JP3429214B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP3429214B2
JP3429214B2 JP07076899A JP7076899A JP3429214B2 JP 3429214 B2 JP3429214 B2 JP 3429214B2 JP 07076899 A JP07076899 A JP 07076899A JP 7076899 A JP7076899 A JP 7076899A JP 3429214 B2 JP3429214 B2 JP 3429214B2
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正樹 出口
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一嘉 大沢
裕 阿蘇
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファックス装置およびスキャナー装置等において原
稿や転写紙等の用紙を搬送する用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等において原稿や転写紙等
の用紙を搬送する用紙搬送装置は、互いに対向して配置
された一対の搬送面からなる搬送路を備えており、この
ような搬送路に用紙を所定の順序で搬送するようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような用紙搬送装
置においては、搬送中に用紙にカール癖がついてしまっ
た場合や紙厚が薄いためにいわゆるコシが弱い用紙を搬
送する場合等は、搬送路の形態等によっては、用紙が搬
送面に引っかかって用紙が折れてしまったり、用紙が搬
送面と強くこすれ合って汚れを生じたり、さらには搬送
路内でジャム(紙詰まり)を生じてしまったりするなど
の不具合を生じることがあった。
【0004】このような不具合の生じやすい部分とし
て、具体的には、以下のような部分を挙げることができ
る。
【0005】用紙を排出トレイに排出する搬送路の出
口部分(図15) 図15に示すような用紙Pが排出ローラ対98,99に
よって排出トレイ80上に排出される搬送路90の出口
部分においては、搬送中についたカール癖等によって排
出される用紙Pが丸まってしまい、用紙Pがページ順に
積層されて排出されず、排出トレイ80からの取出操作
性が悪いものとなる。また、排出トレイ80から用紙P
が落下してしまう場合もある。
【0006】搬送路の屈曲部分(図16) また、図16に示すような搬送路90が屈曲する部分で
は、用紙Pが搬送路90のカーブに沿って曲がりきれず
に引っかかってしまうことにより(同図のC部分)、用
紙Pの先端が折れてしまったり、ジャムの原因となるな
どの不具合を生じやすい。
【0007】搬送路の曲率が変化する部分(図17) さらに、搬送路90の曲率が変化する部分、特に、図1
7に示すような曲率が大きく(カーブがきつく)なる部
分では、上記不具合が生じやすい。
【0008】搬送路の曲がる方向が反転する部分(図
18) また、図18に示すような搬送路90の曲がる方向が反
転する部分(S字状のカーブ部分)では、用紙Pは、一
旦搬送路に沿ってカーブすることによってついたカール
癖のために、次のカーブを曲がりきれずに搬送路90に
引っかかることが多い。
【0009】用紙を略上向きに搬送する搬送路(図1
9) また、図19に示すような用紙Pを上向きに搬送する搬
送路90では、用紙Pのコシが弱いと先端部分が重力で
垂れ下がってしまうことにより、用紙Pの先端が搬送路
に引っかかって、先端が折れてしまったりジャムを生じ
たりすることがある。
【0010】搬送路が分岐する部分(図20) また、複数枚の用紙Pに対して連続的に画像読取りや画
像形成を行う際には、先行用紙が搬送路上を搬送されて
いるときに次用紙を送り込んで用紙間隔を詰めることが
よく行われる。このとき、図20に示すように、搬送路
の分岐位置49においては、先行用紙P1が搬送路91
から分岐位置49を通って搬送路92に搬送されている
ときに、次用紙P2が搬送路93からこの分岐位置49
に送り込まれることがある。このような場合には、先行
用紙P1の搬送に次用紙P2の先端が巻き込まれて(同
図のC部分)、用紙Pにめくれや先端折れ等が生じやす
い。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、用紙にめくれや先端折れ、さらにジャム等を生
じることなく、用紙を確実に所望の搬送方向に搬送する
ことができる用紙搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかる用紙搬送装置は、所定の搬送路に沿
って用紙を搬送する用紙搬送装置において、用紙の搬送
方向に対して鈍角をなすように搬送路の内側に突出して
設けられ、用紙を幅方向に波打たせるように用紙に接触
する接触部分を有する突出片を備え、前記突出片は、複
数の搬送路が分岐する分岐位置に設けられ、当該分岐位
置に送り込まれる用紙をこの分岐位置から分岐するいず
れかの搬送路に案内するように構成されると共に、異な
る搬送路から同時に複数枚の用紙が送り込まれる搬送路
の分岐位置に設けられているものである(請求項1)。
【0013】このような構成によれば、用紙は搬送路の
内側に突出して設けられた突出片と接触することによっ
て幅方向に波打った状態となるため、用紙は、この幅方
向に直交する搬送方向について折れ曲がりにくくなり、
この搬送方向について強いコシを備えた状態となる。こ
のため、搬送中にカール癖がついた場合や紙厚が薄いな
どの理由でコシの弱い用紙であっても、用紙にめくれや
先端折れ、さらにジャム等が生じることを防止しなが
ら、用紙を確実に所望の搬送方向に向かって搬送するこ
とができる。
【0014】また、上記突出片を複数の搬送路が分岐す
る分岐位置に設け、当該分岐位置に送り込まれる用紙を
この分岐位置から分岐するいずれかの搬送路に案内する
ように構成したので、この突出片によって上記作用効果
とともに、搬送路の分岐位置における用紙の案内機構と
しても機能させることができるため、装置全体として部
品点数を減らして、コストの低減を図ることができる。
【0015】また、上記突出片、異なる搬送路から同
時に複数枚の用紙が送り込まれる搬送路の分岐位置に設
たので、この突出片と接触して用紙が幅方向に波打っ
た状態となることで、搬送路の分岐位置を同時に搬送さ
れる用紙間の接触面積を減少させ、用紙どうしがこすれ
合うことによる用紙汚れを軽減することができる。
【0016】また、上記突出片によって、上記作用効果
とともに、搬送路の分岐位置における用紙の案内機構と
しても機能させることができるため、装置全体として部
品点数を減らして、コストの低減を図ることができる。
【0017】また、このような突出片の用紙との接触部
分は、この突出片が接触する用紙の幅方向の両端部分
を、この分岐位置に同時に送り込まれる他の用紙側から
離間させるように構成することが望ましい(請求項
)。このような構成によれば、この分岐位置を同時に
搬送される用紙が両端部分で接触することを防止できる
ため、用紙の隅部分が折れてしまう、いわゆる耳折れを
防止することができる。
【0018】また、このような突出片は、複数枚の用紙
が同時に逆方向に搬送される搬送路に設ければ、一方の
用紙の搬送に他方の用紙が巻き込まれることによる用紙
のめくれや先端折れ等を防止することができる(請求項
)。
【0019】また、このような突出片を搬送路が屈曲す
る部分や曲率の変化する部分に設ければ、用紙を確実に
搬送路に沿わせて搬送し、搬送路の内壁面等に引っかか
ることによる用紙のめくれや先端折れ、さらにジャムの
発生等を防止することができる(請求項、請求項
)。
【0020】また、このような突出片を、用紙が略上向
きに搬送される搬送路に設ければ、用紙先端が重力で垂
れ下がることによる用紙のめくれや先端折れさらにジャ
ムの発生等を防止しながら、用紙を搬送路に沿って確実
に搬送することができる(請求項)。
【0021】また、前記突出片を、搬送路の幅方向に並
べられた複数部材から構成すれば、突出片を構成する各
部材を、搬送路の幅に対して小さな部材として構成する
ことができ、また、各部材を同一形状に構成することが
できることから、装置の低コスト化を図ることができる
(請求項7)
【0022】また、このような突出片を弾性部材によっ
て構成すれば、突出片の弾性変形によって、突出片を常
に所定の圧力で用紙に接触させることができるため、上
記作用効果をさらに確実に得ることができる(請求項
)。
【0023】また、突出片の用紙との接触部分は幅方向
に対称形状をなすように構成すれば、この突出片と接触
した用紙は幅方向について対称に波打った状態となるた
め、用紙が搬送路の内壁面等から幅方向に非対称な搬送
抵抗を受けることで斜め搬送状態が生じることを防止す
ることができる(請求項)。
【0024】また、請求項10に記載の発明は、所定の
搬送路に沿って用紙を搬送する用紙搬送装置において、
搬送路の内側に突出して設けられ、用紙を幅方向に波打
たせるように用紙に接触する接触部分を有する突出片を
備え、前記突出片は、用紙幅方向において用紙一端部か
ら他端部まで延び、用紙と接触する上辺部分は用紙幅方
向に凹部及び凸部が交互に連続して滑らかに形成され
曲線形状とされているものである。
【0025】また、請求項11に記載の発明は、請求項
10に記載の発明であって、前記突出片は、曲線的に設
けられて用紙を上下方向に搬送する複数の搬送路が分岐
する分岐位置に設けられ、当該分岐位置に送り込まれる
用紙を、この分岐位置から分岐するいずれかの搬送路に
案内するように構成されているものである。
【0026】また、請求項12に記載の発明は、請求項
11に記載の用紙搬送装置であって、前記突出片に形成
された凸部の位置は、規格化された複数サイズの用紙に
対して、その幅方向両端部と凸部が接触するように設定
されているものである。
【0027】また、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載の用紙搬送装置であって、前記突出片は、前
記分岐する搬送路の一の搬送路を狭めるようにして、他
の搬送路の下側の壁面を延ばして形成されているもので
ある。
【0028】また、請求項14に記載の発明は、請求項
12又は請求項13に記載の用紙搬送装置であって、前
記複数の搬送路の分岐位置は、用紙両面読み取り時に用
紙を反転させるために設けられた複数の搬送路の分岐位
置であるものである。
【0029】また、請求項15に記載の発明は、請求項
10乃至請求項14のいずれかに記載の用紙搬送装置で
あって、前記突出片は、用紙の搬送方向に対して鈍角を
なすように搬送路の内側に突出して設けられているもの
である。
【0030】これらの構成によれば、原稿が幅方向に波
打った状態となり、原稿は、搬送方向については折れ曲
がりにくいものとなるため、この搬送方向について強い
コシを備えた状態となる。原稿が幅方向に波打った状態
となることで、搬送路の内側面(搬送面)とこすれ合う
面積が減少するため、このような搬送面とのこすれによ
る原稿の汚れも軽減することができる。また、突出片の
上辺部分は、滑らかな曲線形状から構成され、尖った部
分がないため、この突出片と接触する原稿に、 搬送方向
に走る筋やしわ等の発生を防止できる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる用紙搬
送装置の一実施形態が組み込まれた原稿読取装置を示す
図である。以下、この実施形態を詳述するのに先立って
原稿読取装置の概要について説明する。
【0032】この原稿読取装置は、トップページを上向
きにしてページ順に原稿トレイ10に載置される原稿束
から、1枚ずつ原稿を取り込んでその画像情報を読み取
り、トップページを下向きにしてページ順に排出トレイ
80に排出するものであり、片面にのみ画像情報が形成
された片面原稿のみならず、表裏両面に画像情報が形成
された両面原稿についても表裏両面の画像情報を読み取
るとともに、原稿束のページ順を変えてしまうことなく
排出できるものである。なお、この実施形態は、複写機
の上部に搭載する場合を例にしているが、同様の構成に
よって、スキャナー装置やファクシミリ装置等に適用す
ることもできる。
【0033】原稿トレイ10は、画像情報を有する原稿
Pを積層して載置可能に構成された原稿載置部である。
この原稿トレイ10の底部には、原稿トレイ10上の原
稿Pの有無を検出する原稿セットセンサ11が設けられ
ている。
【0034】分離給紙部20は、原稿トレイ10上に載
置された原稿束から1枚ずつ原稿Pを取り込んで第1搬
送路31に給紙するものである。この分離給紙部20で
は、原稿トレイ10の上方に配置された前送りローラ2
3が、原稿トレイ10上の原稿Pを給紙ローラ21およ
び分離コロ22に向かって給紙する。そして、給紙ロー
ラ21が原稿トレイ10上の原稿Pを送り出すように回
転駆動する一方、この給紙ローラ21に摺接するように
配置された分離コロ22が、給紙ローラ側21からの圧
力に応じた回転抵抗を生じながら従動回転することによ
って、原稿トレイ10上に載置された原稿束をさばき、
その最上位置にある1枚の原稿Pを分離して第1搬送路
31に給紙するようになっている。24は、第1搬送路
31に給紙された原稿Pの先端部および後端部を検出す
るフィードセンサである。
【0035】第1搬送路31は分離給紙部20から原稿
反転部60に至る搬送路である。この第1搬送路31上
には、レジストローラ対51,52が設けられており、
原稿Pの先端揃えを行うようになっている。このレジス
トローラ51の下流側は、第1搬送路31から第5搬送
路35が分岐する第1分岐位置41となっており、この
第1分岐位置41に設けられた反転分岐レバー411に
よって、この第1分岐位置41に搬送されてくる原稿P
の搬送経路を第1搬送路31の下流側または第5搬送路
35のいずれかに切り替えることができるようになって
いる。なお、この第5搬送路35は片面原稿を搬送する
際に用いられる搬送路である。
【0036】原稿反転部60は、第1搬送路31から搬
入される原稿Pの搬送方向をスイッチバックさせて第2
搬送路32に排出することによって、搬送路上における
原稿Pの表裏面(装置外側に向かう面と内側に向かう
面)とを反転させるものである。この原稿反転部60
は、正逆両方向に回転駆動可能な反転ローラ61とこれ
に摺接する反転コロ62を備えており、反転ローラ61
と反転コロ62間の原稿Pを反転ローラ61の正逆両方
向の回転に応じて搬送して、原稿Pの搬送方向をスイッ
チバックさせることができるようになっている。
【0037】また、反転コロ62は、反転コロ接離手段
63によって反転ローラ61に接離可能となっており、
反転コロ62が反転ローラ61から離れた状態において
は、反転ローラ61と反転コロ62間の原稿Pが上下に
抵抗なく移動しうるフリー状態として、原稿反転部60
から先行原稿を排出しながら同時に次原稿を原稿反転部
60に搬入することが可能となっている。
【0038】これら反転ローラ61と反転コロ62間の
上側には、搬送方向がスイッチバックされる原稿Pが一
時的に搬入されるスイッチバック路65が、上記原稿ト
レイ10の上側に向かって延びるように設けられてい
る。このスイッチバック路65は上記分離給紙部20の
上方位置において、本装置本体の外方へ開口する開口部
66を有しており、長手の原稿Pのスイッチバックさせ
るときには、この開口部66から原稿Pの先端部分を一
時的に本装置本体の外方に排出するようになっている。
【0039】反転ローラ61、反転コロ62間の下側
は、上記第1搬送路31と第2搬送路32とが分岐する
第2分岐位置42となっている。この分岐位置42に
は、第1搬送路31の出口を狭めるように第2搬送路3
2下側の壁面を延ばした突出片421が設けられてお
り、この突出片421によって、この分岐位置42に第
1搬送路31から送られてきた原稿Pを原稿反転部60
へ搬送する一方、原稿反転部60から搬出されてきた原
稿Pは、第2搬送路32に搬送するようになっている。
本発明は、この突出片421の構成および作用効果にそ
の特徴を有するものであるが、この特徴部分については
後述する。
【0040】第2搬送路32は原稿反転部60から原稿
読取り部70に至る搬送路である。この第2搬送路32
上には、上搬送ローラ対53,54と下搬送ローラ対5
5,56が設けられており、第2搬送路32上の原稿P
を、原稿読取り部70の読取り位置71に搬送されるよ
うになっている。なお、片面原稿を搬送するための上記
第5搬送路35は、上搬送ローラ対53,54の上流側
からこの第2搬送路32に合流している。
【0041】また、下搬送ローラ55の上流位置にはタ
イミングセンサ72が設けられており、原稿Pの先端部
および後端部を検出して、原稿読取り部70における原
稿読取りのタイミングに供するようになっている。
【0042】原稿読取り部70は、複写機本体90上面
に設けられたコンタクトガラス73とその上方に配置さ
れた原稿ガイド74との隙間を読取り位置71として、
この読取り位置71を搬送される原稿Pの下側面の画像
情報を、いわゆる流し読み方式によって読み取るもので
ある。この原稿読取り部70は、図示しない複写機本体
90内に、原稿Pに光を照射する露光ランプ、原稿Pか
らの反射光を導光するレンズ系や反射ミラー、さらに導
光された反射光から画像情報を検出する画像読取機構部
等を備えている。
【0043】第3搬送路33は、原稿読取り部70から
排出トレイ80に至る搬送路である。この第3搬送路3
3には中間ローラ対57,58が設けられており、原稿
Pをさらに下流側に搬送するようになっている。この中
間ローラ対57,58の下流側は、第3搬送路33から
第4搬送路34が分岐する第3分岐位置43となってお
り、この第3分岐位置43に設けられた排出分岐レバー
431によって、原稿Pの搬送経路をこの第3分岐位置
43より下流側の第3搬送路33または第4搬送路34
のいずれかに切り替えることができるようになってい
る。なお、この第4搬送路34は、両面原稿の読取りを
行っている場合に、最初の面の読取りを終えた原稿に対
してさらに残りの面の読取りを行うべく、原稿Pを第1
搬送路31のレジストローラ対51,52上流側に戻す
ための搬送路である。両面原稿はこの第4搬送路34を
搬送されて再び原稿反転部60において搬送方向がスイ
ッチバックされることでその表裏面が反転されたのち、
残りの面の画像情報が読みとられ第3搬送路33に戻っ
てくる。
【0044】排出トレイ80は、画像情報の読取りを終
えた原稿Pが排出される原稿排出部である。この排出ト
レイ80は、上記原稿トレイ10の下側に配置されてお
り、第3搬送経路33の出口設けられた排出ローラ対8
1,82から、片面の読取りを終えた片面原稿および両
面の読取りを終えた両面原稿が原稿トレイ10上のペー
ジ順どおりに排出されるようになっている。
【0045】次に、図2〜図4を参照しながら、この実
施形態において、上記第2分岐位置42に設けられた突
出片421について詳述する。なお、図2は、この突出
片421の正面図であり、図3は、この突出片421に
接触した原稿Pの状態を示す説明斜視図であり、図4
は、第2分岐位置42を搬送される原稿P1,P2を示
す説明図である。
【0046】この突出片421は、ポリエチレンテレフ
タレート等の合成樹脂材料からなる弾性を有する板状部
材によって構成されており、図2に示すように、その上
辺が複数の凹部421b…および凸部421aを有する
波形形状に形成されている。
【0047】この突出片421は、その下辺部分におい
て第2搬送路32の下側の壁面に取り付けられており、
波形形状に形成された上辺部分が、第1搬送路31と第
2搬送路32とが分岐する分岐位置42の内側に突出す
るようになっている。
【0048】そして、このように第2分岐位置42の内
側に突出した波形形状の上辺部分が、第1搬送路31か
ら第2分岐位置42に搬入されてくる原稿Pに対して、
この原稿Pの搬送方向と突出片の突出方向とが鈍角の交
差角をもって、この原稿Pを原稿反転部60側(略上方
向)に案内するように接触するようになっている。
【0049】このように波形形状に形成された突出片4
21の先端部分と接触する原稿Pは、図3に示すよう
に、この波形形状に応じてその幅方向に波打った状態と
なる。そして、こうして、原稿Pが幅方向に波打った状
態となれば、原稿Pは、搬送方向については折れ曲がり
にくいものとなるため、この搬送方向について強いコシ
を備えた状態となる。
【0050】したがって、第1搬送路31から原稿反転
部60に至る搬送方向は略上向きであり、原稿Pの先端
部分が重力で垂れ下がってしまいやすい部分であるが、
突出片421と接触した原稿Pの先端部Dには強いコシ
が備えられているため、搬送路内で引っかかってしまう
ことがなく、この原稿Pを所望の搬送方向(略上方向)
に搬送することができる。
【0051】また、原稿Pが幅方向に波打った状態とな
ることで、搬送路の内側面(搬送面)とこすれ合う面積
が減少するため、このような搬送面とのこすれによる原
稿の汚れも軽減することができる。
【0052】また、この原稿搬送装置(用紙搬送装置)
では、片面の読取りを終えた原稿Pは、原稿反転部60
においてスイッチバックされてから第2搬送路32を通
って原稿読取部70に送られた後、排出トレイ80に排
出されるが、このとき、同時に、次原稿の読み取りの準
備を行うことで原稿間隔を詰めて効率化を図るため、図
4に示すように、上記片面読取り後の先行原稿P1を原
稿反転部60から第2搬送路32へ排出しながら、同時
に次原稿P2を第1搬送路から原稿反転部60に搬入す
るようになっている。したがって、第2分岐位置42で
は、原稿反転部60から第2搬送路32へ向かう先行原
稿P1と、第1搬送路31から原稿反転部60へ向かう
次原稿P2とが同時に、しかも逆方向に搬送されること
となる。
【0053】このような場合、図20に示したように、
原稿P1の搬送に原稿P2が巻き込まれて原稿P2の先
端部が折れ曲がって、いわゆる原稿めくれを生じてしま
うことがあるが、本装置によれば、原稿P2は、上記突
出片421と接触することによって強いコシを与えられ
ているから、原稿P1の搬送に巻き込まれてしまうこと
がなく、上記原稿めくれ等の不具合が生じることがな
い。
【0054】さらに、この突出片421は、図2に示す
ように、規格化された種々のサイズの原稿(用紙)の幅
L1,L2…に対して、常に、原稿(用紙)の両側部分
とは凸部421a…で接触するように構成されている。
このため、この突出片421と接触した次原稿P2に形
成される波形形状は、その幅方向の両端部分が先行原稿
P1側から離間するように反り返った形状となってお
り、この両端部分では両原稿P1,P2が接触しないよ
うになっている。したがって、次原稿P2の先端Dの両
端部分が先行原稿P1と接触することで原稿P2の隅部
分が折れてしまう、いわゆる耳折れを生じることも防止
することができる。
【0055】また、次原稿P2は、突出片421と接触
することで幅方向に波打った状態となることで、先行原
稿P1とこすれ合う面積が減少するため、これら両原稿
P1,P2がこすれ合うことによる原稿汚れも軽減する
ことができる。
【0056】また、上記突出片421の上辺部分は、図
2に示したように、幅方向について略対称形状に構成さ
れているため、この突出片421に接触した原稿Pは、
幅方向について略左右対称に波打った状態となる。した
がって、原稿Pは、搬送路内で非対称な接触抵抗を受け
ることがなく、非対称な接触抵抗による斜め搬送の発生
を防止することができる。
【0057】また、上記突出片421の上辺部分は、滑
らかな曲線形状から構成され、尖った部分がないため、
この突出片421と接触する原稿Pに、搬送方向に走る
筋やしわ等が発生することを防止することができる。
【0058】また、上記突出片421は弾性部材によっ
て構成され、原稿Pと接触する際に弾性変形することが
できることから、原稿Pに対して常に所定の圧力で接触
して、原稿Pを確実に所定の搬送方向に導くことができ
る。
【0059】また、この突出片421は、第1搬送路3
1からこの第2分岐位置42に搬送されてきた原稿Pは
上側の原稿反転部60に案内するとともに、原稿反転部
60からこの第2分岐位置42に搬送されてきた原稿P
は第2搬送路32に案内する分岐位置42における原稿
(用紙)の案内手段としても機能するものである。した
がって、この用紙搬送装置では、案内手段としての部材
と、原稿Pに強いコシを与えて上記作用効果を得るため
の部材とを1つの突出片421によって構成することに
より、装置全体の部品点数を減らしてコストの低減を図
ることができる。
【0060】次に、図5〜図9を参照しながら、このよ
うな突出片を用紙搬送装置の種々の位置に設けた他の実
施形態について説明する。
【0061】図5は、突出片441を排出トレイ80に
用紙を排出する搬送路90の出口位置近傍に設けた例で
ある。このように、搬送路90の出口位置近傍に突出片
441を設ければ、搬送路90から排出ローラ対98,
99によって排出トレイ80に排出される用紙Pは、そ
の先端部分Dが突出片441によって与えられる強いコ
シにより、排出トレイ80の上方に向かう略水平方向に
直線的に送り出されることとなる。このため、搬送中に
カール癖がついてしまっている用紙Pであっても、排出
トレイ80上で丸まってしまうことを防止して、排出ト
レイ80上に積層させるように排出することができる。
【0062】特に、この突出片441は、排出される原
稿Pに対して下側から原稿Pを持ち上げるように接触す
るため、原稿Pを確実に略水平方向に送り出すことがで
きる。
【0063】図6は、搬送路90が屈曲する部分に突出
片442を設けた例である。このように、搬送路90が
屈曲する部分に搬送路90の内側に突出する突出片44
2を設ければ、突出片442による強いコシによって用
紙Pの先端部分Dを所望の搬送方向に直線状に送り出し
て、搬送路90の搬送面と引っかかることを防止するこ
とができる。
【0064】図7は、搬送路90の曲率が変化する部分
に突出片443,444を設けた例である。このよう
に、複数の突出片443,444を組み合わせて用いれ
ば、用紙Pを搬送路90の形状に、確実に沿うように搬
送することができ、これにより用紙Pが搬送面に引っか
かったり、搬送面とこすれたりすることを防止すること
ができる。
【0065】なお、ここでは、搬送路90の曲率が徐々
に大きくなる(カーブがきつくなる)部分に突出片44
3,444を設けているが、搬送路90の曲率が小さく
なる(カーブが緩くなる)部分であっても同様に適用す
ることができる。
【0066】図8は、搬送路90の曲がる方向が反転す
るS字状のカーブ部分に突出片445を設けた例であ
る。このようにS字状のカーブ部分に突出片445を設
ければ、最初のカーブでカール癖がついた用紙Pであっ
ても、突出片445に接触することでその先端部分Dは
次のカーブに向けて直線状に送り出されるため、次のカ
ーブで搬送面に引っかかることを軽減することができ
る。
【0067】図9は、用紙Pが略上向きに搬送される搬
送路90に突出片446を設けた例である。このように
用紙Pが略上向きに搬送される搬送路90に突出片44
6を設ければ、突出片446に接触した用紙の先端部分
Dは強いコシを得て、略上方向に直線状に送り出される
こととなるため、先端Dが垂れ下がって搬送面に引っか
かってしまうことが防止される。
【0068】次に、搬送路内に突出して設けられる突出
片の形状のバリエーションについて、図10〜図14を
参照しながら説明する。
【0069】図10(a)〜(e)は、一辺に凹部を形
成した1枚の板状弾性部材によって突出片451〜45
5を構成した例である。これらに示すように、突出片4
51〜455に形成する凹部451b…は用紙Pを幅方
向について波打たせるように接触する形状であれば、複
数の円弧状凹部451b…から構成しても(図10
(a))、1つの円弧状凹部452bから構成しても
(図10(b))、四角形の凹部453b…から構成し
ても(図10(c))、三角形の凹部454b…から構
成しても(図10(d))、あるいは、異なる大きさの
凹部455b…、455d…を組み合わせて構成しても
よい(図10(e))。
【0070】なお、凹部の形状によって生じる、用紙P
との接触部分に形成される鋭角的に尖った角部分453
c…,454c等は、面取りをするように角部分を丸め
ることが望ましい。このようにすれば、用紙Pに搬送方
向に走る筋やシワ等の発生を抑えることができる。
【0071】図11は、一辺に凸部を形成した一枚の板
状弾性部材によって突出片461,462を構成した例
である。このように、突出片は、用紙Pとの接触部分に
凸部461a…,462aを設けることで構成すること
もできる。なお、このような凸部461a…,462a
を備えた構成によれば、用紙Pは主として凸部461a
…,462aの先端近傍と接触するため、凸部461a
…,462aの根元部分が鋭角的に切り欠かれた形態と
なっていても用紙Pに搬送方向に走る筋やしわが生じる
ことは少なく、好ましい。
【0072】図12は、複数枚の板状弾性部材によって
突出片471,472,473を構成した例である。こ
のように、突出片は、複数枚の突出片471…,472
…,473…を幅方向に並べて構成することもできる。
このとき、各突出片471…,472…,473…は、
搬送路の幅に対して小さく構成することができるととも
に、各突出片471…,472…,473…を同一形状
から構成することができることから、装置の低コスト化
に貢献することができる。
【0073】図13は、凸部481aおよび凹部481
bを備えた突出片481の一例である。このように、突
出片は幅方向に必ずしも対称形状に構成しなくともよ
い。
【0074】図14は、用紙Pに対して、幅方向の略中
央部分にのみ当接するように構成された突出片491の
一例である。このように、突出片は、用紙を幅方向に波
打った状態とすることができれば、必ずしも用紙Pの幅
方向の全体と接触せず、その一部分にのみ接触する形状
としてもよい。
【0075】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、本発明にかかる用紙搬送装置は、上記実施形態に限
定されるものではなく、以下のように構成してもよい。
【0076】(1)上記実施形態においては、本発明に
かかる用紙搬送装置を画像情報が読み取られる原稿を搬
送する原稿搬送装置として、これを複写機の上部に搭載
した場合を例にしているが、同様の構成によって、スキ
ャナー装置やファクシミリ装置等に適用することもでき
る。また、本発明にかかる用紙搬送装置は、複写機、プ
リンターおよびファクシミリ装置等において、画像形成
が行われる転写紙等の用紙を搬送する装置として適用す
ることもできる。
【0077】(2)上記実施形態においては、突出片を
合成樹脂によって構成したが、鉄やアルミニウム等の種
々の金属材料等の弾性部材を用いてもよい。また、木片
などの弾性変形の小さな材料も適用することができる。
【0078】(3)上記実施形態においては、突出片を
平板状の板状部材から構成したが、用紙を波打たせる接
触部分を有する形状であれば、所定の厚みを有する形状
や、各部によって厚みの異なる形状から構成してもよ
い。
【0079】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる用紙搬送
装置によれば、用紙は搬送路の内側に突出して設けられ
た突出片と接触することによって幅方向に波打った状態
となるため、用紙は、この幅方向に直交する搬送方向に
ついて折れ曲がりにくくなり、この搬送方向について強
いコシを備えた状態となる。このため、搬送中にカール
癖がついた場合や紙厚が薄いなどの理由でコシの弱い用
紙であっても、用紙にめくれや先端折れ、さらにジャム
等が生じることを防止しながら、用紙を確実に所望の搬
送方向に向かって搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる用紙搬送装置の一実施形態を示
す概略図である。
【図2】突出片421の正面図である。
【図3】突出片421と原稿Pとの接触状態の説明図で
ある。
【図4】第2分岐位置42近傍における原稿P1,P2
の搬送状態の説明図である。
【図5】搬送路の出口部分に突出片を設けた例である。
【図6】搬送路の屈曲部分に突出片を設けた例である。
【図7】搬送路の曲率が変化する部分に突出片を設けた
例である。
【図8】搬送路の曲がる方向が反転する部分に突出片を
設けた例である。
【図9】用紙が上向きに搬送される搬送路に突出片を設
けた例である。
【図10】凹部が形成された用紙との接触部分を有する
突出片の正面図である。
【図11】凸部が形成された用紙との接触部分を有する
突出片の正面図である。
【図12】複数枚の板状部材から構成された突出片の正
面図である。
【図13】左右非対称に形成された用紙との接触部分を
有する突出片の正面図である。
【図14】用紙の幅方向の一部にのみ当接する突出片の
一例である。
【図15】従来の用紙搬送装置における搬送路出口近傍
を示している。
【図16】従来の用紙搬送装置における搬送路の屈曲部
分を示している。
【図17】従来の用紙搬送装置における搬送路の曲率が
変化する部分を示している。
【図18】従来の用紙搬送装置における搬送路の曲がる
方向が反転する部分を示している。
【図19】従来の用紙搬送装置における用紙が上向きに
搬送される搬送路を示している。
【図20】従来の用紙搬送装置における搬送路の分岐部
分を示している。
【符号の説明】
31 第1搬送路 32 第2搬送路 42 第2分岐位置 421 突出片 60 原稿反転部 P 原稿(用紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 一嘉 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 阿蘇 裕 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 北川 英樹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−206275(JP,A) 特開 平3−67852(JP,A) 特開 平8−67392(JP,A) 特開 平8−324863(JP,A) 特開 平2−8245(JP,A) 特開 平8−225218(JP,A) 実開 昭63−161263(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/70 B65H 29/58 B65H 29/60

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送路に沿って用紙を搬送する用
    紙搬送装置において、用紙の搬送方向に対して鈍角をな
    すように搬送路の内側に突出して設けられ、用紙を幅方
    向に波打たせるように用紙に接触する接触部分を有する
    突出片を備え、 前記突出片は、複数の搬送路が分岐する分岐位置に設け
    られ、当該分岐位置に送り込まれる用紙をこの分岐位置
    から分岐するいずれかの搬送路に案内するように構成さ
    れると共に、異なる搬送路から同時に複数枚の用紙が送
    り込まれる搬送路の分岐位置に設けられていることを特
    徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記突出片の用紙との接触部分が、この
    突出片が接触する用紙の幅方向の両端部分を、この分岐
    位置に同時に送り込まれる他の用紙側から離間させるよ
    うに構成された請求項記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 所定の搬送路に沿って用紙を搬送する用
    紙搬送装置において、用紙の搬送方向に対して鈍角をな
    すように搬送路の内側に突出して設けられ、用紙を幅方
    向に波打たせるように用紙に接触する接触部分を有する
    突出片を備え、 前記突出片が、複数枚の用紙が同時に逆方向に搬送され
    る搬送路に設けられたことを特徴とする用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 所定の搬送路に沿って用紙を搬送する用
    紙搬送装置において、用紙の搬送方向に対して鈍角をな
    すように搬送路の内側に突出して設けられ、用紙を幅方
    向に波打たせるように用紙に接触する接触部分を有する
    突出片を備え、 前記突出片が、搬送路が屈曲する部分に設けられたこと
    を特徴とする用紙搬送装置。
  5. 【請求項5】 所定の搬送路に沿って用紙を搬送する用
    紙搬送装置において、用紙の搬送方向に対して鈍角をな
    すように搬送路の内側に突出して設けられ、用紙を幅方
    向に波打たせるように用紙に接触する接触部分を有する
    突出片を備え 前記突出片が、搬送路の曲率が変化する部分に設けられ
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  6. 【請求項6】 所定の搬送路に沿って用紙を搬送する用
    紙搬送装置において、用紙の搬送方向に対して鈍角をな
    すように搬送路の内側に突出して設けられ、用紙を幅方
    向に波打たせるように用紙に接触する接触部分を有する
    突出片を備え、 前記突出片が、用紙を略上向きに搬送する搬送路に設け
    られたことを特徴とする用紙搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記突出片は、搬送路の幅方向に並べら
    れた複数部材から構成されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項6のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記突出片は、弾性部材によって構成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載
    の用紙搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記 突出片は、用紙との接触部分が用紙
    幅方向に対称形状をなすことを特徴とする請求項1乃至
    請求項8に記載の用紙搬送装置。
  10. 【請求項10】 所定の搬送路に沿って用紙を搬送する
    用紙搬送装置において、搬送路の内側に突出して設けら
    れ、用紙を幅方向に波打たせるように用紙に接触する接
    触部分を有する突出片を備え、 前記突出片は、用紙幅方向において用紙一端部から他端
    部まで延び、用紙と接触する上辺部分は用紙幅方向に凹
    部及び凸部が交互に連続して滑らかに形成された曲線形
    状とされていることを特徴とする用紙搬送装置。
  11. 【請求項11】 前記突出片は、曲線的に設けられて用
    紙を上下方向に搬送する複数の搬送路が分岐する分岐位
    置に設けられ、当該分岐位置に送り込まれる用紙を、こ
    の分岐位置から分岐するいずれかの搬送路に案内するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項10に記載
    の用紙搬送装置。
  12. 【請求項12】 前記突出片に形成された凸部の位置
    は、規格化された複数サイズの用紙に対して、その幅方
    向両端部と凸部が接触するように設定されていることを
    特徴とする請求項11に記載の用紙搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記突出片は、前記分岐する搬送路の
    一の搬送路を狭めるようにして、他の搬送路の下側の壁
    面を延ばして形成されていることを特徴とする請求項1
    2に記載の用紙搬送装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の搬送路の分岐位置は、用紙
    両面読み取り時に用紙を反転させるために設けられた複
    数の搬送路の分岐位置であることを特徴とする請求項1
    1乃至請求項13のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  15. 【請求項15】 前記突出片は、用紙の搬送方向に対し
    て鈍角をなすように搬送路の内側に突出して設けられて
    いる請求項10乃至請求項14のいずれかに記載の用紙
    搬送装置。
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