JP3436897B2 - 空気調和機の風向制御方法 - Google Patents

空気調和機の風向制御方法

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JP3436897B2
JP3436897B2 JP22235599A JP22235599A JP3436897B2 JP 3436897 B2 JP3436897 B2 JP 3436897B2 JP 22235599 A JP22235599 A JP 22235599A JP 22235599 A JP22235599 A JP 22235599A JP 3436897 B2 JP3436897 B2 JP 3436897B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の制御
方法に関し、さらに詳細には、居住空間に向けて集中的
に吹出し流を送出するための空気調和機の風向制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機により暖房又は冷房を行う際
に、室内の居住空間に向けて集中的な吹出し流を送出
し、暖房感や冷房感を室内の人に積極的に与えたい場合
がある。
【0003】かかる集中的な吹出し流の形成方法とし
て、特開平10−253143号公報に記載されたもの
が知られている。図13は、従来の空気調和機の室内機
を示す断面図である。図13において、1は前面カバ
ー、2は空気の吸込口、3は熱交換器、4は送風ファ
ン、5はリアガイダ、6はスタビライザ、8は空気の吹
出口である。
【0004】送風ファン4により空気吸込口2から導入
された空気が、スタビライザ6とリアガイダ5により形
成された送風路7を介して、空気吹出口8から送出され
る。空気吹出口8近傍に、複数の風向左右羽根10が左
右方向に回動自在に軸支されており、風の流れを左右方
向に変化させる。また、空気吹出口8に、風向上下羽根
9が上下方向に回動自在に軸支されており、風の流れを
上下方向に変化させる。
【0005】図14(a)及び(b)は、風向左右羽根
10の状態を示す概略図である。風向左右羽根10は、
空気吹出口8の中心を境に両側に分かれ、さらに、空気
吹出口の中央部8a近傍の風向左右羽根10aと、空気
吹出口の左右部8b近傍の風向左右羽根10bに分かれ
て配設されている。空気吹出口左右部の風向左右羽根1
0bのうち、空気吹出口の両端に位置する数枚の風向左
右羽根10cは、回動軸に対して傾斜して設置されてい
る。風向左右羽根10a及び10bは、区分ごとに連結
桟13によって連結されており、空気吹出口左右部の風
向左右羽根10bは、可動式の台座12上に支持されて
いる。
【0006】図14(a)に示すように、定常状態にお
いては、全ての風向左右羽根10の角度は、吹出し方向
に平行な位置に設定されている。これにより、左右方向
に均一な吹出し流が送出される。
【0007】一方、図14(b)に示すように、集中的
な吹出し流を送出する場合は、空気吹出口中央部の風向
左右羽根10aの角度は、やや内向きの平行位置に回転
し、空気吹出口左右部の風向左右羽根10bは、左右羽
根10b自身が風を遮蔽するように回転すると共に左右
羽根10bを保持する台座12が正面上方から見て逆ハ
の字状に回転する。台座12を逆ハの字状に回転させる
のは、送風ファンのバサツキ音を防止し、空気の流れを
中央の空気吹出口8aに収束させるためである。かかる
風向左右羽根10の配置により、左右の空気吹出口8b
がほぼ遮蔽され、空気の流れが中央の吹出口中央8aに
収束される結果、中央の空気吹出口8aから集中的な吹
出し流が送出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術においては、空気吹出口の左右部8bを、複数の風向
左右羽根10bの重ね合わせにより遮蔽するため、図1
5に模式的に示すように、風向左右羽根10b同士の隙
間から気流が漏洩してしまい、空気吹出口中央部におい
て十分な流速が得られない問題があった。吹出し流の流
速が不十分であっては、室内の居住者に十分な暖房感や
冷房感を与えることができない。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、集中的な吹出し流の流速を高めて居住空間の
快適性を向上する空気調和機の風向制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の風向羽根制御方法は、室
内機内部に、室内熱交換器と、送風ファンと、空気吹出
口に上下方向に回動可能に軸支され、風向きを垂直方向
に変化させる風向上下羽根と、空気吹出口近傍に左右方
向に回動可能に軸支され、風向きを水平方向に変化させ
る複数の風向左右羽根を備え、上記風向上下羽根が、水
平方向に3分割された空気調和機において、上記複数の
風向左右羽根の角度を、送出される風向きが中央寄りと
なる位置に設定する共に、上記3分割された風向上下羽
根のうち、中央の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が
開放となる位置に設定する一方、左右の風向上下羽根の
角度を、上記中央の風向上下羽根の開放位置よりも空気
吹出口を閉塞する方向の位置に設定することを特徴とす
る。
【0011】また、請求項2に記載の風向制御方法は、
上記複数の風向左右羽根のうち、上記中央の風向上下羽
根近傍の風向左右羽根の角度を送風経路が開放となる位
置に設定する一方、上記左右の風向上下羽根近傍の風向
左右羽根を送風経路がほぼ遮蔽される位置に設定するこ
とを特徴とする。
【0012】さらに、請求項3に記載の風向制御方法
は、上記複数の風向左右羽根のうち、上記左右の風向上
下羽根近傍の風向左右羽根を、略水平方向に回動自在な
左右の共通台座に保持し、該左右の共通台座を上記中央
の風向上下羽根に近い端部が他端部よりも風下側となる
逆ハの字状に回動させたことを特徴とする。
【0013】また、請求項4に記載の風向制御方法は、
暖房運転時において、上記室内熱交換器の温度が低温部
又は高温部にある時は、上記3分割された風向上下羽根
の角度を、大略同一の位置に設定する一方、上記熱交換
器の温度が中温部にある時は、上記3分割された風向上
下羽根のうち、中央の風向上下羽根の角度を、空気吹出
口が開放となる位置に設定し、左右の風向上下羽根を、
空気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定
することを特徴とする。
【0014】さらに、請求項5に記載の風向制御方法
は、暖房運転時において、上記室内熱交換器の温度が安
定する前は、上記3分割された風向上下羽根の角度を大
略同一の位置に設定する一方、上記室内熱交換器の温度
が安定した後は、上記3分割された風向上下羽根のう
ち、中央の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放と
なる位置に設定し、左右の風向上下羽根を、空気吹出口
が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定することを
特徴とする。
【0015】またさらに、請求項6に記載の風向制御方
法は、暖房運転時において、上記室内熱交換器の温度が
上記送風ファンの送風量に応じて定められた所定温度よ
りも高い時は、上記左右の共通台座を平行に配置する一
方、上記室内熱交換器の温度が上記所定温度以下の時
は、上記左右の共通台座を逆ハの字状に回動させること
を特徴とする。
【0016】また、請求項7に記載の風向制御方法は、
冷房運転時において、上記室内熱交換器の温度が安定し
た後は、上記3分割された風向上下羽根の角度を大略同
一の位置に設定する一方、上記室内熱交換器の温度が安
定する前は、上記3分割された風向上下羽根のうち、中
央の風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位
置に設定し、左右の風向上下羽根を、空気吹出口が閉塞
となる位置からやや開いた位置に設定することを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の制御方法に係る空気
調和機の室内機を示す斜視図であり、図2は、そのII-I
I線断面図である。図1及び2において、1は前面カバ
ー、2は空気の吸込口、3は室内熱交換器、4は送風フ
ァン、5はリアガイダ、6はスタビライザ、8は空気の
吹出口である。送風ファン4により空気吸込口2から導
入された空気が、スタビライザ6とリアガイダ5により
形成された送風路7を介して、空気吹出口8から送出さ
れる。空気吹出口8近傍に、複数の風向左右羽根20が
左右方向に回動自在に軸支されており、風の流れを左右
方向に変化させる。また、空気吹出口8に、風向上下羽
根19a及び19bが上下方向に回動自在に軸支されて
おり、風の流れを上下方向に変化させる。風向上下羽根
は、水平方向に3分割されており、中央の風向上下羽根
(中央風向上下羽根)19aと、左右の風向上下羽根
(左右風向上下羽根)19bから成る。左右風向上下羽
根19bは互いに連動する一方、中央風向上下羽根19
aは上記左右の風向上下羽根19bとは独立して回動す
る。
【0018】図3(a)は、風向左右羽根20の配置を
示す概略図である。風向左右羽根20は、空気吹出口8
の中心を境に両側に分かれており、さらに、中央風向上
下羽根19a近傍にある中央風向左右羽根20aと、左
右風向上下羽根19b近傍にある左右風向左右羽根20
bとに分かれて配設されている。左右風向左右羽根20
bのうち、両端に位置する数枚の風向左右羽根20c
は、その回動軸に対して傾斜して設置されている。風向
左右羽根20a及び20bは、区分ごとに連結桟23に
よって連結されており、左右風向左右羽根20bは、略
水平方向に回動自在に軸支された台座22上に支持され
ている。
【0019】本発明の空気調和機の風向制御方法におい
ては、空気吹出口8の中央部から集中的な吹出し流を送
出するために、中央風向左右羽根20a及び左右風向左
右羽根20bの角度を送出される風向きが中央寄りとな
るように内向きに設定すると共に、中央風向上下羽根1
9aの角度を空気吹出口8が開放となる位置に設定する
一方、左右風向上下羽根19bの角度を空気吹出口8が
閉塞となる位置からやや開いた位置に設定する。かかる
風向羽根の配置により、図4に模式的に示すように、中
央風向左右羽根20a及び左右風向左右羽根20bによ
り中央に向かう空気の流れを形成し、さらに左右風向上
下羽根19bによって左右の空気の流れを遮断して空気
吹出口8の中央部に集中させるため、吹出し流の流速を
高めて、居住者に強力な温風又は冷風を送出することが
できる。
【0020】本発明の風向制御方法における風向上下羽
根及び風向左右羽根の好ましい角度設定について説明す
る。まず、風向上下羽根について説明する。図5は、風
向上下羽根の角度設定を模式的に示す斜視図である。水
平を0°、垂直下方を90°とし、中央風向上下羽根1
9aの角度をθa、左右風向上下羽根19bの角度をθ
bとする。中央風向上下羽根19aの角度θaは、空気
吹出口8の中央部が開放となるような位置であれば良
く、例えば0°≦θa≦80°、より好ましくは10°
≦θa≦70°、さらに好ましくは20°≦θa≦60
°に設定することができる。一方、左右風向上下羽根1
9bの角度θbは、空気吹出口8の中央部に吹出し流を
集中させるために、上記中央風向上下羽根19aよりも
空気吹出口8が閉塞となる位置に設定することを基本に
し、好ましくは空気吹出口8の閉塞位置(θb=140
°)からやや開いた回動位置、例えば80°≦θb<1
40°、より好ましくは90°≦θb≦130°、さら
に好ましくは100°≦θb≦120°に設定する。左
右風向上下羽根19bを空気吹出口8が閉塞となる位置
からやや開くのは、空気吹出口8の左右部を閉塞して
は、空気吹出口の8中央部から送出される吹出し流の吸
引効果によって空気吹出口8の左右部近傍の送風路7が
減圧状態となり、吹出し流の気流が乱れる結果、却って
流速が低下するとともに気流音(バサバサ音)を生じて
しまうからである。
【0021】図6は、暖房運転時における左右風向上下
羽根19bの回動角度θbと、床面到達最高温度の関係
を示すグラフである。床面到達最高温度は、吹出し温度
と吹出し流の流速に依存している。そして、上記床面温
度が最高温度になる様に中央風向上下羽根19aの回動
角度はθa=50°に固定している。図6より分かるよ
うに、左右風向上下羽根19bの角度が、空気吹出口8
が閉塞となる位置(θb=140°)からやや開いた位
置(θb=110°)にある時に床面到達温度が最高と
なっている。
【0022】次に、風向左右羽根の角度設定について説
明する。中央に向かう空気の流れを形成するための風向
左右羽根の角度設定の例を、図3(b)、(c)及び
(d)に示す。図3(b)においては、中央風向左右羽
根20a及び左右風向左右羽根20bは、内向きに適当
な角度(例えば約30°程度)傾けて設定している。空
気の流れをさらに中央に集中させるために、図3(c)
に示すように、左右風向左右羽根20bのみをさらに内
向きに回転させて、左右風向左右羽根20bの角度を空
気吹出口8の左右部の吹出し流を遮蔽する位置に設定す
ることが好ましい。またさらに、空気吹出し口の左右部
の空気を円滑に中央部に収束させるため、図3(d)に
示すように、左右風向左右羽根20bを保持している台
座22を中央風向左右羽根20aに近い端部が他端より
も風下側となるように逆ハの字状に回転させることが好
ましい。この台座22の回転の駆動源としては、モー
タ、プランジャ機構等で実現できる。
【0023】かかる風向左右羽根及び風向上下羽根の配
置による吹出し流の流速向上の効果を、床面温度の測定
により確認した結果を図7に示す。図7(a)及び
(b)は、空調機25により室内を暖房した時の床面温
度の室内分布を示しており、室内の各区画毎に所定の隅
部の温度を測定した結果を数値で示している。図7
(a)においては、風向左右羽根を図3(d)に示す角
度設定とし、中央風向上下羽根の角度θa及び左右風向
上下羽根の角度θbをいずれも50°としている。図7
(b)においては、風向左右羽根を図3(d)に示す角
度設定とし、中央風向上下羽根の角度θaを50°、左
右風向上下羽根の角度θbを110°としている。即
ち、図7(a)は、風向左右羽根のみによって集中的な
吹出し流を形成した場合の温度分布を示し、図7(b)
は、本発明の風向制御方法によって集中的な吹出し流を
形成した場合の温度分布を示す。図7(a)及び(b)
より分かるように、本発明の風向制御方法によれば、吹
出し流の流速を高めて、床面到達最高温度を向上するこ
とができる。
【0024】次に、本発明に係る風向制御方法を用いて
空気調和機を暖房運転する時の、風向制御の一例につい
て説明する。図8は、風向制御を行う制御系を示すブロ
ック図である。制御部35には、運転モード設定入力手
段29、風向設定入力手段30、風量設定入力手段3
1、室内温度設定入力手段32、室内温度検知手段3
3、室内配管温度検知手段34、中央風向上下羽根角度
変更手段36、左右風向上下羽根角度変更手段37、中
央風向左右羽根角度変更手段39、左右風向左右羽根角
度変更手段40、風向左右羽根台座角度変更手段42が
電気的に接続している。
【0025】図9及び10は、暖房運転時の制御部35
による風向制御を示すフローチャートである。ユーザー
の設定、室内温度等により、空気吹出口中央部から集中
的な吹出し流を送出する「スポット駆動」を行うか、空気
吹出口全面から吹出し流を送出する「通常駆動」を行うか
を決定する。まず、ステップS1において、ユーザがリ
モートコントローラ等により設定した、運転モード設
定、風向設定、風量設定及び室内温度設定(tr0)の入
力値が更新される。尚、運転モード設定は、ユーザの望
む運転パワーを設定するものであり、例えば「高能力運
転」、「通常運転」の2種類である。風向設定は、ユーザ
の望む吹出し流の方向を設定するものであり、例えば
「自動」、「パラレル」、「ワイド」、「スポット」、「左」、
「右」、「左スポット」、「右スポット」の8種類がある。こ
こで、「パラレル」とは正面向きの平行な風向を、「ワイ
ド」とは左右に広がった風向を、「スポット」とは正面に
集中した風向を、「左」とは左向きの風向を、「右」とは右
向きの風向を、「左スポット」とは左向きに集中した風向
を、「右スポット」とは右向きに集中した風向を意味す
る。風量設定は、吹出し流の流速を設定するものであ
り、これには「自動」及び5段階の手動設定(SHI、M
+、Me、Me-、Lo)がある。ここで、SHI、M
+、Me、Me-、Loとは、各々風量が、最強、やや
強い、中間、やや弱、最弱であることを意味する。
【0026】次に、ステップS2において、運転モード
が「高能力運転」でない時は、ステップS17に移行して
通常駆動を行う一方、運転モードが「高能力運転」である
時は、ステップS3に移行する。ステップS3におい
て、風向設定が、「自動」、「パラレル」、「ワイド」又は
「スポット」のいずれでもない場合には、ステップS17
に移行して通常駆動を行う一方、風向設定が上記いずれ
かである場合には、ステップS4に移行する。
【0027】次に、ステップS4において、室内温度t
rを検知した後、ステップS5に移行し、(tr-tr0
>−2.0が成立しない時は、ステップS17に移行し
て通常駆動を行う一方、成立する時はステップS6に移
行する。ステップS6において、運転時間T1(分)を
計算し、T1が20分よりも長い時はステップS17に
移行して通常駆動を行う一方、T1が20分以下の時は
ステップS8に移行する。
【0028】尚、ステップS5は、室内温度が安定した
か否かの判断を行うものであり、室内温度が安定するま
ではスポット駆動を行わないようにするものである。ス
ポット駆動は、送風が特定方向に限られ、室内全体の温
度分布が悪い状態になってしまうものである。従って、
室内温度安定前にスポット駆動を行っては室内温度が十
分に上昇しないからである。また、ステップS6におい
て運転開始20分以降でなければスポット駆動を行わな
いのは、運転開始直後にスポット駆動を行っては、冷凍
サイクルの負荷が過負荷となり、圧縮機に負荷がかかる
ためである。
【0029】次に、ステップS8において、前回通常駆
動開始からの経過時間T2(分)を計算し、T2が15分
よりも短い時は、ステップS17に移行して通常駆動を
行う一方、T2が15分以下の時はステップS10に移
行する。
【0030】次に、ステップS10において室内配管温
度(=室内熱交換器温度)tp(℃)を検知し、ステッ
プS11からS15において、風量設定によって異なる
基準値との大小を比較し、通常駆動を行うかスポット駆
動を行うかの判断を行う。尚、かかる判断を行う理由に
ついては後述する。
【0031】ステップS11からS15について詳細に
説明する。まず、ステップS11において、風量設定が
「SHI」でない時には、ステップS13に移行する一
方、風量設定が「SHI」である時は、ステップS12に
移行し、tpが45℃よりも高い時にはステップS17
に移行して通常駆動をする一方、tpが45℃以下の時
にはステップS16に移行してスポット駆動を行う。ス
テップ13において、風量設定が「自動」、「Me+」又は
「Me」でない時にはステップS15に移行する一方、風
量設定が「自動」、「Me+」又は「Me」である時にはステ
ップS14に移行し、tpが49℃よりも高い時はステ
ップS17に移行して通常駆動を行う一方、tpが49
℃以下の時にはステップS16に移行してスポット駆動
を行う。ステップS15においては、tpが55℃より
も高い時はステップS17に移行して通常駆動を行う一
方、tpが55℃以下の時にはステップS16に移行し
てスポット駆動を行う。
【0032】ステップS16のスポット駆動、及びステ
ップS17の通常駆動においては、図11に示す室内配
管温度の領域A、B、C、D、Eごとに決められた設定
に基づいて、中央風向上下羽根、左右風向上下羽根、中
央風向左右羽根、左右風向左右羽根、及び風向左右羽根
台座の角度を設定する。尚、ハンチング防止のため、温
度上昇時と温度下降時とで各領域の境界温度に2〜3℃
の差温を持たせている。
【0033】ステップS16において、スポット駆動を
行う時の各温度領域における風向羽根の角度設定は表1
の通りである。
【表1】
【0034】表1に示すように、室内配管温度(=室内
熱交換温度)tpが、低温域(領域A又はB)又は高温
域(領域D又はE)にある時は、空気吹出口全面から吹
出し流を送出する一方、室内配管温度が中温域にある時
は、空気吹出口の中央部から集中的な吹出し流を送出す
る。室内配管温度は、吹出し流の温度と相関している。
室内配管温度が低温域にある時に集中的な吹出し流を送
出しないのは、居住者に冷風感を与えないようにすると
ともに、室内周縁も良好な温度分布を得るためである。
一方、室内配管温度が高温域にある時に集中的な吹出し
流としないのは、室内配管の過熱を防止するためであ
る。
【0035】ステップS17において、通常駆動を行う
時の各温度領域における風向羽根の角度設定は表2の通
りである。
【表2】
【0036】尚、ステップS11からS15において、
風量設定によって異なる配管温度の基準値を設定したの
は、以下の理由による。スポット駆動においては、温度
領域がC領域に入ると、左右風向左右羽根が遮蔽位置に
回転すると共に風向左右羽根台座が逆ハの字状に回転す
る。しかし、風量が大きな場合にこのような風向羽根の
配置にすると、過負荷となって配管温度が上昇し、C領
域からすぐにD領域に遷移する結果、風向羽根の動作が
不安定となる。そこで、風量設定が高い程、配管温度の
基準値を低くし、配管温度がかかる基準値以下の時にの
みスポット駆動を行うことにより、風向羽根の動作を安
定化させる。
【0037】次に、本発明に係る風向制御方法を用いて
空気調和機を冷房運転する時の、風向制御の一例につい
て説明する。図12は、冷房運転時の空気調和機25の
制御部35による風向制御を示すフローチャートであ
る。まず、ステップS21において、ユーザが設定した
運転モード設定、風向設定、及び室内温度設定(tr0
の入力値が更新される。
【0038】ステップS22において、運転モードが
「高能力運転」でない時は、ステップS29に移行して通
常駆動を行う一方、運転モードが「高能力運転」である時
は、ステップS23に移行する。ステップS23におい
て、風向設定が「自動」、「パラレル」、「ワイド」又は「ス
ポット」のいずれでもない場合には、ステップS29に
移行して通常駆動を行う一方、風向設定が上記いずれか
である場合には、ステップS24に移行する。ステップ
S24において、室内温度trを検知した後、ステップ
S25に移行し、5分間連続して(tr-tr0)<2.0
が成立する時は、ステップS29に移行して通常駆動を
行う一方、成立しない時はステップS26に移行する。
ステップS26において、高能力運転開始からの経過時
間T3(分)を計算し、T3が20分以上の時はステップ
S29に移行して通常駆動を行う一方、T3が20分よ
りも短い時はステップS28に移行してスポット駆動を
行う。
【0039】尚、ステップS24は、室内温度が安定し
た場合にはスポット駆動を行わないようにしたものであ
る。室内温度安定後は室内温度が十分に下がっているた
め、スポット駆動を行って居住者に冷風を集中しては却
って不快感を与えるからである。また、同様の理由か
ら、ステップS26において、高能力運転開始から一定
時間経過後は、強制的にスポット駆動を終了させる。
【0040】ステップS28のスポット駆動、ステップ
S29の通常駆動においては、表3に従って風向羽根の
角度が設定される。
【表3】
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、下記の効果を奏する。本発明の請求項1に
記載の風向羽根制御方法によれば、風向上下羽根が、水
平方向に3分割された空気調和機において、複数の風向
左右羽根の角度を、送出される風向きが中央寄りとなる
位置に設定する共に、中央風向上下羽根の角度を、空気
吹出口が開放となる位置に設定する一方、左右風向上下
羽根を、上記中央風向上下羽根の開放位置よりも空気吹
出口を閉塞する方向の位置に設定するため、風向左右羽
根により中央に向かう空気の流れを形成し、さらに空気
吹出口を閉塞方向に作用する左右風向上下羽根によって
左右の空気の流れを空気吹出口の中央部に集中させるた
め、吹出し流の流速を高めて、居住空間の快適性を向上
することができる。
【0042】また、請求項2に記載の風向制御方法によ
れば、上記複数の風向左右羽根のうち、左右風向左右羽
根の角度を送風経路が開放となる位置に設定する一方、
中央風向左右羽根を送風経路がほぼ遮蔽される位置に設
定するため、空気吹出口の中央部に吹出し流を集中させ
て、吹出し流の流速をさらに高めることができる。
【0043】さらに、請求項3に記載の風向制御方法に
よれば、上記複数の風向左右羽根のうち、左右風向左右
羽根を、略水平方向に回動自在な左右の共通台座に保持
し、該左右の共通台座を中央風向上下羽根に近い端部が
他端部よりも風下側となる逆ハの字状に回動させたた
め、空気吹出口の中央部に吹出し流を集中させて、吹出
し流の流速を一層高めることができる。
【0044】また、請求項4に記載の風向制御方法によ
れば、暖房運転時において、室内熱交換器の温度が低温
部又は高温部にある時は、風向上下羽根の角度を大略同
一の位置に設定する一方、上記熱交換器の温度が中温部
にある時は、中央風向上下羽根の角度を、空気吹出口が
開放となる位置に設定し、左右風向上下羽根を、空気吹
出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定するた
め、居住者に冷風を吹き付けて不快感を与えることや、
室内熱交換器が過熱することを防止することができる。
【0045】さらに、請求項5に記載の風向制御方法に
よれば、暖房運転時において、室内熱交換器の温度が安
定する前は、風向上下羽根の角度を大略同一の位置に設
定する一方、室内熱交換器の温度が安定した後は、中央
風向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置に
設定し、左右風向上下羽根を、空気吹出口が閉塞となる
位置からやや開いた位置に設定するため、室内温度を希
望温度まで円滑に上昇させることができる。
【0046】またさらに、請求項6に記載の風向制御方
法によれば、暖房運転時において、室内熱交換器の温度
が送風ファンの送風量に応じて定められた所定温度より
も高い時は、左右の共通台座を平行に配置する一方、室
内熱交換器の温度が所定温度以下の時は、左右の共通台
座を逆ハの字状に回動させるため、風向羽根を安定に動
作させることができる。
【0047】また、請求項7に記載の風向制御方法によ
れば、冷房運転時において、室内熱交換器の温度が安定
した後は、風向上下羽根の角度を大略同一の位置に設定
する一方、室内熱交換器の温度が安定する前は、中央風
向上下羽根の角度を、空気吹出口が開放となる位置に設
定し、左右風向上下羽根を、空気吹出口が閉塞となる位
置からやや開いた位置に設定するため、室内温度が低い
時に居住者に冷風を吹き付けて不快感を与えることを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の風向制御方法に係る空気調
和機の室内機を示す斜視図である。
【図2】 図2は、図1に示す空気調和機のII−II線断
面図である。
【図3】 図3(a)、(b)、(c)及び(d)は、
本発明の風向制御方法に係る風向左右羽根の配置を示す
概略図である。
【図4】 図4は、本発明の風向制御方法における気流
を示す模式図である。
【図5】 図5は、本発明の風向制御方法に係る風向上
下羽根の角度設定を示す模式図である。
【図6】 図6は、本発明の風向制御方法における左右
風向上下羽根の角度設定と、床面到達最高温度の関係を
示すグラフである。
【図7】 図7(a)は、従来の風向制御方法により、
図7(b)は、本発明の風向制御方法により暖房を行っ
た時の室内床面温度の分布を示す温度分布図である。
【図8】 図8は、本発明の風向制御方法に係る空気調
和機の風向制御系を示すブロック図である。
【図9】 図9は、本発明の風向制御方法により暖房を
行う場合の、風向制御の一例を示すフローチャートであ
る。
【図10】 図10は、本発明の風向制御方法により暖
房を行う場合の、風向制御の一例を示すフローチャート
である。
【図11】 図11は、室内配管温度領域の区分を示す
概略図である。
【図12】 図12は、本発明の風向制御方法により冷
房を行う場合の、風向制御の一例を示すフローチャート
である。
【図13】 図13は、従来の風向制御方法に係る空気
調和機を示す断面図である。
【図14】 図14は、従来の風向制御方法に係る風向
左右羽根の角度設定を示す概略図である。
【図15】 図15は、従来の風向制御方法による気流
を示す模式図である。
【符号の説明】
1 前面カバー、 2 空気吸込口、 3 室内熱交換器、 4 送風ファン、 5 リアガイダ、 6 スタビライザ、 7 送風路、 8 空気吹出口、 19a 中央風向上下羽根、 19b 左右風向上下羽根、 20a 中央風向左右羽根、 20b 左右風向左右羽根、 22 風向左右羽根台座。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平谷 壽士 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−227519(JP,A) 特開2001−41557(JP,A) 特開 平7−19514(JP,A) 特開 平5−79690(JP,A) 特開 平9−196453(JP,A) 特開 平10−253143(JP,A) 特開 平9−324947(JP,A) 実開 平4−64043(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機内部に、室内熱交換器と、送風フ
    ァンと、空気吹出口に上下方向に回動可能に軸支され、
    風向きを垂直方向に変化させる風向上下羽根と、空気吹
    出口近傍に左右方向に回動可能に軸支され、風向きを水
    平方向に変化させる複数の風向左右羽根を備え、上記風
    向上下羽根が、水平方向に3分割された空気調和機にお
    いて、 上記複数の風向左右羽根の角度を、送出される風向きが
    中央寄りとなる位置に設定する共に、上記3分割された
    風向上下羽根のうち、中央の風向上下羽根の角度を、空
    気吹出口が開放となる位置に設定する一方、左右の風向
    上下羽根の角度を、上記中央の風向上下羽根の開放位置
    よりも空気吹出口を閉塞する方向の位置に設定する空気
    調和機の風向制御方法。
  2. 【請求項2】 上記複数の風向左右羽根のうち、上記中
    央の風向上下羽根近傍の風向左右羽根の角度を送風経路
    が開放となる位置に設定する一方、上記左右の風向上下
    羽根近傍の風向左右羽根を送風経路がほぼ遮蔽される位
    置に設定する請求項1記載の風向制御方法。
  3. 【請求項3】 上記複数の風向左右羽根のうち、上記左
    右の風向上下羽根近傍の風向左右羽根を、略水平方向に
    回動自在な左右の共通台座に保持し、該左右の共通台座
    を上記中央の風向上下羽根に近い端部が他端部よりも風
    下側となる逆ハの字状に回動させた請求項2記載の風向
    制御方法。
  4. 【請求項4】 暖房運転時において、上記室内熱交換器
    の温度が低温部又は高温部にある時は、上記3分割され
    た風向上下羽根の角度を、大略同一の位置に設定する一
    方、上記熱交換器の温度が中温部にある時は、上記3分
    割された風向上下羽根のうち、中央の風向上下羽根の角
    度を、空気吹出口が開放となる位置に設定し、左右の風
    向上下羽根を、空気吹出口が閉塞となる位置からやや開
    いた位置に設定する請求項1記載の風向制御方法。
  5. 【請求項5】 暖房運転時において、上記室内熱交換器
    の温度が安定する前は、上記3分割された風向上下羽根
    の角度を大略同一の位置に設定する一方、上記室内熱交
    換器の温度が安定した後は、上記3分割された風向上下
    羽根のうち、中央の風向上下羽根の角度を、空気吹出口
    が開放となる位置に設定し、左右の風向上下羽根を、空
    気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定す
    る請求項1記載の風向制御方法。
  6. 【請求項6】 暖房運転時において、上記室内熱交換器
    の温度が上記送風ファンの送風量に応じて定められた所
    定温度よりも高い時は、上記左右の共通台座を平行に配
    置する一方、上記室内熱交換器の温度が上記所定温度以
    下の時は、上記左右の共通台座を逆ハの字状に回動させ
    る請求項3記載の風向制御方法。
  7. 【請求項7】 冷房運転時において、上記室内熱交換器
    の温度が安定した後は、上記3分割された風向上下羽根
    の角度を大略同一の位置に設定する一方、上記室内熱交
    換器の温度が安定する前は、上記3分割された風向上下
    羽根のうち、中央の風向上下羽根の角度を、空気吹出口
    が開放となる位置に設定し、左右の風向上下羽根を、空
    気吹出口が閉塞となる位置からやや開いた位置に設定す
    る請求項1記載の風向制御方法。
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