JP3426401B2 - 無線lanシステムおよび無線端末装置 - Google Patents

無線lanシステムおよび無線端末装置

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JP3426401B2
JP3426401B2 JP10527895A JP10527895A JP3426401B2 JP 3426401 B2 JP3426401 B2 JP 3426401B2 JP 10527895 A JP10527895 A JP 10527895A JP 10527895 A JP10527895 A JP 10527895A JP 3426401 B2 JP3426401 B2 JP 3426401B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプレッドスペクトラ
ム方式を用いて相互通信を行う無線LANシステムおよ
びその無線端末装置に関し、詳しくは、セル内の複数の
無線端末装置のうちいずれか1つを、搬送周波数の同期
指示を行う主無線端末装置として決定し、主無線端末装
置の不在に伴うシステムダウン等の弊害を防止するよう
にした無線LANシステムおよび無線端末装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、スプレッドスペクトラム
方式を用いて相互通信を行う無線LANシステムがあ
る。この無線LANシステムは、複数の無線端末装置間
でデータを送受するための無線回線の搬送周波数を予め
定めた周波数遷移の系列(ホッピング系列)に従い所定
周期(ホッピング周期)で順次遷移させ、それぞれの搬
送周波数でデータを変復調して無線端末装置相互間での
データ送受を可能にしたものである。
【0003】このような無線LANシステムにあって
は、セル(サービスエリア)内の無線端末装置の搬送周
波数を互いに同期して順次遷移させるために、すなわち
ホッピングさせるために、いずれか1つの無線端末装置
を主無線端末装置として選定し、この主無線端末装置か
ら他の従無線端末装置に対してホッピング指示を行う同
期制御フレームを送信する必要がある。
【0004】従来、セル内の主無線端末装置の選定はシ
ステムの管理者によって行われ、かつシステム管理者に
よって人手で主無線端末装置としての機能設定が行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、主無線端末装置の電源が従無線端末
装置の了解なしに突然切断されると、同期制御フレーム
を送信する主無線端末が存在しなくなるといった事態に
なるため、主無線端末装置のセル内に位置する従無線端
末では搬送周波数の同期がとれなくなり、従無線端末装
置同士での通信が不可能なシステムダウン状態に陥って
しまう。
【0006】これは、主無線端末装置の無線伝播環境が
障害物によって遮蔽された場合にも同様の理由で発生す
る。
【0007】このような場合、従無線端末装置のうち1
つを新たに主無線端末装置に選定し、そのための機能設
定をシステム管理者が行うことによってシステムダウン
状態を正常状態に復旧させることができる。
【0008】しかし、システム管理者によって主無線端
末装置としての機能設定を行う必要があるため、正常状
態に復旧するまでの時間がかかり、システムへの信頼性
が損なわれてしまうという問題がある。
【0009】本発明の目的は、電源切断等の原因によっ
て主無線端末装置の不在状態が生じた時に、従無線端末
装置のいずれか1つを自動的に主無線端末装置に決定
し、システムダウン状態を正常状態に迅速に復旧させる
ことができる無線LANシステムおよびその無線端末装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、基本的には、各無線端末装置内に、同期制
御フレームの到来を予め定めた第1の期間内において監
視し、同期制御フレームを受信したならば、自装置を従
無線端末装置として機能設定する第1の手段と、前記第
1の期間内において同期制御フレームまたは予告制御フ
レームを受信しなければ、予め定めた第2の期間内にお
いて自装置が主無線端末装置になることを予告する予告
制御フレームを送信する第2の手段と、予告制御フレー
ムの送信後、他の無線端末装置からの同期制御フレーム
および予告制御フレームの到来を監視し、同期制御フレ
ームおよび予告制御フレームを第2の期間内に受信しな
ければ、自装置を主無線端末装置として機能設定した
後、同期制御フレームを送信する第3の手段と、前記第
2の期間内において同期制御フレームを受信したなら
ば、自装置を従無線端末装置として機能設定する第4の
手段と、前記第2の期間内において予告制御フレームの
みを受信したならば、前記第1の期間に遷移させる第5
の手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、各無線端末装置は、電源が投
入されると、予め定めた第1の期間内において同期制御
フレームの到来を監視する状態になる。
【0012】そこで、この第1期間内において同期制御
フレームを受信したならば、他に主無線端末装置が既に
存在することになるので、自装置を従無線端末装置とし
て機能設定する。
【0013】しかし、第1の期間内において同期制御フ
レームまたは予告制御フレームを受信しなければ、自装
置の受信可能エリア内に主無線端末装置が存在しないと
見做せるので、予め定めた第2の期間内において自装置
が主無線端末装置になることを予告する予告制御フレー
ムを送信する。
【0014】そして、予告制御フレームの送信後、他の
無線端末装置からの同期制御フレームおよび予告制御フ
レームの到来を監視し、同期制御フレームおよび予告制
御フレームを第2の期間内に受信しなければ、他に主無
線端末装置となり得る従無線端末装置がいないものと断
定できるため、自装置を主無線端末装置として機能設定
した後、同期制御フレームを送信する。
【0015】しかし、第2の期間内において同期制御フ
レームを受信したならば、自装置より早く主無線端末装
置に機能設定した従無線端末装置が存在したことになる
ので、自装置を従無線端末装置として機能設定する。
【0016】また、第2の期間内において予告制御フレ
ームのみを受信したならば、主無線端末装置になろうと
立候補している従無線端末が競合している状態であると
見做せるので、第1の期間に遷移させ、前記と同様な処
理を繰り返す。
【0017】これにより、最も早く同期制御フレームを
送信した従端末装置が主無線端末装置として機能設定さ
れる。
【0018】このような動作を、(1)主無線端末装置
の電源切断等の原因による主無線端末装置の不在状態が
生じた時、(2)従無線端末装置の電源が投入された
時、(3)主無線端末装置の電波伝播環境の遮蔽によっ
て、実質的に主無線端末装置の不在状態が生じた時、
(4)主無線端末装置と従無線端末装置とが電波伝播可
能距離以上に離れてしまい、実質的に主無線端末装置の
不在状態が生じた時に実施し、従無線端末装置のいずれ
か1つを自動的に主無線端末装置に決定することとによ
り、システムダウン状態を正常状態に迅速に復旧させ、
システムの信頼性を向上させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0020】図1は、本発明による無線LANシステム
の一実施例を示す全体構成図である。
【0021】この実施例の無線LANシステムは、主無
線端末装置100aと従無線端末装置200a、200
bで構成される。6aはそれぞれ主無線端末装置100
aの管理領域であるセルを示す。
【0022】セル6a内の主無線端末装置100aと従
無線端末装置200a,200bとは、スプレッドスペ
クトラム方式を用いて相互通信を行うように構成され、
セル6a内の主無線端末装置100aと従無線端末装置
200a間の通信は経路aまたは経路bを使用し、ま
た、同一セル6a内の従無線端末装置200aと従無線
端末装置200b間の通信は経路mまたは経路nを用い
て行うように構成されている。
【0023】図2は、この無線LANシステムで使用す
る搬送波周波数の割当てを示す図であり、ここではスプ
レッドスペクトラム用として2471〜2497MHz
の帯域幅26MHzのISMバンド(産業科学医療用バ
ンド)8が割当てられている。このISMバンド8を例
えば各々が2MHz幅の13個のサブチャネル7a〜7
mに分割すると、各搬送波周波数の中心周波数はfi=
2472+2i(i=0,・・・,12)MHzとなる
が、主無線端末装置100aおよび従無線端末装置20
0a,200bはその使用搬送波周波数を周期的に変
化、すなわちホッピングさせている。
【0024】図3は、その周波数ホッピングパターンの
一例を示したものであり、本実施例ではそのホッピング
周期を100ms,ホッピング数を13個とし、搬送波
周波数90a〜90mが繰り返される周波数ホッピング
パターンに従って、各サブチャンネルをホップさせるよ
うになっている。
【0025】図4は、主無線端末装置100a及び従無
線端末装置200a,200bの構成を示したブロック
構成図である。
【0026】主無線端末装置100a及び従無線端末装
置200a,200bは、アンテナ201、主記憶装置
202、送受信制御部203、CPUバス204、無線
受信バッファ205、無線送信バッファ206、ホッピ
ング制御部207、無線変復調部208、タイマ(T
a)209,(Tb)210,(Tc)211,(T
d)212および同期制御フレーム未受信カウンタ
(Q)213から構成されている。
【0027】ホッピング制御部207は無線伝送路の送
受信制御を行い、また送受信制御部203はフレームの
識別などの送受信制御を行うものである。この送受信制
御部203及びホッピング制御部207間の通信、例え
ば送受信フレームのやりとりはCPUバス204を経由
して行うようになっている。また、無線変復調部208
ではホッピング制御部207から送出されたフレームに
対し、変調処理及び2.4GHz帯への周波数変換処理
を行い、アンテナ201から送信し、またアンテナ20
1から受信したフレームに対し、ベースバンドへの周波
数変換処理及び復調処理を行い、ホッピング制御部20
7へ送出するものである。
【0028】セル6a内の主無線端末装置100aが電
源切断等により、同期制御フレームを送信しなくなり、
主無線端末装置100aが不在の状態になった場合、従
無線端末装置200a,200bのいずれか1つを主無
線端末装置として機能設定する必要があるが、このため
の処理は送受信制御部203が行い、ホッピング制御部
207に対して主従の関係を機能設定する。
【0029】タイマ(Ta)209,(Tb)210,
(Tc)211および同期制御フレーム未受信カウンタ
(Q)213は、主従関係を決定する際に用いるもので
あり、タイマ(Ta)209は他の無線端末装置からの
同期制御フレームおよび予告制御フレームの到来を監視
するリスニング期間(第1の期間)を定めるものであ
る。
【0030】また、タイマ(Tb)210は、リスニン
グ期間における監視結果に基づき、主従関係を決定する
ためのマスタ折衝期間(第2の期間)を定めるものであ
る。
【0031】また、タイマ(Tc)211は、予告制御
フレームを無線端末装置毎に異なるタイミングで送信す
るための乱数タイマである。なお、乱数タイマでなくて
もよく、要は従無線端末装置がそれぞれ異なるタイミン
グで予告制御フレームを送信することを目的とするもの
であるため、例えば時間精度の低いタイマを用いること
もできる。
【0032】同期制御フレーム未受信カウンタ(Q)2
13は、主無線端末装置100aが不在になったことに
よる同期制御フレームの未受信数をカウントするもので
あり、送受信制御部203がホッピングタイマTdで規
定されたホッピング周期(100ms)毎に同期制御フ
レームの受信、未受信を監視し、未受信の場合はカウン
ト値が「1」ずつ更新される。
【0033】ここで、予告制御フレームとは、自装置が
主無線端末装置になることを予告するフレームを意味す
る。
【0034】図5は、無線伝送路で使用するフレームフ
ォーマットを示すものであり、領域P51は物理層にお
ける同期確立及び同期維持のために物理層に対して時間
を与えるためのダミー領域である。領域F52は、領域
P51に続いて配置され、本フレームにおける有効情報
の実質的な先頭を示す。領域FC53は、フレームコン
トロール領域であり、ユーザフレームと予告制御フレー
ムと同期制御フレームの識別情報を保持する。主無線端
末装置100aが配下の従無線端末装置200a,20
0bに対してホッピング情報を通知する時には、この領
域FC53にホッピング制御情報を設定して通信を行
う。
【0035】領域DA54は宛先アドレス、領域SA5
5は送信元アドレスを示す。領域I56は情報部であ
る。領域FCS57は、フレームチェックシーケンスで
あり、誤り検出符号であるCRC符号を用いて領域P5
1を除くフレーム全体の誤りを検出するために使用され
る。
【0036】図6は、無線伝送路で使用する搬送波周波
数60aのホッピング周期内で送受信される内容を示し
たものである。搬送波周波数60aのホッピング周期は
100msであり、ユーザフレーム領域RU61、無送
信領域RN62、同期制御フレーム領域RC63及びダ
ミー領域RD64から構成される。
【0037】ユーザフレーム領域RU61では、ユーザ
データを格納した図5の構成のユーザフレームと予告制
御フレームの送受信を行う。無送信領域RN62は、ユ
ーザフレーム領域RU61で送信されるユーザフレーム
及び予告制御フレームと次の同期制御フレーム領域RC
63で送信される同期制御フレームとが衝突することを
避けるために設けた領域で、無送信領域RN62の間で
はユーザフレームと予告制御フレームは送信されない。
【0038】同期制御フレーム領域RC63は、ホッピ
ング制御に必要な情報を載せた同期制御フレームを送出
する領域であり、主無線端末装置100aはこの同期制
御フレーム領域RC63に同期制御フレームをセル6a
内の従無線端末装置200a,200bに送信し、ホッ
ピングの制御を行う。ダミー領域RD64は搬送波信号
を発生するシンセサイザの周波数切替のために必要な時
間を確保するための領域であり、この領域の間に搬送波
周波数の切替作業を行う。
【0039】以上の構成において、主無線端末装置10
0a及び従無線端末装置200a,200bの受信処
理、送信処理、主従決定処理について説明する。
【0040】1.受信処理 無線伝送路上の通信は図5に示すフレームフォーマット
で行われる。まず、アンテナ201で受信されたフレー
ムは、無線変復調部208、ホッピング制御部207を
経由して無線受信バッファ205に一時的に格納され
る。
【0041】ユーザフレームおよび予告制御フレームを
受信すると、ホッピング制御部207は、その受信フレ
ームを無線受信バッファ205へ格納の後、送受信制御
部203へその旨を通知する。
【0042】ここで、ホッピング制御部207は受信フ
レーム中の領域FC53の識別情報に基づき、ユーザフ
レーム及び予告制御フレームと同期制御フレームの識別
を行う。
【0043】受信フレームがユーザフレームと予告制御
フレームの場合、送受信制御部203はこのユーザフレ
ーム,予告制御フレームを無線受信バッファ205から
読出し、CPUバス204を経由して主記憶装置202
に格納する。主記憶装置202に格納されたユーザフレ
ーム,予告制御フレームは当該無線端末装置の上位ソフ
トウェアで利用される。
【0044】受信フレームが同期制御フレームの場合、
ホッピング制御部207が該同期制御フレームから必要
な情報を取り出した後、廃棄する。なおどちらにも該当
しない場合にはホッピング制御部207が当該フレーム
を廃棄する。
【0045】2.送信処理 ユーザフレーム及び予告制御フレームを送信する場合、
上位ソフトウェアがCPUバス204を経由して主記憶
装置202に格納されているユーザフレーム及び予告制
御フレームを図5で示した無線伝送路上のフレームフォ
ーマットで無線送信バッファ206内に生成する。この
送信バッファ206内のユーザフレーム及び予告制御フ
レームは、送受信制御部203の送信指示により無線送
信バッファ206からホッピング制御部207を介して
無線変復調部208に渡され、ここで2.4GHz帯の
信号に変換され、アンテナ201を経由して無線伝送路
に送出される。
【0046】同期制御フレームを送信する場合、ホッピ
ング制御部207に図5で示す無線伝送路上のフレーム
フォーマットで該同期制御フレームを格納しておき、図
6で示す同期制御フレーム領域開始時、ホッピング制御
部207の送信指示により無線変復調部208、アンテ
ナ201を経由して無線伝送路に送出する。
【0047】3.主従決定処理 セル6a内の主無線端末装置100aが電源切断等によ
り、同期制御フレームを送信しなくなり、主無線端末装
置100aが不在の状態になった場合、従無線端末装置
200a,200bのいずれか1つを主無線端末装置と
して機能設定する必要がある。このための処理が主従決
定処理であり、送受信制御部203が実行し、ホッピン
グ制御部207に対して主従の関係を機能設定する。
【0048】図7は、従無線端末装置200a,200
bが主従関係を機能設定するために使用する処理期間の
構成を示す図であり、リスニング期間LSN71と主無
線端末装置折衝期間MDP72とから構成されている。
【0049】リスニング期間LSN71は、従無線端末
装置200a,200bが自装置以外の従無線端末装置
の同期制御フレームまたは予告制御フレームを受信する
期間であり、タイマ(Ta)209によって規定されて
いる。
【0050】主無線端末装置折衝期間MDP72は、リ
スニング期間LSN71に同期制御フレームまたは予告
制御フレームを受信できなかった従無線端末装置200
a,200bが、その従無線端末装置200a,200
bのいずれか1つを主無線端末装置として決定する期間
であり、タイマ(Tb)210によって規定されてい
る。
【0051】図8はリスニング期間LSN71における
処理を示すフローチャートであり、図9は主無線端末装
置折衝期間(以下、折衝期間と略記)MDP72におけ
る処理を示すフローチャートである。
【0052】この図8及び図9で示す主従決定処理は、
基本的には、同期制御フレームの到来をリスニング期間
LSN71において監視し、同期制御フレームを受信し
たならば、主無線端末装置が既に存在することになるの
で、自装置を従無線端末装置として機能設定し、またリ
スニング期間LSN71において同期制御フレームまた
は予告制御フレームを受信しなければ、セル6a内に主
無線端末装置が存在していないと見做せるので、折衝期
間MDP72において自装置が主無線端末装置になるこ
とを予告する予告制御フレームを送信し、その予告制御
フレームの送信後、他の従無線端末装置からの同期制御
フレームおよび予告制御フレームの到来を監視し、同期
制御フレームおよび予告制御フレームを折衝期間MDP
72の満了までに受信しなければ、他に主無線端末装置
になり得る従無線端末装置がいないものと断定できるた
め、自装置を主無線端末装置として機能設定し、同期制
御フレームを送信し、他の従無線端末装置の搬送波周波
数を同期させる。逆に折衝期間MDP72において同期
制御フレームを受信したならば、自装置を従無線端末装
置として機能設定し、さらに折衝期間MDP72におい
て予告制御フレームのみを受信したならば、主無線端末
装置になろうと立候補している従無線端末装置が競合し
ている状態であると見做せるので、リスニング期間LS
N71に遷移させるようになっている。
【0053】なお、リスニング期間LSN71中の従無
線端末装置200a,200bは、送信フレームと受信
フレームとが衝突してフレームが正しく受信できなくな
ることを回避するため、フレームの送信を禁止するよう
にしている。
【0054】この図8および図9の処理は、(1)主無
線端末装置の電源切断等の原因による主無線端末装置の
不在状態が生じた時、(2)従無線端末装置の電源が投
入された時、(3)主無線端末装置の電波伝播環境の遮
蔽によって、実質的に主無線端末装置の不在状態が生じ
た時、(4)主無線端末装置と従無線端末装置とが電波
伝播可能距離以上に離れてしまい、実質的に主無線端末
装置の不在状態が生じた時、に起動される。
【0055】3.1 リスニング期間LSN71の処理 まず、主無線端末装置100aが正常状態で存在してい
る時、例えば従無線端末装置200aの電源が投入され
ると、送受信制御部203は、リスニング期間LSN7
1を定めるリスニング期間タイマ(Ta)209を起動
する(ステップ811)。
【0056】次に、同期制御フレームを受信したか否か
をホッピング制御部207の受信フレーム識別結果に基
づいて判断し(ステップ812)、同期制御フレームを
受信していた場合には、既に主無線端末装置が存在して
いることになるので、リスニング期間タイマ(Ta)2
09をリセットし(ステップ819)、同期処理を行う
(ステップ820)。
【0057】この同期処理とは、受信した同期制御フレ
ームに従ってホッピング制御部207のシンセサイザの
周波数切り替えタイミングを同期させる処理であり、詳
しくは同期制御フレームの受信してから一定時間経過後
にシンセサイザの周波数を当該同期制御フレームで指示
された搬送波周波数に切り替える。
【0058】一方、同期制御フレームを受信していなか
った場合、予告制御フレームを受信したか否かを判断す
る(ステップ813)。
【0059】予告制御フレームを受信していた場合、リ
スニング期間タイマ(Ta)209が満了するまで、同
期制御フレームの到来を監視し続ける(ステップ81
4,815)。そして、この間に同期制御フレームを受
信した場合、既に主無線端末装置が存在していることに
なるので、リスニング期間タイマ(Ta)209をリセ
ットし(ステップ819)、同期処理を行う(ステップ
820)。
【0060】しかし、リスニング期間タイマ(Ta)2
09が満了するまでの間、同期制御フレームを受信しな
い場合は、リスニング期間タイマ(Ta)209をリセ
ットし(ステップ816)、図9の折衝期間MDP72
の処理に遷移する。
【0061】また、リスニング期間タイマ(Ta)20
9が満了するまでの間、同期制御フレームおよび予告制
御フレームの両方共、受信しない場合は、リスニング期
間タイマ(Ta)209が満了しているかどうかを判定
し(ステップ817)、満了していなければステップ8
11の初期状態に戻り、同期制御フレームおよび予告制
御フレームの到来を監視し続ける。
【0062】この結果、リスニング期間タイマ(Ta)
209が満了するまでの間に、同期制御フレームおよび
予告制御フレームの両方共、受信しない場合は、リスニ
ング期間タイマ(Ta)209をリセットし(ステップ
818)、図9の折衝期間MDP72の処理に遷移す
る。
【0063】ここで、折衝期間MDP72の処理に遷移
する経路として、同期制御フレームおよび予告制御フレ
ームの両方を受信しない場合と、予告制御フレームのみ
を受信した場合の2通りがあるが、2通りに区別してい
るのは、予告制御フレームのみを受信した場合は主従決
定処理が複数の従無線端末装置間で競合するのを回避す
るために、予告制御フレームを敢えて送信しないように
しているからである。
【0064】3.2 折衝期間MDP72の処理 リスニング期間LSN71において予告制御フレームの
みを受信して折衝期間MDP72に遷移した場合、ま
ず、マスタ折衝期間タイマ(Tb)210を起動し(ス
テップ925)、このタイマ(Tb)210が満了する
までの間、同期制御フレームの受信を監視し続ける(ス
テップ926,927)。
【0065】この結果、同期制御フレームを受信した場
合には、タイマ(Tb)210をリセットし(ステップ
920)、同期処理を行う(ステップ921)。
【0066】しかし、同期制御フレームを受信せずに、
タイマ(Tb)210が満了となった場合、リスニング
期間LSN71に戻る。
【0067】一方、リスニング期間LSN71において
同期制御フレームおよび予告制御フレームの両方を受信
せずに折衝期間MDP72に遷移した場合、まず、マス
タ折衝期間タイマ(Tb)210を起動し(ステップ9
11)、予告制御フレーム送信用の乱数タイマ(Tc)
211を起動する(ステップ912)。
【0068】この後、タイマ(Tb)210が満了した
かどうかを判定し(ステップ913)、満了していなけ
れば、同期制御フレームを受信したかどうかを判定する
(ステップ917)。
【0069】同期制御フレームを受信していなければ、
次に予告制御フレームを受信したかどうかを判定し(ス
テップ929)、予告制御フレームも受信していなけれ
ば、他に主無線端末装置になろうとしている従無線端末
装置が存在していないと断定できるので、乱数タイマ
(Tc)211の満了を待ち、この乱数タイマ(Tc)
211が満了した時点で予告制御フレームをホッピング
制御部207から送信させる(ステップ930,93
1)。乱数タイマ(Tc)211が満了するのを待って
いる間は、ステップ912に戻り、同期制御フレームの
受信を監視し続ける。
【0070】ここで、乱数タイマ(Tc)211は、従
無線端末装置毎に異なるタイマ値に設定されている。従
って、複数の従無線端末装置が同時に予告制御フレーム
を送信する現象は生じなくなり、フレームの衝突による
破壊が防止される。
【0071】このようにして、同期制御フレームおよび
予告制御フレームの両方を受信しなかった場合に、予告
制御フレームが各従無線端末装置から異なるタイミング
で送信される。この場合、タイマ(Tb)210が満了
するまでの間は予告制御フレームが乱数タイマ(Tc)
211の設定時間間隔で複数回送信される。
【0072】予告制御フレームの送信後、タイマ(T
b)210が満了した場合(ステップ913)、乱数タ
イマ(Tc)211をリセットし(ステップ914)、
次に、同期制御フレームを送信し(ステップ915)、
さらにホッピング制御部207に対し主無線端末装置と
なったことを示す機能設定を行う(ステップ916)。
【0073】これにより、最も早く予告制御フレームお
よび同期制御フレームを送信した従無線端末装置の1つ
が主無線端末装置となり、セル6a内の他の従無線端末
装置の搬送波周波数の同期指示を行うようになる。
【0074】一方、予告制御フレームを送信してタイマ
(Tb)210が満了するのを待っている間に、他の従
無線端末装置から予告制御フレームを受信した場合(ス
テップ929)、予告制御フレームの送信を停止し(ス
テップ932)、さらに乱数タイマ(Tc)211をリ
セットし(ステップ933)、同期制御フレームの受信
を監視し続け(ステップ926,927)、タイマ(T
b)210が満了するまでの間に同期制御フレームを受
信した場合にはタイマ(Tb)210をリセットし(ス
テップ920)、同期処理を行う(ステップ921)。
【0075】しかし、同期制御フレームを受信せずにタ
イマ(Tb)210が満了し場合には、リスニング期間
LSN71に戻って同期制御フレームおよび予告制御フ
レームの受信を監視し続ける。
【0076】以上のようにして、最も早く予告制御フレ
ームおよび同期制御フレームを送信した従無線端末装置
の1つが主無線端末装置となり、セル6a内の他の従無
線端末装置の搬送波周波数の同期指示を行うようにな
る。この場合、予告制御フレームを送信したとしても、
折衝期間MDP72内に他から予告制御フレームを受信
した場合には予告制御フレームの送信が停止され、主従
関係が早く決定されるようにしてあるため、主無線端末
装置の不在状態を短時間で解消することができる。
【0077】ところで、従無線端末装置200aと主無
線端末装置100aは同じホッピング周期で次の搬送波
周波数に移るため、リスニング期間LSN71におい
て、従無線端末装置200aの初期搬送波周波数が90
aになっていた場合、主無線端末装置100aの初期搬
送波周波数が90b〜90mの値であると、従無線端末
装置200aと主無線端末装置100aは同一周波数と
なることがなくなり、従無線端末装置200aは主無線
端末装置100aの同期制御フレームを受信できなくな
る。
【0078】そこで、主無線端末装置100aの同期制
御フレームを受信していないリスニング期間LSN71
中の従無線端末装置200aは搬送波周波数を固定とす
る。また、リスニング期間LSN71の長さは、主無線
端末装置100aのホッピング周期とホッピング数の積
の値を最低の値に設定する。
【0079】これにより、従無線端末装置200aと主
無線端末装置100aとは、最悪でも1300ms(1
00ms×13)後に同一周波数となり、主無線端末装
置100aの同期制御フレームを受信できるようにな
る。
【0080】次に、主無線端末装置100aが電源切断
等の理由により不在状態となった場合の従無線端末装置
200a,200bの動作について説明する。
【0081】従無線端末装置200a,200bおよび
主無線端末装置100aが全て電源投入状態であった
時、主無線端末装置100aの電源が突然に切断された
場合、セル6a内の従無線端末装置200a,200b
は同期制御フレームを受信できないため、システムダウ
ン状態に陥る。
【0082】そこで、従無線端末装置200a,200
bの送受信制御部203は、同期制御フレームがホッピ
ング周期毎に毎回受信できたかどうかを監視し、連続し
てn回(n≧2)受信しなかった場合は、主無線端末装
置の不在状態が生じたものと判断し、図8および図9の
主従関係決定処理を起動する。
【0083】図10は、同期制御フレームの監視処理を
示すフローチャートであり、まず、同期制御フレーム未
受信カウンタ(Q)213をクリアし(ステップ100
1)、次に、ホッピングタイマ(Td)212をリセッ
トする(ステップ1002)。
【0084】次に、タイマ値が100msのホッピング
タイマ(Td)212を起動し(ステップ1003)、
このホッピングタイマ(Td)212が満了するまで、
同期制御フレームの到来を監視し続ける(ステップ10
04,1005)。
【0085】この結果、ホッピングタイマ(Td)21
2が満了しても同期制御フレームを受信しなかった場合
は、同期制御フレーム未受信カウンタ(Q)213のカ
ウント値に「+1」を加算する(ステップ1006)。
【0086】次に、同期制御フレーム未受信カウンタ
(Q)213のカウント値と設定値nとを比較し(ステ
ップ1006)、カウント値≧nとなっていた場合は、
連続してn回、同期制御フレームが受信できず、主無線
端末装置100aの不在状態が生じたものと判断し、図
8および図9の主従関係決定処理を起動する。
【0087】しかし、ホッピングタイマ(Td)212
が満了するまでの間に、同期制御フレームを受信した場
合は、ステップ1001に戻り、同期制御フレーム未受
信カウンタ(Q)213のカウント値をクリアし、次の
ホッピング周期の監視を行う。
【0088】この図10の処理を行うようにすることに
より、(1)主無線端末装置の電源切断等の原因による
主無線端末装置の不在状態が生じた時、(2)主無線端
末装置の電波伝播環境の遮蔽によって、実質的に主無線
端末装置の不在状態が生じた時、(3)主無線端末装置
と従無線端末装置とが電波伝播可能距離以上に離れてし
まい、実質的に主無線端末装置の不在状態が生じた時、
に主無線端末装置の不在状態を人手を介在することなく
迅速に解消することができる。
【0089】以上のように本実施例によれば、主無線端
末装置100aの不在状態を人手を介在することなく迅
速に解消することができ、システムダウン状態を正常状
態に迅速に復旧させ、システムへの信頼性を向上させる
ことができる。
【0090】また、乱数タイマ(Tc)により、従無線
端末装置毎に異なるタイミングで予告制御フレームを送
信するようにしているため、複数の従無線端末装置が同
時に予告制御フレームを送信する現象は生じなくなり、
フレームの衝突による破壊が防止される。
【0091】さらに、リスニング期間および折衝期間の
いずれかで予告制御フレームを受信した場合には、予告
制御フレームの送信を禁止するため(詳しくは、リスニ
ング期間で受信した時は禁止、折衝期間で受信した時は
送信停止)するため、主従関係の決定処理の競合を回避
することができる。
【0092】また、リスニング期間においては、従無線
端末装置は固定周波数で待機させているため、主無線端
末装置からの同期制御フレームを必ず受信し、主無線端
末装置のホッピング周波数に同期させることができる。
【0093】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
であることは言うまでもない。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明は、同期制御フレー
ムの到来をリスニング期間において監視し、同期制御フ
レームを受信したならば、主無線端末装置が既に存在す
ることになるので、自装置を従無線端末装置として機能
設定し、またリスニング期間において同期制御フレーム
または予告制御フレームを受信しなければ、セル内に主
無線端末装置が存在していないと見做せるので、折衝期
間において自装置が主無線端末装置になることを予告す
る予告制御フレームを送信し、その予告制御フレームの
送信後、他の従無線端末装置からの同期制御フレームお
よび予告制御フレームの到来を監視し、同期制御フレー
ムおよび予告制御フレームを折衝期間の満了までに受信
しなければ、他に主無線端末装置になり得る従無線端末
装置がいないものと断定できるため、自装置を主無線端
末装置として機能設定し、同期制御フレームを送信し、
他の従無線端末装置の搬送波周波数を同期させる。逆に
折衝期間において同期制御フレームを受信したならば、
自装置を従無線端末装置として機能設定し、さらに折衝
期間において予告制御フレームのみを受信したならば、
主無線端末装置になろうと立候補している従無線端末装
置が競合している状態であると見做せるので、リスニン
グ期間に遷移させるようにしたため、電源切断等の原因
によって主無線端末装置の不在状態が生じた時に、従無
線端末装置のいずれか1つを自動的に主無線端末装置に
決定し、システムダウン状態を正常状態に迅速に復旧さ
せ、システムの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線LANシステムの一実施例を
示す全体構成図である。
【図2】搬送波周波数の割当てを説明する図である。
【図3】周波数ホッピングパターンの一例を示す図であ
る。
【図4】無線端末装置の構成図である。
【図5】無線伝送路上のフレームフォーマットを説明す
る図である。
【図6】搬送波周波数の内容を説明する図である。
【図7】主無線端末を1台に決定する期間を説明する図
である。
【図8】主無線端末装置を1台に決定するためのリスニ
ング期間における処理を示すフローチャートである。
【図9】主無線端末装置を1台に決定するための主無線
端末装置折衝期間における処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】主無線端末装置が不在状態になったことを検
出するための同期制御フレームの監視処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
6a…セル、90a〜90m…搬送波周波数、100a
…主無線端末装置、200a,200b…従主無線端末
装置、203…送受信制御部、205…無線受信バッフ
ァ、206…無線送信バッファ、207…ホッピング制
御部、208…無線変復調部、209…リスニング期間
タイマ、210…マスタ折衝期間タイマ、211…乱数
タイマ、212…ホッピングタイマ、213…同期制御
フレーム未受信カウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 織田 健一郎 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式 会社日立製作所 オフィスシステム事業 部内 (56)参考文献 特開 昭61−208329(JP,A) 特開 昭60−70832(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 300 H04L 12/28 303

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプレッドスペクトラム方式を用いて相
    互通信を行う複数の無線端末装置を備えた無線LANシ
    ステムの無線端末装置であって、 各無線端末装置の搬送周波数を互いに同期して遷移させ
    るための同期制御フレームの到来を予め定めた第1の期
    間内において監視し、同期制御フレームを受信したなら
    ば、自装置を従無線端末装置として機能設定する第1の
    手段と、 前記第1の期間内において同期制御フレームまたは予告
    制御フレームを受信しなければ、予め定めた第2の期間
    内において自装置が主無線端末装置になることを予告す
    る予告制御フレームを送信する第2の手段と、 予告制御フレームの送信後、他の無線端末装置からの同
    期制御フレームおよび予告制御フレームの到来を監視
    し、同期制御フレームおよび予告制御フレームを第2の
    期間内に受信しなければ、自装置を主無線端末装置とし
    て機能設定した後、同期制御フレームを送信する第3の
    手段と、 前記第2の期間内において同期制御フレームを受信した
    ならば、自装置を従無線端末装置として機能設定する第
    4の手段と、 前記第2の期間内において予告制御フレームのみを受信
    したならば、前記第1の期間に遷移させる第5の手段と
    を備えることを特徴とする無線端末装置。
  2. 【請求項2】 電源投入時または主無線端末装置からの
    同期制御フレームを連続して所定回数受信しなかった場
    合に、前記第1の期間におよび第2の期間の各手段を起
    動することを特徴とする請求項1記載の無線端末装置。
  3. 【請求項3】 前記予告制御フレームは、各無線端末装
    置毎に異なるタイミングで送信することを特徴とする請
    求項1または2記載の無線端末装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の手段は、固定周波数で同期制
    御フレームの到来を待っていることを特徴とする請求項
    1乃至3記載のいずれかの無線端末装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の期間内で予告制御
    フレームを受信したならば、第2の期間においては予告
    制御フレームの送信を禁止する第6の手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項1乃至4記載のいずれかの無
    線端末装置。
  6. 【請求項6】 スプレッドスペクトラム方式を用いて相
    互通信を行う複数の無線端末装置を備えた無線LANシ
    ステムであって、 各無線端末装置は、 各無線端末装置の搬送周波数を互いに同期して遷移させ
    るための同期制御フレームの到来を予め定めた第1の期
    間内において監視し、同期制御フレームを受信したなら
    ば、自装置を従無線端末装置として機能設定する第1の
    手段と、 前記第1の期間内において同期制御フレームまたは予告
    制御フレームを受信しなければ、予め定めた第2の期間
    内において自装置が主無線端末装置になることを予告す
    る予告制御フレームを送信する第2の手段と、 予告制御フレームの送信後、他の無線端末装置からの同
    期制御フレームおよび予告制御フレームの到来を監視
    し、同期制御フレームおよび予告制御フレームを第2の
    期間内に受信しなければ、自装置を主無線端末装置とし
    て機能設定した後、同期制御フレームを送信する第3の
    手段と、 前記第2の期間内において同期制御フレームを受信した
    ならば、自装置を従無線端末装置として機能設定する第
    4の手段と、 前記第2の期間内において予告制御フレームのみを受信
    したならば、前記第1の期間に遷移させる第5の手段と
    を備えることを特徴とする無線LANシステム。
  7. 【請求項7】 電源投入時または主無線端末装置からの
    同期制御フレームを連続して所定回数受信しなかった場
    合に、前記第1の期間におよび第2の期間の各手段を起
    動することを特徴とする請求項6記載の無線LANシス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記予告制御フレームは、各無線端末装
    置毎に異なるタイミングで送信することを特徴とする請
    求項6または7記載の無線LANシステム。
  9. 【請求項9】 前記第1の手段は、固定周波数で同期制
    御フレームの到来を待っていることを特徴とする請求項
    6乃至8記載のいずれかの無線LANシステム。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2の期間内で予告制
    御フレームを受信したならば、第2の期間においては予
    告制御フレームの送信を禁止する第6の手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項6乃至9記載のいずれかの
    無線LANシステム。
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