JP3437109B2 - 光導波路成膜装置および光導波路成膜方法 - Google Patents

光導波路成膜装置および光導波路成膜方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光通信等に使わ
れる光導波路の成膜装置と成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信などの分野に利用される光導波路
は、光が導波するコア層と、その周りを覆うクラッド層
などによって構成される。コア層は、クラッド層の屈折
率よりもやや高めの屈折率とすることにより導波路とし
て成立する。この場合、コア層の屈折率を高めるための
元素(ドープ剤)として、Ge,Tiなどが知られてい
る。
【0003】コア層の屈折率を制御する手段として、代
表的なものに常圧CVD等におけるバブリング法があげ
られる。バブリング法は図9に模式的に示すように、ド
ープ剤としてのGe液を収容したタンク1内にN2 等の
キャリアガスを流量制御装置2を介して導入し、キャリ
アガスによってGe成分を反応室に運び、コア層を構成
するSiO2 膜にGeをドープする方法である。しかし
バブリング法では以下のような問題がある。
【0004】(1)Ge液中のキャリアガスの泡によっ
てGe成分を取り出すため、泡がGe液を通過する距離
H(すなわちGe液面の高さ)にGeドープ量が依存す
る。このためGe液面の高さが下がるとGeドープ量が
変化してしまう。これを防ぐにはGe液面の高さを常に
一定に保つようなGe供給装置を用いるとか、キャリア
ガスの供給量を変化させるなどの特別な対策が必要とな
る。 (2)キャリアガスの泡という極めて不安定な状態のも
のにドープ量が依存しているため、ドープ量の制御に困
難を伴う。 (3)キャリアガスの量を制御することによってドープ
量を間接的に制御することになるため、正確なドープ量
を把握することが困難である。 (4)キャリアガス中に不純物が含まれているとGe液
が劣化し、他の物質に変化してしまう。そうするとGe
液の蒸気圧が変わってしまうため、キャリアガスを一定
に保っていてもドープ量が変化してしまう。
【0005】これらの理由から、バブリング法では光導
波路の製造プロセスでの歩留まり悪化の原因になった
り、所望の導波路性能を発揮できないことがある。この
問題はドープ剤による屈折率制御のみにとどまらない。
例えばSiO2 膜のSiソースである材料がTEOS
(Tetraethoxysilane )のような液体である場合に、前
述のバブリング法によるガス化手段を用いると、ドープ
剤による屈折率制御の場合と同様の問題が生じる。
【0006】そこで本発明者らは、バブリング法による
問題点を解決するために蒸気圧法の適用を考えた。蒸気
圧法は図10に模式的に示すように、恒温槽などに収容
されたGeタンク3内のGe液を加熱し、その蒸気圧に
よって、流量制御装置4を介して所望量のGeガスを反
応室に押し出すようにしている。このような蒸気圧法に
よれば、Ge液の液面高さにドープ量が左右されること
がない。また、Ge液の蒸気を使う(キャリアガスを使
用しない)ため純度が高く、しかもGeガスそのものを
マスフローコントローラ等の流量制御装置4によって正
確に流量制御できるなどの利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記蒸気
圧法は、Ge液の蒸気圧のみによってGeガスを反応室
に供給するため、蒸気圧が小さいと反応室へのGe送り
出し力が小さく、Geタンク3から反応室までGeが安
定的に届かないことがある。特に、Geタンク3と反応
室とをつなぐGe配管に多くの曲がりがあって流路抵抗
が大きい場合や、Ge配管と他のガス配管との合流部に
おいてGe配管内の圧力上昇などによる抵抗によってG
e液の蒸気圧が負けてしまうと、反応室へのGe流量が
不安定となり、ドープ量を正確に制御することが困難と
なる。蒸気圧を高めるには蒸気圧の高いGe液を使うと
か、加熱温度を高くするなどの対策が考えられるが、蒸
気圧の高い適当なGe材料が無かったり、加熱温度を高
めることにより材料の劣化等が懸念されるなど、材料の
選択自由度が低いという問題がある。
【0008】従って本発明の目的は、蒸気圧法の長所を
いかすとともに蒸気圧法の欠点を補うことにより、所望
の液化ガスを反応室に安定して供給できるような成膜装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を果たすための
本発明の光導波路成膜装置は、反応室に接続されるメイ
ン配管と、前記メイン配管に第1のガスとしての酸素
供給することによりメイン配管の内部に前記反応室に向
かって高速で通過するメインストリームを生じさせる第
1のガス供給源と、前記メイン配管の途中に接続される
分岐管と、光導波路の材料ガスである第2のガスを発生
しかつその蒸気圧によって第2のガスを前記分岐管に送
り出す第2のガス供給源とを有し、前記メイン配管と前
記分岐管との接続部分には、前記分岐管を前記メインス
トリームの流れ方向に対し側方に開口させ、前記メイン
ストリームによって前記分岐管の開口部付近に生じさせ
た静圧低下に基いて該開口部から第2のガスを前記メイ
ンストリーム中に引き込むことによって前記メイン配管
中の前記酸素ガスに前記第2のガスを混流させる合流部
を構成したことを特徴とする。
【0010】本発明においては、反応室と酸素供給源と
をつなぐメイン配管の内部に前記反応室に向かってO2
ガスを高速で通過させることにより、このメイン配管の
内部にO2 ガスのメインストリームを生じさせ、前記メ
イン配管の途中に設けた合流部において分岐管を前記メ
インストリームの流れ方向に対し側方に開口させ、前記
メインストリームによって前記分岐管の開口部付近に静
圧低下を生じさせ、その負圧により、前記開口部から第
2のガスをメインストリーム中に引き込むようにしてい
る。前記反応室は減圧チャンバ等の負圧雰囲気中で反応
を行なうものが適している。
【0011】このような構成により、第2のガスを発生
するガス供給源の蒸気圧がそれほど高くなくても、すな
わち通常の蒸気圧法を用いていても、第2のガスは前記
合流部を介して反応室に向かって積極的に送りこまれ
る。このため、第2のガスの蒸気圧が配管系の流路抵抗
や他のガスの合流部での圧力上昇などに負けることがな
くなり、反応室において安定した成膜プロセスが進行す
るようになる。
【0012】この発明において、前記第1のガスは例え
ばCVD用反応室に用いる酸素であり、第2のガスがG
eを含むアルコキシド(alkoxide)または、Geを含む
液体ソースである。あるいは第2のガスがSiを含むア
ルコキシドまたは、Siを含む液体ソースである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1の実施形態に
ついて図1から図4を参照して説明する。
【0014】図1に示す光導波路製造用の成膜装置10
は、SiO2 膜を成膜するための反応室11と、この反
応室11に酸素(O2 ガス)を供給するための第1のガ
ス供給源として機能する酸素供給源12と、SiO2
用材料の一例であるTEOS(Tetraethoxysilane :テ
トラエトキシシラン)を収容しそのガスを発生する材料
ガス供給源13と、コア層の屈折率を高めるためのドー
プ剤の一例として用いるGe液を貯留しそのガスを発生
する材料ガス供給源14を備えている。
【0015】一方の材料ガス供給源13に貯留される液
としては、Si(シリコン)を含むアルコキシドあるい
はSiを含む液体ソースなどでもよく、他方の材料ガス
供給源14に貯留されるGe液は、Geを含むアルコキ
シドあるいはGeを含む液体ソースなどでもよい。他方
の材料ガス供給源14は、この発明でいう第2のガス供
給源に相当し、そこから発生するガスが第2のガスに相
当する。
【0016】さらにこの成膜装置10は、反応室11と
酸素供給源12をつなぐメイン配管20と、一方の材料
ガス供給源13と反応室11をつなぐソース配管21
と、他方の材料ガス供給源14とメイン配管20をつな
ぐ分岐管22と、反応室11の入口に連通する導入配管
23などを備えている。
【0017】材料ガス供給源13,14はそれぞれ恒温
槽25,26を備えて構成され、加熱されることなどに
より一定の温度に保つことができるようになっている。
また材料ガス供給源13,14の出口部に、それぞれ流
量計などを備えたマスフローコントローラ等の流量制御
装置27,28が設けられていて、供給するガスの量を
調整できるようになっている。酸素供給源12の出口部
にも流量計などを備えた流量制御装置29が設けられて
いる。
【0018】反応室11は、材料ガス供給源13から供
給されるTEOSと、他方の材料ガス供給源14から供
給されるGe(ドープ剤)と、酸素供給源12から供給
されるO2 ガスを用いて、例えばCVD法(Chemical V
apor Deposition )などによって光導波路を構成するコ
ア層などのSiO2 膜を形成する。反応室11の一例は
減圧チャンバ30に収容され、例えばプラズマCVD等
のように大気圧よりも低い雰囲気中にて成膜プロセスを
行なうようになっている。
【0019】分岐管22は、メイン配管20の途中の接
続部分40においてメイン配管20に接続されている。
図2に示すように接続部分40は、メイン配管20の一
部である実質的にストレートな流路のメインストリーム
流通部20aと、このメインストリーム流通部20aに
対しほぼ直角な方向に接続された分岐管22の一部であ
る材料ガス流通部22aによって構成されている。
【0020】上記接続部分40において、分岐管22の
材料ガス流通部22aはメインストリーム流通部20a
の流れる方向(流線)に対して側方に開口し、その開口
部22b付近において合流部41を構成している。この
ような接続部分40を含むメイン配管20とソース配管
21と分岐管22などによって成膜装置10の配管系4
2が構成されている。
【0021】次に、この実施形態の成膜装置10の作用
について説明する。導波路コアの成膜プロセスにおいて
は、SiソースであるTEOSと、屈折率制御のための
Ge(ドープ剤)と、大量のO2 ガスとを必要とする。
このため上記成膜装置10では、酸素供給源12から供
給されてくる大量のO2 ガスがメイン配管20の内部を
高速で流れることにより、O2 ガスのメインストリーム
S1が生じる。
【0022】一方の材料ガス供給源13はSiを含むガ
スを発生し、流量制御装置27とソース配管21を介し
てTEOSを反応室11に送り出す。他方の材料ガス供
給源14は蒸気圧法によってGeを含むガスを発生し、
その蒸気圧により、Geのガスを流量制御装置28と分
岐管22を介して合流部41に送り出す。
【0023】材料ガス供給源14から合流部41に送り
出されてくるGeは、接続部分40において、分岐管2
2の開口部22bから出てゆくため、合流部41付近に
Geの流れS2が生じる。メインストリームS1を形成
するO2 ガスの流量は、Geガスの流量の例えば数百倍
程度と大量である。
【0024】こうしてメイン配管20中の内部をO2
スが高速で流れることにより、合流部41において、図
2に示すように分岐管22の開口部22bの前方を横切
るように高速のメインストリームS1が通過するため、
いわばベンチュリー効果により、分岐管22の開口部2
2b付近に静圧低下が生じ、その負圧により、開口部2
2bから出てくるGe(第2のガス)の流れS2がさら
に付勢され、メインストリームS1中にGe(第2のガ
ス)が強く引き込まれることになる。
【0025】上記のように、メイン配管20の内部に生
じるO2 ガスの大量でかつ強い流れ(メインストリーム
S1)を利用し、メインストリームS1中にGeガスの
流れS2を積極的に引き込むようにしたことにより、材
料ガス供給源14からGeガス自体の蒸気圧によって押
し出されたGeを、メイン配管20中のO2 ガスに十分
に混流させることが可能となる。
【0026】上記配管系42を備えた成膜装置10によ
って導波路の試作品を成膜し、導波路コア中のGeドー
プ量が安定か否かを判定するために、ドープ量と屈折率
との関係を測定した。その結果を図3に示す。図3にお
いて縦軸は比屈折率差(溶融石英の屈折率に対しドープ
した膜の屈折率がどの程度上昇したかを百分率で示した
もの)を示す。横軸はGeドープ量を示している。前記
成膜装置10においては、例えばシリコン1モルに対し
Geを0〜0.3モル程度ドープするようにした。
【0027】図3において、比屈折率差とGeドープ量
との関係がほぼ比例関係にあり、ドープ量が安定してい
ることがわかる。また、ドープした膜内の膜厚方向のG
e濃度分布をEPMA(X線マイクロアナライザ)によ
って測定したところ、図4に示すような結果が得られ
た。この結果から、前記成膜装置10によってドープさ
れたコア層はステップ型(膜内でGeの濃度がほぼ一
定)となり、光導波路として良好な結果が得られた。
【0028】これに対し図5は、従来の蒸気圧法(ベン
チュリー効果を用いない配管系)によって成膜した結果
である。単なる蒸気圧法だけでは膜内でのGe濃度が不
均一であり、グレーデッドインデックス型となって安定
ドープされていないことが確認された。
【0029】なお分岐管22の接続部分40は、図6に
示す分岐管22のように、メイン配管20に対して後側
に90°以内の角度θで傾けて接続してもよいし、ある
いは図7に示す接続部分40のように、メイン配管20
の内径よりも小さい内径のベンチュリー管に相当する内
面形状の継手部材50を用いることによって、合流部4
1におけるメインストリームS1の流速を早めて前述の
ベンチュリー効果を高めるようにしてもよい。
【0030】なお、前述のベンチュリー効果を適用でき
るのはメイン配管20に対するGeドープ用の分岐管2
2の合流部41に限ることはなく、例えば図8に示す配
管系60のように、例えばTEOS供給用の材料ガス供
給源13とメイン配管20とをつなぐ分岐管61の接続
部分62に適用することもできる。
【0031】図8はこの発明の第2の実施形態の成膜装
置10を示している。この実施形態の成膜装置10の配
管系60も、前記実施形態と同様に反応室11と酸素供
給源12をつなぐメイン配管20と、Geドープ用の材
料ガス供給源14に接続される分岐管22などを備えて
いる。Geドープ用の分岐管22は、前記実施形態と同
様に、合流部41において大量でかつ高速で流れるO2
ガスのメインストリームS1中にGeの流れS2を引き
込むことができるようにメイン配管20の側面に開口し
ている。
【0032】TEOS用の材料ガス供給源13に接続さ
れる分岐管61は、メイン配管20の途中の接続部分6
2においてメイン配管20に接続されている。そしてこ
の接続部分62において、前記メインストリームS1中
にTEOSの流れS3を引き込むことができるようにメ
イン配管20の流線の側方に分岐管61を開口させ、そ
の開口部付近に静圧低下を生じさせるようにしている。
従ってこの実施形態の場合、TEOS供給用の材料ガス
供給源13と、Geドープ用の材料ガス供給源14とが
第2のガス供給源に相当する。
【0033】一方の材料ガス供給源13は蒸気圧法によ
ってSiを含むガスを発生し、その蒸気圧によってガス
をソース配管21に送り出す。他方の材料ガス供給源1
4も蒸気圧法によってGeを含むガスを発生し、その蒸
気圧によってガスをソース配管21に送り出す。
【0034】このような第2の実施形態は、大量のO2
ガスが流れるメイン配管20中のメインストリームS1
に、Geドープ用の分岐管22とTEOS供給用の分岐
管61を接続し、これら2種類の材料ガスの流れS2,
S3を各合流部41,63において同時にメイン配管2
0中に引き込むようにした。
【0035】このような配管系60により、3種類のガ
ス(O2 ,TEOS,Ge)がメイン配管20の内部に
おいて反応室11に至る途中で十分ミキシングされ、安
定的な膜質が形成されるようになった。この結果、TE
OSのドープ量で左右される成膜の速度(成膜レート)
を測定したことろ、安定導入できていることが確認でき
た。
【0036】なお、この発明を実施するに当たって、配
管系を構成するメイン配管や分岐管あるいはその接続部
分の形状や構成、ガス供給源や反応室等の態様をはじめ
として、この発明の各構成要素をそれぞれ適宜に変形し
て実施できることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】本発明の光導波路成膜装置と成膜方法に
よれば、第2のガスの蒸気圧が必要以上に高くなくて
も、第1のガスのメインストリームを利用して第2のガ
スを反応室まで安定的に供給することができる。本発明
を光導波路用の成膜装置のGeドープ配管に適用した場
合には、Geドープ量が安定なものになるため、所望の
安定的なコア層の屈折率制御を行なうことができる。ま
たTEOS配管に適用した場合には、TEOS流量が安
定するため、成膜のレート(成膜速度)が安定し、その
結果、所望の高品質の膜厚が得られる。
【0038】しかも本発明によれば、複数種類のガスが
反応室に達する前にガスどうしのミキシングが十分にな
されるため、成膜された膜質がさらに安定することにな
る。そしてこれらのことにより、例えば光導波路のコア
層などの屈折率制御を高精度に行なうことができ、再現
性に優れ、かつ、歩留まりの良い光導波路製造が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の光導波路成膜装置の構
成を模式的に示す概略図。
【図2】 図1に示された成膜装置の配管系の一部の断
面図。
【図3】 Geドープ量と比屈折率差との関係を示す
図。
【図4】 図1に示された成膜装置によって成膜された
導波路コア層のGe濃度を示す図。
【図5】 従来の成膜装置によって成膜された導波路コ
ア層のGe濃度を示す図。
【図6】 図1に示された成膜装置における配管系の合
流部の変形例を示す断面図。
【図7】 図1に示された成膜装置における配管系の合
流部のさらに別の変形例を示す断面図。
【図8】 この発明の第2の実施形態の光導波路成膜装
置を模式的に示す該略図。
【図9】 バブリング法を実施する装置を模式的に示す
断面図。
【図10】 蒸気圧法を実施する装置を模式的に示す断
面図。
【符号の説明】
10…光導波路成膜装置 11…反応室 12…酸素供給源(第1のガス供給源) 13,14…ガス供給源 20…メイン配管 22…分岐管 22b…開口部 40…接続部分 41…合流部 61…分岐管 62…接続部分 63…合流部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−94426(JP,A) 特開 平3−126872(JP,A) 特開 平11−12740(JP,A) 特開 平3−220506(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/13 C23C 16/455

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応室に接続されるメイン配管と、 前記メイン配管に第1のガスとしての酸素を供給するこ
    とにより前記メイン配管の内部に前記反応室に向かって
    高速で通過するメインストリームを生じさせる第1のガ
    ス供給源と、 前記メイン配管の途中に接続される分岐管と、光導波路の材料ガスである 第2のガスを発生しかつその
    蒸気圧によって第2のガスを前記分岐管に送り出す第2
    のガス供給源とを有し、 前記メイン配管と前記分岐管との接続部分には、前記分
    岐管を前記メインストリームの流れ方向に対し側方に開
    口させ、前記メインストリームによって前記分岐管の開
    口部付近に生じさせた静圧低下に基いて該開口部から第
    2のガスを前記メインストリーム中に引き込むことによ
    って前記メイン配管中の前記酸素ガスに前記第2のガス
    を混流させる合流部を構成したことを特徴とする光導波
    路成膜装置。
  2. 【請求項2】前記第1のガスがCVD用反応室に用いる
    酸素であり、第2のガスがGeを含むアルコキシド(al
    koxide)または、Geを含む液体ソースであることを特
    徴とする請求項1記載の光導波路成膜装置。
  3. 【請求項3】前記第1のガスがCVD用反応室に用いる
    酸素であり、第2のガスがSiを含むアルコキシドまた
    は、Siを含む液体ソースであることを特徴とする請求
    項1記載の光導波路成膜装置。
  4. 【請求項4】反応室と酸素供給源とをつなぐメイン配管
    の内部に前記反応室に向かってO2ガスを高速で通過さ
    せることにより、このメイン配管の内部にO2 ガスのメ
    インストリームを生じさせ、前記メイン配管の途中に設
    けた合流部において分岐管を前記メインストリームの流
    れ方向に対し側方に開口させ、前記メインストリームに
    よって前記分岐管の開口部付近に静圧低下を生じさせ、
    その負圧により前記開口部から光導波路の材料ガスであ
    第2のガスを前記メインストリーム中に引き込むこと
    により、前記メイン配管中の前記O 2 ガスに前記第2の
    ガスを混流させることを特徴とする光導波路成膜方法。
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