JP3425257B2 - 郵便物読取区分装置 - Google Patents

郵便物読取区分装置

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JP3425257B2
JP3425257B2 JP05394395A JP5394395A JP3425257B2 JP 3425257 B2 JP3425257 B2 JP 3425257B2 JP 05394395 A JP05394395 A JP 05394395A JP 5394395 A JP5394395 A JP 5394395A JP 3425257 B2 JP3425257 B2 JP 3425257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は郵便物を詳細に自動区分
する郵便物自動読取区分装置において、搬送されている
郵便物上に記載されている詳細な郵便番号並びに宛名を
読み取る郵便物読取区分装置に関する。また、郵便物読
取システムの区分情報の手動入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、郵便物自動読取区分方法として
は、区分情報として郵便物上の郵便番号を読取り、この
郵便番号に応じて区分を行う第1の方法が知られてい
る。例えば、特開平1−161587号公報には郵便番
号を読み取る際に都市名も合わせて読取り、区分に用い
る郵便番号の信頼性を向上させることが記載されてい
る。また、郵便上に記載されている宛名の都道府県名、
市区郡名、町名等の地名や住居番号を読み取って、区分
先を判定するものが種々提案されており、例えば、特開
平1−316888号公報、特開平2−308384号
公報、特開平4−205685号公報において宛名とし
て住所の地名部分を読み取ることや、特開平6−444
01号公報のように住居番号を読み取る、第2の方法が
記載されている。また、特開昭61−234481号公
報には、宛名の中で、ある地域内に一つのみ存在し宛先
を特定できる受取人名を読取る第3の方法が記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
第1の方法で、郵便番号により細かな区分を行ない、配
達の道順を組立るためには、郵便番号の桁数を10桁以
上に増やす必要があり、利用者の負担が増加するという
問題がある。また、上記第2の方法では、住所の地名部
分を読み取ることが行われているが、さらに細かな区分
を行い道順組立を行なうには、丁目番地や棟番号等を読
み取る必要があるが、これら丁目番地、棟番号は記載の
仕方がまちまちであり認識が困難であり、また誤認識が
多く信頼性が低いという問題がある。また、不読を修正
することを考慮していない。さらに、上記第3の方法で
は、宛先を特定できる受取人名を利用しているが、同一
地域内に複数の同姓同名の受取人が複数人居住する場合
や同一名称の事業所が複数存在する場合には宛先を特定
できないという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、郵便物の宛名、特に、
丁目番地や棟番号等の認識の信頼性を向上させること、
不読を修正する際の人手での作業を軽減することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の郵便物読取り区
分装置は、文字情報を検出して辞書中の情報と照合して
住所を認識する郵便読取り区分装置において、住所区域
に対応した詳細な郵便番号を読み取る手段と、受取人の
姓名を読み取る手段と、受取人の丁目番地、棟番号、部
屋番号など詳細な住所を辞書として保持する手段と、当
該詳細な郵便番号と姓名より当該辞書をアクセスし、丁
目番地、棟名、部屋番号を含む詳細な区分情報を生成す
る手段と、住所区域と姓名により詳細な住所が決定でき
ない場合、丁目番地を読み取り当該詳細区分情報を生成
する手段とを具備している。
【0006】また、郵便物の読取結果を修正する修正部
において、姓名の一部をキー入力する手段と、当該キー
入力文字より、丁目、番地、棟名、部屋番号を含む詳細
な区分情報を生成する手段とを具備している。
【0007】
【作用】本発明は、受取人の丁目番地、棟番号、部屋番
号など詳細な住所を辞書として保持しており、住所の町
域に対応する詳細郵便番号と受取人の姓名を読み取るこ
とによって、当該受取人の詳細な住所を含む区分情報を
生成することができるため、丁目番地や棟番号を読み取
ることが不要であり、区分情報を高い信頼度で生成する
ことができる。また、当該詳細な辞書を具備しているた
め、丁目、番地、棟名、部屋番号を読み取る場合に、高
精度の認識を実現することができる。さらに、郵便物の
読取結果を修正する修正部において、姓名の一部をキー
入力するのみで、詳細な区分情報を生成することができ
るため、操作者の修正作業を軽減するという効果があ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1により説明す
る。郵便物140は供給部100に順次送られる。供給
部100において郵便物が所定位置を通過し、その通過
の間に郵便物の表面の画像は光学系101並びに画像入
力部102により撮像される。宛名認識部103では、
郵便物の表面に記載された住所や受取人の姓名を読み取
り、区分情報を生成する。一方、表面画像が撮像された
当該郵便物は遅延搬送路109に送られる。遅延搬送路
109では、表面画像より区分情報を生成するための所
定時間分、郵便物は当該搬送路109を移動する。区分
部110では、区分情報に従って、郵便物を区分けす
る。なお、宛名認識部103で区分情報の取得が不読す
なわち不成功と判断された郵便物は不読修正部111に
おいて、人手によって区分情報を付与する。光学系10
1は、照明光学系と撮像光学系から構成されている。画
像入力部102ではラインセンサのような光電変換素子
からの画像信号をディジタル化する。宛名認識部103
は制御部104,利用者識別コード変換部105,知識
処理部106からなる。宛名認識部103には画像処理
部107並びに文字認識部108が接続されており、制
御部104により制御される。知識処理部106では、
単語辞書群120と接続辞書群130とをアクセスし、
文字認識部108の認識結果の誤り等を当該辞書群を用
いることにより自動的に修正する。単語辞書群120
は、地名辞書121、住所表示番号辞書122、建物
名、棟名辞書123、階番号、部屋番号辞書124、所
属機関名辞書125、肩書き辞書126、姓名辞書12
7からなる。また、接続辞書群130は、住所区域接続
辞書131、住所表示番号接続辞書132、建物名、棟
名接続辞書133、階番号、部屋番号接続辞書134、
所属機関名接続辞書135、姓名接続辞書136からな
る。
【0009】図2は郵便物読み取りのための処理の流れ
図である。ステップ200で郵便物の表面の画像を入力
する。この処理は、画像入力部102において行なう。
ステップ210は、画像処理の過程であり、画像処理部
107で実行する。当該ステップは表面画像の全域から
宛名領域を抽出するステップ211と、当該宛名領域か
ら文字行を抽出するステップ212とからなる。文字行
を抽出後、ステップ220で文字を切出し、切出した1
文字ごとに文字を認識し文字コードに変換する。ここで
は、切出した1文字ごとに複数個の認識結果を出力す
る。当該処理は文字認識部108において行なう。次い
で、知識処理のステップ230に移る。ここでは、先
ず、ステップ231で住所区域を抽出し、ステップ23
2で住所表示番号を抽出する。さらに、ステップ233
で建物名、棟名を抽出し、ステップ234で階番号、部
屋番号を抽出する。また、ステップ235で所属機関名
を抽出し、ステップ236で肩書きを抽出し、ステップ
237で姓名を抽出する。これらの抽出結果を基に、ス
テップ238で検定処理を行ない、認識結果に対して誤
りや不読の修正を行なう。ステップ240では、読み取
り結果を利用者識別コードに変換する。
【0010】図3は住所と姓名が記載されている郵便物
の読み取りの処理過程を説明する図である。文字行抽出
処理300において抽出された行イメージ320は文字
認識部301に送られる。なお、当該行イメージ320
は住所区域が記載されている行、住所表示番号が記載さ
れている行、受取人の姓名が記載されている行等、複数
行から構成されていてもよい。文字認識処理301で
は、文字パターンを切出し、文字単位に文字認識を行な
う。文字認識の結果を321に示すが、ここでは、第1
位の認識結果322、第2位の認識結果323、第3位
の認識結果324からなる。例えば、記載された住所の
4桁目「千」は、認識結果の第1位が「十」、認識結果
の第2位が「千」、認識結果の第3位が「我」である。
住所区域抽出処理302では、地名辞書303並びに住
所区域接続辞書304を用い、認識結果321の中から
住所区域部分325を抽出する。この例では、住所区域
部分の候補として「東京都千代田区神田駿河台」が抽出
されている。一方、住所表示番号抽出処理305では、
住所表示番号辞書306を用い、当該認識結果321の
中から丁目、番地等の住所表示番号327を抽出する。
この時、先の住所区域抽出処理302において、住所区
域文字列の末尾桁が出力されており、この末尾桁位置を
もとに住所表示番号の先頭桁を設定して、住所表示番号
を抽出している。この例では、当該処理の抽出結果32
7として、丁目は「4丁目」「9丁目」の複数候補が、
番地として「8番地」「6番地」の複数候補が抽出され
ている。さらに、姓名抽出処理307では、姓名辞書3
08を用い、姓名の文字列326を抽出する。ここで
は、先の住所表示番号抽出処理305により住所表示番
号の末尾桁が出力されており、この桁位置を手掛かりに
して姓名の先頭桁を設定して姓名抽出処理307を行な
う。姓名抽出処理の結果326は、この例では、姓とし
て「川田」「山田」の複数候補が、又、名として「太
郎」「太朗」の複数候補が求まっている。次いで、検定
処理309に移り、先の結果325、327、326を
入力し、これら結果相互の接続性に矛盾がないかどうか
妥当性の判定を行なう。この時、住所表示番号接続辞書
310、姓名接続辞書311をアクセスし、当該複数個
の結果の接続の妥当性を判定する。この例では、検定処
理309の結果328として、丁目「4丁目」、番地
「6番地」、姓名「山田」「太郎」が求められている。
この検定処理309では、住所区域抽出結果325に接
続する丁目番地を住所表示番号抽出結果327から求め
る。また、姓名抽出結果326に住所区域抽出結果32
5、住所表示番号抽出結果327が接続するかどうかの
判定を行なっている。これにより、例えば、姓として
「川田」と「山田」の複数候補が存在していても、当該
姓に接続する住所区域や住所表示番号が妥当かどうかを
判定し、「川田」は、当該住所には居住していないと判
断し、姓として「山田」を選択することができる。さら
に、「山田」が姓名抽出結果326に含まれていない場
合は、不読とすることもできるし、或いは、住所区域や
住所表示番号の抽出結果から、姓名接続辞書311より
該当する姓「山田」を選択し、結果328に出力するこ
ともできる。
【0011】図4は単語照合の処理過程を説明する図で
ある。本単語照合は、知識処理230を実現するための
基本処理であり、各抽出処理231、232、233、
234、235、236、237の内部の処理である。
単語辞書400は、単語辞書群120の各単語辞書12
1、122、123、124、125、126、127
に相当する。単語照合処理の入力は認識候補ラティス4
04であり、認識結果321に相当する。また、当該処
理の出力は、該当する単語とその単語の桁位置並びにコ
ストである。処理の過程は、先ず、単語照合の処理開始
時、認識候補ラティス404において照合開始桁の設定
408を行なう。ここで、認識候補ラティス404の横
方向の項目410〜415が文字列の桁に相当しており
桁方向走査407で示した矢印の方向に文字同士の比較
を行なう。また、認識候補ラティス404の縦方向の項
目420〜427が候補順位方向に相当しており、候補
順位方向走査406に従って、当該ラティス404から
認識結果の文字をアクセスする。単語辞書400へのア
クセスは、認識候補ラティス404の文字コードをキー
として行なう。設定した開始桁、例えば、桁411にお
いて、認識結果の文字コードい1〜い8までを順次取り
だし、単語辞書400から、単語の先頭の桁の文字コー
ドが当該い1〜い8なる単語を順次取り出す。これらの
単語401は、桁方向の走査405に従って、1文字ご
とに認識候補ラティス404の該当する桁の文字コード
と比較部422において照合を行なう。コスト計算部4
03では、照合の程度をコストとして桁方向走査405
に沿って累積していき、単語ごとにコストを出力する。
なお、単語辞書400からの単語のアクセスは上記以外
にも方法が考えられ、例えば、単語の先頭桁のみなら
ず、第n桁目の文字コードでアクセスできるようにする
方法もある。
【0012】図5は受取人の宛名に関する接続辞書の構
成を説明する図である。住所区域接続辞書500は、都
道府県レベルの単語と市区郡レベルの単語と町レベルの
単語の間の接続関係を具備している。例えば、都道府県
レベルの単語として、埼玉県510、東京都511、神
奈川県512があり、東京都511は市区郡レベルの単
語、港区520、千代田区521、新宿区522と接続
している。さらに、例えば、千代田区521は町レベル
の単語、丸の内530、神田駿河台531、大手町53
2と接続している。これら都道府県レベルの単語と市区
郡レベルの単語と町レベルの単語の間の接続関係が、住
所区域接続辞書500に格納されている。住所表示番号
接続辞書501には、住所区域接続辞書の町レベルの単
語とその下位にある丁目、番地との接続関係を具備して
いる。例えば、神田駿河台531の下位には、丁目レベ
ルとして1丁目540、2丁目541、3丁目542、
4丁目543、5丁目544があり、さらに、番地レベ
ルとして、例えば4丁目543の下位には、1番地55
0、2番地551、3番地552、4番地553、5番
地554、6番地555、7番地556、8番地557
が存在することが、当該辞書501に保持されている。
姓名接続辞書502には、住所表示番号と当該居住地の
居住者の姓名との接続関係を保持している。例えば、東
京都511、千代田区521、神田駿河台531、4丁
目543、5番地554には鈴木二郎560が居住する
ことを、同所6番地555には山田太郎が、同所7番地
556には高橋次郎562と山本五郎563が、同所8
番地には佐藤三郎564が、それぞれ居住することが、
当該辞書502に保持されている。
【0013】図6は建物名、階番号、所属機関名が記載
されている受取人の宛名に関する接続辞書の構成を説明
する図である。図5において説明した住所区域接続辞書
600、住所表示番号接続辞書601に対して、各住所
表示番号に対応した建物名や棟名を保持した建物名、棟
名接続辞書602を具備している。さらに、建物や棟ご
とに棟番号や部屋番号を保持した階番号、部屋番号接続
辞書603を具備している。さらに、受取人の所属する
機関名を階層的に保持している所属機関名接続辞書60
4を具備している。また各所属部署ごとに所属する受取
人の姓名を所属機関と対応させて保持する姓名接続辞書
605を具備している。例えば、東京都610、千代田
区620、丸の内630、1丁目640、5番650、
1号660の住所に対して、新丸ビル670が住所表示
番号の1号660に接続している。さらに、階番号、部
屋番号接続辞書603において、地階680、1階68
1、2階682、7階683等が上位の新丸ビル670
に接続されている。所属機関名接続辞書604には、機
関の組織が階層的に保持されており、7階683の下位
に日本製作所690、その下位に産業部691、販売部
692が保持されている。姓名接続辞書605には、山
田太郎693、鈴木一郎694が販売部692に属する
という情報が保持されている。
【0014】図7は検定処理における複数候補の選別処
理を説明する図である。記載例700のイメージに対し
て、検定処理の入力として複数候補710が仮定され
る。例では、711、712、713の複数候補が仮定
される。711のように番地が「8番地」と誤っている
宛名、712のように姓が「川」と誤っている宛名、7
13のように正解の宛名、のそれぞれが候補として当該
検定処理720に入力される。検定処理では、姓名接続
辞書502、住所表示番号接続辞書501、住所区域接
続辞書を用い、山田太郎561は6番地555に居住し
ていると判定されるため、当該処理結果として、730
に示した宛名を出力する。
【0015】図8は検定処理の詳細手順の一例である。
ステップ800で姓候補と名候補を組み合わせた姓名の
候補を生成する。例えば、姓名抽出結果326の姓「川
田」「山田」と名「太郎」「太朗」を組み合わせ、4つ
の姓名候補「川田太郎」「川田太朗」「山田太郎」「山
田太朗」を生成する。ステップ801で住所表示番号を
生成する。ここでは、丁目、番地の複数候補を組み合わ
せて生成する。例えば、住所表示番号抽出結果327の
丁目「4丁目」「9丁目」、番地「8番地」「6番地」
を組み合わせ、4つの住所表示番号候補「4丁目8番
地」「4丁目6番地」「9丁目8番地」「9丁目6番
地」を生成する。次いで、ステップ802で住所区域候
補と住所表示番号の組み合わせを生成する。例えば、住
所区域候補325の「東京都千代田区神田駿河台」と、
ステップ801で生成した4つの住所表示番号候補「4
丁目8番地」「4丁目6番地」「9丁目8番地」「9丁
目6番地」を組み合わせ、「東京都千代田区神田駿河台
4丁目8番地」「東京都千代田区神田駿河台4丁目6番
地」「東京都千代田区神田駿河台9丁目8番地」「東京
都千代田区神田駿河台9丁目6番地」の候補を生成す
る。次いで、ステップ803で、上記組み合わせが尽き
るまで、ステップ804以下806までの処理を行な
う。先ず、ステップ804で住所区域と住所表示番号の
接続が妥当かどうかの判定を行なう。当該接続が妥当で
あると判定されると、ステップ805において姓名の接
続の妥当性を判定し、接続が妥当であると判定されると
ステップ806で結果を登録する。ステップ804で
は、例えば、住所表示番号接続辞書501と姓名接続辞
書502をアクセスすることにより、「神田駿河台」5
31には、1丁目540から5丁目544までが存在し
ており、「神田駿河台9丁目」は存在しないことが分か
るため、候補を絞ることができる。さらに、ステップ8
05では、「山田太郎」が「神田駿河台4丁目6番地」
に居住することが姓名接続辞書502の561から判定
され、複数候補の中から「東京都千代田区神田駿河台4
丁目6番地」がステップ806で登録される。
【0016】図9は不読修正部111の画面構成の一例
である。宛名候補が複数個あり正解を判定することが困
難と判断された郵便物、或いは、宛名候補が単数であっ
ても正解とすることが困難と判断された郵便物に対し
て、画面を介して正解の宛名を人手で入力する。画面9
00において、宛名部分のイメージを901に表示し、
当該部分の認識結果の候補を902、903、904に
表示する。905は、スクロール用であり、多数の認識
結果候補をスクロールすることにより表示する。表示さ
れた認識結果候補の中から、イメージ901を肉眼で観
察することにより正解候補を選択する。また、画面91
0は他の実施例であり、宛名部分のイメージ911を表
示しており、その下部に912で示す認識結果を表示し
ている。ここでは、姓名入力部913において、キーボ
ード等から姓名の一部もしくは全部を入力し、当該入力
文字をもとに、914に示す正解候補を抽出することも
できる。ここでは、姓名接続辞書502と住所表示番号
接続辞書501並びに住所区域接続辞書500を用い、
神田駿河台531の下位にあり、姓名入力部913にお
いてキー入力した「山」を有する居住者を探索し、正解
候補を抽出する。
【0017】図10は本発明の別の実施例を示す流れ図
である。ここでは、地域を詳細に区分した詳細郵便番号
が郵便物に記載されているとする。詳細郵便番号を読み
取ることによって住所区域が一意に決定できるものとす
る。従って、読み取った詳細郵便番号と姓名を手掛かり
に、丁目番地を含む住所を決定する。ステップ1000
で郵便物の表面の画像を入力する。この処理は、画像入
力部102において行なう。ステップ1010は、画像
処理の過程であり、画像処理部107で実行する。当該
ステップは表面画像の全域から詳細郵便番号行を抽出す
るステップ1011と宛名領域を抽出するステップ10
12と、当該宛名領域から文字行を抽出するステップ1
013とからなる。文字行を抽出後、ステップ1020
で文字を切出し、切出した1文字ごとに文字を認識し文
字コードに変換する。ここでは、切出した1文字ごとに
複数個の認識結果を出力する。当該処理は文字認識部1
08において行なう。次いで、知識処理のステップ10
30に移る。ここでは、先ず、ステップ1031で詳細
郵便番号を抽出する。詳細郵便番号は、郵便物の所定領
域の文字枠に記載されているか、若しくは、宛名領域の
中に記載されている。郵便番号を認識することは、例え
ば、特開平1−316888号公報に記載されており、
詳細郵便番号に関しても容易に実現できる。ステップ1
032で姓名を抽出する。姓名の抽出方法は、例えば、
郵便物から抽出された文字行のレイアウトを基に姓名の
記載された箇所を決定してもよいし、姓名辞書127と
の照合を行ない、文字列の中から姓名部分を抽出しても
よい。当該姓名の抽出結果を基に、ステップ1040で
住所表示番号の探索を行なう。ここでは、ステップ10
31で抽出した詳細郵便番号をキーとして、詳細郵便番
号接続辞書1103をアクセスし、該当する住所区域を
求め、当該住所区域内に居住する受取人の姓名と合致す
る住所表示番号を選択する。当該住所区域内に同姓同名
の受取人が複数存在する場合があり、この時、複数の住
所表示番号が取り出される。このため、ステップ105
0で複数個の住所表示番号候補の中から住所表示番号を
決定する。ここでは、住所表示番号を認識結果から抽出
し、先の取り出された住所表示番号と合致する番号を選
択する。そして、ステップ1060では、読み取り結果
である詳細郵便番号と姓名抽出ステップ1032により
求まる住所表示番号とを使い利用者識別コードに変換す
る。
【0018】図11は詳細郵便番号接続辞書の構成を説
明する図である。詳細郵便番号接続辞書1103は、例
えば、7桁の数字1170、1171、1172等から
構成されており、住所区域接続辞書1100の中の該当
する町域名、例えば、1130、1131、1132等
にアクセスできるよう、町域名のアドレスが詳細郵便番
号接続辞書に格納されている。ここでは詳細郵便番号
「1001234」1170により「丸の内」1130
をアクセスできる。また、詳細郵便番号「100123
5」1171により「神田駿河台」1131をアクセス
できる。住所表示番号接続辞書1101、姓名接続辞書
1102によって、該当する町域に属する姓名の範囲を
設定することができる。例えば、詳細郵便番号接続辞書
1103の詳細郵便番号「1001235」1171は
住所区域接続辞書内の「神田駿河台」1131を経由し
て、住所表示番号接続辞書1101の「1丁目」114
0から「5丁目」1144をアクセスし、姓名接続辞書
1102の該当する姓名を取り出すことができる。これ
により、「神田駿河台」1140に居住する「山田太
郎」1161をステップ1040で探索することがで
き、この時、該当する住所表示番号は「4丁目6番地」
であることが、住所表示番号接続辞書1101の「4丁
目」1143、「6番地」1155から、ステップ10
50で決定できる。なお、同姓同名が同一町域に複数人
居住する場合は、住所表示番号を文字認識結果から抽出
して、姓名接続辞書1102により妥当性を検定して選
別すればよい。
【0019】図12はステップ1040で示した住所表
示番号の探索処理の流れ図である。ステップ1200で
は、読み取った詳細郵便番号により住所の町域名をアク
セスする。そして、ステップ1201で、当該町域名に
居住する受取人の姓名を姓名接続辞書をもとに探索範囲
を設定し走査を行なう。ステップ1202において、指
定姓名の探索を行ない、ステップ1203で該当する姓
名を有する受取人が居住する住所表示番号の登録を行な
う。なお、本発明は住所表示番号に限定して登録するも
のではなく、例えば、建物名、棟名接続辞書602、階
番号、部屋番号接続辞書603を用い、該当する棟名や
階番号も合わせて登録してもよい。
【0020】図13はステップ1050で示した住所表
示番号の決定処理の流れ図である。ステップ1300で
住所表示番号の候補が複数個存在するかどうかの判定を
行ない、もし、単数であれば、当該住所表示番号の妥当
性をステップ1304で検定し、ステップ1305で当
該住所表示番号を登録する。一方、ステップ1300で
住所表示番号の候補が複数個存在すると判定された場
合、即ち同姓同名の居住者が同じ住所区域内に存在する
場合、文字認識結果をステップ1301で入力し、ステ
ップ1302で住所表示番号を抽出する。そして、ステ
ップ1303で住所表示番号の照合を行ない、ステップ
1304で照合結果によって妥当性を検定し、単数の住
所表示番号を選別し、ステップ1305で当該番号を登
録する。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、文
字情報を検出して辞書中の情報と照合して住所を認識す
る郵便読取り区分装置において、住所区域に対応した詳
細な郵便番号を読み取る手段と、受取人の姓名を読み取
る手段と、受取人の丁目番地、棟番号、部屋番号など詳
細な住所を辞書として保持する手段と、当該詳細な郵便
番号と姓名より当該辞書をアクセスし丁目番地、棟名、
部屋番号を含む詳細な区分情報を生成する手段と、住所
区域と姓名により詳細な住所が決定できない場合、丁目
番地を読み取り当該詳細区分情報を生成する手段とを具
備している。受取人の丁目番地、棟番号、部屋番号など
詳細な住所を辞書として保持しており、このため、住所
の町域に対応する詳細郵便番号と受取人の姓名を読み取
ることによって、当該受取人の詳細な住所を含む区分情
報を生成することができ、丁目番地や棟番号を読み取る
ことが不要であり、区分情報を高い信頼度で生成するこ
とができる。また、住所区域と姓名により詳細な住所が
決定できない際に丁目、番地、棟名、部屋番号を読み取
りが、この時、詳細な住所辞書を保持しており、高精度
の認識を実現することができる。
【0022】また、本発明によれば、郵便物の読取結果
を修正する修正部において、姓名の一部をキー入力する
手段と、当該キー入力文字より、丁目、番地、棟名、部
屋番号を含む詳細な区分情報を生成する手段とを具備し
ており、このため、郵便物の読取結果を修正する修正部
において、姓名の一部をキー入力するのみで、詳細な区
分情報を生成でき、操作者の修正作業を軽減するという
効果がある。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る郵便物読取区分方法の
構成図である。
【図2】郵便物読み取りのための処理の流れ図である。
【図3】住所と姓名が記載されている郵便物の読み取り
の処理過程の説明図である。
【図4】単語照合の処理過程の説明図である。
【図5】受取人の宛名に関する接続辞書の構成の説明図
である。
【図6】建物名、階番号、所属機関名が記載されている
受取人の宛名に関する接続辞書の構成の説明図である。
【図7】検定処理における複数候補の選別処理の説明図
である。
【図8】検定処理の詳細手順の一例を示す流れ図であ
る。
【図9】不読修正部の画面の構成図である。
【図10】本発明の別の実施例に係る郵便物読取区分の
流れ図である。
【図11】詳細郵便番号接続辞書の構成の説明図であ
る。
【図12】住所表示番号の探索処理の流れ図である。
【図13】住所表示番号の決定処理の流れ図である。
【符号の説明】
103…宛名認識部、106…知識処理部、120…単
語辞書群、231…住所区域抽出ステップ、232…住
所表示番号抽出ステップ、237…姓名抽出ステップ、
238…検定処理、321…文字認識結果、404…認
識候補ラティス、500…住所区域接続辞書、501…
住所表示番号接続辞書、502…姓名接続辞書、602
…建物名、棟名接続辞書、603…階番号、部屋番号接
続辞書、604…所属機関名接続辞書、805…住所区
域と住所表示番号の接続判定ステップ、902…認識結
果候補の表示窓、913…姓名入力窓、1040…住所
表示番号の探索、1050…住所表示番号の決定、11
03…詳細郵便番号接続辞書、1200…詳細郵便番号
による住所町域名アクセスのステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 日佐男 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 影広 達彦 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 丸川 勝美 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 新庄 広 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 中島 和樹 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−234481(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字情報を検出して辞書中の情報と照合し
    て宛名を認識する郵便物読取区分装置において, 詳細区分を行うために住所区域名と対応した郵便番号を
    郵便番号辞書として保持する手段と, 郵便物に記載された郵便番号を認識する手段と, 郵便物に記載された姓名を認識する手段と, 住所区域名と住所表示番号,棟名,部屋番号,所属機関
    名,姓名を接続した宛名情報を宛名辞書として保持する
    手段と, 認識した当該郵便番号と姓名とを基に,前記郵便番号辞
    書と前記宛名辞書から住所表示番号,棟名,部屋番号,
    及び所属機関名の少なくともいずれかを生成する手段
    と, 生成した当該住所表示番号,棟名,部屋番号,及び所属
    機関名の少なくともいずれかと郵便番号を基に郵便物の
    区分情報を出力する手段と,を具備したことを特徴とす
    る郵便物読取区分装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の郵便物読取区分装置におい
    て, 郵便物に記載された姓名の認識が不成功と判定された場
    合もしくは,当該住所区域内に同姓同名の宛名が複数個
    存在すると判定された場合,住所表示番号,棟名,部屋
    番号,及び所属機関名の少なくともいずれかを認識する
    手段と, 上記認識した住所表示番号,棟名,部屋番号,及び所属
    機関名の少なくともいずれかと郵便番号を基に郵便物の
    区分情報を出力する手段と, を具備したことを特徴とする郵便物読取区分装置。
  3. 【請求項3】 上記郵便物に記載された姓名は,受取人名
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れか
    に記載の郵便物読取区分装置。
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