JP3423545B2 - 面ファスナーおよびその面ファスナーを用いた紙おむつ - Google Patents
面ファスナーおよびその面ファスナーを用いた紙おむつInfo
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- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、使い捨て用の紙
おむつの止具として使用する面ファスナーに関するもの
であり、面ファスナーを紙おむつに装着するための取付
手段に改良を加えて、紙おむつの取扱いを簡便にしたも
のである。
おむつの止具として使用する面ファスナーに関するもの
であり、面ファスナーを紙おむつに装着するための取付
手段に改良を加えて、紙おむつの取扱いを簡便にしたも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、おむつなどの固定用の止具として
使用されるものに、図１０に示すように帯状のプラスチ
ックテープ基材の一面に、テープ基材の中央部から一方
端部にかけて粘着剤層と、中央部から他方端部にかけて
保護離形部とを設け、さらにテープ基材の他面側に前記
一面側と逆配置となる粘着剤層と保護離形部とをそれぞ
れ設け、テープ基材を二つ折りにした状態でおむつ製作
時に、おむつに貼付け、使用時に粘着剤層を保護離形部
から引き剥いで、おむつの相手側面に貼付けて固定する
手段が実公平１−２９２３０号公報に開示されている。
使用されるものに、図１０に示すように帯状のプラスチ
ックテープ基材の一面に、テープ基材の中央部から一方
端部にかけて粘着剤層と、中央部から他方端部にかけて
保護離形部とを設け、さらにテープ基材の他面側に前記
一面側と逆配置となる粘着剤層と保護離形部とをそれぞ
れ設け、テープ基材を二つ折りにした状態でおむつ製作
時に、おむつに貼付け、使用時に粘着剤層を保護離形部
から引き剥いで、おむつの相手側面に貼付けて固定する
手段が実公平１−２９２３０号公報に開示されている。
【０００３】さらに、使い捨てタイプのおむつに面ファ
スナーを使用することも、特開平２−５９４７号公報に
開示されている。この面ファスナーは図１１に示すよう
に、薄くて強い可撓性のプレート状裏板に、直角に突出
する弾力性のあるかぎ部材を設け、かぎ部材は丸い表面
を有するヘッド部分と、裏板に立設されたステム部分か
ら形成されている。このように形成された面ファスナー
を、可撓性のある細長い長方形の高分子タブの末端部分
に固定するとともに、タブ低粘着度の感圧接着剤を備
え、二つ折り状態に保持して使用時に剥離して相手側の
面ファスナーに係合させる。
スナーを使用することも、特開平２−５９４７号公報に
開示されている。この面ファスナーは図１１に示すよう
に、薄くて強い可撓性のプレート状裏板に、直角に突出
する弾力性のあるかぎ部材を設け、かぎ部材は丸い表面
を有するヘッド部分と、裏板に立設されたステム部分か
ら形成されている。このように形成された面ファスナー
を、可撓性のある細長い長方形の高分子タブの末端部分
に固定するとともに、タブ低粘着度の感圧接着剤を備
え、二つ折り状態に保持して使用時に剥離して相手側の
面ファスナーに係合させる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べた、プラス
チックテープの止具の場合は、おむつの接着固定は粘着
剤層によって固定するから、多少強度的に弱いところが
ある。またこのプラスチックテープは、使用時に肌の弱
い乳幼児の肌に粘着剤層が接触しやすく、乳幼児がアト
ピー性皮膚炎などをおこす恐れがあるなど問題点があ
る。
チックテープの止具の場合は、おむつの接着固定は粘着
剤層によって固定するから、多少強度的に弱いところが
ある。またこのプラスチックテープは、使用時に肌の弱
い乳幼児の肌に粘着剤層が接触しやすく、乳幼児がアト
ピー性皮膚炎などをおこす恐れがあるなど問題点があ
る。
【０００５】次に前記の面ファスナーをおむつの止具と
して使用する場合は、面ファスナーにおけるかぎ部材は
特殊な形態であり、製造がきわめて複雑な加工手段を経
なければならないので面倒であること、また面ファスナ
ーの取付けに高分子タブに配備した感圧接着剤が、使用
時に乳幼児の肌に接触する恐れがあり、アトピー性皮膚
炎などをおこす恐れがあるなど問題点がある。
して使用する場合は、面ファスナーにおけるかぎ部材は
特殊な形態であり、製造がきわめて複雑な加工手段を経
なければならないので面倒であること、また面ファスナ
ーの取付けに高分子タブに配備した感圧接着剤が、使用
時に乳幼児の肌に接触する恐れがあり、アトピー性皮膚
炎などをおこす恐れがあるなど問題点がある。
【０００６】この発明は、上述の問題点を考慮し発明し
たものであり、請求項１記載の発明は、使い捨て紙おむ
つに最適な面ファスナーであって、面ファスナーを取付
け使用する場合、面ファスナーに配備した接着剤層、ま
たは両面粘着テープが直接乳幼児の肌に接触しないよう
に配慮した形態に形成し、またおむつの廃棄時に紙おむ
つをコンパクトに折り畳み、簡便に包装ができる取扱い
やすい面ファスナーを提供することが主たる目的であ
る。
たものであり、請求項１記載の発明は、使い捨て紙おむ
つに最適な面ファスナーであって、面ファスナーを取付
け使用する場合、面ファスナーに配備した接着剤層、ま
たは両面粘着テープが直接乳幼児の肌に接触しないよう
に配慮した形態に形成し、またおむつの廃棄時に紙おむ
つをコンパクトに折り畳み、簡便に包装ができる取扱い
やすい面ファスナーを提供することが主たる目的であ
る。
【０００７】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の目的に加え、紙おむつに対する面ファスナーの取付
け、および取扱いがきわめて簡便な形態の面ファスナー
を提供することが目的である。
明の目的に加え、紙おむつに対する面ファスナーの取付
け、および取扱いがきわめて簡便な形態の面ファスナー
を提供することが目的である。
【０００８】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の発明の目的に加え、面ファスナーに対する接着剤
層および両面粘着テープによる接着強度と係合素子の形
態との関係を考慮し、紙おむつに適した形態に形成した
面ファスナーを提供することが目的である。
記載の発明の目的に加え、面ファスナーに対する接着剤
層および両面粘着テープによる接着強度と係合素子の形
態との関係を考慮し、紙おむつに適した形態に形成した
面ファスナーを提供することが目的である。
【０００９】請求項４記載の発明は、請求項１または２
記載の発明の目的に加え、面ファスナーの製造手段と形
態を特定することにより、紙おむつに使用できる最適な
形態の面ファスナーを提供することが目的である。
記載の発明の目的に加え、面ファスナーの製造手段と形
態を特定することにより、紙おむつに使用できる最適な
形態の面ファスナーを提供することが目的である。
【００１０】請求項５記載の発明は、請求項１、２また
は３記載の発明の目的に加え、面ファスナーにおけるフ
ック係合素子の製造手段を特定することにより、紙おむ
つに適したフック係合素子を備えた面ファスナーを提供
することが目的である。
は３記載の発明の目的に加え、面ファスナーにおけるフ
ック係合素子の製造手段を特定することにより、紙おむ
つに適したフック係合素子を備えた面ファスナーを提供
することが目的である。
【００１１】請求項６記載の発明は、面ファスナーを紙
おむつに使用する場合、紙おむつに最適な形態で面ファ
スナーが取付けられ、面ファスナーに配備された接着剤
層、両面粘着テープが直接乳幼児の肌に接触しないよう
に配慮した形態に形成した面ファスナーを用いた紙おむ
つを提供することが目的である。
おむつに使用する場合、紙おむつに最適な形態で面ファ
スナーが取付けられ、面ファスナーに配備された接着剤
層、両面粘着テープが直接乳幼児の肌に接触しないよう
に配慮した形態に形成した面ファスナーを用いた紙おむ
つを提供することが目的である。
【００１２】請求項７記載の発明は、請求項６記載の発
明の目的に加え、紙おむつに対して面ファスナーを簡便
に取付けることができ、しかも紙おむつの廃棄の際、紙
おむつの取扱いが容易にできる面ファスナーを用いた紙
おむつを提供することが目的である。
明の目的に加え、紙おむつに対して面ファスナーを簡便
に取付けることができ、しかも紙おむつの廃棄の際、紙
おむつの取扱いが容易にできる面ファスナーを用いた紙
おむつを提供することが目的である。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、一面に係合素子たとえばフ
ック係合素子３またはループ係合素子４、あるいはまた
フック係合素子３とループ係合素子４とを混在に備えた
面ファスナーの一方の基布１または２における裏面に接
着剤層７を配備し、この接着剤層７の外面に剥離紙８を
貼着し、さらに他方の面ファスナーの基布１または２の
裏面に両面粘着テープ５を配備し、この両面粘着テープ
５の外面にシート状のシート材６を貼着し、配備された
両面粘着テープ５は接着剤層７の接着強度よりも低弱で
ある面ファスナーを主な構成としている。
め、請求項１記載の発明は、一面に係合素子たとえばフ
ック係合素子３またはループ係合素子４、あるいはまた
フック係合素子３とループ係合素子４とを混在に備えた
面ファスナーの一方の基布１または２における裏面に接
着剤層７を配備し、この接着剤層７の外面に剥離紙８を
貼着し、さらに他方の面ファスナーの基布１または２の
裏面に両面粘着テープ５を配備し、この両面粘着テープ
５の外面にシート状のシート材６を貼着し、配備された
両面粘着テープ５は接着剤層７の接着強度よりも低弱で
ある面ファスナーを主な構成としている。
【００１４】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の構成に加え、シート材６は基布１または２側に両面
粘着テープ５を配備し、この反対面に接着剤層７を配備
し、この接着剤層７の外面に剥離紙８を貼着した面ファ
スナーである。
明の構成に加え、シート材６は基布１または２側に両面
粘着テープ５を配備し、この反対面に接着剤層７を配備
し、この接着剤層７の外面に剥離紙８を貼着した面ファ
スナーである。
【００１５】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の発明の構成に加え、ループ係合素子４を備えた面
ファスナーの基布２に接着剤層７を配備し、またフック
係合素子３を備えた面ファスナーの基布１に両面粘着テ
ープ５を配備した面ファスナーである。
記載の発明の構成に加え、ループ係合素子４を備えた面
ファスナーの基布２に接着剤層７を配備し、またフック
係合素子３を備えた面ファスナーの基布１に両面粘着テ
ープ５を配備した面ファスナーである。
【００１６】請求項４記載の発明は、請求項１または２
記載の発明の構成に加え、編織成により形成される基布
１または２の一面に、編織成と同時に、フック係合素子
３またはループ係合素子４、あるいはまたフック係合素
子３とループ係合素子４とが混在する形態にフック係合
素子３、ループ係合素子４を形成した面ファスナーであ
る。
記載の発明の構成に加え、編織成により形成される基布
１または２の一面に、編織成と同時に、フック係合素子
３またはループ係合素子４、あるいはまたフック係合素
子３とループ係合素子４とが混在する形態にフック係合
素子３、ループ係合素子４を形成した面ファスナーであ
る。
【００１７】請求項５記載の発明は、請求項１、２また
は３記載の発明の構成に加え、編織成による基布１、ま
たは熱可塑性樹脂の成形手段によるシート状の基布１の
一面に熱可塑性樹脂を射出成形することによりフック係
合素子３を成形した面ファスナーである。
は３記載の発明の構成に加え、編織成による基布１、ま
たは熱可塑性樹脂の成形手段によるシート状の基布１の
一面に熱可塑性樹脂を射出成形することによりフック係
合素子３を成形した面ファスナーである。
【００１８】請求項６記載の発明は、紙おむつＡの前覆
部１０の両側に、面ファスナーの基布１または２の裏面
に配備した接着剤層７を貼着し、紙おむつＡの腰当部１
１の両側に装着した取付片１２に、面ファスナーの基布
１または２の裏面に配備した両面粘着テープ５を貼着
し、面ファスナーを係脱自在に形成して紙おむつＡを締
着する面ファスナーを用いた紙おむつを主な構成として
いる。
部１０の両側に、面ファスナーの基布１または２の裏面
に配備した接着剤層７を貼着し、紙おむつＡの腰当部１
１の両側に装着した取付片１２に、面ファスナーの基布
１または２の裏面に配備した両面粘着テープ５を貼着
し、面ファスナーを係脱自在に形成して紙おむつＡを締
着する面ファスナーを用いた紙おむつを主な構成として
いる。
【００１９】請求項７記載の発明は、請求項６記載の発
明の構成に加え、紙おむつＡの腰当部１１の両側に配設
した取付片１２に、両面粘着テープ５を配備したシート
材６の反対面に配備した接着剤層７を貼着し、面ファス
ナーを係脱自在に形成した面ファスナーを用いた紙おむ
つである。
明の構成に加え、紙おむつＡの腰当部１１の両側に配設
した取付片１２に、両面粘着テープ５を配備したシート
材６の反対面に配備した接着剤層７を貼着し、面ファス
ナーを係脱自在に形成した面ファスナーを用いた紙おむ
つである。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、この発明の面ファスナーお
よびその面ファスナーを用いた紙おむつの実施の形態に
ついて、図面を参照しながら具体的に説明する。
よびその面ファスナーを用いた紙おむつの実施の形態に
ついて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【００２１】この発明の面ファスナーについて説明する
と、最近面ファスナーを粘着テープに代えて、紙おむつ
に使用することが多くなった。その理由の一つに粘着テ
ープが乳幼児の肌に接触し、肌の弱い乳幼児はアトピー
性皮膚炎を患うことがあるからである。
と、最近面ファスナーを粘着テープに代えて、紙おむつ
に使用することが多くなった。その理由の一つに粘着テ
ープが乳幼児の肌に接触し、肌の弱い乳幼児はアトピー
性皮膚炎を患うことがあるからである。
【００２２】この発明の面ファスナーは、紙おむつに装
着する場合、面ファスナーに配備した接着剤層および両
面粘着テープが肌に接触しないように形成したものであ
り、たとえば図１に示すように面ファスナーは、一面に
フック係合素子３を植設した基布１の裏面に両面粘着テ
ープ５を配備し、この両面粘着テープ５の外面に、シー
ト状のシート材６を貼着して雄型の面ファスナーを形成
する。これに対向する雌型の面ファスナーは、一面にル
ープ係合素子４を植設した基布２の裏面に接着剤層７を
配備し、この接着剤層７の外面に剥離紙８を貼着した面
ファスナーである。
着する場合、面ファスナーに配備した接着剤層および両
面粘着テープが肌に接触しないように形成したものであ
り、たとえば図１に示すように面ファスナーは、一面に
フック係合素子３を植設した基布１の裏面に両面粘着テ
ープ５を配備し、この両面粘着テープ５の外面に、シー
ト状のシート材６を貼着して雄型の面ファスナーを形成
する。これに対向する雌型の面ファスナーは、一面にル
ープ係合素子４を植設した基布２の裏面に接着剤層７を
配備し、この接着剤層７の外面に剥離紙８を貼着した面
ファスナーである。
【００２３】また図２に示すように、面ファスナーの雄
型は、フック係合素子３を基布１の一面に植設し、この
基布１の裏面に両面粘着テープ５を配備し、この両面粘
着テープ５の外面にシート状のシート材６を貼着し、さ
らにその外面に接着剤層７を配備するとともに、その外
面へ剥離紙８を貼着する。一方、面ファスナーの雌型
は、ループ係合素子４を基布２の一面に植設し、この基
布２の裏面に接着剤層７を配備し、この接着剤層７の外
面に剥離紙８を貼着して面ファスナーを形成することも
できる。
型は、フック係合素子３を基布１の一面に植設し、この
基布１の裏面に両面粘着テープ５を配備し、この両面粘
着テープ５の外面にシート状のシート材６を貼着し、さ
らにその外面に接着剤層７を配備するとともに、その外
面へ剥離紙８を貼着する。一方、面ファスナーの雌型
は、ループ係合素子４を基布２の一面に植設し、この基
布２の裏面に接着剤層７を配備し、この接着剤層７の外
面に剥離紙８を貼着して面ファスナーを形成することも
できる。
【００２４】以上の面ファスナーは、基布１、２がポリ
アミド、ポリエステルなどの合成繊維を織成または編成
によって形成すると同時に、フック係合素子３はモノフ
イラメント、ループ係合素子４はマルチフィラメントか
ら形成されている。またシート材６は熱可塑性樹脂から
形成され、さらに両面粘着テープ５、接着剤層７はゴム
系樹脂、アクリル系樹脂などから形成し、両面粘着テー
プ５は接着剤層７よりも接着強度が低弱であるように構
成する。
アミド、ポリエステルなどの合成繊維を織成または編成
によって形成すると同時に、フック係合素子３はモノフ
イラメント、ループ係合素子４はマルチフィラメントか
ら形成されている。またシート材６は熱可塑性樹脂から
形成され、さらに両面粘着テープ５、接着剤層７はゴム
系樹脂、アクリル系樹脂などから形成し、両面粘着テー
プ５は接着剤層７よりも接着強度が低弱であるように構
成する。
【００２５】以上説明した面ファスナーを紙おむつＡに
使用する場合、図３、４に示すように紙おむつＡの前覆
部１０の外面両側に雌型の面ファスナーを接着し、紙お
むつＡの腰当部１１の両側に装着した取付片１２の内側
に雄型の面ファスナーを接着して使用する。
使用する場合、図３、４に示すように紙おむつＡの前覆
部１０の外面両側に雌型の面ファスナーを接着し、紙お
むつＡの腰当部１１の両側に装着した取付片１２の内側
に雄型の面ファスナーを接着して使用する。
【００２６】実施態様を詳述すれば、図５に示すように
紙おむつＡの前覆部１０に、雌型の面ファスナーの基布
２の裏面側の剥離紙８を剥離して接着剤層７によって接
着固定し、一方紙おむつＡの腰当部１１に装着した取付
片１２に、図１に示す雄型の面ファスナーにおける基布
１の裏面側のシート材６を剥離し、両面粘着テープ５に
よって貼着固定し、基布１、２のフック係合素子３とル
ープ係合素子４との係脱操作によって使用する。なお、
シート材６を取付片１２に代えて、直接腰当部１１に取
付け、取付片として使用することも可能である。
紙おむつＡの前覆部１０に、雌型の面ファスナーの基布
２の裏面側の剥離紙８を剥離して接着剤層７によって接
着固定し、一方紙おむつＡの腰当部１１に装着した取付
片１２に、図１に示す雄型の面ファスナーにおける基布
１の裏面側のシート材６を剥離し、両面粘着テープ５に
よって貼着固定し、基布１、２のフック係合素子３とル
ープ係合素子４との係脱操作によって使用する。なお、
シート材６を取付片１２に代えて、直接腰当部１１に取
付け、取付片として使用することも可能である。
【００２７】使用後の紙おむつＡを捨てる場合は、フッ
ク係合素子３とループ係合素子４とは係合させた状態の
まま取付片１２を外側へ引張り、両面粘着テープ５が取
付片１２に残存するようにして剥離し、紙おむつＡを折
り畳んで表面から取付片１２に貼着されている両面粘着
テープ５をもって、紙おむつＡの何れかの個所へ貼着す
ることによって、紙おむつＡをコンパクトに包装するこ
とができる。
ク係合素子３とループ係合素子４とは係合させた状態の
まま取付片１２を外側へ引張り、両面粘着テープ５が取
付片１２に残存するようにして剥離し、紙おむつＡを折
り畳んで表面から取付片１２に貼着されている両面粘着
テープ５をもって、紙おむつＡの何れかの個所へ貼着す
ることによって、紙おむつＡをコンパクトに包装するこ
とができる。
【００２８】次に図６、７に示す実施態様について説明
すると、図２に示した面ファスナーを紙おむつＡに取付
けるが、まず紙おむつＡの前覆部１０に雌型の面ファス
ナーの剥離紙８を剥離して、接着剤層７によって基布２
を接着固定する、一方、雄型の面ファスナーを腰当部１
１に設けた取付片１２に取付けるが、その際表面の剥離
紙８を剥離して接着剤層７によって接着固定する。
すると、図２に示した面ファスナーを紙おむつＡに取付
けるが、まず紙おむつＡの前覆部１０に雌型の面ファス
ナーの剥離紙８を剥離して、接着剤層７によって基布２
を接着固定する、一方、雄型の面ファスナーを腰当部１
１に設けた取付片１２に取付けるが、その際表面の剥離
紙８を剥離して接着剤層７によって接着固定する。
【００２９】そして紙おむつＡの使用後のものは、図７
に示すように取付片１２の先端を持ち上げ、両面粘着テ
ープ５がシート材６側に残存するように基布１と分離す
る。分離された取付片１２は、紙おむつＡを折り畳んだ
後、紙おむつＡの表面へ貼着して包装する。
に示すように取付片１２の先端を持ち上げ、両面粘着テ
ープ５がシート材６側に残存するように基布１と分離す
る。分離された取付片１２は、紙おむつＡを折り畳んだ
後、紙おむつＡの表面へ貼着して包装する。
【００３０】図８に示す実施態様は、一面にフック係合
素子３を植設した雄型の面ファスナーは、その基布１の
裏面に接着剤層７を配備し、剥離紙８を剥離した後、雄
型の面ファスナーを紙おむつＡの前覆部１０に接着す
る。一方ループ係合素子４を植設した雌型の面ファスナ
ーは、その基布２の裏面に両面粘着テープ５を貼着し、
その外面にシート材６を貼着し、さらにその外面に接着
剤層７と剥離紙８とを配備し、剥離紙８を剥離した後、
紙おむつＡの腰当部１１の取付片１２に接着剤層７によ
って、雌型の面ファスナーを接着して使用する。
素子３を植設した雄型の面ファスナーは、その基布１の
裏面に接着剤層７を配備し、剥離紙８を剥離した後、雄
型の面ファスナーを紙おむつＡの前覆部１０に接着す
る。一方ループ係合素子４を植設した雌型の面ファスナ
ーは、その基布２の裏面に両面粘着テープ５を貼着し、
その外面にシート材６を貼着し、さらにその外面に接着
剤層７と剥離紙８とを配備し、剥離紙８を剥離した後、
紙おむつＡの腰当部１１の取付片１２に接着剤層７によ
って、雌型の面ファスナーを接着して使用する。
【００３１】最後に図９に示す実施態様は、雌型の面フ
ァスナーは前例と同一の構成であるが、雄型の面ファス
ナーは前例とは異なり、熱可塑性樹脂を射出成形手段に
よって、基布１とフック係合素子３とを一体成形した面
ファスナーであり、この面ファスナーを用いて紙おむつ
Ａに取付けるには、前例と同様ループ係合素子４を植設
した基布２の裏面に接着剤層７を配備し、この接着剤層
７によって雌型の面ファスナーを前覆部１０に接着す
る。
ァスナーは前例と同一の構成であるが、雄型の面ファス
ナーは前例とは異なり、熱可塑性樹脂を射出成形手段に
よって、基布１とフック係合素子３とを一体成形した面
ファスナーであり、この面ファスナーを用いて紙おむつ
Ａに取付けるには、前例と同様ループ係合素子４を植設
した基布２の裏面に接着剤層７を配備し、この接着剤層
７によって雌型の面ファスナーを前覆部１０に接着す
る。
【００３２】一方、フック係合素子３と基布１とを一体
成形した雄型の面ファスナーは、その基布１の裏面に両
面粘着テープ５を貼着し、その外面にシート材６を貼着
し、さらにその外面へ接着剤層７と剥離紙８とを配備
し、この接着剤層７によって紙おむつＡの腰当部１１の
取付片１２に接着固定して使用するものである。使用後
の紙おむつＡの処理は全く前例と同様である。
成形した雄型の面ファスナーは、その基布１の裏面に両
面粘着テープ５を貼着し、その外面にシート材６を貼着
し、さらにその外面へ接着剤層７と剥離紙８とを配備
し、この接着剤層７によって紙おむつＡの腰当部１１の
取付片１２に接着固定して使用するものである。使用後
の紙おむつＡの処理は全く前例と同様である。
【００３３】なお、織成および編成手段によって面ファ
スナーを製造する場合、一対の基布１、２の表面にフッ
ク係合素子３、ループ係合素子４とが混在する形態に編
織成して面ファスナーを形成し、紙おむつＡに何れの面
ファスナーであっても接着して使用することもできる。
スナーを製造する場合、一対の基布１、２の表面にフッ
ク係合素子３、ループ係合素子４とが混在する形態に編
織成して面ファスナーを形成し、紙おむつＡに何れの面
ファスナーであっても接着して使用することもできる。
【００３４】
【発明の効果】この発明の面ファスナーおよびその面フ
ァスナーを用いた紙おむつは、上記のとおりの構成であ
り、この構成によって下記の効果を奏する。
ァスナーを用いた紙おむつは、上記のとおりの構成であ
り、この構成によって下記の効果を奏する。
【００３５】この発明のうち請求項１記載の発明は、一
面に係合素子を備えた面ファスナーの一方の基布裏面に
接着剤層を配備し、接着剤層の外面に剥離紙を貼着し、
他方の面ファスナーの基布裏面に両面粘着テープを配備
し、両面粘着テープの外面にシート材を貼着し、両面粘
着テープは接着剤層の接着強度よりも低弱であることに
よって、面ファスナーを被着物に装着し、かつ面ファス
ナーの係合素子が係合したままで、被着物を分離できる
という便利さがあり、使い捨て紙おむつに最適な面ファ
スナーであり、面ファスナーの取扱いがきわめて簡便に
行える効果がある。
面に係合素子を備えた面ファスナーの一方の基布裏面に
接着剤層を配備し、接着剤層の外面に剥離紙を貼着し、
他方の面ファスナーの基布裏面に両面粘着テープを配備
し、両面粘着テープの外面にシート材を貼着し、両面粘
着テープは接着剤層の接着強度よりも低弱であることに
よって、面ファスナーを被着物に装着し、かつ面ファス
ナーの係合素子が係合したままで、被着物を分離できる
という便利さがあり、使い捨て紙おむつに最適な面ファ
スナーであり、面ファスナーの取扱いがきわめて簡便に
行える効果がある。
【００３６】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明の効果に加え、シート材は両面粘着テープを配備した
反対面に接着剤層および剥離紙を配備したことによっ
て、紙おむつ用に適した面ファスナーであって、その取
付け取扱いがより一層簡便に行える効果がある。
明の効果に加え、シート材は両面粘着テープを配備した
反対面に接着剤層および剥離紙を配備したことによっ
て、紙おむつ用に適した面ファスナーであって、その取
付け取扱いがより一層簡便に行える効果がある。
【００３７】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の発明の効果に加え、雌型の面ファスナーの基布に
接着剤層、雄型の面ファスナーの基布に両面粘着テープ
を配備したことによって、面ファスナーの使用上、雄型
の面ファスナー側の両面粘着テープにおいて分離させる
のが好ましく、特に紙おむつの使用上からみて、強度的
にも取扱上からも最適である効果がある。
記載の発明の効果に加え、雌型の面ファスナーの基布に
接着剤層、雄型の面ファスナーの基布に両面粘着テープ
を配備したことによって、面ファスナーの使用上、雄型
の面ファスナー側の両面粘着テープにおいて分離させる
のが好ましく、特に紙おむつの使用上からみて、強度的
にも取扱上からも最適である効果がある。
【００３８】請求項４記載の発明は、請求項１または２
記載の発明の効果に加え、編織成により形成される基布
に、フック係合素子またはループ係合素子、あるいはフ
ック係合素子とループ係合素子が混在する形態に形成し
たことによって、何れの形態の面ファスナーにも適用す
ることができ、面ファスナーの係合素子が係合したま
ま、簡単に被着物を分離できる効果がある。
記載の発明の効果に加え、編織成により形成される基布
に、フック係合素子またはループ係合素子、あるいはフ
ック係合素子とループ係合素子が混在する形態に形成し
たことによって、何れの形態の面ファスナーにも適用す
ることができ、面ファスナーの係合素子が係合したま
ま、簡単に被着物を分離できる効果がある。
【００３９】請求項５記載の発明は、請求項１、２また
は３記載の発明の効果に加え、基布上に射出成形により
フック係合素子を成形したことによって、フック係合素
子を射出成形によって成形した面ファスナーであって
も、簡単に利用でき面ファスナーの係合素子が係合した
まま、簡単に被着物を分離できる効果がある。
は３記載の発明の効果に加え、基布上に射出成形により
フック係合素子を成形したことによって、フック係合素
子を射出成形によって成形した面ファスナーであって
も、簡単に利用でき面ファスナーの係合素子が係合した
まま、簡単に被着物を分離できる効果がある。
【００４０】請求項６記載の発明は、紙おむつの前覆部
に面ファスナーの基部に配備した接着剤層を貼着し、腰
当部に設けた取付片に面ファスナーの基布に配備した両
面粘着テープを貼着したことによって、面ファスナーは
係合素子が係合したまま被着物を分離できるので、紙お
むつに最適で、しかも接着剤層、両面粘着テープが直接
乳幼児の肌に接触することがないから、肌あれを防ぎ皮
膚炎を起こすことがない効果がある。
に面ファスナーの基部に配備した接着剤層を貼着し、腰
当部に設けた取付片に面ファスナーの基布に配備した両
面粘着テープを貼着したことによって、面ファスナーは
係合素子が係合したまま被着物を分離できるので、紙お
むつに最適で、しかも接着剤層、両面粘着テープが直接
乳幼児の肌に接触することがないから、肌あれを防ぎ皮
膚炎を起こすことがない効果がある。
【００４１】請求項７記載の発明は、請求項６記載の発
明の効果に加え、紙おむつの腰当部の取付片に、両面粘
着テープを配備したシート材の接着剤層を貼着したこと
によって、紙おむつの取扱いからみてきわめて便利な形
態に面ファスナーを貼着できる効果があるなど、この発
明が奏する効果はきわめて顕著である。
明の効果に加え、紙おむつの腰当部の取付片に、両面粘
着テープを配備したシート材の接着剤層を貼着したこと
によって、紙おむつの取扱いからみてきわめて便利な形
態に面ファスナーを貼着できる効果があるなど、この発
明が奏する効果はきわめて顕著である。
【図１】一実施形態に基づく面ファスナーの正面図であ
る。
る。
【図２】他の実施形態に基づく面ファスナーの正面図で
ある。
ある。
【図３】紙おむつの開放時における斜視図である。
【図４】紙おむつの緊締時における斜視図である。
【図５】図１の面ファスナーの使用態様を示す側面図で
ある。
ある。
【図６】図２の面ファスナーの使用態様を示す側面図で
ある。
ある。
【図７】同上面ファスナーの分離状態を示す側面図であ
る。
る。
【図８】他の実施形態に基づく面ファスナーの使用態様
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図９】射出タイプの面ファスナーの使用態様を示す側
面図である。
面図である。
【図１０】おむつに使用された公知の面ファスナーの断
面図である。
面図である。
【図１１】おむつに使用された他の公知の面ファスナー
の斜視図である。
の斜視図である。
１、２ 基布
３ フック係合素子
４ ループ係合素子
５ 両面粘着テープ
６ シート材
７ 接着剤層
８ 剥離紙
１０ 前覆部
１１ 腰当部
１２ 取付片
Ａ 紙おむつ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平３−139351（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−5947（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−4372（ＪＰ，Ａ)
実開 昭51−104104（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭49−64106（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭61−60711（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−17707（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭49−38405（ＪＰ，Ｕ)
実開 平６−61227（ＪＰ，Ｕ)
特表 平６−500935（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61F 13/49
A44B 18/00
Claims (7)
- 【請求項１】 一面に係合素子を備えた面ファスナーの
一方の基布１または２裏面に接着剤層７を配備し、該接
着剤層７の外面に剥離紙８を貼着し、他方の面ファスナ
ーの基布１または２裏面に両面粘着テープ５を配備し、
該両面粘着テープ５の外面にシート材６を貼着し、両面
粘着テープ５は接着剤層７の接着強度よりも低弱である
ことを特徴とする面ファスナー。 - 【請求項２】 シート材６は両面粘着テープ５を配備し
た反対面に接着剤層７を配備し、該接着剤層７の外面に
剥離紙８を貼着してなる請求項１記載の面ファスナー。 - 【請求項３】 ループ係合素子４を備えた面ファスナー
の基布２に接着剤層７を配備し、フック係合素子３を備
えた面ファスナーの基布１に両面粘着テープ５を配備し
てなる請求項１または２記載の面ファスナー。 - 【請求項４】 編織成により形成される基布１または２
の一面に、フック係合素子３またはループ係合素子４あ
るいはまたフック係合素子３とループ係合素子４とが混
在する形態にフック係合素子３、ループ係合素子４を形
成してなる請求項１または２記載の面ファスナー。 - 【請求項５】 基布１の一面に射出成形によりフック係
合素子３を成形してなる請求項１、２または３記載の面
ファスナー。 - 【請求項６】 紙おむつＡの前覆部１０の両側に、面フ
ァスナーの基布１または２裏面に配備した接着剤層７を
貼着し、腰当部１１の両側に装着した取付片１２に、面
ファスナーの基布１または２裏面に配備した両面粘着テ
ープ５を貼着してなる請求項１〜５記載の面ファスナー
を用いた紙おむつ。 - 【請求項７】 紙おむつＡの腰当部１１の取付片１２
に、両面貼着テープ５を配備したシート材６の接着剤層
７を貼着してなる請求項６記載の面ファスナーを用いた
紙おむつ。
Priority Applications (12)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25925796A JP3423545B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 面ファスナーおよびその面ファスナーを用いた紙おむつ |
| TW087206782U TW364305U (en) | 1996-09-30 | 1997-09-25 | Surface fastener and paper diaper using the surface fastener |
| CA002217087A CA2217087C (en) | 1996-09-30 | 1997-09-26 | Surface fastener and paper diaper using the surface fastener |
| IDP973302A ID18371A (id) | 1996-09-30 | 1997-09-26 | Alat pengancing permukaan dan popok kertas yang mempergunakan alat pengancing permukaan |
| KR1019970049639A KR100243726B1 (ko) | 1996-09-30 | 1997-09-29 | 면 파스너 및 이를 이용한 종이 기저귀 |
| CNB971192529A CN1143636C (zh) | 1996-09-30 | 1997-09-30 | 表面搭扣件和使用表面搭扣件的纸尿布 |
| AT97307716T ATE218822T1 (de) | 1996-09-30 | 1997-09-30 | Flächenhaftverschluss und windel mit diesem haftverschluss |
| ES97307716T ES2175280T3 (es) | 1996-09-30 | 1997-09-30 | Dispositivo de fijacion superficial y pañal que usa el dispositivo de fijacion superficial. |
| EP97307716A EP0832573B1 (en) | 1996-09-30 | 1997-09-30 | Surface fastener and paper diaper using the surface fastener |
| DE69713235T DE69713235T2 (de) | 1996-09-30 | 1997-09-30 | Flächenhaftverschluss und Windel mit diesem Haftverschluss |
| BR9702969A BR9702969A (pt) | 1996-09-30 | 1997-09-30 | Fecho de superfície e fralda de papel utilizando tal fecho de superfície |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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|---|---|
| JPH1099374A JPH1099374A (ja) | 1998-04-21 |
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Family
ID=17331599
Family Applications (1)
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| JP25925796A Expired - Fee Related JP3423545B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 面ファスナーおよびその面ファスナーを用いた紙おむつ |
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|---|---|
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| WO2013095227A1 (en) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | Sca Hygiene Products Ab | Absorbent article with fasteners |
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| CN106479390A (zh) * | 2015-08-28 | 2017-03-08 | 陈林 | 魔术贴保护套及其制备方法 |
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- 1996-09-30 JP JP25925796A patent/JP3423545B2/ja not_active Expired - Fee Related
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