JP3427394B2 - コンバインの搬送機構 - Google Patents

コンバインの搬送機構

Info

Publication number
JP3427394B2
JP3427394B2 JP23775392A JP23775392A JP3427394B2 JP 3427394 B2 JP3427394 B2 JP 3427394B2 JP 23775392 A JP23775392 A JP 23775392A JP 23775392 A JP23775392 A JP 23775392A JP 3427394 B2 JP3427394 B2 JP 3427394B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply
culm
grain
transfer device
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23775392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662639A (ja
Inventor
清 飯泉
伯郎 高橋
正実 松井
龍二 明比
雅之 阿波
尋正 菊沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP23775392A priority Critical patent/JP3427394B2/ja
Publication of JPH0662639A publication Critical patent/JPH0662639A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3427394B2 publication Critical patent/JP3427394B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの搬送機構
に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来公知の実開平2−90943号公報に
は、圃場の穀稈を分草する分草体と、分草穀稈を引起す
引起装置と、引起した穀稈の根元を切断する刈刃と、切
断した穀稈を搬送する株元搬送装置および穂先搬送装置
とからなる刈取部と、扱胴を軸装した脱穀室を有する脱
穀装置と、該脱穀室に穀稈を供給する穀稈供給装置と、
前記株元搬送装置および穂先搬送装置の終端部と前記穀
稈供給装置の始端部の間に設けた株元引継搬送装置およ
び穂先引継搬送装置とからなるコンバインについて記載
されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、前記株
元引継搬送装置および穂先引継搬送装置により搬送され
た穀稈が穀稈供給装置の始端部にうまく引継げないとい
う課題がある。即ち、穀稈供給装置は下側の搬送チエン
と、該搬送チエンの上方に位置する挾扼杆とにより挾持
搬送するが、搬送チエンの始端部に対して挾扼杆の始端
部が後側に位置するので、搬送チエンの始端部上方は空
間となって穀稈を確実に挾持できないのである。 【0004】 【発明の目的】本発明は、穀稈の搬送を確実にさせると
ともに、メンテナンスの作業性も考慮したものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】よって、本発明は、圃場
の穀稈を分草する分草体5と、分草穀稈を引起す引起装
置6と、引起した穀稈の根元を切断する刈刃8と、切断
した穀稈を搬送する株元搬送装置9および穂先搬送装置
10とからなる刈取部4と、扱胴86を軸装した脱穀室
78を有する脱穀装置3と、該脱穀室78に穀稈を供給
する穀稈供給搬送チエン21を有し穀稈供給搬送チエ
ン21始端部側に位置する縦柱27中心に終端側が外
側回動する穀稈供給装置12と、前記株元搬送装置9お
よび穂先搬送装置10の終端部と前記穀稈供給装置12
の始端部の間に設けた株元引継搬送装置11および穂先
引継搬送装置13とからなるコンバインにおいて、前記
株元引継搬送装置11および穂先引継搬送装置13の終
端部と前記穀稈供給装置12の始端部の間には、始端部
を前記株元引継搬送装置11および穂先引継搬送装置1
3の終端部に臨ませ、終端部が前記穀稈供給搬送チエン
21の始端部上方に臨む案内ガイド30を設け、該案内
ガイド30は、その終端側が前記縦柱27に対して穀稈
搬送方向の上手側に近接配置した縦軸34を中心に前記
穀稈供給搬送 チエン21の外側回動により該穀稈供給搬
送チエン21の始端部上側に載置されたまま外側回動す
るように構成したコンバインの搬送機構としたものであ
る。 【0006】 【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1
はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の下
方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設け
た脱穀装置、4は機体フレーム1の前方に設けた刈取
部、5は前記刈取部4の分草体、6は引起装置、7は掻
込装置、8は刈刃、9は株元搬送装置、10は穂先搬送
装置、11は刈取部4で刈取った穀稈を脱穀装置3の脱
穀室78に供給する穀稈供給装置12に引継ぐ株元引継
搬送装置、13は穂先引継搬送装置である。 【0007】株元引継搬送装置11および穂先引継搬送
装置13は公知の構成であり、株元引継搬送装置11は
搬送チエン14と該搬送チエン14の近傍に対向させて
設けた挾扼杆15とにより構成され、図示は省略する
が、搬送チエン14は、案内レールと該案内レールを取
付けたフレームに設けた複数の案内ローラに掛け回さ
れ、前記フレームの基部を刈取部4を支持する支持パイ
プ16の上部に回動自在に取付けることにより前記各株
元搬送装置9および穂先搬送装置10の終端の引継点に
臨む搬送チエン14の始端部が上下するようにし、もっ
て前記脱穀装置3に供給する扱深さを調節自在に構成さ
れている。 【0008】前記穂先引継搬送装置13は搬送ラグ17
を起伏自在に取付けたチエンをケース18内の駆動機構
に巻回し、ケース18の基部を株元引継搬送装置11の
フレームの基部と同様に支持パイプ16の上部に回動自
在に取付けて構成する。19は取付アームであり、その
基部は前記株元引継搬送装置11のフレームあるいは穂
先引継搬送装置13のケース18等の任意の部分に固定
し、取付アーム19の先端側は株元引継搬送装置11お
よび穂先引継搬送装置13の搬送路側に臨ませ、取付ア
ーム19の先端には前記挾扼杆15を前記搬送チエン1
4に対して遠近自在に取付け、挾扼杆15の上方の取付
アーム19には取付部材29を固定し、該取付部材29
に前記穂先引継搬送装置13の案内ガイド20を前記搬
送ラグ17の搬送路に対して遠近自在に取付けている。 【0009】前記脱穀装置3に穀稈を供給する穀稈供給
装置12は、穀稈供給搬送チエン21と挾扼杆22によ
り構成され、挾扼杆22は脱穀装置3の上部カバー23
の側縁に取付けられ、上部カバー23を上方に開放させ
るとこれに伴なって上動するようにしている。前記穀稈
供給搬送チエン21は前後方向の案内レール24の始端
部に設けた受動歯車25と終端部に設けた駆動歯車26
との間に掛け回され、前記案内レール24の始端部側に
設けた縦柱27の下部を支持フレーム28に回動自在に
取付けている。即ち、穀稈供給装置12は、前記縦柱2
7を中心に終端部が側方に回動するように構成する。支
持フレーム28は下部を前記機体フレーム1に固定し、
上側は屈曲させて脱穀装置の前板に固定する。35は補
強フレーム、36は側部カバーであり、側部カバー36
は前記案内レール24側に取付けられ、側部カバー36
と案内レール24は一体的に外側回動するように構成し
ている。 【0010】しかして、前記穀稈供給搬送チエン21の
始端部は、株元引継搬送装置11および穂先引継搬送装
置13の終端部近傍に臨ませ、その上方位置には案内ガ
イド30を設ける。案内ガイド30は、その始端部は株
元引継搬送装置11および穂先引継搬送装置13の終端
部近傍に臨ませ、終端部は穀稈供給搬送チエン21の始
端部の上方にませ、かつ、穀稈供給搬送チエン21の
始端部上方に位置する作用位置と、穀稈供給搬送チエン
21の始端部上方より離れた退避位置との間移動自在に
構成し、穀稈を案内するだけでなく、メンテナンスも容
易に行えるようにしている。 【0011】案内ガイド30は、具体的には、穀稈の搬
送方向と平行(前後方向)の軸部材により形成し、案内
ガイド30の始端部は穀稈の搬送方向と交差する方向に
屈曲させて屈曲部31に形成し、該屈曲部31を前記穂
先引継搬送装置13の案内ガイド20の取付部材29の
終端部に回転自在かつ搬送方向と交差する方向に摺動自
在に取付け、屈曲部31には案内ガイド30を穀稈供給
搬送チエン21の始端部上方に位置させるように付勢す
るバネ32を設けている。 【0012】図6〜図8は、案内ガイド30の第2実施
例であり、案内ガイド30の屈曲部31を回転部材33
に回動自在に取付け、回転部材33の上面に設けた縦軸
34を前記取付部材29に回転自在に取付ける。 【0013】図2において、37は後側集束装置、38
は刈取部4のフレームであり、フレーム38は前記支持
パイプ16の下部に固定している。前記支持パイプ16
の基部には横筒40を設け、横筒40は機体側に設けた
支持台39の上部に回動自在に取付ける(図1)。横筒
40および支持パイプ16内のそれぞれには前記刈取部
4に動力を伝達する伝動軸等を内蔵させており、横筒4
0の外端に前記株元引継搬送装置11および穂先引継搬
送装置13の基部を取付け、回転を伝達している。 【0014】41はエンジン、42は前記支持台39を
取付けた前記走行装置2に動力を伝達するミッションケ
ース(図1)、43はミッションケース42に設けた油
圧式無段主変速装置(図1)、44は前記横筒40に設
けた刈取部入力プーリであり(図1)、刈取部入力プー
リ44には走行装置2のミッションケース42へ至る伝
動経路とは分岐した油圧式無段主変速装置43からの伝
動経路により回転が伝達され、走行装置2の走行速度と
刈取部4の作業速度とを共に最適な速度に変速してい
る。 【0015】45は油圧式無段主変速装置43から刈取
部入力プーリ44へ至る伝動経路中に設けた割プーリに
より構成した刈取部変速装置であり(図1)、走行装置
2の走行速度に対して刈取部4の作業速度を独自に変速
させる。なお、刈取部変速装置45により刈取部4の作
業速度を独自に変更するだけでなく、前記ミッションケ
ース42内の副変速装置により変速される走行装置2の
走行速度に刈取部4の作業速度を対応させる構成とする
ことも可能である。また、前記刈取部伝動経路中には、
前記油圧式無段主変速装置43が逆回転に変速したとき
に、刈取部4にこの逆回転を伝達しないようにするワン
ウェイクラッチ等の逆転防止機構を設けることもある。 【0016】図10は、前記刈取部変速装置45を大プ
ーリ46と小プーリ47との組合わせで構成したもので
あり、各ベルト48に接離するテンションクラッチ49
を設け、該テンションクラッチ49の入切をモータ50
により制御している。51はモータ50を作動させるス
イッチ51であり、前記油圧式無段主変速装置43の主
変速レバー52に設けている。刈取部変速装置45は標
準の刈取作業を行なう低速と倒伏穀稈の刈取作業を行な
う高速とに切替える構成とするが、車速が一定速度以上
になると、自動的に標準に切替えるように構成している
(図11)。 【0017】しかして、53は、脱穀テンションクラッ
チと刈取テンションクラッチを関連させて入切させるク
ラッチ作動機構であり、切替用モータ54の出力軸55
に取付けた歯車56に噛合う歯車57に、外周に歯車を
形成した回転自在の円形のカムプレート58を螺合させ
ると共に、該カムプレート58の回転軸59には扇型の
一端側に係止片60を突設した刈取側牽引板61を遊嵌
し、さらに前記カムプレート58の表面には第1リンク
62の一端を回動自在にピン63により取付ける。 【0018】一方、ケース64の下板76の所定位置に
は第2リンク65の一端をピン66により回動自在に取
付け、第2リンク65の他端には第1リンク62および
第3リンク67をピン68により回転自在に取付け、第
3リンク67の他端は脱穀側牽引板69の一端にピン7
0により連設する。脱穀側牽引板69の他端はケース6
4にピン71により回動自在に取付けるが、このピン7
1のケース64上の位置は刈取側牽引板61の係止片6
0の回動経路上とし、該係止片60が回動途上において
ピン71に当接し係止されるようにする。 【0019】そして、刈取側牽引板61の中部に刈取テ
ンションクラッチと連結する刈取クラッチワイヤ72を
接続すると共に脱穀側牽引板69のピン70には脱穀テ
ンションクラッチと連結する脱穀クラッチワイヤ73を
接続する。そして、前記歯車57は軸74に固定する
が、軸74はケース64の上板77および下板76に対
して上下摺動自在に取付け、下板76にはバネ75を設
けて軸74が常時上動するように付勢し、軸74の上端
は上板77よりも上方に突出させる。歯車57は歯車5
6およびカムプレート58の両者に噛合って歯車56の
回転をカムプレート58に伝達するが、何等かの理由に
より切替用モータ54が作動しなくなったときには軸7
4をバネ75の弾力に抗して押すと、歯車57は歯車5
6より外れてカムプレート58にのみ噛合って、この状
態で軸74を手動回転させると、前記刈取クラッチワイ
ヤ72および脱穀クラッチワイヤ73を牽引して脱穀テ
ンションクラッチと刈取テンションクラッチの入切を手
動操作できる。 【0020】しかして、前記刈取部4は、支持パイプ1
6と機体フレーム1との間に複動型の刈取上下シリンダ
80を設け、該刈取上下シリンダ80を伸縮させて刈取
部4を上下させるが、複動型のシリンダであるので、誤
操作により必要以上に刈取部4を下降させると、刈取上
下シリンダ80により強制的に下げて破損させることが
ある。そこで、前記刈取部4には該刈取部4と地面との
間の距離を測定しうる距離センサ81を設け、自動的に
高さ制御し、所定位置より刈取部4が下降したときは、
前記距離センサ81がこれを検知してバルブ82を切替
え、前記刈取上下シリンダ80を縮小させる油圧を逃が
すようにしている。83は制御部である。 【0021】また、副変速装置の副変速レバー84の走
行位置と作業位置とをスイッチ85により識別し、走行
位置のときは常時距離センサ81により距離を測定して
必要以上に下がらないようにしている。図中、86は脱
穀装置3の脱穀室78に設けた扱胴、87は扱胴86の
下方の風選室内に設けた揺動選別枠体、88は選別室に
送風する送風唐箕用プーリ、89は一番コンベア用プー
リ、90は二番コンベア用プーリ、91は脱穀装置3の
後部に設けた結束装置またはカッタを有する排藁処理
部、92は排藁搬送装置、93は中間プーリ、94は揺
動用プーリ、95は前記排藁搬送装置92および駆動歯
車26に伝達する中間プーリである。なお、駆動歯車2
6の回転軸は、図示は省略するが、任意の接続機構によ
り機体側と接離自在に構成している。96はグレンタン
クである。 【0022】エンジン41を始動させると、この回転が
油圧式無段主変速装置43に伝達され、運転席の操作レ
バーの操作により油圧式無段主変速装置43の回転数が
無段階に変速されて走行装置2のミッションケース42
に回転を伝達して機体を前進させ、他方、ミッションケ
ース42から刈取部入力プーリ44に伝達されて刈取部
4の各部を作動させ、分草体5により分草し、分草され
た穀稈を引起装置6により引起し、引起した穀稈を掻込
装置7により掻込みながら根元側を刈刃8により切断
し、刈取られた穀稈の根元側は株元搬送装置9により穂
先側は穂先搬送装置10により引継点まで搬送され、引
継点まで搬送された穀稈の株元は株元引継搬送装置11
の縦軸回転の歯車で回転する搬送チエン14と挾扼杆1
5により挾持搬送され、穂先側は案内ガイド20により
案内されて穂先引継搬送装置13の搬送ラグ17により
搬送される。 【0023】そして、株元引継搬送装置11および穂先
引継搬送装置13の終端部で、横軸回転の受動歯車25
および駆動歯車26に掛け回された穀稈供給搬送チエン
21と該搬送回エン21の上方の挾扼杆22とからなる
穀稈供給装置12の始端部に引継ぎ、穀稈供給装置12
により脱穀装置3の脱穀室78に供給し、回転する扱胴
86により脱穀し、脱穀物を選別して機外に取出し、脱
穀済の排藁は排藁搬送装置92により排藁処理部91に
搬送して処理する。 【0024】前記の場合、穀稈供給装置12の穀稈供給
搬送チエン21の始端部は前記株元引継搬送装置11お
よび穂先引継搬送装置13の終端部に臨んでいるが、挾
扼杆22の始端部とは若干離れている。 【0025】本発明では、始端部は株元引継搬送装置1
1および穂先引継搬送装置13の終端部近傍に臨ませ、
終端部は穀稈供給搬送チエン21の始端部の上方に望ま
せ、かつ、穀稈供給搬送チエン21の始端部上方に位置
する作用位置と、穀稈供給搬送チエン21の始端部上方
より離れた退避位置との間移動自在に構成した案内ガイ
ド30を設けているから、穀稈は案内ガイド30により
案内されて穀稈供給搬送チエン21に確実に引継がれ、
また、穀稈供給搬送チエン21の始端部上方より離れた
退避位置に移動させると、メンテナンスも容易に行え
る。 【0026】即ち、前記穂先引継搬送装置13の案内ガ
イド20を取付けた取付部材29の終端部には穀稈供給
搬送チエン21の始端部上方に位置する案内ガイド30
の屈曲部31が取付けてあるから、株元引継搬送装置1
1および穂先引継搬送装置13により起立状態で搬送さ
れている穀稈の穂先側は案内ガイド30により横倒しに
誘導され、穀稈の株元側は穀稈供給搬送チエン21と案
内ガイド30により確実に挾持されて挾扼杆22の始端
部に至るので確実に搬送される。 【0027】しかして、前記穀稈供給装置12は、脱穀
装置の上部カバー23を持ち上げて挾扼杆22を上動さ
せて穀稈供給搬送チエン21の上面を開放し、次に、駆
動歯車26への伝動の接続を外し、案内レール24の終
端と機体側とを固定するロック装置のロックを解除して
から、縦柱27中心に案内レール24の終端部を外側回
動させて、穀稈供給装置12および脱穀装置の脱穀室7
8のメンテナンスを行なう。 【0028】この場合、穀稈供給装置12の穀稈供給
送チエン21の始端部上方には案内ガイド30が位置し
ているので、単に穀稈供給搬送チエン21を案内レール
24ごと回動させると、案内ガイド30は変形や破損す
ることになるが、本発明では、案内ガイド30を取付部
材29に対して屈曲部31中心に稍上方に回動させて
稈供給搬送チエン21との干渉を避け、次にバネ32の
弾力に抗して案内ガイド30を手前に引き、この状態で
屈曲部31に中心に前側回動させると、前記穀稈供給装
置12の回動操作に影響のない位置に退避させることが
できる。 【0029】そして、メンテナンスが終了したら、穀稈
供給装置12を元に戻し、屈曲部31中心に後側回動さ
せると、案内ガイド30は穀稈供給搬送チエン21の上
方に位置に戻る。 【0030】また、図6〜図8の第2実施例では、案内
ガイド30の屈曲部31を回転部材33に回動自在に取
付け、回転部材33の上面に設けた縦軸34の上端を前
記取付部材29に回転自在に取付けているから、上部カ
バー23を上動させて挾扼杆22を穀稈供給搬送チエン
21の上方から退避させ、次に、穀稈供給搬送チエン2
1を案内レール24により縦柱27中心に外側回動させ
ると、案内ガイド30も縦軸34中心に外側回動し、変
形破損を防止し、案内レール24を元に戻すと、案内ガ
イド30も元の位置に復帰して追従する。また、案内ガ
イド30は縦軸34中心に回動自在であるから、株元引
継搬送装置11および穂先引継搬送装置13の終端と
稈供給搬送チエン21とにおいて位置ずれが生じていて
も、穀稈供給搬送チエン21の上方に位置させることが
でき、組立てが容易となるだけでなく、引継ぎ搬送も確
実となる。 【0031】前記の場合、第1実施例および第2実施例
共に、屈曲部31を中心に回動自在に構成しているか
ら、搬送穀稈の量が急に増加しても上方に退避するので
詰まり穀稈の発生を防止する。 【0032】しかして、圃場の穀稈の倒伏状態の場合
は、走行速度に対して刈取部4の作業速度が遅くなっ
て、充分に倒伏穀稈を引上げるまでに根元を切断し、穀
稈の搬送が円滑にできないことがあるが、刈取部変速装
置45を作動させることにより刈取部4へ伝達する回転
を上昇させると、確実に作業が行なえる。 【0033】また、図10の実施例では、主変速レバー
52のスイッチ51を押すと、モータ50が作動してテ
ンションクラッチ49を入切して、刈取部4への回転を
変速し、また、車速が一定速度以上になると、自動的に
標準に切替えるので、最適な作業速度を選択する。 【0034】 【効果】本発明は、圃場の穀稈を分草する分草体5と、
分草穀稈を引起す引起装置6と、引起した穀稈の根元を
切断する刈刃8と、切断した穀稈を搬送する株元搬送装
置9および穂先搬送装置10とからなる刈取部4と、扱
胴86を軸装した脱穀室78を有する脱穀装置3と、該
脱穀室78に穀稈を供給する穀稈供給搬送チエン21を
有し穀稈供給搬送チエン21始端部側に位置する縦
柱27中心に終端側が外側回動する穀稈供給装置12
と、前記株元搬送装置9および穂先搬送装置10の終端
部と前記穀稈供給装置12の始端部の間に設けた株元引
継搬送装置11および穂先引継搬送装置13とからなる
コンバインにおいて、前記株元引継搬送装置11および
穂先引継搬送装置13の終端部と前記穀稈供給装置12
の始端部の間には、始端部を前記株元引継搬送装置11
および穂先引継搬送装置13の終端部に臨ませ、終端部
が前記穀稈供給搬送チエン21の始端部上方に臨む案内
ガイド30を設け、該案内ガイド30は、その終端側が
前記縦柱27に対して穀稈搬送方向の上手側に近接配置
した縦軸34を中心に前記穀稈供給搬送チエン21の外
側回動により該穀稈供給搬送チエン21の始端部上側に
載置されたまま外側回動するように構成したコンバイン
の搬送機構としたものであるから、株元引継搬送装置1
1および穂先引継搬送装置13により搬送された穀稈は
案内ガイド30と穀稈供給搬送チエン21とにより挾持
されて搬送されるので、引継ぎが確実良好となり、ま
た、穀稈供給装置12の上方位置より離れた退避位置に
移動させると、穀稈供給装置12のメンテナンスが容易
に行え、メンテナンス作業中案内ガイド30の変形破損
を防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 側面図。 【図2】 平面図。 【図3】 要部斜視図。 【図4】 退避状態の側面図。 【図5】 作用状態斜視図。 【図6】 第2実施例の斜視図。 【図7】 同平面図。 【図8】 縦断正面図。 【図9】 斜視図。 【図10】 変速装置の斜視図。 【図11】 同作用状態説明図。 【図12】 クラッチ作動機構の断面図。 【図13】 同作用状態図。 【図14】 同作用状態図。 【図15】 同作用状態図。 【図16】 刈取部上下機構の側面図。 【図17】 同回路図。 【図18】 同油圧回路図。 【図19】 同回路図。 【図20】 同油圧回路図。 【符号の説明】 1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…
刈取部、5…分草体、6…引起装置、7…掻込装置、8
…刈刃、9…株元搬送装置、10…穂先搬送装置、11
…株元引継搬送装置、12…穀稈供給装置、13…穂先
引継搬送装置、14…搬送チエン、15…挾扼杆、16
…支持パイプ、17…搬送ラグ、18…ケース、19…
取付アーム、20…案内ガイド、21…搬送チエン、2
2…挾扼杆、23…上部カバー、24…案内レール、2
5…受動歯車、26…駆動歯車、27…縦柱、28…支
持フレーム、29…取付部材、30…案内ガイド、31
…屈曲部、32…バネ、33…回転部材、34…縦軸、
35…補強フレーム、36…側部カバー、37…後側集
束装置、38…フレーム、39…支持台、40…横筒、
41…エンジン、42…ミッションケース、43…油圧
式無段主変速装置、44…刈取部入力プーリ、45…刈
取部変速装置、46…大プーリ、47…小プーリ、48
…ベルト、49…テンションクラッチ、50…モータ、
51…スイッチ、52…主変速レバー、53…クラッチ
作動機構、54…切替用モータ、55…出力軸、56…
歯車、57…歯車、58…カムプレート、59…回転
軸、60…係止片、61…刈取側牽引板、62…第1リ
ンク、63…ピン、64…ケース、65…第2リンク、
66…ピン、67…第3リンク、68…ピン、69…脱
穀側牽引板、70…ピン、71…ピン、72…刈取クラ
ッチワイヤ、73…脱穀クラッチワイヤ、74…軸、7
5…バネ、76…下板、77…上板、78…脱穀室、8
0…刈取上下シリンダ、81…距離センサ、82…バル
ブ、83…制御部、84…副変速レバー、85…スイッ
チ、86…扱胴、87…揺動選別枠体、88…送風唐箕
用プーリ、89…一番コンベア用プーリ、90…二番コ
ンベア用プーリ、91…排藁処理部、92…排藁搬送装
置、93…中間プーリ、94…揺動用プーリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明比 龍二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 阿波 雅之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 菊沢 尋正 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (56)参考文献 特開 昭52−65040(JP,A) 特開 昭56−148211(JP,A) 特開 平1−265817(JP,A) 特開 昭62−55017(JP,A) 特開 昭60−221016(JP,A) 実開 昭57−141731(JP,U) 実開 平2−60531(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 61/00 A01F 12/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 圃場の穀稈を分草する分草体5と、分草
    穀稈を引起す引起装置6と、引起した穀稈の根元を切断
    する刈刃8と、切断した穀稈を搬送する株元搬送装置9
    および穂先搬送装置10とからなる刈取部4と、扱胴8
    6を軸装した脱穀室78を有する脱穀装置3と、該脱穀
    室78に穀稈を供給する穀稈供給搬送チエン21を有し
    穀稈供給搬送チエン21始端部側に位置する縦柱2
    中心に終端側が外側回動する穀稈供給装置12と、前
    記株元搬送装置9および穂先搬送装置10の終端部と前
    記穀稈供給装置12の始端部の間に設けた株元引継搬送
    装置11および穂先引継搬送装置13とからなるコンバ
    インにおいて、前記株元引継搬送装置11および穂先引
    継搬送装置13の終端部と前記穀稈供給装置12の始端
    部の間には、始端部を前記株元引継搬送装置11および
    穂先引継搬送装置13の終端部に臨ませ、終端部が前記
    穀稈供給搬送チエン21の始端部上方に臨む案内ガイド
    30を設け、該案内ガイド30は、その終端側が前記縦
    柱27に対して穀稈搬送方向の上手側に近接配置した縦
    軸34を中心に前記穀稈供給搬送チエン21の外側回動
    により該穀稈供給搬送チエン21の始端部上側に載置さ
    れたまま外側回動するように構成したコンバインの搬送
    機構。
JP23775392A 1992-08-13 1992-08-13 コンバインの搬送機構 Expired - Fee Related JP3427394B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23775392A JP3427394B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 コンバインの搬送機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23775392A JP3427394B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 コンバインの搬送機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0662639A JPH0662639A (ja) 1994-03-08
JP3427394B2 true JP3427394B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=17019957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23775392A Expired - Fee Related JP3427394B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 コンバインの搬送機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3427394B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4622189B2 (ja) * 2001-08-24 2011-02-02 井関農機株式会社 コンバイン
JP4623051B2 (ja) * 2007-04-26 2011-02-02 井関農機株式会社 コンバイン
JP5287804B2 (ja) * 2010-08-02 2013-09-11 井関農機株式会社 コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0662639A (ja) 1994-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3427394B2 (ja) コンバインの搬送機構
JP3353346B2 (ja) コンバインの搬送伝動機構
JP3786134B2 (ja) コンバイン
JP3692645B2 (ja) コンバイン等の刈取装置
JP2000312523A (ja) コンバイン
JP4507800B2 (ja) コンバイン
JP3760946B2 (ja) コンバイン
JP3622739B2 (ja) コンバイン
JPS598504Y2 (ja) コンバインにおける脱穀供給部の供給調節装置
JP4282071B2 (ja) 自脱型コンバイン
JP2001145413A (ja) 収穫機の刈取部構造
JP2004141172A (ja) コンバイン
JP3529512B2 (ja) コンバインの刈取装置
JP3367175B2 (ja) 刈取装置における穀稈搬送装置
JP4524531B2 (ja) コンバイン
JPS5929463Y2 (ja) コンバインの穀稈受継装置
JP3659238B2 (ja) コンバイン
JP2830678B2 (ja) コンバインの脱穀フィードチエン
JP3586948B2 (ja) コンバインのスライド式刈取装置
JP4168201B2 (ja) コンバイン
JP2000188935A (ja) コンバインの搬送伝動機構
JP2569730B2 (ja) 脱穀済排稈の結束機
JPH0751869Y2 (ja) コンバインの刈取前処理装置
JP2000312522A (ja) コンバイン
JP2000287530A (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees