JP3426379B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3426379B2 JP01802595A JP1802595A JP3426379B2 JP 3426379 B2 JP3426379 B2 JP 3426379B2 JP 01802595 A JP01802595 A JP 01802595A JP 1802595 A JP1802595 A JP 1802595A JP 3426379 B2 JP3426379 B2 JP 3426379B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音情報を記憶し、そ
の楽音情報に基づいて楽音を生成する電子楽器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、楽音情報を記憶し、その記憶
された楽音情報に基づいて楽音を生成する技術が提案さ
れている。この技術において、例えば各ノート番号に対
応して、インストルメント番号(ネーム),ピッチ,デ
ィケイ,レベル等、1つの楽音を規定する互いに関連す
る楽音情報が規定され、その楽音情報が複数のノート番
号に対応して複数配列されてなる、いわゆるキットと呼
称される楽音情報テーブルが使用される場合がある。こ
の楽音情報テーブルを使用した電子楽器においては、複
数の音楽スタイルに対応するため複数の楽音情報テーブ
ルを記憶しておき、演奏者は、これら複数の楽音情報テ
ーブルの中の1つを選んで使用する。楽音情報テーブル
がリズム音に関するものである場合には、複数の楽音情
報テーブルの一部にドラム音の楽音情報が記憶され、他
の部分にパーカッション音の楽音情報が記憶されてい
る。ここでリズム音に関する楽音情報テーブルに関し、
ドラム音が異なってもパーカッション音は共通である場
合が多く、このためパーカッション音の楽音情報は複数
の楽音情報テーブルにわたって同じである場合が多い。
このようにパーカッション音が共通であっても、楽音情
報テーブルの一部分にその楽音情報テーブル特有の情報
が記憶されているため、別々に複数の楽音情報テーブル
を用意する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、楽音情報テー
ブルの、一部の楽音情報のみを変更したい場合に、その
一部の楽音情報を書き換えるか、もしくは新たな楽音情
報テーブルを選択する必要がある。ある楽音情報テーブ
ル内の、一部の楽音情報を書き換えたとすると、それま
でそこに記録されていた元の楽音情報が失われてしまう
ことになり、また変更したい楽音情報が多いとその楽音
情報の書き換えも非常に面倒である。さらに、例えばリ
ズム音に関する楽音情報テーブルでは、ある楽音情報テ
ーブル中のパーカッション音の楽音情報を書き換えて所
望のパーカッション音を得たとしても、演奏者がドラム
音のみを変更しようとして所望のドラム音に対応した他
の楽音情報テーブルを選ぶと、その楽音情報テーブルの
パーカッション音の楽音情報は書き換えられていないた
め、所望のパーカッション音が得られず、そのパーカッ
ション音を得るためには再度書き換えを必要とし煩雑で
ある。
【0004】この問題を解決するために、複数の楽音情
報テーブルを例えばドラム音の楽音情報テーブルとパー
カッション音の楽音情報テーブルとの2つの集合に分割
して、それらの集合それぞれから各所望の楽音情報テー
ブルを選択し、それら選択した2つの楽音情報テーブル
を組み合わせて楽音を生成することが考えられる。しか
し、この場合であっても、変更したい楽音情報がドラム
音の一部であったり、ドラム音の一部とパーカッション
音の一部に跨がる場合等に、上記と同じ問題が生じるこ
とになる。すなわち、パーカッション音の一部を書き換
えたとするとその書き換え前の情報は失われてしまい、
また、パーカッション音用の他の楽音情報テーブルを選
択するとその楽音情報テーブルについてもう一度書き換
えを行なう必要とする等、取扱いが煩雑となることが考
えられる。したがってドラム音の楽音情報テーブル、パ
ーカッション音の楽音情報テーブルといったように楽音
情報テーブルのジャンルを予め固定的に定めておいて
も、問題の根本的な解決とはならない。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、楽音情報テー
ブルを構成する楽音情報の集合のうち任意の部分集合に
ついて、変更前の情報を失うことなく楽音情報の変更・
追加を行なうことができ、また楽音情報テーブルを切り
換えた場合であっても、一度行った変更・追加をその切
り換えた楽音情報テーブルに反映させることのできる電
子楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の電子楽器は、1つの楽音を規定する楽音情報
が複数配列されてなる楽音情報テーブルを記憶してお
き、その楽音情報テーブルから抽出された楽音情報に基
づいて楽音を生成する電子楽器において、 (1)楽音情報が複数配列されてなる複数の第1の楽音
情報テーブルを記憶する第1の記憶手段 (2)楽音情報が複数配列されてなる複数の第2の楽音
情報テーブルを記憶する第2の記憶手段 (3)上記第1の記憶手段に記憶された複数の第1の楽
音情報テーブルの中から1つの第1の楽音情報テーブル
を選択するとともに上記第2の記憶手段に記憶された複
数の第2の楽音情報テーブルの中から1つの第2の楽音
情報テーブルを選択する楽音テーブル選択手段 (4)上記楽音テーブル選択手段により選択された第1
の楽音情報テーブルの中から所望の楽音情報を抽出し、
その第1の楽音情報テーブルに所望の楽音情報が存在し
ない場合に、上記楽音テーブル選択手段により選択され
た第2の楽音情報テーブルの中から所望の楽音情報を抽
出する楽音情報抽出手段 を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の電子楽器は、第1の楽音情報テーブル
と第2の楽音情報テーブルを用意し、先ず、第1の楽音
情報テーブルの中から所望の楽音情報を抽出し、その第
1の楽音情報テーブルに所望の楽音情報が存在しない場
合に第2の楽音情報テーブルの中から所望の楽音情報を
抽出して楽音を生成するものであるため、第2の楽音情
報テーブルに基本となる楽音情報を記録しておき、第1
の楽音情報テーブルに変更したい楽音情報を書き込むこ
とにより、元の楽音情報(第2の楽音情報テーブルに記
録された楽音情報)を消去することなく、楽音情報の変
更が可能である。また、第2の楽音情報テーブルに楽音
情報が存在していない楽音情報を第1の楽音情報テーブ
ルに書き込むことにより、楽音情報の追加が可能とな
る。
【0008】また、第2の楽音情報テーブルを切り換え
ても第1の楽音情報テーブルに記録した楽音情報はその
まま有効である。すなわち、一度変更・追加した楽音情
報を、他の第2の楽音情報テーブルにもそのまま反映さ
せることができる。さらに、本発明では、上記のような
第1の楽音情報テーブルが複数用意されているため、場
合により変更すべき個所が異なっていても、その場合に
応じた変更・追加を各第1の楽音情報テーブルに書き込
んでおくことにより、あとは複数の第1の楽音情報テー
ブルの中から場合に応じた所望の第1の楽音情報テーブ
ルを選択するだけで各場合の楽音情報の変更・追加に対
応することができる。
【0009】また、第1の楽音情報テーブル1つあたり
の楽音情報の数を第2の楽音情報テーブル1つあたりの
楽音情報の数より少ないと、後述する実施例で述べるよ
うにメモリ容量が節約される。さらには、第1の楽音情
報テーブルの内容を、ユーザが自由に設定できるように
しておけば、ユーザ個々の欲する変更・追加が可能とな
り使いやすいものとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の一実施例の電子楽器の回路構成を示した
ブロック図である。この電子楽器には、楽音情報の設定
などを行うための操作子が備えられた操作パネル11、
外部に接続された鍵盤(図示せず)などからMIDI信
号を入力するMIDI信号入力端子12、楽音情報に基
づく楽音を発生する楽音発生部13、楽音情報の設定状
態などの表示を行う表示部14、操作パネル11に備え
られた操作子の操作に対応する処理や楽音発生部13を
制御し楽音を発生させる処理などを行うCPU15、楽
音発生処理などのプログラムが格納されたROM16、
楽音情報などが記憶され読出しと書込みが可能なRAM
17、及びこれらの間でデータの授受を行うためのバス
18が設けられている。
【0011】本実施例では、楽音情報が記憶された楽音
情報テーブルとして2種類のキット形式を用意した。こ
こでは、2種類のキット形式のうち第1のキット形式
(本発明にいう複数の第1の楽音情報テーブル)をフォ
アグラウンドキット(foreground ki
t),第2のキット形式(本発明にいう複数の第2の楽
音情報テーブル)をバックグラウンドキット(back
ground kit)と呼称する。フォアグラウン
ドキット,バックグラウンドキットはそれぞれ複数個備
えられている。演奏者は複数個備えられたフォアグラウ
ンドキットのうちの1つと、複数個備えられたバックグ
ラウンドキットのうちの1つを選んで使用する。
【0012】一般に、フォアグラウンドキットには各音
楽スタイル毎に異なる楽音情報が記憶され、一方バック
グラウンドキットには複数の音楽スタイルに共通な楽音
情報が記憶される。演奏情報に従って発音しようとする
場合には、先ずフォアグラウンドキット内に演奏情報に
対応する楽音情報が存在するか否かを検索し、演奏情報
に対応する楽音情報が存在する場合にはこれを参照して
発音する。フォアグラウンドキットに、演奏情報に対応
する楽音情報が存在しない場合には、バックグラウンド
キット内の楽音情報を参照して発音する。
【0013】図2は、フォアグラウンドキットの一例を
示す図である。図2に示すフォアグラウンドキットは、
楽音情報が複数配列されてなる楽音情報テーブルであ
る。この楽音情報テーブルには、互いに関連する楽音情
報の配列の順序を示す1から32までの要素番号と、ノ
ート番号と、その発音処理の際に必要な楽音情報、即ち
インストルメント番号(ネーム),ピッチ,ディケイ,
レベルとが示されている。このようなフォアグラウンド
キットが32個備えられており、それぞれフォアグラウ
ンドキット番号が付され、楽音情報群としてメモリに記
憶される。
【0014】図3は、バックグラウンドキットの一例を
示す図である。図3に示すバックグラウンドキットも楽
音情報が複数配列されてなる楽音情報テーブルである。
この楽音情報テーブルには、1から128までの要素番
号が示されている。また、このバックグラウンドキット
にも、図2に示すフォアグラウンドキットと同様に、ノ
ート番号と、ノート番号に対応する楽音情報が記録され
ている。このようなバックグラウンドキットが4個備え
られており、それぞれバックグラウンドキット番号が付
され、楽音情報群としてメモリに記憶される。
【0015】フォアグラウンドキットに記録されるノー
ト番号は、バックグラウンドキットに記録された楽音情
報を変更する目的の場合はバックグラウンドキットに記
録されたノート番号と同一のノート番号であり、バック
グラウンドキットに記録された楽音情報に他の楽音情報
を追加する目的の場合はバックグラウンドキットに記録
されたノート番号とは異なるノート番号である。したが
って、フォアグラウンドキットに記録されるノート番号
は、変更専用の場合は全てのノート番号がバックグラウ
ンドキットに記録されたノート番号のいずれかと重なっ
ており、追加専用の場合は全てのノート番号がバックグ
ラウンドキットに記録されたノート番号のいずれとも異
なっており、変更と追加とが混在する場合は、一部のノ
ート番号のみが、バックグラウンドキットに記録された
ノート番号と重なっている。このようにフォアグラウン
ドキットとバックグラウンドキットの重なり方はその目
的に応じ種々の態様が存在する。
【0016】なお、図2、3におけるノート番号は、一
見、要素番号の数と合っていないように見えるが、これ
らテーブルの性質から、ノート番号が順番に並んでいな
いだけである。図4は、図1に示すRAM17内のレジ
スタ群を示す図である。図4に示すレジスタFGKit
Num,レジスタBGKitNumには、操作パネル1
1の操作子で設定されたフォアグラウンドキット番号,
バックグラウンドキット番号それぞれが格納される。ま
たレジスタNoteNumには、MIDI受信バッファ
(図示せず)から取り出されたノート番号が格納され
る。
【0017】図5は、フォアグラウンドキットの処理,
バックグラウンドキットの処理が含まれたメインルーチ
ンのフローチャートである。電子楽器に電源が投入され
ると、先ずステップS101において初期設定ルーチン
が実行され、MIDI受信バッファがクリアされる。次
にステップS102において、MIDI信号が有するノ
ート番号からフォアグラウンドキット,バックグラウン
ドキットを検索して発音する発音処理ルーチンが実行さ
れる。さらにステップS103において、フォアグラウ
ンドキット番号,バックグラウンドキット番号の設定や
その他の処理を行うルーチンが実行される。これらステ
ップS101,S102,S103のルーチンは繰り返
し順次実行される。
【0018】図6は、図5に示す発音処理ルーチンのフ
ローチャートである。図6に示すルーチンが起動される
と、先ずステップS111において、MIDI受信バッ
ファを検索し、MIDIノートオンメッセージの有無が
判断される。MIDI受信バッファにMIDIノートオ
ンメッセージが有ると判断された場合には、発音を処理
するためにステップS112に進む。一方、MIDI受
信バッファにMIDIノートオンメッセージが無いと判
断された場合には、発音を処理する必要がないため、何
もせず終了する。
【0019】ステップS112においてレジスタNot
eNumにノートオンメッセージのノート番号を格納す
る。ステップS113に進み、次に入力されるMIDI
ノートオンメッセージに備え、MIDI受信バッファか
らノートオンメッセージを削除する。次にステップS1
14に進み、レジスタFGKitNumに格納された番
号に対応するフォアグラウンドキットの楽音情報テーブ
ルの中に、レジスタNoteNumに格納されたノート
番号と同じノート番号が存在するか否かが判断される。
レジスタNoteNumに格納されたノート番号と同じ
ノート番号が存在する場合には、ステップS116に進
む。ステップS116において、フォアグラウンドキッ
トの楽音情報テーブルの、そのノート番号に対応したイ
ンストルメント番号,ピッチ,ディケイ,レベルを参照
し楽音発生部13を制御して楽音を発生させる。
【0020】一方、フォアグラウンドキットの楽音情報
テーブルの中にレジスタNoteNumに格納されたノ
ート番号と同じノート番号が存在しなかった場合には、
ステップS115に進む。ステップS115において、
レジスタBGKitNumに格納された番号に対応する
バックグラウンドキットの楽音情報テーブルの中にレジ
スタNoteNumに格納されたノート番号と同じノー
ト番号が存在するか否かが判断される。バックグラウン
ドキットの楽音情報テーブルの中にレジスタNoteN
umに格納されたノート番号と同じノート番号が存在す
る場合にはステップS116に進む。ステップS116
において、バックグラウンドキットの楽音情報テーブル
の、そのノート番号に対応したインストルメント番号,
ピッチ,ディケイ,レベルを参照し楽音発生部13を制
御して楽音を発生させる。
【0021】一方、バックグラウンドキットの楽音情報
テーブルの中にレジスタNoteNumに格納されたノ
ート番号と同じノート番号がない場合には何もせず終了
する。次に、本実施例において、フォアグラウンドキッ
トおよびバックグラウンドキットを記録しておくための
必要なメモリ容量について考察する。
【0022】一般に、フォアグラウンドキットの数をL
個、その楽音情報の配列の数をM個、および、バックグ
ラウンドキットの数をI個,その楽音情報の配列の数を
J個、1列に配列された楽音情報が記憶されるメモリ容
量をXバイトとすると、((L×M)+(I×J))×
Xバイトのメモリ容量が必要となる。ここで、1列に配
列された楽音情報が記憶されるメモリ容量を32バイト
とすると、本実施例では、フォアグラウンドキット1つ
あたりの楽音情報の配列の数を32、フォアグラウンド
キットの数を32、そして、バックグラウンドキット1
つあたりの楽音情報の配列の数を128、バックグラウ
ンドキットの数を4とした場合、((32フォアグラウ
ンドキット×32配列)+(4バックグラウンドキット
×128配列))×32バイト=49152バイトのメ
モリ容量となり、32フォアグラウンドキット×4バッ
クグラウンドキット=128パターンの組み合わせの楽
音情報が得られる。一方、128パターン数を従来の方
法(キット1つあたりの楽音情報の配列が128)で得
ようとすると、128キット×128配列×32バイト
=524288バイト必要となる。本実施例のメモリ容
量は、従来例のメモリ容量に対して、約1/10で済
む。このように2種類のキット形式を組み合わせること
により、楽音情報を記憶するメモリ容量を節約すること
もできる。
【0023】図7は、操作子処理のための割り込みルー
チンのフローチャートである。このルーチンにより、フ
ォアグラウンドキット番号,バックグラウンドキット番
号が設定される。図7に示すルーチンは、操作パネル1
1に設けられた操作子が操作されることにより発生した
割り込みにより起動される。このルーチンが起動される
と、先ずステップS121において、フォアグラウンド
キット番号を設定するための操作子が操作されたか否か
が判断される。フォアグラウンドキット番号を設定する
ための操作子が操作されたと判断された場合は、ステッ
プ122に進む。ステップS122において、フォアグ
ラウンドキット番号を設定するための操作子で設定され
たフォアグラウンドキット番号がレジスタFGKitN
umに格納され、ステップS123に進む。一方、ステ
ップS121において、フォアグラウンドキット番号を
設定するための操作子が操作されていないと判断された
場合には、直接にステップS123に進む。
【0024】ステップ123においては、バックグラウ
ンドキット番号を設定するための操作子が操作されたか
否かが判断される。バックグラウンドキット番号を設定
するための操作子が操作されたと判断された場合には、
ステップ124に進む。ステップS124において、バ
ックグラウンドキット番号を設定するための操作子で設
定されたバックグラウンドキット番号がレジスタBGK
itNumに格納されて終了する。一方ステップS12
3において、バックグラウンドキット番号を設定するた
めの操作子が操作されていないと判断された場合には、
そのまま終了する。
【0025】このようにして操作パネル11の操作子が
操作されると、フォアグラウンドキット番号,バックグ
ラウンドキット番号が設定される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子楽器
では、第1の楽音情報テーブルに所望の楽音情報が存在
しない場合にのみ第2の楽音情報テーブルの中から所望
の楽音情報を抽出するもの、すなわち、変更・追加され
た楽音情報を優先的に処理し楽音を生成するものである
ため、第2の楽音情報テーブルに記録された元の楽音情
報が失われてしまうことが防止され、かつ、第2の楽音
情報テーブルを切り換えても、一度変更、追加した楽音
情報を、その新たに選択された第2の楽音情報テーブル
を用いた演奏に反映することができる。さらに、複数の
楽音情報テーブルを記憶するメモリ容量の節約も可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子楽器の回路構成を示し
たブロック図である。
【図2】フォアグラウンドキットの一例を示す図であ
る。
【図3】バックグラウンドキットの一例を示す図であ
る。
【図4】図1に示すRAM内のレジスタ群を示す図であ
る。
【図5】フォアグラウンドキットの処理,バックグラウ
ンドキットの処理が含まれたメインルーチンのフローチ
ャートである。
【図6】図5に示す発音処理ルーチンのフローチャート
である。
【図7】操作子処理のための割り込みルーチンのフロー
チャートである。
【符号の説明】
11 操作パネル 12 MIDI信号入力端子 13 楽音発生部 14 表示部 15 CPU 16 ROM 17 RAM

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの楽音を規定する楽音情報が複数配
    列されてなる楽音情報テーブルを記憶しておき、該楽音
    情報テーブルから抽出された楽音情報に基づいて楽音を
    生成する電子楽器において、 楽音情報が複数配列されてなる複数の第1の楽音情報テ
    ーブルを記憶する第1の記憶手段と、 楽音情報が複数配列されてなる複数の第2の楽音情報テ
    ーブルを記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された複数の第1の楽音情報
    テーブルの中から1つの第1の楽音情報テーブルを選択
    するとともに前記第2の記憶手段に記憶された複数の第
    2の楽音情報テーブルの中から1つの第2の楽音情報テ
    ーブルを選択する楽音テーブル選択手段と、 前記楽音テーブル選択手段により選択された第1の楽音
    情報テーブルの中から所望の楽音情報を抽出し、該第1
    の楽音情報テーブルに所望の楽音情報が存在しない場合
    に、前記楽音テーブル選択手段により選択された第2の
    楽音情報テーブルの中から所望の楽音情報を抽出する楽
    音情報抽出手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 1つの楽音を規定する楽音情報がノート
    番号に対応して複数配列されてなる楽音情報テーブルを
    記憶しておき、入力したノート番号に対応する楽音情報
    を該楽音情報テーブルから抽出し抽出した楽音情報に基
    づいて楽音を生成する電子楽器において、 複数の第1の楽音情報テーブルを記憶する第1の記憶手
    段と、 第2の楽音情報テーブルを記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された複数の第1の楽音情報
    テーブルの中から1つの第1の楽音情報テーブルを選択
    する楽音テーブル選択手段と、 入力したノート番号に対応する楽音情報を前記楽音テー
    ブル選択手段により選択された第1の楽音情報テーブル
    の中から抽出し、該入力したノート番号に対応する楽音
    情報が該第1の楽音情報テーブルに存在しない場合に、
    該入力したノート番号に対応する楽音情報を前記第2の
    楽音情報テーブルの中から抽出する楽音情報抽出手段と
    を備えたことを特徴とする電子楽器。
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