JP3427257B2 - 廃棄物処理場などの遮水装置 - Google Patents

廃棄物処理場などの遮水装置

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武 田中
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物処理場、
貯水池や調整地などの池、河川の堤防の法面、地下構造
物建設工事、建屋防水工事などのための遮水装置に関す
るものであり、さらに詳しくは、止水シートを用いた遮
水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処理場、人工貯水池、河川の堤防
の法面などでは地盤に水が漏れることを防止するために
止水シートを用いた防水装置が用いられており、また、
地下構造物、建屋防水工事などの場合には地盤からの水
が構造物に進入することを防ぐために同様に止水シート
を用いた遮水装置が用いられている。上記のような遮水
装置の一例を図5と図6に示す。
【0003】図5は、遮水装置を備えた廃棄物処理場を
示す断面図である。廃棄物処理場1は例えば山間部など
における広大な敷地を窪み状に掘削したもので、窪み部
の底面には遮水シート2が敷設されている。この遮水シ
ート2は図6に示すように、合成樹脂シートで形成され
た止水シート3の上に多数の不織布シート4が載置され
ており、その際、隣接する各2枚の不織布シート4,4
においては、その一方の端部が隣接する他方の端部と重
ね合わせられており、両端部間の当接部5においては接
着剤が付されるか、または熱溶着されることにより接合
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遮水
装置1において不織布シート4同士が熱溶着により接合
されている場合には、不織布シート4の表面のみを溶か
して接合するので、製品破壊が発生し、また、接合強度
が非常に弱い。
【0005】さらに、不織布シート4を接着剤を介して
接着する場合においても、不織布シート4の表面のみが
接着されているので、接合強度が弱い。
【0006】また、これらの不織布シート4は、防水シ
ート3の上に単に載置されているだけであり、防水シー
ト3に対して接合していないために、このような遮水シ
ート2(止水シート3と不織布シート4との全体を称す
る)を施工する際に、風などによって不織布シート4が
防水シート5より剥がされやすい。
【0007】この発明は、不織布シート同士の間におけ
る固定および不織布シート同士と止水シートとの間の固
定を強固なものとなし、これにより遮水シート全体とし
ての一体化を達成し、これにより産業廃棄物処理場など
における遮水効果を確実なものとするとともに、施工時
における止水シートと不織布シートとの剥がれを防止
し、さらに、不織布シートの製品破壊を防止することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の廃棄物処理場
などの遮水装置は、廃棄物処理場の底面、河川の法面な
どの地面の上に、合成樹脂よりなる止水シートを敷設
し、前記止水シートの上には、基部とその上に延びる径
小の軸部とよりなる結束治具を載置するとともに、前記
止水シートを覆う複数の不織布シートを隣接する不織布
シートの端部同士が重なり合う状態で載置してなり、前
記結束治具の前記基部の底面を前記止水シートに接着ま
たは溶着し、これにより前記結束冶具を前記不織布シー
トに固定し、前記の隣接する不織布シートの前記の重な
り合う端部同士に前記結束冶具の軸部を挿通し、これに
より前記の複数の不織布シートを相互に固定してなるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項2の廃棄物処理場などの遮水装置
は、前記の不織布シートの下方において、前記の結束冶
具のための固定用補助シートが配されており、この補助
シートの一つの部分には前記の結束冶具の軸部が挿通さ
れるとともに、この補助シートの他の部分は前記の止水
シートに接着または溶着されてなることを特徴とする。
【0010】請求項3の廃棄物処理場などの遮水装置
は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記の隣
接する不織布シートの前記の重なり合う端部同士に、前
記結束冶具の軸部を挿通するための孔があらかじめ設け
られていることを特徴とする。
【0011】請求項4の廃棄物処理場などの遮水装置
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のものにおい
て、前記結束冶具の軸部の先端が尖っており、前記の隣
接する不織布シートの前記の重なり合う端部同士にこの
先端を突き刺すことにより、前記軸部を挿通したことを
特徴とする。
【0012】請求項5の廃棄物処理場などの遮水装置
は、前記結束冶具の軸部の上部には袋ナット、割ピンな
どが取り付けられ、これにより不織布シートの脱出を防
止したことを特徴とする。
【0013】
【作 用】請求項1の発明においては、結束治具の底面
を止水シートに溶着または接着により固定すると共に、
結束治具の軸部に隣接する2枚の不織布シートの端部同
士を挿通したものであり、このように、結束治具を介す
ることにより、複数枚の不織布シート同士および不織布
シート同士と止水シートとの固定を図ることができ、ひ
いては、全体としての遮水シート(止水シート+不織布
シート)の一体性を高めるものである。
【0014】請求項2に記載の遮水装置においては、結
束治具を止水シートに対して固定する追加的な手段とし
て補助シートを設けたので、結束治具の止水シートに対
する固定がいっそう堅固となり、ひいては、複数の不織
布シートと止水シートからなる遮水シート全体の一体性
をより高めることができる。
【0015】請求項3に記載の遮水装置においては、結
束治具の軸部を予め不織布シートに形成された孔に容易
に挿通することができる。
【0016】請求項4に記載の遮水装置においては、予
め不織布シートに孔を設けておかずとも、結束治具の軸
部を不織布シートに容易に挿通することが可能である。
【0017】請求項5に記載の遮水装置においては、不
織布シートが結束治具から脱出することがないので、不
織布シート同士の相互固定および不織布シートと止水シ
ートとの相互固定がよりいっそう確実に行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1において10は遮水装置の全
体を示す。産業廃棄物処理場の凹所底面(不図示)の上
に止水シート12が敷設されている。止水シート12は
塩化ビニル、高密度ポリエチレン、ポリウレタンなどの
合成樹脂素材よりなる。止水シート12の上には多数の
不織布シート14,16が敷設されている。図1ではそ
のうち隣接する2枚の不織布シートのみが示されてい
る。
【0019】不織布シート14,16は多数が止水シー
ト12の縦方向および横方向に並んでおり、隣接する各
2枚の不織布シート14,16の隣接する端部14a,
16aは重ね合わせられている。そして、この端部領域
に孔18,18が形成されている。
【0020】20は結束治具であり、止水シート12の
上において、縦方向、横方向に多数の結束治具が散在し
ている。この結束治具が配設される位置は、より正確に
は、隣接する各2枚の不織布シート14,16における
重ね合わせられた端部14a,16aの箇所において設
けられている。
【0021】結束治具20は、例えば直径が10cmの
円盤状の基部22と丸棒状の軸部24とからなり、軸部
の上端には雄ネジ部26が形成されている。この軸部2
0は不織布シート14,16の端部14a,16aに設
けた孔18,18に挿通される。軸24の上端の雄ネジ
部26に対して、内周面に雌ネジ部28を有するナット
30が螺入嵌着される。これにより、不織布シート1
4,16の上方への脱出が防止される。
【0022】結束治具20の基部22の底面は、接合部
32を介して止水シート12と接合されている。接合部
32は接着剤または熱溶着部よりなる。
【0023】すなわち、結束治具20は、一方では接合
部32を介して止水シート12に固定されると共に、他
方では軸部24が隣接する各2枚の不織布シート14,
16を貫通することにより不織布シート14,16を固
定する。このようにして、止水シート12と多数枚の不
織布シート14,16とが結束治具20を介して一体に
形成され、遮水シート15を形成する。
【0024】図示の実施例では補助シート40が設けら
れている。補助シート40は止水シート12と同様の素
材よりなり、寸法が例えば幅が10〜30cm、長さが
1〜20m位の帯状である。補助シート40の中央部に
は孔42が設けられており、この遮水装置の施工時にお
いて、補助シート40をまず結束治具20の軸部24に
挿通する。補助シート40の両端部42,44は、接合
部46,48を介して止水シート12に接合されてい
る。この接合部46,48も接着剤または熱溶着部より
なる。補助シート40を介することにより、結束治具2
0は止水シート12に対して確実に固定される。
【0025】図3は結束治具の変更例を示す。この場
合、結束治具120は矩形の基部122と四角柱状の軸
部124とよりなる。軸部124の上部には小孔125
が設けられており、この孔125に割ピン127が挿通
される。この結束治具を用いる場合には、不織布シート
14,16の端部14a,16aには四角形の孔が設け
られており、これらの孔に対して軸部124が挿通され
る。そして、そのあと割ピン127を小孔125に挿通
固定し、不織布シートの脱出が防止される。
【0026】図4は結束治具の他の変更例を示す。この
場合には基部222の上には円錐状の軸部224が形成
されており、その先端229は尖っている。この結束治
具220を用いる場合には、不織布シート14,16の
端部14a,16aに対して予め孔をあけておく必要は
なく、尖った軸部224により不織布シート14,16
を突き刺せばよい。この場合にも割ピンで止める。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、結束治具を介
することにより、不織布シート相互間および不織布シー
トと防水シートとの間で強固に固定することが可能であ
り、止水シートと不織布シートとからなる遮水シートの
全体に強い一体性を与える。したがって、確実な遮水効
果を発揮する。
【0028】また、止水シートと不織布シートとが強固
に固定されているので、遮水装置の施工時において不織
布シートが風などによって剥がれることがない。
【0029】また、不織布シート同士を熱溶着により接
合しないので、不織布シートに製品破壊が生じない。
【0030】請求項2の発明によれば、結束治具が遮水
シートに対していっそう強固に固定される。
【0031】請求項3および請求項4の遮水装置によれ
ば、結束治具の軸部を不織布シートに挿通するのが容易
である。
【0032】さらに、請求項5の遮水装置によれば、結
束治具の軸部が不織布シートに挿通されたあと、不織布
シートが結束治具より脱出することがなく、したがって
不織布シート同士および不織布シート同士と止水シート
との間の結合がいっそう確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略側面図。
【図2】前記実施例において用いた結束治具の分解斜視
図。
【図3】結束治具の変更例を示す分解斜視図。
【図4】結束治具の他の変更例を示す斜視図。
【図5】産業廃棄物処理場の概略図。
【図6】従来の遮水装置を示す概略側面図。
【符号の説明】
10 遮水装置 12 止水シート 14 不織布シート 16 不織布シート 14a 不織布シートの端部 16a 不織布シートの端部 20,120,220 結束治具 22,122,222 結束治具の基部 24,124,224 結束治具の軸部 40 補助シート

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物処理場の底面、河川の法面などの
    地面の上に、合成樹脂よりなる止水シートを敷設し、 前記止水シートの上には、基部とその上に延びる径小の
    軸部とよりなる結束治具を載置するとともに、前記止水
    シートを覆う複数の不織布シートを隣接する不織布シー
    トの端部同士が重なり合う状態で載置してなり、 前記結束治具の前記基部の底面を前記止水シートに接着
    または溶着し、これにより前記結束冶具を前記不織布シ
    ートに固定し、 前記の隣接する不織布シートの前記の重なり合う端部同
    士に前記結束冶具の軸部を挿通し、これにより前記の複
    数の不織布シートを相互に固定してなることを特徴とす
    る廃棄物処理場などの遮水装置。
  2. 【請求項2】 前記の不織布シートの下方において、前
    記の結束冶具のための固定用補助シートが配されてお
    り、この補助シートの一つの部分には前記の結束冶具の
    軸部が挿通されるとともに、この補助シートの他の部分
    は前記の止水シートに接着または溶着されてなることを
    特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理場などの遮水装
    置。
  3. 【請求項3】 前記の隣接する不織布シートの前記の重
    なり合う端部同士に、前記結束冶具の軸部を挿通するた
    めの孔があらかじめ設けられていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の廃棄物処理場などの遮水装置。
  4. 【請求項4】 前記結束冶具の軸部の先端が尖ってお
    り、前記の隣接する不織布シートの前記の重なり合う端
    部同士にこの先端を突き刺すことにより、前記軸部を挿
    通したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の廃棄物処理場などの遮水装置。
  5. 【請求項5】前記結束治具の軸部の上部には袋ナット、
    割ピンなどが取り付けられ、これにより不織布シートの
    脱出を防止したことを特徴とする請求項1〜のいずれ
    か1項に記載の廃棄物処理場などの遮水装置。
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