JP3425605B2 - 製紙用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織布 - Google Patents
製紙用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織布Info
- Publication number
- JP3425605B2 JP3425605B2 JP28268992A JP28268992A JP3425605B2 JP 3425605 B2 JP3425605 B2 JP 3425605B2 JP 28268992 A JP28268992 A JP 28268992A JP 28268992 A JP28268992 A JP 28268992A JP 3425605 B2 JP3425605 B2 JP 3425605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine direction
- woven
- yarn
- yarns
- direction yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/0027—Screen-cloths
- D21F1/0036—Multi-layer screen-cloths
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/0027—Screen-cloths
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F7/00—Other details of machines for making continuous webs of paper
- D21F7/08—Felts
- D21F7/083—Multi-layer felts
Landscapes
- Paper (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Gyroscopes (AREA)
- Air Bags (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙機械に使用する製
紙用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織
布に関するものであり、特に紙シートが該フェルト上に
保持されて移動する際に該シートから水分を除去するた
めの製紙用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二
重層織布に関するものである。
紙用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織
布に関するものであり、特に紙シートが該フェルト上に
保持されて移動する際に該シートから水分を除去するた
めの製紙用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二
重層織布に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】紙シートから水分を除去するために現在
まで様々な技術が提案されてきた。その中で最も一般的
なものはプレス機の使用であり、紙シート及び該紙シー
トを載せて運ぶフェルトを複数のローラー間で水分を絞
出するものである。前記フェルトは紙から絞出された水
分が該フェルトを通過して排水されるように形成されて
いる。プレス機用フェルトは水分移動能力増強を計るた
めに比較的大きな孔部又は間隙を有して織られたもので
あることが望ましく、水分は吸引箱を介して前記フェル
トから除去される。プレス機用フェルトは普通はコンベ
アベルト形状を有しており、製造工程における大量の水
分が該プレス機用フェルト内に蓄積され、吸引装置又は
他の装置により、通常は紙ウエブとプレス機用フェルト
が離れた後に水分除去される。
まで様々な技術が提案されてきた。その中で最も一般的
なものはプレス機の使用であり、紙シート及び該紙シー
トを載せて運ぶフェルトを複数のローラー間で水分を絞
出するものである。前記フェルトは紙から絞出された水
分が該フェルトを通過して排水されるように形成されて
いる。プレス機用フェルトは水分移動能力増強を計るた
めに比較的大きな孔部又は間隙を有して織られたもので
あることが望ましく、水分は吸引箱を介して前記フェル
トから除去される。プレス機用フェルトは普通はコンベ
アベルト形状を有しており、製造工程における大量の水
分が該プレス機用フェルト内に蓄積され、吸引装置又は
他の装置により、通常は紙ウエブとプレス機用フェルト
が離れた後に水分除去される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一方、理想的な製紙用
フェルトとは少なくとも以下のような特性を有するもの
である。まず、その表面が充分に微細であり、生産され
る紙の質を滑らかに仕上げ、乱れた模様を生じさせない
ものでなければならない。次に、大きな抵抗なく排水で
きるように充分な通水性を有していなければならない。
さらに、長期にわたって繰返される高圧下における使用
状態からすばやく復元するだけの復元力を有していなけ
ればならない。またさらに、良好な安定性と長寿命を有
するように充分に頑丈なものでなければならない。
フェルトとは少なくとも以下のような特性を有するもの
である。まず、その表面が充分に微細であり、生産され
る紙の質を滑らかに仕上げ、乱れた模様を生じさせない
ものでなければならない。次に、大きな抵抗なく排水で
きるように充分な通水性を有していなければならない。
さらに、長期にわたって繰返される高圧下における使用
状態からすばやく復元するだけの復元力を有していなけ
ればならない。またさらに、良好な安定性と長寿命を有
するように充分に頑丈なものでなければならない。
【０００４】通常の二重層布より高い振動吸収能力（ｖ
ｉｂｒａｔｉｏｎ ａｂｓｏｒｐｔｉｏｎ ｃａｐａｃｉ
ｔｙ）を具備した基布を有する製紙用フェルトは、より
良い走行性、より少ない保守点検のための停止並びに、
より優れた紙質を提供することが発見されている。
ｉｂｒａｔｉｏｎ ａｂｓｏｒｐｔｉｏｎ ｃａｐａｃｉ
ｔｙ）を具備した基布を有する製紙用フェルトは、より
良い走行性、より少ない保守点検のための停止並びに、
より優れた紙質を提供することが発見されている。
【０００５】ところが、従来の製紙用フェルトは、振動
湿気吸収能力が充分でなく、優れた走行性、少ない保守
点検のための停止並びに改善された紙質を確実に提供す
る優れた伸縮性及び復元力を有するフェルトを提供する
ことはできなかった。
湿気吸収能力が充分でなく、優れた走行性、少ない保守
点検のための停止並びに改善された紙質を確実に提供す
る優れた伸縮性及び復元力を有するフェルトを提供する
ことはできなかった。
【０００６】よって、本発明の１つの目的は、改善され
た振動吸収能力を具備し、製紙用機械に使用される製紙
用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織布
を提供することである。
た振動吸収能力を具備し、製紙用機械に使用される製紙
用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織布
を提供することである。
【０００７】本発明の他の目的は、より優れた走行性、
より少ない保守点検のための停止並びに改善された紙質
を確実に提供する優れた伸縮性及び復元力を有する製紙
用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織布
を提供することである。
より少ない保守点検のための停止並びに改善された紙質
を確実に提供する優れた伸縮性及び復元力を有する製紙
用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織布
を提供することである。
【０００８】本発明のさらに別な目的は、改善された排
水特性を有する製紙用フェルト、および製紙用フェルト
に用いる二重層織布を提供することである。
水特性を有する製紙用フェルト、および製紙用フェルト
に用いる二重層織布を提供することである。
【０００９】本発明のさらに他の目的は、大きな負荷を
負って高速で作動するフェルトに対して、さらに優れた
ウエットフェルト特性を付与するとともに、さらに長期
にわたり有効な復元力を有する製紙用フェルト、および
製紙用フェルトに用いる二重層織布を提供することであ
る。
負って高速で作動するフェルトに対して、さらに優れた
ウエットフェルト特性を付与するとともに、さらに長期
にわたり有効な復元力を有する製紙用フェルト、および
製紙用フェルトに用いる二重層織布を提供することであ
る。
【００１０】本発明の他の目的及び利点は、以下記載の
発明の詳細な説明及び添付図面から明確になるであろ
う。
発明の詳細な説明及び添付図面から明確になるであろ
う。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例は、二
重層織布を有する製紙用フェルトであり、前記二重層織
布は特殊な織パターンで織られていて、エネルギー吸収
特性を有するものとなる。二重層織布は、上面における
機械方向糸の数が当該二重層織布の下面における機械方
向糸の数の２倍であるようなパターンに織糸が織られて
いる。使用する織糸はスパン糸でも、マルチフィラメン
トでも、モノフィラメントでも、コアラップ糸でも、又
はどのような縒糸でも構わない。
重層織布を有する製紙用フェルトであり、前記二重層織
布は特殊な織パターンで織られていて、エネルギー吸収
特性を有するものとなる。二重層織布は、上面における
機械方向糸の数が当該二重層織布の下面における機械方
向糸の数の２倍であるようなパターンに織糸が織られて
いる。使用する織糸はスパン糸でも、マルチフィラメン
トでも、モノフィラメントでも、コアラップ糸でも、又
はどのような縒糸でも構わない。
【００１２】二重層織布は上部織布（ｔｏｐ ｆａｂｒ
ｉｃ）に縫合されている。望ましい上部織布とは長フロ
ーティング（ｆｌｏａｔｉｎｇ）成分及び微細糸成分を
有する単層織布である。
ｉｃ）に縫合されている。望ましい上部織布とは長フロ
ーティング（ｆｌｏａｔｉｎｇ）成分及び微細糸成分を
有する単層織布である。
【００１３】特殊な織パターンを有する二重層織布を有
するフェルトは普通のフェルトと比べて非常に優れた振
動吸収能力を示す。高い弾力性及び復元力は優れた走行
性と、より数少ない保守点検のための停止と、改善され
た紙質を提供する。前記特性は液体流に対する抵抗を減
じ、より優れた脱水性能を付与する。前記二重層織布を
前記の上部織布と共に使用すれば、フェルトに必要な紙
質（重量、表面）及びプレス条件（速度、圧力、走行
性）に適合したものとなる。製紙用フェルトの要素とし
ての使用に加えて、前記二重層織布は製紙機械において
フォーミングファブリック（ｆｏｒｍｉｎｇ ｆａｂｒ
ｉｃ）としても使用可能である。
するフェルトは普通のフェルトと比べて非常に優れた振
動吸収能力を示す。高い弾力性及び復元力は優れた走行
性と、より数少ない保守点検のための停止と、改善され
た紙質を提供する。前記特性は液体流に対する抵抗を減
じ、より優れた脱水性能を付与する。前記二重層織布を
前記の上部織布と共に使用すれば、フェルトに必要な紙
質（重量、表面）及びプレス条件（速度、圧力、走行
性）に適合したものとなる。製紙用フェルトの要素とし
ての使用に加えて、前記二重層織布は製紙機械において
フォーミングファブリック（ｆｏｒｍｉｎｇ ｆａｂｒ
ｉｃ）としても使用可能である。
【００１４】第二の実施例においては、二重層織布の織
糸は優れた湿気吸収特性を有する弾性樹脂又はポリマー
材で処理されたものか、又は成型された（ｅｘｔｒｕｄ
ｅｄ）ものである。材料には機械方向にモノフィラメン
ト又はマルチ／モノフィラメントの縒糸が含まれてお
り、それらは弾性樹脂（ポリウレタン、ラテックス、ポ
リアクリル等）で処理したものか、又は成型したもので
よい。好適な繊維の例は熱可塑性ポリエステルエラスト
マー（ＴＰＥ）である。特殊処理された織糸は機械方向
に提供され、改善された振動湿気吸収能力（ｖｉｂｒａ
ｔｉｏｎ ｄａｍｐｅｎｉｎｇ ａｂｉｌｉｔｙ）を有す
る製紙用織布を提供する。
糸は優れた湿気吸収特性を有する弾性樹脂又はポリマー
材で処理されたものか、又は成型された（ｅｘｔｒｕｄ
ｅｄ）ものである。材料には機械方向にモノフィラメン
ト又はマルチ／モノフィラメントの縒糸が含まれてお
り、それらは弾性樹脂（ポリウレタン、ラテックス、ポ
リアクリル等）で処理したものか、又は成型したもので
よい。好適な繊維の例は熱可塑性ポリエステルエラスト
マー（ＴＰＥ）である。特殊処理された織糸は機械方向
に提供され、改善された振動湿気吸収能力（ｖｉｂｒａ
ｔｉｏｎ ｄａｍｐｅｎｉｎｇ ａｂｉｌｉｔｙ）を有す
る製紙用織布を提供する。
【００１５】具体的には、請求項１に記載の発明は、
「製紙用機械に使用され、６個のハーネスにより構成さ
れた上面（２５）と下面（２６）とを有する二重層織布
であって、順番にアレンジされた第１、第２、第３、第
４、第５及び第６クロス機械方向糸（１〜６）と、順番
にアレンジされた第１、第２、第３、第４、第５、第
６、第７、第８、第９、第１０、第１１及び第１２の上
側機械方向糸（７、８、１０、１１、１３、１４、１
６、１７、１９、２０、２２、２３）と、順番にアレン
ジされた第１、第２、第３、第４、第５及び第６下側機
械方向糸（９、１２、１５、１８、２１、２４）との織
パターンを含んで成り、該織パターンはクロス機械方向
糸（１〜６）ごと、上側機械方向糸（７、８、１０、１
１、１３、１４、１６、１７、１９、２０、２２、２
３）ごと、及び下側機械方向糸（９、１２、１５、１
８、２１、２４）ごとに反復しており、各ハーネスにお
いて前記上側機械方向糸（７、８、１０、１１、１３、
１４、１６、１７、１９、２０、２２、２３）が２本織
り込まれるごとに、前記下側機械方向糸（９、１２、１
５、１８、２１、２４）が１本織り込まれるようになっ
ており、第１ハーネスでは、前記第１、第３、第４、第
５、第６、第７、第８、第９、第１０及び第１２の上側
機械方向糸（７、１０、１１、１３、１４、１６、１
７、１９、２０、２３）が前記第１のクロス機械方向糸
（１）の上に織り込まれると共に、前記第２及び第１１
の上側機械方向糸（８、２２）が前記第１のクロス機械
方向糸（１）の下に織り込まれて、上面（２５）を構成
し、前記第１、第２、第４、第５及び第６の下側機械方
向糸（９、１２、１８、２１、２４）が前記第１クロス
機械方向糸（１）の下に織り込まれると共に、前記第３
の下側機械方向糸（１５）が前記第１のクロス機械方向
糸（１）の上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、
第２ハーネスでは、前記第１、第２、第３、第４、第
５、第６、第７、第８、第１０及び第１１の上側機械方
向糸（７、８、１０、１１、１３、１４、１６、１７、
２０、２２）が第２のクロス機械方向糸（２）の上に織
り込まれると共に、前記第９及び第１２の上側機械方向
糸（１９、２３）が前記第２のクロス機械方向糸（２）
の下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前記第
１、第３、第４、第５及び第６の下側機械方向糸（９、
１５、１８、２１、２４）が前記第２のクロス機械方向
糸（２）の下に織り込まれる共に、前記第２の下側機械
方向糸（１２）が前記第２のクロス機械方向糸（２）の
上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、第３ハーネ
スでは、前記第１、第２、第３、第４、第５、第６、第
８、第９、第１１及び第１２の上側機械方向糸（７、
８、１０、１１、１３、１４、１７、１９、２２、２
３）が前記第３のクロス機械方向糸（３）の上に織り込
まれると共に、前記第７及び第１０の上側機械方向糸
（１６、２０）が前記第３のクロス機械方向糸（３）の
下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前記第２、
第３、第４、第５及び第６の下側機械方向糸（１２、１
５、１８、２１、２４）が前記第３のクロス機械方向糸
（３）の下に織り込まれると共に、前記第１の下側機械
方向糸（９）が前記第３のクロス機械方向糸（３）の上
に織り込まれて、下面（２６）を構成し、第４ハーネス
では、前記第２、第３、第５、第６、第７、第８、第
９、第１０、第１１及び第１２の上側機械方向糸（８、
１０、１３、１４、１６、１７、１９、２０、２２、２
３）が前記第４のクロス機械方向糸（４）の上に織り込
まれると共に、前記第１及び第４の上側機械方向糸
（７、１１）が前記第４のクロス機械方向糸（４）の下
に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前記第１、第
２、第３、第５及び第６の下側機械方向糸（９、１２、
１５、２１、２４）が前記第４のクロス機械方向糸
（４）の下に織り込まれると共に、前記第４の下側機械
方向糸（１８）が前記第４のクロス機械方向糸（４）の
上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、第５ハーネ
スでは、前記第１、第２、第４、第５、第７、第８、第
９、第１０、第１１及び第１２の上側機械方向糸（７、
８、１１、１３、１６、１７、１９、２０、２２、２
３）が前記第５のクロス機械方向糸（５）の上に織り込
まれると共に、前記第３及び第６の上側機械方向糸（１
０、１４）が前記第５のクロス機械方向糸（５）の下に
織り込まれて、上面（２５）を構成し、前記第１、第
２、第３、第４及び第６下側機械方向糸（９、１２、１
５、１８、２４）が前記第５のクロス機械方向糸（５）
の下に織り込まれると共に、前記第５の下側機械方向糸
（２１）が前記第５のクロス機械方向糸（５）の上に織
り込まれて、下面（２６）を構成し、第６ハーネスで
は、前記第１、第２、第３、第４、第６、第７、第９、
第１０、第１１及び第１２の上側機械方向糸（７、８、
１０、１１、１４、１６、１９、２０、２２、２３）が
前記第６のクロス機械方向糸（６）の上に織り込まれる
と共に、前記第５及び第８の上側機械方向糸（１３、１
７）が前記第６のクロス機械方向糸（６）の下に織り込
まれて、上面（２５）を構成し、前記第１、第２、第
３、第４及び第５の下側機械方向糸（９、１２、１５、
１８、２１）が前記第６のクロス機械方向糸（６）の下
に織り込まれると共に、前記第６の下側機械方向糸（２
４）が前記第６のクロス機械方向糸（６）の上に織り込
まれて、下面（２６）を構成していることを特徴とする
製紙用フェルトに用いる二重層織布」である。
「製紙用機械に使用され、６個のハーネスにより構成さ
れた上面（２５）と下面（２６）とを有する二重層織布
であって、順番にアレンジされた第１、第２、第３、第
４、第５及び第６クロス機械方向糸（１〜６）と、順番
にアレンジされた第１、第２、第３、第４、第５、第
６、第７、第８、第９、第１０、第１１及び第１２の上
側機械方向糸（７、８、１０、１１、１３、１４、１
６、１７、１９、２０、２２、２３）と、順番にアレン
ジされた第１、第２、第３、第４、第５及び第６下側機
械方向糸（９、１２、１５、１８、２１、２４）との織
パターンを含んで成り、該織パターンはクロス機械方向
糸（１〜６）ごと、上側機械方向糸（７、８、１０、１
１、１３、１４、１６、１７、１９、２０、２２、２
３）ごと、及び下側機械方向糸（９、１２、１５、１
８、２１、２４）ごとに反復しており、各ハーネスにお
いて前記上側機械方向糸（７、８、１０、１１、１３、
１４、１６、１７、１９、２０、２２、２３）が２本織
り込まれるごとに、前記下側機械方向糸（９、１２、１
５、１８、２１、２４）が１本織り込まれるようになっ
ており、第１ハーネスでは、前記第１、第３、第４、第
５、第６、第７、第８、第９、第１０及び第１２の上側
機械方向糸（７、１０、１１、１３、１４、１６、１
７、１９、２０、２３）が前記第１のクロス機械方向糸
（１）の上に織り込まれると共に、前記第２及び第１１
の上側機械方向糸（８、２２）が前記第１のクロス機械
方向糸（１）の下に織り込まれて、上面（２５）を構成
し、前記第１、第２、第４、第５及び第６の下側機械方
向糸（９、１２、１８、２１、２４）が前記第１クロス
機械方向糸（１）の下に織り込まれると共に、前記第３
の下側機械方向糸（１５）が前記第１のクロス機械方向
糸（１）の上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、
第２ハーネスでは、前記第１、第２、第３、第４、第
５、第６、第７、第８、第１０及び第１１の上側機械方
向糸（７、８、１０、１１、１３、１４、１６、１７、
２０、２２）が第２のクロス機械方向糸（２）の上に織
り込まれると共に、前記第９及び第１２の上側機械方向
糸（１９、２３）が前記第２のクロス機械方向糸（２）
の下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前記第
１、第３、第４、第５及び第６の下側機械方向糸（９、
１５、１８、２１、２４）が前記第２のクロス機械方向
糸（２）の下に織り込まれる共に、前記第２の下側機械
方向糸（１２）が前記第２のクロス機械方向糸（２）の
上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、第３ハーネ
スでは、前記第１、第２、第３、第４、第５、第６、第
８、第９、第１１及び第１２の上側機械方向糸（７、
８、１０、１１、１３、１４、１７、１９、２２、２
３）が前記第３のクロス機械方向糸（３）の上に織り込
まれると共に、前記第７及び第１０の上側機械方向糸
（１６、２０）が前記第３のクロス機械方向糸（３）の
下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前記第２、
第３、第４、第５及び第６の下側機械方向糸（１２、１
５、１８、２１、２４）が前記第３のクロス機械方向糸
（３）の下に織り込まれると共に、前記第１の下側機械
方向糸（９）が前記第３のクロス機械方向糸（３）の上
に織り込まれて、下面（２６）を構成し、第４ハーネス
では、前記第２、第３、第５、第６、第７、第８、第
９、第１０、第１１及び第１２の上側機械方向糸（８、
１０、１３、１４、１６、１７、１９、２０、２２、２
３）が前記第４のクロス機械方向糸（４）の上に織り込
まれると共に、前記第１及び第４の上側機械方向糸
（７、１１）が前記第４のクロス機械方向糸（４）の下
に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前記第１、第
２、第３、第５及び第６の下側機械方向糸（９、１２、
１５、２１、２４）が前記第４のクロス機械方向糸
（４）の下に織り込まれると共に、前記第４の下側機械
方向糸（１８）が前記第４のクロス機械方向糸（４）の
上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、第５ハーネ
スでは、前記第１、第２、第４、第５、第７、第８、第
９、第１０、第１１及び第１２の上側機械方向糸（７、
８、１１、１３、１６、１７、１９、２０、２２、２
３）が前記第５のクロス機械方向糸（５）の上に織り込
まれると共に、前記第３及び第６の上側機械方向糸（１
０、１４）が前記第５のクロス機械方向糸（５）の下に
織り込まれて、上面（２５）を構成し、前記第１、第
２、第３、第４及び第６下側機械方向糸（９、１２、１
５、１８、２４）が前記第５のクロス機械方向糸（５）
の下に織り込まれると共に、前記第５の下側機械方向糸
（２１）が前記第５のクロス機械方向糸（５）の上に織
り込まれて、下面（２６）を構成し、第６ハーネスで
は、前記第１、第２、第３、第４、第６、第７、第９、
第１０、第１１及び第１２の上側機械方向糸（７、８、
１０、１１、１４、１６、１９、２０、２２、２３）が
前記第６のクロス機械方向糸（６）の上に織り込まれる
と共に、前記第５及び第８の上側機械方向糸（１３、１
７）が前記第６のクロス機械方向糸（６）の下に織り込
まれて、上面（２５）を構成し、前記第１、第２、第
３、第４及び第５の下側機械方向糸（９、１２、１５、
１８、２１）が前記第６のクロス機械方向糸（６）の下
に織り込まれると共に、前記第６の下側機械方向糸（２
４）が前記第６のクロス機械方向糸（６）の上に織り込
まれて、下面（２６）を構成していることを特徴とする
製紙用フェルトに用いる二重層織布」である。
【００１６】請求項２記載の発明は、「機械方向糸の一
部が振動湿気吸収特性を有するポリマーからなるモノフ
ィラメントであることを特徴とする請求項１記載の製紙
用フェルトに用いる二重層織布」である。
部が振動湿気吸収特性を有するポリマーからなるモノフ
ィラメントであることを特徴とする請求項１記載の製紙
用フェルトに用いる二重層織布」である。
【００１７】請求項３記載の発明は、「機械方向糸の一
部が、熱可塑性ポリエステルエラストマーからなるモノ
フィラメントであることを特徴とする請求項２記載の製
紙用フェルトに用いる二重層織布」である。
部が、熱可塑性ポリエステルエラストマーからなるモノ
フィラメントであることを特徴とする請求項２記載の製
紙用フェルトに用いる二重層織布」である。
【００１８】請求項４記載の発明は、「請求項１〜３の
いずれかに記載の二重層織布に、上部織布が縫合されて
いることを特徴とする製紙用フェルト」である。
いずれかに記載の二重層織布に、上部織布が縫合されて
いることを特徴とする製紙用フェルト」である。
【００１９】
【作用】上記請求項に記載の構成により、改善された振
動吸収能力を具備し、製紙用機械に使用される織布を提
供することができる。
動吸収能力を具備し、製紙用機械に使用される織布を提
供することができる。
【００２０】本発明は、さらにより優れた走行性、より
少ない保守点検停止並びに改善された紙質を確実に提供
する優れた伸縮性及び復元力を有するフェルトを提供す
ることができる。
少ない保守点検停止並びに改善された紙質を確実に提供
する優れた伸縮性及び復元力を有するフェルトを提供す
ることができる。
【００２１】本発明は、又、改善された排水特性を有す
る製紙用フェルトを提供することができる。
る製紙用フェルトを提供することができる。
【００２２】本発明は、さらに大きな負荷を負って高速
で作動するフェルトに対して、さらに優れたウエットフ
ェルト特性を付与するための、さらに長期にわたり有効
な復元力を有するフェルトを提供することができる。
で作動するフェルトに対して、さらに優れたウエットフ
ェルト特性を付与するための、さらに長期にわたり有効
な復元力を有するフェルトを提供することができる。
【００２３】
【実施例】尚、本発明は下記好適実施例をもとにして説
明がなされているが、それら実施例により本発明の範囲
を限定することを意図してはいない。それどころか、本
請求の範囲において定義されている本発明の精神及び範
囲内において、全ての変更改良及び等価物をも含むこと
を意図している。
明がなされているが、それら実施例により本発明の範囲
を限定することを意図してはいない。それどころか、本
請求の範囲において定義されている本発明の精神及び範
囲内において、全ての変更改良及び等価物をも含むこと
を意図している。
【００２４】以下、本発明の好適実施例について説明す
る。
る。
【００２５】第１実施例の製紙用フェルトは、図３にお
いて示している上部織布２７と、湿気吸収特性を改善し
ている特殊パターン織りの二重層織布２８との組合せか
らなる。二重層織布２８は製紙用機械に使用するフォー
ミングファブリックとして機能するか、又は上部織布２
７と組合されて製紙用フェルトとして機能する。この二
重層織布は１平面以上における一連の機械方向糸又はク
ロス機械方向糸を有する布からできている。二重層織布
はエンドレスベルトを形成する２つの基本的な方法で製
造される。まず、エンドレスベルトを製造する周知の方
法を利用してその両端を合わせて平面織合わせの手順に
て製造可能である。別の方法として、エンドレス織の手
順により直接的に連続的ベルトに織ることも可能であ
る。前記両手順とも本分野においては周知な技術であ
り、ここにおいて使用する「エンドレスベルト」とはそ
れらのいずれかにより製造されたベルトを指すものであ
る。
いて示している上部織布２７と、湿気吸収特性を改善し
ている特殊パターン織りの二重層織布２８との組合せか
らなる。二重層織布２８は製紙用機械に使用するフォー
ミングファブリックとして機能するか、又は上部織布２
７と組合されて製紙用フェルトとして機能する。この二
重層織布は１平面以上における一連の機械方向糸又はク
ロス機械方向糸を有する布からできている。二重層織布
はエンドレスベルトを形成する２つの基本的な方法で製
造される。まず、エンドレスベルトを製造する周知の方
法を利用してその両端を合わせて平面織合わせの手順に
て製造可能である。別の方法として、エンドレス織の手
順により直接的に連続的ベルトに織ることも可能であ
る。前記両手順とも本分野においては周知な技術であ
り、ここにおいて使用する「エンドレスベルト」とはそ
れらのいずれかにより製造されたベルトを指すものであ
る。
【００２６】二重層織布において、縦糸は機械方向（Ｍ
Ｄ）に延びているものであり、横糸はクロス機械方向に
延びているものである。エンドレスに織られた二重層織
布においては、縦糸はクロス機械方向（ＣＭＤ）に延び
ており、横糸は機械方向に延びている。ここにおいて使
用する「機械方向」及び「クロス機械方向」とはそれぞ
れ製紙機械内の製紙用布の移動方向及びその横断方向の
ことである。
Ｄ）に延びているものであり、横糸はクロス機械方向に
延びているものである。エンドレスに織られた二重層織
布においては、縦糸はクロス機械方向（ＣＭＤ）に延び
ており、横糸は機械方向に延びている。ここにおいて使
用する「機械方向」及び「クロス機械方向」とはそれぞ
れ製紙機械内の製紙用布の移動方向及びその横断方向の
ことである。
【００２７】図１は織パターン図であり、６個のハーネ
スによる本発明の二重層織布の織パターンを示してい
る。図の６つの水平方向（１から６）は６本のクロス機
械方向糸を表している。７から２４の縦方向欄は１８本
の機械方向糸を表している。図のＸ印は機械方向糸がそ
の箇所にて示されているクロス機械方向糸の下に織り込
まれている箇所を示している。図のＯ印は機械方向糸が
その箇所にて示されているクロス機械方向糸の上に織り
込まれている箇所を示している。
スによる本発明の二重層織布の織パターンを示してい
る。図の６つの水平方向（１から６）は６本のクロス機
械方向糸を表している。７から２４の縦方向欄は１８本
の機械方向糸を表している。図のＸ印は機械方向糸がそ
の箇所にて示されているクロス機械方向糸の下に織り込
まれている箇所を示している。図のＯ印は機械方向糸が
その箇所にて示されているクロス機械方向糸の上に織り
込まれている箇所を示している。
【００２８】その１セットのパターンは６本のクロス機
械方向糸及び１８本の機械方向糸ごとに繰返している。
１セットの織パターンはクロス機械方向糸においては１
から６であり、機械方向糸においては７から２４であ
る。
械方向糸及び１８本の機械方向糸ごとに繰返している。
１セットの織パターンはクロス機械方向糸においては１
から６であり、機械方向糸においては７から２４であ
る。
【００２９】図２は本発明の二重層織布のクロス機械方
向糸の通路を表す概略断面図である。本図は１セットの
織パターンにおける６本のクロス機械方向糸を図示して
おり、関係する機械方向糸との相対的位置を示してい
る。
向糸の通路を表す概略断面図である。本図は１セットの
織パターンにおける６本のクロス機械方向糸を図示して
おり、関係する機械方向糸との相対的位置を示してい
る。
【００３０】数字の７、８、１０、１１、１３、１４、
１６、１７、１９、２０、２２及び２３は二重層織布２
８の上側２５の機械方向糸である。数字の９、１２、１
５、１８、２１及び２４は二重層織布２８の下側２６の
機械方向糸である。二重層織布２８は該上側２５におい
て該下側２６の２倍の機械方向糸を有している。
１６、１７、１９、２０、２２及び２３は二重層織布２
８の上側２５の機械方向糸である。数字の９、１２、１
５、１８、２１及び２４は二重層織布２８の下側２６の
機械方向糸である。二重層織布２８は該上側２５におい
て該下側２６の２倍の機械方向糸を有している。
【００３１】図３は上部織布２７と共に二重層織布２８
の断面図を示している。上部織布２７は通常の手段にて
二重層織布２８と縫合されているいかなる織布であって
もよい。好適な上部織布は長フローティング及び極細糸
成分（即ち、０．２ｍｍ×２プライ（ｐｌｙ）、又は
０．１５ｍｍ×３プライ等）を有する単層織布である。
本発明の織パターンが使用されると、履歴現象（ｈｙｓ
ｔｅｒｅｓｉｓ）において２５％以上の増加となる。振
動湿気特性は弾力性モジュールを測定し、履歴現象をロ
ードテスター（ｌｏａｄ ｔｅｓｔｅｒ）にかけること
でテストされる。湿気特性は二重層織布２８又は上部織
布２７との組合せによる二重層織布２８の柔軟性に関係
する。
の断面図を示している。上部織布２７は通常の手段にて
二重層織布２８と縫合されているいかなる織布であって
もよい。好適な上部織布は長フローティング及び極細糸
成分（即ち、０．２ｍｍ×２プライ（ｐｌｙ）、又は
０．１５ｍｍ×３プライ等）を有する単層織布である。
本発明の織パターンが使用されると、履歴現象（ｈｙｓ
ｔｅｒｅｓｉｓ）において２５％以上の増加となる。振
動湿気特性は弾力性モジュールを測定し、履歴現象をロ
ードテスター（ｌｏａｄ ｔｅｓｔｅｒ）にかけること
でテストされる。湿気特性は二重層織布２８又は上部織
布２７との組合せによる二重層織布２８の柔軟性に関係
する。
【００３２】第２の実施例は弾性樹脂又はポリマーによ
って処理されているか、又は押し出し製造された機械方
向糸の使用を含んだものである。望ましい材料には、機
械方向のモノフィラメント又はマルチ／モノフィラメン
ト縒糸が含まれ、ポリウレタン、ラテックス、ポリアク
リル等にて処理されているか、又は押し出し製造された
ものでもよい。そのような材料の使用は、履歴現象にお
いてさらに改善された特性を提供する。
って処理されているか、又は押し出し製造された機械方
向糸の使用を含んだものである。望ましい材料には、機
械方向のモノフィラメント又はマルチ／モノフィラメン
ト縒糸が含まれ、ポリウレタン、ラテックス、ポリアク
リル等にて処理されているか、又は押し出し製造された
ものでもよい。そのような材料の使用は、履歴現象にお
いてさらに改善された特性を提供する。
【００３３】好適な織糸の一例は、熱可塑性エラストマ
ー（ＴＰＥ）である。たとえば、織糸は直径０．０２０
インチのホイチェストセラズ社製「リテフレックス（Ｒ
ｉｔｅｆｌｅｘ）」でもよい。熱可塑性ポリエステルエ
ラストマーはモノフィラメントの直径が０．００４イン
チから０．０６０インチの間のものから入手可能であ
る。この材料はマルチフィラメント形状でも使用可能で
ある。エネルギー吸収特性を有している他のポリエステ
ルも使用可能である。
ー（ＴＰＥ）である。たとえば、織糸は直径０．０２０
インチのホイチェストセラズ社製「リテフレックス（Ｒ
ｉｔｅｆｌｅｘ）」でもよい。熱可塑性ポリエステルエ
ラストマーはモノフィラメントの直径が０．００４イン
チから０．０６０インチの間のものから入手可能であ
る。この材料はマルチフィラメント形状でも使用可能で
ある。エネルギー吸収特性を有している他のポリエステ
ルも使用可能である。
【００３４】本発明は以上の実施例以外の形態にても実
施が可能である。前記の実施例は説明のためであり、本
発明の範囲の制限を意図したものではない。即ち、本発
明の範囲は前記実施例に存在するものではなく、特許請
求の範囲において記載されているものである。よって、
請求の範囲内における全変更例は本発明の範囲に属する
ものである。
施が可能である。前記の実施例は説明のためであり、本
発明の範囲の制限を意図したものではない。即ち、本発
明の範囲は前記実施例に存在するものではなく、特許請
求の範囲において記載されているものである。よって、
請求の範囲内における全変更例は本発明の範囲に属する
ものである。
【００３５】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば改
善された振動吸収能力を具備し、製紙用機械に使用され
る二重層織布を提供することができる。
善された振動吸収能力を具備し、製紙用機械に使用され
る二重層織布を提供することができる。
【００３６】本発明は、さらにより優れた走行性、より
少ない保守点検停止並びに改善された紙質を確実に提供
する優れた伸縮性及び復元力を有する製紙用フェルトを
提供することができる。
少ない保守点検停止並びに改善された紙質を確実に提供
する優れた伸縮性及び復元力を有する製紙用フェルトを
提供することができる。
【００３７】本発明は、又、改善された排水特性を有す
る製紙用フェルトを提供することができる。
る製紙用フェルトを提供することができる。
【００３８】本発明は、さらに大きな負荷を負って高速
で作動する製紙用フェルトに対して、さらに優れたウエ
ットフェルト特性を付与するための、さらに長期にわた
り有効な復元力を有する製紙用フェルトを提供すること
ができるという優れた効果を奏する。
で作動する製紙用フェルトに対して、さらに優れたウエ
ットフェルト特性を付与するための、さらに長期にわた
り有効な復元力を有する製紙用フェルトを提供すること
ができるという優れた効果を奏する。
【図１】 二重層織布の織パターンを示す織パターン図
である。
である。
【図２】 機械方向糸に対するクロス機械方向糸の通過
経路を示す概略側面図である。
経路を示す概略側面図である。
【図３】 上部織布及び二重層織布の機械方向糸に対す
るクロス機械方向糸の通過経路を示す概略側面図であ
る。
るクロス機械方向糸の通過経路を示す概略側面図であ
る。
７ 上側の機械方向糸
８ 上側の機械方向糸
９ 下側の機械方向糸
１２ 下側の機械方向糸
２８ 二重層織布
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 スコット ディー． クイグレイ
アメリカ合衆国 39759 ミシシッピー
州 スタークビレ ベルウッド ドライ
ブ 103
(56)参考文献 米国特許4323622（ＵＳ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
D21F 7/08
Claims (4)
- 【請求項１】製紙用機械に使用され、６個のハーネスに
より構成された上面（２５）と下面（２６）とを有する
二重層織布であって、順番にアレンジされた第１、第
２、第３、第４、第５及び第６クロス機械方向糸（１〜
６）と、順番にアレンジされた第１、第２、第３、第
４、第５、第６、第７、第８、第９、第１０、第１１及
び第１２の上側機械方向糸（７、８、１０、１１、１
３、１４、１６、１７、１９、２０、２２、２３）と、
順番にアレンジされた第１、第２、第３、第４、第５及
び第６下側機械方向糸（９、１２、１５、１８、２１、
２４）との織パターンを含んで成り、該織パターンはク
ロス機械方向糸（１〜６）ごと、上側機械方向糸（７、
８、１０、１１、１３、１４、１６、１７、１９、２
０、２２、２３）ごと、及び下側機械方向糸（９、１
２、１５、１８、２１、２４）ごとに反復しており、各
ハーネスにおいて前記上側機械方向糸（７、８、１０、
１１、１３、１４、１６、１７、１９、２０、２２、２
３）が２本織り込まれるごとに、前記下側機械方向糸
（９、１２、１５、１８、２１、２４）が１本織り込ま
れるようになっており、 第１ハーネスでは、前記第１、第３、第４、第５、第
６、第７、第８、第９、第１０及び第１２の上側機械方
向糸（７、１０、１１、１３、１４、１６、１７、１
９、２０、２３）が前記第１のクロス機械方向糸（１）
の上に織り込まれると共に、前記第２及び第１１の上側
機械方向糸（８、２２）が前記第１のクロス機械方向糸
（１）の下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前
記第１、第２、第４、第５及び第６の下側機械方向糸
（９、１２、１８、２１、２４）が前記第１クロス機械
方向糸（１）の下に織り込まれると共に、前記第３の下
側機械方向糸（１５）が前記第１のクロス機械方向糸
（１）の上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、 第２ハーネスでは、前記第１、第２、第３、第４、第
５、第６、第７、第８、第１０及び第１１の上側機械方
向糸（７、８、１０、１１、１３、１４、１６、１７、
２０、２２）が第２のクロス機械方向糸（２）の上に織
り込まれると共に、前記第９及び第１２の上側機械方向
糸（１９、２３）が前記第２のクロス機械方向糸（２）
の下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前記第
１、第３、第４、第５及び第６の下側機械方向糸（９、
１５、１８、２１、２４）が前記第２のクロス機械方向
糸（２）の下に織り込まれる共に、前記第２の下側機械
方向糸（１２）が前記第２のクロス機械方向糸（２）の
上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、 第３ハーネスでは、前記第１、第２、第３、第４、第
５、第６、第８、第９、第１１及び第１２の上側機械方
向糸（７、８、１０、１１、１３、１４、１７、１９、
２２、２３）が前記第３のクロス機械方向糸（３）の上
に織り込まれると共に、前記第７及び第１０の上側機械
方向糸（１６、２０）が前記第３のクロス機械方向糸
（３）の下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前
記第２、第３、第４、第５及び第６の下側機械方向糸
（１２、１５、１８、２１、２４）が前記第３のクロス
機械方向糸（３）の下に織り込まれると共に、前記第１
の下側機械方向糸（９）が前記第３のクロス機械方向糸
（３）の上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、 第４ハーネスでは、前記第２、第３、第５、第６、第
７、第８、第９、第１０、第１１及び第１２の上側機械
方向糸（８、１０、１３、１４、１６、１７、１９、２
０、２２、２３）が前記第４のクロス機械方向糸（４）
の上に織り込まれると共に、前記第１及び第４の上側機
械方向糸（７、１１）が前記第４のクロス機械方向糸
（４）の下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前
記第１、第２、第３、第５及び第６の下側機械方向糸
（９、１２、１５、２１、２４）が前記第４のクロス機
械方向糸（４）の下に織り込まれると共に、前記第４の
下側機械方向糸（１８）が前記第４のクロス機械方向糸
（４）の上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、 第５ハーネスでは、前記第１、第２、第４、第５、第
７、第８、第９、第１０、第１１及び第１２の上側機械
方向糸（７、８、１１、１３、１６、１７、１９、２
０、２２、２３）が前記第５のクロス機械方向糸（５）
の上に織り込まれると共に、前記第３及び第６の上側機
械方向糸（１０、１４）が前記第５のクロス機械方向糸
（５）の下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前
記第１、第２、第３、第４及び第６下側機械方向糸
（９、１２、１５、１８、２４）が前記第５のクロス機
械方向糸（５）の下に織り込まれると共に、前記第５の
下側機械方向糸（２１）が前記第５のクロス機械方向糸
（５）の上に織り込まれて、下面（２６）を構成し、 第６ハーネスでは、前記第１、第２、第３、第４、第
６、第７、第９、第１０、第１１及び第１２の上側機械
方向糸（７、８、１０、１１、１４、１６、１９、２
０、２２、２３）が前記第６のクロス機械方向糸（６）
の上に織り込まれると共に、前記第５及び第８の上側機
械方向糸（１３、１７）が前記第６のクロス機械方向糸
（６）の下に織り込まれて、上面（２５）を構成し、前
記第１、第２、第３、第４及び第５の下側機械方向糸
（９、１２、１５、１８、２１）が前記第６のクロス機
械方向糸（６）の下に織り込まれると共に、前記第６の
下側機械方向糸（２４）が前記第６のクロス機械方向糸
（６）の上に織り込まれて、下面（２６）を構成してい
ることを特徴とする製紙用フェルトに用いる二重層織
布。 - 【請求項２】機械方向糸の一部が振動湿気吸収特性を有
するポリマーからなるモノフィラメントであることを特
徴とする請求項１記載の製紙用フェルトに用いる二重層
織布。 - 【請求項３】機械方向糸の一部が、熱可塑性ポリエステ
ルエラストマーからなるモノフィラメントであることを
特徴とする請求項２記載の製紙用フェルトに用いる二重
層織布。 - 【請求項４】請求項１〜３のいずれかに記載の二重層織
布に、上部織布が縫合されていることを特徴とする製紙
用フェルト。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US80288491A | 1991-12-06 | 1991-12-06 | |
| US802883 | 1991-12-06 | ||
| US802884 | 1991-12-06 | ||
| US07/802,883 US5135802A (en) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | Absorber felt |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06146191A JPH06146191A (ja) | 1994-05-27 |
| JP3425605B2 true JP3425605B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=27122503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28268992A Expired - Fee Related JP3425605B2 (ja) | 1991-12-06 | 1992-10-21 | 製紙用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織布 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0549917B1 (ja) |
| JP (1) | JP3425605B2 (ja) |
| AT (1) | ATE170244T1 (ja) |
| DE (1) | DE69226758T2 (ja) |
| FI (1) | FI96705C (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015132867A1 (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-11 | 日本フイルコン株式会社 | 工業用二層織物 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19713428A1 (de) * | 1997-04-01 | 1998-10-08 | Hoechst Trevira Gmbh & Co Kg | Fördergurt für Transportbänder enthaltend elastische Garne, Verwendung, Verfahren zum Transportieren von Gütern und Vorrichtung |
| GB0128407D0 (en) | 2001-11-27 | 2002-01-16 | Johnson Dale B | High support double layer forming fabric |
| US20060219313A1 (en) | 2005-03-31 | 2006-10-05 | Hippolit Gstrein | Papermaker's press felt with long machine direction floats in base fabric |
| ES2479265T3 (es) * | 2005-03-21 | 2014-07-23 | Huyck.Wangner Austria Gmbh | Fieltro de prensado para máquina de fabricación de papel con flotadores largos en dirección de la máquina en un tejido base |
| JP5148262B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2013-02-20 | 日本フエルト株式会社 | 製紙用フェルト |
| JP5922483B2 (ja) * | 2012-05-02 | 2016-05-24 | 日本フエルト株式会社 | 抄紙用フェルト |
| JP6192945B2 (ja) | 2013-01-24 | 2017-09-06 | イチカワ株式会社 | 抄紙用プレスフェルト |
| JP6591299B2 (ja) * | 2016-01-21 | 2019-10-16 | 日本フエルト株式会社 | 抄紙用フェルト基布 |
| JP7285170B2 (ja) * | 2019-08-27 | 2023-06-01 | 日本フエルト株式会社 | 製紙用フェルトの基布として使用される経２層織物 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1572905A (en) * | 1976-08-10 | 1980-08-06 | Scapa Porritt Ltd | Papermakers fabrics |
| DE3635632A1 (de) * | 1986-10-20 | 1988-04-21 | Wangner Gmbh Co Kg Hermann | Bespannung fuer den blattbildungsteil einer papiermaschine |
| US4759975A (en) * | 1986-11-06 | 1988-07-26 | Asten Group, Inc. | Papermaker's wet press felt having multi-layered base fabric |
| US5025839A (en) * | 1990-03-29 | 1991-06-25 | Asten Group, Inc. | Two-ply papermakers forming fabric with zig-zagging MD yarns |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP28268992A patent/JP3425605B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-11-11 FI FI925123A patent/FI96705C/fi not_active IP Right Cessation
- 1992-12-04 EP EP92120763A patent/EP0549917B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-04 AT AT92120763T patent/ATE170244T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-12-04 DE DE69226758T patent/DE69226758T2/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015132867A1 (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-11 | 日本フイルコン株式会社 | 工業用二層織物 |
| JPWO2015132867A1 (ja) * | 2014-03-04 | 2017-03-30 | 日本フイルコン株式会社 | 工業用二層織物 |
| US10000869B2 (en) | 2014-03-04 | 2018-06-19 | Nippon Filcon Co., Ltd. | Industrial two-layered fabric |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FI925123A0 (fi) | 1992-11-11 |
| FI925123A (fi) | 1993-06-07 |
| FI96705C (fi) | 1996-08-12 |
| ATE170244T1 (de) | 1998-09-15 |
| FI96705B (fi) | 1996-04-30 |
| JPH06146191A (ja) | 1994-05-27 |
| DE69226758D1 (de) | 1998-10-01 |
| EP0549917A1 (en) | 1993-07-07 |
| DE69226758T2 (de) | 1999-03-25 |
| EP0549917B1 (en) | 1998-08-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4243740B2 (ja) | 細糸を含むベースファブリックを有するプレスフェルト | |
| KR100291622B1 (ko) | 새들(saddle)에위치한횡방향의부가사를갖는제지용직물 | |
| US4989647A (en) | Dual warp forming fabric with a diagonal knuckle pattern | |
| JP3165839B2 (ja) | 多層フェルト布 | |
| US6860299B2 (en) | Industrial multilayer textile | |
| US4987929A (en) | Forming fabric with interposing cross machine direction yarns | |
| US4909284A (en) | Double layered papermaker's fabric | |
| US4283454A (en) | Papermakers wet felt with ribbed and smooth surface textures | |
| CA2429305C (en) | Industrial two-layer fabric | |
| JP3184927B2 (ja) | 増大した接触面を有する製紙用ファブリック | |
| US5651394A (en) | Papermakers fabric having cabled monofilament oval-shaped yarns | |
| JP3425605B2 (ja) | 製紙用フェルト、および製紙用フェルトに用いる二重層織布 | |
| US5613527A (en) | Forming screen having flattened cross threads | |
| KR100327847B1 (ko) | 프레스패브릭 | |
| US20060219313A1 (en) | Papermaker's press felt with long machine direction floats in base fabric | |
| JP3883276B2 (ja) | 上層織物に補助緯糸を配置した工業用２層織物 | |
| US5135802A (en) | Absorber felt | |
| US7105077B2 (en) | Press felt for papermaking and manufacturing method | |
| US5244543A (en) | Belt filter press fabric | |
| EP0106132A2 (en) | Novel papermaker's fabrics containing open mesh yarns | |
| CA2491768A1 (en) | Press felt for papermaking and manufacturing method | |
| CN212771726U (zh) | 一种造纸压榨毛毯 | |
| CN212889326U (zh) | 一种造纸压榨毛毯 | |
| CN111806033A (zh) | 一种造纸压榨毛毯 | |
| CN111806034A (zh) | 一种造纸压榨毛毯 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100509 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |