JP3427088B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP3427088B2
JP3427088B2 JP23816694A JP23816694A JP3427088B2 JP 3427088 B2 JP3427088 B2 JP 3427088B2 JP 23816694 A JP23816694 A JP 23816694A JP 23816694 A JP23816694 A JP 23816694A JP 3427088 B2 JP3427088 B2 JP 3427088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビ受像機等の電
子機器に使用して好適なスイッチング電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテレビ受像機では、偏向回
路や高圧出力回路に対して定電圧化された100V以上
(例えば115V)の直流電源ラインから電流を供給
し、映像や色の信号処理回路等に対しては100Vより
も低い電圧(例えば12V)の直流電源ラインから電流
を供給することが行われている。この100Vよりも低
い電圧の直流電源ラインは、偏向回路や高圧出力回路が
駆動されることによって電源の供給が開始されるもので
ある。このため、偏向回路や高圧出力回路を駆動するた
めの発振回路に予め電源を供給することが行われてい
る。
【0003】ここで、自励形のスイッチング電源装置を
テレビ受像機に使用した場合の構成を図11に示す。
【0004】1は電源端子である。この電源端子1は、
電源スイッチ2の一方の端子に接続される。電源スイッ
チ2の他方の端子は、コンバータトランス3の1次巻線
3Pおよびスイッチング素子を構成するNPN形トラン
ジスタ4のコレクタ・エミッタの直列回路を介して接地
端子5に接続される。また、電源スイッチ2のコンバー
タトランス3が接続された端子は、起動用の抵抗器6を
介してトランジスタ4のベースに接続される。
【0005】コンバータトランス3のドライブ巻線3D
の一端は接地端子5に接続され、その他端は抵抗器7と
並列回路8を介してトランジスタ4のベースに接続され
る。並列回路8は、ダイオード9とコンデンサ10が並
列接続されてなるものである。
【0006】コンバータトランス3の2次巻線3Sの一
端は2次側アースに接地され、その他端は整流用のダイ
オード11のアノード・カソードおよび平滑用のコンデ
ンサ12の直列回路を介して2次側アースに接地され
る。そして、ダイオード11およびコンデンサ12の接
続点は、フライバックトランス13の巻線13Aおよび
水平出力用のNPN形トランジスタ14のコレクタ・エ
ミッタの直列回路を介して2次側アースに接地されると
共に、抵抗器15とツェナーダイオード16のカソード
・アノードの直列回路を介して2次側アースに接地され
る。
【0007】抵抗器15とツェナーダイオード16のカ
ソードの接続点は、色信号処理や水平パルス信号を発生
する信号処理回路17の発振用電源端子17aに接続さ
れる。
【0008】フライバックトランス13の巻線13Bの
一端は2次側アースに接地され、その他端は整流用のダ
イオード18のアノード・カソードおよび平滑用のコン
デンサ19の直列回路を介して2次側アースに接地され
る。ダイオード18およびコンデンサ19の接続点は、
抵抗器20とツェナーダイオード21のカソード・アノ
ードの直列回路を介して2次側アースに接地される。そ
して、抵抗器20とツェナーダイオード21のカソード
の接続点は信号処理回路17の電源端子17bに接続さ
れる。
【0009】信号処理回路17の信号出力端子17cに
は、水平ドライブ回路22が接続される。水平ドライブ
回路22には、トランジスタ14のベースが接続され
る。
【0010】次に、図12の信号波形図を使用して、図
11の動作について説明する。
【0011】電源端子1と接地端子5の間に直流電圧E
inが供給されて電源スイッチ2がオン状態とされると、
抵抗器6を介して起動電流がトランジスタ4のベースに
供給されて、トランジスタ4はオン状態とされる。トラ
ンジスタ4がオン状態とされると、コンバータトランス
3の1次巻線3Pに直流電圧Einとほぼ等しい電圧が印
加されて、コレクタ電流IC(図12A)が流れ出すと
共に、コンバータトランス3のドライブ巻線3Dには電
圧VD(図12F)が誘起される。
【0012】また、トランジスタ4がオン状態となると
き、コンバータトランス3の2次巻線2Sに接続された
ダイオード11には逆方向に電圧がかかり、ダイオード
11には電流は流れない。そのため、トランジスタ4の
負荷は、コンバータトランス3のインダクタンス分だけ
になり、トランジスタ4のコレクタ電流ICは直線的に
増加する。なお、図12Bはトランジスタ4のコレクタ
・エミッタ間の電圧VCEを示し、図12Cはトランジス
タ4のベース電流IBを示している。
【0013】このベース電流IBは、抵抗器6を介して
流れる電流IRとダイオード9を流れる電流ID1とコン
デンサ10を流れる電流IC1とが合成されたものとな
る。すなわち、トランジスタ4がオン状態となるとき、
コンバータトランス3のドライブ巻線3Dに誘起される
順方向の電圧VDにより、コンデンサ10の容量および
ドライブ巻線3Dの抵抗分と抵抗器7等で決まる時定数
でもって、コンデンサ10に過渡電流IC1が流れる(図
12D)。また、コンデンサ10の両端電圧がダイオー
ド9の順方向降下電圧に達すると、ダイオード9に電流
ID1が流れる(図12E)。
【0014】上述のように直線的に増加するコレクタ電
流ICは、ベース電流IBのhFE倍まで増加した後も、ト
ランジスタ4の蓄積時間tstgの間は増加し続ける(図
12A)。蓄積時間tstgが経過すると、急激に電流が
減少し、同時にドライブ巻線3Dには逆方向の電圧VD
が発生し、トランジスタ4のベース電流IBが逆バイア
ス電流となり、トランジスタ4はオフ状態となる。
【0015】次に、トランジスタ4がオフ状態となる
と、トランジスタ4のオン期間にコンバータトランス3
のコアに蓄積されたエネルギーは、磁束の変化率が負と
なって放出されるため、コンバータトランス3の各巻線
には、「・」マーク側を負とする電圧が発生する。
【0016】このとき、コンバータトランス3の1次巻
線3Pには、図12Gに示すように直線的に減少する電
流ILが流れ始める。同様にして、2次巻線3Sに接続
されているダイオード11には、図12Hに示すように
直線的に減少する電流ID2が流れ始める。
【0017】このような状態で、コンバータトランス3
のコアに蓄積されたエネルギーの放出が完了して電流I
LおよびID2が0となると、コンバータトランス3内の
磁束の変化がなくなり、コンバータトランス3の各巻線
には今までとは逆方向の電圧が発生する。そのため、コ
ンバータトランス3のドライブ巻線3Dに誘起される電
圧VDも順方向の電圧となり、トランジスタ4をオン状
態とする方向にベース電流IBが流れる。これによっ
て、トランジスタ4がオン状態となり、以下上述したと
同様の動作が繰り返される。
【0018】このような繰り返し動作により、コンバー
タトランス3の2次巻線3Sには、図12Jに示すよう
な矩形波の電圧VSが得られ、これがダイオード11お
よびコンデンサ12によって整流平滑されることによ
り、ダイオード11およびコンデンサ12の接続点で定
電圧化された所定の電圧値(例えば115V)の直流電
圧EBが得られる。
【0019】次に、図13の信号波形を使用して信号処
理回路17やフライバックトランス13の動作を説明す
る。
【0020】電源スイッチ2がオン状態とされると、図
13Aに示すように直流電圧EBが立ち上がると共に、
直流電圧EBが抵抗器15とツェナーダイオード16に
よって構成される定電圧回路でもって直流電圧VOSC
(図13B)とされて信号処理回路17の発振用電源端
子17aに供給される。なお、電源スイッチ2をオン状
態としてから直流電圧EBの電圧値がツェナーダイオー
ド16のツェナー電圧レベルVZを超えるまでは、直流
電圧VOSCの電圧値は直流電圧EBとほぼ等しい値とされ
る。
【0021】信号処理回路17では、発振用電源端子1
7aに供給された電圧が発振開始電圧VTHを超えると、
発振が開始されて水平パルス信号SH(図13C)が生
成される。この水平パルス信号SHは、信号処理回路1
7の信号出力端子17cから水平ドライブ回路22に供
給される。水平ドライブ回路22では、水平パルス信号
SHに基づき水平ドライブ信号SHDが形成されてトラン
ジスタ14のベースに供給される。
【0022】この水平ドライブ信号SHDによってトラン
ジスタ14がオン状態とされると、フライバックトラン
ス13の巻線13Aにほぼ直流電圧EBと等しい電圧が
印加され、その後トランジスタ14がオフ状態とされる
とフライバックトランス13の巻線13Bや高圧整流回
路側の巻線13Cに起電力を生じるので、トランジスタ
14をオン・オフさせることにより図示しない高圧整流
回路でもって受像管のアノード電圧(図13D)が生成
される。
【0023】また、フライバックトランス13の巻線1
3Bに生じた矩形波の電圧VLがダイオード18および
コンデンサ19でもって整流平滑されることにより、ダ
イオード18およびコンデンサ19の接続点では直流電
圧ELB(図13E)が得られる。この直流電圧ELBは、
抵抗器20とツェナーダイオード21によって構成され
る定電圧回路でもって100Vよりも低い電圧の直流電
圧VCCとされて信号処理回路17の電源端子17bに供
給される。信号処理回路17では、直流電圧VCCが電源
端子17bに供給されたことで色信号等の処理が開始さ
れる。
【0024】次に、他励形のスイッチング電源装置を使
用した場合について説明する。図14は他励形のスイッ
チング電源装置の構成を示す図であり、図11と対応す
る部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。
【0025】電源スイッチ2の他方の端子は、コンバー
タトランス50の1次巻線50Pおよびスイッチング素
子を構成するNPN形トランジスタ51のコレクタ・エ
ミッタの直列回路を介して接地端子5に接続される。
【0026】コンバータトランス3のドライブ巻線50
Dの一端は接地端子5に接続され、その他端は整流用の
ダイオード53のアノード・カソードおよび平滑用のコ
ンデンサ54の直列回路を介して接地端子5に接続され
る。そして、ダイオード53およびコンデンサ54の接
続点と電源スイッチ2のコンバータトランス50が接続
された端子は、起動用の抵抗器6を介して接続される。
さらに、ダイオード53およびコンデンサ54の接続点
には、NPN形トランジスタ52のコレクタと発振回路
55の電源端子55aが接続されると共に、抵抗器56
とホトカプラ57のホトトランジスタ57aのコレクタ
・エミッタの直列回路を介して発振回路55の信号制御
端子55bが接続される。
【0027】発振回路55の信号出力端子55cは、ト
ランジスタ52のベースに接続される。トランジスタ5
2のエミッタは、抵抗器58と並列回路59を介してト
ランジスタ51のベースに接続される。並列回路59
は、ダイオード60とコンデンサ61が並列接続されて
なるものであり、ダイオード60のカソードがトランジ
スタ51のベースに接続される。
【0028】また、ダイオード11およびコンデンサ1
2の接続点には、エラーアンプ部62と共にホトカプラ
57の発光ダイオード57bのアノードが接続される。
ホトカプラ57の発光ダイオード57bのカソードはエ
ラーアンプ部62に接続される。
【0029】次に、図15の信号波形図を使用して、他
励形のスイッチング電源装置の動作について説明する。
【0030】電源端子1と接地端子5の間に直流電圧E
inが供給されて電源スイッチ2がオン状態とされると、
抵抗器6を介して発振回路55の電源端子55aに電圧
が供給されて発振が開始される。この発振回路55の信
号出力端子55cからは、スイッチング信号SD(図1
5A)が出力される。このスイッチング信号SDがハイ
レベル「H」となると、トランジスタ52がオン状態と
される。このトランジスタ52がオン状態とされること
によりトランジスタ51にベース電流IBA(図15B)
が供給されてトランジスタ51がオン状態とされる。
【0031】また、トランジスタ51がオン状態となる
とき、コンバータトランス50の2次巻線50Sに接続
されたダイオード11には逆方向に電圧がかかり、ダイ
オード11には電流は流れない。そのため、トランジス
タ51の負荷は、コンバータトランス50のインダクタ
ンス分だけになり、トランジスタ51のコレクタ電流I
CA(図15C)は直線的に増加する。
【0032】次に、発振回路55の信号出力端子55c
から出力されるスイッチング信号SDがローレベル
「L」となると、トランジスタ52およびトランジスタ
51がオフ状態とされる。トランジスタ51がオフ状態
となると、トランジスタ51のオン期間にコンバータト
ランス50のコアに蓄積されたエネルギーは、磁束の変
化率が負となって放出されるため、コンバータトランス
50の各巻線には、「・」マーク側を負とする電圧が発
生し、ドライブ巻線50Dに接続されているダイオード
53および2次巻線50Sに接続されているダイオード
11に電流が流れる。
【0033】その後、発振回路55の信号出力端子55
cより出力されるスイッチング信号SDがハイレベル
「H」となると、トランジスタ52およびトランジスタ
51がオン状態とされる。以下上述したと同様の動作が
繰り返されてコンバータトランス50の2次巻線50S
には、矩形波の電圧VSが得られ、これがダイオード1
1およびコンデンサ12によって整流平滑されることに
より、ダイオード11およびコンデンサ12の接続点で
は直流電圧EBが得られる。また、コンバータトランス
50のドライブ巻線50Dには、矩形波の電圧VDAが得
られ、これがダイオード53およびコンデンサ54によ
って整流平滑されることにより、ダイオード53および
コンデンサ54の接続点では直流電圧ESが得られる。
【0034】この直流電圧ESが発振回路55やトラン
ジスタ52のコレクタに供給されて、引き続きトランジ
スタ51のオン・オフ動作が繰り返し行われる。
【0035】エラーアンプ部62では直流電圧EBと所
定の直流電圧の誤差電圧が検出され、誤差電圧に応じて
ホトカプラ57の発光ダイオード57bが駆動される。
発光ダイオード57bから出力された光は、ホトカプラ
57のホトトランジスタ57aで受光される。ホトトラ
ンジスタ57aでは、受光された光が電気信号である受
光信号に変換されて発振回路55に供給される。発振回
路55では供給された受光信号に基づき直流電圧EBが
所定の電圧値となるようにスイッチング信号SDのハイ
レベル「H」の期間とローレベル「L」の期間のデュー
ティ比が可変される。なお、所定の電圧値の直流電圧E
Bが得られたときの信号処理回路17等の動作は自励形
のスイッチング電源装置の場合と同様であり説明は省略
する。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】ところで、信号処理回
路17の発振開始時、信号処理回路17の信号出力端子
17cから出力される水平パルス信号SHに基づいて駆
動されるフライバックトランス13には、大きなラッシ
ュ電流が流れる。
【0037】このため、電源スイッチ2がオン状態とさ
れて直流電圧EBが立ち上がり、ほぼ同時に信号処理回
路17の発振用電源端子17aに直流電圧VOSCが供給
されて発振が開始されると、コンバータトランス3のド
ライブ巻線3Dおよび2次巻線3Sに誘起される電圧V
D,VSやコンバータトランス50のドライブ巻線50D
および2次巻線50Sに誘起される電圧VDA,VSが充
分に立ち上がっていないので、抵抗器6を介してトラン
ジスタ4やトランジスタ51のベースに供給される電流
が増加されて、フライバックトランス13に供給される
電流の増加が図られる。
【0038】このとき、自励形のスイッチング電源装置
では、電流IRの増加に伴い抵抗器6の電圧降下が増し
て、トランジスタ4はオフ状態とされる。このトランジ
スタ4のオフ状態の時間が長い場合には、コンバータト
ランス3のドライブ巻線3Dおよび2次巻線3Sに誘起
される電圧VD,VSが降下すると共に直流電圧VOSCも
降下して信号処理回路17での水平パルス信号SHが発
生が停止されてフライバックトランス13の駆動が停止
される。このため、2次巻線3S側の負荷が小さくなり
トランジスタ4は再びオン状態とされる。その後、直流
電圧EBが立ち上がると同時に信号処理回路17から水
平パルス信号SHが出力されて、フライバックトランス
13が駆動される。以下、上述の動作が繰り返し行われ
る。
【0039】また、他励形のスイッチング電源装置で
は、電流IRの増加に伴い抵抗器6の電圧降下が増加し
て直流電圧ESの電圧が低下し、トランジスタ51はド
ライブ不足となってオフ状態とされる。その後、コンバ
ータトランス50のドライブ巻線50Dおよび2次巻線
50Sに誘起される電圧VDA,VSが降下すると共に直
流電圧VOSCも降下して信号処理回路17での水平パル
ス信号SHが発生が停止されてフライバックトランス1
3の駆動が停止される。このため、2次巻線50S側の
負荷が小さくなりトランジスタ51は再びオン状態とさ
れる。その後、直流電圧EBが立ち上がると同時に信号
処理回路17から水平パルス信号SHが出力されて、フ
ライバックトランス13が駆動される。以下、上述の動
作が繰り返し行われる。
【0040】このように、フライバックトランス13の
ラッシュ電流によって、スイッチング電源の立ち上げ動
作が繰り返し行われるいわゆる間欠発振が生じて、電源
を正常に立ち上げることができない場合があるので、抵
抗器6を流れる電流IRを増加しても抵抗器6の電圧降
下によってトランジスタ4,51がオフ状態とならない
ように、抵抗器6の抵抗値を小さくすることが行われて
いる。
【0041】しかし、抵抗器6の抵抗値を小さくした場
合にはテレビ受像機の動作中にも電源立ち上げ時と同等
の電流が抵抗器6に流れることから、抵抗器6は定格電
力の大きな抵抗器が必要とされるのでコストアップとな
り、テレビ受像機の消費電力は大きいものとされてい
た。また、抵抗器6の発熱量が大きくなるので部品配置
の制約や放熱等の問題があった。
【0042】そこで、この発明では安定して電源を供給
できると共に省スペースで安価かつ発熱量が少なく効率
をアップさせたスイッチング電源装置を提供する。
【0043】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスイッチ
ング電源装置は、電源オン時に起動抵抗を介して供給さ
れる起動電流に基づいてスイッチング動作を開始して、
トランスの一次巻線側に電力の供給を行う第1電源供給
部と、前記トランスの二次巻線側から負荷回路に対して
電力の供給を行う第2電源供給部とを有し、前記第2電
源供給部は、前記負荷回路を駆動する信号処理部と、前
記負荷回路に供給する電力の電圧が所定レベルとなるま
で、前記トランスの二次巻線側から前記信号処理部への
電力の供給を停止させることで、前記負荷回路の駆動開
始タイミングを遅延させるタイミング制御部とを有する
ものである。
【0044】また、前記タイミング制御部は、前記トラ
ンスの二次巻線側に生じた電圧の整流後の電圧を抵抗で
分圧するものとして、この分圧して得られた電圧を用い
て前記信号処理部への電力の供給を制御するものであ
る。
【0045】
【0046】
【作用】この発明においては、スイッチング電源装置に
接続された負荷回路に対して供給される電力の電圧が所
定のレベルに達してから、信号処理部によって負荷回路
が駆動される。そのため、負荷回路が駆動されるときに
は、負荷回路に対して安定した電力供給が行われている
ので、例えば、フライバックトランスの動作が開始され
たときに大きなラッシュ電流が流れても間欠発振等を生
じることなく、安定してスイッチング電源装置から負荷
回路に電源を供給することが可能となる。また、負荷回
路に対して安定した電力供給が行われてから負荷回路が
駆動されるので、起動抵抗の抵抗値を大きくできスイッ
チング素子の駆動回路の消費電力を軽減することが可能
となる。
【0047】また、スイッチング電源装置は、電源オン
時に起動抵抗を介して供給される起動電流でスイッチン
グ素子を駆動しスイッチング動作を開始するスイッチン
グ電源装置、あるいは起動電流を発振回路に供給して発
振信号を出力させ、この発振信号でスイッチング素子を
駆動してスイッチング動作を開始するスイッチング電源
装置とされるので、いわゆる自励形あるいは他励形のい
ずれのスイッチング電源装置にも適用することが可能と
なる。
【0048】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の第1
の実施例について説明する。なお、図1において、図1
1と対応する部分については同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0049】図1において、ダイオード11とコンデン
サ12の接続点は、抵抗器25,26の直列回路を介し
て2次側アースに接地される。抵抗器25と抵抗器26
の接続点はNPN形トランジスタ27のベースに接続さ
れる。このトランジスタ27のコレクタは抵抗器28を
介してPNP形トランジスタ30のベースに接続される
と共にエミッタは2次側アースに接地される。トランジ
スタ30のエミッタは抵抗器29を介してダイオード1
1とコンデンサ12の接続点に接続されると共にコレク
タはツェナーダイオード16のカソード・アノードを介
して2次側アースに接地される。そして、トランジスタ
30のコレクタとツェナーダイオード16のカソードの
接続点は信号処理回路17の発振用電源端子17aに接
続される。
【0050】第1の実施例は以上のように構成されてお
り、図2を参照して動作を説明する。電源端子1と接地
端子5の間に直流電圧Einが供給されて電源スイッチ2
がオン状態とされると、抵抗器6を介して起動電流がト
ランジスタ4のベースに供給されて発振が開始されて、
電源が立ち上がるとダイオード11およびコンデンサ1
2の接続点からは、所定の電圧値の直流電圧EB(図2
A)が得られる。
【0051】ここで、直流電圧EBの電圧値が定常動作
時の電圧値(以下「定常電圧値」という)の90%のと
きに、抵抗器26の端子間電圧がトランジスタ27のベ
ース・エミッタ間電圧VBEとほぼ等しくなるように抵抗
器25,26の抵抗値を設定すると、電源スイッチ2が
オン状態とされて直流電圧EBの電圧値が定常電圧値
(例えば115V)の90%を超えたときにトランジス
タ27のベース電圧VBT(図2B)がベース・エミッタ
間電圧VBEを超えるので、トランジスタ27はオン状態
とされる。なお、抵抗器25,26の抵抗値をR25,
R26、直流電圧EBの電圧値をBとすると、トランジ
スタ27のベース電圧VBTは式(1)で表される。
【0052】 VBT=B×R26/(R25+R26) ・・・(1) また、トランジスタ27がオン状態とされることにより
抵抗器28を介してトランジスタ30にベース電流が流
れてトランジスタ30がオン状態とされる。このトラン
ジスタ30がオン状態とされることにより、抵抗器29
およびツェナーダイオード16で構成される定電圧回路
に直流電圧EBが供給される。定電圧回路では、供給さ
れた電圧がツェナーダイオード16のツェナー電圧レベ
ルVZに定電圧化されて、直流電圧VOSC(図2C)とし
て信号処理回路17の発振用電源端子17aに供給され
る。
【0053】このように、第1の実施例によれば、信号
処理回路17の発振用電源端子17aに直流電圧VOSC
が供給されるタイミングは、直流電圧EBの立ち上がり
時点から直流電圧EBの電圧値が定常電圧値の90%を
超えた時点に遅延される。このため、コンバータトラン
ス3のドライブ巻線3Dおよび2次巻線3Sに誘起され
る電圧VD,VSは充分に立ち上がっているので、フライ
バックトランス13にラッシュ電流が流れてもトランジ
スタ4はオフ状態とされることがなく、間欠発振を防止
することができる。
【0054】次に、図3および図4を参照しながら、こ
の発明の第2の実施例について説明する。図3に示す第
2の実施例は、図1に示す第1の実施例の抵抗器26を
コンデンサ32に変更したものである。
【0055】電源スイッチ2がオン状態とされると、ダ
イオード11およびコンデンサ12の接続点から直流電
圧EB(図4A)が得られる。
【0056】ここで、抵抗器25とコンデンサ32によ
って構成される積分回路に接続されたトランジスタ27
のベース電圧VBTが(図4B)がベース・エミッタ間電
圧VBEを超えるとトランジスタ27がオン状態とされ
る。
【0057】また、トランジスタ27がオン状態とされ
ることによりトランジスタ30がオン状態とされて、抵
抗器29およびツェナーダイオード16で構成される定
電圧回路から直流電圧VOSC(図4C)が信号処理回路
17の発振用電源端子17aに供給される。
【0058】このように、第2の実施例によれば、信号
処理回路17の発振用電源端子17aに直流電圧VOSC
が供給されるタイミングは、直流電圧EBの立ち上がり
時点から抵抗器25とコンデンサ32の時定数でもって
設定される時点t1に遅延される。このため、コンバー
タトランス3のドライブ巻線3Dおよび2次巻線3Sに
誘起される電圧VD,VSは充分に立ち上がっているの
で、フライバックトランス13にラッシュ電流が流れて
もトランジスタ4はオフ状態とされることがなく、間欠
発振を防止することができる。
【0059】また、抵抗器25とコンデンサ32の時定
数を大きく設定することにより、直流電圧EBが所定の
電圧レベルとされてから、信号処理回路17の発振用電
源端子17aに直流電圧VOSCを供給することもでき
る。この場合には、より確実に電源を立ち上げることが
できる。
【0060】次に、図5を参照しながら第3の実施例に
ついて説明する。なお、図5において、図1と対応する
部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略
する。
【0061】図5において、コンバータトランス33は
図1のコンバータトランス3に対応するものであり、コ
ンバータトランス33には、1次巻線33P、2次巻線
33S、ドライブ巻線33Dに加えて、信号処理回路1
7の発振用電源端子17aに電源を供給するための巻線
33Rが設けられている。
【0062】コンバータトランス33の巻線33Rの一
端は2次側アースに接地され、その他端は整流用のダイ
オード34のアノード・カソードおよび平滑用のコンデ
ンサ35の直列回路を介して2次側アースに接地され
る。そして、ダイオード34およびコンデンサ35の接
続点は、PNP形トランジスタ36のエミッタに接続さ
れる。このトランジスタ36のコレクタは、抵抗器38
とツェナーダイオード16のカソード・アノードを介し
て2次側アースに接地される。そして、抵抗器38とツ
ェナーダイオード16のカソードの接続点は信号処理回
路17の発振用電源端子17aに接続される。
【0063】ダイオード11とコンデンサ12の接続点
は、抵抗器25,26の直列回路を介して2次側アース
に接地される。抵抗器25と抵抗器26の接続点はNP
N形トランジスタ27のベースに接続される。このトラ
ンジスタ27のコレクタは抵抗器37を介してトランジ
スタ36のベースに接続される。またトランジスタ27
のエミッタは2次側アースに接地される。
【0064】第3の実施例は以上のように構成されてお
り、抵抗器25,26の抵抗値は、第1の実施例で述べ
たように直流電圧EBの電圧値が定常電圧値の90%の
ときに、抵抗器26の端子間電圧がトランジスタ27の
ベース・エミッタ間電圧VBEとほぼ等しくなるよう設定
される。
【0065】次に、第3の実施例の動作について説明す
る。電源スイッチ2がオン状態とされると、ダイオード
11およびコンデンサ12の接続点から直流電圧EBが
得られると共に、ダイオード34およびコンデンサ35
の接続点から直流電圧EBよりも低い電圧値(例えば1
5V)の直流電圧ERが得られる。
【0066】ここで、直流電圧EBの電圧値が定常電圧
値の90%を超えたときには、トランジスタ27のベー
ス電圧VBTがベース・エミッタ間電圧VBEを超えるの
で、トランジスタ27はオン状態とされる。このトラン
ジスタ27がオン状態とされることにより抵抗器37を
介してトランジスタ36のベース電流が流れる。このた
め、トランジスタ36がオン状態とされて、抵抗器38
およびツェナーダイオード16で構成される定電圧回路
に直流電圧ERとほぼ等しい電圧が供給される。定電圧
回路では、供給された電圧がツェナーダイオード16の
ツェナー電圧レベルに定電圧化されて、直流電圧VOSC
として信号処理回路17の発振用電源端子17aに供給
される。
【0067】このように、第3の実施例によれば、第1
の実施例と同様に信号処理回路17の発振用電源端子1
7aに直流電圧VOSCが供給されるタイミングが、直流
電圧EBの立ち上がり時点から直流電圧EBの電圧値が定
常電圧値の90%を超えた時点に遅延されるので、フラ
イバックトランス13にラッシュ電流が流れてもトラン
ジスタ4はオフ状態とされることがなく、間欠発振を防
止することができる。
【0068】さらに、直流電圧VOSCを供給する定電圧
回路には直流電圧EBよりも電圧レベルの低い直流電圧
ERが供給されるので、定電圧回路での電力損失を軽減
することができる。
【0069】次に、図6を参照しながら第4の実施例に
ついて説明する。図6に示す第4の実施例は、図5に示
す第3の実施例の抵抗器26をコンデンサ32に変更し
たものであり、電源スイッチ2がオン状態とされて、抵
抗器25とコンデンサ32によって構成される積分回路
に接続されたトランジスタ27のベース電圧VBTがベー
ス・エミッタ間電圧VBEを超えるとトランジスタ27が
オン状態とされる。その後トランジスタ36がオン状態
とされて、信号処理回路17の発振用電源端子17aに
直流電圧VOSCが供給される。
【0070】このように、第4の実施例によれば、第2
の実施例と同様に信号処理回路17の発振用電源端子1
7aに直流電圧VOSCが供給されるタイミングが、直流
電圧EBの立ち上がり時点から抵抗器25とコンデンサ
32の時定数でもって設定される時点に遅延されるの
で、フライバックトランス13にラッシュ電流が流れて
もトランジスタ4はオフ状態とされることがなく、間欠
発振を防止することができる。
【0071】さらに、直流電圧VOSCを供給する定電圧
回路には、直流電圧EBよりも電圧レベルの低い直流電
圧ERが供給されるので、定電圧回路での電力損失を軽
減することができる。
【0072】次に、図7を参照しながら第5の実施例に
ついて説明する。図7に示す第5の実施例は、図5に示
す第3の実施例のトランジスタ27のベースにバイアス
を印加するための電源を直流電圧ERから供給するもの
である。
【0073】ここで、直流電圧EBの電圧値が定常電圧
値の90%のときに、抵抗器40の端子間電圧がトラン
ジスタ27のベース・エミッタ間電圧VBEとほぼ等しく
なるように抵抗器39,40の抵抗値を設定するものと
すれば、第3の実施例と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0074】次に、図8を参照しながら第6の実施例に
ついて説明する。図8に示す第6の実施例は、図7に示
す第5の実施例の抵抗器40をコンデンサ41に変更し
たものであり、第4の実施例と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0075】また、直流電圧VOSCを供給するための直
流電圧供給回路は、図9に示す構成とすることもでき
る。
【0076】図9において、電源端子41はPNP形ト
ランジスタ42のエミッタに接続される。このトランジ
スタ42のコレクタは、抵抗器47とツェナーダイオー
ド16のカソード・アノードを介して2次側アースに接
地される。そして、抵抗器47とツェナーダイオード1
6のカソードの接続点は信号処理回路17の発振用電源
端子17aに接続される。
【0077】電源端子46は抵抗器48と抵抗器あるい
はコンデンサで構成されるインピーダンス素子49の直
列回路を介して2次側アースに接地される。抵抗器25
とインピーダンス素子49の接続点はNPN形トランジ
スタ45のベースに接続される。このトランジスタ45
のコレクタは抵抗器43を介してトランジスタ42のベ
ースに接続される。またトランジスタ45のエミッタは
ツェナーダイオード44のカソード・アノードを介して
2次側アースに接地される。なお、電源端子41,46
には、直流電圧EBあるいは直流電圧ERが供給される。
【0078】ここで、インピーダンス素子49が抵抗器
である場合、直流電圧EBの電圧値が定常電圧値の90
%のときに、インピーダンス素子49の端子間電圧がト
ランジスタ45のベース・エミッタ間電圧VBEとツェナ
ーダイオード44のツェナー電圧VZ44が加算された電
圧とほぼ等しくなるように抵抗器48とインピーダンス
素子49の抵抗値を設定するものとすれば、直流電圧E
Bの電圧値が定常電圧値の90%を超えたときにトラン
ジスタ45がオン状態とされるので第1の実施例、第3
の実施例、第5の実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。
【0079】インピーダンス素子49がコンデンサであ
る場合、抵抗器48とインピーダンス素子49によって
構成される積分回路に接続されたトランジスタ45のベ
ース電圧VBTがベース・エミッタ間電圧VBEを超えると
トランジスタ45がオン状態とされるので、第2の実施
例、第4の実施例、第6の実施例と同様の作用効果を得
ることができる。
【0080】また、トランジスタ45がオン状態とされ
る時のインピーダンス素子49の端子間電圧は、トラン
ジスタ45のベース・エミッタ間電圧VBE(約0.7
V)にツェナーダイオード44のツェナー電圧VZ44が
加算された電圧値とされるので、抵抗器48とインピー
ダンス素子49の抵抗値あるいは容量の設定が容易とな
り簡単に直流電圧VOSCの供給のタイミングを制御でき
ると共に、ノイズ等によってトランジスタ45をオン・
オフさせることがなく安定した動作を得ることができ
る。
【0081】以上のように、信号処理回路17の発振用
電源端子17aに直流電圧VOSCが供給されるタイミン
グは、直流電圧EBの電圧値がほぼ定常電圧値とされた
時点とされるので、直流電圧EBの立ち上がり時に大き
なラッシュ電流が流れることがない。このため、抵抗器
6の抵抗値を小さくする必要がなく抵抗器6の消費電力
を小さくすることができる。また、抵抗器6の消費電力
が小さいので抵抗器のコストダウンが可能となると共
に、発熱量も少ないので部品配置の制約や放熱等の問題
を生じることがない。
【0082】なお、上述の第1の実施例、第3の実施
例、第5の実施例では直流電圧EBの電圧値が定常電圧
値の90%を超えたときにトランジスタをオン状態とし
て信号処理回路17に直流電圧VOSCを供給するものと
したが、信号処理回路17に直流電圧VOSCを供給する
タイミングは直流電圧EBの電圧値が定常電圧値の90
%を超えたときに限られるものではなく、間欠発振を生
じること無く電源を安定して供給できれば90%以上あ
るいは90%以下であってもよい。
【0083】また、上述の第1〜第6の実施例では自励
形のスイッチング電源装置について説明したが、他励形
のスイッチング電源装置でも同様に構成することができ
る。ここで他励形のスイッチング電源装置の構成を図1
0に示す。この図10に示した第7の実施例は、図1に
示した第1の実施例と対応するものであり、この実施例
によれば第1の実施例と同様の作用効果を得ることがで
きる。また、第2の実施例等に対応する他励形のスイッ
チング電源装置も同様に構成できることは勿論である。
【0084】
【発明の効果】この発明によれば、負荷回路に対して供
給される電力の電圧が所定のレベルに達してから、信号
処理部によって負荷回路が駆動される。そのため、例え
ばフライバックトランスの動作が開始されたときに大き
なラッシュ電流が流れても間欠発振等を生じることな
く、安定してスイッチング電源装置から負荷回路に電源
を供給することができる。また、負荷回路に対する電力
の供給が安定する前に負荷回路の動作が開始されること
がないので、起動抵抗の抵抗値を大きくできスイッチン
グ素子の駆動回路の消費電力を軽減することができる。
【0085】また、スイッチング電源装置は、電源オン
時に起動抵抗を介して供給される起動電流でスイッチン
グ素子を駆動しスイッチング動作を開始するスイッチン
グ電源装置、あるいは起動電流を発振回路に供給して発
振信号を出力させ、この発振信号でスイッチング素子を
駆動してスイッチング動作を開始するスイッチング電源
装置とされるので、いわゆる自励形あるいは他励形のい
ずれのスイッチング電源装置にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスイッチング電源装置の第1の
実施例の構成を示す図である。
【図2】第1の実施例の信号波形を示す図である。
【図3】第2の実施例の構成を示す図である。
【図4】第2の実施例の信号波形を示す図である。
【図5】第3の実施例の構成を示す図である。
【図6】第4の実施例の構成を示す図である。
【図7】第5の実施例の構成を示す図である。
【図8】第6の実施例の構成を示す図である。
【図9】直流電圧供給回路の構成を示す図である。
【図10】第7の実施例の構成を示す図である。
【図11】従来の自励形のスイッチング電源装置の構成
を示す図である。
【図12】従来の自励形のスイッチング電源装置の信号
波形を示す図である。
【図13】従来のスイッチング電源装置の動作を示す図
である。
【図14】他励形のスイッチング電源装置の構成を示す
図である。
【図15】他励形のスイッチング電源装置の信号波形を
示す図である。
【符号の説明】
1 電源端子 2 電源スイッチ 3,33,50 コンバータトランス 3D,33D,50D ドライブ巻線 3P,33P,33P 1次巻線 3S,33S,50S 2次巻線 5 接地端子 13 フライバックトランス 13A,13B,13C,33R 巻線 17 信号処理回路 22 水平ドライブ回路 49 インピーダンス素子 55 発振回路 57 ホトカプラ 57a ホトトランジスタ 57b 発光ダイオード 62 エラーアンプ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源オン時に起動抵抗を介して供給され
    る起動電流に基づいてスイッチング動作を開始して、ト
    ランスの一次巻線側に電力の供給を行う第1電源供給部
    と、 前記トランスの二次巻線側から負荷回路に対して電力の
    供給を行う第2電源供給部とを有し、 前記第2電源供給部は、 前記負荷回路を駆動する信号処理部と、 前記負荷回路に供給する電力の電圧が所定レベルとなる
    まで、前記トランスの二次巻線側から前記信号処理部へ
    の電力の供給を停止させることで、前記負荷回路の駆動
    開始タイミングを遅延させるタイミング制御部とを有す
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記タイミング制御部は、前記トランス
    の二次巻線側に生じた電圧の整流後の電圧を抵抗で分圧
    するものとして、この分圧して得られた電圧を用いて前
    記信号処理部への電力の供給を制御することを特徴とす
    る請求項1記載のスイッチング電源装置。
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