JP3423134B2 - 紙葉類識別方法 - Google Patents

紙葉類識別方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣や有価証券等の
紙葉類の識別方法に係り、特に紙葉類の真偽の判定を行
う識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の紙葉類識別方法としては、
特開平5−143829号公報のように被判別紙幣の印
刷パターンを読み取るセンサ部と、該センサ部より得た
紙幣の印刷パターンデータを含む被判別データが格納さ
れるデータ格納メモリとを備える紙幣判別装置におい
て、前記被判別データより前記紙幣の印刷パターンデー
タを検索し、取り出す印刷パターンデータ選定手段と、
前記印刷パターンデータ選定手段によって選定された印
刷パターンデータから、該紙幣の長手方向の印刷パター
ンデータを算出し、該算出データに対して予め設定した
金種方向毎の標準データと比較照合を行う紙幣判定手段
とを備えた紙幣判別装置がある。
【0003】また、特公平7−89386号公報のよう
に、紙葉類上の所望箇所をセンサで検出して得られる検
出パターンを基準パターンと比較することにより該紙葉
類の真偽を判定する紙葉類の真偽判別装置であって、紙
葉類上の上記所望箇所の所定区分毎に上記検出パターン
が上記基準パターンに含まれるか否かを判定し、その判
定結果に基づいて上記区分毎に所定の評価点を与えると
ともに、上記所望箇所全域にわたる前記評価点について
所定の演算を行って、上記検出パターン基準パターンと
の一致の度合であるマッチング率を求め、該マッチング
率が所定値以上であるときの上記紙葉類を真と判定する
紙葉類の真偽判定装置において、前記基準パターンは、
多数の真紙葉類のパターンの分布度別に分けられた複数
の基本パターンからなり、前記評価点は前記検出パター
ンがいずれの基本パターンの領域に含まれるかによって
異なる紙葉類の真偽判別装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来技術
の内、前者においては、被識別紙幣の先頭データ付近に
汚れ等があると正確に入力時のずれの修正が行えないと
いう問題点があった。
【0005】また、後者においては、センサによって得
られた所望箇所のデータを逐一基準パターンと比較しな
ければならず、演算量が膨大となって識別時間が長くな
るという問題点があった。
【0006】本発明は斯かる従来技術の問題点に鑑み、
少ない演算量で正確に紙葉類の入力時のずれ幅を算出
し、高速での識別精度を向上することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は上記従来技術の問
題点に鑑み成されたものであり、紙葉類の所望領域をセ
ンサで検出して得られる検出波形を基準波形と比較する
ことによって該紙葉類の真偽を判定する紙葉類識別方法
において、検出波形の基準波形に対するずれ幅を当該ず
れが起こりうる最小ずれ幅と最大ずれ幅の間で可変させ
て検出波形をずらせた代表波形を複数個作成し、該代表
波形の予め定められた複数箇所における代表波形と基準
波形との差分値を算出し、得られた差分値の累計値が最
小となる代表波形のずれ幅を、検出される紙葉類のセン
サ検出におけるずれ幅とすると共に、前記複数箇所の選
定は、汚れや破れのない紙葉類から基本代表波形を作成
し、この基本代表波形をずらせたずらし代表波形を複数
個作成し、両波形の各位置の差分値の絶対値を算出し、
各位置に対する差分値の絶対値の最小値を求め、該最小
値の大きいものから順に複数箇所選定することを特徴と
するものである。
【0008】そして、前記代表波形と基準波形との差分
の累計値は、各差分の絶対値和、または各差分の二乗和
によるのが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の紙葉類識別方法の紙
幣に適用した一実施形態について図面に基づき、詳細に
説明する。
【0010】図1は紙幣識別方法の全体としての真偽識
別アルゴリズムを示すフローチャートである。同図にお
いて、磁気や光学センサから入力された被識別紙幣の入
力データから入力時のずれ幅を算出(ステップS1)し
て、入力データを算出されたずれ幅でもって修正する
(ステップS2)。
【0011】次に修正された入力データと予め真券のセ
ンサによる入力から得ておいた基準波形との差分を取
り、入力データの汚れ、歪み成分を抽出する(ステップ
S3)。
【0012】一方、予め真券から得ておいた汚れ成分の
複数のデータを用いて重回帰モデル、自己回帰モデルあ
るいはニューラルネットワーク等の手法により現在の入
力データの汚れ成分を予測する(ステップS4)。
【0013】そして最後にこのようにして算出された入
力データの汚れ、歪み成分と予測データとの差分を取
り、その差分が所定値以内に納まっているものを真券、
所定値を超えているものを偽券と判定する(ステップS
5)。
【0014】尚、図1の右半分に示す波形図は、各ステ
ップにおいて得られる波形図を示している。ステップS
2において、ずれ幅の修正を行わなかった場合、図2の
左半分で示すように、紙幣が正確に搬送された場合には
ずれも殆どなく、基準波形との差分算出による汚れ、歪
み成分の抽出が精度良く行われ、以降の各ステップに与
える影響は殆どない。
【0015】これに対して、図2の右半分で示すよう
に、搬送ずれが発生した場合には、そのずれ幅に応じて
基準波形との差分算出に誤差が生じ、被識別紙幣の汚
れ、歪み成分の抽出が正確に行えず、汚れ成分の予測が
不可能となってしまう。
【0016】次に搬送ずれ算出方法を図3のフローチャ
ートに基づいて説明する。ステップS11でずれ幅K
(演算用)をセットする。このずれ幅Kは搬送ずれが起
こり得る最小のずれ幅値から最大のずれ幅値までの間の
値であり、最小値から始める。
【0017】ステップS12で搬送されてきた紙幣の入
力信号をセットしたKだけずらしたデータを作成する。
ステップS13で前記ステップS12で作成されたKだ
けずらしたデータの内、対象とする複数箇所のデータを
抽出する。
【0018】ステップS14で抽出されたデータと前記
基準波形の対応するデータとの差分の絶対値累計を算出
する。ステップS15で得られた累計値が最小であれ
ば、その時のKの値を算出されたずれ幅として一時的に
記録する。
【0019】以上の操作をKの最小値から最大値まで繰
り返す。このようにすることにより、Kの値が最小値か
ら最大値の間で変化するたびに基準波形との差分の累計
値が得られ、最小の累計値となるKの値がその都度更新
されていく。
【0020】そして、最終的に残ったKの値を目的とす
る搬送ずれ幅とすることにより、正確に搬送ずれ幅が求
められる。尚、一層の正確さが要求される場合には、前
記ステップS14にて差分の絶対値累計を算出する代わ
りに、差分の二乗累計を算出し(ステップS141)、
この値が最小のものを目的とするずれ幅として確定すれ
ばよい。さらに低い精度でも良い場合には、差分の累計
を算出することなく、差分の絶対値が最小のものを目的
とするずれ幅として確定することも可能である。
【0021】前記ステップS13の複数箇所のデータの
抽出は、図4に示すような方法によってなされる。即
ち、ステップS131で汚れや破れのない紙幣(完封
券)から基本代表波形を作成する。
【0022】ステップS132で先の搬送ずれ幅算出の
時と同じように、ずれ幅Kをセットしてずらした基本代
表波形を作成する。ステップS133でこのずらした基
本代表波形と元の基本代表波形との各位置に対する差分
値(絶対値)を記録する。
【0023】そして以上の操作をKの値を最小値から最
大値まで変化させて、逐次差分値を記録していき、ステ
ップS134で各位置における差分値の最小値を算出す
る。最後にステップS135で得られた差分値の最小値
が大きいものから順に複数個選択してこのポイントをデ
ータを抽出すべき複数箇所とする。
【0024】尚図4の右半分に途中の波形の概念図を、
左半分に複数箇所の選定のステップの概念図を示す。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の説明のように入力された
紙葉類の識別を行うに際し、搬送ずれ幅の検出を、入力
データのうちの複数箇所のデータのみを用いて基準デー
タと比較することにより、正確に行うことにより、少な
い時間で精度の良い搬送ずれ幅の算出が可能になり、全
体としての紙葉類識別速度を精度を落とすことなく行え
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙葉類識別の全体アルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図2】搬送ずれが与える紙葉類識別に与える影響を説
明する概念図である。
【図3】搬送ずれ幅算出方法を説明するフローチャート
である。
【図4】入力データから複数箇所のデータを選択する方
法を説明するフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 7/00 - 7/20 G06F 17/60 - 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類の所望領域をセンサで検出して得
    られる検出波形を基準波形と比較することによって該紙
    葉類の真偽を判定する紙葉類識別方法において、 検出波形の基準波形に対するずれ幅を当該ずれが起こり
    うる最小ずれ幅と最大ずれ幅の間で可変させて検出波形
    をずらせた代表波形を複数個作成し、該代表波形の予め
    定められた複数箇所における代表波形と基準波形との差
    分値を算出し、得られた差分値の累計値が最小となる代
    表波形のずれ幅を検出される紙葉類のセンサ検出にお
    けるずれ幅とすると共に、 前記複数箇所の選定は、汚れや破れのない紙葉類から基
    本代表波形を作成し、この基本代表波形をずらせたずら
    し代表波形を複数個作成し、両波形の各位置の差分値の
    絶対値を算出し、各位置に対する差分値の絶対値の最小
    値を求め、該最小値の大きいものから順に複数箇所選定
    することを特徴とする 紙葉類識別方法。
  2. 【請求項2】 前記代表波形と基準波形との差分の累計
    値は、各差分の絶対値和、または各差分の二乗和による
    上記請求項1記載の紙葉類識別方法。
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