JP3425267B2 - 精密電子部品の異物除去用粘着テ―プ - Google Patents

精密電子部品の異物除去用粘着テ―プ

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JP3425267B2 JP09776595A JP9776595A JP3425267B2 JP 3425267 B2 JP3425267 B2 JP 3425267B2 JP 09776595 A JP09776595 A JP 09776595A JP 9776595 A JP9776595 A JP 9776595A JP 3425267 B2 JP3425267 B2 JP 3425267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体、液晶表示パネ
ルなどの精密電子部品の製造プロセスにおける洗浄工程
に適用される、異物除去用粘着テ―プに関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高密度化、高集積化、また液晶
表示パネルの高密度化、大画面化が進むにつれて、半導
体ウエハやガラス基板に存在する塵埃、金属不純物など
の異物(パ―テイクル)が製品の歩留り、製品の信頼性
に大きく影響するようになつてきた。たとえば、半導体
ウエハの表面(回路パタ―ン形成面)に存在する異物
は、回路形成時に回路の断線やシヨ―トの原因となる。
また、半導体ウエハの裏面(回路パタ―ン面の反対面)
に存在する異物は、回路形成時の露光工程で焦点を狂わ
す原因となり、また隣接するウエハの表面に転写するこ
とで回路の断線やシヨ―トの原因となる。
【0003】このため、LSIの製造工程では、製造工
程内の清浄度のレベルアツプ、ウエハ洗浄技術のレベル
アツプに努めており、さまざまな清浄化技術が提案さ
れ、実施されてきた。とくに、洗浄工程は全工程の約2
0〜30%を占めており、歩留りや信頼性アツプのキ―
ポイントである。同様のことが液晶表示パネルの製造工
程やその他の精密電子部品の製造工程にも言える。しか
しながら、最近の技術開発に伴い、従来の洗浄方法の問
題が顕在化してきた。
【0004】たとえば、ウエハ洗浄方法には、ウエツト
洗浄(超純水、薬液などによる)およびドライ洗浄(U
Vオゾン、O2 プラズマなど)があり、一般には、ウエ
ツト洗浄がその汎用性、経済性のバランスのよさから頻
繁に適用される。しかし、ウエツト洗浄における問題点
は、洗浄によりウエハから除去された異物のウエハへの
再付着であり、とくにウエハ裏面に付着している異物は
著しい汚染源となる。また、ウエツト洗浄は乾燥工程を
必要とするために、乾燥工程でのウエハ汚染の問題が同
様に存在する。
【0005】ウエツト洗浄の短所を補う洗浄方法とし
て、洗浄方法のドライ化(UVオゾン、O2 プラズマな
ど)が進んでおり、異物の再付着の低減、乾燥工程の省
略などの利点を活かしているが、ドライ洗浄は異物に対
して十分な除去能力を示さず、多量の汚染物の除去に適
していないことがわかつてきた。
【0006】別の試みとして、特開昭48−35771
号公報、特開平1−135574号公報などには、粘着
テ―プを用いて、半導体ウエハ、ガラス基板などの表面
に付着した異物を上記テ―プの粘着剤層面に吸着させて
除去する方法が提案されている。このテ―プ工法は、一
種のドライ洗浄といえるので、ウエツト洗浄における異
物の再付着の問題や乾燥工程での汚染の問題を回避する
ことができ、しかもUVオゾン、O2 プラズマなどの他
のドライ洗浄に比べて、異物の除去能力をより高められ
るものと期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、粘着テ―プ
は、粘着剤層の保護のため、また取り扱い性を良くする
ため、通常、粘着剤層面にセパレ―タを貼り合わせるよ
うにしており、このセパレ―タには、剥離性などの面か
ら、ポリエステルフイルムなどにシリコ―ン、ワツクス
などで離型処理したものが多く使われている。
【0008】ところが、粘着テ―プの使用時に、上記セ
パレ―タを引き剥がすと、シリコ―ン、ワツクスなどの
離型処理剤が粘着剤層に移行、転写し、粘着テ―プを半
導体ウエハやガラス基板などの被着体に貼り付けたのち
剥離して被着体上の異物を吸着除去するにあたり、上記
の離型処理剤が被着体に付着して、被着体を汚染し、こ
れが原因で異物除去率が低下する問題があつた。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑み、半導体や液
晶表示パネルなどの精密電子部品の製造プロセスにおけ
る洗浄工程において、粘着テ―プの貼り付け、剥離時
に、半導体ウエハやガラス基板などの被着体を汚染させ
ることなく、この被着体に付着した異物を高い除去率で
除去することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に対して、鋭意検討した結果、粘着テ―プの粘着剤層
面に貼り合わせるセパレ―タとして、特定構成の粘着剤
表面保護フイルムを用いることにより、このフイルムに
起因した半導体ウエハやガラス基板などの被着体汚染の
問題を伴うことなく、被着体に付着した異物を高い除去
率で吸着除去できることを見い出し、本発明を完成する
に至つた。
【0011】すなわち、本発明は、支持フイルム上に粘
着剤層を有し、この上にポリオレフイン系樹脂からなる
粘着剤表面保護フイルムがセパレ―タとして貼り合わさ
れてなる精密電子部品の異物除去用粘着テ―プにおい
て、上記の粘着剤表面保護フイルムが帯電防止能を有
し、その表面抵抗率(ASTM D257に準ずる)が
1×10 12 Ω/□以下であることを特徴とする精密電子
部品の異物除去用粘着テ―プに係るものであり(請求項
1)、この異物除去用粘着テ―プにおいて、粘着剤表面
保護フイルムの構成として、臨界表面張力が32dyne/
cm以下である構成(請求項2)、粘着剤表面に対する剥
離力(JIS Z0237,Z1529に準ずる)が5
〜150g/50mm幅である構成(請求項3)、フイル
ム中に含まれる熱劣化防止剤と滑剤との合計量がポリオ
レフイン系樹脂100重量部あたり0.01〜0.5重
量部である構成(請求項4)、ポリオレフイン系樹脂の
熱変形温度(JIS K7207に準ずる、荷重4.6
kgf /cm2 )が80℃以上である構成(請求項5)を、
とくに好適な態様としている。
【0012】
【発明の構成・作用】図1は、本発明の異物除去用粘着
テ―プの一例を示したものである。1は粘着テ―プで、
支持フイルム11上に粘着剤層12を設け、この上にセ
パレ―タ13を重ね合わせた構成となつている。
【0013】支持フイルム11は、ポリエステル、ポリ
カ―ボネ―ト、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−エチルアクリレ―ト共重合体などのプラ
スチツクからなる厚さが通常10〜1,000μmのフ
イルムが用いられる。
【0014】粘着剤層12は、アクリル樹脂、シリコ―
ン樹脂、フツ素樹脂、ゴム(天然ゴム、合成ゴム)など
の各種のポリマ―を主成分とした、常態下で粘着力、つ
まり感圧接着性を有するものであればよい。これらの中
でも、粘着特性の安定しているアクリル樹脂系のものが
とくに好ましい。また、この粘着剤層12は、加熱や光
照射などにより硬化するタイプのものであつてもよい。
【0015】この粘着剤層12の厚さは、適宜に決定し
てよいが、一般に、5〜100μmとされる。粘着力
は、JIS Z−0237に準じて測定されるシリコン
ウエハに対する180°引き剥がし粘着力(常温、剥離
速度300mm/分)で通常50〜500g/20mm幅と
なる、貼り付け後、剥離可能な粘着力とされていること
が必要である。硬化タイプのものでは、硬化前は上記の
粘着力と同じかそれより大きく、硬化後に通常1〜10
0g/20mm幅となるのが望ましい。
【0016】セパレ―タ13としては、ポリオレフイン
系樹脂からなる粘着剤表面保護フイルムが用いられ、こ
のものは、材料組成の選択などにて、従来のポリエステ
ルフイルムのようにシリコ―ンやワツクスなどで離型処
理を施さなくとも、低い臨界表面張力を示すものが容易
に得られ、粘着剤表面に対する剥離力を所望程度に小さ
く設定できる。このため、この種のフイルムには、離型
処理剤に起因した被着体汚染の問題は本質的にない。ま
た、軟質ポリ塩化ビニルからなるフイルムなどでは、フ
イルムム中に含まれる多量の可塑剤が粘着剤表面に移行
して被着体を汚染したり、ポリ塩化ビニルから遊離した
塩化水素による被着体汚染の問題もあるが、ポリオレフ
イン系樹脂にはかかる問題もない。
【0017】粘着剤表面保護フイルムに用いるポリオレ
フイン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体などのほか、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレ―
ト共重合体なども使用できる。このようなポリオレフイ
ン系樹脂からなる粘着剤表面保護フイルムの厚さは、任
意に決定してよいが、通常は25〜100μmであるの
がよい。
【0018】この粘着剤表面保護フイルムの臨界表面張
力は、接触角測定(水滴)により導き出される値とし
て、32dyne/cm以下であるのがよく、とくに好ましく
は30dyne/cm以下である。なお、JIS K6768
の濡れ指数標準液による表面張力測定法では、30dyne
/cm未満は測定できないため、本発明では、上記の接触
角測定(水滴)による方法が採用される。また、上記の
臨界表面張力は、少なくとも粘着剤層12の接触面側を
対象としており、場合によつては、反対面側がこれとは
異なる臨界表面張力を有していてもよい。
【0019】このような臨界表面張力を有することによ
り、アクリル樹脂系粘着剤などに対して、粘着剤表面に
対する剥離力(JIS Z0237,Z1529に準ず
る)が5〜150g/50mm幅、とくに好ましくは10
〜100g/50mm幅の適度なものとなり、表面保護に
必要な剥離力を確保できるとともに、粘着テ―プの使用
時に容易に剥離できる剥離性も確保される。これに対し
て、上記の剥離力があまりに小さくなりすぎると、十分
な粘着剤表面保護機能を果たせず、また逆に大きくなり
すぎると、粘着テ―プの使用時に剥離性不良で機械よる
自動貼り付けが難しくなるなどの不都合を生じやすい。
【0020】この粘着剤表面保護フイルムは、ポリオレ
フイン系樹脂を押出機、カレンダ―などの成膜装置を用
いてフイルム状に加工することにより作製されるが、フ
イルムの外観・寸法や機械物性の安定化、または生産性
の改善のために、ポリオレフイン系樹脂にさまざまな添
加剤が添加される。代表的な添加剤として、熱劣化防止
剤、滑剤、ブロツキング防止剤などがあり、中でも、熱
劣化防止剤と滑剤は、フイルム状の加工に際し、必ず添
加されるものである。
【0021】この熱劣化防止剤としては、フエノ―ル
系、芳香族アミン系、有機イオウ系、有機リン系、有機
化合物系などがある。また、滑剤としては、高級脂肪族
アルコ―ル系、脂肪酸エステル系、脂肪酸アミド系など
がある。これら熱劣化防止剤と滑剤は、その合計量が、
ポリオレフイン系樹脂100重量部に対して、0.01
〜0.5重量部、好ましくは0.02〜0.3重量部で
あるのがよい。あまり多く用いすぎると、被着体の汚染
原因となり、好ましくない。
【0022】この異物除去用粘着テ―プ1は、支持フイ
ルム11のコロナ処理面に粘着剤溶液を塗工し、80〜
90℃程度の加熱によつて乾燥、架橋処理して、粘着剤
層12を形成したのち、この上に上記構成のセパレ―タ
13を貼り合わせるという、粘着テ―プ作製の常用方式
にて、作製することができる。しかし、この方式は、加
熱工程中に粘着剤表面に異物が付着し、これが粘着テ―
プの使用時に被着体に転着して、効果的な異物の除去を
妨げるおそれがある。
【0023】したがつて、上記の方式に代えて、セパレ
―タ13を構成するポリオレフイン系樹脂からなる粘着
剤表面保護フイルムの上に、粘着剤溶液を塗工し、これ
を上記同様に乾燥、架橋処理して、粘着剤層12を形成
したのち、この上に支持フイルム11のコロナ処理面側
を貼り合わせるという方式を採用するのが望ましい。こ
れによると、粘着剤の塗工と同時に、粘着剤表面が完全
に密閉されるので、その後粘着剤表面に異物が付着する
おそれはない。ただし、この方式では、セパレ―タ13
は、加熱工程に耐えうるものでなければならないため、
フイルム形成材料であるポリオレフイン系樹脂は、熱変
形温度(JIS K7207に準ずる、荷重4.6kgf
/cm2 )が80℃以上であることが望まれる。
【0024】また、上記の方式を採用する場合でも、粘
着剤表面保護フイルムの上に粘着剤溶液が塗工される直
前に、既に上記フイルムの塗工面側に異物が付着してい
ることもある。これを防ぐには、上記フイルムにあらか
じめ帯電防止処理を施して、浮遊粒子のフイルム表面へ
の付着を可及的に防ぐのが望ましい。帯電防止処理を施
した上記フイルムは、表面固有抵抗率(ASTM D2
57に準ずる)が1×1012Ω/□以下、とくに好まし
くは1×1010Ω/□以下である。ここで用いる帯電防
止処理剤としては、界面活性剤系、導電性有機物質系
(カ―ボンブラツク、有機半導体など)、金属系、金属
酸化物系などが挙げられる。帯電防止処理を施す面は、
汚染性を配慮して、粘着剤表面保護フイルムの粘着剤層
12の接触面とは反対側の面であるのが望ましい。
【0025】本発明において、上記構成の粘着テ―プ1
を、精密電子部品の製造プロセスにおける洗浄工程へ適
用する例として、たとえば、半導体ウエハに付着した異
物を剥離除去する方法について、説明する。まず、粘着
テ―プ1よりセパレ―タ13を引き剥がしたうえで、図
2に示すように、半導体ウエハ2の表面2aおよび/ま
たは裏面2bの全面にこの粘着テ―プ1を貼り付け、粘
着剤層12面を上記ウエハ2上の異物3に対し十分に馴
染ませる。これは、たとえば、ハンドロ―ラにより押圧
したのち、数分程度放置するといつた方法で行えばよ
い。
【0026】このように貼り付けたのち、粘着テ―プ1
が硬化タイプのものであれば、加熱または光照射などに
より硬化させ、その後、この粘着テ―プ1の端部より剥
離する、剥離操作を施すと、半導体ウエハ2上の異物3
は、粘着剤層12面に吸着保持されたまま、容易に剥離
除去される。その際、粘着剤の糊残りやさらに従来のよ
うなセパレ―タ13(の離型処理剤)に起因した汚染は
ほとんどみられない。このため、半導体ウエハ上の異物
は、従来のドライ洗浄はもちろんのこと、ウエツト洗浄
に比べても、実質的により高い除去率で洗浄除去され
る。
【0027】このようにして半導体ウエハ上の異物を高
い除去率で洗浄除去すると、回路形成時の回路の断線や
シヨ―ト、露光不良発生が低減し、最終的に作製される
半導体デバイスの歩留りや信頼性が大幅に向上する。こ
れは、液晶表示パネルなどの他の精密電子部品の製造プ
ロセスにおける洗浄工程に適用した場合でも、同じであ
り、上記半導体の場合と同様の効果が奏される。また、
地球環境保全の立場からみても、従来のウエツト洗浄や
ドライ洗浄のような純水、薬品、空気、電力などを大量
に消費する洗浄方式を、上記本発明の方式に置き換える
ことにより、地球環境保全に大きく寄与させることもで
きる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明では、異物除去用
粘着テ―プのセパレ―タに特定構成の粘着剤表面保護フ
イルムを用いたことにより、またとくにこのフイルムの
臨界表面張力、剥離力、熱劣化防止剤と滑剤の添加量、
熱変形温度、表面抵抗率を適切なものとすることによ
り、セパレ―タとしての粘着剤表面保護機能や剥離性を
保持したまま、このセパレ―タに起因した半導体ウエハ
やガラス基板などの汚染を防げ、もつてテ―プ工法によ
るこれら部材の異物除去が効果的になされるため、精密
電子部品の歩留りや信頼性の向上に大きく寄与できる。
【0029】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。なお以下、部とあるのは重量部を意味
するものとする。また、以下に記載の「実施例1〜6」
のうち、「実施例6」のみが本発明の特許請求の範囲に
含まれる実施例に該当し、他の「実施例1〜5」は参考
例として示したものである。
【0030】実施例1 低密度ポリエチレン樹脂〔住友化学工業(株)製のスミ
カセンF208−1〕100部に、フエノ―ル系熱劣化
防止剤0.01部および脂肪酸エステル系滑剤0.01
部を添加し、フラツトフイルム製造装置〔モダンマシナ
リ―(株)製〕を用いて、押出温度200℃、引き取り
速度4m/分で成膜加工し、厚さ100μmの粘着剤表
面保護フイルムを作製した。
【0031】この粘着剤表面保護フイルムについて、用
いた樹脂の種類と熱変形温度、添加剤量(樹脂100部
に対する熱劣化防止剤と滑剤の合計の使用部数)ととも
に、フイルムの臨界表面張力、アクリル系粘着剤に対す
る剥離力および表面抵抗率を調べた結果を、後記の表1
に示した。
【0032】つぎに、この粘着剤表面保護フイルムをセ
パレ―タとし、この上にアクリル系粘着剤の溶液を塗工
し、80℃で5分間の加熱により乾燥、架橋処理して、
厚さ20μmの粘着剤層を形成し、さらにその上に厚さ
50μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルムからな
る支持フイルムのコロナ処理面を貼り合わせることによ
り、異物除去用粘着テ―プを作製した。
【0033】この粘着テ―プのシリコンウエハ(ミラ―
面)に対する粘着力は、JIS Z−0237に準じて
測定される180°引き剥がし粘着力(常温、剥離速度
300mm/分)で165g/20mm幅であつた。なお、
表1に示すアクリル系粘着剤に対する剥離力は、上記粘
着テ―プの支持フイルム側を両面粘着テ―プによりフラ
ツトなステンレス板に固定し、180°方向にセパレ―
タを剥離する際の応力(剥離速度300mm/分、サンプ
ル幅50mm)を調べたものである。
【0034】0.2μm以上の大きさの異物が0個であ
る5インチシリコンウエハ(回路パタ―ンのないミラ―
ウエハ)を所定の工程(イオン打ち込み処理工程)に通
して異物を付着させ、レ―ザ―表面検査装置〔日立電子
エンジニアリング(株)製のLS−5000〕を用い
て、ミラ―面に付着した0.2μm以上の大きさの異物
の数をカウントした。なお、ウエハの表裏に付着する異
物をカウントするため、ミラ―面を表裏逆にした2通り
の場合について同様の検査を行つた。
【0035】異物洗浄試験として、上記のように異物を
付着させたシリコンウエハのミラ―面に対し、前記の方
法で作製した粘着テ―プを、セパレ―タとしての粘着剤
表面保護フイルムを引き剥がしたうえで、ハンドロ―ラ
を用いて貼り付け、3分間放置したのち、この粘着テ―
プを剥離操作して、上記ミラ―面を洗浄した。この洗浄
後、再びレ―ザ―表面検査装置を用いて、ミラ―面に付
着している0.2μm以上の大きさの異物の数をカウン
トした。
【0036】このような貼り付けおよび剥離操作による
洗浄後の異物数と、洗浄前の異物数とから、シリコンウ
エハの表裏両面側の異物除去率をそれぞれ算出した。な
お、上記の異物洗浄試験(異物除去率の測定)におい
て、一連の作業は、クラス10のクリ―ンル―ム内(温
度23℃、湿度60%)で行つた。この洗浄試験結果
は、後記の表2に示されるとおりであつた。
【0037】実施例2 低密度ポリエチレン樹脂に代えて、ポリプロピレン樹脂
〔三井石油化学工業(株)製のハイポ―ルF−600〕
を用いた以外は、実施例1と同様にして、厚さ50μm
の粘着剤表面保護フイルムを作製した。表1に、このフ
イルムに用いた樹脂の種類と熱変形温度、添加剤量(樹
脂100部に対する熱劣化防止剤と滑剤の合計の使用部
数)とともに、フイルムの臨界表面張力、アクリル系粘
着剤に対する剥離力および表面抵抗率を前記同様に調べ
た結果を、示した。
【0038】この粘着剤表面保護フイルムをセパレ―タ
とした以外は、実施例1と同様にして、厚さ20μmの
粘着剤層を有する異物除去用粘着テ―プを作製した。こ
の粘着テ―プのシリコンウエハ(ミラ―面)に対する粘
着力は、実施例1と同じであつた。また、この粘着テ―
プを用い、実施例1と同様にして、異物洗浄試験(異物
除去率の測定)を行つた結果は、表2に示されるとおり
であつた。
【0039】実施例3 熱劣化防止剤の添加量を0.1部、滑剤の添加量を0.
2部に変更した以外は、実施例1と同様にして、厚さ5
0μmの粘着剤表面保護フイルムを作製した。表1に、
この粘着剤表面保護フイルムに用いた樹脂の種類と熱変
形温度、添加剤量(樹脂100部に対する熱劣化防止剤
と滑剤の合計の使用部数)とともに、フイルムの臨界表
面張力、アクリル系粘着剤に対する剥離力および表面抵
抗率を前記同様に調べた結果を、示した。
【0040】この粘着剤表面保護フイルムをセパレ―タ
とした以外は、実施例1と同様にして、厚さ20μmの
粘着剤層を有する異物除去用粘着テ―プを作製した。こ
の粘着テ―プのシリコンウエハ(ミラ―面)に対する粘
着力は、実施例1と同じであつた。また、この粘着テ―
プを用い、実施例1と同様にして、異物洗浄試験(異物
除去率の測定)を行つた結果は、表2に示されるとおり
であつた。
【0041】実施例4 低密度ポリエチレン樹脂として、住友化学工業(株)製
のスミカセンF208−1に代えて、同社製のスミカセ
ンF410−1を用いた以外は、実施例3と同様にし
て、厚さ50μmの粘着剤表面保護フイルムを作製し
た。表1に、この粘着剤表面保護フイルムに用いた樹脂
の種類と熱変形温度、添加剤量(樹脂100部に対する
熱劣化防止剤と滑剤の合計の使用部数)とともに、フイ
ルムの臨界表面張力、アクリル系粘着剤に対する剥離力
および表面抵抗率を前記同様に調べた結果を、示した。
【0042】この粘着剤表面保護フイルムをセパレ―タ
とした以外は、実施例1と同様にして、厚さ20μmの
粘着剤層を有する異物除去用粘着テ―プを作製した。こ
の粘着テ―プのシリコンウエハ(ミラ―面)に対する粘
着力は、実施例1と同じであつた。また、この粘着テ―
プを用い、実施例1と同様にして、異物洗浄試験(異物
除去率の測定)を行つた結果は、表2に示されるとおり
であつた。
【0043】実施例5 ポリプロピレン樹脂として、三井石油化学工業(株)製
のハイポ―ルF−600に代えて、同社製のハイポ―ル
F−650を用いた以外は、実施例2と同様にして、厚
さ50μmの粘着剤表面保護フイルムを作製した。表1
に、このフイルムに用いた樹脂の種類と熱変形温度、添
加剤量(樹脂100部に対する熱劣化防止剤と滑剤の合
計の使用部数)とともに、フイルムの臨界表面張力、ア
クリル系粘着剤に対する剥離力および表面抵抗率を前記
同様に調べた結果を、示した。
【0044】この粘着剤表面保護フイルムをセパレ―タ
とした以外は、実施例1と同様にして、厚さ20μmの
粘着剤層を有する異物除去用粘着テ―プを作製した。こ
の粘着テ―プのシリコンウエハ(ミラ―面)に対する粘
着力は、実施例1と同じであつた。また、この粘着テ―
プを用い、実施例1と同様にして、異物洗浄試験(異物
除去率の測定)を行つた結果は、表2に示されるとおり
であつた。
【0045】実施例6 フイルムの成膜後に粘着剤を接触させるべき面とは反対
側の面に、界面活性剤系帯電防止剤を塗布した以外は、
実施例1と同様にして、粘着剤表面保護フイルムを作製
した。表1に、この粘着剤表面保護フイルムに用いた樹
脂の種類と熱変形温度、添加剤量(樹脂100部に対す
る熱劣化防止剤と滑剤の合計の使用部数)とともに、フ
イルムの臨界表面張力、アクリル系粘着剤に対する剥離
力および表面抵抗率を前記同様に調べた結果を、示し
た。
【0046】この粘着剤表面保護フイルムをセパレ―タ
とした以外は、実施例1と同様にして、厚さ20μmの
粘着剤層を有する異物除去用粘着テ―プを作製した。こ
の粘着テ―プのシリコンウエハ(ミラ―面)に対する粘
着力は、実施例1と同じであつた。また、この粘着テ―
プを用い、実施例1と同様にして、異物洗浄試験(異物
除去率の測定)を行つた結果は、表3に示されるとおり
であつた。
【0047】比較例1 ポリ塩化ビニル樹脂100部に、アジピン酸ポリエステ
ル系可塑剤30部、エポキシ系可塑剤2部、Ba/Zn
系熱劣化防止剤1部を、ミキシングロ―ルを用いて、1
80℃で混練りし、これをカレンダ―成膜装置に投入
し、厚さ80μmの粘着剤表面保護フイルムを作製し
た。表1に、このフイルムに用いた樹脂の種類と熱変形
温度、添加剤量(樹脂100部に対する2種の可塑剤と
熱劣化防止剤との合計の使用部数)とともに、フイルム
の臨界表面張力、アクリル系粘着剤に対する剥離力およ
び表面抵抗率を調べた結果を、示した。
【0048】この粘着剤表面保護フイルムをセパレ―タ
とし、かつこのセパレ―タ上にアクリル系粘着剤の溶液
を塗工したのちの加熱条件を90℃で5分間とした以外
は、実施例1と同様にして、厚さ20μmの粘着剤層を
有する異物除去用粘着テ―プを作製した。この粘着テ―
プのシリコンウエハ(ミラ―面)に対する粘着力は、J
IS Z−0237に準じて測定される180°引き剥
がし粘着力(常温、剥離速度300mm/分)で120g
/20mm幅であつた。また、この粘着テ―プを用い、実
施例1と同様にして、異物洗浄試験(異物除去率の測
定)を行つた結果は、表3に示されるとおりであつた。
【0049】比較例2 厚さ50μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルムの
片面にシリコ―ン処理を施して、粘着剤表面保護フイル
ムとした。表1に、このフイルムに用いた樹脂の種類と
熱変形温度、添加剤量(樹脂100部に対する熱劣化防
止剤と滑剤の合計の使用部数)とともに、フイルムの臨
界表面張力(シリコ―ン処理面)、アクリル系粘着剤に
対する剥離力および表面抵抗率を調べた結果を、示し
た。
【0050】この粘着剤表面保護フイルムをセパレ―タ
とし、そのシリコ―ン処理面にアクリル系粘着剤の溶液
を塗工し、以下実施例1と同様にして、厚さ20μmの
粘着剤層を有する異物除去用粘着テ―プを作製した。こ
の粘着テ―プのシリコンウエハ(ミラ―面)に対する粘
着力は、JIS Z−0237に準じて測定される18
0°引き剥がし粘着力(常温、剥離速度300mm/分)
で155g/20mm幅であつた。この粘着テ―プを用
い、実施例1と同様にして、異物洗浄試験(異物除去率
の測定)を行つた結果は、表3に示されるとおりであつ
た。
【0051】比較例3 厚さ50μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルム
を、これにシリコ―ン処理を施すことなく、そのまま粘
着剤表面保護フイルムとした。表1に、このフイルムに
用いた樹脂の種類と熱変形温度、添加剤量(樹脂100
部に対する熱劣化防止剤と滑剤の合計の使用部数)とと
もに、フイルムの臨界表面張力および表面抵抗率を調べ
た結果を、示した。
【0052】なお、この粘着剤表面保護フイルムについ
て、アクリル系粘着剤に対する剥離力の測定も行つた
が、フイルムの引き剥がし時に粘着テ―プ本体が破断し
てしまい、測定不能であつた。したがつて、この粘着剤
表面保護フイルムをセパレ―タとして、実施例1と同様
にして、厚さ20μmの粘着剤層を有する異物除去用粘
着テ―プを作製し、これを用いて実施例1と同様にし
て、異物洗浄試験(異物除去率の測定)を行おうとした
が、上述のように、セパレ―タの引き剥がしが困難のた
め、洗浄試験を行うことはできなかつた。
【0053】
【表1】
【0054】なお、上記表1において、樹脂の種類を示
す各符号は以下のとおりである。 PE : ポリエチレン樹脂 PP : ポリプロピレン樹脂 PET : ポリエチレンテレフタレ―ト樹脂 塩 ビ : ポリ塩化ビニル樹脂
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】上記の表1〜表3の結果から実施例1〜
6の粘着テ―プによれば、セパレ―タに用いる粘着剤表
面保護フイルムに起因したウエハ汚染の問題が少なく
て、シリコンウエハの表裏面に付着した異物を約75%
以上もの高い除去率で除去でき、とくに上記フイルムに
帯電防止処理を施した本発明の実施例6の粘着テ―プで
は、粘着剤塗工時の浮遊粒子の付着もなく、約80%に
近い高い除去率が得られていることがわかる。また、こ
のため、上記実施例1〜6とくに本発明の実施例6の粘
着テ―プを、実際に異物除去用の洗浄工程を含む半導体
ウエハの製造プロセスに適用し、最終的に得られた半導
体デバイスの歩留りを集計した結果後述の比較例2の
粘着テ―プに比べてより高い歩留りが得られることがわ
かつた。
【0058】これに対し、軟質ポリ塩化ビニル樹脂から
なる粘着剤表面保護フイルムをセパレ―タとした比較例
1の粘着テ―プでは、上記フイルムに含まれる多量の可
塑剤が粘着剤表面に移行し、これがさらにウエハに転写
されるため、粘着テ―プの剥離操作後にウエハ上から可
塑剤が多く検出され、ウエハ表面側では異物数が逆に増
加し、ウエハ裏面側でも異物除去率が極めて低かつた。
また、セパレ―タとしての上記フイルムの臨界表面張力
が大きくて剥離力が大きすぎるため、機械による粘着テ
―プの連続自動貼り付けを行つた場合、上記フイルムが
粘着剤表面から剥離しにくいために、貼り付けミスが頻
発した。
【0059】また、セパレ―タとしてシリコ―ン処理を
施したポリエチレンテレフタレ―トフイルムからなる粘
着剤表面保護フイルムを用いた比較例2の粘着テ―プで
は、粘着テ―プの剥離操作後にウエハ上からシリコ―ン
処理剤が検出され、異物除去率は表裏面とも70%に満
たなかつた。なお、上記の半導体ウエハの洗浄試験とは
別に、この粘着テ―プを液晶表示ガラス基板の製造工程
に適用したところ、配向膜形成時、下地と配向膜との密
着力が十分に得られず、さらに配向膜のムラが生じて、
要求される光学特性を満たすことができなかつた。
【0060】なおまた、上記本発明の実施例6の粘着テ
―プでは、セパレ―タとして用いるポリオレフイン系樹
脂からなる粘着剤表面保護フイルムの表面抵抗率に加え
て、臨界表面張力、剥離力、添加剤量、熱変形温度
文中に記載した適切な値となるように設定しているが、
これらの値が上記適性値から大きく逸脱してくると、前
記高い異物除去率を安定して維持させることが難しくな
つてくることも確認された。たとえば、上記の添加剤
量、つまり熱劣化防止剤と滑剤との合計量が多くなりす
ぎると、異物除去率が低下しやすく、また上記フイルム
の熱変形温度が低すぎると、粘着剤塗工後の加熱工程を
考慮して、粘着剤の塗工を支持フイルム上に行い、この
上に上記フイルムをセパレ―タとして貼り合わせる必要
があるが、この場合、加熱工程中に粘着剤表面に浮遊粒
子が付着して、異物除去率がやはり低下してくることも
わかつた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異物除去用粘着テ―プの一例を示す断
面図である。
【図2】本発明の異物除去用粘着テ―プによる異物の除
去方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 粘着テ―プ 11 支持フイルム 12 粘着剤層 13 セパレ―タ(粘着剤表面保護フイルム) 2 半導体ウエハ 3 半導体ウエハに付着した異物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−147623(JP,A) 特開 平6−330005(JP,A) 特開 平3−171627(JP,A) 特開 平3−185852(JP,A) 特開 平6−65548(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 B08B 7/00 B32B 7/12 C09J 7/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フイルム上に粘着剤層を有し、この
    上にポリオレフイン系樹脂からなる粘着剤表面保護フイ
    ルムがセパレ―タとして貼り合わされてなる精密電子部
    品の異物除去用粘着テ―プにおいて、上記の粘着剤表面
    保護フイルムが帯電防止能を有し、その表面抵抗率(A
    STM D257に準ずる)が1×10 12 Ω/□以下で
    あることを特徴とする精密電子部品の異物除去用粘着テ
    ―プ
  2. 【請求項2】 粘着剤表面保護フイルムの臨界表面張力
    が32dyne/cm以下である請求項1に記載の精密電子部
    品の異物除去用粘着テ―プ。
  3. 【請求項3】 粘着剤表面保護フイルムの粘着剤表面に
    対する剥離力(JIS Z0237,Z1529に準ず
    る)が5〜150g/50mm幅である請求項1に記載の
    精密電子部品の異物除去用粘着テ―プ。
  4. 【請求項4】 粘着剤表面保護フイルムに含まれる熱劣
    化防止剤と滑剤との合計量がポリオレフイン系樹脂10
    0重量部あたり0.01〜0.5重量部である請求項1
    に記載の精密電子部品の異物除去用粘着テ―プ。
  5. 【請求項5】 粘着剤表面保護フイルムにおけるポリオ
    レフイン系樹脂の熱変形温度(JIS K7207に準
    ずる、荷重4.6kgf /cm2 )が80℃以上である請求
    項1に記載の精密電子部品の異物除去用粘着テ―プ。
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