JP3428538B2 - アクセス網遠隔制御方式 - Google Patents

アクセス網遠隔制御方式

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JP3428538B2 JP34391399A JP34391399A JP3428538B2 JP 3428538 B2 JP3428538 B2 JP 3428538B2 JP 34391399 A JP34391399 A JP 34391399A JP 34391399 A JP34391399 A JP 34391399A JP 3428538 B2 JP3428538 B2 JP 3428538B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクセス網遠隔制御
方式に係り、特にマスター・スレーブ構成をとる装置間
でのアクセス網遠隔制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】OMCI(ONT Management and Control
Interface)インタフェース上の遠隔制御では、通信機
能を備えており、遠隔制御機能を持つ光ライン端末(O
LT:Optical Line Terminal)と、光網端末(ON
T:Optical Network Terminal)との間で、管理情報の
不一致を検出し、不一致検出後にはOLTより再度、管
理情報を再送信して情報を一致させる同期管理方法を用
いる。このような、同期管理方法は、一般的にアプリケ
ーションシステムの要求する性質に応じて適用されるプ
ロトコル処理機能の一貫として機能提供される。
【0003】近年、特にOLTとOLTに接続される光
網終端装置(ONU:Optical Network Unit)あるいは
ONT(以下、これらをONU/ONTと記す)とから
構成されるアクセス網においては、OLTとONU/O
NT間のインタフェースとしてOMCIインタフェース
が規定され、そのOMCIインタフェース上に動作規定
されるOMCIインタフェースプロトコルを用いて、管
理インスタンスの管理・制御を行う。
【0004】この管理インスタンスの管理・制御の際
に、(1)両装置間で認識しているインスタンス情報の
不一致を検出し、(2)不一致検出後にはOLTより再
度インスタンス情報を再送信し、情報を一致させる、同
期処理方法をOMCIインタフェースプロトコルの機能
として持つ事が要求されている。
【0005】また、アクセス網ではOLT1台が管理す
るONT数が多く、その上利用形態として加入者が電源
オフ・オンを行う事もあり得るが、ONT立ち上げの度
にOLTから設定情報を与える事はOLTの負荷が大き
くなる。このため、(3)既にOLTからの設定の済ん
だONTは制御情報を自装置で保持し、再電源オン時に
は保持している設定情報を基に誤りなく自動的に立ち上
がる事が求められる。
【0006】この要請に応えるために、従来は例えば、
国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU−T)で
規定されたG983.2Draft(タイトル:The ONT Managemen
t and Control Interface Specification)に示されて
いるように、OMCIインタフェース上では図7及び図
8に示すシーケンス図による手段を用意している。図7
及び図8は従来方式におけるONU側の動作シーケンス
図であり、まず、図7の処理が行われ、その処理が正常
に動作しているか否かを図8のシーケンス図に従って確
認される。図8の処理は、図7の処理の後一度だけ行わ
れる場合もあるが、ある長い周期で行われることが上記
のG983.2Draftで推奨されている。
【0007】図7はG983.2 Draftで規定されている一
般的なコマンド・レスポンス動作である。図7におい
て、オペレーションシステム(MS)あるいはマネージ
メント装置とOLTとの間でのコマンド送受信により、
マネージメント・インフォメーション・ベース(MI
B)のデータシンク(data−sync)値が管理さ
れ(ステップ701〜704)、また、OLTとONT双方で
もMIBデータシンク値が管理され、コマンド送受信や
ONU/ONTからの自律的なメッセージ送出を含む規
定された処理に対して、OLTはMSからのコマンド受
信時に、ONTはOLTからのコマンド受信時にMIB
データシンク値を1ずつ加算していく(ステップ705〜7
08)。正常に処理が行われている時には両者が一致して
いる事を期待しているわけである。
【0008】装置の立ち上げ時等の情報一致を保証する
ため、確認すべきイベント発生時、あるいは周期的に、
図8のシーケンス図に示すように、OLTはONTの保
持するMIBデータシンク値を読み出し(ステップ801
〜803)、OLT内でONT毎に保持している値と比較
確認する(ステップ804)。具体的にはマネージメント
・エンティティ(Management entity)として定義され
ているONTデータアトリビュート(data attribute)
のMIBデータシンク値を、ゲット(Get)コマンド
を使用して獲得することが提案されている。
【0009】ここで、ONU/ONTは、後述するよう
に、プロセッサ部中にインスタンス情報仮保持部とイン
スタンス情報保持部を持っている。インスタンス情報仮
保持部は処理速度の面で優れるので実際の動作中は基本
的にこの領域の値をプロセッサは使用するが、電源を落
とすとデータが消えるので、ONT/ONTはOLTか
らの設定情報をインスタンス情報保持部に保存する。た
だし、一般的に保存媒体はアクセス速度が遅く、またセ
クタやセグメント単位に書き込み処理が行われる等の条
件がつく。
【0010】OLTはONTから読み出したMIBデー
タシンク値がOLT内でONT毎に保持している値と不
一致である場合は、MIBデータシンクをリセットする
データをONTへ送信し、これを受信したONTがイン
スタンス情報仮保持部中の情報を自動生成されるインス
タンスだけ生成し、他はデリートし、更にMIB情報す
べてを決められた初期値に初期化し、またMIBデータ
シンク値を0にリセットする(ステップ805,806)。
【0011】そして、ONTはOLTへ上記の動作終了
後にその旨を通知する(ステップ808)。このとき、
OLTは上記の通知が所定時間内にあるかどうかをタイ
マ監視している(ステップ807)。このように、ONT
はONTデータゲットコマンドを用いてMIBデータシ
ンク値を要求し、レスポンスに含まれる値を比較する。
【0012】上記のONTからの通知を受けたOLT
は、インスタンス情報仮保持部中の情報を、自動生成さ
れるインスタンスだけ生成し、他はデリートし、更にM
IB情報すべてを決められた初期値に初期化し、またM
IBデータシンク値を0にリセットする(ステップ80
9)。また、不一致の時には ONT_Data_MI
B_Resetに対するレスポンス受信後、OLTは全
てのインスタンス情報をONTに対し設定し直す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
方式では、ONU/ONTがOLTからの保存処理中に
電源を落とされる場合があり得ること、実際のインスタ
ンス情報をハードウェア的にデータ保存処理する処理遅
延が存在すること、多くのONU/ONTの接続される
アクセス網の制御性能を上げるため、コマンドに対する
レスポンスは実際の処理が全て終わる前に送出する可能
性があることなどを考慮すると、「MIBデータシンク
値はOLTとONU/ONT両者で一致するが、実際の
情報が一致しないインスタンスが存在する。」という問
題が発生し得る。
【0014】つまり、ONU/ONTがMIBデータシ
ンク値のインクリメント処理を行い、MIBデータシン
ク値がOLTと同一値になった後に、実際のインスタン
ス情報をハードウェア的に保存する処理が引き続き行わ
れ、その処理が完了する前に電源が落とされた場合に
は、OLTの認識している情報と電源再投入後のONT
の認識する情報の不一致が生じることとなるが、従来方
式ではこの不一致を検出する手段を有していない。
【0015】このため、ONU/ONTで再度電源が入
った時に、ONU/ONTの持つOLTと食い違ったイ
ンスタンス情報を用いてONU/ONTは自律的に装置
の設定やパス設定を行うことになる。その結果、誤った
装置設定あるいはパス設定が行われ、OLTと通信が不
可能になる、という欠点がある。
【0016】さらには、ONU/ONT内でのインスタ
ンス情報の保存方法はいろいろな実現方式が有り得る。
特に、パス設定の情報のみがOLTとONU/ONTで
不一致になった場合には、他のONU/ONTユーザが
使用中の仮想パス識別子(VPI:Virtual Path Ident
ifier)の値、あるいは仮想チャネル識別子(VCI:V
irtual Channel Identifier)の値を設定してしまい、
問題の発生したONU/ONTの通信に問題が起きるだ
けでなく、他のユーザの通信に誤配が起きうる、という
問題もある。
【0017】またこの他、従来方式では、MIBデータ
シンク値を用いてOLTとONTのデータ不一致を検出
した場合にも、全ての設定情報をOLTが再度設定し直
す必要があるため、OLTに負荷がかかるという問題も
ある。
【0018】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
制御を行うOLTと制御されるONTが電源再投入で自
律立ち上げを行う際に使用する設定情報(インスタンス
情報)の不一致検出精度を向上し得るアクセス網遠隔制
御方式を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明の他の目的は、OLTとON
U/ONTとの間の設定情報の不一致が発生した際の再
同期時間を短縮し、安定したアクセス網遠隔制御方式を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、通信機能を備えて管理・制御を行う管理
装置と、管理装置に接続された一又は二以上のネットワ
ーク端末装置とからなり、管理装置とネットワーク端末
装置のそれぞれにおいて、コマンド送受信や自律的なメ
ッセージ送出を含む規定された処理に対してデータシン
ク値を更新し、正常に処理が行われているときには、管
理装置とネットワーク端末装置のそれぞれのデータシン
ク値が一致するように構成されたアクセス網において、
管理装置は、ネットワーク端末装置からの電源投入の通
知を受け、ネットワーク端末装置に対してネットワーク
端末装置自身のデータシンク値を要求するコマンドを送
出する要求手段と、この要求に基づき、ネットワーク端
末装置から送出されたデータシンク値を自身のデータシ
ンク値と一致するかどうか比較し、不一致のときには自
身のデータシンク値とネットワーク端末装置のデータシ
ンク値を初期値に設定するようにネットワーク端末装置
を制御する制御手段とを備え、ネットワーク端末装置
は、電源投入を管理装置へ通知する通知手段と、管理装
置からのデータシンク値の要求コマンドに基づき、デー
タシンク値を読み出して管理装置へ送出する送出手段と
を備えることを特徴とする。
【0021】この発明では、管理装置は、ネットワーク
端末装置が電源投入する毎に、ネットワーク端末装置か
ら送出されたデータシンク値を自身のデータシンク値と
一致するかどうか検出することができるため、従来のよ
うな長い周期で行われる比較検出処理に比べて即座に両
者が不一致であるかどうか検出できる。
【0022】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、通信機能を備えて管理・制御を行う管理装置と、管
理装置に接続された一又は二以上のネットワーク端末装
置とからなり、管理装置とネットワーク端末装置のそれ
ぞれにおいて、コマンド送受信や自律的なメッセージ送
出を含む規定された処理に対してデータシンク値を更新
し、正常に処理が行われているときには、管理装置とネ
ットワーク端末装置のそれぞれのデータシンク値が一致
するように構成されると共に、ネットワーク端末装置の
それぞれは自身が最後に保存したコマンドを特定する属
性情報であるLSMIを保存する機能を備えたアクセス
網であって、管理装置は、ネットワーク端末装置からの
電源投入の通知を受け、ネットワーク端末装置に対して
該ネットワーク端末装置自身のデータシンク値を要求す
る第1のコマンドを送出する第1の要求手段と、この要
求に基づき、ネットワーク端末装置から送出されたデー
タシンク値を自身のデータシンク値と一致するかどうか
比較し、不一致のときにはネットワーク端末装置に対し
てLSMIを要求する第2のコマンドを送出する第2の
要求手段と、第2のコマンドの送出後に受信したLSM
Iに基づき、ネットワーク端末装置に対して、LSMI
が示すコマンド以降のコマンドを再送すると共に、自身
のデータシンク値をネットワーク端末装置から送出され
たデータシンク値に変更する制御手段とを備える。
【0023】また、ネットワーク端末装置は、電源投入
を管理装置へ通知する通知手段と、管理装置からの第1
のコマンドの受信により、データシンク値を読み出して
管理装置へ送出する第1の送出手段と、第2のコマンド
の受信により、LSMI値を読み出して管理装置へ送出
する第2の送出手段とを備える。
【0024】この発明では、管理装置は、ネットワーク
端末装置が電源投入したときに、ネットワーク端末装置
から送出されたデータシンク値と自身のデータシンク値
とが不一致であるときには、LSMIが示すコマンド以
降のコマンドを再送すると共に、自身のデータシンク値
をネットワーク端末装置から送出されたデータシンク値
に変更するようにしたため、正常な設定情報を保持して
いる分も含めて再度全設定のやり直しを行う必要がな
く、ネットワーク端末装置で正常保存されているインス
タンス情報を含むコマンド以降のコマンド送受信で済
む。
【0025】また、上記の目的を達成するため、本発明
は、上記のアクセス網であって、管理装置に、ネットワ
ーク端末装置から送出されたLSMIを受信して、LS
MIが示すコマンドを含む以前のコマンドに関する情報
をメモリからクリアすると共に、ネットワーク端末装置
から送出されたデータシンク値と自身のデータシンク値
を比較する手段を備え、ネットワーク端末装置には、管
理装置から送出されたコマンドを実行すると、データシ
ンク値及びLSMI値を更新保存する更新手段と、更新
手段による更新保存終了後に、データシンク値及びLS
MI値を自律的に管理装置へ送出する送出手段とを備え
る構成としたものである。
【0026】この発明では、ネットワーク装置からも自
律的に管理装置へデータシンク値及びLSMI値を送出
するようにしているため、特に重要な設定情報につい
て、例えば誤設定が他のユーザにまで影響を与えるよう
なインスタンス情報についての保存終了を即座に管理装
置へ通知することができる。
【0027】また、以上の発明における管理装置は、O
MCI上におけるOLTであり、ネットワーク端末装置
は、OMCI上におけるONT又はONUであり、OL
Tはマネージメント装置から制御情報を受け、制御情報
に基づきONT又はONUをOMCIプロトコルに従い
管理・制御し、LSMIは、OMCIで使用されるセル
のメッセージ・シーケンス・ナンバーを利用することを
特徴とする。
【0028】本発明では、OLTからの設定系コマンド
メッセージに含まれるインスタンス情報について、ON
Tでデータ保存処理が完全に終了したインスタンス情報
を含むコマンドのうち、最後に保存されたコマンドを特
定する値を管理対象とし、すでに定義されているONT
データのアトリビュートに「LSMI」として追加定義
する。またこの値もインスタンス情報保持部に保管す
る。同時に、このアトリビュートに対するゲットメッセ
ージおよびゲットレスポンスメッセージを追加定義す
る。また、OLTは本発明により追加定義されるゲット
コマンドを用いてLSMI値読み出し要求を行い、ON
TはLSMIに対するゲットコマンド受信検出時、仮保
持している値を返信する。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面と共に説明する。図1は本発明になるアクセス
網遠隔制御方式の一実施の形態のブロック図を示す。本
実施の形態は、保守員が操作するマネージメント装置1
20と、OLT131とユーザのONT/ONUから成
るアクセス網が示されている。OLT131とONT間
はOMCIインタフェースの規定に従う。ONT/ON
Uはn台(nは複数)がOLT131に光分岐(スプリ
ッタ)121を介して接続可能であるが、図示の便宜
上、図1では1台のONT/ONU101のみを代表し
て内部の詳細ブロックを図示すると共に、代表して動作
説明する。
【0030】ONT/ONU101のハードウェア構成
と、OLT131のハードウェア構成は、従来方式のそ
れと同じであるが、本実施の形態は、プロセッサ部10
7及びメインプロセッサ部135がソフトウェアにより
動作して実現する方法に特徴がある。
【0031】図1において、OLT131はマネージメ
ント装置120から制御情報を受け、NE部137にマ
スター情報を保持する。NE部137のマスター情報は
OMCIとは異なるプロトコルを使用していること、管
理オブジェクトの構成もマネージメント装置120にと
っての最適構成となっているので、OLT131のメイ
ンプロセッサ135のソフトウェアが各ONTにOMC
I上で実際どういった制御を行うのかマッピングを行
い、OLT131内のインスタンス情報仮保持部136
に保持し、AAL5処理部134でOMCIプロトコル
のフォーマットを作り上げ、主信号処理部132を通し
て該当するONTに対してメッセージを送出する。ある
いは逆にONU/ONT101から受信する主信号の中
からAAL5処理部134でパケットを検出し、メイン
プロセッサ部135でOMCIプロトコルを処理する構
成になっている。
【0032】ONU/ONT101〜ONU/ONT1
0nでは直接マネージメント装置120から制御を受け
るインタフェースは持たず、OLT131からのOMC
Iプロトコルによる制御を受ける。ONU/ONT10
1はOLT131から受信する主信号からAAL5処理
部105でAAL5パケットを検出し、プロセッサ部1
07のソフトウェアあるいはファームウェアでOMCI
メッセージの解析を行う。
【0033】ここで、主信号処理部132とAAL5処
理部134との間のセルや、主信号処理部103とAA
L5処理部105の間のセルは、図2に示すようなOM
CIプロトコルのメッセージフォーマットのセルであ
る。このセル自体は当業者にとってよく知られているの
で、詳細な説明は省略し、概略について説明する。図2
のセル200は、ATMレイヤで決まるATMヘッダ2
01及びAAL5トレイラ215と、それ以外のOMC
Iとして決められた部分とからなる。
【0034】AAL5トレイラ215は、ATM1セル
分のATMペイロード中に配置された固定長の情報であ
る。OMCIの標準化では、1メッセージをATM1セ
ル固定長で使用することが決定されており、OMCIメ
ッセージ上でAAL5トレイラ215は、ATM1セル
分のATMペイロード中に配置された固定長の情報であ
る。
【0035】TCI202は、OLT131がコマンド
の到着を確認するための領域であり、具体的にはメッセ
ージプライオリティ(Message Priority)領域203と
メッセージシーケンスナンバー(Message Sequence num
ber)領域204とからなる。前者はOLT131から
の制御に優先度をつけるためのものである。後者は実際
にコマンド到着を確認するための領域であり、ONTは
受信したコマンドに対するレスポンスに同じ値を挿入し
て送出する。
【0036】また本実施の形態ではこの領域204の値
を用いて、ONU/ONT101内のインスタンス情報
保持部102へどのメッセージシーケンスナンバーを持
つコマンドに対する各インスタンスに対する設定情報ま
で保存処理が終ったのかを管理するLSMI値にこの値
を使用する。
【0037】メッセージタイプ(MT)領域205は、
OLT131からONU/ONT101に対し、どうい
ったメッセージが含まれているのか知らせる、あるいは
ONU/ONT101からOLT131に対し、場合に
より、どういった処理を行ったかのかを知らせるための
領域であり、デスティネーションビット領域206、ア
クノリッジ・リクエストビット領域207、アクノリッ
ジメント領域208及びメッセージタイプビット領域2
09からなる。
【0038】領域206は、OMCI以外のプロトコル
で、ATMレイヤ上では同一のフォーマットをとるプロ
トコルがあり、そのプロトコルで使用する領域であり、
領域207は、OLT131からONU/ONT101
へ送出されるメッセージで、OLT131がONU/O
NT101にレスポンスを要求しているか否かを示す領
域である。また、領域208は、ONU/ONT101
からOLT131へ送出されるメッセージ中で、OLT
131に対する返信であるメッセージか否かを示す領域
であり、領域209は、メッセージの種類を示す領域で
ある。
【0039】また、デバイスアイデンティファイア(D
I)領域210は、OMCI以外のプロトコルで、AT
Mレイヤ上では同一のフォーマットをとるプロトコルが
あるため、区別するための情報格納領域である。また、
メッセージアイデンティファイア(MI)領域211
は、マネージド・エンティティ・クラス領域212とマ
ネージド・エンティティ・インスタンス領域213とか
らなる。領域212は、ONU/ONT101のどのマ
ネージド・エンティティ・クラスに対する制御コマンド
なのかを示す情報格納領域であり、領域213は、領域
212で示されたマネージド・エンティティ・クラスの
どのインスタンスに対する制御コマンドなのかを示す。
【0040】更に、メッセージ・コンテンツ領域214
は、OLT131からONU/ONT101へ送出され
るメッセージ中で、領域212及び213の情報が指定
されると、それにより、そのインスタンスを持つ属性
(アトリビュート)中のどれを、どのように制御するか
を示す情報を格納する領域で、OLT131への返信の
場合には、制御の結果がどうなったかを示し、ONU/
OLT101が自律的に送出するメッセージ中では、領
域212と213の情報から指定されるインスタンスの
持つ属性のうち、どの属性がどういう状態に変化したか
の情報を載せる。
【0041】図1に戻って説明するに、ONU/ONT
101は、プロセッサ部107のソフトウェア又はファ
ームウェアで、図2の領域201及び215を除くOM
CIメッセージの解析を行い、メッセージ中のMT領域
205からメッセージ種別を判別すると、設定系のメッ
セージ中に載せられているMI領域211からマネージ
ド・エンティティ・クラスとインスタンスを特定し、メ
ッセージコンテンツ領域214に含まれるインスタンス
情報をまずはプロセッサ部107内のインスタンス情報
仮保持部108に保持する。OLT131とのメッセー
ジ送受信処理では、このインスタンス情報仮保持部10
8に保持された情報を使用する。ただし、インスタンス
情報仮保持部108は電源を落とした時には記憶内容が
すべて消えてしまうため、インスタンス情報保持部10
2にもコピーを保存する。
【0042】また、電源再投入時には、プロセッサ部1
07のソフトウェアは、インスタンス情報保持部102
からインスタンス情報仮保持部108にコピーを行い、
この情報を基に装置内ハードウェアの設定、OLT間の
コネクション等の論理的な設定を行う。つまり、インス
タンス情報仮保持部108内のインスタンス情報に含ま
れる、マネージド・エンティティ・クラスと設定情報と
からプロセッサ部107のソフトウェアが設定レジスタ
部に対する制御を決定し、設定レジスタ部に設定を行
う。このとき、インスタンス情報保持部102とインス
タンス情報仮保持部108には、LSMI値を管理する
領域も設ける。
【0043】ONU/ONT101のプロセッサ部10
7上で動作するソフトウェアは、インスタンス情報保持
部102に情報を保管すると、インスタンス情報仮保持
部108で管理するLSMI値の更新を行う。ソフトウ
ェアはインスタンス情報仮保持部108で管理するLS
MI値もインスタンス情報保持部102へコピー及び保
管を行う。
【0044】次に、この実施の形態の動作について、図
3乃至図6のシーケンス図を併せ参照して説明する。本
実施の形態でも、図7及び図8に示した従来方式と同様
の動作を行うのであるが、本実施の形態は、図7のステ
ップ705からステップ708の動作に代えて、図3乃
至図6のシーケンス図のいずれかを行うものである。
【0045】すなわち、マネージメント装置(MS)1
20からOLT131に対してコマンドが送出され、こ
れを受信したOLT131がMIB情報を更新してレス
ポンスをマネージメント装置120に返した後、OLT
131はONU/ONT101に対するコマンド送出
(Command−B1)前の状態にあり、ONU/O
NT101は応答信号(Response−B1)送出
前の状態にある。
【0046】この状態において、図3に示すように、O
LT131でMIBデータシンク値を1加算し、MIB
データシンク値がαになった状態(これを図3及び他の
図では+1(=α)と記す)で、1コマンドだけONU
/ONT101に対して送出されたものとすると(ステ
ップ301,302;これは図7のステップ705に相
当)、ONU/ONT101はコマンドの内容を解析
し、実行内容を決定し、レスポンスデータを生成してO
LT131へ送出する(ステップ304,305;これ
は図7のステップ706、708に相当)。
【0047】ONU/ONT101は図7では全ての処
理が終った後でレスポンスを返すように示されている
が、実際には図3に示すようにOLT131はONU/
ONT101からのレスポンスをタイマ監視する(ステ
ップ303)。網全体での性能を上げるために、一般的
にタイマ値はONU/ONT101の全ての処理にかか
る合計時間より短く、ONU/ONT101は図3に示
すように、先にレスポンス処理を行ってからHW制御、
MIBデータシンク値の更新を行うことになる(ステッ
プ306,307)。
【0048】本発明の特徴の一つであるLSMIについ
ては、ONU/ONT101内のプロセッサ部107は
受信コマンド中のインスタンス情報をインスタンス情報
仮保持部108からインスタンス情報保持部102へコ
ピーし(ステップ308)、保管後に更新を行う(ステ
ップ309)。LSMI値についてもONU/ONT1
01のインスタンス情報保持部102のLSMI用領域
に保管し直す。ただし、LSMI値のインスタンス情報
仮保持部108からインスタンス情報保持部102への
保管は、他のインスタンス情報の格納時に毎回行う必要
は無い。
【0049】保管の正常終了時にはアトリビュート・バ
リュー・チェンジ( attribute value Change)メッセ
ージを用いてONU/ONT101に対しLSMI値と
MIBデータシンク値の変更をOLT131へ通知する
(ステップ310)。OLT131は受信メッセージを
解放し、MIBデータシンク値がαであることを比較確
認する(ステップ311)。この結果、問題がなけれ
ば、コマンド1については既に保存処理まで終ったもの
として再送不要と判断する(ステップ312)。
【0050】MIBデータシンク値がαであることをコ
マンド受信する毎に、インスタンス情報保持部102の
LSMI用領域保持部のLSMIまで更新するか、ある
程度の回数は仮保持部108の値まで更新するかは、シ
ステムの要求により決めるもので、本発明としてはどち
らも可能とする。
【0051】次に、OLT131からONU/ONT1
01に対し複数コマンドが連続的に到着した場合の本実
施の形態の動作について、図4のシーケンス図と共に説
明する。OLT131でMIBデータシンク値を1加算
し、MIBデータシンク値がαになった状態で、一つ目
のコマンド1が、MIBデータシンク値がα−1である
ONU/ONT101に対して送出されたものとすると
(ステップ401,403)、ONU/ONT101の
プロセッサ部107はコマンドの内容を解析し、実行内
容を決定し、第1のレスポンスデータを生成してOLT
131へ送出する(ステップ402、405、410,
411)。
【0052】コマンド1の送出後にMIBデータシンク
値がαであるOLT131で、二つ目のコマンド2を送
出する直前に、αに1を加算してβとなっている状態
で、二つ目のコマンド2が、第1のレスポンスデータ生
成前のONU/ONT101に対して送出されたものと
すると(ステップ406,407)、ONU/ONT1
01のプロセッサ部107はコマンドの内容を解析し、
実行内容を決定し、第2のレスポンスデータを生成して
OLT131へ送出する(ステップ409、415,4
16)。
【0053】続いて、コマンド2の送出後にMIBデー
タシンク値がβであるOLT131で、三つ目のコマン
ドを送出する直前に、βに1を加算してγとなっている
状態で、三つ目のコマンド3が第2のレスポンスデータ
生成前のONU/ONT101に対して送出されたもの
とすると(ステップ412,413)、ONU/ONT
101のプロセッサ部107はコマンドの内容を解析
し、実行内容を決定し、第3のレスポンスデータを生成
してOLT131へ送出する(ステップ417、41
8、420)。
【0054】また、ONU/ONT101のプロセッサ
部107は、第1、第2、第3のレスポンスデータを生
成及び送出した後、受信した各コマンドにそれぞれ対応
するハードウェア(HW)制御を実行すると共に、MI
Bデータシンク値をそれぞれα−1に1加算してαに更
新し、αに1加算してβに更新し、βに1加算してγに
更新する(ステップ419,421,422)。なお、
OLT131のメインプロセッサ部135は各コマンド
1〜3のそれぞれについて、レスポンスデータ到着のタ
イマ監視を行っている(ステップ403、408、41
4)。
【0055】続いて、ONU/ONT101のプロセッ
サ部107は、受信した3つのコマンド中のインスタン
ス情報をインスタンス情報仮保持部108に保持した
後、インスタンス情報保持部102にセーブした後(ス
テップ423)、LSMI値についてはコマンド3のL
SMI値をインスタンス情報保持部102のLSMI用
領域に保管し直す(ステップ424)。ただし、LSM
I値のインスタンス情報仮保持部108からインスタン
ス情報保持部102への保管は、他のインスタンス情報
の格納時に毎回行う必要は無い。
【0056】保管の正常終了時にはアトリビュート・バ
リュー・チェンジ( attribute value Change)メッセ
ージを用いてONU/ONT101に対し、コマンド3
のLSMI値とMIBデータシンク値の変更をOLT1
31へ通知する(ステップ425)。OLT131は受
信メッセージを解釈し、MIBデータシンク値がγであ
ることを比較確認する(ステップ426)。この結果、
問題がなければ、コマンド3までについては既に保存処
理まで終ったものとして再送不要と判断し、コマンド1
及び2の内容とMSNの対応情報をクリアする(ステッ
プ427)。
【0057】このように、OLT131からONU/O
NT101に対し複数コマンドが連続的に到着した場合
は、インスタンス情報のセーブ処理およびLSMI値の
更新は一コマンドずつ行うのではなく、複数まとめて行
っている。インスタンス情報保持部102の領域の割り
当て方により、同一領域にある場合には複数のインスタ
ンス情報の保管処理を一度に行う方が性能をあげる可能
性があるからである。なお、図4ではコマンドの1、
2、3についてインスタンス情報のセーブ処理およびL
SMI値の更新をまとめて行ったが、コマンド1、2に
ついてまとめて行い、その後コマンド3のインスタンス
情報のセーブ処理およびLSMI値の更新を行う場合も
あり得る。
【0058】次に、OLT131からONU/ONT1
01に対し3つのコマンドが連続的に到着した場合にお
いて、インスタンス情報のセーブ処理およびLSMI値
の更新をコマンド1を処理した後、コマンド2、3の処
理を行う本実施の形態の動作について、図5のシーケン
ス図と共に説明する。一つ目のコマンド1を送出する前
にMIBデータシンク値が元々α−1であった所に1を
加算処理してαとなった状態のOLT131から、一つ
目のコマンド1が、ONU/ONT101に対して送出
されたものとすると(ステップ501,502)、ON
U/ONT101のプロセッサ部107は受信コマンド
の内容を解析し、実行内容を決定し、第1のレスポンス
データを生成してOLT131へ送出する(ステップ5
03、504、505)。
【0059】コマンド1の送出後にMIBデータシンク
値に1加算後のαを、また、LSMI値についてもON
U/ONT101のインスタンス情報保持部102のL
SMI用領域に保管し直す(ステップ507,50
8)。続いて、アトリビュート・バリュー・チェンジ・
メッセージを用いてONU/ONT101に対しLSM
I値とMIBデータシンク値の変更をOLT131へ通
知する(ステップ509)。OLT131はMIBデー
タシンク値がαであることを比較確認し(ステップ51
1)、MIBデータシンク値αに1加算処理を行った結
果のβを保持する(ステップ512)。そして、受信メ
ッセージから、コマンド1については既に保存処理まで
終ったものとして再送不要と判断する(ステップ51
0)。
【0060】続いて、OLT131から二つ目のコマン
ド2が、時刻t2でONU/ONT101に対して送出
されたものとすると(ステップ513)、ONU/ON
T101のプロセッサ部107はコマンドの内容を解析
し、実行内容を決定し、第2のレスポンスデータを生成
してOLT131へ送出する(ステップ515、51
6、519)。OLT131のメインプロセッサ部13
5は、主信号処理部132からコマンド2を送出した
後、レスポンスデータの受信をタイマ監視している(ス
テップ514)。
【0061】続いて、OLT131から三つ目のコマン
ド3を送出する前処理として、MIBデータシンク値β
に1加算する処理をおこない、MIBデータシンク値γ
を保持した状態で、第2のレスポンスデータ受信前にO
NU/ONT101に対して送出されたものとすると
(ステップ518)、ONU/ONT101のプロセッ
サ部107はコマンドの内容を解析し、実行内容を決定
し、第3のレスポンスデータを生成してOLT131へ
送出する(ステップ521、522、523)。なお、
OLT131のメインプロセッサ部135は、主信号処
理部132からコマンド3を送出した後、レスポンスデ
ータの受信をタイマ監視している(ステップ520)。
【0062】ONU/ONT101のプロセッサ部10
7は、第2、第3のレスポンスデータを生成及び送出し
た後、受信した各コマンドにそれぞれ対応するハードウ
ェア(HW)制御を実行すると共に、MIBデータシン
ク値をそれぞれαに1加算してβに、βに1加算してγ
に更新する(ステップ524,525)。
【0063】続いて、ONU/ONT101のプロセッ
サ部107は、時刻t2以降受信した2つのコマンド
2,3中のインスタンス情報をインスタンス情報仮保持
部108に保持した後、インスタンス情報保持部102
にセーブした後(ステップ526)、LSMI値につい
てはコマンド3のLSMI値をインスタンス情報保持部
102のLSMI用領域に保管し直す(ステップ52
7)。ただし、LSMI値のインスタンス情報仮保持部
108からインスタンス情報保持部102への保管は、
他のインスタンス情報の格納時に毎回行う必要は無い。
【0064】続いて、アトリビュート・バリュー・チェ
ンジ・メッセージを用いてONU/ONT101に対し
LSMI値とMIBデータシンク値の変更をOLT13
1へ通知する(ステップ530)。OLT131は受信メ
ッセージから、MIBデータシンク値がγであることを
比較確認する(ステップ529)。そして、コマンド2及
び3については既に保存処理まで終ったものとして再送
不要と判断し、コマンド1及び2の内容とMSNの対応
情報をクリアする(ステップ530)。
【0065】図5において、いくつのコマンドをまとめ
て処理するかは、インプリマターであり、固定のコマン
ド数としてもよいし、固定の時間内に受信したコマンド
でもよいし、あるいはメッセージ中で他ONTに対する
影響のあるインスタンスについては即時保存処理を行う
事でもよい。適用されるシステムにより決められるべき
事項である。
【0066】次に、ONU/ONT101が一度電源を
落とした後に再度電源投入を行った場合の、本実施の形
態の処理動作の一例について、図6のシーケンス図と共
に説明する。ONU/ONT101の電源がオンされる
と(ステップ601)、その電源オンしたことがPHY
レイヤのプロトコルに従ってOLT131に通知される
(ステップ602)。これにより、OLT131はON
U/ONT101の電源がオンされたことを認識し(ス
テップ603)、ONU/ONT101に対し、MIB
データシンク値を要求するゲットコマンドを送出し(ス
テップ604)、タイマ監視を開始する(ステップ60
5)。
【0067】なお、プロセッサ部107は、電源オンに
より、インスタンス情報保持部102に格納されている
インスタンス情報を読み出して、インスタンス情報仮保
持部108にコピーする動作を行い、この情報に基づい
て、設定レジスタ部106への制御を行う。
【0068】ONU/ONT101は上記のゲットコマ
ンドを受信してその内容を解析し、実行内容を決定した
後(ステップ606)、MIBデータシンク値を読み出
し(ステップ607)、レスポンスデータを生成してM
IBデータシンク値と共にOLT131へ送出する(ス
テップ608,609)。OLT131のメインプロセ
ッサ部135は、受信したONU/ONT101のMI
Bデータシンク値がOLT131内インスタンス情報仮
保持部136でONU/ONT毎に保持している値と比
較し(ステップ610)、両者が不一致である場合は、
LSMI値を要求するデータゲットコマンドを生成し
て、AAL5処理部134及び主信号処理部132を通
してONU/ONT101へ送信する(ステップ61
1)と共に、レスポンスデータの受信のタイマ監視を開
始する(ステップ612)。
【0069】ONU/ONT101のプロセッサ部10
7は上記のコマンドを、趣旨号処理部103、AAL5
処理部105を介して受信してその内容を解析し、実行
内容を決定した後(ステップ613)、LSMI値をイ
ンスタンス情報仮保持部108から読み出し(ステップ
614)、レスポンスデータを生成してMIBデータシ
ンク値と共にAAL5処理部105及び主信号処理基本
部104を通してOLT131へ送出する(ステップ6
15、616)。OLT131のメインプロセッサ部1
35は、受信したONU/ONT101のLSMI値に
基づき、コマンドXの内容まではONU/ONT101
で保管され終っているものと判断する(ステップ61
7)。
【0070】ここで、OLT131内のメインプロセッ
サ部135が認識するコマンドXのXは、例えば図5の
T=t0からT=t6までのどのタイミングでONU/
ONT101の電源が落とされたかにより異なる。以降
の説明ではLSMIの更新の度にインスタンス情報保持
部102のLSMI値保存までも行った場合を説明す
る。図5のT=t1でONU/ONT101の電源が落
とされたときは、MIBデータシンク値だけで検出可能
である。図5のT=t2でONU/ONT101の電源
が落とされたときはMIBデータシンク値では誤検出す
る可能性もあるが、ステップ508でLSMIの更新が
済んでいるので、LSMIを確認すればコマンド1まで
は処理が終ったことが確認できる。
【0071】図5のT=t3でONU/ONT101の
電源が落とされた場合には、MIBデータシンク値を保
管できていればMIBデータシンク値は等しくなるの
で、OLT131からの再設定は発生しない。MIBデ
ータシンク値を保管できていなければLSMI=1が読
みとれるのでコマンド2以降をOLT131は再送す
る。図5のT=t4でONU/ONT101の電源が落
とされたときは、ONU/ONT101で既にコマンド
3のLSMI値が更新され終っているので、MIBデー
タシンク値がOLT131のそれと等しく再同期は起き
ない。
【0072】OLT131のメインプロセッサ部135
は、コマンドXの内容まで既に保存処理まで終ったもの
として再送不要と判断すると、MIBデータシンク値を
ONU/ONT101からの読み出し値に変更すると共
に、ONU/ONT101からのLSMI値以前の命令
についてMsg.内容とMSNの対応情報をクリアし、
更にONU/ONT101からのLSMI値以降の命令
についてコマンドを再送する(ステップ618)。
【0073】そして、OLT131のメインプロセッサ
部135は、LSMI値で特定された最新のコマンド以
降の固定長のコマンドを順次再送し(ステップ619〜
620)、そのコマンドに対するONU/ONT101
からのレスポンスを受信すると(ステップ621〜62
2)、MIBデータシンク値を要求するゲットコマンド
をONU/ONT101へ送信し(ステップ623)、
そのゲットコマンドに対応してONU/ONT101か
ら送信されたMIBデータタシンク値を受信する(ステ
ップ624)。その後、OLT131のメインプロセッ
サ部135は、コマンドを送出し、ONU/ONT10
1からそのレスポンスを受信する(ステップ621)。
【0074】このように、この実施の形態では、OLT
131からの設定系コマンドメッセージに含まれるイン
スタンス情報について、ONU/ONT101〜10n
でデータ保存処理が完全に終了したインスタンス情報を
含むコマンドのうち、最後に保存されたコマンドを特定
する値を管理対象とし、すでに定義されているマネージ
ド・エンティティであるONTデータのアトリビュート
に「LSMI」として追加定義してインスタンス情報保
持部102に保管し、これをOLT131がONU/O
NT101〜10nから自律的に読み出すために定義し
たゲットコマンドを用いてLSMI値読み出し要求を行
う。
【0075】そして、ONU/ONT101〜10n
は、新たにインスタンス情報を保管するとLSMI値を
更新し、アトリビュート・バリュー・チェンジメッセー
ジを用いて適時LSMI値をOLT131に通知する。
従って、ONU/ONTがOLTからのMIBデータシ
ンク値と自身の管理していたそれとを比較して、両者が
一致していれば、インスタンス情報も一致していると判
断している従来方式では検出できなかった、最新のコマ
ンドによるデータの保存処理完了前の電源断による情報
の不一致があった場合でも、電源投入時にOLT131
がONU/ONT101〜10nからMIBデータシン
ク値を要求してOLTとONTの不一致を検出すること
ができる。
【0076】従って、OLT131がONU/ONT1
01〜10nに制御を行っている最中や、ONU/ON
T101〜10nがOLT131からの制御情報を装置
内部で保存処理を行っている最中に、ONU/ONT1
01〜10nの電源がオフとなった場合に、OLT13
1とONU/ONT101〜10nでの情報不一致が起
きた状態から、再度ONU/ONT101〜10nの電
源がオン状態になり、ONU/ONT101〜10nが
自装置で保持している情報を基に自装置立ち上げを行っ
た場合のOLT131側との情報不一致による通信不能
状態や同一のOLT131に接続されている他のONU
/ONTユーザのセルとの混入を避けることができる。
【0077】また、この場合、OLT131はLSMI
値をONU/ONT101〜10nから取得し、すべて
の設定をやり直すのではなく、LSMI値で特定される
メッセージ以降での設定情報を再度ONU/ONT10
1〜10nから送出させるようにしたため、不一致検出
時の再設定コマンド数を減らし時間短縮ができる。
【0078】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、アトリビュート・バリュー
・チェンジのメッセージによるLSMI値の通知を行わ
なくてもよい。この場合は、OLTがゲットコマンドに
より必要なタイミングで確認される。この例では、アト
リビュート・バリュー・チェンジのメッセージによる帯
域を増やしたくない場合や、アトリビュート・バリュー
・チェンジのメッセージを一時的に蓄えるバッファがO
LT内で十分に持てない場合に有効である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
管理装置は、ネットワーク端末装置が電源投入する毎
に、ネットワーク端末装置から送出されたデータシンク
値を自身のデータシンク値と一致するかどうか検出する
ことにより、従来のような長い周期で行われる比較検出
処理に比べて即座に両者が不一致であるかどうか検出で
きるため、例えば管理装置がネットワーク端末装置に制
御を行っている最中や、ネットワーク端末装置が管理装
置からの制御情報を装置内部で保存処理を行っている最
中に、ネットワーク端末装置の電源がオフとなった場合
に、管理装置とネットワーク端末装置との情報不一致が
起きた状態から、再度ネットワーク端末装置の電源がオ
ン状態になり、ネットワーク端末装置が自装置で保持し
ている情報を基に自装置立ち上げを行った場合の管理装
置側との情報不一致による通信不能状態や、同一の管理
装置に接続されている他のネットワーク端末装置ユーザ
のセルとの混入を避けるができる。
【0080】また、本発明によれば、管理装置は、ネッ
トワーク端末装置が電源投入したときに、ネットワーク
端末装置から送出されたデータシンク値と自身のデータ
シンク値とが不一致であるときには、正常な設定情報を
保持している分も含めて再度全設定のやり直しを行う必
要がなく、ネットワーク端末装置で正常保存されている
インスタンス情報を含むコマンド以降のコマンド送受信
で済むようにしたため、管理装置のネットワーク端末装
置に対するメッセージ数を削減し、ネットワーク端末装
置自身が保存処理を行う情報量を減らし、再同期までの
時間短縮ができる。
【0081】更に、本発明によれば、ネットワーク装置
からも自律的に管理装置へデータシンク値及びLSMI
値を送出することにより、特に重要な設定情報につい
て、例えば誤設定が他のユーザにまで影響を与えるよう
なインスタンス情報についての保存終了を即座に管理装
置へ通知することができるようにしたため、管理装置の
負荷を減らすと共に、ネットワーク端末装置の保持する
制御情報の信頼度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】OMCIプロトコルのメッセージフォーマット
図である。
【図3】本発明のOLTから1コマンドだけ送信した場
合のONT動作の一例を示すシーケンス図である。
【図4】本発明のOLTからONTに対し複数コマンド
が連続的に到着した場合の一例を示すシーケンス図であ
る。
【図5】本発明のOLTからONTに対しコマンド1を
処理した後、コマンド2、3の処理を行う例を示すシー
ケンス図である。
【図6】本発明のONTが一度電源を落とした後に再度
電源投入を行った場合の処理の一例を示すシーケンス図
である。
【図7】G983.2 Draftで規定されている一
般的なコマンド・レスポンス動作ついて説明したシーケ
ンス図である。
【図8】G983.2 Draftで規定されている一
般的なコマンド・レスポンス動作ついて説明したシーケ
ンス図である。
【符号の説明】
101 ONU/ONT#1 10n ONU/ONT#n 102 インスタンス情報保持部 103 出力信号処理部 104 出力信号処理基本部 105、134 AAL5処理部 106 設定レジスタ部 107 プロセッサ部 108 インスタンス情報仮保持部 120 マネージメント装置 131 OLT 132 出力信号処理部 133 挿入・分離処理部 135 メインプロセッサ部 136 OLT内インスタンス情報仮保持部 137 NE部 202 TCI 204 メッセージ・シーケンス・ナンバー領域 205 メッセージのMT領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/10 H04L 12/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機能を備えて管理・制御を行う管理
    装置と、該管理装置に接続された一又は二以上のネット
    ワーク端末装置とからなり、前記管理装置と前記ネット
    ワーク端末装置のそれぞれにおいて、コマンド送受信や
    自律的なメッセージ送出を含む規定された処理に対して
    データシンク値を更新し、正常に処理が行われていると
    きには、前記管理装置と前記ネットワーク端末装置のそ
    れぞれのデータシンク値が一致するように構成されたア
    クセス網において、 前記管理装置は、 前記ネットワーク端末装置からの電源投入の通知を受
    け、該ネットワーク端末装置に対して該ネットワーク端
    末装置自身の前記データシンク値を要求するコマンドを
    送出する要求手段と、 前記要求に基づき、前記ネットワーク端末装置から送出
    された前記データシンク値を自身のデータシンク値と一
    致するかどうか比較し、不一致のときには自身のデータ
    シンク値と前記ネットワーク端末装置のデータシンク値
    を初期値に設定するように前記ネットワーク端末装置を
    制御する制御手段とを備え、 前記ネットワーク端末装置は、 電源投入を前記管理装置へ通知する通知手段と、 前記管理装置からの前記データシンク値の要求コマンド
    に基づき、データシンク値を読み出して前記管理装置へ
    送出する送出手段とを備えることを特徴とするアクセス
    網遠隔制御方式。
  2. 【請求項2】 通信機能を備えて管理・制御を行う管理
    装置と、該管理装置に接続された一又は二以上のネット
    ワーク端末装置とからなり、前記管理装置と前記ネット
    ワーク端末装置のそれぞれにおいて、コマンド送受信や
    自律的なメッセージ送出を含む規定された処理に対して
    データシンク値を更新し、正常に処理が行われていると
    きには、前記管理装置と前記ネットワーク端末装置のそ
    れぞれのデータシンク値が一致するように構成されると
    共に、前記ネットワーク端末装置のそれぞれは自身が最
    後に保存したコマンドを特定する属性情報であるLSM
    Iを保存する機能を備えたアクセス網であって、 前記管理装置は、 前記ネットワーク端末装置からの電源投入の通知を受
    け、該ネットワーク端末装置に対して該ネットワーク端
    末装置自身の前記データシンク値を要求する第1のコマ
    ンドを送出する第1の要求手段と、 前記要求に基づき、前記ネットワーク端末装置から送出
    された前記データシンク値を自身のデータシンク値と一
    致するかどうか比較し、不一致のときには前記ネットワ
    ーク端末装置に対して前記LSMIを要求する第2のコ
    マンドを送出する第2の要求手段と、 前記第2のコマンドの送出後に受信した前記LSMIに
    基づき、前記ネットワーク端末装置に対して、該LSM
    Iが示すコマンド以降のコマンドを再送すると共に、自
    身の前記データシンク値を前記ネットワーク端末装置か
    ら送出されたデータシンク値に変更する制御手段とを備
    え、前記ネットワーク端末装置は、 電源投入を前記管理装置へ通知する通知手段と、 前記管理装置からの前記第1のコマンドの受信により、
    前記データシンク値を読み出して前記管理装置へ送出す
    る第1の送出手段と、 前記第2のコマンドの受信により、前記LSMI値を読
    み出して前記管理装置へ送出する第2の送出手段とを備
    えることを特徴とするアクセス網遠隔制御方式。
  3. 【請求項3】 通信機能を備えて管理・制御を行う管理
    装置と、該管理装置に接続された一又は二以上のネット
    ワーク端末装置とからなり、前記管理装置と前記ネット
    ワーク端末装置のそれぞれにおいて、コマンド送受信や
    自律的なメッセージ送出を含む規定された処理に対して
    データシンク値を更新し、正常に処理が行われていると
    きには、前記管理装置と前記ネットワーク端末装置のそ
    れぞれのデータシンク値が一致するように構成されると
    共に、前記ネットワーク端末装置のそれぞれは自身が最
    後に保存したコマンドを特定する属性情報であるLSM
    Iを保存する機能を備えたアクセス網であって、 前記管理装置は、 前記ネットワーク端末装置から送出された前記LSMI
    を受信して、該LSMIが示すコマンドを含む以前のコ
    マンドに関する情報をメモリからクリアすると共に、前
    記ネットワーク端末装置から送出された前記データシン
    ク値と自身のデータシンク値を比較する手段を備え、 前記ネットワーク端末装置は、 前記管理装置から送出されたコマンドを実行すると、前
    記データシンク値及びLSMI値を更新保存する更新手
    段と、 前記更新手段による更新保存終了後に、前記データシン
    ク値及びLSMI値を自律的に前記管理装置へ送出する
    送出手段とを備えることを特徴とするアクセス網遠隔制
    御方式。
  4. 【請求項4】 前記ネットワーク端末装置の前記更新手
    段は、前記管理装置から連続的に送出された複数のコマ
    ンドを受信したときは、各コマンドを受信する毎にその
    コマンドの解析及び制御実行をして前記データシンク値
    を更新保存すると共に、予め定めた数のコマンド受信時
    に前記LSMI値を更新保存することを特徴とする請求
    項3記載のアクセス網遠隔制御方式。
  5. 【請求項5】 通信機能を備えて管理・制御を行う管理
    装置と、該管理装置に接続された一又は二以上のネット
    ワーク端末装置とからなり、前記管理装置と前記ネット
    ワーク端末装置のそれぞれにおいて、コマンド送受信や
    自律的なメッセージ送出を含む規定された処理に対して
    データシンク値を更新し、正常に処理が行われていると
    きには、前記管理装置と前記ネットワーク端末装置のそ
    れぞれのデータシンク値が一致するように構成されると
    共に、前記ネットワーク端末装置のそれぞれは自身が最
    後に保存したコマンドを特定する属性情報であるLSM
    Iを保存する機能を備えたアクセス網であって、 前記管理装置は、 前記ネットワーク端末装置からの電源投入の通知を受
    け、該ネットワーク端末装置に対して該ネットワーク端
    末装置自身の前記データシンク値を要求する第1のコマ
    ンドを送出する第1の要求手段と、 前記要求に基づき、前記ネットワーク端末装置から送出
    された前記データシンク値を自身のデータシンク値と一
    致するかどうか比較し、不一致のときには前記ネットワ
    ーク端末装置に対して前記LSMIを要求する第2のコ
    マンドを送出する第2の要求手段と、 前記第2のコマンドの送出後に受信した前記LSMIに
    基づき、前記ネットワーク端末装置に対して、該LSM
    Iが示すコマンド以降のコマンドを再送すると共に、自
    身の前記データシンク値を前記ネットワーク端末装置か
    ら送出されたデータシンク値に変更する制御手段と、 前記ネットワーク端末装置から送出された前記LSMI
    を受信して、該LSMIが示すコマンドを含む以前のコ
    マンドに関する情報をメモリからクリアすると共に、前
    記ネットワーク端末装置から送出された前記データシン
    ク値と自身のデータシンク値を比較する手段とを備え、 前記ネットワーク端末装置は、 電源投入を前記管理装置へ通知する通知手段と、前記管
    理装置からの前記第1のコマンドの受信により、前記デ
    ータシンク値を読み出して前記管理装置へ送出する第1
    の送出手段と、 前記第2のコマンドの受信により、前記LSMI値を読
    み出して前記管理装置へ送出する第2の送出手段と、 前記管理装置から送出されたコマンドを実行すると、前
    記データシンク値及びLSMI値を更新保存する更新手
    段と、 前記更新手段による更新保存終了後に、前記データシン
    ク値及びLSMI値を自律的に前記管理装置へ送出する
    第3の送出手段とを備えることを特徴とするアクセス網
    遠隔制御方式。
  6. 【請求項6】 前記管理装置は、オプチカル・ネットワ
    ーク・ターミナル・マネージメント・アンド・コントロ
    ール・インタフェース(OMCI)上におけるオプチカ
    ル・ライン・ターミナル(OLT)であり、前記ネット
    ワーク端末装置は、前記OMCI上におけるオプチカル
    ・ネットワーク・ターミナル(ONT)又はオプチカル
    ・ネットワーク・ユニット(ONU)であり、前記OL
    Tはマネージメント装置から制御情報を受け、該制御情
    報に基づき前記ONT又はONUをOMCIプロトコル
    に従い管理・制御し、前記LSMIは、OMCIで使用
    されるセルのメッセージ・シーケンス・ナンバーを利用
    することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一
    項記載のアクセス網遠隔制御方式。
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