JP3436278B2 - 電界効果トランジスタ - Google Patents

電界効果トランジスタ

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JP3436278B2 JP22178594A JP22178594A JP3436278B2 JP 3436278 B2 JP3436278 B2 JP 3436278B2 JP 22178594 A JP22178594 A JP 22178594A JP 22178594 A JP22178594 A JP 22178594A JP 3436278 B2 JP3436278 B2 JP 3436278B2
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    • H01L29/12Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
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    • H01L29/1025Channel region of field-effect devices
    • H01L29/1029Channel region of field-effect devices of field-effect transistors

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体材料としてダイ
ヤモンドを用いることにより、高温な環境で安定に動作
し、高出力な動作に耐え得る電界効果トランジスタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、高温な環境で安定に動作し、か
つ、高出力な動作に耐え得る半導体デバイスを開発する
ために、半導体材料として気相合成したダイヤモンドを
用いることが試行されている。
【0003】ダイヤモンドにおいては、バンドギャップ
が5.5eVと大きいことから、半導体としてキャリア
の伝導が制御不能になる真性領域が温度1400℃以下
に存在しない。また、誘電率が5.5と小さいことか
ら、破壊電界が5×106 Vcm-1と大きい。さらに、
キャリア移動度が大きく、例えば温度300Kにおいて
電子移動度及びホール移動度はそれぞれ2000cm2
-1-1、2100cm2 -1-1である。そのため、
ダイヤモンドから形成された半導体デバイスには、高温
下で高周波及び高出力の動作を期待することができる。
【0004】例えば、良好な整流性、高い耐圧性及び優
れた温度安定性を有するダイオードが、ダイヤモンドを
用いて形成されている。なお、このような先行技術に関
しては、公報「特開平3−278474号」、公報「特
開平4−22172号」、公報「特開平4−29327
2号」、公報「特開平4−293273号」及び公報
「特開平4−302172号」や、文献"Jpn,J.Appl.Ph
ys,vol.29,no.12,pp.L2163-L2164,1990 ”などに詳細に
記載されている。
【0005】また、この技術を応用して動作特性を向上
させたトランジスタが、ダイヤモンドを用いて形成され
ている。なお、このような先行技術に関しては、公報
「特開平4−354139号」、公報「特開平5−29
608号」、公報「特開平5−29609号」及び公報
「特開平5−29610号」や、文献”Proceed
ings of The Second Intern
ational Conference on New
Diamond Science and Tech
nology(Washington,DC),Mat
erials Research Society(P
ittsburgh,Pennsylvania),p
p.975−1000,1990”などに詳細に記載さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ダイヤモンドから形成
された上記従来のトランジスタにおいて、高い利得を得
るためには導電性ダイヤモンド層のドーパント濃度を増
大させる必要がある。しかしながら、このドーパント濃
度を増大させると、ゲートリーク電流の増大によって電
流の制御が困難になるという問題がある。さらに、環境
の温度に対応して、電流値が変動してしまうという問題
もある。
【0007】そこで、本発明は、以上の問題点に鑑みて
なされたものであり、高い利得を有するとともに、動作
特性の温度安定性に優れた電界効果トランジスタを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電界効果トラン
ジスタは、上記の目的を達成するために、基板上に高抵
抗性のダイヤモンドから形成されたバッファ層と、この
バッファ層上に導電性のダイヤモンドから形成された活
性層と、この活性層上に高抵抗性のダイヤモンドから形
成されたキャップ層と、このキャップ層上にショットキ
ー接触して形成されたゲート電極層と、キャップ層上に
オーミック接触して形成されたソース電極層と、キャッ
プ層上にオーミック接触して形成されたドレイン電極層
とを備え、パルスドープ構造の電界効果トランジスタで
あり、活性層のドーパント濃度は範囲10 3 ppm〜1
5 ppmに含まれ、活性層の層厚は範囲1nm〜1μ
mに含まれることを特徴とする。
【0009】なお、活性層のドーパント濃度は、範囲1
3 ppm〜105 ppmに含まれることを特徴として
もよい。
【0010】特に、活性層の層厚は、7nmであると
適である。
【0011】さらに、キャップ層の層厚は、範囲10n
m〜2μmに含まれることを特徴としてもよい。
【0012】
【作用】本発明の電界効果トランジスタにおいては、活
性層のドーパント濃度はキャリアの伝導を金属的に支配
する程度の値であり、活性層の層厚はドーパントの分布
を二次元的に整列させる程度の値である。すなわち、活
性層はともに高抵抗性のバッファ層及びキャップ層によ
って挟まれていわゆるδドープあるいはパルスドープと
して導電性のドーパントをドープして形成されている。
【0013】このように、バッファ層、活性層及びキャ
ップ層の積層構造において、導電性のドーパントを局在
化することにより、不純物としての分布のバラツキが低
減する。そのため、この積層構造には、V型のポテンシ
ャル井戸が活性層の層方向に沿って窪んで発生するの
で、格子振動とキャリアとの相互作用、すなわちフォノ
ンによるキャリアの散乱が低減する。この結果、キャリ
ア移動度は増大するので、活性層の相互コンダクタンス
が向上する。
【0014】また、ゲート電極層と活性層との間に高抵
抗性のキャップ層が介在して形成されていることから、
ゲートリーク電流の発生が抑制される。そのため、ゲー
ト電極層と活性層との間の整流比が増大するので、良好
なトランジスタ特性が得られる。
【0015】さらに、活性層のキャリアは金属的な伝導
に支配される、すなわち、活性層のフェルミレベルは価
電子帯または伝導帯に接近している。そのため、キャリ
ア密度の温度依存性が低減する。一方、バッファ層、活
性層及びキャップ層の積層構造において、バッファ層及
びキャップ層のサイズに基づいて、キャリア密度は活性
層のドーパント濃度に対応する値よりも小さく平均化さ
れる。そのため、活性層のドーパント濃度が比較的大き
くても、キャリア移動度の低減が抑制されている。これ
らの結果、良好なトランジスタが比較的広い温度範囲で
得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の電界効果トランジスタに係る
実施例の構成及び作用について、図1ないし図4を参照
して詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一
要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。ま
た、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致して
いない。
【0017】図1に示すように、本実施例のFET(Fi
eld Effect Transistor )10には、基板20上にバッ
ファ層30、活性層40及びキャップ層31が順次積層
して形成されている。このキャップ層31上には、その
所定領域にゲート電極層50が形成され、このゲート電
極層50を挟んで対向した二つの所定領域にそれぞれソ
ース電極層51及びドレイン電極層52が形成されてい
る。
【0018】基板20は、高圧合成したIb型の単結晶
ダイヤモンドから絶縁体として形成されている。なお、
この基板20のバッファ層30に接合した表面は、バッ
ファ層30の良好な結晶成長を考慮すると、格子面(1 0
0)であることが好適である。
【0019】バッファ層30は、基板20上に気相合成
した高抵抗ダイヤモンドから形成されている。このバッ
ファ層30は、層厚約0.1μm〜約10μmを有して
おり、各種導電型のドーパントを故意にドープされてい
ない。すなわち、バッファ層30は、いわゆるノンドー
プのダイヤモンド層である。
【0020】活性層40は、バッファ層30上に気相合
成したp型ダイヤモンドから形成されている。この活性
層40においては、ドーパント濃度はキャリアの伝導を
金属的に支配する程度の値であり、層厚はドーパントの
分布を二次元的に整列させる程度の値である。すなわ
ち、活性層40は、層厚約1nm〜約2μmを有してお
り、p型ドーパントとしてB(ボロン)をドーパント濃
度約103 ppm〜約105 ppmでドープされてい
る。特に、活性層40の層厚は、多数キャリアの良好な
閉じ込め効果を考慮すると、約1nm〜約1μmである
ことが好適である。すなわち、活性層40は、いわゆる
ボロンパルスドープのダイヤモンド層である。
【0021】なお、活性層40のドーパント濃度が10
3 ppm未満である場合、相互コンダクタンスgmの低
減によって高い利得が得られない。活性層40のドーパ
ント濃度が105 ppmより大きい場合、結晶性の劣化
によってゲートリーク電流が増加してしまう。活性層4
0の層厚が1nm未満である場合、島状な結晶成長によ
ってトランジスタ特性が得られない。活性層40の層厚
が2μmより大きい場合、ゲート電圧の増加の必要性か
ら、相互コンダクタンスgmの低減によって高い利得が
得られない。
【0022】キャップ層31は、活性層40上に気相合
成した高抵抗ダイヤモンドから形成されている。このキ
ャップ層31は、層厚約10nm〜約2μmを有してお
り、各種導電型のドーパントを故意にドープされていな
い。すなわち、キャップ層31は、いわゆるノンドープ
のダイヤモンド層である。
【0023】なお、キャップ層31の層厚が10nm未
満である場合、キャリアのなだれ現象によってゲートリ
ーク電流が増加してしまう。キャップ層31の層厚が2
μmより大きい場合、ゲート電圧の増加の必要性から、
相互コンダクタンスgmの低減によって高い利得が得ら
れない。
【0024】ゲート電極層50は、キャップ層30上に
蒸着したAlから形成されている。このゲート電極層5
0は、層厚約30nm〜約900nmを有しており、キ
ャップ層30に対してショットキー接触している。
【0025】ソース電極層51は、キャップ層30上に
蒸着したTiから形成されている。このソース電極層5
1は、層厚約30nm〜約900nmを有しており、キ
ャップ層30に対してオーミック接触している。
【0026】ドレイン電極層52は、キャップ層30上
に蒸着したTiから形成されている。このドレイン電極
層52は、層厚約30nm〜約900nmを有してお
り、キャップ層30に対してオーミック接触している。
【0027】次に、本実施例の作用について説明する。
【0028】このFET10においては、活性層40の
ドーパント濃度はキャリアの伝導を金属的に支配する程
度の値であり、活性層40の層厚はドーパントの分布を
二次元的に整列させる程度の値である。すなわち、活性
層40はともに高抵抗性のバッファ層30及びキャップ
層31によって挟まれていわゆるδドープあるいはパル
スドープとしてドーパントをドープして形成されてい
る。
【0029】このように、バッファ層30、活性層40
及びキャップ層31の積層構造において、導電性のドー
パントを局在化することにより、不純物としての分布の
バラツキが低減する。そのため、この積層構造には、V
型のポテンシャル井戸が活性層の層方向に沿って窪んで
発生するので、格子振動とキャリアとの相互作用、すな
わちフォノンによるキャリアの散乱が低減する。この結
果、キャリア移動度は増大するので、活性層40の相互
コンダクタンスが向上する。
【0030】また、ゲート電極層50と活性層40との
間に高抵抗性のキャップ層31が介在して形成されてい
ることから、ゲートリーク電流の発生が抑制される。そ
のため、ゲート電極層50と活性層40との間の整流比
が増大するので、良好なトランジスタ特性が得られる。
【0031】さらに、活性層40のキャリアは金属的な
伝導に支配される、すなわち、活性層40のフェルミレ
ベルは価電子帯または伝導帯に接近している。そのた
め、キャリア密度の温度依存性が低減する。一方、バッ
ファ層30、活性層40及びキャップ層31の積層構造
において、バッファ層30及びキャップ層31のサイズ
に基づいて、キャリア密度は活性層40のドーパント濃
度に対応する値よりも小さく平均化される。そのため、
活性層40のドーパント濃度が比較的大きくても、キャ
リア移動度の低減が抑制されている。これらの結果、良
好なトランジスタ特性が比較的広い温度範囲で得られ
る。
【0032】なお、半導体材料としてSiやGaAsな
どを用いて形成されたδドープあるいはパルスドープの
FETに関しては、文献"IEEE Trans. Electron Device
s,vol.ED-28,pp.505,1981","IEEE Trans. Electron Dev
ices,vol.ED-33,pp.625,1986","IEDM Tech.Dig.,pp.829
-831,1986", "Appl.Phys.Lett.,vol.57,pp.1316,199
0","IEEE Trans.Electron Devices,vol.39,pp.771-775,
1992"などに詳細に記載されている。また、半導体材料
としてダイヤモンドを用いて形成されてキャリア密度の
温度依存性を有するデバイスに関しては、公報「特開平
4−280622号」などに詳細に記載されている。
【0033】次に、本実施例の製造方法について説明す
る。
【0034】図2に示すように、本実施例のFET10
を製造するプラズマCVD(chemical Vapor Depositio
n )装置60には、基板20上にダイヤモンドを気相合
成する反応容器70と、この反応容器70中の反応ガス
に電磁波を印加させる導波管80と、原料ガスの流量を
制御して反応容器70の内部に流入させる反応ガス導入
系90と、反応容器70の内部を真空排気する排気系1
00とが装備されている。
【0035】反応容器70には、中空円管状の反応室7
1が、上下方向に伸びた状態で設置されている。さら
に、上部蓋72及び下部蓋73が、反応室71の上部開
口及び下部開口をそれぞれ気密に封止して設置されてい
る。
【0036】下部蓋73の底面上には、支持部75の支
持棒が、反応室71の管軸方向に沿って伸びて設置され
ている。下部蓋73の側壁には、排気口77が、反応室
71から排気ガスを排気系100に排出するために貫通
して設置されている。
【0037】反応室71の内部中央には、支持部75の
支持台が、支持部75の支持棒の頂端上に設置されてい
る。反応室71の側壁には、電磁波を透過させる水晶窓
78が、支持部75の支持台を取り囲んで設置されてい
る。
【0038】上部蓋72の頂面には、可視光を透過させ
る光学窓74が、支持部75の支持台に配置した基板2
0に対するダイヤモンドの気相合成過程を観察するため
に設置されている。上部蓋72の側壁には、供給口76
が、反応ガス導入系90から反応ガスを反応室71に導
入するために貫通して設置されている。
【0039】このような反応容器70には、中空円管状
の導波管80が、反応室71の水晶窓78を包含して水
平方向に伸びた状態で設置されている。この導波管80
の一端には、所定周波数の電磁波を発生する電波発生装
置(図示しない)が設置されている。導波管80の他端
には、反射板91が、反応室71及び水晶窓78を透過
した電磁波を反応室71に反射するために設置されてい
る。
【0040】反応容器70の供給口76には、反応ガス
導入系90から反応ガスを供給する供給管が、気密に接
続されている。この反応ガス導入系90には、流量制御
器91A〜91Cが、通常のガスボンベ(図示しない)
から供給された各原料ガスA〜Cを所定流量にそれぞれ
制御するために設置されている。さらに、供給バルブ9
2A〜92Cが、流量制御器91A〜91Cから反応容
器70に対する各原料ガスA〜Cの供給を開始または停
止するために設置されている。
【0041】反応容器70の排気口72には、排気ガス
を排気系100に排出する排出管が、気密に接続されて
いる。この排気系100には、排気ポンプ102が、反
応容器70から排出された排気ガスを吸入して通常のス
クラバ(図示しない)に排出するために設置されてい
る。さらに、排出バルブ101が、反応容器70から排
気ポンプ102に対する排気ガスの排出を開始または停
止するために設置されている。
【0042】まず、このようなプラズマCVD装置60
において、供給バルブ92A〜92C及び排気バルブ1
01を閉塞させた状態で、支持部75の支持台上に基板
20を設置する。この後に、排出バルブ101の開放
と、排気ポンプ102の稼働とに基づいて、反応容器7
0の内部を真空排気する。これにより、反応容器70の
内部を十分な高真空状態にさせた後に、排出バルブ10
1を閉塞させるとともに、排気ポンプ102を停止させ
る。
【0043】続いて、流量制御器91A,91Bの稼働
と、供給バルブ92A,92Bの開放とに基づいて、原
料ガスA,Bをそれぞれ所定流量で混合し、この混合ガ
スを反応ガスとして反応容器70の内部に導入させる。
このとき、電波発生装置の稼働に基づいて、導波管80
から反応容器70に所定周波数の電磁波を印加し、反応
室71の内部に反応ガスのプラズマ状態を発生させる。
これにより、基板20上に高抵抗ダイヤモンドからなる
バッファ層30をエピタキシャル成長させる。
【0044】なお、原料ガスA,Bは、それぞれ流量約
50sccm〜約900sccmのH2 、流量約0.1
sccm〜約100sccmのCH4 である。反応容器
70に印加する電磁波は、パワー約50W〜約10kW
及び周波数約2.45GHzのマイクロ波である。基板
20の温度は約400℃〜約1500℃であり、反応容
器70の内圧は約0.1Torr〜約200Torrで
あり、成長時間は約5分〜約10時間である。
【0045】続いて、流量制御器91A〜91Cの稼働
と、供給バルブ92A〜92Cの開放とに基づいて、原
料ガスA〜Cをそれぞれ所定流量で混合し、この混合ガ
スを反応ガスとして反応容器70の内部に導入させる。
このとき、電波発生装置の稼働に基づいて、導波管80
から反応容器70に所定周波数の電磁波を印加し、反応
室71の内部に反応ガスのプラズマ状態を発生させる。
これにより、バッファ層30上にp型ダイヤモンドから
なる活性層40をエピタキシャル成長させる。
【0046】なお、原料ガスA〜Cは、それぞれ流量約
50sccm〜約900sccmのH2 、流量約0.1
sccm〜約100sccmのCH4 及び流量約0.1
sccm〜約20sccmのB2 6 である。反応容器
70に印加する電磁波は、パワー約50W〜約10kW
及び周波数約2.45GHzのマイクロ波である。基板
20の温度は約400℃〜約1500℃であり、反応容
器70の内圧は約0.1Torr〜約200Torrで
あり、成長時間は約5秒〜約30分である。
【0047】続いて、流量制御器91A,91Bの稼働
と、供給バルブ92A,92Bの開放とに基づいて、原
料ガスA,Bをそれぞれ所定流量で混合し、この混合ガ
スを反応ガスとして反応容器70の内部に導入させる。
このとき、電波発生装置の稼働に基づいて、導波管80
から反応容器70に所定周波数の電磁波を印加し、反応
室71の内部に反応ガスのプラズマ状態を発生させる。
これにより、活性層40上に高抵抗ダイヤモンドからな
るキャップ層31をエピタキシャル成長させる。
【0048】なお、原料ガスA,Bは、それぞれ流量約
50sccm〜約900sccmのH2 、流量約0.1
sccm〜約100sccmのCH4 である。反応容器
70に印加する電磁波は、パワー約50W〜約10kW
及び周波数約2.45GHzのマイクロ波である。基板
20の温度は約400℃〜約1500℃であり、反応容
器70の内圧は約0.1Torr〜約200Torrで
あり、成長時間は約5分〜約10時間である。
【0049】続いて、バッファ層30、活性層40及び
キャップ層31を順次積層した基板20をプラズマCV
D装置60の内部から取り出し、通常のフォトリソグラ
フィ技術に基づいてバッファ層30上に所定パターンの
エッチングマスク層を形成する。このように加工された
基板20を通常のRIE(Reactive Ion etching)装置
(図示しない)の反応容器内に移動させた後に、反応容
器内を真空排気して十分な高真空状態にさせてエッチン
グガスを導入する。このとき、反応容器の1対の電極に
所定周波数の電力を印加し、反応容器内にエッチングガ
スのプラズマ状態を発生させる。これにより、バッファ
層30、活性層40及びキャップ層31を順次積層した
基板20を所定サイズのチップとして分割する。
【0050】なお、エッチングガスは、体積比率約0.
1%〜約10%でO2 を含むArガスである。反応容器
の電極に印加する電力は、パワー約50W〜約1kW及
び周波数約13.56MHzの高周波電力である。反応
容器の内圧は約0.001Torr〜約1Torrであ
り、エッチング時間は約1分〜約2時間である。
【0051】続いて、このチップをRIE装置から取り
出し、エッチングマスク層を除去する。このように加工
されたチップを通常の電子ビーム蒸着装置(図示しな
い)の反応容器内に移動させた後に、反応容器内を真空
排気して十分な高真空状態にさせて蒸着物質に電子ビー
ムを照射して加熱する。これにより、バッファ層30上
に蒸発した蒸着物質を付着させてゲート電極層50を形
成する。このチップを電子ビーム蒸着装置から取り出し
た後に、通常のフォトリソグラフィ技術に基づいてゲー
ト層50上に所定パターンのエッチングマスク層を形成
し、通常のウェットエッチング技術に基づいてゲート層
50を所定パターンに成形する。なお、蒸着物質はAl
であり、エッチング溶液はセミコクリンである。
【0052】続いて、このチップからエッチングマスク
層を除去し、通常の抵抗加熱蒸着装置(図示しない)の
反応容器内に移動させる。この後に、反応容器内を真空
排気して十分な高真空状態にさせ、ヒータの稼働に基づ
いて蒸着物質を加熱する。これにより、バッファ層30
上に蒸発した蒸着物質を付着させてソース電極層51及
びドレイン電極層52を形成する。このチップを抵抗加
熱蒸着装置から取り出した後に、通常のフォトリソグラ
フィ技術に基づいてソース電極層51及びドレイン電極
層52上に所定パターンのエッチングマスク層を形成
し、通常のウェットエッチング技術に基づいて両電極層
を所定パターンに成形する。なお、蒸着物質はTiであ
り、エッチング溶液はバッファードフッ酸である。
【0053】ここで、このチップからエッチングマスク
層を除去すると、本実施例のFET10が完成する。
【0054】次に、本実施例に対する実験について説明
する。
【0055】実験例 前述した実施例の製造方法にしたがって、実施例のFE
Tを本実験例として試作した。
【0056】このとき、バッファ層の製造条件とその結
果とは、次に示す通りであった。
【0057】 H2 ガスの流量 :200sccm, CH4 ガスの流量 :1sccm, マイクロ波のパワー :300W, 基板の温度 :940℃, 反応容器の内圧 :40Torr, 成長時間 :1時間, バッファ層の層厚 :200nm, 活性層の製造条件とその結果とは、次に示す通りであっ
た。なお、バッファ層のドーパント濃度は、通常のSI
MS(Secondary Ion Mass Spectroscopy )法に基づい
て測定したものであった。
【0058】 H2ガスの流量 :200sccm, CH4ガスの流量 :1sccm, B26ガスの流量 :10sccm, B26ガスの濃度 :1000ppm(H2
釈), マイクロ波のパワー :300W, 基板の温度 :940℃, 反応容器の内圧 :40Torr, 成長時間 :2分,活性層 の層厚 :7nm,活性層 のドーパント濃度 :10000ppm, キャップ層の製造条件とその結果とは、次に示す通りで
あった。
【0059】 H2 ガスの流量 :200sccm, CH4 ガスの流量 :1sccm, マイクロ波のパワー :300W, 基板の温度 :940℃, 反応容器の内圧 :40Torr, 成長時間 :30分, キャップ層の層厚 :100nm, バッファ層、活性層及びキャップ層を順次積層した基板
をチップに分割する際のエッチング条件とその結果と
は、次に示す通りであった。
【0060】 Arガス中のO2 の体積比率:1%, 高周波電力のパワー :300W, 反応容器の内圧 :0.02Torr, エッチング時間 :1時間, エッチング深さ :330nm, ゲート電極層、ソース電極層及びドレイン電極層の製造
結果は、次に示す通りであった。
【0061】 ゲート電極層の層厚 :152.5nm, ゲート電極層のゲート長 :4μm, ゲート電極層のゲート幅 :39μm, ソース電極層 :100.6nm, ドレイン電極層 :100.6nm, 続いて、このようなFETにおいて、各種の動作特性を
測定した。
【0062】図3に、ゲート電極層とドレイン電極層と
の間の電流−電圧特性を示す。このグラフにおいて、逆
方向バイアス時と順方向バイアス時との各電流−電圧特
性を比較することにより、良好な整流比が得られたこと
がわかる。ここで、逆方向バイアス電圧を増大させる
と、100Vに達するまではゲートリーク電流の急峻な
増加は観測されなかった。したがって、活性層のドーパ
ント濃度が比較的高くても、電流の制御が容易であり、
良好なトランジスタ特性が得られることがわかる。
【0063】図4に、ソース電極層とドレイン電極層と
の間の電流−電圧特性を示す。このグラフにおいて、各
ゲート電圧に対するソース・ドレイン電流の飽和化に基
づいて、ピンチ・オフ特性が現れたことがわかる。ここ
で、ゲート電圧を−4Vから−2Vに変化させると、ソ
ース・ドレイン電流の増加量は90μAであり、室温に
おける活性層の相互コンダクタンスgmは116μS/
mmであった。なお、このような室温での相互コンダク
タンスgmの値は、現在報告されているダイヤモンドか
らなるトランジスタの中で最大である。また、環境温度
を室温から500℃に変化させると、活性層の相互コン
ダクタンスgmの変動量は10%以内であった。したが
って、高い利得が得られるとともに、動作特性の温度安
定性に優れていることがわかる。
【0064】
【0065】
【0066】比較例2 前述した実験例とほぼ同様な製造条件にしたがって、実
験例と部分的に異なって構成されたFETを本比較例と
して試作した。すなわち、本比較例は、活性層のドーパ
ント濃度を実験例と異なる値200000ppmに設定
した。
【0067】このようなFETにおいて、ゲート電極層
とドレイン電極層との間の電流−電圧特性を測定する
と、ゲートリーク電流の急峻な増加が観測されるととも
に、整流比は実験例に対して10-2以下に低減した。し
たがって、活性層の結晶性が高濃度のドーパントによっ
て劣化していると推定され、良好なトランジスタ特性が
得られないことがわかる。
【0068】比較例3 前述した実験例とほぼ同様な製造条件にしたがって、実
験例と部分的に異なって構成されたFETを本比較例と
して試作した。すなわち、本比較例は、活性層の層厚を
実験例と異なる値0.8nmに設定するために、活性層
の成長条件の最適化を試みた。
【0069】このようなFETにおいて、活性層は層状
ではなく島状に形成されていると推定され、良好なトラ
ンジスタ特性が得られなかった。
【0070】比較例4 前述した実験例とほぼ同様な製造条件にしたがって、実
験例と部分的に異なって構成されたFETを本比較例と
して試作した。すなわち、本比較例は、活性層の層厚を
実験例と異なる値2.5μmに設定した。
【0071】このようなFETにおいて、ソース電極層
とドレイン電極層との間の電流−電圧特性を測定する
と、ピンチ・オフ特性の発生を回避するためにはゲート
電圧を増加する必要が生じた。そのため、活性層の相互
コンダクタンスgmは15μS/mmに低減した。した
がって、ソース・ドレイン間の直列抵抗が増加している
ので、高い利得が得られないことがわかる。
【0072】比較例5 前述した実験例とほぼ同様な製造条件にしたがって、実
験例と部分的に異なって構成されたFETを本比較例と
して試作した。すなわち、本比較例は、キャップ層の層
厚を実験例と異なる値2.5μmに設定した。
【0073】このようなFETにおいて、ソース電極層
とドレイン電極層との間の電流−電圧特性を測定する
と、ピンチ・オフ特性の発生を回避するためにはゲート
電圧を増加する必要が生じた。そのため、活性層の相互
コンダクタンスgmは20μS/mmに低減した。した
がって、ソース・ドレイン間の直列抵抗が増加している
ので、高い利得られないことがわかる。
【0074】比較例6 前述した実験例とほぼ同様な製造条件にしたがって、実
験例と部分的に異なって構成されたFETを本比較例と
して試作した。すなわち、本比較例は、キャップ層の層
厚を実験例と異なる値5nmに設定した。
【0075】このようなFETにおいて、ゲート電極層
とドレイン電極層との間の電流−電圧特性を測定する
と、ゲートリーク電流の急峻な増加が観測されるととも
に、整流比は実験例に対して10-2以下に低減した。し
たがって、強い電界によってキャップ層にキャリアのな
だれ現象が発生していると推定され、良好なトランジス
タ特性が得られないことがわかる。
【0076】なお、本発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、種々の変形を行うことが可能である。
【0077】例えば、上記実施例においては、キャップ
層上にソース電極層及びドレイン電極層をオーミック接
触させて形成している。しかしながら、キャップ層のソ
ース及びドレイン形成領域に対して、イオン注入法に基
づいて高濃度ドープ領域を形成したり、あるいはCVD
の選択成長法に基づいて高濃度ドープ層を形成したりす
ることにより、ソース・ドレイン間の直列抵抗が低減す
るので、いっそう高い利得が得られる。実際、上記実験
例においてキャップ層のソース及びドレイン形成領域に
対してイオン注入法に基づいて、加速エネルギー100
keVでドーズ量1016cm-2のBをイオン注入する
と、ソース・ドレイン間の直列抵抗が低減し、活性層の
相互コンダクタンスgmは30%増加した。
【0078】また、上記実施例においては、p型ドーパ
ントとしてBをドープしたp型ダイヤモンドから活性層
を形成している。しかしながら、n型ドーパントとして
Nをドープしたn型ダイヤモンドから活性層を形成して
も、ホール及び電子の間のキャリア移動度の差異に基づ
いた動作速度の劣化を除いて、上記実施例と同様な作用
効果が得られる。
【0079】また、上記実施例においては、気相合成法
による単結晶のダイヤモンドからバッファ層、活性層及
びキャップ層を形成している。しかしながら、気相合成
法による多結晶、あるいは高圧合成法による単結晶また
は多結晶のダイヤモンドからバッファ層、活性層及びキ
ャップ層を形成しても、上記実施例と同様な作用効果が
得られる。
【0080】また、上記実施例においては、気相合成法
としてプラズマCVD法を用いている。しかしながら、
気相合成法として次に示す各種の方法を用いても、上記
実施例と同様な作用効果が得られる。
【0081】(1)直流電界または交流電界によって放
電を発生させ、反応ガスを活性化する方法、(2)熱電
子放射材料を加熱し、反応ガスを活性化する方法、
(3)ダイヤモンドを成長させる表面をイオンによって
衝撃する方法、(4)レーザや紫外線などの光を照射
し、反応ガスを励起させる方法、及び(5)反応ガスを
燃焼させる方法。
【0082】さらに、上記実施例においては、高圧合成
法による単結晶のダイヤモンドから基板を形成してい
る。しかしながら、気相合成法による単結晶または多結
晶、あるいは天然の単結晶のダイヤモンドから基板を形
成しても、上記実施例と同様な作用効果が得られる。
【0083】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の電
界効果トランジスタにおいては、活性層はともに高抵抗
性のバッファ層及びキャップ層によって挟まれていわゆ
るδドープあるいはパルスドープとして導電性のドーパ
ントをドープして形成されている。このように、バッフ
ァ層、活性層及びキャップ層の積層構造において、導電
性のドーパントを局在化することにより、不純物として
の分布のバラツキが低減する。そのため、フォノンによ
るキャリアの散乱が低減するので、キャリア移動度は増
大する。この結果、活性層の相互コンダクタンスが向上
するので、高い利得が得られる。
【0084】また、ゲート電極層と活性層との間に高抵
抗性のキャップ層が介在して形成されていることから、
活性層のドーパント濃度が比較的大きくても、ゲートリ
ーク電流の発生が抑制される。そのため、ゲート電極層
と活性層との間の整流比が増大するので、良好なトラン
ジスタ特性が得られる。
【0085】さらに、活性層のフェルミレベルは価電子
帯または伝導帯に接近しているので、キャリア密度の温
度依存性が低減する。一方、バッファ層及びキャップ層
のサイズに基づいて、キャリア密度は活性層のドーパン
ト濃度に対応する値よりも小さく平均化されることか
ら、活性層のドーパント濃度が比較的大きくても、キャ
リア移動度の低減が抑制されている。
【0086】したがって、本発明によれば、高い利得を
有するとともに、動作特性の温度安定性に優れた電界効
果トランジスタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界効果トランジスタに係る実施例の
構成を示す断面図である。
【図2】図1の電界効果トランジスタを製造する装置の
構成を示す断面図である。
【図3】図1の電界効果トランジスタにおけるゲート・
ドレイン間の電流−電圧特性を示すグラフである。
【図4】図1の電界効果トランジスタにおけるソース・
ドレイン間の電流−電圧特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10…FET、20…基板、30…バッファ層、31…
キャップ層、40…活性層、50…ゲート電極層、51
…ソース電極層、52…ドレイン層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−312982(JP,A) 特開 平4−302150(JP,A) 特開 平4−22172(JP,A) 特開 平1−143323(JP,A) 飯田昌盛,p型ダイヤモンド半導体の 新しい安定製造技術,電子材料,日本, 1989年 8月,Vol.28,No.8, p.33−39 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/338 H01L 29/812

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に高抵抗性のダイヤモンドから形
    成されたバッファ層と、 このバッファ層上に導電性のダイヤモンドから形成され
    た活性層と、 この活性層上に高抵抗性のダイヤモンドから形成された
    キャップ層と、 このキャップ層上にショットキー接触して形成されたゲ
    ート電極層と、 前記キャップ層上にオーミック接触して形成されたソー
    ス電極層と、 前記キャップ層上にオーミック接触して形成されたドレ
    イン電極層と、 を備え、パルスドープ構造の電界効果トランジスタであり、 前記活性層のドーパント濃度は範囲10 3 ppm〜10 5
    ppmに含まれ、前記活性層の層厚は範囲1nm〜1μ
    mに含まれることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記活性層の層厚は、7nmであること
    を特徴とする請求項1記載の電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記キャップ層の層厚は、範囲10nm
    〜2μmに含まれることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の電界効果トランジスタ。
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