JP2583377B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2583377B2 JP4239738A JP23973892A JP2583377B2 JP 2583377 B2 JP2583377 B2 JP 2583377B2 JP 4239738 A JP4239738 A JP 4239738A JP 23973892 A JP23973892 A JP 23973892A JP 2583377 B2 JP2583377 B2 JP 2583377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演奏者が楽器を演奏操
作することにより発生する演奏情報を記憶し、後にこれ
を読み出して楽音発生装置を制御することにより、自動
的に演奏を行う自動演奏装置であって、特に任意の時刻
に発生した演奏情報を、所定の時間間隔で表わされる時
刻に発生したものに量子化する機能を備えた自動演奏装
置である。
【0002】
【従来の技術】現在の自動演奏装置に人が演奏した演奏
情報をそのまま記憶し、再生すると演奏した時とほぼ同
一の自動演奏が再現できる。このようにして記憶された
演奏情報を、わざと機械的な表現にするためや、少しリ
ズム感覚の悪い演奏を修正するために、演奏タイミング
を量子化することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、演奏情報である
鍵盤のキーのオンオフ信号(MIDI規格では、ノート
オン、ノートオフと表現するが、鍵盤が一般的であるの
でここではキーオン、キーオフという)を記憶する方法
としては、種々考えられているが、次の2つの方法が代
表的である。1つは、図3(a)に示すように、1つの
キーがオンすると、そのキーがオフされるまでの時間を
キーのオン情報と同時に持つ方法であり、今1つは、
(b)に示すように、キーのオンオフにかかわらず単に
すぐ前に発生したイベントからの時間経過をイベントの
種類と共に記憶する方法である。後者の方法は、記憶す
る場合、再生する場合でも順に処理を行うだけでよいの
で、簡単に実行できるが、一方、記憶された演奏情報の
一部を削除したり、変更するのは、その前後の時間関係
が複雑になり、困難である。これに比べ前者の方法で
は、音符として管理するため、比較的容易に編集するこ
とができる。演奏情報を量子化する場合にも前者の方法
では、問題はない。すなわち、前者の方法では、図3
(a)に示すように、キーのオン情報(図3(a)の例
では‘0’,‘B’)と、そのキーがオンされてからオ
フされるまでの時間(キーオン時間;図3(a)の例で
は‘A’,‘C’)を持っているため、キーのオン情報
(図3(a)の例における‘0’,‘B’)を量子化し
て他の値に書き換えてしまったとしても、キーオンから
キーオフまでの時間を表わすキーオン時間(図3(a)
の例における‘A’,‘C’)には何の影響も与えな
い。またキーオフの時刻を量子化する場合であってもキ
ーのオン情報(図3(a)の例における‘O’,
‘B’)とは独立にキーオン時間(図3(a)における
‘A’,‘C’)を量子化すれば、キーオン時間(キー
オンからキーオフまでの時間)の変化量は最小に保たれ
る。これに対し、後者の場合には、単にキーのオンオフ
それぞれ独立にある単位時間に量子化すると、図4に
示すようにキーをオンしている時間が、極端に変化して
しまう恐れがある。同図(a)に示すように演奏された
ものを(b)に示す時間軸で量子化するものとする。す
なわち、時刻t1 とt2 の間に発生したイベントは、そ
の中間の時刻T1 に発生したとする量子化方法では、
(c)に示すように、キーをオンしている時間が非常に
短いものになってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この問題点を
解決するものであり、演奏操作の情報を、それぞれ直前
に発生した情報の発生時刻からの経過時間を付して記憶
し、記憶した情報を該情報に付された経過時間に従って
読み出して楽音を発生する自動演奏装置において、 (a)ノートオン情報の発生時刻を所定単位時間間隔
で並んだ複数の量子化時刻のうちの、変更前の発生時刻
に直近の量子化時刻に変更する量子化手段と、 (b)前記量子化手段により発生時刻が変更されるノー
トオン情報に対応するノートオフ情報の発生時刻を、該
ノートオフ情報の発生時刻と該ノートオフ情報に対応す
るノートオン情報の発生時刻との双方について変更を行
なう前と双方について変更を行なった後における、該ノ
ートオフ情報の発生時刻と該ノートオフ情報に対応する
ノートオン情報の発生時刻との間の差分時間の変化量が
最小となるように変更する変更手段ととを備えたことを
特徴とする。
【0005】ここで、ノートオフ情報の発生時刻の変更
は、ノートオフ情報の発生時刻とノートオン情報の発生
時刻との双方の変更の前後において、ノートオフ情報の
発生時刻とそのノートオフ情報に対応するノートオン情
報の発生時刻との間の差分時間が同一に保たれるよう
に、ノートオン情報の発生時刻を変更した分だけそのま
ま変更してもよいが、ノートオフ情報の発生時刻につい
ても量子化することとし、ノートオフ情報の発生時刻
を、上記差分時間の変化分が最小になる量子化時刻に修
正してもよい。本発明にはこれら両者の態様が含まれ
る。
【0006】
【作用】本発明の自動演奏装置は、ノートオン情報の発
生時刻を量子化し、この量子化により、ノートオン情報
の発生時刻がずれた分ノートオフ情報の発生時刻を修正
するものであるため、ノートオン情報の発生時刻が量子
化されてもそれによりキーオンの時間幅が大幅に変更さ
れてしまうことを避けることができる。
【0007】
【実施例】以下に示す例は、図1に示すように、キーオ
ンについては、時刻t0 からt4の間に発生したものに
ついては、t2 に発生したものとし、キーオフについて
は、キーオンが移動した分だけΔtの単位で移動させる
ものである。ここでは、量子化時間(時刻t0 からt
4 )までを4等分した時間をΔtとしている。
【0008】図1(a)は、量子化する前のキーのオン
オフを表し、(b)は量子化後のキーのオンオフを表
す。図2に本実施例による自動演奏装置のブロック図を
示す。1は、シリアルパラレル変換器。演奏情報の規格
であるMIDI信号は、シリアル信号で、鍵盤等を演奏
することにより発生したMIDI信号を受信するとパラ
レル信号に変換し、CPUへ出力する。また、CPUか
らパラレル信号を入力するとシリアル信号に変換して、
MIDI OUT端子から出力する。このMIDI O
UT端子には、電子楽器が接続され、MIDI信号に対
応した楽音を発生する。
【0009】2は、マイクロプロセッサ(CPU)で、
ROM4に記憶された制御プログラムに基づいて動作す
る。3は、RAMで、CPUのワーキングメモリとして
使用されるほか、演奏情報は、ここに記憶される。5
は、表示装置で、6の操作パネルにて操作されている状
態や、現在RAMに記憶している演奏情報の曲名等を表
示する。
【0010】6は、操作パネルで、演奏を記憶するモー
ドと再生するモードの切換、量子化の実行の指示、再生
時のテンポの設定、外部記憶装置例えばフロッピーディ
スク7にRAMの内容をロード、セーブ等を行う操作子
から成る。 (量子化)操作パネル中のスイッチにより、量子化が指
示されると、CPUは、図5に示すRAM内のワーキン
グメモリを使用し、ROMに記憶されている制御プログ
ラムに従って演奏データを量子化する。
【0011】
【表1】
【0012】RAMに記憶されている演奏情報を順に読
み込み、1つの量子化区間(t0 −t4 )内のイベント
を次のように処理する。キーオンが発生していると、そ
のキーナンバをキーオンバッファに書き込み、キーマッ
プの対応する音高のメモリに、表1第2列に示す数値n
を発生したタイミングのΔt時間(t0 −t1 ,t1
2 ……のいずれか)に応じて記憶する。
【0013】キーオフが発生している場合には、対応す
るキーマップから数値nを読出し、表1の第3列に示す
加算をキーオフが発生したΔt時間に応じて行い、加算
の結果得られた数値のキーオフバッファ0〜6にキーナ
ンバーを書き込む。1つの量子化時間について、上記処
理が終了すると、新たな量子化された演奏情報を、新た
なRAMの領域に作成する。その手順は、先ずキーオフ
バッファ0に記憶した音高情報を時刻t0 に発生したも
のとする。同様に、キーオフバッファ1に記憶したもの
は時刻t1 ,キーオフバッファ2のものは時刻t2 ,キ
ーオフバッファ3に記憶したものは時刻t3 に,そして
キーオンバッファに記憶したものは時刻t2 に発生した
ものとし作成する。この処理が終了すると、続いて次の
量子化時間について、同様の処理を行う。
【0014】なお、上記キーオンバッファ、キーオフバ
ッファ、キーマップはRAM3に設けられたワーキング
エリア内のメモリで、図5にこれらブロック図を示す。
例えば図1に示すキー情報の場合について説明すると、
キーオン時刻は、t0 −t 1 間に発生しているから、表
1の1行目の値n=3を対応するキーマップに記入す
る。このキーがCである場合を図5に示す。キーオンバ
ッファには、Cのキーがオンしたことを記入する。この
量子化時間内について同様の処理が終了するとキーオン
バッファに記入したキーは、時刻t2 に発生したものと
して、新たな演奏情報を作成し、キーオンバッファをク
リアする。次に、キーオフについてみる。第m番目の量
子化区間のt3 −t4 にキーオフが発生している。キー
マップの対応するキーナンバーの記憶位置から値nを読
み出すとn=3である。キーオフが発生した時刻は、t
3 −t4 であるから、表1を参照し、3+3=6を得
る。キーオフバッファの6のところに、キーナンバーC
を記入する。キーオフバッファ0から3までについての
処理は上述したがキーオフバッファ4〜6のものについ
ては、次の量子化区間m+1の時刻t0 ,t1 ,t2
発生したものとする。
【0015】なお、自動演奏装置には、複数の演奏パー
トをそれぞれ別個に入力し、再生時には同時に読み出し
て合奏演奏させることができるが、量子化にあたって
は、それぞれのパート毎に、量子化するかしないか、ま
た、量子化するとすれば、量子化区間をどのように設定
するか、また、量子化区間をいくつに分割してΔtを設
定するかなどを選択できるようにする。
【0016】再生時には、複数のパートが同時に演奏さ
れるが、どのパートが、どの記憶領域(トラックとい
う)に記憶されているかが、不明になるので、各トラッ
ク毎に表示器を設け、演奏データが発生するとその演奏
データの属するトラックに対応する表示器を点灯する。
【0017】
【発明の効果】以上のように、ノートオン情報について
は量子化区間の中央の時刻に発生したものに変更する
と、ノートオフ情報は、ノートオン情報を変更した分だ
け、同様に変更するようにしたので、キーをオンしてい
る時間が、量子化することにより大きく異なることはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】概要を示す図である。
【図2】自動演奏装置のブロック図である。
【図3】演奏情報記憶装置方法を示す図である。
【図4】量子化を示す図である。
【図5】ワーキングメモリを示す図である。
【符号の説明】 1 シリアルパラレル変換器 2 マイクロプロセッサ(CPU) 3 RAM 4 ROM 5 表示装置 6 操作パネル 7 フロッピィディスク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏操作の情報を、それぞれ直前に発生
    した情報の発生時刻からの経過時間を付して記憶し、
    憶した情報を該情報に付された経過時間に従って読み出
    して楽音を発生する自動演奏装置において、 (a)ノートオン情報の発生時刻を所定単位時間間隔
    で並んだ複数の量子化時刻のうちの、変更前の発生時刻
    に直近の量子化時刻に変更する量子化手段と、 (b)前記量子化手段により発生時刻が変更されるノー
    トオン情報に対応するノートオフ情報の発生時刻を、該
    ノートオフ情報の発生時刻と該ノートオフ情報に対応す
    るノートオン情報の発生時刻との双方について変更を行
    なう前と双方について変更を行なった後における、該ノ
    ートオフ情報の発生時刻と該ノートオフ情報に対応する
    ノートオン情報の発生時刻との間の差分時間の変化量が
    最小となるように変更する変更手段とを備えたことを特
    徴とする自動演奏装置。
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