリルメラミン系塗料
を用いて、実施例8はポリエステルウレタン塗料を用い
て塗装を行なった。塗装方法 各塗料を各々調合して、エアースプレーガンを用いて、
塗膜厚さが約25μm及び60μmとなるようにスプレ
ー塗布した。焼付け処理 【0027】(2) 評価方法 (a) 塗料付着性評価碁盤目試験 25μmの厚みで塗装した試験片の表面に、片刃剃刀を
用いて直行する縦横11本づつの平行線を2mm間隔で
引いて碁盤目を100個作る。その上にセロハン粘着テ
ープ(JIS−Z1522)を十分に圧着し、塗膜面と
約30度に保ちながら手前に一気に引き剥がし、碁盤目
で囲まれた部分の状態を観察し、剥離しなかった碁盤目
の数を記録した。また、耐温水試験は、塗装試験片を4
0℃の温水に240時間浸漬した後に同様の評価を行な
うこととした。ピール強度 60μmの厚みで塗装した試験片の表面に、片刃剃刀を
用いて1cm幅で直線カットを施し、その塗膜の帯状部
分を引張り試験機にて20mm/分の速度で(180度
裏返す形で)引張り、その剥離する際の荷重を読み取っ
た。 【0028】(b) 機械的強度評価曲げ弾性率 JIS K−7203に準拠して測定した。測定温度は
23℃である。アイゾット衝撃強度(切削ノッチ付) JIS K−7110に準拠(切削ノッチ)して測定し
た。測定温度は−30℃である。 【0029】(c) 表面酸素濃度の測定 X線光電子分光法(XPS・ESCA)により求められ
る。:島津製作所製ESCA 1000 X線光電子分
光装置により、X線源としてMgKαを用いて材料表面
の元素分析を行なうことにより求められる。酸素原子濃
度は材料表面の酸素(O)原子と炭素(C)原子の存在
比率(O/C)を意味し、C1sの感度係数を1.00、
1sの感度係数を2.85として表面分析用データ処理
システムESPA 1000を用いてデータ処理して算
出する。 【0030】実施例1〜7及び比較例1〜 下記の成分(a) 、成分(b) 、成分(c) 、成分(d) 成分
(e) 、成分(f) 及び成分(g) を表1に示す割合で配合
し、更にテトラキス〔メチレン‐3‐(3′,5′‐ジ
‐t‐ブチル‐4′‐ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕メタンを成分(a) 〜(g) の合計量100重量部に
対して0.1重量部を配合し、高速ミキサーにてこれら
を充分に混合させた(但し、フィラー成分の(e) −2の
ウィスカー部分は除外し、後記二軸押出機にて途中より
フィードした)。然る後、神戸製鋼所製二軸押出機を用
いて、215℃の温度条件下にて混練造粒した後、(但
し、フィラー成分の(e) −2のウィスカー部分は押出機
後半部より別にフィードした。)得られたペレットをス
クリューインライン式射出成形機へ供給して、物性測定
用試験片及び塗装性評価用シート(120mm×120
mm×3mmt)を210℃の温度で成形し、評価し
た。この場合の成形サイクルは、各々合計45秒及び5
0秒であった。その評価結果を表1に示す。 成分(a) エチレン含量が35重量%の常温キシレン可溶分を8重
量%含み、全体のエチレン含量が3重量%で、MFRが
30g/10分であるプロピレン・エチレンブロック共
重合体 【0031】成分(b) b−1:ムーニー粘度ML1+4 (100℃)が25、プ
ロピレン含量26重量%のエチレン・プロピレン共重合
ゴム b−2:ムーニー粘度ML1+4 (100℃)が88、プ
ロピレン含量28重量%のエチレン・プロピレン・エチ
リデンノルボルネン三元共重合ゴム b−3:スチレン含量20重量%、MFR(230℃、
2.16kg)20g/10分のスチレン・エチレン/
ブチレン・スチレンブロック共重合体 【0032】成分(c) c−1:ムーニー粘度ML1+4 (100℃)が5以下
(測定不能)、MFR45g/10分、プロピレン含量
25重量%のエチレン・プロピレン共重合ゴム c−2:ムーニー粘度ML1+4 (100℃)が5以下
(測定不能)、MFR70g/10分、プロピレン含量
23重量%のエチレン・プロピレン共重合ゴム 【0033】成分(d) ブタジエンを主原料として製造された分子量が約2,9
00、水酸基価約84のジエンポリマーを水添して製造
した、沃素価が1.0(g/100g)、水酸基価が8
3.7(KOHmg/g)のジエンポリマーの水素添加
物 【0034】成分(e) e−1:比表面積が39,800cm2 /g、実質的に
全体の長さが10μm以下であって、平均粒径が1.8
μmで平均アスペクト比が6のタルク e−2:平均直径が0.6μmで、平均アスペクト比が
35の硼酸アルミニウムウィスカー 【0035】成分(f) アクリル酸含量が15重量%、かつMFR(190℃、
2.16kg)が7g/10分であるエチレン・アクリ
ル酸共重合体 【0036】成分(g) 燐酸ジ(2−エチルヘキシル)エステルと燐酸ジ(2−
エチルヘキシル)エステルの1:1混合物 【0037】 【表1】【0038】表1に示す様に、実施例1〜7に示す組成
を持った樹脂組成物は、その成形物に塗料を直接塗布し
ただけにも拘らず、実用に十分な塗装強度及び機械的強
度を有していた。一方、比較例1〜に示したものは、
何れも塗装性若しくは機械的強度が不十分であった。 【0039】実施例8 実施例1と同じ樹脂組成物を用いて、その塗装前の処理
を全く施さずにポリエステルウレタン系塗料を用いて塗
装してその評価を行なった。その碁盤目付着枚数は10
0/100、ピール強度は1,020g/cmであっ
た。 【0040】 【発明の効果】本発明の樹脂組成物成形体は、特定の組
成で配合したプロピレン系樹脂組成物を用いたことか
ら、従来のポリプロピレン系樹脂で成形された樹脂組成
物成形体とは異なり、塗料を直接塗布するのみで実用十
分な塗装強度を持ち、かつ実用上十分な機械的強度を有
しており、フェンダー、ドアパネル、バンパー、スポイ
ラー、マットガード、サイドモール、ホイールキャッ
プ、インストルメントパネル等の自動車部材として優
れ、塗装工程の簡略化、作業環境の改善、コストの低減
化等を図ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−179100(JP,A) 特開 平5−43748(JP,A) 特開 平3−277636(JP,A) 特開 平4−198232(JP,A) 特開 平4−216832(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 7/04 - 7/06 C08L 1/00 - 101/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】下記の成分(a) 、(b) 、(c) 、(d) 及び
    (e) 、場合によっては成分(f) 又は成分(g) の何れか一
    方或いは両方を必須成分とする各成分からなる樹脂組成
    物を素材とし、かつX線光電子分光法(XPS・ESC
    A)により測定した成形体表面の炭素原子に対する酸素
    原子の濃度が0.5%以上で、曲げ弾性率が7,000
    kg/cm2 以上であるとの条件を満たす自動車部品用
    成形体の表面に、塗膜が直接形成されていることを特徴
    とする、塗装を施した自動車用部材。 成分(a) :エチレン含量が20〜70重量%である常温キシレン可溶分を4〜3 0重量%含み、共重合体全体のMFRが1〜200g/10分であり、かつエチ レン含量が3〜21重量%であるプロピレン・エチレンブロック共重合体 40〜80重量% 成分(b) :エチレン系エラストマー、スチレン系エラストマーから選ばれた少な くとも一種のエラストマー 10〜50重量% 成分(c) :ムーニー粘度ML1+4 (100℃)が5以下、MFR(230℃、2 .16kg)が30g/10分以上、プロピレン含量が20〜35重量%のエチ レン・プロピレン共重合ゴム 1〜15重量% 成分(d) :末端に水酸基を有するジエンポリマー又はその水素添加物 0.01〜10重量% 成分(e) :平均粒径が5μm以下のタルク、平均粒径が2μm以下かつ平均アス ペクト比が5以上の硼酸アルミニウムウィスカー、同チタン酸カリウムウィスカ ー、同硫酸マグネシウムウィスカー(マグネシウムオキシサルフェートウイスカ ー:MgSO4 ・5Mg(OH)2 ・3H2 O)、同酸化チタンウィスカー及び 同炭酸カルシウムウィスカーから選ばれた少なくとも一種のフィラー 3〜40重量% 成分(f) :エチレン・不飽和カルボン酸共重合体 0〜25重量% 成分(g) :燐オキシ酸化合物 0〜10重量% 分
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