JP3423059B2 - ストラットマウント - Google Patents
ストラットマウントInfo
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- Japan
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- inner member
- elastic body
- piston rod
- strut mount
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
ける緩衝器のピストンロッドの端部に連結される内側部
材と、この内側部材の外周を囲繞するよう上記内側部材
の外側に配設されかつ車体側に取付けられる外側部材
と、上記内側部材の周縁部に取着されることによってこ
の内側部材と外側部材との間に配設される弾性体と、こ
の弾性体が上記ピストンロッドの軸方向に所定量変形し
たとき当接可能に配設されたストッパとを備えたストラ
ットマウントに関する。
衝器のピストンロッド200の端部がストラットマウン
ト100を介して車体300(図1参照)に取付けら
れ、緩衝器の外周にはコイルスプリング400(図1参
照)が配置されている。ストラットマウント100は、
緩衝器のピストンロッド200の端部に連結される筒状
の内側部材101と、この内側部材101の外側に配設
され車体300に取付けられる外側部材102と、これ
ら内側部材101と外側部材102との間に配設される
弾性体103と、この弾性体103の軸方向の変形を阻
止するようにその軸方向の両端部側に設けられたストッ
パ104とを備えている。内側部材101はピストンロ
ッド200の取付金具となっているとともに、外側部材
102は弾性体103を内部に収容保持する円環状の金
属製ハウジングになっている。また、内側部材101
は、円筒105と座板106とを一体的に結合してな
り、円筒105内にピストンロッド200の先端部が挿
通せしめられ、ナット107にて締め付けられることに
よりストラットマウント100を緩衝器に連結してい
る。外側部材102は、2つのハット状部材108,1
09を対向させて両者を固定せしめたものであり、各ハ
ット状部材108,109は、断面円形の筒状部108
A,109Aと、この筒状部108A,109Aの一端
において半径方向内方に延びるストッパ104となる円
環状の内方フランジ部108B,109Bと、筒状部1
08A,109Aの他端において半径方向外方に延びる
車体300への固定のための外方フランジ部108C,
109Cとからなっている。この外方フランジ108
C,109Cには両者間を挿通する数個のボルト110
が植設され、このボルト110により車体300へスト
ラットマウント100を取付ける。弾性体103は通常
のゴム加硫成形法によって内側部材101の外側に加硫
接着される。ハット状部材108,109の間に弾性体
103は挟まれている。
板な金属板であり、図6における横の面が板厚分しかな
いので、左右方向(径方向)におけるバネを硬くするこ
とが困難であった。そこで、図7及び図8に示すように
座板106の外周縁をプレスして折り曲げ、横の面の高
さを高くして左右方向のバネを硬くするようにしたもの
が開発された。しかしながら、プレスにて金属板を折曲
加工した図7及び図8に示すものは、安価に製作できる
が、上下方向(軸方向)の大荷重を受けた場合、荷重を
受ける面が片側は板厚分の面積しか確保できず、面圧が
上がってしまい、耐久性に劣る。また、折り曲げられた
座板16の端部の角部に応力が集中し、耐久性が悪くな
る。
の大荷重を受けても十分な耐久性を確保するために、図
9に示すような肉厚が厚い座板106を鍛造で製作した
ものが開発されるに至った。
では、肉厚も厚くしなければならず、鍛造のためプレス
による折曲加工よりもコストアップになり、重量も増大
してしまうという不都合があった。
のバネを硬くし、上下方向(軸方向)の大荷重に対して
も十分な耐久性を有し、安価で軽い内側部材を使用した
ストラットマウントを提供することを目的とする。
め、この発明は、車両用懸架装置における緩衝器のピス
トンロッドの端部に連結される内側部材と、この内側部
材の外周を囲繞するよう上記内側部材の外側に配設され
かつ車体側に取付けられる外側部材と、上記内側部材の
周縁部に取着されることによってこの内側部材と外側部
材との間に配設される弾性体と、この弾性体が上記ピス
トンロッドの軸方向に所定量変形したとき当接可能に配
設されたストッパとを備えたストラットマウントであっ
て、上記上記内側部材はその周縁部をプレスして偏平な
円筒形状に折曲形成され、折曲形成された内側部材の板
面部分は軸方向および径方向において対向配設され、内
側部材の底面にピストンロッドの端部が挿入される孔が
形成され、内側部材の折曲部分は曲面に形成されたもの
である。
縁部が折曲形成され、しかも軸方向および径方向に関し
内側部材の板面部分が対向配設されるので、軸方向の大
荷重に対しても十分な耐久性を有し、径方向のバネも硬
くでき、しかも安価で軽いものとなる。
照にして説明する。
緩衝器のピストンロッド200の端部に連結される内側
部材1と、この内側部材1の外側に配設され車体300
に取付けられる外側部材2と、これら内側部材1と外側
部材2との間に配設される弾性体3と、この弾性体3の
軸方向の変形を阻止するようにその軸方向の両端部側に
設けられたストッパ4とを備えている。内側部材1の周
縁部1Aは、軸方向および径方向に関し内側部材1の板
面部分1Bが対向配設されるよう折曲形成されている。
このように周縁部1Aが折曲形成された内側部材1は全
体が偏平な円筒形状に形成してあり、底面にはピストン
ロッド200の端部が挿入される孔1Cが形成してあ
り、ナット5で内側部材1にピストンロッド200を固
定する。弾性体3の外周面には外筒6が加硫接着されて
いる。外側部材2は2つのハット状部材7,8を対向さ
せて両者を固定せしめたものであり、各ハット状部材
7,8は、断面円形の筒状部7A,8Aと、この筒状部
7A,8Aの一端において半径方向内方に延びるストッ
パ4となる円環状の内方向フランジ部7B,8Bと、筒
状部7A,8Aの他端において半径方向外方に延びる車
体300への固定のための外方フランジ部7C,8Cと
から成っている。弾性体3は通常のゴム加硫成形法によ
って内側部材1と外筒6との間に加硫接着される。外筒
6は筒状部7Aの内側に圧入される。なお、外筒6はな
くてもよく、この場合は弾性体3が筒状部7Aの内側に
圧接する。
Aが軸方向および径方向に関し内側部材1の板面部分1
Bが対向配設されるよう折曲形成されたものであり、全
体の形状が偏平な円筒形状に形成してあり、底部分が内
側に窪んだ形状となっている。また、底部分にはピスト
ンロッド200をナット5で取付けるための孔1Cが形
成してある。
窪んでおらず、全体が偏平な中空円筒形状をなしたもの
であり、図4に示す内側部材1は、折曲部分を曲面に形
成したものである。折曲部分を曲面に形成することによ
り、角部への応力集中を減少し、耐久性をさらに向上さ
せることができる。
れも板厚を従来のように厚くする必要はなく、周縁部1
Aを板面部分1Bが対向配設されるように折曲形成する
ことにより、軸方向ならびに径方向の強度が向上し、し
かも軽量化を図ることができる。折曲形成は通常のプレ
ス工法により容易に行える。内側部材1の板面部分1B
は、図面にも明示されるように2枚の板を重ね合わせた
りしたものではなく、単一のものであり、しかもこの板
面部分1Bの板厚を厚くする必要もなく、そのため軽量
化が可能なものである。また、プレス工法で折曲形成す
る前の形状は、円筒形状であり、その周縁部1Aの上下
を折り曲げて軸方向において対向する板面部分1Bを形
成する。
両端部にそれぞれ連続的な複数の凸形状部10を形成し
てある。この凸形状部10は弾性体3の両端面の円周上
に複数連続して形成してあり、図5において各端面にそ
れぞれ4つの凸形状部10を形成してある。また、各凸
形状部10は頂点の両側になだらかな傾斜面11を有
し、これら傾斜面11は円周上において連続している。
即ち、互いの傾斜面11はその下端部でつながってい
る。また最外側には外筒6に加硫接着する凸状部12が
形成されている。
ば、内側部材の周縁部は軸方向および径方向に関し内側
部材の板面部分が対向配設されるよう折曲形成されてい
るので、径方向の高さも十分なものとなり、軸方向から
の大荷重に対しても十分な耐久性を有するものとなる。
さらに、通常の金属板をプレス工法などにより折曲加工
するだけであるため製作も容易となり、しかも構造上板
厚自体を厚くしなくてもすむため軽量化も図れるもので
ある。また、折曲部を曲面とすることにより、より一層
の耐久性の向上を図り得る。
図。
図。
断面図。
断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両用懸架装置における緩衝器のピスト
ンロッド(200)の端部に連結される内側部材(1)と、この
内側部材(1)の外周を囲繞するよう上記内側部材(1)の外
側に配設されかつ車体(300)側に取付けられる外側部材
(2)と、上記内側部材(1)の周縁部(1A)に取着されること
によってこの内側部材(1)と外側部材(2)との間に配設さ
れる弾性体(3)と、この弾性体(3)が上記ピストンロッド
(200)の軸方向に所定量変形したとき当接可能に配設さ
れたストッパ(4)とを備えたストラットマウントであっ
て、 上記内側部材(1)はその周縁部(1A)をプレスして偏平な
円筒形状に折曲形成され、 折曲形成された内側部材(1)の板面部分(1B)は軸方向お
よび径方向において対向配設され、 内側部材(1)の底面にピストンロッド(200)の端部が挿入
される孔(1C)が形成され、 内側部材(1)の折曲部分は曲面に形成されたことを特徴
とするストラットマウント。 - 【請求項2】 上記弾性体(3)は、軸方向の両端部にそ
れぞれ連続的な複数の凸形状部(10)を形成し、この凸形
状部(10)は弾性体(3)の両端面の円周上に複数連続して
形成してあり、各凸形状部(10)の頂点の両側に傾斜面(1
1)を有していることを特徴とする請求項1に記載のスト
ラットマウント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4784194A JP3423059B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | ストラットマウント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4784194A JP3423059B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | ストラットマウント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07233845A JPH07233845A (ja) | 1995-09-05 |
JP3423059B2 true JP3423059B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=12786600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4784194A Expired - Lifetime JP3423059B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | ストラットマウント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3423059B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5761513B2 (ja) * | 2011-10-13 | 2015-08-12 | 三菱自動車工業株式会社 | ストラットマウント構造 |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP4784194A patent/JP3423059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07233845A (ja) | 1995-09-05 |
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