JP3425912B2 - 検体処理システム - Google Patents

検体処理システム

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JP3425912B2
JP3425912B2 JP34095799A JP34095799A JP3425912B2 JP 3425912 B2 JP3425912 B2 JP 3425912B2 JP 34095799 A JP34095799 A JP 34095799A JP 34095799 A JP34095799 A JP 34095799A JP 3425912 B2 JP3425912 B2 JP 3425912B2
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宏明 庭山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は検体処理システムに
関し、特に、元検体から一次混合検体及び二次混合検体
を自動作成するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】血液検査センターでは、各地の採血セン
ターから送られる血液試料(元検体)に対して、各種の
検査を行っている。検査センターで検査する1日当たり
の検体数は例えば1万にも達し、検査の合理化・効率化
が強く要請されている。なお、採血センターにおいて
も、一次スクリーニングとして幾つかの血清学的な検査
が実行されるが、検査センターではより広範囲かつ高精
度の検査が行われる。
【0003】近年では核酸増幅検査(NAT:Nucleic
acid amplification test)法が実用化され、高感度の
血液検査を行えるようになってきている。しかし、その
1検査当たりのコストは比較的高く、また工程も複雑で
あり、それ故、1日当たりのNAT検査回数をあまり多
くできないのが現状である。
【0004】そこで、多数検体を一括して検査する手法
が利用されている。具体的には、まず、例えば50個の
元検体を1つにまとめて一次混合検体(一次プール検
体)を作成し、次に、例えば10個の一次混合検体を1
つにまとめて二次混合検体(二次プール検体)が作成さ
れる。それらの一次混合検体及び二次混合検体は一定期
間保管される。その保管と並行して、二次混合検体に対
してNAT法による検査が実行される。その検査の結
果、陽性となれば、その陽性検体としての二次検体を作
成する際に利用された複数の一次検体に対してNAT法
による検査が実行され、更に、それにより陽性と判定さ
れた一次混合検体を作成する際に利用された複数の元検
体に対してNAT法による検査が実行される。これによ
り陽性の元検体が特定される。なお、陽性の元検体を追
跡する手法としては各種のものが提案されている。
【0005】通常、陽性検体の発生確率は極めて低いの
で、上記のような混合検体の一括検査によれば検査効率
を高めつつ、陽性検体を確実に判定可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいて、上記の前処理によって混合検体を作成するため
には多くの手作業を要しており、効率的な処理は困難で
あった。そこで、混合検体に関する特有の事情を考慮し
つつ、元検体の受け入れから二次混合検体の作成までの
一連の工程を能率的に行う自動化システムが要望されて
いる。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、処理能力が高い検体処理シス
テムを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、検体数の増減に柔軟
に対応できる検体処理システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、m個の元検体から一定量ずつ採取
し、それらを混合して一次混合検体を作成する一次分注
手段と、n個の一次混合検体から一定量ずつ採取し、そ
れらを混合して二次混合検体を作成する二次分注手段
と、元検体、一次混合検体及び二次混合検体の対応関係
を記憶しておく記憶手段と、いずれかの二次混合検体が
陽性検体として指定された場合に、前記対応関係を参照
し、当該陽性検体に対応する一次混合検体及び元検体を
特定する追跡手段と、ダミー検体を保持したダミー検体
保持手段と、を含み、前記一次分注手段及び前記二次分
注手段の少なくとも一方は混合検体の作成に際して必要
な場合に前記ダミー検体を分注することを特徴とする。
【0010】本発明によれば、図1の(A)に示すよう
に、まず、一次分注手段によってm個の元検体30から
所定量が採取され、それが1つの一次混合検体32とし
て混合される。ここで、例えば元検体は採取後に遠心分
離処理された血液試料である。(B)に示すように、上
記処理によって、n個の一次混合検体が作成されると、
各一次混合検体が二次分注手段によって所定量ずつ採取
され、それが1つの二次混合検体34として混合される
((C)参照)。ここで、一次分注手段及び二次分注手
段は同じ分注装置であってもよいが、それぞれ別の分注
装置として構成すれば効率的な分注を実現できる。
(D)に示すように、その二次混合検体に対して所定の
検査が実行され、その検査結果が陽性であれば、追跡手
段によって、当該二次混合検体に対応する一次混合検体
及び元検体を簡単に特定可能である。そして、陽性元検
体が各種の手法を利用して判別される。
【0011】本発明によれば、一次混合検体及び二次混
合検体の作成作業を自動化でき、しかも記憶された各検
体間の対応関係に従って陽性検体の追跡を能率的に行う
ことができる。上記のパラメータmは例えば50であ
り、パラメータnは10である。この条件の場合、二次
混合検体は500検体が混合された検体となる。
【0012】望ましくは、前記元検体、前記一次混合検
体及び前記二次混合検体は、検体識別情報を含むラベル
によって管理され、上記各検体の検体識別情報が前記記
憶手段に登録される。このラベル管理によれば、各検体
の個別的管理を確実に行うことができる。必要に応じ
て、システム上の所要箇所にラベルリーダーやラベル貼
り付け器が設けられる。
【0013】望ましくは、パラメータm及びnを可変設
定するための混合数設定手段を含み、前記一次分注手段
及び前記二次分注手段は前記混合数設定手段によって設
定された混合数条件に従って動作する。この構成によれ
ば、検査条件に応じて適切な混合比や混合数などを自在
に設定でき、その設定に従って自動分注が実行される。
【0014】望ましくは、n個の一次混合検体の作成時
に検体数不足が発生した場合にその不足数分だけ前記ダ
ミー検体の分注を実行させる端数処理手段を含む。この
構成によれば、大量の元検体群に対して、m×n個の元
検体を単位として、二次混合検体を順次作成していく場
合において、最後に残った元検体数がm×n個未満であ
っても、その不足数をダミー検体で補って所定量の二次
検体を作成可能である。ここで、そのダミー検体として
は検査に支障がないような液体(生理食塩水など)が利
用される。このダミー検体の補充は、一次混合検体の作
成時及び二次混合検体の作成時の少なくとも一方におい
て実行される。
【0015】望ましくは、検体吸引異常が検出された場
合に、所定条件に従って、当該検体の代わりに前記ダミ
ー検体の分注を実行させる吸引異常対処手段を含む。こ
の構成によれば、分注異常が発生した場合に、ダミー検
体の代替分注を行って所定の混合比ないし混合量を維持
可能である。よって、システム全体の流れを阻害するこ
となく、分注異常に個別的に対処し、作業効率の低下を
防止できる。
【0016】(2)上記目的を達成するために、本発明
は、少なくとも1つの検体処理ステーションを含む検体
処理システムにおいて、前記検体処理ステーションは、
元検体について開栓を行う開栓装置と、開栓後のm個の
元検体から一定量ずつ採取し、それらを混合して一次混
合検体を作成する一次分注装置と、n個の一次混合検体
から一定量ずつ採取し、それらを混合して二次混合検体
を作成する二次分注装置と、上記の各検体について閉栓
を行う閉栓装置と、ダミー検体を保持したダミー検体保
持手段と、を含み、前記一次分注手段及び前記二次分注
手段の少なくとも一方は混合検体の作成に際して必要な
場合に前記ダミー検体を分注することを特徴とする。
【0017】上記構成によれば、一次混合検体及び二次
混合検体の作成にあって、元検体(採血管)の栓を自動
的に取り外し、分注後に各検体(試験管)に栓を装着し
て、その後の保存の便宜を図ることができる。このよう
に、一連の流れが自動化されており、1日当たりの処理
数を従来よりも大幅に向上可能である。
【0018】望ましくは、前記検体処理ステーション
は、開栓時の液滴飛散防止のために前記開栓に先立って
前記元検体に対して遠心分離処理を実行する遠心分離装
置を含む。輸送、搬送などの影響で栓の裏側などに検体
が付着している場合がある。その場合に、無造作に開栓
を行うと、検体が飛散して汚染が発生する可能性があ
る。これに対し、開栓前に遠心分離処理を実行すれば、
栓の裏などに付着している検体を振り落として、汚染を
未然に防止可能である。
【0019】望ましくは、前記閉栓装置は、栓をつかむ
ハンドリングユニットと、前記ハンドリングユニットを
三次元搬送するロボット機構と、を含む。このようにハ
ンドリングユニットを三次元移動可能に構成すれば、元
検体、一次混合検体、二次混合検体の位置決めの自由度
を拡大できる。
【0020】望ましくは、前記検体処理ステーションへ
の元検体の投入に先立って、各元検体について適否検査
を実行し、適当でない検体を抜き取る検体抜取り装置を
含む。この構成によれば、例えば、事前検査で陽性の検
査結果が既に得られている検体や管理上問題のある検体
などを処理対象から除外できる。
【0021】(3)上記目的を達成するために、本発明
は、互いに並列動作可能な複数の検体処理ステーション
と、前記複数の検体処理ステーションに元検体を分配す
る元検体供給装置と、前記複数の検体処理ステーション
の稼働管理を行う稼働管理装置と、を含む検体処理シス
テムにおいて、前記各検体処理ステーションは、元検体
について開栓を行う開栓装置と、開栓後のm個の元検体
から一定量ずつ採取し、それらを混合して一次混合検体
を作成する一次分注装置と、n個の一次混合検体から一
定量ずつ採取し、それらを混合して二次混合検体を作成
する二次分注装置と、上記の各検体について閉栓を行う
閉栓装置と、ダミー検体を保持したダミー検体保持手段
と、を含み、前記一次分注手段及び前記二次分注手段の
少なくとも一方は混合検体の作成に際して必要な場合に
前記ダミー検体を分注することを特徴とする。
【0022】上記構成によれば、同じ機能をもった検体
処理ステーションが並列設置され、処理検体数などの処
理条件に応じて検体処理ステーションの稼働台数を適宜
調整できるという利点がある。また、一台の検体処理ス
テーションにトラブルが発生しても、他の検体処理ステ
ーションを利用して、検体処理を進行させることが可能
である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0024】図2には、本発明に係る検体処理システム
が設置された検査センター12における各処理が概念的
に示されている。この図2において、各地の採血センタ
ー10より輸送された元検体群は、この検査センター1
2において受け取られ(符号14参照)、次に、その元
検体群の中から不適検体の抜取りが実行される(符号1
6参照)。ここで、その抜取り対象となる不要検体は、
例えば、採血センター10における前検査において陽性
が判別された陽性検体、前検査において判定が保留され
た保留検体、検体情報が付与されていない情報未登録検
体、各検体に付与されているバーコードの読み取りが行
えなかった読み取り不能検体、などである。このように
一次混合検体及び二次混合検体の作成に先だって不適検
体の抜取りが行われるので、無駄な検体処理を除外して
処理効率を高められるという利点がある。ちなみに、採
血センター10における前検査の結果は、たとえばFD
などに格納された電子情報としてあるいはオンライン送
信される電子情報として検査センター12に送られてい
る。
【0025】不適検体の抜取りの後、符号18で示すよ
うに、一次混合検体が作成される。図1を用いて説明し
たように、たとえばm個の元検体から1つの一次混合検
体が作成され、これを繰り返すことによってn個の一次
混合検体が作成される。そして、符号20で示すよう
に、そのn個の一次混合検体から1つの二次混合検体が
作成される。ここで、mが50でnが10であれば、二
次混合検体は500元検体を混合した検体に相当する。
ちなみに、この符号18及び符号20で示す一次混合検
体作成工程及び二次混合検体作成工程は、後述する自動
分注装置などを利用することによって実行される。
【0026】以上の各工程が繰り返し実行され、順次作
成される二次混合検体に対して、符号24で示すように
上述したNAT法に基づく検査が実行される。ちなみ
に、元検体、一次混合検体及び二次混合検体はそれぞれ
保管され、後の追跡に備えられる(符号22参照)。も
ちろん、各検体の対応関係は電子的に管理されており、
具体的には、検体対応テーブルによって当該対応関係が
管理される。
【0027】NAT法に基づく検査によって二次混合検
体について陰性が判定されれば、その元になった例えば
500個の元検体について一律に陰性が判明する。その
一方、二次混合検体において陽性が判定された場合、例
えば500検体中のいずれかの元検体が陽性検体である
と考えられる。そこで、符号26で示すように、上述し
た各検体間の対応関係に従って、陽性検体の追跡処理が
実行される。
【0028】この場合、たとえば、まずその二次混合検
体に対応するn個の一次混合検体のそれぞれについて再
検査が実行され、その中で陽性検体が存在していた場合
には、その陽性検体である一次混合検体を構成したm個
の元検体が特定され、それらの中から最終的に陽性の元
検体が特定される。ちなみに、この追跡の手法に関して
は、各種の手法を採用でき、いずれにおいてもそのよう
な追跡を行う場合には検体間の対応関係が参照される。
【0029】図2において、符号100及び符号102
で示す機能の全部又は一部が本実施形態に係る検体処理
システムによって実現される。なお、符号26で示す追
跡に当たって、再検査自体は符号24で示した検査工程
を実行する検査装置により行われる。もちろん、そのよ
うな検査装置と検体処理システムの両者を統合して統合
検査システムを構成することも可能である。
【0030】次に、図3を用いて本実施形態に係る検体
処理システムの好適な実施形態について説明する。この
検体処理システムは、検体検査に先だって、複数の元検
体から一次混合検体及び二次混合検体を作成する前処理
システムである。
【0031】図3において、検体処理システムは、大別
して、システムコントローラ36、受付装置38、搬送
システム40及び複数の基本システム42で構成されて
いる。システムコントローラ36は、例えばコンピュー
タマシンによって構成されるものであり、そのシステム
コントローラ36には記録媒体あるいはネットワークを
介して前検査結果のデータが入力される。また、図示さ
れていない検査装置から記録媒体あるいはネットワーク
を介してNAT検査結果のデータが入力される。前検査
結果は後述する受付装置38における抜取り処理におい
て利用され、NAT検査結果は図2に示した追跡を行う
際の前提条件として利用される。
【0032】システムコントローラ36には表示部46
及び入力部48が接続されている。表示部46はディス
プレイであり、その表示部46には本システムにおける
稼動状況などの各種の情報が表示される。入力部48は
キーボードやマウスなどの各種のユーザーインターフェ
イスで構成され、その入力部48を介して実際に稼動さ
せる基本システム42の台数の指定や、各基本システム
42に供給する元検体数の指定などを行うことができ
る。すなわち、本実施形態に係るシステムは、検査セン
ターに大量に輸送されてくる検体数の変動に合わせて最
も効率的な前処理を実現するために並列接続された複数
の基本システム42を備えており、その複数の基本シス
テム42の中で任意数の基本システム42のみを稼動さ
せることが可能である。例えば、通常状態においては全
ての基本システム42を稼動させ、前処理の終了段階に
おいては一部の基本システム42のみを稼動させること
も可能である。更に、一部の基本システム42にトラブ
ルが発生しても、他の基本システム42を稼動させてシ
ステム全体のダウンを回避できるという利点がある。
【0033】システムコントローラ36には記憶装置5
0が接続されている。この記憶装置50はRAMあるい
はハードディスクなどの装置であり、その記憶装置50
上には後に図を用いて説明する検体対応テーブル51が
格納される。陽性検体の追跡に当たってはこの検体対応
テーブル51が参照される。
【0034】受付装置38には、到着した元検体群が投
入され、各検体ごとにそのチェックが行われる。具体的
には、図2において符号16で示したような検体抜取り
処理が実行される。すなわち、元検体(採血管)に貼付
されているバーコードラベルが読み取られ、その内容及
び前検査結果などに従って陽性検体や判定保留検体など
の不適検体が自動的に抜き取られ、一次混合検体及び二
次混合検体の作成に相応しい元検体のみが排出されるこ
とになる。ちなみに、検体の抜取りは検体単位あるいは
ラック単位で行われる。受付装置38によって所定の処
理を経た元検体は、ラック単位で搬送システム40にお
ける投入装置52に搭載される。
【0035】この投入装置52は2つの載置テーブルを
有しており、各テーブル上に元検体ラックがセットされ
る。そして、各ラックがそれらの2つのテーブル上から
搬送ライン54へ順次流され、その搬送ライン54から
各基本システム42へラックが搬送される。ここで、そ
のような搬送はシステムコントローラ36によって制御
された搬送システム40が管理している。
【0036】本実施形態におけるシステムでは、システ
ム上の所要箇所にバーコードリーダ及びバーコードラベ
ル貼付器が備えられており、各段階において各検体のI
D番号などが確認されている。例えば投入装置52には
ラベルリーダーが設けられ、基本システム42の所要箇
所にもラベルリーダーが設けられ、更に後述する分注ユ
ニット60には、作成された一次混合検体及び二次混合
検体に対してバーコードラベルを貼付ける貼付器が備え
られる。
【0037】上述したように、本実施形態においては複
数の基本システム42が並列的に接続されており、検体
数の増減に応じて適切な台数の基本システム42を稼動
させることができる。ここで、この基本システム42
は、複数のユニットあるいは装置によって構成される検
体処理ステーションとして機能するものである。
【0038】基本システム42において、搬送ライン上
には2つの遠心ユニット56が設けられている。各遠心
ユニット56は2つのローター56A〜56Dを有して
いる。そして、それらの4つのローター56A〜56D
を適宜利用して各検体に対して遠心分離処理が実行され
る。ここで、開栓に先だってこのような遠心分離処理を
実行することにより、採血管の栓の裏側に付着している
血液試料を下に振り落とすことが可能となり、開栓時に
生ずる血液試料の飛散などの問題を効果的に防止可能で
ある。よって、そのような効果が得られる限りにおい
て、回転速度や回転時間などを適宜設定すればよい。本
実施形態においては、各遠心ユニット56がオートバラ
ンス機構などを有している。
【0039】遠心分離処理後の元検体は開栓ユニット5
8に投入される。この開栓ユニット58は採血管の上部
に設けられている栓を除去する装置である。ここで、開
栓の際の汚染をより確実に防止するため開栓器と開栓後
の元検体の存在場所との間には開閉自在な防護シャッタ
ーが設けられている。開栓後の元検体は分注ユニット6
0に搬送される。
【0040】この分注ユニット60は大別して第1ユニ
ット60Aと第2ユニット60Bとで構成される。第1
ユニット60Aは例えば2本のノズルを有しており、こ
の第1ユニット60Aによって一次混合検体が作成され
る。一方、第2ユニット60Bは例えば1本のノズルを
有し、この第2ユニット60Bによって二次混合検体が
作成される。それぞれのユニット60A,60Bは従来
の自動分注装置と同様の構成を有し、金属性のノズル基
部とその先端に装着されるディスポーザブルチップから
ノズルよって検体の吸引や吐出が行われる。ちなみに、
各ディスポーザブルチップは検体ごとに自動交換され
る。
【0041】本実施形態では、一次混合検体作成用の分
注装置と二次混合検体作成用の分注装置とを2つ備えた
ので、両者を並列動作させて効率的な処理が可能とな
る。特に、各分注装置の能力に差を設けているので、N
AT検査法における前処理に相応しい分注を実現でき
る。
【0042】本実施形態においては、この分注ユニット
60がダミー分注機能を有している。これについては後
に図6を用いて詳述する。ちなみに、混合検体の濃度の
均一化を図るために吸引及び吐出などを利用した検体撹
拌が実行されている。分注後の元検体、一次検体及び二
次検体はそれぞれ閉栓ユニット62に送られる。
【0043】本実施形態において、閉栓ユニット62は
ハンドリングユニットとそれを三次元的に搬送する搬送
機構とで構成されている。ハンドリングユニットは栓を
つかんで所望の試験管にそれを装着するものであり、本
実施形態においてはハンドリングユニットが三次元的に
移動自在に構成されているので、栓が装着される元検
体、一次混合検体及び二次混合検体の配置位置の自由度
を拡大できるという利点がある。
【0044】排出ユニット64には、閉栓後の元検体が
排出される。ちなみに、この排出ユニット64に更に一
次混合検体及び二次混合検体を排出してもよい。あるい
は、一次混合検体のみを排出ユニット64に排出し、二
次混合検体については分注ユニット上に載置されたまま
の状態としてもよい。分注後の各検体は、人為的な作業
によって所定の保冷庫に移載される。
【0045】図4には、図3に示した本実施形態に係る
検体処理システムの具体的なイメージが示されている。
【0046】なお、上述したシステム構成は一例であっ
て、図1あるいは図2に示す各処理を実現できる限りに
おいて各種のシステム構成例を採用可能である。
【0047】図5には、図3に示した記憶装置50上に
形成される検体対応テーブル51の具体例が示されてい
る。図示されるように、二次混合検体に対しては一次混
合検体が対応付けられ、各一次混合検体に対しては元検
体が対応付けられている。ここで、各検体はバーコード
ラベル情報によって管理されている。このように各検体
間の対応関係を記憶しておくことにより、NAT検査結
果が得られた段階で、対応する検体を瞬時に特定でき、
その結果、陽性検体の追跡調査を迅速に行えるという利
点がある。また誤りのない元検体の特定が可能となる。
【0048】図6には、分注ユニット60が有するダミ
ー処理機能を表すフローチャートが示されている。この
ダミー処理はダミー検体を利用して不足検体を補うもの
であり、各検体の個別分注時において実行され、最終的
に元検体が不足する場合においても実行される。なお、
図6に示す各工程は一次検体作成時において実行される
ものであるが、必要に応じてさらに二次検体作成時にお
いても同様の処理が実行される。
【0049】S101では、ノズルによって元検体が所
定量だけ吸引される。S102では、配管内のエア圧力
の変動などに基づいて吸引異常が判定される。ここで、
そのような吸引異常がなければ、S107において、吸
引された元検体が一次混合検体用の容器へ吐出される。
その後、次の元検体の分注に先だってS108において
ディスポーザブルチップが交換される。
【0050】一方、S102において吸引異常が判定さ
れた場合、そのまま吐出を行うと吐出不足などが生じて
しまうので、本実施形態では、S103において、吸引
された元検体が再び元の採血管内に吐き戻される。そし
て、S104ではディスポーザブルチップが交換され、
S105において1回目の異常判定であれば再びS10
1において当該元検体が吸引される。そして、そのよう
な再吸引後にS102において正常と判定されれば、S
107以降の各工程が実行され、一方、S102におい
て2回目の異常判定がなされた場合には、S103〜S
105を経てS106が実行されダミー検体の吸引が行
われる。
【0051】ここで、ダミー検体は、分注ユニット60
に設けられた容器内に収容保持された例えば生理食塩水
や蒸留水などである。それらの液体としてはNAT検査
において検査に支障がない限りにおいて各種の液体を選
択可能である。
【0052】さて、S106においてダミー検体が吸引
された後、S107において、吸引異常が判定された元
検体の代わりにダミー検体が一次検体用容器へ吐出され
る。そして、上記のようにS108においてディスポー
ザブルチップが交換される。
【0053】S109では、最終検体まで処理されたか
否かが判断され、最終検体まで処理されていなければS
111において所定の元検体数分だけ分注が行われたか
否かすなわち混合数が所定数に到達したか否かが判断さ
れ、到達していなければ吸引元となった元検体がS11
3において交換され、上記S101からの工程が繰り返
し実行される。一方、S111において混合数が所定数
に到達したと判断された場合には、吐出先の一次検体用
容器がS112において交換され、S113及びS10
1からの各工程が繰り返し実行される。
【0054】S109において、最終検体まで処理が到
達したと判断された場合、S110が実行される。この
S110においては、S111と同様に混合数が所定値
になったか否かが判断され、最終の元検体の分注を行っ
てもなお混合数が所定数に満たないと判断された場合に
は、S106において上記同様にダミー検体が吸引さ
れ、それが一次検体用容器に吐出されることになる(S
107)。そして、S110において混合数(混合回
数)が所定数に到達するまで上記各工程が繰り返され、
混合数が所定数に到達した場合には本ルーチンが終了す
る。
【0055】よって上記の処理によれば、分注異常があ
った場合にダミー検体を利用して不足分を補うことがで
き、また、元検体数が所定数に満たない場合にはダミー
検体によってそれを補って規定された一次混合検体の生
成量を常に確保できるという利点がある。さらに、図6
に示す処理を二次検体の作成にも適用すれば、常に一定
の混合比をもった所定量の二次混合検体を得ることがで
きる。よって、変動する元検体数に対応した能率的な前
処理を実現できるという利点がある。なお、ダミー検体
の代替分注が行われた検体についてはその記録が残さ
れ、また、必要に応じてアラームが出力される。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理能力の高い検体処理システムを実現でき、特に、検
体数の増減に柔軟に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一次混合検体及び二次混合検体の作成原理を
示す概念図である。
【図2】 検査センターにおける各処理工程を示す概念
図である。
【図3】 本実施形態に係る検体処理システムの全体構
成を示すブロック図である。
【図4】 本実施形態に係る検体処理システムの実際の
イメージを表す図である。
【図5】 検体対応テーブルの一例を示す図である。
【図6】 分注処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 採血センター、12 検査センター、30 元検
体、32 一次混合検体、34 二次混合検体、36
システムコントローラ、38 受付装置(抜取り装
置)、40 搬送システム、42 基本システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日比野 正明 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロ カ株式会社内 (72)発明者 庭山 宏明 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロ カ株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−196913(JP,A) Yoshinobu Asada、D on S.Varnum、Wayne N.Frankel、Joseph H.Nadeau,Nature Ge netics,米国,Nature P ublication,1994年 4月, Vol.6,pp.363−368 A.Darvasi、M.Solle r,Genetics,米国,Gene tics Society of Am erica,1994年12月,Vol.138, No.4,pp.1365−1373 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 - 35/10 G01N 1/00 - 1/44 JICSTファイル(JOIS)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m個の元検体から一定量ずつ採取し、そ
    れらを混合して一次混合検体を作成する一次分注手段
    と、 n個の一次混合検体から一定量ずつ採取し、それらを混
    合して二次混合検体を作成する二次分注手段と、 元検体、一次混合検体及び二次混合検体の対応関係を記
    憶しておく記憶手段と、 いずれかの二次混合検体が陽性検体として指定された場
    合に、前記対応関係を参照し、当該陽性検体に対応する
    一次混合検体及び元検体を特定する追跡手段と、ダミー検体を保持したダミー検体保持手段と、 を含み、前記一次分注手段及び前記二次分注手段の少なくとも一
    方は混合検体の作成に際して必要な場合に前記ダミー検
    体を分注する ことを特徴とする検体処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記元検体、前記一次混合検体及び前記二次混合検体
    は、検体識別情報を含むラベルによって管理され、 上記各検体の検体識別情報が前記記憶手段に登録される
    ことを特徴とする検体処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシステムにおいて、 パラメータm及びnを可変設定するための混合数設定手
    段を含み、 前記一次分注手段及び前記二次分注手段は前記混合数設
    定手段によって設定された混合数条件に従って動作する
    ことを特徴とする検体処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシステムにおいて、 個の一次混合検体の作成時に検体数不足が発生した場
    合にその不足数分だけ前記ダミー検体の分注を実行させ
    る端数処理手段を含むことを特徴とする検体処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシステムにおいて、 体吸引異常が検出された場合に、所定条件に従って、
    当該検体の代わりに前記ダミー検体の分注を実行させる
    吸引異常対処手段を含むことを特徴とする検体処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの検体処理ステーション
    を含む検体処理システムにおいて、 前記検体処理ステーションは、 元検体について開栓を行う開栓装置と、 開栓後のm個の元検体から一定量ずつ採取し、それらを
    混合して一次混合検体を作成する一次分注装置と、 n個の一次混合検体から一定量ずつ採取し、それらを混
    合して二次混合検体を作成する二次分注装置と、 上記の各検体について閉栓を行う閉栓装置と、ダミー検体を保持したダミー検体保持手段と、 を含み、前記一次分注装置及び前記二次分注装置の少なくとも一
    方は混合検体の作成に際して必要な場合に前記ダミー検
    体を分注する ことを特徴とする検体処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の装置において、 前記検体処理ステーションは、開栓時の液滴飛散防止の
    ために前記開栓に先立って前記元検体に対して遠心分離
    処理を実行する遠心分離装置を含むことを特徴とする検
    体処理システム。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の装置において、 前記閉栓装置は、 栓をつかむハンドリングユニットと、 前記ハンドリングユニットを三次元搬送するロボット機
    構と、 を含むことを特徴とする検体処理システム。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のシステムにおいて、 前記検体処理ステーションへの元検体の投入に先立っ
    て、各元検体について適否検査を実行し、適当でない検
    体を抜き取る検体抜取り装置を含むことを特徴とする検
    体処理システム。
  10. 【請求項10】 互いに並列動作可能な複数の検体処理
    ステーションと、 前記複数の検体処理ステーションに元検体を分配する元
    検体供給装置と、 前記複数の検体処理ステーションの稼働管理を行う稼働
    管理装置と、 を含む検体処理システムにおいて、 前記各検体処理ステーションは、 元検体について開栓を行う開栓装置と、 開栓後のm個の元検体から一定量ずつ採取し、それらを
    混合して一次混合検体を作成する一次分注装置と、 n個の一次混合検体から一定量ずつ採取し、それらを混
    合して二次混合検体を作成する二次分注装置と、 上記の各検体について閉栓を行う閉栓装置と、ダミー検体を保持したダミー検体保持手段と、 を含み、前記一次分注装置及び前記二次分注装置の少なくとも一
    方は混合検体の作成に際して必要な場合に前記ダミー検
    体を分注する ことを特徴とする検体処理システム。
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