JP3433993B2 - 自動車用駆動制御装置 - Google Patents

自動車用駆動制御装置

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JP3433993B2 JP33727993A JP33727993A JP3433993B2 JP 3433993 B2 JP3433993 B2 JP 3433993B2 JP 33727993 A JP33727993 A JP 33727993A JP 33727993 A JP33727993 A JP 33727993A JP 3433993 B2 JP3433993 B2 JP 3433993B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用駆動制御装
置、特に、不正なエンジンの始動を防止できる自動車用
駆動制御装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭60−138190号公
報に示されるように、特定のコード信号を含む電波を使
用してドアロックを解錠又は施錠する電波錠は公知であ
る。この電波錠は、携帯可能に形成されかつ特定コード
の電波信号を発生するキー信号発生回路と、キー信号発
生回路から発生した特定コードの電波信号を受信したと
きにドアロックアクチュエータへ作動信号を送出する受
信回路とを有する。この電波錠は、特定コードの電波信
号を発生するキー信号発生回路が形成されたカードを受
信回路のアンテナに接近させて、カード所持者がドアハ
ンドルに触れれば自動的にドアロックが解錠又は施錠さ
れる。このため、キー信号を記憶する必要がなく、迅速
に解錠操作を行なうことができる利点がある。
【0003】また、特開平3−113992号公報に
は、監視空間に特定の振動エネルギを放射する振動エネ
ルギ放射装置と、前記特定の振動エネルギを受波する受
波用アンテナコイルと受波用アンテナコイルで受波した
振動エネルギに基づいて識別信号を出力する集積回路よ
りなる信号発生部と信号発生部からの識別信号を振動エ
ネルギに乗せて送波する送波用アンテナコイルとを有す
るカード形応答装置と、カード形応答装置から送波され
た振動エネルギを受波してこの中に含まれる識別信号の
解読及び照合を行う照合装置とを備え、前記受波用及び
送波用のアンテナコイルがカード形応答装置の外周縁に
沿って巻回されている非接触的照合装置が開示されてい
る。この非接触的照合装置では、監視空間内、即ち振動
エネルギ放射装置により形成された特定の振動エネルギ
の場にカード形応答装置を置くと、カード形応答装置は
受波用アンテナコイルにより特定の振動エネルギを受波
し、これに基づいて信号発生部から識別信号を出力す
る。この識別信号は送波用アンテナコイルより振動エネ
ルギに乗せて送波され、照合装置により識別信号の解読
が行われる。
【0004】また、エンジンの始動可否を行う装置とし
てキーに取り付けた電気抵抗値を測定するロック装置、
電波又は赤外線に含まれる特定のコード信号を検出する
ロック装置、特定の周波数で共振する共振回路を含むキ
ーを接近させたときに作動されるロック装置が提案され
ている。このように、ICにより構成されたメモリに識
別コードを設定する方法は多種あるが、一致信号をステ
アリングロック装置から送出する方法では、配線を切断
して単純な電気信号を付与すると、エンジンを始動する
ことができる。このため、ステアリングロック装置の周
囲に識別コードを設定せず、容易に手が届かない位置に
識別コードを設定した制御装置を取り付ける方法しかな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機械式のキ
ーを使用してステアリングロック装置を解錠することが
できるので、電気式識別コードもステアリングロック装
置内で照合できれば、キーとステアリングロック装置の
みによるセットでの取扱いが可能となり、品質、信頼性
が向上する。しかしながら、反面、エンジンの不正始動
が容易となる欠点がある。
【0006】そこで、この発明ではステアリングロック
装置に取り付けられた電子錠装置とエンジンを始動する
エンジン制御回路との接続ラインを切断して、エンジン
制御回路を不正に操作するとき、エンジンの始動が実質
的に不可能となる自動車用駆動制御装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を達成するための手段】この発明による自動車用
駆動制御装置は、ステアリングロック装置(40)に隣接し
て取り付けられた電子錠装置(20)と、電子錠装置(20)か
ら離間した位置に配置されかつエンジンの駆動を制御す
るエンジン制御回路(50)とを備えている。電子錠装置(2
0)は、外部から入力された信号とコード記憶回路に記憶
されたコード信号とを比較し、一致したときに一致信号
を発生する比較制御回路(26)を備えている。エンジン制
御回路(50)は、電子錠装置(20)の一致信号に基づいてエ
ンジンの駆動を制御する。電子錠装置(20)は、一致信号
を暗号化してエンジン制御回路(50)に暗号化コードを送
信する暗号化回路を備え、エンジン制御回路(50)は電子
錠装置(20)の暗号化コードを受信して記憶するコード記
憶回路と、暗号化コードを作成するコード作成回路と、
コード記憶回路に記憶された暗号化コード信号とコード
作成回路により作成した暗号化コードとを比較してこれ
らが一致したときにエンジンを始動する駆動信号を発生
する比較回路とを備えている。第1の発明では、電子錠
装置(20)の比較制御回路(26)は、暗号コードの作成に必
要な制御識別コード(ID2)を備え、制御識別コード(I
2)がエンジン制御回路(50)の識別コード登録回路に登
録されているか否か判断すると共に、制御識別コード
(ID2)がエンジン制御回路(50)の識別コード登録回路
に登録されていないと、エンジン制御回路(50)に制御識
別コード(ID2)を送出する。
【0008】
【作用】電子錠装置(20)から暗号化された暗号化コード
をエンジン制御回路(50)に送出するので、電子錠装置(2
0)とエンジン制御回路(50)とを接続する配線を切断して
もエンジン制御回路(50)を付勢してエンジンを始動する
ことは実質的に不可能となる。制御識別コード(ID2)
は暗号コードを作るため、乱数式の必要な常数と、変換
表のデータを設定するもので、エンジン制御回路(50)へ
は1度のみ登録を可能として、後書き込みができる機能
を持たせる。有線でデータの書き込みを行うために登録
ミスがなく、双方向の有線で行えば更に確実となる。
【0009】第2の発明では、電子錠装置(20)は、過去
の照合回数を基準数として乱数発生式で乱数を発生し、
特定の変換表に基づいて乱数を暗号化コードに変換した
後、暗号化コードをエンジン制御回路(50)に送出する。
第3の発明では、エンジン制御回路(50)は、制御識別コ
ードを登録する識別コード登録回路と、制御識別コード
が識別コード登録回路に登録されていないときに電子錠
に送信を要求する送信要求回路と、電子錠装置(20)から
制御識別コードが送出されたときに制御識別コードを受
信して識別コード登録回路に送出する受信回路とを備え
ている。
【0010】
【実施例】以下、この発明による自動車用駆動制御装置
の実施例を図1〜図5について説明する。
【0011】この発明による自動車用駆動制御装置は、
図1に示すように、携帯式の電子キー装置10と自動車
に取り付けられかつキー挿入孔40aを有するステアリ
ングロック装置40とを備えている。電子キー装置10
は、キー挿入孔40aに挿入されかつステアリングロッ
ク装置40を機械的に解錠するキー18と、コード信号
を発生するコード信号発生回路30と、コード信号発生
回路30で発生したコード信号を発信するキー側コイル
アンテナ11とを備えている。ステアリングロック装置
40に隣接して、電子錠装置20取り付けられる。
【0012】電子キー装置10のコード信号発生回路3
0内には、キー側コイルアンテナ11を介してロック側
変動磁場を受信したときに電力を発生する電力発生回路
12と、送信側コード信号を記憶するキー側メモリ14
と、電力発生回路12から電力が供給されたときにキー
側メモリ14の送信側コード信号を読み出しかつ送信側
コード信号に基づいて所定の順序の複数の異なる周波数
で発振してキー側変動磁場を形成するキー側発振回路1
3とが設けられている。キー側発振回路13は、電力発
生回路12から電力が供給されたときキー側メモリ14
の送信側コード信号を読み出して送信側コード信号を変
調回路16に付与する送信制御回路15と、送信制御回
路15の送信側コード信号に基づいて一定周波数の正弦
波信号を周波数偏移(FSK)変調して所定の順序の複
数の異なる周波数の正弦波信号を形成する変調回路16
と、変調回路16の出力信号をキー側コイルアンテナ1
1より空間に放射してキー側変動磁場を形成する送信回
路17とから構成される。図示しないが、変調回路16
には一定周波数の正弦波信号を発生する局部発振器が内
蔵されている。また、コード信号発生回路30には薄形
かつ小形の集積回路(IC)が使用され、キー18の挿
入方向に対して平行に配置されるキー側コイルアンテナ
11と共に樹脂製のケース19内に収容される。樹脂製
のケース19はキー18のキーヘッド18aに固定され
る。
【0013】電子錠装置20は、電子キー装置10から
発信されたコード信号を受信するロック側コイルアンテ
ナ21と、コイルアンテナ21内に配置された棒状コア
42を有する。図1に示すように、ロック側コイルアン
テナ21はフェライト製の棒状コア42上に巻回されて
ケース41内に収納され、ケース41はキー18の挿入
方向に対して平行にステアリングロック装置40の周辺
部に取り付けられる。したがって、ステアリングロック
装置40のキー挿入孔40aにキー18を挿入したと
き、キー側コイルアンテナ11及びロック側コイルアン
テナ21はキー18の挿入方向に対して平行に配置され
る。
【0014】電子錠装置20は一定周波数の正弦波信号
をロック側コイルアンテナ21より空間に放射してロッ
ク側変動磁場を形成するロック側発振回路22と、キー
側変動磁場をロック側コイルアンテナ21を介して受信
する受信回路23と、受信回路23の出力を周波数弁別
により復調してキー側変動磁場の周波数を検出する復調
回路24と、複数の異なる周波数を含む受信側コード信
号を記憶するロック側メモリ25と、復調回路24の出
力とロック側メモリ25の受信側コード信号の周波数と
を比較し、キー側変動磁場が複数の異なる周波数を含む
電子キーコードで形成されているときに一致信号を発生
する比較制御回路26とを備えている。識別コードID
1はキー側メモリ14とロック側メモリ25との両方に
設定する。また、制御識別コードID2は暗号コードを
作るため、乱数式の必要な常数と、変換表のデータを設
定するもので、エンジン制御回路50へは1度のみ登録
を可能として、後書き込みができる機能を持たせる。有
線でデータの書き込みを行うために登録ミスがなく、双
方向の有線で行えば更に確実となる。
【0015】この実施例では、キー側メモリ14及びロ
ック側メモリ25としてEEPROM等の不揮発性記憶
素子を使用すると、電源の遮断後でもEEPROM内に
記憶された信号が保持される利点がある。また、キー側
発振回路13及び比較制御回路26は例えばワンチップ
マイクロコンピュータ等を使用することができる。
【0016】電子錠装置20の比較制御回路26は、図
示しないが、コード信号を記憶するコード記憶回路と、
外部から入力された信号とコード記憶回路に記憶された
コード信号とを比較し、一致したときに一致信号を発生
する。比較制御回路26はロック側コイルアンテナ21
により受信したコード信号が正規のコード信号であると
きに一致信号を発生し、発生した一致信号を暗号化して
暗号化コードを送信する暗号化回路とを備えている。電
子錠装置20は制御識別コードを備え、一致信号が発生
したときに制御識別コードをエンジン制御回路50に送
出する。電子錠装置20は、例えば、過去の照合回数を
基準数として乱数発生式で乱数を発生し、特定の変換表
に基づいて乱数を暗号化コードに変換した後、暗号化コ
ードをエンジン制御回路50に送出する。エンジン制御
回路50はエンジン制御信号、スタータリレー駆動信号
又は/及びフュエルポンプ遮断信号を発生する。エンジ
ン制御回路50は電子錠装置20から暗号化コードを受
信したとき乱数を発生する乱数発生回路と、電子錠装置
20の変換表と同一の変換表により得られた乱数から暗
号化コードを作成するコード作成回路とを備えている。
【0017】エンジン制御回路50は制御識別コードを
登録する識別コード登録回路と、制御識別コードが識別
コード登録回路に登録されていないときに電子錠に送信
を要求する送信要求回路と、電子錠装置20から制御識
別コードが送出されたときに制御識別コードを受信して
識別コード登録回路に送出する受信回路とを備えてい
る。
【0018】エンジンの駆動を制御するエンジン制御回
路50は電子錠装置20から離間した位置に配置され
る。比較制御回路26に接続されるエンジン制御回路5
0は電子錠装置20の暗号化コードを受信して記憶する
コード記憶回路と、暗号化コードを作成するコード作成
回路と、コード記憶回路に記憶された暗号化コード信号
とコード作成回路により作成した暗号化コードとを比較
してこれらが一致したときにエンジンを始動する駆動信
号を発生する比較回路とを備えている。この駆動信号
は、例えば自動車のスタータモータを付勢するリレーの
作動に使用される。
【0019】次に、図1〜図3に示す電子錠装置20の
動作を説明する。電子キー装置10のキー18をステア
リングロック装置20のキー挿入孔20aに挿入して回
転するとステアリングロック装置20が機械的に解錠さ
れる。更に、キー18をACC位置まで回転すると、ス
テアリングロック装置20内の比較制御回路26からロ
ック側発振回路22に駆動信号が付与され、ロック側発
振回路22は図3(A)に示すような一定周波数の正弦波
信号を発生する。これにより、ロック側コイルアンテナ
21を介して一定周波数のロック側変動磁場が形成され
る。このロック側変動磁場が電子キー装置10のキー側
コイルアンテナ11を介して受信されると、電力発生回
路12が作動して電力を発生する。電力発生回路12で
発生した電力はキー側発振回路13内の送信制御回路1
5、変調回路16及び送信回路17に供給される。この
とき、送信制御回路15はキー側メモリ14より送信側
コード信号を読み出して変調回路16に送信側コード信
号を付与し、変調回路16は送信側コード信号に基づい
て一定周波数の正弦波信号を周波数偏移(FSK)変調
して所定の順序の複数の異なる周波数の正弦波信号を形
成する。変調回路16の出力信号は送信回路17により
キー側コイルアンテナ11を介して空間に放射され、キ
ー側変動磁場が形成される。
【0020】このキー側変動磁場はステアリングロック
装置20のロック側コイルアンテナ21を介して受信回
路23により受信され、復調回路24により周波数弁別
が行なわれてキー側変動磁場の周波数が検出され、比較
制御回路26に入力される。このとき、比較制御回路2
6はロック側メモリ25より複数の異なる周波数を含む
受信側コード信号を読み出して、復調回路24の出力と
ロック側メモリ25の受信側コード信号に含まれる周波
数とを比較する。復調回路24の出力とロック側メモリ
25の受信側コード信号に含まれる複数の異なる周波数
とが全て一致したとき、即ちキー側変動磁場が複数の異
なる周波数を含む電子キーコードで形成されていると
き、比較制御回路26は一致信号を発生する。
【0021】比較制御回路26は図4のフローチャート
に示す動作シーケンスに従って作動される。
【0022】ステップ50から51に進み、比較制御回
路26はキー側の識別コードを読み取った後、ステップ
52において、キー側メモリ14の識別コードID1
ロック側メモリ25に記憶された識別コードID1とを
比較する。これらの識別コードが一致すると、ステップ
53に進み、制御識別コードID2がエンジン制御回路
50の識別コード登録回路に登録されているか判断す
る。制御識別コードID2が識別コード登録回路に登録
されていると、ステップ54において、乱数を発生し、
その後、ステップ55において発生した乱数に基づいて
暗号化コードを作成する。暗号化コードの作成には乱数
に対応する変換表を使用する。続いて、ステップ56に
おいて暗号化コードをエンジン制御回路50に送出した
後、ステップ61に進む。ステップ52において両識別
コードが一致しないとき、ステップ60において照合N
Gコードを送信する。ステップ53において、制御識別
コードID2がエンジン制御回路50の識別コード登録
回路に登録されていないと、ステップ57において比較
制御回路26はエンジン制御回路50に制御識別コード
ID2を送出した後、ステップ58で正常送信か否か判
断する。ステップ58で正常送信を行った場合はステッ
プ61に進み、正常送信を行えなかった場合はステップ
59において再送信を行った後、ステップ58に戻る。
【0023】また、エンジン制御回路50は図5のフロ
ーチャートに示す動作シーケンスに基づいて作動され
る。
【0024】ステップ70から71に進み、制御識別コ
ードID2を識別コード登録回路に登録したか否か判断
する。制御識別コードID2を識別コード登録回路に登
録してあると、ステップ72において暗号化コードを受
信した後、ステップ73において乱数を発生する。その
後、ステップ74において得られた乱数から暗号化コー
ドを作成する。この場合に暗号化コードの作成には変換
表を使用する。次に、ステップ75において、受信コー
ドが作成コードに等しいか否か判断する受信コードが作
成コードに等しいと、ステップ76においてエンジンを
始動した後、ステップ81に進む。ステップ71におい
て制御識別コードID2を識別コード登録回路に登録し
ていないと、ステップ77において制御識別コードID
2の送信を比較制御回路26に要求して、比較制御回路
26が送信した制御識別コードID2を受信し(ステッ
プ78)かつ登録した(ステップ79)後ステップ81
に進む。ステップ75において受信コードが作成コード
に等しくないとき、タイマが作動され、一定時間エンジ
ン制御回路50の機能が停止される。
【0025】この発明の実施態様は前記の実施例に限定
されず、変更が可能である。例えば、前記の実施例で
は、電子錠装置として電磁誘導式遠隔操作装置の例を示
したが、電波又は赤外線等の電磁波を使用した遠隔操作
電子錠装置、複数のスイッチを所定の順序で操作したと
きに解錠するキーレスエントリ装置等他の電子式ロック
装置を使用してもよい。ステップ80のタイマ動作を省
略してステップ81に進んでもよい。
【0026】
【発明の効果】前述のように、この発明による自動車用
駆動制御装置では、ステアリングロック装置に取り付け
られた電子錠装置とエンジン制御回路とを接続する配線
を切断して、一致信号をエンジン制御回路に付与する不
正行為は無効となる。また、ステアリングロック装置で
は機械式及び電子式の錠装置を解錠しなければならない
ので、盗難防止効果が向上すると共に、ステアリングロ
ック装置に電子錠装置を設置するので、ロックシステム
を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による自動車用駆動制御装置の断面
【図2】 この発明による自動車用駆動制御装置の正面
【図3】 図1の自動車用駆動制御装置に使用する電気
回路を示すブロック図
【図4】 電子錠装置の動作シーケンスを示すフローチ
ャート
【図5】 エンジン制御回路の動作シーケンスを示すフ
ローチャート
【符号の説明】
10...電子キー装置、20...電子錠装置、1
2...電力発生回路、13...キー側発振回路、1
4...キー側メモリ、18...キー、40...ス
テアリングロック装置、50...エンジン制御回路、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/04 E05B 49/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングロック装置に隣接して取り
    付けられた電子錠装置と、電子錠装置から離間した位置
    に配置されかつエンジンの駆動を制御するエンジン制御
    回路とを備え、電子錠装置は、外部から入力された信号
    とコード記憶回路に記憶されたコード信号とを比較し、
    一致したときに一致信号を発生する比較制御回路を備
    え、エンジン制御回路は、電子錠装置の一致信号に基づ
    いてエンジンの駆動を制御する自動車用駆動制御装置に
    おいて、 電子錠装置は、一致信号を暗号化してエンジン制御回路
    に暗号化コードを送信する暗号化回路を備え、 エンジン制御回路は、電子錠装置の暗号化コードを受信
    して記憶するコード記憶回路と、暗号化コードを作成す
    るコード作成回路と、コード記憶回路に記憶された暗号
    化コード信号とコード作成回路により作成した暗号化コ
    ードとを比較してこれらが一致したときにエンジンを始
    動する駆動信号を発生する比較回路とを備え、 電子錠装置の比較制御回路は、暗号コードの作成に必要
    な制御識別コードを備え、制御識別コードがエンジン制
    御回路の識別コード登録回路に登録されているか否か判
    断すると共に、制御識別コードがエンジン制御回路の識
    別コード登録回路に登録されていないと、エンジン制御
    回路に制御識別コードを送出することを特徴とする自動
    車用駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 ステアリングロック装置に隣接して取り
    付けられた電子錠装置と、電子錠装置から離間した位置
    に配置されかつエンジンの駆動を制御するエンジン制御
    回路とを備え、電子錠装置は、外部から入力された信号
    とコード記憶回路に記憶されたコード信号とを比較し、
    一致したときに一致信号を発生する比較制御回路を備
    え、エンジン制御回路は電子錠装置の一致信号に基づい
    てエンジンの駆動を制御する自動車用駆動制御装置にお
    いて、 電子錠装置は一致信号を暗号化して暗号化コードを送信
    する暗号化回路を備え、エンジン制御回路は電子錠装置
    の暗号化コードを受信して記憶するコード記憶回路と、
    暗号化コードを作成するコード作成回路と、コード記憶
    回路に記憶された暗号化コード信号とコード作成回路に
    より作成した暗号化コードとを比較してこれらが一致し
    たときにエンジンを始動する駆動信号を発生する比較回
    路とを備え、 電子錠装置は、過去の照合回数を基準数として乱数発生
    式で乱数を発生し、特定の変換表に基づいて乱数を暗号
    化コードに変換した後、暗号化コードをエンジン制御回
    路に送出することを特徴とする自動車用駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 ステアリングロック装置に隣接して取り
    付けられた電子錠装置と、電子錠装置から離間した位置
    に配置されかつエンジンの駆動を制御するエンジン制御
    回路とを備え、電子錠装置は、外部から入力された信号
    とコード記憶回路に記憶されたコード信号とを比較し、
    一致したときに一致信号を発生する比較制御回路を備
    え、エンジン制御回路は電子錠装置の一致信号に基づい
    てエンジンの駆動を制御する自動車用駆動制御装置にお
    いて、 電子錠装置は一致信号を暗号化して暗号化コードを送信
    する暗号化回路を備え、エンジン制御回路は電子錠装置
    の暗号化コードを受信して記憶するコード記憶回路と、
    暗号化コードを作成するコード作成回路と、コード記憶
    回路に記憶された暗号化コード信号とコード作成回路に
    より作成した暗号化コードとを比較してこれらが一致し
    たときにエンジンを始動する駆動信号を発生する比較回
    路とを備え、 エンジン制御回路は、制御識別コードを登録する識別コ
    ード登録回路と、制御識別コードが識別コード登録回路
    に登録されていないときに電子錠に送信を要求する送信
    要求回路と、電子錠装置から制御識別コードが送出され
    たときに制御識別コードを受信して識別コード登録回路
    に送出する受信回路とを備えたことを特徴とする自動車
    用駆動制御装置。
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JP3250452B2 (ja) * 1996-04-16 2002-01-28 トヨタ自動車株式会社 エンジン始動制御装置

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