JP3435429B2 - 炉滓除去装置 - Google Patents

炉滓除去装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶解炉等の炉の底部等
に付着した炉滓を除去する炉滓除去装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、金属のスクラップまたはインゴッ
トを溶解させる際に金属の酸化物が発生し、この酸化物
が炉滓となって炉内に溜まり、この炉滓が溶解炉等の炉
壁および炉底部のコーナーに付着する場合がある。この
場合、溶解金属の純度等を向上させるため、また炉内容
量を保つため、炉内の炉滓を取り出す必要があり、この
炉滓を取り出す方法として二つの方法が知られている。
まず、一つの方法は、炉の温度を下げることなく、この
炉内の側壁上部に形成した作業口から炉内に長尺棒を挿
入し、この長尺棒を用いて作業員が炉滓をかき落とす方
法である。また、別の方法は、炉内温度を十分に下げ、
ハンマードリルや各種の手工具を用いて炉滓を炉の底部
より剥離させ、炉の外部に排出する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たいずれの方法にあっても、長尺棒、ハンマードリル、
各種の手工具を用いて炉滓を剥がすために、除去作業の
効率が悪く、労働負荷が大きく、作業時間も長く、作業
環境の悪いものであった。特に、炉内の温度を下げる場
合は、この炉内の温度の低下にともなって炉内に炉滓が
固着し、この炉滓を剥がすのに長い時間を必要という問
題もあった。
【0004】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、炉滓の剥離作業時間を短縮させるとともに、炉滓の
除去作業効率等を向上させた炉滓除去装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題の少なくとも
一つを解決するため、本発明の炉滓除去装置は、溶解炉
等の炉の底部等に付着した炉滓を除去する装置本体を有
し、該装置本体は、前記炉に付着した炉滓を剥がすカッ
ターと、炉内の炉滓を一箇所に移動させるスクレーパー
と、これらカッターとスクレーパーとをほぼ鉛直方向に
昇降させる昇降手段と、これらカッターとスクレーパー
とをほぼ水平方向に移動させる移動手段と、これらスク
レーパーとカッターとをほぼ水平面内に回動させる回動
手段とを有することを前記課題の解決手段とした。
【0006】前記カッターと前記スクレーパーとは、こ
れらを冷却する冷却機構を有してもよい。前記炉に、装
置本体を移動させる走行手段を設けてもよい。前記炉内
の炉滓を外部に排出する排出手段を、前記装置本体付近
に配してもよい。
【0007】
【作用】本発明の炉滓除去装置は、溶解炉等の炉の底部
等に付着した炉滓を装置本体で除去する。この装置本体
は、炉に付着した炉滓をカッターで剥がし、この炉滓を
スクレーパーで一箇所に移動させる。これらカッターと
スクレーパーとは、昇降手段によりほぼ鉛直方向に昇降
し、移動手段によりほぼ水平方向に移動し、回動手段に
より炉の内周面に沿って移動することにより、炉内全体
にわたって移動する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の炉滓除去装置の一実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1に示すよう
に、符号1は炉滓除去装置であり、この炉滓除去装置1
は、溶解炉等の炉2の底部等に付着した炉滓を除去する
装置本体10と、炉2付近に敷設され、装置本体10を
炉2の上方に移動させる走行レール3とを有する。ここ
で、炉2には、上部開放型の有底筒状の炉が用いられ、
側壁の上端部に開閉可能な蓋部4が載置されている。こ
の炉2の上端部をまたぐ位置に、二本の走行レール3、
3が並んで敷設されている。これら走行レール3、3に
は、前記装置本体10と、炉2の蓋部4を吊り上げて移
動させるカバークレーン5とが載置されている。
【0009】装置本体10は、図2ないし図3に示すよ
うに、二本の走行レール3、3にそれぞれ載置された走
行フレーム11と、この走行フレーム11に取り付けら
れ、炉2内に挿入されるクリーナフレーム12を有す
る。走行フレーム11には、この走行フレーム11を二
本の走行レール3、3に沿って移動させる電動モータ等
の走行体(図示略)と、クリーナフレーム12をガイド
レール14aに沿ってほぼ鉛直方向に昇降させる第一昇
降手段14とが取り付けられている。ここで、走行体と
走行レール3、3とから走行手段を構成したが、この走
行手段を、装置本体10を炉2に直接吊り上げ、吊り下
げるクレーンから構成してもよく、これらクレーン、走
行レール、走行体を組み合わせて構成してもよい。
【0010】クリーナフレーム12は、このクリーナフ
レーム12を昇降させる第一昇降手段14と、この第一
昇降手段14に接続され、クリーナフレーム12をほぼ
水平面内に回動させる回動手段15とを介して走行フレ
ーム11に吊り下げられている。このクリーナフレーム
12には、炉2に付着した炉滓を剥がすスクレーパー1
6が一端部に取り付けられ、炉2内の炉滓を剥離させる
カッター20が他端部に取り付けられている。
【0011】このクリーナフレーム12とスクレーパー
16とには、このスクレーパー16をクリーナフレーム
12に沿ってほぼ水平方向に移動させる第二移動手段1
7と、この第二移動手段17の端部に取り付けられ、ス
クレーパー16をほぼ鉛直方向に移動させる第二昇降手
段18とが取り付けられている。また、クリーナフレー
ム12とカッター20との間には、カッター20をほぼ
鉛直面内に昇降させる第三昇降手段21と、カッター2
0をクリーナフレーム12に沿って移動させる第三移動
手段22とが取り付けられている。
【0012】これらスクレーパー16とカッター20と
には、図4ないし図5に示すように、これらを支持する
ロッド16a、20aにそれぞれ冷却機構30、31が
設けられている。この冷却機構30、31は、内部を中
空としたロッド16a、20aに形成された冷却路30
a、31aと、この冷却路30a、31aに冷却空気等
の冷却媒体を送る冷却用ホース30b、31bと、ロッ
ド16a、20aの外周面に形成され、冷却路30a、
31aから外部に冷却空気を吹き出させる冷却用穴30
c、31cとを有する。ここで、スクレーパー16とカ
ッター20との先端部付近の冷却用穴30c、31c
は、冷却空気が炉滓に直接当たり、炉滓を冷却して固着
させるのを防止するため、内側から外側にわたって斜め
上方に向けて開口形成されている。
【0013】ここで、前記第一昇降手段14としては、
図2に示すように、油圧式シリンダ14cと、この油圧
式シリンダ14cの一端に取り付けられ、ほぼ水平面内
を移動するスプロケット14dと、このスプロケット1
4dに巻かれ、一端がクリーナフレーム12に接続され
たチェーン14eとを有する。このチェーン14eの他
端は走行フレーム11に接続されている。このため、油
圧式シリンダ14cをほぼ水平方向に移動させることに
より、スプロケット14dを水平移動させ、チェーン1
4eを水平方向に移動させ、クリーナフレーム12が巻
き上げられる。
【0014】そして、第二昇降手段18、第三昇降手段
21に減速機を介して油圧式モータを用い、第二移動手
段17、第三移動手段22に、油圧式シリンダを用いた
が、エアシリンダ、チェーン、スプロケット、ガイドレ
ール等を用いてもよい。また、回動手段15には、減速
機を用いてクリーナフレーム12を回動させる油圧式モ
ータが用いられている。この油圧式モータは、電動式モ
ータに比べ、冷却能力が高いので、回動手段15に用い
るのが好ましい。
【0015】また、装置本体10には、カッター20で
剥がし、スクレーパー16で一箇所に移動させた炉滓を
外部に排出する排出手段40が連設されている。この排
出手段40は、特に限定されないが、例えば図6に示す
ように、炉2内の一箇所に集められた炉滓をすくう一対
のバケット41、41と、これらバケット41、41を
昇降させるクレーン等の排出用昇降手段42と、一対の
バケット41、41を昇降させて開閉させる電動ウィン
チなどの開閉手段43と、これらバケット41、41、
排出用昇降手段42、開閉手段43が取り付けられた排
出用フレーム44とを有することもできる。この排出用
フレーム44は、走行レール3に載置され、この走行レ
ール3に沿って移動する。
【0016】また、クリーナフレーム12の周囲には、
回動手段15、第二移動手段17、第三移動手段22が
加熱されるのを防止するため、断熱材を箱状に組み立て
た断熱箱(図示略)が取り付けられている。この断熱箱
には、冷却機構30、31の冷却用ホース30b、31
bから分岐された別の冷却用ホースが配されている。こ
のように断熱箱をクリーナフレーム12に取り付けるこ
とにより、クリーナフレーム12に取り付けられたCP
U等の電子部品を保護することができ、さらに、別の冷
却用ホースから電子部品に冷却空気を吹き付けることに
より、炉2からの熱により電子部品が冷却されるのを防
止できる。
【0017】このような炉滓除去装置1を用いて、炉2
内の炉滓除去作業について説明する。まず、カバークレ
ーン5により、炉2から蓋部4をを吊り上げて移動さ
せ、走行体を作動させ、装置本体10を走行レール3に
沿って炉2の上方に移動させる。次いで、第一昇降手段
14によりクリーナフレーム12を下降させて炉2内に
挿入させる。このクリーナフレーム12では、第三昇降
手段21によりカッター20を下降させる。次いで、第
三移動手段22によりカッター20を炉2の底部のコー
ナー付近に移動させる。
【0018】ここで、カッター20を作動させるととも
に、回動手段15を作動させて炉壁および炉底部並びに
炉底部コーナーの炉滓をカッター20により剥離させ
る。第二移動手段17によりスクレーパー16を炉底部
コーナーに近づけ、カッター20で剥がされた炉滓を、
該スクレーパー16で炉2の一箇所に集め、排出手段に
より外部に排出する。もちろん、カッター20の剥離作
業と、スクレーパー16の移動作業とを同時に行っても
良い。このときに、スクレーパー16で炉滓を剥がして
もよく、そうすれば、炉2内の炉滓をスクレーパー16
とカッター20とで剥離できるので、炉滓の剥離作業効
率を向上させることができる。
【0019】ここで、炉2の断面形状が円形状であれ
ば、この円の中心を軸にカッター20およびスクレーパ
ー16を回動させることにより、炉底部コーナーの炉滓
を除去できる。また、炉2の断面形状が角形状であれ
ば、回動手段15を作動させるとともに、第二移動手段
17、第三移動手段22を作動させることにより、炉2
の底部コーナーに沿ってスクレーパー16、カッター2
0を移動させることができる。すなわち、炉2の断面形
状が、円形、角形、楕円形などの場合にあっても、回動
手段15、第二移動手段17、第三移動手段22をそれ
ぞれ細かく作動させることにより、炉2の底部コーナー
に沿ってスクレーパー16、カッター20を移動させる
ことができる。
【0020】次いで、炉滓の排出作業を行う。まず、排
出用フレーム44を走行レール3に沿って炉2の上方に
移動させ、次いで、排出用昇降手段42により一対のバ
ケット41、41を炉2内に吊り下げる。このときに、
開閉手段43により、一対のバケット41、41を開い
ておく。次いで、一対のバケット41、41が炉滓上に
移動したときに、開閉手段43の電動ウィンチなどから
徐々にワイヤーを巻きだし、一対のバケット41、41
を閉じ、一箇所に集められた炉滓をすくう。この一対の
バケット41、41を閉じた状態で上方に吊り上げ、排
出用フレーム44を走行レール45に沿って炉2の外側
に移動させ、一対のバケット41、41を排出用昇降手
段42により吊り下げ、次いで、一対のバケット41、
41を開くことにより、炉滓を炉2の外側に廃棄する。
こうして炉滓が炉2内から除去される。
【0021】このような炉滓除去装置1によれば、溶解
炉等の炉2の底部等に付着した炉滓を除去する装置本体
10は、炉滓を炉2から剥がすカッター20と、このカ
ッター20をほぼ鉛直方向に移動させる第三昇降手段2
1と、カッター20をほぼ水平方向に移動させる第三移
動手段22とを有するので、カッター20を炉2内の全
体にわたって移動することができ、炉2の底部および炉
壁はもちろんのこと、炉底部コーナーの炉滓をカッター
20により剥離することができる。そして、装置本体1
0は、炉2内の炉滓を一箇所に移動させるスクレーパー
16と、このスクレーパー16をほぼ鉛直方向に昇降さ
せる第一昇降手段14、第二昇降手段18と、スクレー
パー16をほぼ水平方向に移動させる第二移動手段17
とを有するので、スクレーパー16を炉2内全体にわた
って移動させることができ、炉2の底部コーナーの炉滓
を一箇所に集めることができる。さらに、装置本体10
は、クリーナフレーム12をほぼ水平面内に回動させる
回動手段15を有するので、この回動手段15によりカ
ッター20とスクレーパー16とを炉2の内周面に沿っ
て旋回させることができ、炉2の底部のコーナー全体に
わたって炉滓を除去することができる。
【0022】このようにカッター20とスクレーパー1
6とを炉2内全体に移動させることができるため、カッ
ター20で剥がした炉滓をスクレーパー16により炉2
内の一箇所に移動させて集めることができ、炉2内を空
にして、長尺棒、ハンマードリル等を用いて作業員が炉
2から炉滓を剥がす作業がなくなり、炉滓剥離作業を自
動的に行うことができ、炉2の温度を下げる必要がなく
なる。すなわち、従来、炉2の温度を下げ、この炉2に
固着した炉滓を剥がすのに5日以上要していたのに対
し、本願では、カッター20とスクレーパー16とで自
動的に炉滓を剥がすので、約600℃程度の高温にあっ
ても、炉滓を剥がすことができ、さらに、この炉滓は高
温のため炉2に固着していないので、約30分で剥離さ
せることができる。したがって、高温の炉2から炉滓を
短時間で剥離できるので、炉滓の剥離作業性を向上させ
ることができるとともに、炉2の温度を下げる期間が不
要になり、炉滓剥離作業時間を短縮化でき、炉2をほぼ
連続操業できる。さらに、炉滓除去作業を作業員が直接
作業しないので、作業員の健康面や安全性を向上させる
ことができる。
【0023】また、スクレーパー16とカッター20と
は冷却機構30、31を有するので、炉2の温度が高い
場合にあっても、これらスクレーパー16とカッター2
0とを炉2内に入れ、高温の炉2内の炉滓を除去するこ
とができる。このため、炉2の温度を下げずに、カッタ
ー20とスクレーパー16とを作動させることができ、
炉滓の除去期間を短縮できるとともに、これらを高温の
炉2内で安全に作業することができる。
【0024】さらに、装置本体10を炉2内に移動させ
る走行レール3を有し、この装置本体10に、この装置
本体10を走行レール3に沿って移動させる走行体を設
けたので、装置本体10を走行レール3に沿って自走さ
せることができる。このため、炉2内に作業口等から長
尺棒、ハンマードリル等の手工具を作業員が入れる必要
性をなくすことができ、炉滓の除去作業における安全性
を向上させることができる。
【0025】装置本体10に、炉2内の炉滓を外部に排
出する排出手段40を設けたので、この排出手段40か
ら炉滓を外部に排出できる。このため、炉滓の剥離、移
動、排出作業を連続して自動的に行うことができ、炉滓
の除去作業性を向上させることができる。したがって、
装置本体10に、カッター20、第三昇降手段21、第
三移動手段22、スクレーパー16、第一昇降手段1
4、第二昇降手段18、排出手段40を設けたので、炉
滓の剥離、除去作業を連続して自動的に行うことができ
る。このため、炉滓の剥離、除去作業に作業員を不要に
できるので、これらの作業の健康面と安全性とをさらに
向上させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の炉滓除去
装置によれば、溶解炉等の炉の底部等に付着した炉滓を
装置本体で除去する。この装置本体は、カッターとスク
レーパーとを昇降手段と移動手段と回動手段とを用いて
炉内全体を移動させ、カッターを炉に付着した炉滓に接
触させ、炉滓を炉から剥がし、この炉滓をスクレーパー
で移動させることにより、炉内全体の炉滓を一箇所に移
動させることができる。このため、炉内の温度を下げ
て、長尺棒、ハンマードリル等を用いて作業員が炉から
炉滓を剥がす必要がなくなり、炉滓剥離作業を自動的に
行うことができる。したがって、高温の炉から炉滓を除
去できるので、炉に固着していない炉滓を除去でき、炉
滓剥離作業性を向上させることができ、さらに、炉の温
度を下げる必要がないので、炉滓剥離作業時間を短縮化
できる。さらに、炉滓を自動的に剥離するので、浸肺等
の健康面や安全性を向上させることができる。
【0027】前記カッターとスクレーパーとは、これら
を冷却する冷却機構を有すれば、高温の炉にあっても、
これらカッターとスクレーパーとを冷却機構が冷却し、
これらが炉内で高温になるのを抑えるので、高温の炉内
の炉滓を除去することができる。このため、炉に固着し
ていない炉滓を除去できるので、炉滓除去作業性を向上
させることができ、炉滓の除去時間を短縮できる。
【0028】前記炉に、装置本体を移動させる走行手段
を設ければ、装置本体を自走させることができる。この
ため、炉内に長尺棒等の手工具を作業員が入れる必要が
なくなり、炉滓の除去作業における安全性を向上させる
ことができる。前記装置本体付近に、炉内の炉滓を外部
に排出する排出手段を配すれば、炉滓の剥離、排出作業
を連続して自動的に行うことができ、炉滓の剥離作業性
をさらに向上させることができるという効果を奏するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炉滓除去装置の全体を示す側面図であ
る。
【図2】図1の炉滓除去装置を示す側面図である。
【図3】図2の炉滓除去装置を示す平面図である。
【図4】スクレーパーの冷却機構を示す正面図である。
【図5】カッターの冷却機構を示す正面図である。
【図6】排出手段を示す正面図である。
【符号の説明】
1 炉滓除去装置 3 走行レール 10 装置本体 14 第一昇降手段 15 回動手段 16 スクレーパー 17 第二移動手段 18 第二昇降手段 20 カッター 21 第三昇降手段 22 第三移動手段 30・31 冷却機構 40 排出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩宮 正人 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 ミ サワバン株式会社内 (72)発明者 鈴木 章 千葉県船橋市習志野4丁目12番2号 日 本軽金属株式会社 船橋工場内 (72)発明者 村谷 孝通 千葉県船橋市習志野4丁目12番2号 日 本軽金属株式会社 船橋工場内 (72)発明者 中野 正二 千葉県船橋市習志野4丁目12番2号 日 本軽金属株式会社 船橋工場内 (72)発明者 片寄 則男 千葉県船橋市習志野4丁目12番2号 日 本軽金属株式会社 船橋工場内 (72)発明者 佐藤 忠義 千葉県船橋市習志野4丁目12番2号 日 本軽金属株式会社 船橋工場内 (72)発明者 大森 雅生 千葉県船橋市習志野4丁目12番2号 日 本軽金属株式会社 船橋工場内 (56)参考文献 特開 平6−174380(JP,A) 特開 昭61−114083(JP,A) 実開 平4−110400(JP,U) 特表 平4−500554(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 23/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解炉等の炉の底部等に付着した炉滓を
    除去する装置本体を有し、該装置本体は、前記炉に付着
    した炉滓を剥がすカッターと、炉内の炉滓を一箇所に
    動させるスクレーパーと、これらカッターとスクレーパ
    ーとをほぼ鉛直方向に昇降させる昇降手段と、これらカ
    ッターとスクレーパーとをほぼ水平方向に移動させる移
    動手段と、これらスクレーパーとカッターとをほぼ水平
    面内に回動させる回動手段とを有することを特徴とする
    炉滓除去装置。
  2. 【請求項2】 前記カッターとスクレーパーとは、これ
    らを冷却する冷却機構を有することを特徴とする請求項
    1記載の炉滓除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の炉滓除去装置であって、
    前記炉に、前記装置本体を移動させる走行手段が設けら
    れていることを特徴とする炉滓除去装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の炉滓除去装置であって、
    前記炉内の炉滓を外部に排出する排出手段が前記装置本
    体付近に配されていることを特徴とする炉滓除去装置。
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