JP3428443B2 - 可変流量高圧燃料ポンプ及び燃料供給制御方法 - Google Patents

可変流量高圧燃料ポンプ及び燃料供給制御方法

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JP3428443B2
JP3428443B2 JP18298498A JP18298498A JP3428443B2 JP 3428443 B2 JP3428443 B2 JP 3428443B2 JP 18298498 A JP18298498 A JP 18298498A JP 18298498 A JP18298498 A JP 18298498A JP 3428443 B2 JP3428443 B2 JP 3428443B2
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suction
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エンジ
ン、なかでも筒内噴射エンジンのインジェクタに燃料を
高圧で供給する燃料ポンプに関し、特に、インジェクタ
の燃料噴射量に応じて供給する高圧燃料の流量を変化さ
せることにより燃料ポンプの駆動動力を小さくすること
が可能な可変流量高圧燃料ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、流量が可変な高圧ポンプとして、
例えば、特開平1−73166号公報に記載のものが知
られている。
【0003】特開平1−73166号公報には、シリン
ダと、このシリンダに内蔵され、エンジンによって駆動
される燃料加圧部材と、この燃料加圧部材により画成さ
れシリンダ内の燃料を加圧するために形成されたポンプ
室と、このポンプ室に面すると共にシリンダに固定して
設けられた電磁弁とを備え、電磁弁は、ポンプ室内の高
圧燃料を低圧側へ連通する通路のシート部を、通電時に
この電磁弁の弁体が閉塞することにより、ポンプ室内の
高圧燃料を高圧の燃料が蓄圧されているコモンレール内
へ圧送し、通電期間に応じてコモンレールへの燃料吐出
量を制御するものであって、電磁弁の弁体が、シート部
を貫通してポンプ室内側に突出しており、閉弁時には、
このポンプ室側へ突出した弁体の下端面全体がポンプ室
内の高圧燃料圧を閉弁方向の押圧力として受けること
で、この弁体がシート部を閉塞して、ポンプ室内の高圧
燃料を保持する外開弁として構成された可変吐出量高圧
ポンプが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】燃料ポンプを可変流量
化して、燃料ポンプが吐出する流量をインジェクタから
の噴射量に応じて制御することにより、インジェクタか
ら噴射されずに低圧に戻される余剰分の燃料を昇圧する
ために費やされるエンジンの動力を削減でき、燃費の改
善を図ることができる。
【0005】特に、筒内噴射エンジンのように数十から
百気圧以上の高圧まで燃料を昇圧するために用いられる
高圧燃料ポンプの場合には、昇圧に必要なポンプの駆動
トルクが大きいため、流量を制御して余剰流量を削減す
ることに伴う、ポンプ駆動動力の低減効果は大きい。
【0006】加えて、自動車用エンジンに用いられる燃
料ポンプには高い信頼性が求められる。エンジンが停止
すると、パワーステアリングやブレーキなどに油圧を供
給する油圧ポンプ等のエンジンによって駆動される補機
類まで止まるため、車両の走行はもとより、車両を安全
な場所まで移動させて停車させることも困難になる。し
たがって、可変流量燃料ポンプでは、故障等の不具合に
よって吐出流量を制御する機能が失われた場合にも、イ
ンジェクタに高圧燃料を供給する機能は維持できること
が安全上から必要である。
【0007】ところが、前述の従来技術においては、流
量制御弁の動作が不能になった場合に高圧燃料を供給す
るという燃料ポンプの機能維持が困難であった。上記特
開平1−73166号公報に記載の電磁弁は、いずれも
スプリング等によって開弁方向の力が弁体に付勢されて
おり、電磁コイルへの通電によって発生する電磁力で弁
体を閉弁させる構造となっている。
【0008】この構造の電磁弁において最も生じやすい
不具合は、断線やコネクタの接触不良等によって電磁コ
イルへの通電ができなくなることであり、このとき、弁
体は付勢力によって開弁状態のままとなり、閉弁させる
ことができなくなる。
【0009】電磁弁が開弁したままになると、ポンプの
プランジャが上死点から下降することでポンプ室内に燃
料が一旦吸入されるが、続いて、プランジャが下死点か
ら上昇することでポンプ室内の燃料が開弁している電磁
弁を逆流して行き、ポンプ室内の燃料は昇圧されず、吐
出口より吐出されることがない。
【0010】すなわち、従来技術においては、可変流量
化のために設けられた電磁弁に通電できなくなると、流
量制御ができなくなるのみならず、燃料を吐出する機能
までもが失われてしまい、エンジンまでを停止させざる
を得なくなる場合があった。
【0011】本発明の目的は、上述の問題点を解決する
ためになされたものであり、インジェクタの燃料噴射量
に応じて供給する高圧燃料の流量を制御することによ
り、燃料ポンプの駆動動力を低減でき、かつ流量制御用
の電磁弁が動作できなくなった場合にも燃料を供給でき
る可変流量高圧燃料ポンプ及び燃料供給制御方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における可変流量高圧燃料ポンプの特徴とす
るところは、吸入流路あるいは吐出流路に備えられた電
磁弁の開閉により吸入流路とポンプ室あるいは吐出流路
とポンプ室との連通および非連通を切り換え、燃料の流
量を制御してインジェクタに供給し、一方、電磁弁への
通電がなく電磁弁が開閉動作を行なわない場合には、吸
入流路に備えられた吸入チェック弁により、プランジャ
の往復動に応じた燃料を吸入流路からポンプ室へ吸入
し、かつ吐出流路に備えられた吐出チェック弁により、
プランジャの往復動に応じた燃料をポンプ室から吐出流
路へ吐出しインジェクタに供給することにある。
【0013】具体的には本発明は次に掲げる装置及び方
法を提供する。
【0014】 本発明は、ポンプ室へ燃料を吸入する吸入
流路と、前記ポンプ室から前記燃料を吐出する吐出流路
とを有し、前記ポンプ室内を往復動するプランジャによ
って燃料の吸入・吐出を行ない、インジェクタに供給す
る可変流量高圧燃料ポンプにおいて、前記吸入流路に吸
入チェック弁、前記吐出流路に吐出チェック弁を、それ
ぞれ備え、また、前記吸入流路に燃料流量の制御を行う
電磁弁を備え、前記電磁弁は、前記吸入流路と前記ポン
プ室との間で前記吸入チェック弁に対し直列に配置さ
れ、かつ前記電磁弁は、該電磁弁を開閉して前記吸入流
路と前記ポンプ室との連通および非連通を切り換えるこ
とにより、前記燃料流量を制御し、前記電磁弁への通電
がなく前記電磁弁が開閉動作を行なわない場合には、前
記吸入チェック弁は、前記プランジャの往復動に応じた
一定流量の燃料を前記吸入流路から前記ポンプ室へ吸入
し、前記吐出チェック弁は、前記プランジャの往復動に
応じた一定流量の燃料を前記ポンプ室から前記吐出流路
へ吐出することを特徴とする可変流量高圧燃料ポンプを
提供する。
【0015】 また、本発明は、ポンプ室へ燃料を吸入す
る吸入流路と、前記ポンプ室から前記燃料を吐出する吐
出流路とを有し、前記ポンプ室内を往復動するプランジ
ャによって燃料の吸入・吐出を行ない、インジェクタに
供給する可変流量高圧燃料ポンプにおいて、前記吸入流
路に吸入チェック弁、前記吐出流路に吐出チェック弁
を、それぞれ備え、また、前記吸入流路に燃料流量の制
御を行う電磁弁を備え、前記電磁弁は、前記吸入流路と
前記ポンプ室との間で前記吸入チェック弁に対し並列に
配置され、かつ前記電磁弁は、該電磁弁を開閉して前記
吸入流路と前記ポンプ室との連通および非連通を切り換
えることにより、前記吸入流路から前記ポンプ室へ燃料
を吸入する、あるいは前記ポンプ室から前記吸入流路へ
燃料を戻す、あるいは前記ポンプ室への燃料の吸入を止
める動作を行って前記燃料流量を制御し、前記電磁弁へ
の通電がなく前記電磁弁が開閉動作を行なわない場合に
は、前記吸入チェック弁は、前記プランジャの往復動に
応じた一定流量の燃料を前記吸入流路から前記ポンプ室
へ吸入し、前記吐出チェック弁は、前記プランジャの往
復動に応じた一定流量の燃料を前記ポンプ室から前記吐
出流路へ吐出することを特徴とする可変流量高圧燃料ポ
ンプを提供する。
【0016】 また、本発明は、ポンプ室へ燃料を吸入す
る吸入流路と、前記ポンプ室から前記燃料を吐出する吐
出流路とを有し、前記ポンプ室内を往復動するプランジ
ャによって燃料の吸入・吐出を行ない、インジェクタに
供給する可変流量高圧燃料ポンプにおいて、前記吸入流
路に吸入チェック弁、前記吐出流路に吐出チェック弁
を、それぞれ備え、また、前記吐出流路に燃料流量の制
御を行う電磁弁を備え、前記電磁弁は、該電磁弁を開閉
して前記吐出流路と前記ポンプ室との連通および非連通
を切り換えることにより、前記燃料流量を制御し、前記
電磁弁への通電がなく前記電磁弁が開閉動作を行なわな
い場合には、前記吸入チェック弁は、前記プランジャの
往復動に応じた一定流量の燃料を前記吸入流路から前記
ポンプ室へ吸入し、前記吐出チェック弁は、前記プラン
ジャの往復動に応じた一定流量の燃料を前記ポンプ室か
ら前記吐出流路へ吐出することを特徴とする可変流量高
圧燃料ポンプを提供する。
【0017】 好ましくは、前記吸入流路に前記電磁弁の
みを配置し、前記電磁弁を、前記通電がない場合には、
前記プランジャが上死点から下降する際に生じる前記吸
入流路に対する前記ポンプ室内の負圧によって弁体が開
弁するように構成することで、前記吸入チェック弁の機
能を兼ねさせる。
【0018】 好ましくは、前記吐出流路に前記電磁弁の
みを配置し、前記電磁弁を、前記通電がない場合には、
前記プランジャが下死点から上昇する際に生じる前記吐
出流路に対する前記ポンプ室内の正圧によって弁体が開
弁するように構成することで、前記吐出チェック弁の機
能を兼ねさせる。
【0019】好ましくは、前記電磁弁は、非通電時に閉
弁状態となり、通電時に開弁状態となるノーマルクロー
ズ型の構造を有し、前記ポンプ室と前記吐出流路との間
で前記吐出チェック弁に対し並列に配置されている。
【0020】 また、本発明は、燃料ポンプ室内を往復動
するプランジャによって吸入流路から吸入した燃料を吐
出流路へ吐出しインジェクタに供給する燃料供給制御方
法において、前記吸入流路に備えられた吸入チェック弁
に対し直列に前記吸入流路に配置された電磁弁への通電
があり前記電磁弁が開閉動作を行なう場合には、前記電
磁弁により前記吸入流路と前記燃料ポンプ室との連通お
よび非連通を切り換え、前記燃料の流量を制御してイン
ジェクタに供給し、一方、前記電磁弁への通電がなく前
記電磁弁が開閉動作を行なわない場合には、前記吸入チ
ェック弁により、前記プランジャの往復動に応じた一定
流量の燃料を前記吸入流路から前記燃料ポンプ室へ吸入
し、かつ前記吐出流路に備えられた吐出チェック弁によ
り、前記プランジャの往復動に応じた一定流量の燃料を
前記燃料ポンプ室から前記吐出流路へ吐出しインジェク
タに供給することを特徴とする燃料供給制御方法を提供
する。
【0021】 また、本発明は、燃料ポンプ室内を往復動
するプランジャによって吸入流路から吸入した燃料を吐
出流路へ吐出しインジェクタに供給する燃料供給制御方
法において、前記吸入流路に備えられた吸入チェック弁
に対し並列に前記吸入流路に配置された電磁弁への通電
があり前記電磁弁が開閉動作を行なう場合には、前記電
磁弁により前記吸入流路と前記燃料ポンプ室との連通お
よび非連通を切り換えことにより、前記吸入流路から前
記ポンプ室へ燃料を吸入する、あるいは前記ポンプ室か
ら前記吸入流路へ燃料を戻す、あるいは前記ポンプ室へ
の燃料の吸入を止める動作を行って前記燃料の流量を制
御してインジェクタに供給し、一方、前記電磁弁への通
電がなく前記電磁弁が開閉動作を行なわない場合には、
前記吸入チェック弁により、前記プランジャの往復動に
応じた一定流量の燃料を前記吸入流路から前記燃料ポン
プ室へ吸入し、かつ前記吐出流路に備えられた吐出チェ
ック弁により、前記プランジャの往復動に応じた一定流
量の燃料を前記燃料ポンプ室から前記吐出流路へ吐出し
インジェクタに供給することを特徴とする燃料供給制御
方法を提供する。
【0022】 また、本発明は、燃料ポンプ室内を往復動
するプランジャによって吸入流路から吸入した燃料を吐
出流路へ吐出しインジェクタに供給する燃料供給制御方
法において、前記吐出流路に備えられた電磁弁への通電
があり前記電磁弁が開閉動作を行なう場合には、前記電
磁弁により前記吐出流路と前記燃料ポンプ室との連通お
よび非連通を切り換え、前記燃料の流量を制御してイン
ジェクタに供給し、一方、前記電磁弁への通電がなく前
記電磁弁が開閉動作を行なわない場合には、前記吸入流
路に備えられた吸入チェック弁により、前記プランジャ
の往復動に応じた一定流量の燃料を前記吸入流路から前
記燃料ポンプ室へ吸入し、かつ前記吐出流路に備えられ
た吐出チェック弁により、前記プランジャの往復動に応
じた一定流量の燃料を前記燃料ポンプ室から前記吐出流
路へ吐出しインジェクタに供給することを特徴とする燃
料供給制御方法を提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例に係
る可変流量高圧燃料ポンプ及び燃料供給制御方法を、図
を用いて説明する。
【0024】[第1の実施の形態例]図1は、本発明の
第1の実施の形態例に係わる可変流量高圧燃料ポンプを
備えた自動車用エンジンの燃料供給系の構成図である。
【0025】図1に示す燃料供給系は、燃料をタンク9
より移送するフィードポンプ2と、フィードポンプ2の
吐出圧力を調整する低圧プレッシャレギュレータ3と、
フィードポンプ2より吐出された燃料をさらに加圧する
と共に吐出する燃料流量の制御が可能な燃料ポンプ10
0と、燃料ポンプ100を制御するコントローラ4と、
燃料ポンプ100より吐出された燃料をエンジンに噴射
するインジェクタ5と、インジェクタ5に与える燃料圧
力を計測する圧力センサ6と、インジェクタ5に与える
燃料圧力が所定の圧力を越えた場合に燃料を低圧に逃が
すリリーフ弁8とを含んで構成されている。
【0026】ここで、フィードポンプ2および低圧プレ
ッシャレギュレータ3は、主として燃料ポンプ100が
燃料を吸入する際のキャビテーション防止のために設け
られており、燃料ポンプ100が動作する条件によって
は取り付けないことも可能である。
【0027】燃料ポンプ100は、ポンプ室102に燃
料を吸入する吸入流路103と、ポンプ室102から燃
料を吐出する吐出流路104を有し、ポンプ室102内
には、回転運動するカム105によって往復動されるプ
ランジャ106を備えている。
【0028】また、吸入流路103および吐出流路10
4には、それぞれ吸入チェック弁111および吐出チェ
ック弁112を備えている。吸入流路103には電磁弁
113が設けられ、コントローラ4から電磁弁113に
入力される電磁弁駆動信号により、電磁弁113の開閉
動作の制御が可能である。
【0029】多くの場合、インジェクタ5に与える燃料
圧力はエンジンの運転状態に応じて調整する必要があ
る。図1では、エンジンの運転状態をスロットル開度や
エンジン回転数などの各種センサからの値によって上位
コントローラが判定する。
【0030】その上で、上位コントローラは、エンジン
の運転状態に応じた適切な燃料圧力とインジェクタ5の
噴射量を決定し、コントローラ4およびインジェクタ駆
動回路に対して、要求圧力および要求噴射量の指令信号
を出力する。
【0031】コントローラ4は、インジェクタ5に与え
る燃料圧力が上位コントローラからの要求圧力になるよ
うに、圧力センサ6からの信号をフィードバックして燃
料ポンプ100の吐出流量を制御する。その際、コント
ローラ4は、回転角度センサ7から出力される燃料ポン
プ100のカム105の回転角度を参照して、電磁弁1
13の通電・非通電のタイミングを制御する。
【0032】なお、燃料圧力以外の値を調整するために
燃料ポンプ100の吐出流量を制御する場合には、圧力
センサ6に代わって、あるいは加えて別のセンサが配置
される。
【0033】回転角度センサ7としては、エンジンに備
えられているクランク角度センサを用いることが可能で
ある。あるいは、回転角度センサ7からの信号はカム1
05の回転角度の基準位置(例えばプランジャ106の
上死点や下死点)を検出するのみに用い、電磁弁113
への通電・非通電のタイミングはコントローラ4内のタ
イマーなどを用いて、回転角度ではなくて時間で制御す
ることも可能である。
【0034】なお、図1では、上位コントローラ、イン
ジェクタ駆動回路、コントローラ4は、別々のブロック
として描かれている。しかし、実際には、ひとつのコン
トローラ内に設置することが可能であるし、また、ひと
つの演算回路で上述の制御を行うことも可能である。
【0035】本第1の実施の形態例は、本発明の可変流
量高圧燃料ポンプを筒内噴射ガソリンエンジンに適用し
た例である。筒内噴射ガソリンエンジンでは、圧縮行程
中のシリンダの高圧雰囲気中への燃料噴射や、限られた
短い噴射期間で所定の燃料をシリンダ内に噴射すること
が求められるため、燃料噴射圧力すなわち高圧燃料ポン
プの吐出圧力は、従来のポート噴射エンジン比べてはる
かに高圧の数十気圧から百気圧以上までにする必要があ
る。
【0036】ここで、高圧燃料ポンプを可変流量化し
て、高圧燃料ポンプが吐出する流量をインジェクタから
の噴射量に応じて制御すれば、インジェクタから噴射さ
れずに低圧に戻される余剰分の燃料を昇圧するために費
やされるエンジンの動力を削減でき、燃費の改善を図る
ことができる。
【0037】特に、筒内噴射ガソリンエンジンのように
高圧まで燃料を昇圧する高圧燃料ポンプの場合には、昇
圧に必要なポンプの駆動トルクが大きいため、流量を制
御して余剰流量を削減することによるポンプ駆動動力の
低減効果すなわち燃費の改善効果は大きい。
【0038】一方、自動車用エンジンに用いられる燃料
ポンプには高い信頼性が求められる。燃料ポンプからの
燃料の供給が止まってエンジンが停止すると、パワース
テアリング用やブレーキ用の油圧ポンプを始め、エンジ
ンによって駆動される補機類まで止まるため、車両の走
行はもとより、車両を安全な場所まで移動させて停車さ
せることも困難になる。
【0039】したがって、可変流量高圧燃料ポンプで
は、吐出流量を制御する機能が失われた場合にも、イン
ジェクタに高圧燃料を供給する機能は維持できることが
安全上から必要である。
【0040】図1で、電磁弁113は、吸入チェック弁
111と直列になるように吸入流路103とポンプ室1
02の間に配されており、また、電磁弁113の構造
は、非通電時に開弁状態、通電時に閉弁状態となる、い
わゆるノーマルオープン型の構造を持つ。
【0041】したがって、断線等による通電不能などに
よって電磁弁113が動作しなくなった場合、本実施例
の可変流量高圧燃料ポンプの電磁弁113は開弁したま
まとなる。このときには、燃料の吐出量の制御はできな
くなる。
【0042】しかし、電磁弁113は開いているので、
吸入流路103を閉塞することがなく、吸入行程では、
吸入チェック弁111を通して吸入流路103から燃料
をポンプ室102に吸入することができる。吐出行程で
は、吐出チェック弁112を通してポンプ室102から
インジェクタ5に燃料を供給することができる。
【0043】つまり、本第1の実施の形態例の可変流量
高圧燃料ポンプは、電磁弁113が動作しなくなって吐
出流量を制御する機能が失われた場合にも、固定流量の
高圧燃料ポンプとしてインジェクタ5に高圧燃料を供給
する機能を維持できる。
【0044】固定容量の高圧燃料ポンプとして動作する
場合、インジェクタ5からの燃料噴射量が少ないと、ポ
ンプが燃料を吐出し続けることによって、インジェクタ
5への供給燃料圧力が上昇し続けて、燃料配管が破損す
る恐れがある。
【0045】本第1の実施の形態例では、このような危
険な事態が発生しないように、図1に示すリリーフ弁8
が設けられており、インジェクタ5に与える燃料圧力が
所定の圧力(リリーフ圧力)を越えた場合には燃料を低
圧に逃がす構成となっている。つまり、電磁弁113が
動作せずに固定容量の高圧燃料ポンプとして働く場合に
も、リリーフ弁8で設定されるリリーフ圧力の高圧燃料
をインジェクタ5に供給することができる。
【0046】続いて、図1の可変流量高圧燃料ポンプの
流量制御動作を、図2を用いて説明する。第1の実施の
形態例では、燃料ポンプ100の吐出流量を減少させる
ために、プランジャ106が上死点から下死点に下降す
る吸入行程の一部期間(図2(b)の期間)で電磁弁11
3を閉弁する。以下に、吸入行程および吐出行程での動
作を順次説明する。
【0047】図2の期間(a)は吸入行程にある。電磁弁
113は開弁しており、プランジャ106の下降に伴っ
て吸入チェック弁111が開き、燃料が吸入流路103
からポンプ室102内に吸入される。電磁弁113はノ
ーマルオープン型なので、期間(a)では、コントローラ
4からの電磁弁駆動信号はなく、電磁弁113は非通電
状態である。
【0048】図2の期間(b)は引き続き吸入行程にある
が、コントローラ4からの電磁弁駆動信号によって電磁
弁113は通電状態にあり閉弁している。したがって、
プランジャ106が下降しても燃料はポンプ室102に
吸入されない。このとき、プランジャ106の下降に伴
って生じるポンプ室102内の負圧が燃料の飽和蒸気圧
力以下になると、ポンプ室102内に燃料の気泡が発生
する。
【0049】図2の期間(c)は吐出行程にある。このと
き、電磁弁113がコントローラ4からの電磁弁駆動信
号によって通電状態にあり閉弁している。プランジャ1
06が下死点から上昇する行程であるが、期間(b)で生
じたポンプ室102内の負圧によってプランジャ106
には上昇させる力が作用する。
【0050】つまり、期間(b)でポンプ室102内の負
圧発生のためにプランジャ106が費やした仕事が、期
間(c)でプランジャ106を動かす仕事として回収され
る。プランジャ106が上昇すると、期間(b)でポンプ
室102内に発生した気泡が潰されていくとともに、ポ
ンプ室102内の圧力は上がっていく。
【0051】図2の期間(d)では、期間(c)に引き続き吐
出行程にあるが、ポンプ室102内の圧力が吐出チェッ
ク弁112を開くまで上昇し、燃料はポンプ室102か
ら吐出チェック弁112を通って吐出される。
【0052】以上記したように、第1の実施の形態例の
可変流量高圧燃料ポンプでは、吸入行程の一部期間で電
磁弁113を閉弁することによって燃料の吐出量を減ら
すことが可能である。また、閉弁する期間の長短によっ
て燃料の吐出量の減少量を制御することができる。
【0053】さらに、本第1の実施の形態例では、吐出
量の制御のために電磁弁113を閉じている間は燃料の
流れがないため、流体抵抗による損失が発生しない。
【0054】なお、図2では、吐出行程から引き続いて
吸入行程の前半は電磁弁113を開弁しておき、吸入行
程の後半で電磁弁113を閉弁するように制御した場合
を示したが、本第1の実施の形態例の可変流量高圧燃料
ポンプは、吸入行程の任意の期間で電磁弁113を閉弁
させることで吐出量の制御が可能である。
【0055】図3に、図1の可変流量高圧燃料ポンプの
構造の一例を示す。燃料ポンプ100は、ポンプ室10
2に燃料を吸入する吸入流路103と、ポンプ室102
から燃料を吐出する吐出流路104を有し、ポンプ室1
02内には、回転するカム105によって往復動される
プランジャ106を備えている。
【0056】カム105とプランジャ106との間に
は、カムフォロア107が配されており、カム105の
回転運動を往復動に変換してプランジャ106に伝えて
いる。カム105とカムフォロア107との接触面には
摺動部が介在するため、カムフォロア107は摺動に対
して耐久性のある材料で作られ、また、耐久性向上のた
めに摺動部に潤滑油を供給することもある。
【0057】カムフォロア107とポンプボディ108
との間にはバネ109が挿入されており、バネ109
は、カム105に押し付ける力をカムフォロア107に
付与して、カムフォロア107がカム105の動きに対
して離れることなく追従するようにセットされている。
【0058】また、プランジャ106とポンプボディ1
08との間にはバネ110が挿入されており、バネ11
0は、カムフォロア107に押し付ける力をプランジャ
106に付与して、プランジャ106がカムフォロア1
07の動きに対して離れることなく追従するようにセッ
トされている。
【0059】なお、プランジャ106とカムフォロア1
07は一体構造とすることも可能であり、その場合に
は、バネ109あるいはバネ110のいずれか一方は用
いなくても良い。吸入流路103には吸入チェック弁1
11が備えられており、吐出流路104には吐出チェッ
ク弁112が備えられている。
【0060】吸入流路103には電磁弁113が設けら
れ、外部から電磁弁113に入力される電磁弁駆動信号
により、電磁弁113の開閉動作の制御が可能である。
電磁弁113は、電磁弁ボディ114、電磁コイル11
5、電磁鉄心116、弁体117、弾性部材の一例であ
るバネ118から構成されている。
【0061】図3は、電磁弁113の非通電状態を示し
ている。弁体117はバネ118のばね力によってシー
ト部119から離れて開弁している。電磁コイル115
に通電すると、電磁力がばね力に打ち勝って弁体117
が電磁鉄心116に吸引され、弁体117がシート部1
19と密着して電磁弁113は閉弁される。
【0062】すなわち、図3に示した電磁弁113は、
ノーマルオープン型の構造となっている。
【0063】電磁弁113は、ポート120が吸入チェ
ック弁111と連通し、また、ポート121がポンプ室
102連通して、吸入チェック弁111と直列になるよ
うに吸入流路103とポンプ室102の間に配されてい
る。よって、図3の燃料ポンプ100は、図1および図
2を引用して上記で説明した吐出流量の制御が電磁弁1
13の開閉制御で可能である。
【0064】[第2の実施の形態例]続いて、本発明の
第2の実施の形態例について、図4から図6を用いて説
明する。図4は、本発明の第2の実施の形態例に係わる
可変流量高圧燃料ポンプを備えた自動車用エンジンの燃
料供給系の構成図である。
【0065】図4に示す燃料供給系は、燃料ポンプ20
0の電磁弁、吸入チェック弁および吐出チェック弁の構
成以外は図1に示したものと同じである。
【0066】図4に示す燃料ポンプ200では、電磁弁
213が、吸入チェック弁111と並列になるように吸
入流路103とポンプ室102の間に配されている。ま
た、電磁弁213の構造は、非通電時に閉弁状態、通電
時に開弁状態となる、いわゆるノーマルクローズ型の構
造を持っている。
【0067】したがって、断線等による通電不能などに
よって電磁弁213が動作しなくなった場合、本実施例
の可変流量高圧燃料ポンプの電磁弁213を開弁させる
ことはできなくなる。このとき、燃料の吐出量の制御は
できなくなる。
【0068】しかし、電磁弁213と並列に吸入チェッ
ク弁111が設けられているので、吸入流路103が閉
塞されることはない。吸入行程では、吸入チェック弁1
11を通して吸入流路103から燃料をポンプ室102
に吸入することができる。
【0069】吐出行程では、吐出チェック弁112を通
してポンプ室102からインジェクタ5に燃料を供給す
ることができる。
【0070】つまり、本第2の実施の形態例の可変流量
高圧燃料ポンプも、第1の実施の形態例と同様に、電磁
弁213が動作しなくなって吐出流量を制御する機能が
失われた場合にも、固定流量の高圧燃料ポンプとして、
インジェクタ5にリリーフ弁8で設定されるリリーフ圧
力の高圧燃料をインジェクタ5に供給することができ
る。
【0071】続いて、図4の可変流量高圧燃料ポンプの
流量制御動作を、図5を用いて説明する。第2の実施の
形態例では、燃料ポンプ100の吐出流量を減少させる
ために、プランジャ106が下死点から上死点に上昇す
る吐出行程の一部期間(図5(b)の期間)で電磁弁21
3を開弁する。以下に、吸入行程および吐出行程での動
作を順次説明する。
【0072】図5の期間(a)は吸入行程である。このと
き、電磁弁213は閉弁状態でも開弁状態でも、プラン
ジャ106の下降に伴って吸入流路103からポンプ室
102内に燃料が吸入される。
【0073】すなわち、電磁弁213が閉弁状態の場合
には、プランジャ106の下降に伴って吸入チェック弁
111が開き、燃料が吸入流路103からポンプ室10
2内に吸入される。また、電磁弁213が開弁状態の場
合には、電磁弁213を通って燃料が吸入流路103か
らポンプ室102内に吸入される。
【0074】したがって、第2の実施の形態例では、電
磁弁213での消費電力を低減したい場合には、期間
(a)で電磁弁213への通電を止めることが可能であ
る。
【0075】また、ポンプ室102内に燃料を吸入する
際の流体抵抗を低減したい場合には、期間(a)で電磁弁
213に通電して、開弁した電磁弁213を通して燃料
を吸入することで、吸入チェック弁111での流体抵抗
(圧力損失)を減らすことができる。
【0076】吸入チェック弁111での圧力損失を低減
すると、燃料ポンプ200の吸入仕事を小さくできると
共に、燃料吸入のキャビテーション発生を防ぎやすくな
る。
【0077】なお、電磁弁213は、ノーマルクローズ
型なので、期間(a)で電磁弁213を開弁する場合に
は、コントローラ4から電磁弁駆動信号を出力し、電磁
弁213を通電状態にする。
【0078】図5の期間(b)は吐出行程であるが、コン
トローラ4からの電磁弁駆動信号によって電磁弁213
は通電状態にあり開弁している。このとき、プランジャ
106が上昇しても燃料はポンプ室102から電磁弁2
13を通って吸入流路103に戻されるだけであり、ポ
ンプ室102内の圧力は上がらない。したがって、吐出
チェック弁112は開弁せず、期間(b)の間は、インジ
ェクタに向けて燃料が吐出されない。
【0079】図2の期間(c)も引き続き吐出行程にあ
る。このとき、コントローラ4から電磁弁213への電
磁弁駆動信号が切られ、電磁弁213は非通電状態にな
って閉弁する。プランジャ106が上昇すると、ポンプ
室102内の圧力が吐出チェック弁112を開くまで上
昇し、燃料はポンプ室102から吐出チェック弁112
を通って吐出される。
【0080】以上記したように、第2の実施の形態例の
可変流量高圧燃料ポンプでは、吐出行程の一部期間で電
磁弁213を開弁することによって燃料の吐出量を減ら
すことが可能である。また、開弁する期間の長短によっ
て燃料の吐出量の減少量を制御することができる。
【0081】なお、図5では、吐出行程の前半で電磁弁
213を開弁しておき、吐出行程の後半で電磁弁213
を閉弁するように制御した場合を示したが、本第2の実
施の形態例の可変流量高圧燃料ポンプは、吐出行程の任
意の期間で電磁弁213を開弁させることで吐出量の制
御が可能である。
【0082】図6に、図4の可変流量高圧燃料ポンプの
構造の一例を示す。燃料ポンプ200は、図3に示した
第1の実施の形態例の可変流量高圧燃料ポンプの構造の
一例に対して、電磁弁213の構造と配置が異なる。し
たがって、以下では、図3と同一の構造部分の説明は省
略する。
【0083】燃料ポンプ200は、電磁弁213が、吸
入チェック弁111と並列になるように吸入流路103
とポンプ室102の間に配されている。電磁弁213
は、電磁弁ボディ214、電磁コイル215、電磁鉄心
216、弁体217、弾性部材の一例であるバネ218
から構成される。
【0084】図6は、電磁弁213の非通電状態を示し
ており、弁体217はバネ218のばね力によって閉弁
している。電磁コイル215に通電すると、電磁力がば
ね力に打ち勝って弁体217が電磁鉄心216に吸引さ
れて、電磁弁213は開弁する。すなわち、図6に示し
た電磁弁213は、ノーマルクローズ型の構造となって
いる。
【0085】電磁弁213は、ポート220が吸入チェ
ック弁111の入口と連通し、また、ポート221と吸
入チェック弁111の出口とがポンプ室102で連通し
て、吸入チェック弁111と並列になるように吸入流路
103とポンプ室102の間に配されている。よって、
図6の燃料ポンプ200は、図4および図5を引用して
上記で説明した吐出流量の制御が電磁弁213の開閉制
御で可能である。
【0086】図7に、第2の実施の形態例の可変流量高
圧燃料ポンプの構造の他の一例を示す。燃料ポンプ20
0は、図6に示した可変流量高圧燃料ポンプの構造の一
例に対して、電磁弁213のポート220およびポート
221と流入流路103およびポンプ室102との連通
が異なる。
【0087】図7の燃料ポンプ200では、電磁弁21
3は、ポート221が吸入チェック弁111の入口と連
通し、また、ポート220と吸入チェック弁111の出
口とがポンプ室102で連通して、吸入チェック弁11
1と並列になるように吸入流路103とポンプ室102
の間に配されている。
【0088】よって、図7の燃料ポンプ200も、図6
に示したものと同様、図4および図5を引用して上記で
説明した吐出流量の制御が電磁弁213の開閉制御で可
能である。
【0089】図7の燃料ポンプと図6の燃料ポンプとの
差異は、圧縮行程および吸入行程で電磁弁213の弁体
217に作用する燃料圧力の向きが反対になっている点
である。すなわち、図7では、圧縮行程で電磁弁213
を閉弁する際、ポンプ室102内が高圧、吸入流路10
3内が低圧となるので、燃料圧力によって、弁体217
には閉じる向き(図7では、下向き)の力が作用して燃
料のシールがしっかりできるという利点がある。
【0090】また、吸入行程で電磁弁213を開弁する
際は、ポンプ室102内が吸入流路103に比べて負圧
となるので、燃料圧力によって、弁体217には開く向
き(図7では、上向き)の力が作用して弁体217を開
弁させやすいという利点がある。
【0091】[第3の実施の形態例]続いて、本発明の
第3の実施の形態例について、図8から図10を用いて
説明する。図8は、本発明の第3の実施の形態例に係わ
る可変流量高圧燃料ポンプを備えた自動車用エンジンの
燃料供給系の構成図である。
【0092】図8に示す燃料供給系は、燃料ポンプ30
0の電磁弁の構成以外は図4に示したものと同じであ
る。
【0093】図8に示した燃料ポンプ300では、電磁
弁313が吸入流路103に配されている。電磁弁31
3の構造は、非通電時に閉弁状態、通電時に開弁状態と
なる、いわゆるノーマルクローズ型の構造を持ってい
る。
【0094】また、電磁弁313は、非通電時には、吸
入行程で発生するポンプ室102内の負圧によって開弁
するようにばね力が設定されている。
【0095】したがって、断線等による通電不能などに
よって電磁弁313が非通電になった場合、燃料の吐出
量の制御はできなくなるが、吸入行程では、非通電の電
磁弁313が吸入チェック弁と同じ役割をして、電磁弁
313を通して吸入流路103から燃料をポンプ室10
2に吸入することができる。吐出行程では、吐出チェッ
ク弁112を通してポンプ室102からインジェクタ5
に燃料を供給することができる。
【0096】つまり、本第3の実施の形態例の可変流量
高圧燃料ポンプも、第1および第2の実施の形態例と同
様に、吐出流量を制御する機能が失われた場合にも、固
定流量の高圧燃料ポンプとしてインジェクタ5にリリー
フ弁8で設定されるリリーフ圧力の高圧燃料をインジェ
クタ5に供給することができる。
【0097】続いて、図8の可変流量高圧燃料ポンプの
流量制御動作を、図9を用いて説明する。第3の実施の
形態例では、第2の実施の形態例と同じく、燃料ポンプ
300の吐出流量を減少させるために、プランジャ10
6が下死点から上死点に上昇する吐出行程の一部期間
(図9(b)の期間)で電磁弁313を開弁する。
【0098】図9の期間(a)は吸入行程である。このと
き、電磁弁313はコントローラ4からの電磁弁駆動信
号により通電状態となり開弁し、電磁弁313を通って
燃料が吸入流路103からポンプ室102内に吸入され
る。
【0099】図9の期間(b)は吐出行程であるが、コン
トローラ4からの電磁弁駆動信号によって電磁弁313
は通電状態にあり開弁している。このとき、プランジャ
106が上昇しても燃料はポンプ室102から電磁弁3
13を通って吸入流路103に戻されるだけであり、ポ
ンプ室102内の圧力は上がらない。したがって、吐出
チェック弁112は開弁せず、期間(b)の間は、インジ
ェクタに向けて燃料が吐出されない。
【0100】図9の期間(c)も引き続き吐出行程にあ
る。このとき、コントローラ4から電磁弁313への電
磁弁駆動信号が切られ、電磁弁313は非通電状態にな
って閉弁する。プランジャ106が上昇すると、ポンプ
室102内の圧力が吐出チェック弁112を開くまで上
昇し、燃料はポンプ室102から吐出チェック弁112
を通って吐出される。
【0101】以上記したように、第3の実施の形態例の
可変流量高圧燃料ポンプでは、第2の実施の形態例と同
様、吐出行程の一部期間で電磁弁313を開弁すること
によって燃料の吐出量を減らすことが可能である。ま
た、吐出行程の任意の期間で開弁期間の長短によって燃
料の吐出量の減少量を制御することができることも第2
の実施の形態例と同じである。
【0102】図10に、図8の可変流量高圧燃料ポンプ
の構造の一例を示す。燃料ポンプ300は、図6に示し
た第2の実施の形態例の可変流量高圧燃料ポンプの構造
の一例に対して、吸入チェック弁111がない点、およ
び電磁弁313の構造と配置が異なる。以下では、図6
と同一の構造部分の説明は省略する。
【0103】燃料ポンプ300は、電磁弁313が、吸
入流路103とポンプ室102の間に配されている。電
磁弁313は、電磁弁ボディ314、電磁コイル31
5、電磁鉄心316、弁体317、弾性部材の一例であ
るバネ318から構成されている。
【0104】図10は、電磁弁313の非通電状態を示
しており、弁体317はバネ318のばね力(図10
中、上方に作用)によって閉弁している。電磁コイル3
15に通電すると、電磁力(図10中、下方に作用)が
ばね力に打ち勝って弁体317が電磁鉄心316に吸引
されて、電磁弁313は閉弁する。すなわち、図10に
示した電磁弁313は、ノーマルクローズ型の構造とな
っている。
【0105】電磁弁313は、ポート320が吸入流路
103と連通し、また、ポート321がポンプ室102
連通して、吸入流路103とポンプ室102の間に配さ
れている。よって、図6の燃料ポンプ300は、図8お
よび図9を引用して上記で説明した吐出流量の制御が電
磁弁313の開閉制御で可能である。
【0106】また、電磁弁313のバネ318は、ポー
ト320の圧力と吸入行程で発生するポンプ室102内
の負圧との不均衡から弁体317に作用する力(図中、
下方に作用)によって開弁するようにばね力が設定され
ている。
【0107】電磁弁313が非通電になった場合、吸入
行程では、非通電の電磁弁313が吸入チェック弁と同
じ役割をして、電磁弁313を通して吸入流路103か
ら燃料をポンプ室102に吸入することができる。
【0108】吐出行程では、ポンプ室102内の圧力上
昇によって弁体317が上方に移動して閉弁すると共
に、吐出チェック弁112が開弁して燃料をインジェク
タに向けて吐出する。
【0109】なお、図10の構造と同じ動作は、図7に
示した構造の燃料ポンプから吸入チェック弁111を取
り除いたものでも実現することが可能である。
【0110】[第4の実施の形態例]続いて、本発明の
第4の実施の形態例について、図11から図13を用い
て説明する。図11は、本発明の第4の実施の形態例に
係わる可変流量高圧燃料ポンプを備えた自動車用エンジ
ンの燃料供給系の構成図である。
【0111】図11に示す燃料供給系は、燃料ポンプ4
00の電磁弁、吸入チェック弁、吐出チェック弁の構成
以外は第1から第3の実施の形態例と同じである。
【0112】図11に示した燃料ポンプ400では、電
磁弁413が、吐出チェック弁112と並列になるよう
にポンプ室102と吐出流路104との間に配されてい
る。また、電磁弁413の構造は、非通電時に閉弁状
態、通電時に開弁状態となる、いわゆるノーマルクロー
ズ型の構造を持っている。
【0113】電磁弁413が非通電になった場合にも、
電磁弁413と並列に吐出チェック弁112が設けられ
ているので、吐出流路104が閉塞されることはない。
【0114】吸入行程では、吸入チェック弁111を通
して吸入流路103から燃料をポンプ室102に吸入す
ることができる。吐出行程では、吐出チェック弁112
を通してポンプ室102からインジェクタ5に燃料を供
給することができる。
【0115】つまり、本第4の実施の形態例の可変流量
高圧燃料ポンプも、第1から第3の実施の形態例と同様
に、電磁弁413への通電ができなくなって吐出流量を
制御する機能が失われた場合にも、固定流量の高圧燃料
ポンプとしてインジェクタ5にリリーフ弁8で設定され
るリリーフ圧力の高圧燃料をインジェクタ5に供給する
ことができる。
【0116】続いて、図11の可変流量高圧燃料ポンプ
の流量制御動作を、図12を用いて説明する。第4の実
施の形態例では、燃料ポンプ400の吐出流量を減少さ
せるために、プランジャ106が上死点から下死点に下
降する吸入行程の一部期間(図12(a)の期間)で電磁
弁413を開弁する。以下に、吸入行程および吐出行程
での動作を順次説明する。
【0117】図12の期間(a)は吸入行程にある。この
とき、電磁弁413はコントローラ4からの電磁弁駆動
信号によって開弁している。すると、プランジャ106
の下降に伴って吐出流路104から電磁弁413を通っ
てポンプ室102内に燃料が吸入される。
【0118】これは、後述する吐出行程で一度高圧にし
て吐出した燃料がポンプ室102内に再び戻されるもの
であり、高圧燃料によってプランジャ106にはプラン
ジャ106を下降させる力が作用する。
【0119】すなわち、第4の実施の形態例では、高圧
燃料を戻す動作によって、吐出行程で燃料を高圧にする
ために費やした動力の一部が回収されることになる。
【0120】図12の期間(b)は引き続き吸入行程であ
るが、コントローラ4からの電磁弁駆動信号を切って電
磁弁413を閉弁させる。このとき、プランジャ106
の下降に伴って生じるポンプ室102内の負圧により、
今度は吸入チェック弁111が開弁して、吸入流路10
3から燃料がポンプ室102内に吸入される。
【0121】上述の期間(a)では一旦吐出した燃料を戻
したので、期間(b)での吸入量が次の吐出行程(期間
(c))と合わせて実際に吐出される燃料の量となる。
【0122】図12の期間(c)は吐出行程である。この
とき、電磁弁413は閉弁状態でも開弁状態でも、プラ
ンジャ106の上昇に伴って吐出流路104からインジ
ェクタ5に向けて燃料が吐出される。すなわち、電磁弁
413が閉弁状態の場合には、プランジャ106の上昇
に伴ってポンプ室102内の圧力が上がって吐出チェッ
ク弁112が開き、燃料が吐出流路104から吐出され
る。また、電磁弁413が開弁状態の場合には、電磁弁
413を通って燃料が吐出流路104から吐出される。
【0123】したがって、第4の実施の形態例では、電
磁弁413での消費電力を低減したい場合には、期間
(a)で電磁弁413への通電を止めることが可能であ
る。
【0124】また、ポンプ室102内から燃料を吐出す
る際の流体抵抗を低減したい場合には、期間(a)で電磁
弁413に通電して、開弁した電磁弁413を通して燃
料を吐出することで、吐出チェック弁112での流体抵
抗(圧力損失)を減らすことができる。
【0125】以上記したように、第4の実施の形態例の
可変流量高圧燃料ポンプでは、吸入行程の一部期間で電
磁弁413を開弁することによって燃料の吐出量を減ら
すことが可能である。また、開弁する期間の長短によっ
て燃料の吐出量の減少量を制御することができる。
【0126】図13に、図11の可変流量高圧燃料ポン
プの構造の一例を示す。燃料ポンプ400は、第1から
第3の実施の形態例の可変流量高圧燃料ポンプの構造例
に対して、電磁弁413の構造と配置が異なる。以下で
は、同一の構造部分の説明は省略する。
【0127】燃料ポンプ400は、電磁弁413が、吐
出チェック弁112と並列になるようにポンプ室102
と吐出流路104の間に配されている。電磁弁413
は、電磁弁ボディ414、電磁コイル415、電磁鉄心
416、弁体417、弾性部材の一例であるバネ418
から構成されている。
【0128】図13は、電磁弁413の非通電状態を示
しており、弁体417はバネ418のばね力によって閉
弁している。電磁コイル415に通電すると、電磁力が
ばね力に打ち勝って弁体417が電磁鉄心416に吸引
されて、電磁弁413は閉弁する。すなわち、図13に
示した電磁弁413は、ノーマルクローズ型の構造とな
っている。
【0129】電磁弁413は、ポート420が出口と連
通し、また、ポート421と吐出チェック弁112の入
口とがポンプ室102連通して、吐出チェック弁112
と並列になるように吐出流路104とポンプ室102の
間に配されている。よって、図13の燃料ポンプ400
は、図11および図13を引用して上記で説明した吐出
流量の制御が電磁弁413の開閉制御で可能である。
【0130】[第5の実施の形態例]続いて、本発明の
第5の実施の形態例について、図14から図16を用い
て説明する。図14は、本発明の第5の実施の形態例に
係わる可変流量高圧燃料ポンプを備えた自動車用エンジ
ンの燃料供給系の構成図である。
【0131】図14に示す燃料供給系は、吐出チェック
弁112がない点および燃料ポンプ500の電磁弁51
3の配置以外は図11に示した第4の実施の形態例と同
じである。
【0132】図14に示した燃料ポンプ500では、電
磁弁513が吐出流路104に配されている。電磁弁5
13の構造は、非通電時に閉弁状態、通電時に開弁状態
となる、いわゆるノーマルクローズ型の構造を持ってい
る。
【0133】また、電磁弁513は、非通電時には、吐
出行程で発生するポンプ室102内の圧力上昇によって
開弁するようにばね力が設定されている。
【0134】したがって、断線等による通電不能などに
よって電磁弁513が非通電になった場合、燃料の吐出
量の制御はできなくなるが、吸入行程では、吸入チェッ
ク弁111を通してポンプ室102内に燃料を吸入する
ことができる。また、吐出行程では、非通電の電磁弁5
13が吐出チェック弁と同じ役割をして、電磁弁513
を通して吐出流路104から燃料をインジェクタ5に向
けて吐出することができる。
【0135】つまり、本第5の実施の形態例の可変流量
高圧燃料ポンプも、第1から第4の実施の形態例と同様
に、吐出流量を制御する機能が失われた場合にも、固定
流量の高圧燃料ポンプとしてインジェクタ5にリリーフ
弁8で設定されるリリーフ圧力の高圧燃料をインジェク
タ5に供給することができる。
【0136】続いて、図14の可変流量高圧燃料ポンプ
の流量制御動作を、図15を用いて説明する。
【0137】第5の実施の形態例では、第4の実施の形
態例と同じく、燃料ポンプ500の吐出流量を減少させ
るために、プランジャ106が上死点から下死点に下降
する吸入行程の一部期間(図15(a)の期間)で電磁弁
513を開弁する。
【0138】図15の期間(a)は吸入行程である。この
とき、電磁弁513はコントローラ4からの電磁弁駆動
信号によって開弁しており、第4の実施の形態例の図1
2の期間(a)で説明したのと同じ動作をする。
【0139】図15の期間(b)は引き続き吸入行程であ
るが、コントローラ4からの電磁弁駆動信号を切って電
磁弁513を閉弁させる。このときも、第4の実施の形
態例の図12の期間(b)で説明したのと同じ動作をす
る。
【0140】図15の期間(c)は吐出行程である。この
とき、電磁弁513はコントローラ4からの電磁弁駆動
信号によって開弁し、プランジャ106の上昇に伴っ
て、電磁弁513を通って吐出流路104からインジェ
クタ5に向けて燃料が吐出される。
【0141】以上記したように、第5の実施の形態例の
可変流量高圧燃料ポンプでも、第4の実施の形態例と同
様、吸入行程の一部期間で電磁弁513を開弁すること
によって燃料の吐出量を減らすことが可能である。
【0142】図16に、図14の可変流量高圧燃料ポン
プの構造の一例を示す。燃料ポンプ500は、第4の実
施の形態例の可変流量高圧燃料ポンプの構造例に対し
て、吐出チェック弁112がない点、および電磁弁51
3の配置が異なる。
【0143】燃料ポンプ500は、電磁弁513が、ポ
ンプ室102と吐出流路104との間に配されている。
電磁弁513の構成は、図13に示した第4実施例の電
磁弁413と同一であり、ノーマルクローズ型の構造と
なっている。
【0144】また、ポート520が吐出流路104と連
通し、また、ポート521がポンプ室102連通してい
る。この構成により、図16の燃料ポンプ500は、図
14および図15を引用して上記で説明した吐出流量の
制御が電磁弁513の開閉制御で可能である。
【0145】また、電磁弁513のバネ418は、ポー
ト520の圧力と吐出行程で上昇するポンプ室102内
の圧力の不均衡から弁体417に作用する力(図中、上
方に作用)によって開弁するようにばね力が設定されて
いる。
【0146】電磁弁513が非通電になった場合、吐出
行程では、非通電の電磁弁513が吐出チェック弁と同
じ役割をして、電磁弁513を通して吐出流路105か
ら燃料をインジェクタに向けて吐出することができる。
吸入行程では、ポンプ室102内の負圧によって弁体5
17が下方に移動して閉弁すると共に、吸入チェック弁
111が開弁して燃料を吸入流路104からポンプ室1
02に吸入する。
【0147】
【発明の効果】本発明によれば、インジェクタの燃料噴
射量に応じて燃料ポンプがインジェクタに供給する高圧
燃料の吐出流量を制御することにより燃料ポンプの駆動
動力を低減できる。さらに、流量制御用の電磁弁が動作
できなくなった場合にも、インジェクタに対して高圧燃
料を供給することができるので、可変流量高圧燃料ポン
プの信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例に係わる可変流量
高圧燃料ポンプを備えた自動車用エンジンの燃料供給系
の構成図である。
【図2】図1の可変流量高圧燃料ポンプの流量制御動作
の説明図である。
【図3】図1の可変流量高圧燃料ポンプの構造の一例を
示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態例に係わる可変流量
高圧燃料ポンプを備えた自動車用エンジンの燃料供給系
の構成図である。
【図5】図4の可変流量高圧燃料ポンプの流量制御動作
の説明図である。
【図6】図4の可変流量高圧燃料ポンプの構造の一例を
示す図である。
【図7】第2の実施の形態例の可変流量高圧燃料ポンプ
の構造の他の一例を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態例に係わる可変流量
高圧燃料ポンプを備えた自動車用エンジンの燃料供給系
の構成図である。
【図9】図8の可変流量高圧燃料ポンプの流量制御動作
の説明図である。
【図10】図8の可変流量高圧燃料ポンプの構造の一例
を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態例に係わる可変流
量高圧燃料ポンプを備えた自動車用エンジンの燃料供給
系の構成図である。
【図12】図11の可変流量高圧燃料ポンプの流量制御
動作の説明図である。
【図13】図11の可変流量高圧燃料ポンプの構造の一
例を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態例に係わる可変流
量高圧燃料ポンプを備えた自動車用エンジンの燃料供給
系の構成図である。
【図15】図14の可変流量高圧燃料ポンプの流量制御
動作の説明図である。
【図16】図14の可変流量高圧燃料ポンプの構造の一
例を示す図である。
【符号の説明】
4…コントローラ、5…インジェクタ、6…圧力セン
サ、7…回転角度センサ、8…リリーフ弁、100,2
00,300,400,500…燃料ポンプ、102…
ポンプ室、103…吸入流路、104…吐出流路、10
5…カム、106…プランジャ、111…吸入チェック
弁、112…吐出チェック弁、113,213,31
3,413,513…電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 由起夫 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器事業 部内 (72)発明者 平工 賢二 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 早瀬 功 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (56)参考文献 特開 平11−200990(JP,A) 特開 平10−318060(JP,A) 特開 平1−73166(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 59/20 F02M 59/02 F02M 59/34 F02M 59/36 F02M 51/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ室へ燃料を吸入する吸入流路と、前
    記ポンプ室から前記燃料を吐出する吐出流路とを有し、
    前記ポンプ室内を往復動するプランジャによって燃料の
    吸入・吐出を行ない、インジェクタに供給する可変流量
    高圧燃料ポンプにおいて、 前記吸入流路に吸入チェック弁、前記吐出流路に吐出チ
    ェック弁を、それぞれ備え、また、前記吸入流路に燃料
    流量の制御を行う電磁弁を備え、 前記電磁弁は、前記吸入流路と前記ポンプ室との間で前
    記吸入チェック弁に対し直列に配置され、 かつ前記電磁弁は、該電磁弁を開閉して前記吸入流路と
    前記ポンプ室との連通および非連通を切り換えることに
    より、前記燃料流量を制御し、 前記電磁弁への通電がなく前記電磁弁が開閉動作を行な
    わない場合には、前記吸入チェック弁は、前記プランジ
    ャの往復動に応じた一定流量の燃料を前記吸入流路から
    前記ポンプ室へ吸入し、前記吐出チェック弁は、前記プ
    ランジャの往復動に応じた一定流量の燃料を前記ポンプ
    室から前記吐出流路へ吐出することを特徴とする可変流
    量高圧燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】 ポンプ室へ燃料を吸入する吸入流路と、前
    記ポンプ室から前記燃料を吐出する吐出流路とを有し、
    前記ポンプ室内を往復動するプランジャによって燃料の
    吸入・吐出を行ない、インジェクタに供給する可変流量
    高圧燃料ポンプにおいて、 前記吸入流路に吸入チェック弁、前記吐出流路に吐出チ
    ェック弁を、それぞれ備え、また、前記吸入流路に燃料
    流量の制御を行う電磁弁を備え、 前記電磁弁は、前記吸入流路と前記ポンプ室との間で前
    記吸入チェック弁に対し並列に配置され、 かつ前記電磁弁は、該電磁弁を開閉して前記吸入流路と
    前記ポンプ室との連通および非連通を切り換えることに
    より、前記吸入流路から前記ポンプ室へ燃料を吸入す
    る、あるいは前記ポンプ室から前記吸入流路へ燃料を戻
    す、あるいは前記ポンプ室への燃料の吸入を止める動作
    を行って前記燃料流量を制御し、 前記電磁弁への通電がなく前記電磁弁が開閉動作を行な
    わない場合には、前記吸入チェック弁は、前記プランジ
    ャの往復動に応じた一定流量の燃料を前記吸入流路から
    前記ポンプ室へ吸入し、前記吐出チェック弁は、前記プ
    ランジャの往復動に応じた一定流量の燃料を前記ポンプ
    室から前記吐出流路へ吐出することを特徴とする可変流
    量高圧燃料ポンプ。
  3. 【請求項3】 ポンプ室へ燃料を吸入する吸入流路と、前
    記ポンプ室から前記燃料を吐出する吐出流路とを有し、
    前記ポンプ室内を往復動するプランジャによって燃料の
    吸入・吐出を行ない、インジェクタに供給する可変流量
    高圧燃料ポンプにおいて、 前記吸入流路に吸入チェック弁、前記吐出流路に吐出チ
    ェック弁を、それぞれ備え、また、前記吐出流路に燃料
    流量の制御を行う電磁弁を備え、 前記電磁弁は、該電磁弁を開閉して前記吐出流路と前記
    ポンプ室との連通および非連通を切り換えることによ
    り、前記燃料流量を制御し、 前記電磁弁への通電がなく前記電磁弁が開閉動作を行な
    わない場合には、前記吸入チェック弁は、前記プランジ
    ャの往復動に応じた一定流量の燃料を前記吸入流路から
    前記ポンプ室へ吸入し、前記吐出チェック弁は、前記プ
    ランジャの往復動に応じた一定流量の燃料を前記ポンプ
    室から前記吐出流路へ吐出することを特徴とする可変流
    量高圧燃料ポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、前記吸
    入流路に前記電磁弁のみを配置し、前記電磁弁を、前記
    通電がない場合には、前記プランジャが上死点から下降
    する際に生じる前記吸入流路に対する前記ポンプ室内の
    負圧によって弁体が開弁するように構成することで、前
    記吸入チェック弁の機能を兼ねさせることを特徴とする
    可変流量高圧燃料ポンプ。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記吐出流路に前記電
    磁弁のみを配置し、前記電磁弁を、前記通電がない場合
    には、前記プランジャが下死点から上昇する際に生じる
    前記吐出流路に対する前記ポンプ室内の正圧によって弁
    体が開弁するように構成することで、前記吐出チェック
    弁の機能を兼ねさせることを特徴とする可変流量高圧燃
    料ポンプ。
  6. 【請求項6】請求項3において、前記電磁弁は、非通電
    時に閉弁状態となり、通電時に開弁状態となるノーマル
    クローズ型の構造を有し、前記ポンプ室と前記吐出流路
    との間で前記吐出チェック弁に対し並列に配置されてい
    ることを特徴とする可変流量高圧燃料ポンプ。
  7. 【請求項7】 燃料ポンプ室内を往復動するプランジャに
    よって吸入流路から吸入した燃料を吐出流路へ吐出しイ
    ンジェクタに供給する燃料供給制御方法において、 前記吸入流路に備えられた吸入チェック弁に対し直列に
    前記吸入流路に配置された電磁弁への通電があり前記電
    磁弁が開閉動作を行なう場合には、前記電磁弁により前
    記吸入流路と前記燃料ポンプ室との連通および非連通を
    切り換え、前記燃料の流量を制御してインジェクタに供
    給し、 一方、前記電磁弁への通電がなく前記電磁弁が開閉動作
    を行なわない場合には、前記吸入チェック弁により、前
    記プランジャの往復動に応じた一定流量の燃料を前記吸
    入流路から前記燃料ポンプ室へ吸入し、かつ前記吐出流
    路に備えられた吐出チェック弁により、前記プランジャ
    の往復動に応じた一定流量の燃料を前記燃料ポンプ室か
    ら前記吐出流路へ吐出しインジェクタに供給することを
    特徴とする燃料供給制御方法。
  8. 【請求項8】 燃料ポンプ室内を往復動するプランジャに
    よって吸入流路から吸入した燃料を吐出流路へ吐出しイ
    ンジェクタに供給する燃料供給制御方法において、 前記吸入流路に備えられた吸入チェック弁に対し並列に
    前記吸入流路に配置された電磁弁への通電があり前記電
    磁弁が開閉動作を行なう場合には、前記電磁弁により前
    記吸入流路と前記燃料ポンプ室との連通および非連通を
    切り換えことにより、前記吸入流路から前記ポンプ室へ
    燃料を吸入する、あるいは前記ポンプ室から前記吸入流
    路へ燃料を戻す、あるいは前記ポンプ室への燃料の吸入
    を止める動作を行って前記燃料の流量を制御してインジ
    ェクタに供給し、 一方、前記電磁弁への通電がなく前記電磁弁が開閉動作
    を行なわない場合には、前記吸入チェック弁により、前
    記プランジャの往復動に応じた一定流量の燃料を前記吸
    入流路から前記燃料ポンプ室へ吸入し、かつ前記吐出流
    路に備えられた吐出チェック弁により、前記プランジャ
    の往復動に応じた一定流量の燃料を前記燃料ポンプ室か
    ら前記吐出流路へ吐出しインジェクタに供給することを
    特徴とする燃料供給制御方法。
  9. 【請求項9】 燃料ポンプ室内を往復動するプランジャに
    よって吸入流路から吸入した燃料を吐出流路へ吐出しイ
    ンジェクタに供給する燃料供給制御方法において、 前記吐出流路に備えられた電磁弁への通電があり前記電
    磁弁が開閉動作を行なう場合には、前記電磁弁により前
    記吐出流路と前記燃料ポンプ室との連通および非連通を
    切り換え、前記燃料の流量を制御してインジェクタに供
    給し、 一方、前記電磁弁への通電がなく前記電磁弁が開閉動作
    を行なわない場合には、前記吸入流路に備えられた吸入
    チェック弁により、前記プランジャの往復動に応じた一
    定流量の燃料を前記吸入流路から前記燃料ポンプ室へ吸
    入し、かつ前記吐出流路に備えられた吐出チェック弁に
    より、前記プランジャの往復動に応じた一定流量の燃料
    を前記燃料ポンプ室から前記吐出流路へ吐出しインジェ
    クタに供給することを特徴とする燃料供給制御方法。
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