JP3436465B2 - コンクリート成形体の貫通孔形成用型枠の製造方法 - Google Patents

コンクリート成形体の貫通孔形成用型枠の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート成形
体に貫通孔を形成するためにコンクリート成形型枠に嵌
め込まれる貫通孔形成用型枠の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】所定間隔を隔てて対面する一対の型枠開
口を貫通して型枠内に貫通孔形成用型枠(中型)を挿入
し、コンクリート固化後にこの貫通孔形成用型枠を抜去
するコンクリート成形体の貫通孔形成技術において、両
端部が型枠開口に保持されるゴム筒体によりこの中型を
構成し、型枠内へのコンクリート注入前にこのゴム筒体
内の圧力を高め、コンクリート固化後にこの圧力を低下
させてゴム筒体を縮径させることにより、貫通孔形成用
型枠をコンクリート成形体から容易に抜去するゴムバッ
グ式貫通孔形成用型枠が、例えば特開平1ー10219
7号公報に提案されている。
【0003】上記した貫通孔形成用型枠として用いられ
る従来のゴム筒体の製造は、予め必要形状に形成された
未加硫のゴム筒体に補強布を巻着してから加硫を行うこ
とに実行され、これにより加硫中におけるゴム筒体の膨
潤変形を防止していた。ゴム筒体に巻着されるこの補強
布は、繊維を織成して形成されるためにゴム筒体の膨潤
変形防止効果に優れ、更に、ゴム筒体の形状変更(特に
径長や軸長や断面形状の変更)に容易に対応することも
でき、製造上、実用性に優れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法で作製されたゴム筒体は、どうしてもその外周面に布
目や螺旋状の補強布の縁跡が転写されることになり、そ
の結果として、このゴム筒体をコンクリート成形体の貫
通孔形成用型枠として用いると、貫通孔の内周面にそれ
らが転写されてしまうために、コンクリート固化後にお
けるゴム筒体の剥離、抜去が困難であり、特にコンクリ
ートブロックを多数繋ぎ合わせてその孔内に長尺のケー
ブルやワイヤーを通す場合、この孔の内周面に上記補強
布の表面のざらつきが転写されていると、コレラケーブ
ルなどを引き通す差異の摩擦がおおきく、作業の遂行に
大きな労力が必要となっていた他。となっていた。
【0005】そこで、本発明者は、上記補強布巻着によ
るゴム筒体の外周面への模様転写を防止するために、未
加硫のゴム筒体に軟性のチューブを嵌着してから補強布
を巻着して加硫を行ってみた。その結果によると、軟性
チューブの嵌着により補強布巻着による上記筒体模様転
写は防止できたが、その代わりとして補強布の巻着によ
りその内部の軟性のチューブが皺になったり、軟性のチ
ューブの厚さがばらついたりすることがあり、これによ
りこの軟性のチューブの皺や厚さのばらつきがゴム筒体
の外周面に転写される場合があることが判明した。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、加硫中におけるゴム筒体の変形を防止しつつ、そ
の外周面を平坦化することにより、コンクリート成形体
からの抜去が容易なコンクリート成形体の貫通孔形成用
型枠の製造方法を提供することを、その目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコンクリ
ート成形体の貫通孔形成用型枠の製造方法によれば、マ
ンドレル外周に被着した未加硫のゴム筒体に、このゴム
筒体より周長が小さく内面が平滑の弾性チューブを嵌着
してから補強布を巻着して加硫を行っている。このよう
にすることにより、以下の作用効果を奏することができ
る。
【0008】まず、補強布により加硫中におけるゴム筒
体の膨潤変形を防止することができ、ゴム筒体の形状変
更(特に径長や軸長や断面形状の変更)があっても補強
布を変更する必要がない。次に、弾性チューブの介在に
より補強布の布目がゴム筒体の外周面に転写されること
がなく、更に、ープ状の補強布を巻回した場合に転写さ
れる螺旋状の補強布の縁跡がゴム筒体の外周面に直接転
写されることもなく、この部分を緩やかな傾斜の凹凸と
することができる。また、ゴム筒体の全長をカバーする
幅広の補強布を用いる場合には、段差や上記凹凸をゴム
筒体の長手方向に生じさせないようにすることができ、
その結果として、段差や凹凸がコンクリート成形体の貫
通孔に再転写されることがなく、上記ケーブルやワイヤ
ーの引き通しに対する抵抗を従来より格段に低減するこ
とができる。
【0009】更に、弾性チューブはゴム筒体より周長が
小さく、ゴム筒体に密着し、またゴム筒体に均一な圧縮
応力を加えるので、加硫後のゴム筒体の外周面に皺が生
じたり、局部的に変形が生じたりすることを抑止するこ
ともできる。請求項2記載のコンクリート成形体の貫通
孔形成用型枠の製造方法によれば、弾性チューブが請求
項1の機能を奏するために本来、弾性を有するので、こ
の弾性チューブの弾性を利用して、弾性チューブをゴム
筒体に嵌着するに際し、弾性チューブを空気などのガス
で加圧する。このようにすれば、簡単な工程追加によ
り、弾性チューブを容易にゴム筒体に嵌着することがで
きる。
【0010】請求項1又は2記載のコンクリート成形体
の貫通孔形成用型枠の製造方法によれば、弾性チューブ
が請求項1の機能を奏するために本来、弾性を有するの
で、この弾性チューブの弾性を利用して、弾性チューブ
をゴム筒体から離脱させるに際し、弾性チューブを空気
などのガスで加圧する。このようにすれば、簡単な工程
追加により、弾性チューブを容易にゴム筒体から離脱さ
せることができる。
【0011】
【発明を実施するための形態】弾性チューブが嵌着され
る未加硫のゴム筒体は、ゴムだけで作製されていてもよ
く、あるいは、ゴム筒部に、その芯金や口金となる剛体
管(例えば金属パイプ)やスリーブを取り付けた構成と
してもよい。また、未加硫のゴム筒体は、コンクリート
成形体の貫通孔からの抜去のための収縮機能を損なわな
い程度であれば補強繊維層を内蔵してもよいことはもち
ろんである。
【0012】弾性チューブの素材としては、ゴムが好適
であるが、必要な弾性を有すれば樹脂を用いることもで
きる。この弾性チューブがゴム筒体の加硫工程に繰り返
し供されることを考えると、弾性チューブの素材には耐
熱性ゴムたとえばEPDMやシリコンゴムなどを採用す
ることが好適である。補強布としては、耐熱性繊維例え
ばポリエステル樹脂糸を用いた適当な幅の織布が好適で
あるが、ゴム筒体の膨潤変形を防止できる範囲の剛性及
び加硫工程に耐える耐熱性をもつ範囲で種々の織布を採
用できることはもちろんである。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。本発明の製造方法により作製されたコンクリー
ト成形体の貫通孔形成用型枠であるゴムバッグの一例を
図1の断面図を参照して説明する。
【0014】このゴムバッグは、円筒形状のゴム筒体1
と、ゴム筒体1に嵌入される一対の芯管2、3と、ゴム
筒体1の両端部に個別に嵌着される一対のスリーブ4、
5と、芯管2の外端開口に嵌入固定される圧空送入用の
口金6と、芯管3の外端開口に嵌入固定される栓体7と
からなる。ゴム筒体1の基端部は、芯管2とスリーブ4
とで挟持され、スリーブ4をかしめることにより一体に
固定されている。ゴム筒体1の先端部は、芯管3とスリ
ーブ5とで挟持され、スリーブ5をかしめることにより
一体に固定されている。芯管2、3の先端部はゴム筒体
1の軸方向中央部にそれぞれ達しており、芯管3の先端
部は芯管2の先端部に変位可能に嵌入されいる。この結
果、ゴム筒体1が膨張してその軸方向長が縮小した場合
でも、芯管2、3もそれに追従してスライドして、ゴム
バッグの円滑な膨張変形を可能としている。このゴムバ
ッグは、上述の如く、ゴム筒体1に芯管2、3を嵌入
し、スリーブ4、5を嵌着してかしめ、口金6及び栓体
7を装着、固定することにより簡単に作製される。な
お、芯管2、3は必ずしもゴム筒体の中央部まで伸ばす
必要はなく、スリーブ4、5の内周面側だけには配設し
た構成としてもよい。
【0015】このゴムバッグの使用形態を以下に説明す
る。互いに対面する一対の開口をもつコンクリート成形
用の型枠を組立てた後、これら開口を貫通してこのゴム
バッグを挿入する。なお、上記開口はゴム筒体1の外周
面に接するものとする。次に、口金6に装着した圧空パ
イプ(図示せず)を通じてゴムバッグ内に圧縮空気を送
入し、ゴム筒体1を径方向に膨張させる。これにより、
ゴム筒体1の外周面は型枠の上記両開口に密着され、ゴ
ムバッグの剛性が増強される。その後、型枠内に注入さ
れたコンクリートの固化後、ゴムバッグ内を減圧し、ゴ
ムバッグを縮径してコンクリート成形体の貫通孔からゴ
ムバッグを軸方向へ抜去する。この使用形態から、コン
クリート成形体の貫通孔形成用のゴムバッグでは、ゴム
筒体1の外周面の平滑性の向上がゴムバッグの抜去性能
の改善のために極めて重要であることがわかる。
【0016】次に、上記ゴムバッグに採用したゴム筒体
1の製造方法を図2を参照して説明する。図2はゴム筒
体1の加硫中の状態を示す軸方向断面図である。ゴム筒
体1は、詳細断面の拡大図示は省略するものの、それぞ
れ未加硫ゴムからなる内側のインナーチューブ及び外側
のアウターチューブと、それらの間に介設される補強繊
維層とで構成されている。
【0017】この未加硫のゴム筒体1を金属製の芯金1
0に嵌着した後、ゴム筒体1に薄い弾性チューブ8を嵌
着し、更にその上からナイロン織布テープからなる補強
布9を巻着して予備成形体とし、ゴム筒体1の変形を防
止した状態とする。この前工程すなわちゴム筒体形状維
持工程の終了後、この予備成形体を水蒸気釜に入れて所
定の圧力、温度、時間で加硫する。この加硫工程の終了
後、補強布9及び弾性チューブ8を取り外し、芯金10
を抜去する後工程を実施してゴム筒体1の加硫を完了す
る。作製されたゴム筒体1は、適当な長さに切断して図
1のゴムバッグに供される。
【0018】例えば、ゴム筒体1のインナーチューブ及
びアウターチューブゴムにはSBRやCRのような種々
のゴムをもちいることができ、上記補強繊維層としては
例えばナイロン織布層などを用いることができ、ゴム筒
体1の肉厚は6mm、外径は90mm、長さは150c
mとされる。同様に、補強布9も例えばナイロン織布層
などからなる幅8cmの長尺テープで構成される。
【0019】弾性チューブ8は、加硫ゴムを素材とする
薄肉チューブとすることができ、その肉厚は例えば3m
mとされる。この弾性チューブ8は、例えば所定の外径
と平滑な表面(鏡面仕上げされた)とをもつマンドレル
の外周に押し出し加工した薄肉のゴムチューブを被嵌し
て加硫してもよいし、型加硫してもよいが、少なくとも
内面が平滑な表面となっていればよい。
【0020】本実施例において重要な点は、ゴム筒体1
に嵌着前の弾性チューブ8の内径をゴム筒体1の外径よ
り径小とする点にある。このようにすれば、弾性チュー
ブ8は、加硫前のゴム筒体1の外周面に密着してそれに
均一な圧縮応力を与え、加硫前のゴム筒体1の変形を抑
止する。また、弾性チューブ8は補強布9とゴム筒体1
との間に緩衝材として介在するために、ゴム筒体1の加
硫中における補強布9の端縁部分の空間的な圧力のばら
つきが弾性チューブ8により緩和される結果、ゴム筒体
1の外周面には均一な圧力が掛かることになり、ゴム筒
体1の外周面に補強布の端縁部分の模様が転写されるこ
とがなく、平滑な表面で、かつ、滑らかな螺旋状の小さ
な凹凸を有するゴム筒体の表面が得られる。
【0021】また、補強布9をゴム筒体1の全長にわた
る幅広のものとし、これを弾性チューブ外周に周方向に
巻き付ける場合は、補強布9の重なる部分に小さいな段
が長手方向すなわち軸方向に転写されるものの、他の表
面は完全に平滑であるゴム筒体を得ることができる。な
お、弾性チューブ8をゴム筒体1に嵌着するには、例え
ば傘の骨のように各基端部が径大輪板に揺動自在に保持
され、各先端部が弾性チューブ8の径方向に変位する複
数の骨体を用いることができる。例えば、各先端部を縮
径位置とした状態でこの骨体を弾性チューブ8内に挿入
し、それらを広げて弾性チューブ8を拡径し、この状態
でゴム筒体1を弾性チューブ8に挿入し、その後、各先
端部を縮径位置とした状態で弾性チューブ8の一端をゴ
ム筒体1に移動不能に保持しつつ各骨体を弾性チューブ
8とゴム筒体1との間から軸方向一方側へ引きずりだ
す。このようにすれば、弾性チューブ8を容易にゴム筒
体1に嵌着することができる。 (実施例2)実施例1におけるゴム筒体1への弾性チュ
ーブ8の嵌着方法の他例を図3を参照して説明する。
【0022】ゴム筒体1はマンドレルをなす金属製の芯
管10に予め嵌着されている。両端開口の弾性チューブ
8の両端部の内側にはスリーブ80、81が嵌められ、
弾性チューブ8の両端部の外側にはスリーブ82がかし
められ、これにより弾性チューブ8の両端部は一定径に
保持されている。なお、先端側のスリーブ80は有底と
されている。
【0023】11は内部に可変圧力室Sを有する一端開
口の金属円筒であり、その内径はほぼスリーブ82の外
径に等しい大きさに形成されている。スリーブ81、8
2をゴムや樹脂などで形成することも可能である。弾性
チューブ8はゴム筒体1よりも通常は径小に形成されて
おり、この状態で、スリーブ80、82又は81、82
を両端にそれぞれ有する弾性チューブ8が金属円筒11
内にその開口12から挿入される。すると開口12側の
スリーブ82はほぼ金属円筒11の内周面に密着し、そ
の間からの空気の漏れが抑止される。スリーブ82の外
周にOリングなどで装着して気密性を向上してもよい。
【0024】次に、可変圧力室S内の空気を金属円筒1
1に設けた不図示の穴から抜き出して可変圧力室Sを減
圧すると、弾性チューブ8が拡径変化する。これによ
り、基端側のスリーブ81を通り抜けて弾性チューブ8
内に、芯金10をもつゴム筒体1が円滑に挿入できるよ
うになる。この挿入動作後、可変圧力室Sを常圧に戻す
と、弾性チューブ8はゴム筒体1の外周面に密着するの
で、スリーブ80〜82をもつ弾性チューブ8が嵌着さ
れるゴム筒体1及び芯管10を金属円筒11から抜き出
せば、ゴム筒体1への弾性チューブ8の嵌着を容易に実
施することができる。また、この逆の手順によりゴム筒
体1から弾性チューブ8を離脱させることが簡単にでき
る。 (実施例3)実施例1におけるゴム筒体1への弾性チュ
ーブ8の嵌着方法の他例を図4を参照して説明する。
【0025】ゴム筒体1はマンドレルをなす金属製の芯
金10に予め嵌着されている。一端開口の弾性チューブ
8の基端部の内側にはスリーブ80、81が嵌められ、
スリーブ81をかしめて、弾性チューブ8の基端部は一
定径に保持されている。芯金10の先端には圧縮空気吹
き出し穴16が開口されており、芯金10の基端部には
圧力ホース(図示せず)の先端の口金が嵌着されてい
る。
【0026】ゴム筒体1を弾性チューブ8内に嵌入する
には、芯金10の先端を弾性チューブ8の開口部に対面
させ、この状態で圧力ホースから圧縮空気を吹き出す。
すると、比較的薄い加硫済ゴム膜である弾性チューブ8
はゴム筒体1の外径以上に容易に脹らみ、容易にゴム筒
体1をこの拡径された弾性チューブ8内に挿入すること
ができる。挿入完了後、上記圧縮空気の吹き出しを停止
すれば、弾性チューブ8はゴム筒体1の外周面に密着
し、初期の目的を達成することができる。一方、弾性チ
ューブ8をゴム筒体1から離脱させるには、この逆の手
順を実施すればよい。
【0027】本実施例により作製された円滑な外周面を
もつゴム筒体1を、コンクリート成形体の貫通孔形成用
型枠として用られるゴムバッグに採用する場合、コンク
リート成形体の貫通孔の内周面を極めて美麗に形成でき
るので、ゴムバッグの容易な抜去の他、貫通孔における
流体の流れの促進や、この貫通孔にケーブルなどを挿入
する場合にはその円滑な挿入及びケーブル外皮の損傷防
止を図ることができるなど、多岐にわたる作用効果を奏
することができる。
【0028】なお、上記各実施例では、ゴム弾性体8を
円筒形状としたが、各種断面形状してもよいことは当然
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のゴムバッグの軸方向断面図で
ある。
【図2】図1のゴムバッグに用いるゴム筒体1の加硫状
態を示す軸方向断面図である。
【図3】図1のゴム筒体1に弾性チューブ8を嵌着する
方法の一例を示す軸方向断面図である。
【図4】図1のゴム筒体1に弾性チューブ8を嵌着する
方法の他例を示す軸方向断面図である。
【符号の説明】
1─ゴム筒体 8─弾性チューブ 9─補強布 10─芯金(マン
ドレル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 21:00 B29K 21:00 105:24 105:24 B29L 23:00 B29L 23:00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンドレル外周に被着した未加硫のゴム
    筒体に前記ゴム筒体より径小で内面が平滑の弾性チュー
    ブを嵌着した後、更に補強布を巻着して予備成形体を形
    成する前工程と、前記予備成形体を加熱して前記ゴム筒
    体を加硫する加硫工程と、加硫後、前記弾性チューブ及
    び補強布を除去する後工程とを有することを特徴とする
    コンクリート成形体の貫通孔形成用型枠の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート成形体の貫
    通孔形成用型枠の製造方法において、 前記弾性チューブの断面をガス加圧により拡大した後、
    前記ゴム筒体を前記弾性チューブに嵌入し、その後、前
    記弾性チューブ内を減圧してから前記補強布を巻着する
    ことを特徴とするコンクリート成形体の貫通孔形成用型
    枠の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のコンクリート成形
    体の貫通孔形成用型枠の製造方法において、 前記予備成形体を加硫してから前記補強布を除去した
    後、前記弾性チューブの断面をガス加圧により再度拡大
    した後、前記ゴム筒体を前記弾性チューブから抜去する
    ことを特徴とするコンクリート成形体の貫通孔形成用型
    枠の製造方法。
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