JP3431256B2 - 位相差フィルム - Google Patents

位相差フィルム

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JP3431256B2 JP00889094A JP889094A JP3431256B2 JP 3431256 B2 JP3431256 B2 JP 3431256B2 JP 00889094 A JP00889094 A JP 00889094A JP 889094 A JP889094 A JP 889094A JP 3431256 B2 JP3431256 B2 JP 3431256B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位相差フィルムに関す
る。更に詳しくは、液晶表示装置等の部品として有用な
位相差フィルム、それを用いた複合偏光板及び液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大型液晶表示パネルには、一般に STN又
は TFT方式の液晶表示装置が使われており、かかる表示
装置は、高分子の一軸延伸フィルムからなる位相差フィ
ルム又は光等方性フィルムを液晶セルの片面又は両面に
積層している。しかしながら、かかる表示装置は、積層
したフィルムによっては、 STNセルにより生じた位相差
を光の全ての波長にわたって補償することができず、着
色を生じたり、コントラスト比が低くなるという問題を
十分には解決できなかった。また、この問題は、表示装
置にカラーフィルターを被せてカラー表示を行う際の障
害になっている。この問題を解決するために、同等の液
晶セルを光学補償板として重ねたり、同複屈折率を有す
る光学フィルムで代替することが検討され、各種のレタ
ーデーション値を有する一軸延伸や二軸延伸フィルムが
検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は溶液キャスト
フィルムが容易に得られ、色相補償が十分で、色ずれ、
滲みといった不都合が生じない、従来のカラー表示の色
精度が悪い点を解消した芳香族ポリカーボネート樹脂製
位相差フィルムを提供することを目的とする。
【0004】代表的な芳香族ポリカーボネート樹脂であ
る2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
(通称ビスフェノールA)からの芳香族ポリカーボネー
ト樹脂は優れた透明性や適度な剛性を有することから、
この芳香族ポリカーボネート樹脂で位相差フィルムを製
造することを試みた。しかしながら、この芳香族ポリカ
ーボネート樹脂から溶液キャスト法でフィルムを作製す
る場合、非ハロゲン系の溶媒では溶解性が悪くて所望の
フィルムが得られず、またハロゲン系の溶媒でもゲル化
を起こしたり、得られるキャストフィルムは白化し易
く、更に得られるキャストフィルムから作製した位相差
フィルムはレターデーションの変動巾が大きく、カラー
表示した際に色相補償が不十分で、色ずれ、滲みといっ
た不都合が生じ易い等の問題が生じた。
【0005】本発明者は、かかるビスフェノールAから
の芳香族ポリカーボネート樹脂の問題点を解消し、上記
目的を達成せんとして鋭意研究を重ねた結果、ビスフェ
ノールAの一部を特定の二価フェノールで置換えて得ら
れる特定の比粘度を有する芳香族ポリカーボネート樹脂
は、溶液キャスト法によって容易にフィルムにすること
ができ、得られるキャストフィルムを延伸した位相差フ
ィルムを用いれば、驚くべきことに上記問題が解決でき
ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成し
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビスフェノー
ルA50〜99モル%及び1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシテトラフェニ
ルメタン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
5,7−ジメチルアダマンタンの少くとも一種1モル%
以上〜50モル%未満からなる二価フェノールにカーボ
ネート前駆物質を反応させて得られる比粘度が0.36
4以上の芳香族ポリカーボネート樹脂からなるフイルム
を少なくとも一軸方向に配向させてなる位相差フィルム
に係るものである。
【0007】本発明の位相差フィルムを構成する芳香族
ポリカーボネート樹脂の合成に用いる二価フェノ−ル
は、ビスフェノールAを主とし、その1モル%以上〜5
0モル%未満を1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサン、4,4′−ジヒドロキシテトラフェニルメタ
ン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−5,7
−ジメチルアダマンタンの少くとも一種で置換えた二種
又はそれ以上の二価フェノ−ルの混合物である。ビスフ
ェノールA以外の上記二価フェノ−ルの量が、1モル%
より少いと、得られる芳香族ポリカーボネート樹脂から
溶液キャスト法によって良好なフィルムが得られ難く、
また得られるキャストフィルムを延伸した位相差フィル
ムはレターデーションの変動巾が大きく、カラー表示し
た際に色相補償が不十分で、色ずれ、滲みといった不都
合が生じ易い。また、50モル%より多くすると、得ら
れるポリマーはビスフェノールAからの芳香族ポリカー
ボネート樹脂の他の優れた特性が損われるようになる。
なお、小量の三官能以上の化合物を同時に用いて分岐さ
せることもできる。
【0008】上記二価フェノールを用いて芳香族ポリカ
ーボネート樹脂を合成するカーボネート前駆物質との反
応としては、通常のビスフェノールAからの芳香族ポリ
カーボネート樹脂を合成する際に用いる反応、例えば二
価フェノールとホスゲンとの反応、又は二価フェノール
とビスアリールカーボネートとのエステル交換反応が好
ましく用いられる。カーボネート前駆物質としては例え
ばホスゲン、上記二価フェノール類のビスクロロホーメ
ート、ジフェニルカーボネート、ジ−p−トリルカーボ
ネート、フェニル−p−トリルカーボネート、ジ−p−
クロロフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネート
等が挙げられ、なかでもホスゲンとジフェニルカーボネ
ートが好ましい。
【0009】二価フェノールとホスゲンの反応では、通
常酸結合剤及び溶媒の存在下に反応を行う。酸結合剤と
しては例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のア
ルカリ金属水酸化物、ピリジン等が用いられる。溶媒と
しては例えば塩化メチレン、クロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素が用いられる。また反応促進のために例え
ば第三級アミン、第四級アンモニウム塩等の触媒を用い
ることができ、分子量調節剤として例えばフェノール、
p−tert−ブチルフェノール等の末端停止剤を用いるこ
とが望ましい。反応温度は通常0〜40℃、反応時間は
数分〜5時間であり、反応中のpHは通常10以上に保つ
のが好ましい。
【0010】エステル交換反応では、不活性ガス存在下
に二価フェノールとビスアリールカーボネートを混合
し、通常減圧下120〜350℃で反応させる。減圧度
は段階的に変化させ、最終的には1mmHg以下にして生成
するフェノール類を系外に留去させる。反応時間は通常
1〜4時間程度である。また必要に応じて分子量調節剤
や酸化防止剤を加えてもよい。
【0011】芳香族ポリカーボネート樹脂の分子量は、
ポリマー0.7g を塩化メチレン100mlに溶解し、2
0℃で測定した比粘度が0.364以上であることが必
要である。比粘度が0.364に達しないものではフイ
ルムの強度が不十分になり、延伸処理し難くなるので適
当でない。特に比粘度が0.418〜4.89芳香族ポ
リカーボネート樹脂が好ましい。また、かかる芳香族ポ
リカーボネート樹脂には、本発明の主旨を損なわない範
囲で各種添加剤例えば安定剤、滑剤、離型剤、難燃剤、
帯電防止剤、耐候剤等を添加してもよく、また他のポリ
マ−も添加して差支えない。これらの添加物は例えばタ
ンブラー、スーパーミキサー、ナウタミキサー等の任意
の方法で混合することができる。
【0012】上記芳香族ポリカーボネート樹脂からフィ
ルムを製造する方法としては、例えば溶液キャスト法、
溶融押出法、カレンダー法等が挙げられるが、厚み均一
性に優れ、ゲル、ブツ、フィッシュアイ、スクラッチ等
の光学欠点の生じない方法が望ましい。
【0013】かかる方法により製造されたフィルムは、
そのまま又は最適な複屈折特性を有するよう少くとも一
軸方向に延伸配向して位相差フィルムにする。一軸延伸
方法としてはテンター法による横一軸延伸、ロール間に
よる縦一軸延伸、ロール間圧延法等の任意の方法を用い
ることができる。延伸条件は特に限定されないが、延伸
温度は用いる樹脂のガラス転移温度より10〜60℃高
く、延伸倍率は1.1〜4倍程度が好ましい。延伸後に
更に寸法安定性の向上、レターデーションの均一性、安
定性の向上のために熱処理するのが好ましい。フィルム
の厚みは5〜300μm の範囲が好ましい。
【0014】かくして得られる位相差フィルムは、その
レターデーションの値があまりに低いと位相差フィルム
としての機能が不足するようになり、またあまりに高い
とフイルムを極端に厚くしなければならず、このように
厚くすると、光学的均一性が損われ易く、また色相補償
効果が減少するようになるので、60〜1200nmの範
囲が好ましく、200〜1000nmの範囲が特に好まし
い。更に、レターデーションの変動巾が大きくなりすぎ
ると色相補償の偏差が生じ、色斑になるので、この変動
率は10%以下が好ましく、5%以下が特に好ましく、
2%以下が更に好ましい。
【0015】本発明の位相差フィルムは、偏光板に積層
して複合偏光板として好ましく用いられる。この複合偏
光板は、通常の偏光板の光学軸と位相差フィルムの光学
軸を40〜50度の範囲で単層又は複層貼り合わせるこ
とにより形成できる。この複合偏光板は耐熱耐久性に優
れ、レターデーションの経時変化が少ない等の優れた特
長を有する。
【0016】また、液晶セルの片面又は両面に偏光板を
配置してなる液晶表示パネルで、視面側の偏光板と液晶
セルの間に前記位相差フィルムを配することにより、液
晶の複屈折による着色を解消した白黒表示の液晶表示パ
ネルを形成することができ、更にこの白黒表示用液晶パ
ネルにカラーマスクを被せ、RGB の3色を白黒のグレー
濃度で発色させることによりフルカラーの液晶表示パネ
ルを形成することができる。
【0017】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に説明す
る。なお、実施例中の部及び%は重量部及び重量%であ
る。
【0018】[合成例1]撹拌機、温度計及び還流冷却
器を備えた反応槽に48.5%水酸化ナトリウム水溶液
2738.4部及び水23800部を仕込み、窒素ガス
を30分間バブリングして脱酸素した。これに1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン
356.6部及び2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン2523.2部を溶解し、ハイドロサルフ
ァイト7.1部を加え、更に同様に窒素ガスバブリング
で脱酸素した塩化メチレン16700部を加えて20℃
でホスゲン1400部を約60分かけて吹込んだ。次い
で同様にして脱酸素した48.5%水酸化ナトリウム水
溶液506.8部及び p−tert−ブチルフェノール3
6.9部を加えて乳化させた後トリエチルアミン11部
を加えて30℃で約2時間撹拌して反応を終了した。反
応終了後有機相を分取し、水洗した後塩酸酸性にし、水
洗を繰返して水相の導電率がイオン交換水のそれと等し
くなった時点で水洗を終了し、塩化メチレンを蒸発して
ポリマー3103.6部(収率97%)を得た。このポ
リマーの比粘度は0.469であった。
【0019】[合成例2]1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1−フェニルエタン356.6部に代え
て4,4′−ジヒドロキシテトラフェニルメタン21
6.4部を用い、更に2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンの使用量を2663.4部にする以外
は合成例1と同様にしてポリマー3071.6部(収率
96%)を得た。このポリマーの比粘度は0.473で
あった。
【0020】[合成例3]合成例1と同様の装置に4
8.5%水酸化ナトリウム水溶液569部及びイオン交
換水3374部を仕込み、これに1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン82部及び2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン280部を溶
解した後ハイドロサルファイト0.8部を加え、塩化メ
チレン1692部を加えて撹拌下約23℃でホスゲン1
95部を約60分かけて吹込んだ。次いで p−tert−ブ
チルフェノール2.2部を加えて乳化させた後トリエチ
ルアミン0.5部を加えて約30℃で2時間撹拌して反
応を終了した。反応終了後は合成例1と同様に処理して
ポリマー394.7部(収率98%)を得た。このポリ
マーの比粘度は0.915であった。
【0021】[合成例4]合成例1と同様の装置に4
8.5%水酸化ナトリウム水溶液464部及びイオン交
換水2213部を仕込み、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
19部及び2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン272部を溶解し、ハイドロサルファイト0.4
部を加えた後塩化メチレン1380部を加えて20℃で
ホスケン149部を約60分かけて吹込んだ。次いで p
−tert−ブチルフェノール5.7部を加えて乳化させた
後トリエチルアミン0.4部を加えて約30℃で2時間
撹拌して反応を終了した。反応終了後は合成例1と同様
に処理してポリマー314部(収率97%)を得た。こ
のポリマーの比粘度は0.443であった。
【0022】[合成例5]合成例1と同様の装置に4
8.5%の水酸化ナトリウム水溶液264部及びイオン
交換水2300部を仕込み、1,3−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−5.7−ジメチルアダマンタン19
部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
237部及びハイドロサルファイト0.7部を溶解し、
更に塩化メチレン1620部を加えて20℃でホスゲン
141部を約60分かけて吹込んだ。次いで48.5%
水酸化ナトリウム水溶液29部及び p−tert−ブチルフ
ェノール4.1部を加えて乳化させた後トリエチルアミ
ン0.8部を加えて約30℃で2時間撹拌して反応を終
了した。反応終了後は合成例1と同様に処理してポリマ
ー275.4部(収率97%)を得た。このポリマーの
比粘度は0.451であった。
【0023】[合成例6]1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1−フェニルエタン3566部に代えて
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン28
03.6部を用いる以外は合成例1と同様にしてポリマ
ー3061部(98%)を得た。このポリマーの比粘度
は0.540であった。
【0024】[実施例1〜5]合成例1〜5で合成した
ポリマーの10%1,3−ジオキソラン溶液を作製し、
ガラス板上にドクターブレードを用いてキャスティング
した後乾燥してガラスから剥離し、残留溶媒がなくなる
まで乾燥した。このフィルムをテンターを用いて表1に
示した条件で一軸延伸フィルムを作製した。得られたフ
ィルムのレターデーション及びその変動率(%)を表1
に示した。これらのフィルムを粘着剤を用いて偏光板の
片面に光学軸が45度になるように接着して複合偏光板
を得た。次いでこのものを STN液晶表示装置の液晶セル
と上部偏光板の間に貼合わせて使用したところ背景色が
白、表示色が黒のコントラストのよい白黒表示が得られ
た。またこの白黒表示の液晶ディスプレーにバックライ
トを付け、上部にカラーフィルターを被せ、RGB のセル
を白黒のグレー濃度で発色表示させることにより、鮮明
なフルカラー表示装置を得ることができた。
【0025】[比較例1]合成例6にて合成したビスフ
ェノールAからのポリカーボネートを用いて実施例1と
同様にしてキャスティングフィルムを作製し、表1に示
す条件で一軸延伸フィルムを得た。このフィルムを実施
例1と同様に STN液晶セルと上部偏光板との間に貼合わ
せて使用したところ、ほぼ白黒表示が得られるが、色相
補償が不十分で色ズレが生じ、やや赤みがかった色調に
なった。またこの白黒表示の色相が不十分のままでバッ
クライト付液晶ディスプレーとし、これにカラーフィル
ターを被せ、RGB のセルを発光させカラー表示を試みた
が、色ズレや滲み等があり鮮明なフルカラー表示ができ
なかった。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の位相差フィルムは溶液キャステ
ィングが容易であり、これを用いた複合偏光板及び液晶
表示装置は光学的斑が少なく、鮮明な白黒表示及びカラ
ー表示等が可能になり、従来の液晶表示装置に比べ性
能、耐久性に優れたものであるので車載用や発熱部位等
更に広範囲の用途に展開でき、その奏する効果は格別な
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 64/00 - 64/42

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
    ル)プロパン50〜99モル%及び1,1−ビス(4−
    ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−
    ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,
    1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−ト
    リメチルシクロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシテト
    ラフェニルメタン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェ
    ニル)−5,7−ジメチルアダマンタンの少なくとも1
    種1モル%以上〜50モル%未満からなる二価フェノー
    ルにカーボネート前駆物質を反応させて得られる比粘度
    が0.364以上の芳香族ポリカーボネート樹脂からな
    るフィルムを少なくとも一軸方向に配向させてなるレタ
    デーションの値が60〜1200nmであり且つ該レタ
    デーションの変動率が10%以下である位相差フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 カラー表示した際に色相補償が充分で、
    色ずれ、滲みが生じない請求項1記載の位相差フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 フィルムを一軸方法に配向させる方法が
    デンター法による横一軸延伸、ロール間による縦一軸延
    伸またはロール間圧延法である請求項1記載の位相差フ
    ィルム。
  4. 【請求項4】 一軸延伸の延伸温度が使用樹脂のTg+
    10℃〜Tg+60℃である請求項3記載の位相差フィ
    ルム。
  5. 【請求項5】 一軸延伸の延伸倍率が1.1〜4倍であ
    る請求項3記載の位相差フィルム。
  6. 【請求項6】 フィルムの厚みが5〜300μmである
    請求項1記載の位相差フィルム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載のいずれかの位相差フ
    ィルムを偏光板に少なくとも一層積層してなる複合偏光
    板。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の複合偏光板を液晶セルに
    配置してなる液晶表示装置。
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