JP3435100B2 - 無線パケット網内のキャリアをキャリアの再使用を伴って動的に割当てる方法 - Google Patents

無線パケット網内のキャリアをキャリアの再使用を伴って動的に割当てる方法

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ端末、例え
ば、移動機と、それらにサービスを提供する基地局との
間で信号を送信するために複数の無線周波数チャネルが
利用可能なパケット無線通信網を動作するための方法に
関する。より詳細には、本発明は、これら利用可能なチ
ャネルを、基地局のグループの間に、時間とともに変化
し、空間的に均等でない伝送容量に対する需要に応じて
割当てるための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パケット無線通信網、例えば、セルラ電
話網が、既に、音声トラヒックを運ぶために広く用いら
れており、携帯パーソナルコンピュータの使用も広く行
き渡っている。音声トラヒックに加えて、高速データト
ラヒックも運ぶことができる無線網は、携帯あるいは移
動コンピュータの間で有線接続なしにデータを交換する
ために便利であり、このような無線網に対する需要は高
まる一方である。
【0003】ただし、コンピュータのデータトラヒック
は、音声トラヒックとは、様々な点で著しく異なり、こ
れらの差異のために、音声トラヒックに対して高品質と
高効率の両方を達成することができる網資源を使用する
ためのスキームでも、典型的には、データトラヒックに
対してはこれを達成することはできない。
【0004】つまり、一定レベルのチャネル容量が信号
源に割当てられる場合、遅延とチャネル使用の効率との
間にはトレードオフが存在し、信号源がバースト性であ
ればあるほど、このトレードオフは厳しいものとなる。
例えば、割当てられる容量がピークデータ速度に合わせ
て設定された場合は、バースト間の比較的長い沈黙期間
においては、なにも送信されなくなり;反対に、割当て
られる容量が平均データ速度に合わせて設定された場合
は、遅延が比較的長くなる一方で、伝送路内のバッファ
が空になり;さらに、割当てられるチャネル容量がバッ
ファ容量に対して低く設定され過ぎた場合は、バッファ
がオーバフローし、データが失われることがある。
【0005】音声の場合は、バースト性はより小さいた
めに、このトレードオフは比較的穏やかである。この理
由により、典型的な音声信号に対しては、割当てられる
チャネル容量を、チャネル使用の効率が劇的に劣化する
恐れなしに、比較的高く、例えば、ピークデータ速度あ
るいはこの近傍に、設定することができる。このため、
通常は、会話しているユーザにとって不愉快となるほど
長期の伝送遅延は回避できる。
【0006】これとは対照的に、例えば、ウエブページ
を表すコンピュータデータは、典型的には、おのおのが
100kbitsあるいはそれ以上のデータを含む一連のバ
ーストとして配信される。この配信においては、伝送的
にアクティブな期間に続いて、10秒あるいはときには
100秒にも及ぶ比較的長い伝送的に非アクティブな期
間が続き、この期間において受信端の所のユーザは、配
信された情報を読み出す。コンピュータユーザは、通常
は、音声電話のユーザよりはかなり大きな遅延に耐え
る。例えば、現時点においては、典型的なユーザは、
(コンピュータ画面の適当な部分にカーソルを合わせて
マウスをクリックすることで)ウエブページを要求して
から、そのウエブページを受信するまでに、数秒間を持
つことは殆ど問題としない。ただし、ウエブページのデ
ータを満足できるように配信するためには、音声伝送に
対する場合と比較して著しく低いビットエラー率が要求
される。
【0007】現時点において利用できる典型的な無線リ
ンクは、約10kbits/秒あるいはこれ以下のビット速
度に制限されている。約10kbits/秒のビット速度
は、少なくともあるタイプのデータトラヒックを運ぶた
めには、上述のように比較的長い遅延を伴うことはある
が十分である。ただし、現時点では、このような伝送
は、これらが与えられた任意の時点において関連するチ
ャネル容量の限られた部分しか用いないのに、音声呼と
して課金されるため、ユーザにとっては非効率である。
【0008】近い将来、ある程度の無線スペクトラムが
高速データ網によって用いるために割当てられた暁に
は、状況は改善すると見込まれる。事実、近い将来、登
りリンクと下りリンクの両方向において、1000kbits/
秒なる総ユーザビット速度にて送信することができる無
線リンクが出現すると見込まれる。
【0009】一方、個々の各ユーザは、この総ビット速
度の一部しか使用せず、しかも、ユーザの利用は、間欠
的である。従って、総ユーザビット速度が1000kbit/秒
より小さな場合でも、各セル内で、複数のユーザが、例
えば、セル当たり10あるいは20人のユーザが、デー
タ搬送無線リンクを同時に共有することができる。
【0010】無線データ通信の分野における当業者は、
現在のおよび将来見込まれるこれら無線資源を効率的に
共有するためのスキームに対する必要性を認識してい
る。少なくとも幾つかの無線データ網においては、デー
タは、下りリンクにおいては、ある有限個のキャリア
(つまり、周波数チャネル)のセット、例えば、32個
のキャリアから成るセットを用いて伝送される。個々の
各基地局には、これらセットのキャリアの一部、例え
ば、基地局当たり8個のキャリアが割当てられ、この割
当ては、隣接基地局(より詳細には、互いに重複する受
信ゾーンを持つ基地局)が同一のキャリアを用いないよ
うに計画される。
【0011】網上の需要が一様で、予測可能である場合
は、固定的にチャネルを割当てても、利用可能な資源を
高効率にて用いることは可能である。ただし、実際に
は、ある与えられたセル内に存在し、データサービスを
要求する移動機の数は大きく変動し、さらに、移動機が
同数である場合でも、例えば、ウエブページに対するリ
クエストがなされる率は、大きく変動する。移動機の分
布も、データリクエストの率も、両方とも、正確に予測
することは不可能である。従って、典型的には、パケッ
トのキューの長さは基地局によって(任意の時間におい
て)大きく変動し、しかも、各基地局におけるキューの
長さは時間によっても大きく変動する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】これら条件の下では、
キャリアを各基地局に固定的に割当てる方法では、デー
タ搬送資源の使用において最適な効率を達成することは
愚か、商業的に許容できるレベルの効率も達成できない
恐れもある。これは、固定割当て方式は、変動する負荷
を効率的に扱う柔軟性に欠けるためである。
【0013】例えば、ある基地局によって扱われる移動
機の数が、割当てられているキャリアによってサポート
することができる最大に達した場合、その基地局は、網
内の他のポイントにおいては他の未使用なキャリアが存
在するにもかかわらず、サービスに対するさらなるリク
エストを拒絶しなければならなくなる。
【0014】同様に、ある特定のセル内に大きな需要が
存在する場合には、対応する基地局のバッファ内にパケ
ットの長いキューが積み上がることとなる。この方式で
は、網内の他のポイントにおいては未使用なキャリアが
存在する場合でも、この特定の基地局の所のキューを解
消するために、追加のキャリアを用いることはできな
い。この方式では、結果として、網内のある部分におい
てはキャリアが未使用のままとなり、同時に、網の他の
部分においては容量が足りないためにサービスリクエス
トが拒絶され、このため、スペクトラムの使用が非効率
となる。もう一つの結果として、バッファ容量の使用も
非効率となる。つまり、網のある部分においては、パケ
ットがバッファのオーバフローのために失われるが、同
時に、網の他の部分においてはバッファが殆ど満たされ
ないこともある。
【0015】これら効率の問題を解決するためには、と
りわけ、利用可能なチャネルが基地局間に、少なくとも
一部、時間とともに変化し、空間的に均等でない伝送容
量に対する需要に応じて割当てられるようなチャネル割
当て法が必要となるが、このような方法は、“動的チャ
ネル割当て(Dynamic Channel Assignment、DCA)”を
遂行する方法であると呼ばれる。
【0016】
【課題を解決するための手段】我々は、動的チャネル割
当て(DCA)に対する方法を発明した。我々の発明は、
時間あるいは周波数多重、あるいは時間および周波数多
重の両方を採用する無線伝送システムに関する。本発明
は、特に、これらシステムのチャネルの干渉を回避する
問題に向けられる。一例として、本発明の用途の特定な
分野は、時分割多元アクセス(Time-Division Multiple
Access、TDMA)であり、これには、直交周波数分割多
重(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing、OF
DM)も含まれる(OFDMは、TDMAの一つのバリエーション
である)。
【0017】広い意味においては、本発明は、網の基地
局を、非干渉セットに分割することに係わる。これらセ
ットの一例は、後に定義される再使用グループ(reuse
groups)である。チャネルは、需要に応じて、これら非
干渉セットに割当てられる。これとの関連で、需要の尺
度として、一つの実施例においては、非干渉セットの基
地局によって扱われる移動機のキューの長さが用いられ
る。(キュー長(queue lenght)なる用語については後
に説明される)。チャネル再割当てのステージは、後に
定義されるスーパーフレーム(superframes)と呼ばれ
る時間期間において遂行され、この再割当ては、基地局
による協調された動作を通じて遂行される。
【0018】“協調された動作(coordinated activit
y)”とは、チャネルの再割当てが、基地局の間で交換
される情報に応答して遂行されること、あるいは、基地
局によって網にパスされた情報に応答して、網による中
央からの指示下で遂行されることを意味する。関連する
計算を遂行する網内の中央位置は、典型的には、移動体
交換センタ(Mobile Switching Center、MSC)とされ
る。また、本発明の幾つかの特定の実施例においては、
再割当ては、例えば、隣接基地局間のトランザクション
に応答して遂行される。
【0019】本発明のDCAに対する方法では、回路交換
網において主として音声トラヒックを扱うために意図さ
れた従来の呼レベルのDCAスキームと比較して、かなり
速い応答時間を達成することができる。この応答の速さ
のために、本発明の方法では、パケット化されたデータ
伝送に対するチャネルの動的割当てを、実用上問題のな
い遅延(ラテンシーとディレイの両方)にて達成できる
ものと信ずる。
【0020】“ラテンシー(latency)”とは、本発明
のDCA手続きの複雑さによって決定されるスーパーフレ
ームの長さを意味する。より詳細には、スーパーフレー
ムの長さは、網要素間で情報を交換するため、および交
換された情報を用いて関連するDCA手続きをサポートす
るための計算を遂行するために要求される時間によって
決定される。
【0021】“ディレイ(delay)”とは(パケットデ
ータ伝送の背景においては)、パケットが送信されてか
ら到着するまでの間の時間を意味する。平均ディレイ
は、簡単に述べれば、待たされたパケットの平均待ち時
間である。より詳細には、平均ディレイは、長期間に渡
って、多数のパケットについて、全パケットの総ディレ
イをパケットの総数で割った値として表される。
【0022】用語の説明 網は、網が干渉を、予め設計された計画に従って各基地
局が特定のチャネルを使用することを許可あるいは拒絶
することで回避する場合、再使用(reuse)方式を採用
すると呼ばれる。このような網においては、ある与えら
れたチャネルは、地理的に別個の領域内で予め設計され
た計画に従って再使用される。
【0023】チャネル(channel)なる用語は、ここで
は、時間あるいは周波数分割を用いる方法との関連で用
いられる。時分割多重網においては、チャネルは、ある
与えられたタイムスロットに対応し;周波数分割多重網
においては、チャネルは、ある与えられたキャリア周波
数あるいは周波数バンドに対応し;時分割多重と周波数
分割多重の両方を用いる網においては、チャネルは、あ
る与えられたキャリア周波数におけるある与えられたタ
イムスロットに対応する。
【0024】再使用グループ(reuse group)なる用語
は、おのおのがその受信ゾーンが他の再使用グループ内
の基地局のみと重複するように選択された基地局のグル
ープを差す。簡単に述べれば、基地局は、隣接基地局が
異なる別個の再使用グループに属するように、幾つかの
再使用グループに分割される。
【0025】キュー長(queue length)なる用語は、あ
る与えられた移動機と関連するバッファ内のパケットの
数あるいは他の単位、例えば、(幾つかのケースにおい
ては)バイトあるいはセル等の数を意味する。
【0026】スーパーフレーム(superframe)なる用語
は、固定長の一つあるいは複数の一連のフレームのグル
ープから構成されるある時間区分を意味する。“フレー
ム(frame)”なる用語は、ここでは、パケット通信の
背景における通常の意味で用いられ、従って、これは、
データ伝送に対する基本単位を意味し、典型的には、見
出し部を含み、これは、とりわけ、同期情報を含む。
【0027】あるスーパーフレームの時間期間内では、
現在のチャネル割当ては、一定に保持され、この時間期
間において、次のチャネル割当てが計算される。スーパ
ーフレームの持続時間は、基地局が、後に説明するチャ
ネル割当てのためのラウンドを遂行するために必要とさ
れる情報を交換し、これに基づいてチャネルの再割当て
を計算するために必要とされる時間によって決定され
る。ただし、この持続時間は、好ましくは、結果として
のパケットの伝送における遅延が許容限度内となるよう
に十分に短くされる。(これとの関連で、チャネルの再
割当てを遂行するために必要とされる網内でのシグナリ
ングには、専用のチャネルを用いることも、あるいは、
データトラヒックと同一のバンドを共有することも考え
られる)。
【0028】典型的なスーパーフレームは、10〜25
個のフレームから構成される。こうして、例えば、25
個の40ミリ秒フレームから構成されるスーパーフレー
ムの場合、1秒間持続することとなる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下の議論は、解説の目的で、主
として、無線通信網、例えば、セルラ電話システムの下
りリンク方向のチャネル割当てに向けられる。ただし、
本発明は、下りリンク方向にのみ制限されるものではな
い。本発明の原理は、個々の送信機が複数の割当て可能
なチャネルを用いて登りリンク伝送を行なう場合にも、
同様に適用し、従って、下りリンク伝送も登りリンク伝
送も、両者とも、本発明の範囲内に入るものである。
【0030】一例としての無線網は、図1に示すように
地理的に分散して存在する基地局10の配列を含む。以
下の解説の目的では、この基地局配列の2つの基地局
は、それらが、(図面に示すように)水平方向、垂直方
向、あるいは対角方向に互いに隣接する場合は、互いに
干渉し合い、その他の場合は、互いに干渉し合わないも
のと想定される。各基地局は、以下の議論においては、
参照のために、BS1〜BS16なる番号を与えられる。
【0031】本発明の理解を助けるために、始めに、割
当てマトリックス(以下では簡単のためにA-マトリック
スと呼ぶ)について説明しておく。このマトリックスの
エントリは、チャネルの基地局への割当てを表す。例え
ば、図2のA-マトリックスについて説明すると、このA-
マトリックスの各行は、個々のチャネルを表し、各列
は、図1の基地局番号体系に従う個々の基地局の番号を
表す。A-マトリックス内のある与えられた行・列位置の
所に二進数1が入力されているのは、その行に対応する
チャネルがその列に対応する基地局に割当てられている
ことを示し、1が入力されてない行・列位置は、空であ
るか、あるいは、それら位置に二進数0が入力されてい
ることを示す。
【0032】本発明によると、A-マトリックス内の(あ
るいはA-マトリックスのある部分内の)エントリ(入
力)が各スーパーフレーム当たり一度修正される。本発
明の目的は、これらエントリを、基地局間で干渉を起こ
すことなく、チャネルが基地局間に、効果的に、公平
に、分配されるように決定することにある。
【0033】当業者においては理解できるように、干渉
を起こすことなく、A-マトリックスを最適数(例えば、
最大数)の非零エントリにて満たす数学的問題を解くこ
とは非常に困難である。(事実、これは、“NP-完全問
題”として分類される)。A-マトリックスを満たす問題
に対しては、様々なアプローチが可能であり、以下の各
セクションにおいては、3つの具体的な一例としてのア
プローチとして、それぞれ、(1)キャリアリクエスト
法(carrier requesting method);(2)線形計画法
(LP)に基づく方法(lineat programming (LP) based
method);および(3)キャリアレーキング法(carrie
r raking method)について説明される。
【0034】いったん基地局にチャネルのシェア(取り
分)が割当てられると、次のステップとして、(各基地
局は)これらチャネルを自身のセットの移動機に割当て
る。このプロセスに対しては、各移動機に属する各キュ
ー(の長さ)を考慮する必要がある。
【0035】すなわち、キャリアの総数をcにて表し
(これだけの数のキャリアが基地局に割当てられ、A-マ
トリックス内に反映される)、移動機の総数をmにて表
し、i番目の移動機のキー長を、qiにて表すものとす
ると、一つの可能なアプローチは、キャリアをキュー長
に比例して割当てる方法である。この方法では、インデ
ックスjが、移動機1、...、mと、i番目の移動機までの
全てに渡ってランする(適用される)ものと想定する
と、以下の式によって与えられる値に最も近い(ただ
し、これを超えない)個数のキャリアが割り当てられ
る:
【数1】
【0036】ここで、このナイーブなスキームの一つの
問題は、事前の設計により、ある与えられた移動機が取
ることを許されるチャネルの数に、最大数Smaxが指定さ
れる場合があることである。そして、上述のスキーム下
では、この最大数Smax以上のチャネルが移動機に割当て
られることがある。この問題に対する一つのアプローチ
は、余剰チャネルをキュー長に従って再割当てする方法
である。この方法においては、最初に、既に最大数のチ
ャネルを割当てられている全ての移動機が(考察から)
排除され、次に、残された各移動機について、キュー長
と既に割当てられているキャリア数の比が計算される。
次に、最も大きな比値を持つ移動機に、最初の余剰キャ
リアが割当てられる。これによって、この移動機が最大
割当てに達した場合は、その移動機も排除される。達し
ない場合は、その移動機について、キュー長とキャリア
数の比が再計算され、再び、最大の比を持つ移動機に、
次のキャリアが割当てられる。このプロセスが、余剰キ
ャリアが尽きるまで、あるいは、各移動機に割当てられ
たキャリアが最大数に達するまで反復される。
【0037】例えば、図3との関連で、c(キャリアの
総数)が15であるものと想定すると、図3に示すプロ
セス30において、15個のチャネルが網20によって
基地局25に割当てられる。移動機35.1、35.
2、および35.3が、それぞれ、30、100、およ
び20なるキュー長さを持ち、Smax=8であるものと
想定すると、当初の割当てにおいて、図3のプロセス4
0の結果として示されるように、3個のチャネルが移動
機35.1に、10個のチャネルが移動機35.2に、
そして2個のチャネルが移動機35.3に割当てられ
る。移動機35.2は、現在、それが使用することが許
されるより2個だけ余分なチャネルを持つ。このため、
この移動機はさらなる考察から排除され、この2つの余
剰チャネルが、以下に説明するように、再割当てされ
る。
【0038】この結果、移動機35.1の比は、30/
3=10、移動機35.3の比は、20/2=10とな
る。このように対等な場合は、第一の移動機(つまり、
移動機35.1)が選択され、第一の余剰チャネルがそ
れに割当てられる。この結果、移動機35.1は、現
在、4個のチャネルを持ち、対応する比は、30/4=
7.5となる。このため、第二の余剰チャネルは、今度
は、移動機35.3に割当てられる。結果として、最終
的には、4個のチャネルが移動機35.1に、8個のチ
ャネルが移動機35.2に、そして3個のチャネルが移
動機35.3に割当てられる。
【0039】典型的には、この再割当て手続き全体が、
各スーパーフレーム当たり一度反復される。(ただし、
例えば、後に説明するキャリアレーキング法において
は、再割当て手続きは、各再使用グループに対して1ラ
ウンド、そして、スーパーフレーム当たり1ラウンドの
み遂行される)。
【0040】キャリアリクエスト法(Carrier Requesti
ng Method) 次に、A-マトリックスを満たすためのキャリアリクエス
ト(carrier requesting)法について説明する。この方
法においては、網の基地局は再使用グループに分割さ
れ、これら再使用グループは、各基地局の受信ゾーンが
他の再使用グループ内の基地局の受信ゾーンとのみ重複
するようなやり方で選択される。簡単に述べると、隣接
基地局は、異なる別個の再使用グループに属するように
される。フルセットのチャネルが、同数のサブセットに
分割され、当初は、これらが各再使用グループに割当て
られる。後に説明するように、これは、単に、公称割当
てにすぎない。解説の目的では、公称の均等配分(nomi
nal even sharing)の一例として、32個のチャネルか
ら成るフルセットが4個の再使用グループの間に割当て
られ、8個のチャネルが各再使用グループに割当てられ
るものと想定される。これらサブセットの一つのチャネ
ルの数が、ここでは、NRGによって表される。
【0041】一例としての均等な公称割当てが図2のA-
マトリックスによって表される。図2に示すように(図
1にも示され、図1は図2と一緒に参照されるべきであ
るが)、各再使用グループは、ローマ数字I〜IVによ
って表され、各チャネルには、1〜32の番号が付けら
れる。再使用グループIには、図2において参照符号5
0を持つ非零のエントリの塊によって示されるように、
チャネル1〜8が割当てられ;再使用グループIIに
は、塊55によって示されるように、チャネル9〜16
が割当てられ;再使用グループIIIには、塊60によ
って示されるようにチャネル17〜24が割当てられ;
再使用グループIVには、塊65によって示されるよう
にチャネル25〜32が割当てられる。
【0042】次に、図4のボックス40に示すように、
各基地局は、チャネルの目標数を、その基地局の所に存
在するキュー長に基づいて計算する。この目標数は、チ
ャネルの総数(この例では、32)を超えないこともあ
る。この計算には、関連するハードウエアの制約、例え
ば、各移動機によって受信することが許されるキャリア
の数の上限等も考慮に入れられる。この目標数は、ここ
では、リクエスト関数RBSとして表される。
【0043】このリクエスト関数RBSを計算するための
一つの式には、i番目の移動機のキュー長Qi(つま
り、その移動機のキュー内で待たされているパケットの
数)、単一のスーパーフレームにおいて1個のチャネル
を用いて送信することができるパケットの数M、および
単一の移動機に割当てることが許されるチャネルの最大
数Smaxが考慮される。この式は、ある与えられた基地局
に属する全ての移動機に渡っての以下の総和として表現
され、ここで、インデックスiは、移動機の1から移動
機の総数N ̄までの範囲に渡る。この総和においては、
どの項もSmaxを超えないようにされ、各Qi:Mの比
は、最も近い整数に丸められる:
【数2】
【0044】次に、網は、図4のボックス75に示すよ
うに、各基地局に、その基地局の再使用グループの最初
のRBS個のチャネルを割当てる。ただし、このステップ
においては、図4のボックス80に示すように、対応す
る再使用グループに割当てられた個数(この例では、8
個)より多くのチャネルは割当てられない。好ましく
は、最大個数以下のチャネルをリクエストした各基地局
は、ボックス85において、そのアイドルチャネルを記
録する。ここでは、アイドルチャネルとは、基地局に公
称的に割当てられたが、基地局のリクエストを超え、従
って、その基地局によっては用いられないチャネルを意
味する。
【0045】NGR個以上のチャネルに対するリクエスト
は、この段階においては、一部、まだ満たされてない状
態となる。このようなリクエストを発行した基地局は、
以降、借用局(borrowers)と呼ばれる。
【0046】次に、各借用局は、自身のものではない再
使用グループに属する隣接(neighboring)基地局か
ら、一つあるいはそれ以上のチャネルをリクエストす
る。この再使用グループの選択は、どの再使用グループ
も自身を写像(イメージ)として持たないような再使用
グループの置換(あるいは順列)(パーミュテーショ
ン)を施すことで遂行される。この方法によると、各借
用局は、それが属する再使用グループが、置換操作の下
で、借用局自身の再使用グループの写像(イメージ)と
なるような隣接基地局に対してこのリクエストを行な
う。簡単化のためには、この置換として、各再使用グル
ープが1位置だけ移る巡回置換を用いると便利である。
【0047】借用は、一回あるいはそれ以上のラウンド
によって行なわれる。ラウンドの最大回数は、再使用グ
ループの総数より1だけ少ない回数となり、従って、こ
の例では、借用は、最大で、3ラウンド遂行される。
【0048】ラウンド1において、各借用局は、選択さ
れた再使用グループに属する各隣接基地局にリクエスト
を送る。各リクエストの際に、借用局は、順番に、選択
された再使用グループに割当てられた各チャネルについ
てポーリングする。こうして、説明の例においては、例
えば、グループIの借用局は、グループIIの隣接基地
局に、“チャネル9がアイドルであるか?”尋ねる。グ
ループIIの隣接基地局全ての返事が肯定である場合
は、借用局はチャネル9を借用し、それが借用すること
を必要とするチャネルの数を1だけ減らす。グループI
Iの隣接基地局の少なくとも一つの返事が否定である場
合は、借用局は、次の順番のチャネルに進む。このプロ
セスが、借用局のチャネルに対する要件が満たされるま
で、あるいは、選択されたグループに割当てられた最後
のチャネルがポーリングされるまで継続される。
【0049】もう一つの例が図5の部分的に満たされて
いるA-マトリックスによって示される。図5も、図1お
よび図2との関連で参照されたいが、ここでは、簡単の
ために、借用は、基地局4によってのみなされるものと
想定される。この例では、(再使用グループI)の基地
局4は11なる目標数を持つものと想定され、これは、
当初この基地局に割当てられたチャネルの数を3だけ超
える。第一の借用ラウンドにおいて、基地局4は、グル
ープIIに属する隣接基地局、すなわち、基地局7およ
び基地局8に照会する。基地局7は、チャネル15はア
イドルであるが(図5において、文字“I”によって示
される)、ただし、基地局8は、チャネル5を用いる予
定である。チャネル16については、両方の隣接基地局
とも、空いており、このため、チャネル16が借用され
る。次のラウンドにおいて、基地局4は、グループII
に属する隣接基地局(基地局7と8)に加えて、グルー
プIIIに属する隣接基地局(基地局10と12)に対
してチャネル17〜24について照会するが、これらチ
ャネル17〜24のどれも空いてない。最後のラウンド
において、基地局4は、グループIIおよびグループI
IIに属する隣接基地局に加えて、グループIVに属す
る隣接基地局(基地局13〜16)に対してチャネル2
5〜32が空いてないか順番に照会する。結果として、
チャネル30と31が空いており、借用できることが見
つかる。この手続きは、借用基地局のチャネルに対する
要件がこれで満たされるために、チャネル32までは行
なわれない。(図5において、こうして借用されたチャ
ネルが基地局4に対して指定される列内の文字“B”に
よって示される)。
【0050】最大の効率を達成するためには、再使用グ
ループ内の全ての基地局がこの借用手続きを同時に遂行
することを要求される。つまり、各基地局によってこれ
らラウンドを厳格に順番に遂行し、隣接基地局が同一の
チャネルを用いるはめにならないようにする必要があ
る。
【0051】借用手続きのその後のラウンドは、本質的
には、上述と同様に遂行される。説明の例では、巡回置
換が再度適用され、今回は、各再使用グループの基地局
は、2位置だけ離れた再使用グループからの借用を行な
うこととなる。ここで、第一のラウンドにおいて、グル
ープIIに属する基地局が、既にグループIIIのチャ
ネルを借用しており、このため、グループIに属する基
地局がグループIIIのチャネルからの借用を行なう第
二のラウンドにおいては、グループIIとグループII
Iの両方の隣接基地局に照会する必要があることに注意
する。さもなければ、グループIの基地局は、グループ
IIIの基地局から、グループIIの隣接基地局が、前
にそれから借用したのと同一のチャネルを借用する恐れ
があり、この場合は、勿論、これら同一のチャネルを用
いるグループIとグループIIの特定の基地局は互いに
干渉し合うこととなる。
【0052】より一般的には(上述のような巡回置換が
用いられるものと想定した場合)、j番目の借用ラウン
ドにおいて、再使用グループkに属する基地局は、再使
用グループk+1、k+2、...、k+jの全ての隣接基地局に全て
照会することが必要となる。(これらインデックスは、
モジュロKより計算され、ここで、Kは再使用グループ
の総数を表す)。この動作が図6に要約されており、ポ
ーリングの各ラウンドがボックス90によって表されて
いる。
【0053】全ての借用ラウンドは、1つのスーパーフ
レーム内で行なわれ、次にスーパーフレームに対して有
効となる。これら2つのスーパーフレームの内の第一の
スーパーフレームにおいて行なわれる関連する計算は、
好ましくは、用いられる情報が可能な限り最新なもので
あることを確保するために、可能な限り遅く遂行され
る。オプションとして、チャネル借用のために一連の再
使用グループに対して行なわれる照会の順番をスーパー
フレームの間で変えることもできる。これは、例えば、
各基地局によって扱われる移動機の数が均一でなかった
り、あるいは、各基地局の需要のレベルに差があったり
する場合に効果的である。このような場合は、借用順序
を置換することで、公平さが増加する傾向がある。
【0054】全借用ラウンドが終了した時点で、借用さ
れなかったアイドルなチャネルを持つ基地局が残されて
いる場合があるが、少なくとも幾つかのケースにおいて
は、そのような基地局に自身のアイドルなチャネルを使
用することを許可すると、その待ちパケットのキューが
低減できるために効果的である。
【0055】幾つかの代替実施例においては、次のスー
パーフレームに対するRBSの評価には、現在の要件(例
えば、あるスーパーフレームの終端における狭い時間ウ
インドウで見た要件)のみでなく、現在のスーパーフレ
ームの近い将来への投影の計算も考慮に入れられる。
【0056】A-マトリックスを満たすためのキャリアリ
クエスト方式の長所は、これが比較的速い点である。実
際、少なくとも幾つかの実用的な用途においては、この
アプローチの遅延は、0.1〜0.2秒という小さな値
となる。
【0057】さらに、要求される情報処理は、これが隣
接する基地局間のみのデータの交換に依存するために高
度に分散される。このために、この方式では、網に課さ
れる通信負担が比較的軽くなる。この方式では、チャネ
ルが需要に応じて再割当てされるために、少なくともあ
る程度の効率が達成される。同時に、この方式では、各
基地局が少なくとも公称的に割当てられた数のチャネル
は使用できるように保証されためには、少なくともある
程度の公平さも保護される。このため、ある一つの再使
用グループの基地局がチャネルをまったく不均等な割合
で占拠することはなくなる。
【0058】広い意味では、キャリアリクエスト方式
は、上述の一例としてのスキームの多様なバージョンを
包含する。これらバリエーションの一例は、グローバル
キャリアリクエスト(global carrier requesting)と
呼ばれる。グローバルキャリアリクエスト方式において
は、たんに、単一の再使用グループに属する基地局のみ
が任意の与えられたスーパーフレームにおいて借用動作
を遂行する。借用局は自身のグループを除く任意の再使
用グループに属する隣接基地局からチャネルを借用する
ことを許される。各スーパーフレームにおいて、最も大
きな総キュー長を持つグループが借用再使用グループと
なる。ある与えられた再使用グループの総キュー長は、
一つの実施例においては、その再使用グループの全ての
基地局に渡ってqiを総和することによって計算され
る。代替として、その再使用グループの全ての基地局に
渡って、間接尺度、例えば、リクエスト関数を総和し、
これを用いて借用再使用グループを決定することも考え
られる。
【0059】(より一般的には、異なる別個の再使用グ
ループからの基地局に、互いに干渉し合う基地局に同一
のチャネルが割当てられる可能性がないことを条件に、
優先が与えられる)。
【0060】グローバルチャネルリクエスト方式は、比
較的単純なために、計算面で有利である。このために、
必要な計算を比較的迅速に遂行することができる。
【0061】LP-ベースのアプローチ(LP-Based Approa
ch) 次に、A-マトリックスを満たすための第二の方法につい
て説明する。この方法は、線形計画法に基づくアプロー
チ(Linear Programming Based Approach)と呼ばれ
る。この方式を説明するためには、基地局の最大重み独
立セット(Maximum Weight Independent Set、MIS)な
る概念を導入すること便利である。MIS(最大重み独立
セット)は、網内の基地局の全セットのサブセットであ
る。より詳細には、MISは、非干渉なセットであり、MIS
内の全ての基地局は、過剰な干渉を受けることなく互い
に送信することができる。さらに、詳細には、MISは、
その総キュー長が他のどの非干渉なセットの総キュー長
より大きな基地局から構成される。
【0062】一例としてのMISが図7に示される。図7
には、以前に図1に示したのと同一の、順番に基地局BS
1〜BS16として番号を付けられた基地局10の同一の配
列が示される。図7において、参照番号95によって示
される各数字は、各基地局のキュー長を表す。簡単のた
めに、これらキュー長は、10あるいは100であるも
のと想定される。基地局BS6、BS8、BS11、およびBS13が
一体となって一つのMISを構成し、これら基地局のこの
セットには、追加の基地局を、干渉することなく、加え
ることはできない。これら基地局の総キュー長は310
となり、他のどの非干渉なセットも、これより大きな総
キュー長を持たない。
【0063】この方法を遂行するためには、最初に、周
知の線形計画法の技法を用いて、MIS(最大重み独立セ
ット)が見つけられる(図8のボックス105)。次
に、一つのチャネルがそのMISに割当てられる(図8の
ボックス110)。次に、チャネルを割当てられたキュ
ーの長さが、割当てられたチャネルの容量だけ低減され
る(図8のボックス115)。この手続きが、残された
チャネル当たり一度反復され、これが全ての空いたチャ
ネルが割当てられるまで継続される。各反復において、
新たなMISが見つけられ、それに基づいて次のチャネル
が割当てられる。
【0064】図9は、図7に示すMISにチャネル1が割
当てられたときに対応してA-マトリックスの一つの行が
満たされている状態を示す。この方法との関連では直接
に関係ないが、図9には、再使用グループの項目120
もA-マトリックス上に、本方式によるMISを用いてのチ
ャネルの割当てと、後に説明するホール充填法(hole-f
illing method)による再使用グループを用いてのチャ
ネルの割当てとを比較する目的で残されている。
【0065】MIS(最大重み独立セット)を見つける問
題は、数学的には以下のように表現される:
【数3】
【0066】ここで、は(第二の式によって定義され
る)0と1から成るベクトルを表し、このベクトル
は、網内の基地局と同数の成分を持つ。網内の基地局の
各サブセットに対して、別個のベクトルxが存在する。
これら各ベクトルにおいて、xiは、基地局iが対応す
るサブセット内にある場合は、1にセットされ、そうで
ない場合は、0にセットされる。こうして、当初の総和
がそれに渡って遂行されるインデックスiは、網内の全
ての基地局に渡ってランする。基地局iの所のキュー長
はqiによって表され、こうして、当初の総和は、
よって示されるサブセット内の全てのキューに渡って取
られる。
【0067】上述の第三の式は、非干渉条件を表現し、
最適化はこの制約下で遂行される。“極大クリーク(ma
ximal cliques)”と呼ばれる基地局のセットの集まり
に属する各セットCは、この条件を満たすことを要求さ
れる。最大クリークは、(全ての基地局が他の全ての基
地局と干渉する)互いに干渉し合う基地局の可能な最大
のセットである。対応する総和が、ある与えられた極大
クリークに属する全ての基地局に渡って取られる。この
総和は、ここでは、網内の各極大クリークに対して0あ
るいは1であることを要求される。簡単に述べると、非
干渉条件とは、MISに属するどの2つの基地局も、共通
の極大クリークに属さないことである。
【0068】非干渉基地局から構成されるサブセットと
は、厳密には、第三の式によって与えられる不等式を満
足するようなサブセットである。(これとの関連で、再
使用グループは、非干渉セットの特別なケースであるこ
とに注意する)。
【0069】極大クリークの一例が図7に示される。参
照番号100によって示される基地局のセットは全てが
互いに干渉するが、ただし、16個の基地局の任意の追
加の一つがこのセットに加えられた場合、このセットの
少なくとも一つの旧メンバーは新メンバーと干渉しなく
なるために極大クリークである。
【0070】この計算問題を簡素化するために、xi
二進整数であることの要件を緩和し、代わりに、xi
0から1(1を含む)までの閉区間に渡ってランするこ
とを許すと効果的であることが見つかった。
【0071】この方法では、通常の線形計画法を用いる
ことで、解ベクトル{x* i}が得られ、このベクトルの
各成分x* iを0あるいは1に丸めることで、MISを定義
する二進値ベクトルが生成される。この目的に対する様
々な丸め方式は、当業者においては周知である。一つの
丸め方式においては、線形計画法アルゴリズムの出力内
にグローバル(大局)極大値が識別される。次に、グロ
ーバル極大値が1にセットされ、その隣接基地局は、0
にセットされる。次に、対応する基地局が考慮から外さ
れ、このプロセスが反復される。
【0072】上述のように、各チャネルが割当てられた
後に、(チャネルが割当てられた場合は)各基地局の所
のキュー長がその基地局に割当てられたチャネルの容量
を表す量だけ低減される。一例として、各チャネルが、
上述のように、Mなる容量を持つものと想定すると、キ
ュー長qiは、以下のようになる: qi→qi−xi
【0073】様々な模擬実験の結果から、(丸めを適用
しない)解ベクトルの成分は、我々が調査した大多数の
ケースにおいて、二進整数値あるいはこの付近に入るこ
とが確認された。結果から、LPベースのアプローチが実
世界においても有効であることが強く示唆される。
【0074】このアプローチでは、この方法でもチャネ
ルが需要に応じて割当てられるために、少なくともある
程度の効率を達成できる。ただし、基地局の最も長いキ
ューを持つ非干渉セットに、より多くのチャネルが割当
てられるために、ときどき不公平な割当てとなる。ただ
し、当業者においては理解できるように、様々な制約を
含めることで、ある程度の公平さを確保することもでき
る。
【0075】他方、線形計画法の計算は、網の中央位
置、例えば、MSCにおいて遂行され、この計算には、多
くの計算量が必要とされることや、網データを中央位置
に送る必要があるために、LP−ベースのアプローチは、
典型的には、キャリアリクエストアプローチと比較して
遅延が大きくなる。
【0076】キャリアレーキング法(Carrier Raking M
ethod) 次に、キャリアレーキング法(carrier raking metho
d)と呼ばれるA-マトリックスを満たすための方法につ
いて説明する。
【0077】キャリアレーキング法においては、網の関
連する基地局を再使用グループに分割することが必要と
される。各スーパーフレームにおいて、一つの再使用グ
ループが(後に説明する意味において)アクティブとな
り、残りの再使用グループはパッシブとなる。再使用グ
ループは、順番に、例えば、巡回的に、アクティブある
いはパッシブなグループとなる。
【0078】各スーパーフレームの開始の直前におい
て、パッシブな再使用グループ内の全ての基地局は、そ
れらの現在割当てられているチャネルのどれをそれら自
身の使用のために保持するかを決定する。次に、アクテ
ィブな再使用グループの各基地局は、おのおのの隣接基
地局(これらの全てはパッシブな基地局である必要があ
る)に、それらがどのチャネルを次のスーパーフレーム
において用いない予定であるかを照会する。各アクティ
ブな基地局は、隣接基地局によって用いられない予定の
どのチャネルの借用を請求することもできる。この背景
においては、ある与えられた基地局の隣接基地局(neig
hbor)とは、任意の干渉基地局であることに注意する。
【0079】当初割当ては、例えば、キャリアリクエス
ト法との関連で説明されたのと同一に再使用グループに
公称的に割当てられる。このような割当ての一例が上述
のように図2に示される。
【0080】隣接基地局からチャネルを借用した後、各
アクティブな基地局は、それが次のスーパーフレームに
おいてどのチャネルの譲渡を拒絶するかを決定する。基
地局は、それが借用したチャネルを、基地局がそれらチ
ャネルを必要とする限り保持することができ、あるチャ
ネルがもはや必要でないことが決定された場合は、アク
ティブな基地局は、それらチャネルを、それら基地局が
次にパッシブとなったときに譲渡する。
【0081】上述の手続きが、一度に1つの再使用グル
ープづつ、全再使用グループに行き渡るまで継続され
る。各ラウンドにおいて、関連する再使用グループの全
ての基地局がこれら動作を、独立的、かつ、同時に遂行
する(ただし、この方式では、2個あるいはそれ以上の
基地局が同一の隣接基地局に照会する場合がある。)
【0082】この手続きでは、当初はチャネルが公平に
割当てられない可能性があるが、ただし、数スーパーフ
レーム以内には、ほぼ確実に少なくともある程度の公平
さを持つ割当てに収束する。
【0083】図10Aおよび図10Bは、一例としての
トランザクションのラウンドを示す。図10のボックス
125によって示されるように、最初、(現在パッシブ
な再使用グループの)各基地局は、おのおのの目標チャ
ネル数を計算する。次に、ボックス130によって示さ
れるように、各基地局は、現在自身に割当てられている
チャネルの数が、目標数を超えないか否か決定する。超
えない場合は、ボックス135によって示されるよう
に、全てのチャネルを保持する。超える場合は、ボック
ス145において、余剰チャネルを空いているとマーク
する。
【0084】次に、図10Bのボックス145によって
示されるように、アクティブな再使用グループ内の基地
局は、その全ての隣接基地局に、どのチャネルが空いて
ないかを照会する。次に、ボックス150によって示さ
れるように、ある与えられたアクティブな基地局の隣接
基地局によって使用が主張されないチャネルが、これら
アクティブな基地局によって借用される。
【0085】図11は、さらなる解説の目的で、一つの
基地局によって、トランザクションの1ラウンドにおい
て行なわれる借用の結果を示す。ここでは、借用基地局
は、図1の配列の基地局1であるものと想定され、初期
の割当ては、図2のA-マトリックスによって表されるよ
うな割当てであると想定される。図11において、文字
“C”は、割当てられたが、その使用を主張されたチャ
ネルを表し;文字“A”は、当初の割当てにおいて対応
する基地局に割当てられたが、ただし、基地局によって
次のスーパーフレームにおいてその使用を主張されなか
ったチャネルを表す。
【0086】例 図12は、平均遅延時間と基地局当たりの移動機の数と
の関係を、キャリアリクエスト法(曲線A)、キャリア
レーキング法(曲線B)、LP-ベースのアプローチ(曲
線C)、および固定チャネル割当て(FCA)スキーム
(曲線D)に対して示すグラフである。図13は、95th
パーセンタイル(百分位数)遅延時間と基地局当たりの
移動機の数との関係を、キャリアリクエスト法(曲線
A)、キャリアレーキング法(曲線B)、LP-ベースの
アプローチ(曲線C)、および固定チャネル割当て(FC
A)スキーム(曲線D)に対して示すグラフである。こ
れらグラフは、我々が遂行した数値シミュレーションの
結果である。
【0087】図13のグラフにおいて、全パケットの9
5%は、基地局当たりの移動機の各数において、プロッ
トされている量より小さな遅延を持つ。
【0088】ここで、固定チャネル割当て(FAC)スキ
ームは、各基地局が所定数のチャネルを割当てられるよ
うに計画されたスキームである。このスキームにおいて
は、実際にどのチャネルが使用された場合でも、干渉が
許容レベルに維持されるように選択される。例えば、一
例としてのFACスキームにおいては、図1との関連で説
明すると、単に、チャネル1〜8が基地局BS1〜BS4に割
当てられ、チャネル9〜16が基地局BS5〜BS8に割当て
られる。
【0089】上述の数値シミュレーションの遂行におい
ては、32個のキャリアが存在し、基地局当たり最大8
個のキャリアが用いられるものと想定され、スーパーフ
レームの継続期間は1秒間と想定された。
【図面の簡単な説明】
【図1】基地局の一例としての配列を示す略図である
(基地局には、順番に、BS1〜BS16なる番号が付けら
れる。これら基地局は、本発明の幾つかの実施例におい
ては、再使用グループI〜IVにグループ化される。こ
の図1を見るに当たっては、干渉は対角線上の隣接基地
局を含む隣接基地局間にのみ存在し、網の両端の基地局
間にはラップアラウンド接続は存在しないことに注意す
る)。
【図2】図1の基地局配列への一例としてのチャネルの
割当てを表す割当てマトリックス(A-マトリックス)を
示す図である。
【図3】本発明の幾つかの実施例において用いられる、
基地局によってチャネルを移動機に割り当てるための一
例としてのスキームを示す流れ図である。
【図4】本発明の幾つかの実施例において用いられる、
動的チャネル割当てのための本発明によるキャリアリク
エスト法における当初チャネル割当ての一例としての手
続きを示す流れ図である。
【図5】キャリアリクエスト法をさらに解説する目的で
示される部分的に満たされたA-マトリックスを示す図で
あり、図1および図2と合わせて参照されるべき図であ
る。
【図6】本発明の幾つかの実施例において用いられる、
動的チャネル割当てのための本発明によるキャリアリク
エスト法における一例としてのチャネル借用手続きを示
す流れ図である。
【図7】図1の基地局配列をもう一つの略図である(図
7に二重に輪郭によって示されるのは、極大独立セット
(Maximum Independent Set、MIS)の基地局である。図
7には、一例としての極大クリーク100も示される。
図7においては、MISと極大クリークも、本発明による
動的チャネル割当てのためのLP-ベースの方式をより完
全に理解することを助けるために示される。図1との関
連で述べたように、干渉は隣接基地局間に存在し、両端
の基地局間にはラップアラウンドは存在しないことに注
意する)。
【図8】本発明の幾つかの実施例において用いられる、
LP-ベースの方式の流れ図を示す図である。
【図9】A-マトリックスの一部分であり、LP-ベースの
方式に従って1個チャネルをMISに割当てる際の様子を
示す図である。
【図10】本発明の幾つかの実施例において用いられ
る、動的チャネル割当てのための本発明によるキャリア
レーキング法における一例としての借用トランザクショ
ンのラウンドを示す流れ図である図10Aは、パッシブ
再使用グループ内の基地局に適用し、図10Bは、アク
ティブ再使用グループ内の基地局に適用する。
【図11】図10のキャリアレーキング法に従って単一
の基地局によって借用トランザクションが1ラウンド遂
行された後の結果を示す修正されたA-マトリックスを示
す図である。
【図12】固定チャネル割当ての場合の網性能と、本発
明の3つの代替実施例によって遂行された動的チャネル
割当て(DCA)の場合の網性能の数値シミュレーション
の結果を示すグラフである。
【図13】固定チャネル割当ての場合の網性能と、本発
明の3つの代替実施例によって遂行された動的チャネル
割当て(DCA)の場合の網性能の数値シミュレーション
の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1〜3 移動機 20 網 25 基地局 95 キュー長 100 極大クリーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/26 7/30 (72)発明者 サイモン シー.ボースト アメリカ合衆国 07060 ニュージャー シィ,コンヴェント ステーション,ピ リグリム コート 23 (72)発明者 フランシス ドミニック アメリカ合衆国 07407 ニュージャー シィ,エルムウッド パーク,グレンウ ッド アヴェニュー 117 ビー (72)発明者 プリドラッヂ ジェレンコビック アメリカ合衆国 10025 ニューヨーク, ニューヨーク,アパートメント 15ケ ー,セントラル パーク ウェスト 382 (72)発明者 クリッシュマン クマラン アメリカ合衆国 07076 ニュージャー シィ,スコッチ プレインス,スプリュ ース ミール レーン 257 (72)発明者 フィリップ アルフレッド ウィティン グ アメリカ合衆国 07974 ニュージャー シィ,ニュー プロビデンス,ユニオン アヴェニュー 174 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各基地局に対してバッファ内の待ちユニ
    ットのキューが累積できるタイプの無線通信網に属する
    複数の基地局の間に、複数の通信チャネルを動的に割当
    てるための方法であって、前記キューがおのおののキュ
    ー長を持ち、この方法が:チャネルを複数の基地局に、
    互いに干渉する基地局によって同一のチャネルが同時に
    用いられるのを禁止するような規則に従って割当てるス
    テップ;および定期的に一つあるいは複数のチャネルを
    前記複数の基地局の少なくとも一つの基地局に、前記規
    則に従って再割当てするステップを含み、前記チャネル
    の再割当てが、前記基地局と少なくとも一つの他の網エ
    ンティティとの間の通信に応答して遂行され、前記チャ
    ネルの再割当てが前記基地局のキュー長に依存するよう
    なやり方で遂行されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記チャネルを少なくとも一つの基地局
    に再割当てするステップが、少なくとも一つのチャネル
    を基地局に隣接基地局から借用して再割当てするステッ
    プを含むことを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 基地局と網エンティティとの間で通信す
    るステップが、少なくとも一つの隣接基地局が、前記基
    地局にメッセージを発行することで、再割当てのために
    空いているチャネルを識別するステップを含み;前記チ
    ャネルを前記基地局への再割当てするステップが、空い
    ているものとして識別されたチャネルから、一つあるい
    は複数のチャネルを再割当てのために選択するステップ
    を含むことを特徴とする請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 さらに:前記複数の基地局の少なくとも
    幾つかのおのおのに対して、前記複数の基地局の少なく
    とも幾つかのおのおのに対する目標チャネル数を計算す
    るステップ;および前記基地局が前記再割当てのために
    空いたチャネルを識別するメッセージを、前記基地局に
    現在割当てられているチャネルが前記基地局の目標チャ
    ネル数を超える場合に、その余剰チャネルを反映するよ
    う生成するステップを含むことを特徴とする請求項3の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の基地局が、再使用グループと
    呼ばれる少なくとも2つの別個の非干渉セットに分割さ
    れ;前記チャネルの任意のある与えられた基地局への割
    当てが、その与えられた基地局と同一の再使用グループ
    に属さない隣接基地局からの再割当てに制限されること
    を特徴とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 当初の割当てにおいてはチャネルの別個
    のセットが各再使用グループに割当てられ;前記方法が
    さらに:各基地局が再割当てのために空いているチャネ
    ルが存在する場合、それらチャネルを指定するステップ
    を含み;こうして指定されるチャネルが、その基地局に
    当初割当てられたサブセットに属するチャネルであり、
    かつ、前記基地局に対して計算された目標数を超えた余
    剰チャネルであることを特徴とする請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 前記チャネルの再割当てステップが、そ
    の目標チャネル数が前記基地局の再使用グループに当初
    割当てられたチャネルの数を超える基地局にチャネルを
    再割当てするステップから成ることを特徴とする請求項
    6の方法。
  8. 【請求項8】 前記チャネルの再割当てステップが、ど
    の基地局もその基地局の目標チャネル数を満たすために
    必要とされるチャネル数より多くは取らないようなやり
    方で遂行されることを特徴とする請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 前記チャネルの再割当てステップが、現
    在割当てられているチャネル数を超える目標数を持つ各
    基地局によってその隣接基地局に送信されたチャネルリ
    クエストに応答して遂行され、前記チャネルリクエスト
    を送信した基地局が借用局と呼ばれることを特徴とする
    請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 前記チャネルの再割当てステップが、
    第一のラウンドを含む、一つあるいはそれ以上の協調さ
    れたラウンドにて遂行されることを特徴とする請求項9
    の方法。
  11. 【請求項11】 スーパーフレームが固定された整数個
    のフレームから成るものと指定され;各ラウンドが一つ
    のスーパーフレーム内で完結することを特徴とする請求
    項10の方法。
  12. 【請求項12】 各借用局がある再使用グループに属
    し;各再使用グループが、再使用グループの置換操作に
    よって得られる写像再使用グループを持ち;第一のラウ
    ンドにおいて、各借用局がチャネルリクエストを、前記
    写像再使用グループの対応する一つに属する基地局にの
    み送信することを特徴とする請求項11の方法。
  13. 【請求項13】 2回あるいはそれ以上のラウンドが存
    在し;第一のラウンド後の各ラウンドにおいて、各借用
    局がチャネルリクエストを、前の全てのラウンドと同一
    の隣接基地局に送信し;第一のラウンド後の各ラウンド
    において、前記各借用局が、さらに、チャネルリクエス
    トを、さらなる置換操作によって得られる対応する写像
    再使用グループに属する基地局に送信することを特徴と
    する請求項12の方法。
  14. 【請求項14】 各ラウンドにおいて、全ての再使用グ
    ループがアクティブにチャネルリクエストを送信するこ
    とを特徴とする請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 全ラウンドが1つのスーパーフレーム
    内で完結することを特徴とする請求項14の方法。
  16. 【請求項16】 各スーパーフレームにおいて、たった
    一つの再使用グループの基地局のみがアクティブにチャ
    ネルリクエストを送信することを特徴とする請求項11
    の方法。
  17. 【請求項17】 各借用局が、その借用局がアクティブ
    にチャネルリクエストを送信するスーパーフレームの際
    に、チャネルリクエストを自身のものを除く全ての再使
    用グループの基地局に送信することを特徴とする請求項
    16の方法。
  18. 【請求項18】 前記基地局と網エンティティとの間の
    各通信が基地局から網エンティティに送信されるメッセ
    ージを含み、このメッセージが登りメッセージと呼ば
    れ;前記登りメッセージが前記基地局のキュー長から計
    算され;前記チャネルの再割当てが、前記網エンティテ
    ィによって、前記複数の基地局の少なくとも幾つかから
    受信される登りメッセージに応答して遂行されることを
    特徴とする請求項1の方法。
  19. 【請求項19】 前記チャネルを再割当てするステップ
    が: (a)MISと呼ばれる極大総キュー長を持つ基地局の非
    干渉セットを決定するステップ; (b)少なくとも一つのチャネルを前記MISに属する基
    地局に割当てるステップ;および (c)前記基地局のキュー長を、割当てられた一つある
    いは複数のチャネルの容量の分だけ低減するステップを
    含むことを特徴とする請求項18の方法。
  20. 【請求項20】 さらに、上述のステップ(a)〜
    (c)を、少なくとも一度反復するステップを含むこと
    を特徴とする請求項19の方法。
  21. 【請求項21】 さらに、上述のステップ(a)〜
    (c)を、全てのチャネルが割当てられるまで反復する
    ステップを含むことを特徴とする請求項20の方法。
  22. 【請求項22】 前記複数の基地局が、再使用グループ
    と呼ばれる少なくとも2つの別個の非干渉セットに分割
    され;前記チャネルの任意のある与えられた基地局への
    再割当てが、その与えられた基地局と同一の再使用グル
    ープに属さない隣接基地局からのチャネルの再割当てに
    制限され;スーパーフレームが固定された整数個のフレ
    ームから成るものと指定され;各スーパーフレームにお
    いて、チャネルがたった一つの再使用グループに属する
    基地局にのみ再割当てされ、このチャネルの再割当てを
    受ける再使用グループがアクティブな再使用グループと
    呼ばれ、残りの再使用グループがパッシブな再使用グル
    ープと呼ばれることを特徴とする請求項2の方法。
  23. 【請求項23】 さらに、各スーパーフレームにおい
    て:パッシブな再使用グループに属する各基地局に対し
    て、各基地局に現在割当てられているチャネルの内のど
    のチャネルが次のスーパーフレームにおいてその基地局
    によって保持されるかを決定するステップを含むことを
    特徴とする請求項22の方法。
  24. 【請求項24】 さらに、各スーパーフレームにおい
    て:各アクティブな基地局が隣接基地局との間の通信を
    介して、どのチャネルが次のスーパーフレームにおいて
    それら隣接基地局によって保持(使用)されないかを決
    定するステップ;および各アクティブな基地局が前記保
    持(使用)されないチャネルを自身に割当てるステップ
    を含むことを特徴とする請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 前記割当てられたチャネルが、基地局
    から移動機への下りリンクチャネルを構成することを特
    徴とする請求項1の方法。
  26. 【請求項26】 前記割当てられたチャネルが、移動機
    から基地局への登りチャネルを構成することを特徴とす
    る請求項1の方法。
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